JPH0735026Y2 - 支柱立設装置 - Google Patents

支柱立設装置

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JPH0735026Y2
JPH0735026Y2 JP3449391U JP3449391U JPH0735026Y2 JP H0735026 Y2 JPH0735026 Y2 JP H0735026Y2 JP 3449391 U JP3449391 U JP 3449391U JP 3449391 U JP3449391 U JP 3449391U JP H0735026 Y2 JPH0735026 Y2 JP H0735026Y2
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JP3449391U
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JPH04129273U (ja
Inventor
加 雅 敏 苗
Original Assignee
三協アルミニウム工業株式会社
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  • Fencing (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、カーポートや柱建て
式バルコニー、あるいはフェンスなどの現場施工に際し
て、支柱を立設するのに利用される支柱立設装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築現場施工において、支柱を立
設するに際しては、小型クレーンやクレーン付きトラッ
ク等を使用するか、あるいは多くの人手をかけて人力に
よって行っていた。
【0003】図7(a)および(b)は、人力によって
支柱を立設する手順を説明するものであって、図に示す
支柱101は、上端に片持梁102を備えている。
【0004】このような支柱101を立設するには、ま
ず、図7(a)に示すように、支柱101の下端を基礎
穴110に落し込み、一方の作業者が前記支柱101を
鉛直状態となるように支えている間に、他方の作業者が
材木で組み上げたつっかい103を前記梁材102の先
端部分にあてがう。そして、図7(b)に示すように、
別のつっかい104を支柱101に縛り付け、この状態
で基礎穴110にモルタルを流し込んで前記支柱101
を固定するようにしていた。。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、先に述
べたクレーン等の大型機器を使用する場合には、建築現
場間での順番待ちや搬送、さらには運転資格など取扱い
上の不都合が多い。また、近年、特に市街化地域におい
ては、建築現場の敷地面積が狭隘化する傾向が著しく、
上記のような大型機器を使用し得る建築現場が年々少な
くなって、いきおい人手に頼らざるを得ない場合が多く
なってきている。
【0006】一方、前述のように、つっかい103,1
04を用いて、人力で支柱101を立設する場合には、
部材の取扱いや支柱101を立てる時の位置決め等の作
業が難しいと共に、特に前記のような片持梁102を備
えた支柱101においては、コンクリートあるいはモル
タルが乾燥するまでの間の安定性が必ずしも充分ではな
く、まして、複数の支柱を所定の間隔で立設するような
場合には、各支柱間の調整が非常に難しく煩雑となるこ
とから、大勢の熟練作業者や多くの施工時間を必要とす
るという問題点を有しており、このような問題点を解決
することが、建築現場施工における課題のひとつとなっ
ていた。
【0007】
【考案の目的】この考案は、上記のような従来の課題に
着目してなされたものであって、持ち運びや組立てが容
易で一人で行うことができると共に、支柱の立設を特別
な熟練を要することなく一人でも容易に行うことが可能
な支柱立設装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案に係わる支柱立
設装置は、支柱,梁材などの構造部材を支持する支持部
を一端側に備えると共に他端側同士を連結具を介して着
脱自在に連結した複数の支持部材と、該支持部材と前記
構造部材に所定の間隔を置いて隣接する構造部材を支持
する他の支持部材との間を着脱自在に連結する連結部材
を具備してなり、さらに前記支持部材の少なくとも一部
および連結部材には長さ調整部を設けた構成としたもの
であって、支柱立設装置における上記構成を前述した従
来の課題を解決するための手段としたことを特徴として
いる。
【0009】
【考案の作用】この考案に係わる支柱立設装置において
は、前記構成としたことにより、一端に支柱や梁材など
の構造部材を支持する支持部を設けた複数の支持部材の
他端同士が連結具によって連結されると共に、同様の構
造を有し前記構造部材に所定の間隔を置いて隣接する他
の構造部材を支持するもう一組の支持部材との間が連結
部材によって連結されているので、支柱や梁材などの構
造部材が敷地内の所定の位置に、倒れたり、傾いたりす
ることなく確実に支持されることになる。
【0010】このとき、前記連結具や連結部材は、支持
部材に対して着脱自在となっており、しかも前記連結部
材や、支持部材のしかるべき箇所には長さ調整部が設け
てあるので、装置の持ち運びや移動,組立て・分解が一
人でも容易であると共に、敷地面積や構造部材のタイプ
やサイズへの対応、さらには構造部材の位置決めが支持
部材や連結部材の長さ調整によって容易になされるの
で、特別な技術や訓練を必要とせず、このような支柱や
梁材の現場施工に大勢の熟練作業者を集める必要がなく
なる。
【0011】
【実施例】以下、この考案を図面に基づいてさらに具体
的に説明する。
【0012】図1ないし図6は、この考案に係わる支柱
立設装置の一実施例を示し、図1は、その全体を示す斜
視図であって、この実施例では片持梁を備えた3本の支
柱を立設する場合を例示している。。
【0013】図1において、支柱立設装置1は、3本の
支柱11をその一端側に備えた支持部2aによってそれ
ぞれ支持する3本の支持部材2と、同じく一端側に備え
た支持部3aによって前記支柱11を筋かい状にそれぞ
れ支持する斜め支持部材3と、同じく一端側に備えた支
持部4aによって前記支柱11に連なる梁材12を支持
する垂直支持部材4と、前記水平支持部材2,斜め支持
部材3,垂直支持部材4の他端側同士をそれぞれ連結す
る3個の連結具5と、隣接する垂直支持部材4,4の間
をその下端側で連結する第1の連結部材6,6と、前記
垂直支持部材4,4の間をその中間部で連結する第2の
連結部材7,7と、隣接する斜め支持部材3,3の間を
連結する第3の連結部材8,8とから構成されている。
【0014】前記各支持部材2,3,4、および連結部
材6,7,8は、径の異なる2種類のパイプからなる2
重構造となっており、大径パイプ中に挿入した小径パイ
プをスライドさせることによってその長さを調節する長
さ調整部2b,3b,4b、および6a,7a,8aを
それぞれ備えている。
【0015】これら長さ調整部2b,3b,4b,6
a,7a,8aは、図2に拡大して示すように、大径パ
イプp1内に挿入した小径パイプp2が前記大径パイプ
p1内を自由に摺動するようになっており、大径パイプ
p1に溶接したナットnに螺着したボルトbを当該ボル
トbに摺動可能に嵌装した杆rを廻すことにより締めつ
け、大径パイプp1にたいして小径パイプp2を任意の
位置で固定することによって、前記支持部材2,3,4
および連結部材6,7,8の長さを調節するようになっ
ている。
【0016】前記支持部2a,3a,4aは、図3に拡
大して示すように、支持部材2,3,4の先端にそれぞ
れ固定したおねじmをパイプp3の内面に設けためねじ
fにねじ込むと共に、前記パイプp3の図中上端にL字
形断面を有する支持台sを回動自在に設置したものであ
って、パイプp3を回転させることによって、該パイプ
p3に設けためねじfの範囲内で位置調整が可能な構造
となっている。 なお、当該支持台sには、支柱11あ
るいは梁材12を図示しないバンドなどによって固定す
るようになっている。
【0017】連結具5は、図4に拡大して示すように、
この実施例では、第1の連結部材6もしくは後述する安
定板10の連結パイプ10aを挿入し得る内径を有する
第1のパイプ5aに、各支持部材2,3,4の他端を受
入れる第2,第3,第4のパイプ5b,5c,5dをそ
れぞれ放射状に溶接した構造を有するもので、第1のパ
イプ5aの両端部には、前述の長さ調整部と同様にナッ
ト5eが溶接してあり、杆5fを廻してボルト5gをね
じ込むことによってパイプ5aに挿入した連結部材6も
しくは前記連結パイプ10aを固定するようになってい
る。 また、前記第2,第3,第4のパイプ5b,5
c,5dの端部寄りにはそれぞれ係合孔hが設けてあ
り、図5(a)に示すように各支持部材2,3,4の他
端側に設けられ、弾性片eにより突出付勢された鋼球k
を受入れることによって当該連結具5と各支持部材2,
3,4との接続を確実なものとしている。
【0018】なお、このような接続構造は、図5(b)
に示すように、鋼球kの替りに半球状突起tを設けるよ
うにしてもよい。
【0019】垂直支持部材4の中間部には、図6にも拡
大して示すように、第2の連結部材7の外径にほぼ等し
い内径を有するパイプ4c,4cが溶接してあり、当該
パイプ4c,4cにL字状に曲げた前記連結部材7の端
部7bを挿し込むことによって、垂直支持部材4と第2
の連結部材7とを接続するようになっている。
【0020】また、斜め支持部材3にも同様にパイプ3
c,3cが溶接されており、同様の構造によって該支持
部材3と第3の連結部材8とが接続されるようになって
いる。
【0021】さらに、この実施例においては、当該支柱
立設装置1の両端側に位置する連結具5の外側に連結パ
イプ10aを介して安定板10が取付けられており、当
該支柱立設装置1の特に組立て途中における安定性の向
上を図っている。
【0022】このような構造を有する支柱立設装置1を
用いた支柱立設施工手順について説明すると、まず、長
さ調整部6a,6aを調節することによって、第1の連
結部材6,6を所定の柱間隔に調整し、3個の連結具5
に接続すると共に、両端の連結具5,5の外側には安定
板10,10を取付け、各連結具5の向きを正しく調整
する。
【0023】次に、同様にして長さを調整した3本の水
平支持部材2および斜め支持部材3を前記連結具5にそ
れぞれ接続し、あらかじめ支柱11の立設位置に設けて
おいた3つの基礎穴20に対して所定の位置に配置した
後、3本の支柱11の下端を前記基礎穴20に落し込
み、図示しないバンドによって各支柱11を水平および
斜め支持部材2,3の支持部2a,3aにそれぞれ固定
すると共に、該支柱11の鉛直度を前記支持部2a,3
aのパイプp3を回転させることによって微調整する。
【0024】次いで、同じく長さ調整部4aで長さを調
節した3本の垂直支持部材4を前記連結具5のパイプ5
dに挿し込んで接続し、該垂直支持部材4を立てた後、
梁材12を載せ、前記支柱11とそれぞれ仮接合(梁材
12は、図1中に1本のみ示してある)した後、支持部
4aのパイプp3を回転させることによって高さ調整し
て梁材12の取付け位置を修正したうえで、当該梁材1
2を支柱11に本接合する。
【0025】そして、それぞれ長さ調整した第2の連結
部材7,7、および第3の連結部材8,8の両端をを垂
直支持部材4,4のパイプ4c,4c、および斜め支持
部材3,3のパイプ3c,3cに挿し込むことによって
各支持部材間を連結し、装置全体を安定化させた後、各
基礎穴20にコンクリートを打ち、コンクリートが固ま
ることによって支柱の立設施工を完了することになる
が、この間、支柱11および梁材12は当該支柱立設装
置1によって所定の位置に確実に支持される結果、寸法
精度の高い施工が可能となる。
【0026】なお、上記実施例においては、片持梁を備
えた3本の支柱を立設する場合を例に挙げて説明した
が、この考案に係わる支柱立設装置が他の形状の支柱に
も適用できるばかりでなく、支持部材や連結部材,連結
具を増減することによっていかなる本数の支柱の立設施
工にも適用することが可能であることは自明である。
【0027】さらに、上記実施例では、すべての支持部
材と連結部材に長さ調整部を備えたものを示したが、長
さ調整部をすべての支持部材に設けることは必ずしも必
要でなく、例えば、前記実施例における水平支持部材2
あるいは斜め支持部材3の長さ調整を支持部2aあるい
は3aでのみ行うようにして、長さ調整部2b,3bを
省略したとしてもこの考案の趣旨から逸脱するものでは
ない。 また、上記実施例で示した長さ調整部,支持
部,連結具などの構造は一例に過ぎなく、これら構造の
みに限定されるものではない。
【0028】
【考案の効果】以上説明したように、この考案に係わる
支柱立設装置は、一端に支柱や梁材などの構造部材を支
持する支持部を設けた複数の支持部材の他端同士が連結
具によって連結されると共に、同様の構造を有し前記構
造部材に所定の間隔を置いて隣接する他の構造部材を支
持するもう一組の支持部材との間が連結部材によって連
結されているので、コンクリートあるいはモルタルが固
まるまでの間、支柱や梁材などの構造部材を敷地内の所
定の位置に、倒れたり、傾いたりすることなく確実に支
持することができ、支柱立設施工の寸法精度を格段に向
上させることが可能となる。
【0029】さらに、前記連結具や連結部材は、支持部
材に対して着脱自在となっており、しかも前記連結部
材、および支持部材のしかるべき箇所には長さ調整部が
設けてあるので、装置の持ち運びや移動,組立て・分解
が一人でも容易であると共に、敷地面積や構造部材のタ
イプやサイズへの対応、さらには構造部材の位置決めが
前記支持部材や連結部材の長さ調整によって容易になさ
れるので、特別な技術や訓練を必要とせず、このような
支柱や梁材の現場施工に大勢の熟練作業者を集める必要
がなくなるという非常に優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わる支柱立設装置の全体を説明す
る斜視図である。
【図2】図1に示した支柱立設装置における長さ調整部
の構造を示す拡大断面図である。
【図3】図1に示した支柱立設装置における支持部の構
造を示す拡大断面図である。
【図4】図1に示した支柱立設装置における連結具の構
造を示す斜視図である。
【図5】(a) 図1に示した支柱立設装置における連
結具と支持部材との間の接続構造を示す拡大断面図であ
る。(b) 図1に示した支柱立設装置における連結具
と支持部材との間の他の接続構造を例示する拡大断面図
である。
【図6】図1に示した支柱立設装置における支持部材と
連結部材との間の接続構造を示す斜視図である。
【図7】従来における支柱の立設要領を示すそれぞれ斜
視図である。
【符号の説明】
1 支柱立設装置 2,3,4 支持部材 2a,3a,4a 支持部 2b,3b,4b 長さ調節部 5 連結具 6,7,8 連結部材 6a,7a,8a 長さ調節部 11 支柱 12 梁材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱,梁材などの構造部材を支持する支
    持部を一端側に備えると共に他端側同士を連結具を介し
    て着脱自在に連結した複数の支持部材と、該支持部材と
    前記構造部材に所定の間隔を置いて隣接する構造部材を
    支持する他の支持部材との間を着脱自在に連結する連結
    部材を具備してなり、さらに前記支持部材の少なくとも
    一部および連結部材には長さ調整部を設けたことを特徴
    とする支柱立設装置。
JP3449391U 1991-05-16 1991-05-16 支柱立設装置 Expired - Lifetime JPH0735026Y2 (ja)

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JPH04129273U JPH04129273U (ja) 1992-11-25
JPH0735026Y2 true JPH0735026Y2 (ja) 1995-08-09

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