JP2659282B2 - 製版装置 - Google Patents

製版装置

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JP2659282B2
JP2659282B2 JP1340391A JP1340391A JP2659282B2 JP 2659282 B2 JP2659282 B2 JP 2659282B2 JP 1340391 A JP1340391 A JP 1340391A JP 1340391 A JP1340391 A JP 1340391A JP 2659282 B2 JP2659282 B2 JP 2659282B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は製版装置に係り、特にダ
イレクト刷版の製版を行うダイレクト製版装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図9に示すように、従来、新聞等の印刷
用輪転機に使用される刷板を製版するダイレクト製版装
置として電子写真刷版を製版するダイレクト製版装置2
20がある。このダイレクト製版装置220は、電子写
真刷版222を給版する給版部224、電子写真刷版2
22を帯電させ搬送しながらレーザビームで走査露光さ
せる描画部226、電子写真刷版222を液体現像剤
(キヤリア液とトナーとから構成される)で現像する現
像部228、電子写真刷版222を加熱してトナーを溶
融固着させる定着部230、電子写真刷版222のうち
感光体の非画像部を溶出する溶出部232、電子写真刷
版222へ位置決め用の切欠を形成するパンチヤー部2
34及び版掛け用の折り曲げ部分を形成する版曲げ部2
36が直線状に連結配置されている。
【0003】現像部228には、モータで駆動される搬
送装置が内蔵されており、電子写真刷版222はこの搬
送装置によって現像部228内を搬送される。現像部2
28内では、電子写真刷版222は液体現像剤が付与さ
れて電子写真刷版222の露光された部分にトナーが付
着する。その後、電子写真刷版222は不要な液体現像
剤が図示されないブロワからの噴出エアーで除去され、
さらに表面に付着したキヤリア液が図示されないドライ
ヤの温風で蒸発される。また、電子写真刷版222に不
要な露光をさせないために、少なくとも給版部224、
描画部226及び現像部228は暗室238内に配置さ
れている。
【0004】ところで、現像部228には搬送装置、ド
ライヤ、ブロワ等を駆動するためのモータが使用されて
いるため、これらのモータの回転時に発生する振動が隣
接する描画部226に伝達されることがある。この描画
部226には、レーザビームを走査するための精密な光
学部品が備えられており、振動及や温度変化によって、
光学系の光軸がずれる場合があり、レーザビームが正確
に走査できず電子写真刷版222に描画される画像の品
質が低下する恐れがある。さらに、現像部228で発生
した液体現像剤の蒸気が隣接する描画部226に進入し
て描画部内の精密部品に悪影響を及ぼす恐れもある。
【0005】また、給版部224、描画部226及び現
像部228の各処理部が直線状に配置されているため、
これら各処理部のメインテナンスを行うためには広いメ
インテナンススペースが必要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、現像部で発生する振動、熱及び液体現像剤の蒸気
の影響を描画部に与えることを阻止できると共に、給版
部、描画部及び現像部のメインテナンススペースを小さ
くすることのできる製版装置を提供することが目的であ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の製版装置は、刷
版を搬送しながら画像を記録する描画部と、前記描画部
の側方に配置され前記描画部における前記刷版の搬送方
向と平行方向に沿って刷版を搬送しながら刷版を現像す
る現像部と、前記描画部と前記現像部との間に配置され
前記刷版を前記描画部方向及び前記現像部方向へ搬送す
る給版部と、を備えたことを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明の製版装置では、刷版は給版部の例えば
コンベア装置によって描画部へ搬送される。描画部に搬
送された刷版は、この描画部において搬送されながら画
像が描画される。描画された刷版は給版部によって例え
ばコンベア装置によって現像部へ搬送される。現像部に
搬送された刷版は、この現像部において搬送されながら
現像される。
【0009】ここで、本発明の製版装置では、描画部と
現像部との間に給版部が配置されているので、現像部で
発生する例えば振動、熱及び現像液の蒸気等の影響が直
接描画部に伝達されない。また、描画部及び現像部は刷
版の搬送方向が平行方向となっており、かつ給版部を介
して並列に配置されているため、描画部、現像部及び給
版部の設置スペースが直線状に長くならない。したがっ
て、これらの描画部、現像部及び給版部のメインテナン
スをするスペースを小さくすることができる。
【0010】
【実施例】〔第1実施例〕以下本発明の第1実施例を図
1乃至図4にしたがって説明する。
【0011】本実施例で用いられる刷版14は薄肉板状
の電子写真刷版であり、アルミニウウム板の片面に光導
電性感光層が形成されたものであり、光導電性感光層と
しては、例えば、有機導電性感光体が使用される。この
刷版14は、厚さが約0.3mmとされ、平面寸法は新聞
印刷用の縦2頁版のもので、400mm×1100mm程度
となっている。
【0012】図1に示すように、本発明の適用されたダ
イレクト製版装置10には、給版部12、刷版14に画
像を記録する描画部16、描画された刷版14を現像定
着処理する現像定着処理部18、定着された刷版14に
溶出処理をする溶出処理部22、溶出処理を施された刷
版14を準備位置決めさせる準備位置部118、溶出処
理を施された刷版14に位置決め用の切欠を形成するパ
ンチヤー部24及び版掛用に刷版14の版曲げを行う版
曲げ部26が備えられている。
【0013】図2に示すように、描画部16は刷版14
が載置される搬送台32、刷版14を帯電させる帯電器
34、帯電された刷版14の画像領域に描画する露光部
36と刷版14を排版する図示しない挟持爪を備えてい
る。搬送台32は図示されない駆動装置によって図2矢
印A方向及び反矢印A方向に移動できる。なお、この搬
送台32では、刷版14は長手方向を搬送台32の搬送
方向に沿って載置される。帯電器34は描画部16の上
側へ固定配置されており、この帯電器34は版材14の
光導電性感光層をプラスに帯電させる。
【0014】帯電器34の図2矢印A方向側には露光部
36が配置されている。露光部36は半導体レーザ、レ
ーザビームを走査する走査光学系(図示せず)を備えて
おり、帯電後の刷版14の光導電性感光層のうち画像部
へレーザビームを照射し、画像を走査露光する。
【0015】図1に示すように、描画部16の図1矢印
B方向側には、給版部12が配置されており、この給版
部12の図1矢印B方向側には、現像定着処理部18が
配置されている。
【0016】図3に示すように、現像定着処理部18に
は、図3矢印反A方向側に載置台56が設けられてお
り、この載置台56の下方に未露光の刷版14を収容す
るスキツド58が配置されている。なお、載置台56に
は、図示しないコンベア装置が備えられており、図5に
示すように刷版14を図5矢印A方向へ搬送する。
【0017】スキツド58は、平板状の基台60の上に
台形ブロツク62が設けられており、基台60に取り付
けられたキヤスター64によって移動自在となってい
る。刷版14は、このスキツド58の台形ブロツク62
の両斜面に感光体層側を向けて複数枚重ねられて立て掛
けられる。図4に示すように、基台60の図4矢印B方
向側及び反矢印B方向側両端部には突起部66が設けら
れており、この突起部66は刷版14の下端部のずれ止
め用とされている。
【0018】一方、給版部12には刷版14を搬送する
ベルトコンベア68、70、72及びスキツド58に載
置された刷版14を吸着する吸着盤74が備えられてい
る。ベルトコンベア68は給版部12の上側に水平に配
置されており、図3想像線で示すように、図示しない駆
動機構を作動させることによって描画部16側の軸76
を中心として現像定着処理部18側が下がるようになっ
ている。また、ベルトコンベア70、72は、ベルトコ
ンベア68の図3矢印B方向側下方へ互いに図3矢印A
方向及び反矢印A方向に離間して配置されており、図3
矢印B方向側が下方に傾斜されている。
【0019】吸着盤74は、ベルトコンベア70とベル
トコンベア72との間に配置されており、図示されない
駆動機構によって図3矢印B方向及び反矢印B方向に進
退できる。
【0020】図4に示すように、吸着盤74は、スキツ
ド58へ載置され吸着盤74と対向する複数枚の刷版1
4の最上層にある刷版14を吸着して、その下端部を支
持アングル78内へ収容する役目を有している。この支
持アングル78の現像定着処理部18側に配置される分
離バー80はベルトコンベア70、72に沿って上昇可
能とされ、下端部が支持アングル78へ収容された刷版
14の中間部及び上端部をスキツド58からベルトコン
ベア70、72へと移動させる役目を有する。
【0021】図1想像線で示すように、刷版14は現像
定着処理部18への搬入時に長手方向が図1矢印A方向
及び反矢印A方向に沿った方向に搬送されるようになっ
ており、現像定着処理部18の幅寸法(図1矢印B及び
反矢印B方向の寸法)は刷版14の幅寸法(寸法400
mm)に対応している。
【0022】現像定着処理部18には、現像部38、ス
クイズ部40、乾燥部42、定着部44及び刷版14を
一定の速度で搬送するモータ等で駆動される搬送装置
(図示せず)が備えられている。
【0023】現像部38は現像定着処理部18の上流側
に配置されており、刷版14へ液体現像剤を付与して刷
版14の静電潜像を顕在化する。ここで使用される液体
現像剤は、一般にキヤリア液、トナー粒子を形成する着
色剤、着色剤の定着性を付与する高分子、トナー粒子の
分散を促進したり分散の安定化の働きをする分散剤及び
トナー粒子の極性と荷電量をコントロールする荷電調整
剤から構成されている。なお、現像部38での現像は反
転現像で行われ、プラスに帯電された刷版14をプラス
の電荷を有するトナーで現像する。なお、本事例は反転
現像であるが、刷版14をマイナスの電荷を有するトナ
ーで現像する正現像を選ぶこともできる。
【0024】現像部38よりも刷版14の搬送方向下流
側(図1矢印A方向側)には、スクイズ部40が配置さ
れている。スクイズ部40には、刷版14へ付着した不
要な液体現像剤を噴出するエアーで除去する図示しない
ブロワーが備えられている。
【0025】スクイズ部40よりも刷版14の搬送方向
下流側(図1矢印A方向側)には、不要な液体現像剤を
除去された刷版14をドライヤ(図示せず)の温風で乾
燥させる乾燥部42が配置されている。
【0026】なお、現像定着処理部18の乾燥部42よ
りも上流側(図1反矢印A方向側)、描画部16及び給
版部12は暗室13内に配置されており、刷版14が不
要な露光をしないようになっている。
【0027】乾燥部42よりも刷版14の搬送方向下流
側(図1矢印A方向側)には、定着部44が配置されて
いる。定着部44は、刷版14のトナー像を加熱して定
着させる複数の加熱用ランプ(図示せず)を備えてい
る。
【0028】定着部44よりも刷版14の搬送方向下流
側(図1矢印A方向側)には、定着部44で昇温された
刷版14に送風して冷却する冷却部46が配置されてい
る。
【0029】冷却部46よりも刷版14の搬送方向下流
側(図1矢印A方向側)には、溶出処理部22が配置さ
れている。溶出処理部22には、刷版14にアルカリ溶
液を付与して刷版14の非画像部(即ちトナー像が形成
された部分以外の非画像部分)の光導電性感光体層を溶
出する溶出部48、刷版14に付着した余剰なアルカリ
溶液を除去するスクイズ部50、スクイズされた刷版1
4を水洗してアルカリ溶液を除去する水洗部52、水洗
された刷版14にガム液を塗布するガム液塗布部54、
ガム液が塗布された刷版14を乾燥させる乾燥部114
と刷版14を搬送する搬送装置(図示せず)が備えられ
ている。
【0030】溶出処理部22よりも刷版14の搬送方向
下流側(図1矢印A方向側)には、準備位置部118が
配置されており、溶出処理後の刷版14がこの準備位置
部118に搬送される。準備位置部118には図示され
ないコンベア装置が備えられており、このコンベア装置
は刷版14を図1反矢印B方向へ搬送できる。なお、こ
の準備位置部118にCCDセンサ等を備えてパターン
認識ができる検版装置を設ける構成としてもよい。
【0031】準備位置部118よりも刷版14の搬送方
向下流側(図1反矢印B方向側)には、パンチヤー部2
4が配置されている。このパンチヤー部24には、刷版
14に版掛け時の位置決め用の位置決め部としての孔を
形成するポンチ(図示せず)が備えられている。
【0032】パンチヤー部24よりも刷版14の搬送方
向下流側(図1反矢印B方向側)には、版曲部26が配
置されており、この版曲部26に刷版14の長手方向両
端部を所定寸法折り曲げる図示しない折り曲げ装置が備
えられている。
【0033】なお、準備位置部118、パンチヤー部2
4及び版曲部26の幅寸法(図1矢印A方向及び反矢印
A方向の寸法)は刷版14の長さ寸法(寸法1100m
m)に対応している。
【0034】以下に本実施例の作用を説明する。先ず、
未露光の刷版14をスキツド58から描画部16へ供給
する場合について説明する。
【0035】スキツド58に立て掛けられた未露光の刷
版14は、吸着版74によって最上層の刷版14が吸着
され、下端部が支持アングル78へ収容される。この状
態で分離バー80が上昇されることによって刷版14は
ベルトコンベア70、72に受け渡される。次いで、ベ
ルトコンベア70が傾斜され、ベルトコンベア70、7
2及びベルトコンベア68が作動されて刷版14はベル
トコンベア68の中間部に配置される。この受け渡し前
に、又は後に、ベルトコンベア68が水平状態に戻され
た後、刷版14は描画部16の搬送台32へ搬送され
る。
【0036】図2に示すように、刷版14が載置された
搬送台32は、図示しない駆動装置によって露光部36
方向(図2矢印A方向)へ移動される。この移動時に搬
送台32上の刷版14は帯電器34によって光導電性感
光層30がプラスに帯電される。帯電後、搬送第32が
図示しない駆動装置により前述とは逆の方向(図2矢印
B方向)へ移動しながら露光部36の直下へ位置された
刷版14には、半導体レーザより発せられる原稿画像に
対応したレーザビームが光導電性感光層30の表面へ照
射される。これによって、レーザビームが入射された入
射部分は導電性になり、光導電性感光層30の入射部位
の表面から正の電荷が移動して、画像情報に相当する静
電潜像が形成される。
【0037】搬送台32は画像の描画後、図示しない駆
動装置により前述とは逆の方向(図2反矢印A方向)へ
移動されて元の位置へ戻される。図1に示すように、描
画部16で処理された刷版14は、図示しない挟持爪で
端部が挟持されて描画部16から給版部12へ排版さ
れ、給版部12のベルトコンベア68によって現像定着
処理部18の載置台56へ搬送される。載置台56へ搬
送された刷版14は図示されないコンベア装置によって
図1矢印A方向へ搬送され現像定着処理部18の現像部
38へ搬送される。
【0038】現像定着処理部18では、刷版14は現像
部38で液体現像剤中の正に帯電されたトナー粒子が光
導電性感光層30の露光された部位に付着する。このト
ナー粒子の付着した部位は親油性となる。刷版14がス
クイズ部40に至ると、刷版14はスクイズ部40で不
要な液体現像剤がスクイズされ、その後、乾燥部42で
乾燥される。また、描画部16は、給版部12によって
現像定着処理部18から離間されているため、現像定着
処理部18内の搬送装置、ブロワ及びドライヤ(図示せ
ず)を駆動するモータ等が回転時に発生する振動がこの
描画部16に直接伝達されることがない。また、現像定
着処理部18で発生した液体現像剤の蒸気が描画部16
に進入する恐れも少ない。
【0039】現像処理された刷版14は次に定着部44
へ搬送される。この定着部44において、刷版14はト
ナー画像が加熱ランプの熱によって定着される。
【0040】定着後の刷版14は、溶出処理部22へ搬
送される。この溶出処理部22において、刷版14は溶
出部48でアルカリ溶液によりトナー画像が付着してい
ない光導電性感光体層が溶出される。溶出処理後の刷版
14は、スクイズ部50でアルカリ溶液がスクイズされ
る。スクイズされた刷版14は水洗部52に搬送され、
表面に付着したアルカリ溶液が完全に除去される。
【0041】刷版14がガム液塗布部54に至ると、刷
版14はガム液が付与されて非画像部表面が保護され
る。ガム処理後の刷版14が搬送されて、乾燥部114
に至るとドライヤ116の熱風によって、刷版14に付
着したガム液が乾燥される。
【0042】溶出処理部20で処理された刷版14は、
その後準備位置部118で位置決めされ、検版作業等が
行われる。
【0043】検版作業等が行われた刷版14は、パンチ
ヤー部24へ送られ図示しないポンチによって版掛け時
の位置決め用の切欠部が形成される。
【0044】パンチヤー部24で位置決め用の切欠が形
成された刷版14は、版曲部26の図示しない折り曲げ
装置によって刷版14の長手方向両端部が所定寸法折り
曲げられる。
【0045】以上で刷版14の製版工程が終了する。こ
のように、ダイレクト製版装置10では、描画部16
は、給版部12によって現像定着処理部18から離間さ
れているため、現像定着処理部18で発生する振動がこ
の描画部16に直接伝達されることがない。したがっ
て、現像定着処理部18で発生する振動による描画部1
6内の半導体レーザ及びレーザビームを走査する走査光
学系(図示せず)等の精密光学部品の光軸のずれや、ピ
ントずれ等の発生が防止され、高品質の画像を刷版14
に描画することができる。また、現像定着処理部18で
発生した液体現像剤の蒸気が描画部16に進入する恐れ
も少なくなるため、描画部16内の走査光学系(図示せ
ず)等の精密光学部品を液体現像剤の蒸気で侵す恐れが
少なくなる。
【0046】さらに、描画部16及び現像定着処理部1
8が給版部12を介して並列に配置されて一箇所に集中
配置されるので、これらのメインテナンスをするスペー
スを小さくすることができる。 〔第2実施例〕図5には、本発明の第2実施例に係るダ
イレクト製版装置10が示されている。なお、第1実施
例と同一構成に関しては同一符号を付し、その説明を省
略する。
【0047】第2実施例のダイレクト製版装置10で
は、現像定着処理部18と溶出処理部22との間に方向
変換部170が設けられている。図6に示すように、こ
の方向変換部170は、モータ等の回転手段172によ
って図6矢印D方向に回転される回転台174の上側に
複数本の円柱状のローラ176が設けられており、これ
らのローラ176は図示されないモータによって回転さ
れ、ローラ176上の刷版14をローラ176の軸線方
向とは直角方向へ搬送できる。
【0048】また、図5に示すように、溶出処理部2
2、準備位置部118、パンチヤー部24及び版曲げ部
26の図5矢印B方向及び反矢印B方向の幅は刷版14
の長手方向の寸法(寸法1100mm)に対応している。
【0049】溶出処理が終了した刷版14が搬送されて
ローラ176上に載置されると、回転台174が図6矢
印D方向に回転され、刷版14の長手方向が図5矢印B
方向及び反矢印B方向とされる。さらに、刷版14は、
ローラ176の回転によって図5矢印A方向へ搬送され
て、準備位置部118で位置決めされ、検版作業等が行
われる。以下、刷版14は、パンチヤー部24へ送られ
図示しないポンチによって版掛け時の位置決め用の切欠
部が形成される。パンチヤー部24で位置決め用の切欠
が形成された刷版14は、版曲部26の図示しない折り
曲げ装置によって刷版14の長手方向両端部が所定寸法
折り曲げられ製版工程が終了する。
【0050】第2実施例のダイレクト製版装置10で
は、現像定着処理部18と溶出処理部22とが方向変換
部170で分離されているため、現像定着処理部18と
溶出処理部22とでは刷版14の搬送速度を変えること
ができる。また、溶出処理部22、準備位置部118、
パンチヤー部24及び版曲げ部26の図5矢印B方向及
び反矢印B方向の幅が刷版14の長手方向の寸法(寸法
1100mm)に対応しているため、定着された4頁版
(幅800×長さ1100mm)の刷版を溶出処理部22
から途中挿入して溶出処理することもできる。 〔第3実施例〕図7には、本発明の第3実施例に係るダ
イレクト製版装置10が示されている。なお、第1実施
例と同一構成に関しては同一符号を付し、その説明を省
略する。
【0051】第3実施例のダイレクト製版装置10で
は、現像定着処理部18の図7矢印A方向側に方向変換
部120が配置されている。この方向変換部120に
は、箱状の載置台122の上部に複数本のローラ124
が軸支されており、これらのローラ124は図示されな
いモータによって回転され、刷版14を図8矢印反B方
向へ搬送できる。この方向変換部120の図8矢印反B
方向側には溶出処理部22、準備位置部118、パンチ
ヤー部24及び版曲げ部26が順に配置されている。な
お、第3実施例の溶出処理部22の幅(図7矢印A方向
及び反矢印A方向)は、刷版14の長手方向の寸法(寸
法1100mm)に対応している。
【0052】第3実施例のダイレクト製版装置10は、
途中で直角方向に屈曲しているので、長い寸法をとれな
いスペースでも設置することができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の製版装置は
上記構成としたので、現像部で発生する振動、熱及び液
体現像剤の蒸気の影響を描画部に与えることを阻止でき
ると共に、給版部、描画部及び現像部のメインテナンス
スペースを小さくすることのできる優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るダイレクト製版装置
の各処理部を示す配置図である。
【図2】図1の底面図に相当する描画部の側面図であ
る。
【図3】描画部、給版部、スキツド及び現像定着処理部
の一部を示す斜視図である。
【図4】図1の左側面図に相当する描画部、給版部、ス
キツド及び現像定着処理部を示す側面図である。
【図5】本発明の第2実施例に係るダイレクト製版装置
の各処理部の配置図である。
【図6】第2実施例の方向変換部を示す斜視図である。
【図7】本発明の第3実施例に係るダイレクト製版装置
の各処理部を示す配置図である。
【図8】第3実施例の方向変換部を示す斜視図である。
【図9】従来のダイレクト製版装置の各処理部を示す配
置図である。
【符号の説明】
10 ダイレクト製版装置 12 給版部 14 刷版 16 描画部 38 現像部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刷版を搬送しながら画像を記録する描画
    部と、前記描画部における前記刷版の搬送方向と平行方
    向に沿って刷版を搬送しながら刷版を現像する現像部
    と、前記描画部と前記現像部との間に配置され前記刷版
    を前記描画部方向及び前記現像部方向へ搬送する給版部
    と、を備えたことを特徴とする製版装置。
JP1340391A 1991-02-04 1991-02-04 製版装置 Expired - Lifetime JP2659282B2 (ja)

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