JP3074615B2 - フラッシュ定着装置 - Google Patents
フラッシュ定着装置Info
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- JP3074615B2 JP3074615B2 JP06000386A JP38694A JP3074615B2 JP 3074615 B2 JP3074615 B2 JP 3074615B2 JP 06000386 A JP06000386 A JP 06000386A JP 38694 A JP38694 A JP 38694A JP 3074615 B2 JP3074615 B2 JP 3074615B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カット紙に両面印刷を
行うプリンタ装置におけるフラッシュ定着装置に関する
ものである。
行うプリンタ装置におけるフラッシュ定着装置に関する
ものである。
【0002】この種のプリンタ装置においては、用紙に
転写されたトナー像を定着するのに、熱ローラまたはフ
ラッシュランプを用いる方式のものが一般に使用されて
いる。本発明は後者の方式に適用されるものである。
転写されたトナー像を定着するのに、熱ローラまたはフ
ラッシュランプを用いる方式のものが一般に使用されて
いる。本発明は後者の方式に適用されるものである。
【0003】
【従来の技術】図5は従来のフラッシュ定着装置の構造
説明図で、図5(A)は概要を示す側面図、図5(B)
は図5(A)の要部詳細を示す斜視図である。図5
(A)において、21及び22は枠体23に支持される
フラッシュランプ及び反射鏡、24は用紙搬送器で、こ
れらはフラッシュ定着装置20を構成している。用紙搬
送器24の構成は図5(B)に示す通りで、その詳細を
作用とともに説明すると次の通りである。
説明図で、図5(A)は概要を示す側面図、図5(B)
は図5(A)の要部詳細を示す斜視図である。図5
(A)において、21及び22は枠体23に支持される
フラッシュランプ及び反射鏡、24は用紙搬送器で、こ
れらはフラッシュ定着装置20を構成している。用紙搬
送器24の構成は図5(B)に示す通りで、その詳細を
作用とともに説明すると次の通りである。
【0004】この用紙搬送器24は、本出願人により既
に提案された特願平2−10399号(平成2年1月1
8日出願、特開平3−214184号公報)に示された
もので、40は用紙搬送用の吸着ローラ(用紙搬送ロー
ラ)、50は用紙ガイドである。吸着ローラ40は、用
紙搬送方向に3列にかつ各列に複数個設けられている。
各吸着ローラ40は、周面に複数個の吸引孔を備えて矢
印41方向に回転し、該吸引孔からの吸引力によって用
紙に吸引力を付与して該用紙を2重矢印33方向に搬送
する。
に提案された特願平2−10399号(平成2年1月1
8日出願、特開平3−214184号公報)に示された
もので、40は用紙搬送用の吸着ローラ(用紙搬送ロー
ラ)、50は用紙ガイドである。吸着ローラ40は、用
紙搬送方向に3列にかつ各列に複数個設けられている。
各吸着ローラ40は、周面に複数個の吸引孔を備えて矢
印41方向に回転し、該吸引孔からの吸引力によって用
紙に吸引力を付与して該用紙を2重矢印33方向に搬送
する。
【0005】用紙ガイド50は、2重矢印33方向と平
行にくし歯状に複数枚配置されている。各用紙ガイド5
0は吸着ローラ40の間に配置され、その上面50aが
用紙ガイド面となる。各用紙ガイド50の下部はパイプ
53,54にろう付等により固定されており、該パイプ
53,54の両端を図示しない装置の側板に固定するこ
とによって用紙ガイド50は固定される。
行にくし歯状に複数枚配置されている。各用紙ガイド5
0は吸着ローラ40の間に配置され、その上面50aが
用紙ガイド面となる。各用紙ガイド50の下部はパイプ
53,54にろう付等により固定されており、該パイプ
53,54の両端を図示しない装置の側板に固定するこ
とによって用紙ガイド50は固定される。
【0006】用紙ガイド面50aは、吸着ローラ40の
外周より少し下っており、搬送される用紙100が隣接
する吸着ローラ40,40の間に引き込まれないように
該用紙100を円滑にガイドする。
外周より少し下っており、搬送される用紙100が隣接
する吸着ローラ40,40の間に引き込まれないように
該用紙100を円滑にガイドする。
【0007】また、60はヒートパイプ組立体であり、
ヒートパイプ61の一端に複数の放熱フィン62を固定
して構成されている。ヒートパイプ61はパイプ53,
54内に挿入されている。フラッシュランプ21の照射
による用紙ガイド50の熱はヒートパイプ61により放
熱フィン62に伝わり、冷却ファン71からの冷却風に
より冷却される。従って、用紙ガイド面50aの温度は
トナーを溶解する温度より十分低く抑えられる。
ヒートパイプ61の一端に複数の放熱フィン62を固定
して構成されている。ヒートパイプ61はパイプ53,
54内に挿入されている。フラッシュランプ21の照射
による用紙ガイド50の熱はヒートパイプ61により放
熱フィン62に伝わり、冷却ファン71からの冷却風に
より冷却される。従って、用紙ガイド面50aの温度は
トナーを溶解する温度より十分低く抑えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようなフラッシュ
定着装置を備えたプリンタで両面印刷を行うと、裏面の
トナー像定着時に、定着済の表面のトナーがフラッシュ
ランプによる加熱により溶けて用紙ガイドや吸着ローラ
に付着し堆積する。このトナー塊に次に送られてくる用
紙の先端が当ると、該用紙先端が汚れてしまう。この傾
向は500頁印刷程度で顕著に表われる。
定着装置を備えたプリンタで両面印刷を行うと、裏面の
トナー像定着時に、定着済の表面のトナーがフラッシュ
ランプによる加熱により溶けて用紙ガイドや吸着ローラ
に付着し堆積する。このトナー塊に次に送られてくる用
紙の先端が当ると、該用紙先端が汚れてしまう。この傾
向は500頁印刷程度で顕著に表われる。
【0009】本発明は、用紙ガイドや用紙搬送ローラへ
のトナー堆積を防止することのできるフラッシュ定着装
置を提供することを目的としている。
のトナー堆積を防止することのできるフラッシュ定着装
置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図で、フラッシュ定着装置111は、用紙搬送路1の上
方に設けられたトナー像定着用のフラッシュランプ21
と、用紙搬送路1の下方で用紙進行方向に並設された複
数個の用紙搬送ローラ2と、該各用紙搬送ローラ2によ
り用紙搬送路1を通り搬送される用紙を上面3aにより
支持,ガイドする複数個の用紙ガイド3とを備えてお
り、用紙ガイドの上面3aの各用紙搬送ローラ2の間に
は、波形の凹部4がそれぞれ形成されている(第1の構
成)。
図で、フラッシュ定着装置111は、用紙搬送路1の上
方に設けられたトナー像定着用のフラッシュランプ21
と、用紙搬送路1の下方で用紙進行方向に並設された複
数個の用紙搬送ローラ2と、該各用紙搬送ローラ2によ
り用紙搬送路1を通り搬送される用紙を上面3aにより
支持,ガイドする複数個の用紙ガイド3とを備えてお
り、用紙ガイドの上面3aの各用紙搬送ローラ2の間に
は、波形の凹部4がそれぞれ形成されている(第1の構
成)。
【0011】
【0012】
【0013】また、上記第1の構成のフラッシュ定着装
置において、上記各用紙搬送ローラ2の周面にトナー付
着防止材5をコーティングしたことを特徴とする構成
(第2の構成)とする。
置において、上記各用紙搬送ローラ2の周面にトナー付
着防止材5をコーティングしたことを特徴とする構成
(第2の構成)とする。
【0014】また、上記第1の構成のフラッシュ定着装
置において、上記各用紙搬送ローラ2の周面を上記用紙
搬送路1の下方で清掃する清掃手段6を設けたことを特
徴とする構成(第3の構成)とする。
置において、上記各用紙搬送ローラ2の周面を上記用紙
搬送路1の下方で清掃する清掃手段6を設けたことを特
徴とする構成(第3の構成)とする。
【0015】また、上記第1の構成のフラッシュ定着装
置において、上記各用紙搬送ローラ2の周面にトナー付
着防止材5をコーティングするとともに、前記各用紙搬
送ローラ2の周面を上記用紙搬送路1の下方で清掃する
清掃手段6を設けたことを特徴とする(第4の構成)と
する。
置において、上記各用紙搬送ローラ2の周面にトナー付
着防止材5をコーティングするとともに、前記各用紙搬
送ローラ2の周面を上記用紙搬送路1の下方で清掃する
清掃手段6を設けたことを特徴とする(第4の構成)と
する。
【0016】
【0017】
【作用】第1の構成の場合は、用紙ガイド3の上面3a
に付着したトナーは搬送されてくる用紙(カット紙)の
先端によって凹部4に押し出される。従って上面3a上
にトナーが堆積することはなくなり、従来問題となる用
紙先端の汚れを防止することができる。また、第2の構
成の場合は、第1の構成における用紙搬送ローラ2の周
面にトナー付着防止材5がコーティングされているため
用紙搬送ローラ2へのトナー付着は防止され、従来問題
となる用紙先端の汚れを効率良く防止することができ
る。
に付着したトナーは搬送されてくる用紙(カット紙)の
先端によって凹部4に押し出される。従って上面3a上
にトナーが堆積することはなくなり、従来問題となる用
紙先端の汚れを防止することができる。また、第2の構
成の場合は、第1の構成における用紙搬送ローラ2の周
面にトナー付着防止材5がコーティングされているため
用紙搬送ローラ2へのトナー付着は防止され、従来問題
となる用紙先端の汚れを効率良く防止することができ
る。
【0018】さらに、第3の構成の場合は、上記第1の
構成における用紙搬送ローラの周面を用紙搬送路の下方
で清掃する清掃手段を設けているので、用紙搬送ローラ
2に付着したトナーは清掃除去され、従来問題となる用
紙先端の汚れを効率良く防止することができる。
構成における用紙搬送ローラの周面を用紙搬送路の下方
で清掃する清掃手段を設けているので、用紙搬送ローラ
2に付着したトナーは清掃除去され、従来問題となる用
紙先端の汚れを効率良く防止することができる。
【0019】また、第4の構成の場合は、第1の構成に
おける用紙搬送ローラの周面にトナー付着防止材をコー
ティングするとともに、用紙搬送ローラの周面を用紙搬
送路の下方で清掃する清掃手段を設けているので、従来
問題となる用紙先端の汚れをさらに効率良く防止するこ
とができる。
おける用紙搬送ローラの周面にトナー付着防止材をコー
ティングするとともに、用紙搬送ローラの周面を用紙搬
送路の下方で清掃する清掃手段を設けているので、従来
問題となる用紙先端の汚れをさらに効率良く防止するこ
とができる。
【0020】
【実施例】以下、図2乃至図4に関連して本発明の実施
例を説明する。
例を説明する。
【0021】図4は本発明が適用されるプリンタ装置の
構造概要を示す側面図で、図中、101は給紙部、10
2は記録部、103はスタック部である。給紙部101
には、それぞれカット用紙を収容したカセット104と
大容量ホッパ105,105とが装着されている。
構造概要を示す側面図で、図中、101は給紙部、10
2は記録部、103はスタック部である。給紙部101
には、それぞれカット用紙を収容したカセット104と
大容量ホッパ105,105とが装着されている。
【0022】記録部102は、感光ドラム106と、前
帯電器107と、露光系108と、現像器109と、転
写器110と、フラッシュ定着装置111と、両面印刷
パス112とを備えている。スタック部103は、トレ
ー113と、大容量スタッカ114,114とを備えて
いる。
帯電器107と、露光系108と、現像器109と、転
写器110と、フラッシュ定着装置111と、両面印刷
パス112とを備えている。スタック部103は、トレ
ー113と、大容量スタッカ114,114とを備えて
いる。
【0023】印刷に際しては、感光ドラム106を時計
方向に回転させ、その表面に、前帯電器107による一
様帯電及び露光系108による所定パターンの露光によ
って静電潜像を形成する。該静電潜像は、現像器109
により現像されてトナー像となる。
方向に回転させ、その表面に、前帯電器107による一
様帯電及び露光系108による所定パターンの露光によ
って静電潜像を形成する。該静電潜像は、現像器109
により現像されてトナー像となる。
【0024】一方、用紙は、カセット104または大容
量ホッパ105,105のいずれかより2重矢印線で示
すパスを通り繰り出され、上記トナー像形成と同期をと
って、感光ドラム106と転写器110の間の転写位置
に送られる。転写位置では、感光ドラム106上のトナ
ー像が転写器110に転写される。
量ホッパ105,105のいずれかより2重矢印線で示
すパスを通り繰り出され、上記トナー像形成と同期をと
って、感光ドラム106と転写器110の間の転写位置
に送られる。転写位置では、感光ドラム106上のトナ
ー像が転写器110に転写される。
【0025】その後用紙はフラッシュ定着装置111に
送られ、ここで用紙上のトナー像は定着される。片面印
刷の場合は、定着を完了した用紙はスタック部103へ
排出されるが、両面印刷の場合の工程は次のようにな
る。なお、転写を終えた感光ドラム106の表面はクリ
ーナ115により清掃される。
送られ、ここで用紙上のトナー像は定着される。片面印
刷の場合は、定着を完了した用紙はスタック部103へ
排出されるが、両面印刷の場合の工程は次のようにな
る。なお、転写を終えた感光ドラム106の表面はクリ
ーナ115により清掃される。
【0026】両面印刷の場合は、図4中の部分Aに設け
られる図示しないパス切り替え弁によるパス切り替えに
より、用紙は部分Bに示される用紙反転機構に送られ
る。尚、この用紙反転機構は、特開平3−249057
号等に周知のものを用いることができる。その後、用紙
は、この用紙反転機構で搬送方向が反転される。次い
で、用紙は両面印刷パス112を通り反転されて転写位
置に送られる。それまでには感光ドラム106の表面に
は前記と同様の工程により裏面用のトナー像が形成され
ており、該トナー像は用紙裏面に転写される。
られる図示しないパス切り替え弁によるパス切り替えに
より、用紙は部分Bに示される用紙反転機構に送られ
る。尚、この用紙反転機構は、特開平3−249057
号等に周知のものを用いることができる。その後、用紙
は、この用紙反転機構で搬送方向が反転される。次い
で、用紙は両面印刷パス112を通り反転されて転写位
置に送られる。それまでには感光ドラム106の表面に
は前記と同様の工程により裏面用のトナー像が形成され
ており、該トナー像は用紙裏面に転写される。
【0027】その後、用紙は、フラッシュ定着装置11
1へ送られ、ここでトナー像が定着された後、スタック
部103へ排出される。フラッシュ定着装置111の構
成,作用は次の通りである。
1へ送られ、ここでトナー像が定着された後、スタック
部103へ排出される。フラッシュ定着装置111の構
成,作用は次の通りである。
【0028】フラッシュ定着装置111は、図1に関連
して前述したように、用紙搬送路1の上方に設けられた
トナー像定着用のフラッシュランプ21と、用紙搬送路
1の下方で用紙進行方向に並設された複数個の用紙搬送
ローラ2と、該各用紙搬送ローラ2により用紙搬送路1
を通り搬送される用紙を上面3aにより支持,ガイドす
る複数個の用紙ガイド3とを備えている。
して前述したように、用紙搬送路1の上方に設けられた
トナー像定着用のフラッシュランプ21と、用紙搬送路
1の下方で用紙進行方向に並設された複数個の用紙搬送
ローラ2と、該各用紙搬送ローラ2により用紙搬送路1
を通り搬送される用紙を上面3aにより支持,ガイドす
る複数個の用紙ガイド3とを備えている。
【0029】用紙搬送ローラ2は、前述した従来の吸着
ローラ40に相当するもので、用紙ガイド3は従来の用
紙ガイド50に相当するものである。これらの用紙搬送
ローラ2,用紙ガイド3を有する用紙搬送器7(従来の
用紙搬送器24に相当)を図2に示す。図中、8,9は
用紙ガイド3が固定されるパイプ(従来のパイプ53,
54に相当)、10はパイプ8,9が固定される側板で
ある。このような用紙ガイド3を有するフラッシュ定着
装置は、米国特許第5,151,743号に示されてい
る。
ローラ40に相当するもので、用紙ガイド3は従来の用
紙ガイド50に相当するものである。これらの用紙搬送
ローラ2,用紙ガイド3を有する用紙搬送器7(従来の
用紙搬送器24に相当)を図2に示す。図中、8,9は
用紙ガイド3が固定されるパイプ(従来のパイプ53,
54に相当)、10はパイプ8,9が固定される側板で
ある。このような用紙ガイド3を有するフラッシュ定着
装置は、米国特許第5,151,743号に示されてい
る。
【0030】用紙ガイド3の形状は図3に示す通りで、
その上面3aには、各用紙搬送ローラ2の間で波形の凹
部4が形成されている。図3において、11はパイプ
8,9に嵌合,固定するための切欠である。また、用紙
搬送ローラ2の周面には、テフロン等のトナー付着防止
材5がコーティングされている。
その上面3aには、各用紙搬送ローラ2の間で波形の凹
部4が形成されている。図3において、11はパイプ
8,9に嵌合,固定するための切欠である。また、用紙
搬送ローラ2の周面には、テフロン等のトナー付着防止
材5がコーティングされている。
【0031】なお、用紙ガイド3の上面に形成される波
形の凹部4の形状は、図3において、用紙搬送ローラの
並設ピッチをAとしたとき、深さa=3.5mmでR=
A+(0〜50mm)の円弧状とする。この値は、60
00頁程度の印刷を問題なく行えるように実験的に求め
た。
形の凹部4の形状は、図3において、用紙搬送ローラの
並設ピッチをAとしたとき、深さa=3.5mmでR=
A+(0〜50mm)の円弧状とする。この値は、60
00頁程度の印刷を問題なく行えるように実験的に求め
た。
【0032】さらに、各用紙搬送ローラ2の真下または
これに近い部分には、該ローラ2の外周に当接して該外
周を清掃するオイルフェルト等の清掃手段6が設けられ
ている。凹部4,トナー付着防止材5,清掃手段6の作
用は次の通りである。
これに近い部分には、該ローラ2の外周に当接して該外
周を清掃するオイルフェルト等の清掃手段6が設けられ
ている。凹部4,トナー付着防止材5,清掃手段6の作
用は次の通りである。
【0033】従来構造では、フラッシュ定着時に用紙の
裏側の定着済トナーが溶け落下して用紙ガイド3の上面
3aや用紙搬送ローラ2に付着,堆積して問題となって
いるが、本発明では、上面3aに付着したトナーは、搬
送されてくる用紙の先端によって凹部4に押し出され
る。また、用紙搬送ローラ2の表面にはトナー付着防止
材5がコーティングされているため、該表面へのトナー
付着は防止される。
裏側の定着済トナーが溶け落下して用紙ガイド3の上面
3aや用紙搬送ローラ2に付着,堆積して問題となって
いるが、本発明では、上面3aに付着したトナーは、搬
送されてくる用紙の先端によって凹部4に押し出され
る。また、用紙搬送ローラ2の表面にはトナー付着防止
材5がコーティングされているため、該表面へのトナー
付着は防止される。
【0034】さらに、用紙搬送ローラ2の表面に多少の
トナーが付着しても、これは清掃手段6により清掃され
る。
トナーが付着しても、これは清掃手段6により清掃され
る。
【0035】なお、上述の説明では、凹部4,トナー付
着防止材5のコーティング,清掃手段6をすべて設けた
例について述べたが、これらを単独に設けても良いし、
2つを組み合わせて設けても良い。
着防止材5のコーティング,清掃手段6をすべて設けた
例について述べたが、これらを単独に設けても良いし、
2つを組み合わせて設けても良い。
【0036】本発明の効果について実験したところ、従
来構造では500頁印刷後用紙汚れが顕著になったのに
対し、次の効果が確認された。 (1)凹部4のみを設けた場合、6000頁印刷後用紙
汚れが発生した。 (2)凹部4,トナー付着防止材5のコーティングを併
用した場合、50,000頁を問題なく印刷できた。 (3)凹部4,トナー付着防止材5のコーティング,清
掃手段6のすべてを設けた場合、清掃手段のオイルフェ
ルトを100,000頁毎交換することで用紙汚れは問
題とならなかった。
来構造では500頁印刷後用紙汚れが顕著になったのに
対し、次の効果が確認された。 (1)凹部4のみを設けた場合、6000頁印刷後用紙
汚れが発生した。 (2)凹部4,トナー付着防止材5のコーティングを併
用した場合、50,000頁を問題なく印刷できた。 (3)凹部4,トナー付着防止材5のコーティング,清
掃手段6のすべてを設けた場合、清掃手段のオイルフェ
ルトを100,000頁毎交換することで用紙汚れは問
題とならなかった。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ト
ナー付着による用紙汚れを防止することができ、多数枚
の印刷を続けて行うことが可能となった。具体的には、
次の効果が確認された。 (1)用紙ガイドの上面に凹部を設けた場合、用紙ガイ
ドの上面に付着したトナーは搬送されてくる用紙の先端
によって凹部に押し出される。従って上面3a上にトナ
ーが堆積することはなくなり、多数枚の印刷が可能にな
る。1例をあげれば、a=3.5mm、R=A+(0〜
50)mmとすることにより6000頁の印刷を問題な
く(用紙汚れなしに)行うことができた。 (2)凹部形成,トナー付着防止材コーティングを併用
した場合、500,000の印刷を問題なく行うことが
できた。 (3)凹部形成,トナー付着防止材コーティング,清掃
手段のすべてを設けた場合、清掃手段のオイルフェルト
を100,000頁毎交換することで用紙汚れは問題と
ならなかった。
ナー付着による用紙汚れを防止することができ、多数枚
の印刷を続けて行うことが可能となった。具体的には、
次の効果が確認された。 (1)用紙ガイドの上面に凹部を設けた場合、用紙ガイ
ドの上面に付着したトナーは搬送されてくる用紙の先端
によって凹部に押し出される。従って上面3a上にトナ
ーが堆積することはなくなり、多数枚の印刷が可能にな
る。1例をあげれば、a=3.5mm、R=A+(0〜
50)mmとすることにより6000頁の印刷を問題な
く(用紙汚れなしに)行うことができた。 (2)凹部形成,トナー付着防止材コーティングを併用
した場合、500,000の印刷を問題なく行うことが
できた。 (3)凹部形成,トナー付着防止材コーティング,清掃
手段のすべてを設けた場合、清掃手段のオイルフェルト
を100,000頁毎交換することで用紙汚れは問題と
ならなかった。
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施例のフラッシュ定着装置の要部構
造を示す側面図である。
造を示す側面図である。
【図3】図2の用紙ガイドの側面図である。
【図4】本発明が適用されるプリンタ装置の構造概要を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図5】従来のフラッシュ定着装置の構造説明図で、図
5(A)は概要を示す側面図、図5(B)は図5(A)
の要部詳細を示す斜視図である。
5(A)は概要を示す側面図、図5(B)は図5(A)
の要部詳細を示す斜視図である。
1 用紙搬送路 2 用紙搬送ローラ 3 用紙ガイド 3a 上面 4 凹部 5 トナー付着防止材 6 清掃手段 21 フラッシュランプ 100 用紙
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/20
Claims (4)
- 【請求項1】 用紙搬送路(1)の上方に設けられたト
ナー像定着用のフラッシュランプ(21)と、 前記用紙搬送路(1)の下方で用紙進行方向に並設され
た複数個の用紙搬送ローラ(2)と、 前記各用紙搬送ローラ(2)により前記用紙搬送路
(1)を通り搬送される用紙を上面(3a)により支
持,ガイドする複数個の用紙ガイド(3)と、を備えた
フラッシュ定着装置において、 前記各用紙ガイド(3)の上面(3a)の前記各用紙搬
送ローラ(2)の間に、波形の凹部(4)をそれぞれ形
成したことを特徴とするフラッシュ定着装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のフラッシュ定着装置にお
いて、 上記各用紙搬送ローラ(2)の周面にトナー付着防止材
(5)をコーティングしたことを特徴とするフラッシュ
定着装置。 - 【請求項3】 請求項1記載のフラッシュ定着装置にお
いて、 上記各用紙搬送ローラ(2)の周面を上記用紙搬送路
(1)の下方で清掃する清掃手段(6)を設けたことを
特徴とするフラッシュ定着装置。 - 【請求項4】 請求項1記載のフラッシュ定着装置にお
いて、 上記各用紙搬送ローラ(2)の周面にトナー付着防止材
(5)をコーティングするとともに、前記各用紙搬送ロ
ーラ(2)の周面を上記用紙搬送路(1)の下方で清掃
する清掃手段(6)を設けたことを特徴とするフラッシ
ュ定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06000386A JP3074615B2 (ja) | 1994-01-07 | 1994-01-07 | フラッシュ定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06000386A JP3074615B2 (ja) | 1994-01-07 | 1994-01-07 | フラッシュ定着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07199715A JPH07199715A (ja) | 1995-08-04 |
JP3074615B2 true JP3074615B2 (ja) | 2000-08-07 |
Family
ID=11472372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06000386A Expired - Fee Related JP3074615B2 (ja) | 1994-01-07 | 1994-01-07 | フラッシュ定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3074615B2 (ja) |
-
1994
- 1994-01-07 JP JP06000386A patent/JP3074615B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH07199715A (ja) | 1995-08-04 |
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