JPH04248565A - 製版装置 - Google Patents

製版装置

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JPH04248565A
JPH04248565A JP1340291A JP1340291A JPH04248565A JP H04248565 A JPH04248565 A JP H04248565A JP 1340291 A JP1340291 A JP 1340291A JP 1340291 A JP1340291 A JP 1340291A JP H04248565 A JPH04248565 A JP H04248565A
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section
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elution
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JP1340291A
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Inventor
Takeshi Matsumiya
毅 松宮
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は製版装置に係り、特に刷
版の描画、現像、定着及び溶出処理を行うダイレクト製
版装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、新聞等の印刷用輪転機に使用され
る刷板を製版するダイレクト製版装置がある。この種の
ダイレクト製版装置として、例えば、電子写真刷版を使
用して印刷版を製版するダイレクト製版装置は、電子写
真刷版を給版する給版部、電子写真刷版を帯電させたの
ちレーザで静電潜像を形成する描画部、電子写真刷版を
液体現像剤(キヤリア液とトナーとから構成される)で
現像する現像部、電子写真刷版を加熱してトナーを溶融
固着させる定着部、電子写真刷版のうち感光体の非画像
部を溶出する溶出部、電子写真刷版の非画像部表面を保
護するためのガム液を塗布するガム引き部、電子写真刷
版へ位置決め用の切欠を形成するパンチヤー部及び版掛
け用の折り曲げ部分を形成する版曲げ部が直線状に連結
配置されている。このダイレクト製版装置では、電子写
真刷版は現像部、定着部、溶出部及びガム引き部を順次
一定の速度で搬送されて処理が行われ、これらの処理工
程では、電子写真刷版は長手が搬送方向に沿った方向(
ダイレクト製版装置の長手方向)で搬送される。また、
溶出処理後においても、電子写真刷版は長手が搬送方向
に沿った方向で搬送されてパンチヤー部及び版曲げ部で
各処理が行われる。
【0003】ところで、電子写真刷版の溶出処理は現像
、定着処理に比較して時間を長く必要とするため、一定
の搬送速度で現像、定着、溶出処理を行うダイレクト製
版装置では、現像部や定着部の搬送方向の寸法に比較し
て溶出部の搬送方向の寸法が長い。さらに、このダイレ
クト製版装置は、給版部、描画部、現像部、定着部、溶
出部、ガム引き部、パンチヤー部及び版曲げ部の各処理
部が直線状に配置されているため装置全体の長手寸法が
非常に長くなっている。このため、このダイレクト製版
装置は設置スペースが限られ、また、既存のスペースに
設置できない等の問題がある。さらに、縦2頁版等の長
手方向が非常に長い刷版を処理する場合には、パンチヤ
ー部及び版曲げ部の搬送方向の寸法を縦2頁版等の長手
方向の寸法に対応して長くする必要があり、装置全体の
長手寸法がさらに長くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、長手方向の寸法及び全処理時間を短くすることの
できるダイレクト製版装置を提供することが目的である
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る製版装置は
、長尺状の刷版に画像を記録する描画部と、前記刷版を
長手方向に沿って搬送しながら現像する現像部と、前記
刷版を長手方向に沿って搬送しながら定着する定着部と
、前記刷版を幅方向に沿って搬送しながら溶出する溶出
部と、前記定着部と前記溶出部との間に設けられ前記刷
版を方向変換する方向変換部と、前記刷版の搬送方向が
幅方向とされ前記刷版へ位置決め用の位置決め部を形成
するパンチヤー部と、前記刷版の搬送方向が幅方向とさ
れ前記刷版へ版掛け用の折り曲げ部分を形成する版曲げ
部と、を備えたことを特徴としている。
【0006】
【作用】本発明に係る製版装置では、描画部で刷版に画
像が記録される。画像が記録された刷版は、現像部で長
手方向に沿って搬送されながら現像処理される。現像処
理された刷版は定着部で長手方向に沿って搬送されなが
ら定着処理される。定着処理された刷版は方向変換部で
90°方向変換される。方向変換された刷版は、搬送方
向が幅方向とされて溶出部で搬送されながら溶出処理さ
れる。溶出処理された刷版はパンチヤー部で位置決め部
を形成される。位置決め部を形成された刷版は版曲げ部
で版掛け用の折り曲げ部分が形成される。
【0007】また、本発明に係る製版装置では、定着部
と溶出部とが方向変換で分離されるため、溶出部での搬
送速度を現像部及び定着部での搬送速度に比べて遅くす
ることによって溶出部の搬送方向の寸法を短くすること
ができ(溶出部では刷版を溶出する溶出液の中を刷版が
搬送されながら溶出処理される。溶出時間は搬送速度と
溶出液の中を搬送される長さとの積になる。したがって
、搬送速度を遅くすると搬送長さが短くなる。)、製版
装置の長手方向の寸法を短くすることができる。
【0008】また、パンチヤー部及び版曲げ部は幅方向
が刷版の搬送方向とされているので、パンチヤー部及び
版曲げ部が長手方向が刷版の搬送方向とされる製版装置
に比較して、刷版の搬送方向の寸法を短くすることがで
きる。このため、製版装置の長手方向の寸法を短くする
ことがでる。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図1乃至図4にしたが
って説明する。
【0010】本実施例で用いられる刷版14は薄肉板状
の電子写真刷版であり、アルミニウウム板の片面に光導
電性感光層が形成されたものであり、光導電性感光層と
しては、例えば、有機導電性感光体が使用される。この
刷版14は、厚さが約0.3mmとされ、平面寸法は新
聞印刷用の縦2頁版のもので、400mm×1100m
m程度となっている。
【0011】図1に示すように、本発明の適用されたダ
イレクト製版装置10には、給版部12、刷版14に画
像を記録する描画部16、描画された刷版14を現像定
着処理する現像定着処理部18、刷版14の回転が行わ
れる方向変換部70、定着された刷版14に溶出処理を
する溶出処理部22、溶出処理を施された刷版14を準
備位置決めさせる準備位置部118、溶出処理を施され
た刷版14に位置決め用の位置決め部を形成するパンチ
ヤー部24及び版掛用に刷版14の版曲げを行う版曲げ
部26が備えられている。
【0012】図2に示すように、描画部16は刷版14
が載置される搬送台32、刷版14を帯電させる帯電器
34、帯電された刷版14の画像領域に描画する露光部
36と刷版14を排版する図示しない挟持爪を備えてい
る。搬送台32は図示されない駆動装置によって図2矢
印A方向及び反矢印A方向に移動できる。帯電器34は
描画部16の上側へ固定配置されており、この帯電器3
4は版材14の光導電性感光層30をプラスに帯電させ
る。
【0013】帯電器34の図2矢印A方向側に露光部3
6が配置されている。露光部36は半導体レーザ(図示
せず)を備えており、帯電後の刷版14の光導電性感光
層のうち画像部へレーザビームを照射し、画像を走査露
光する。
【0014】図1に示すように、描画部16よりも版材
14の図1矢印B方向側には、給版部12が配置されて
いる。給版部12はコンベア装置(図示せず)が備えら
れており、露光された版材14を図1矢印B方向へ搬送
する。
【0015】給版部12の図1矢印B方向側には、現像
定着処理部18が配置されている。図1に示すように、
刷版14は現像定着処理部18への搬送時に長手方向が
図1矢印A方向及び反矢印A方向に沿った方向に搬送さ
れるようになっており、現像定着処理部18の幅寸法(
図1矢印B及び反矢印B方向の寸法)は新聞印刷用の刷
版14の幅(寸法400mm)に対応した寸法となって
いる。
【0016】現像定着処理部18には、現像部38、ス
クイズ部40、乾燥部42、定着部44及び刷版14を
一定の速度で搬送する搬送装置(図示せず)が備えられ
ている。
【0017】現像部38は現像定着処理部18の上流側
に配置されており、刷版14へ液体現像剤を付与して刷
版14の静電潜像を顕在化する。ここで使用される液体
現像剤は、一般にキヤリア液、トナー粒子を形成する着
色剤、着色剤の定着性を付与する高分子、トナー粒子の
分散を促進したり分散の安定化の働きをする分散剤及び
トナー粒子の極性と荷電量をコントロールする荷電調整
剤から構成されている。なお、現像部38での現像は反
転現像で行われ、プラスに帯電された刷版14をプラス
の電荷を有するトナーで現像する。なお、本事例は反転
現像であるが、刷版14をマイナスの電荷を有するトナ
ーで現像する正現像を選ぶこともできる。
【0018】現像部38よりも刷版14の搬送方向下流
側(図1矢印A方向側)には、スクイズ部40が配置さ
れている。スクイズ部40には、刷版14へ付着した不
要な液体現像剤を噴出するエアーで除去する図示しない
エアー噴出装置が備えられている。なお、不要な液体現
像液をニツプルロールで除去しても、また、エアーによ
る除去と併用してもよい。
【0019】スクイズ部40よりも刷版14の搬送方向
下流側(図1矢印A方向側)には、不要な液体現像剤を
除去された刷版14を乾燥する乾燥部42が配置されて
いる。
【0020】乾燥部42よりも刷版14の搬送方向下流
側(図1矢印A方向側)には、定着部44が配置されて
いる。定着部44は、刷版14のトナー像を加熱して定
着させる複数の加熱用ランプ(図示せず)を備えている
【0021】定着部44よりも刷版14の搬送方向下流
側(図1矢印A方向側)には、方向変換部70が配置さ
れている。図3に示すように、方向変換部70はモータ
等の回転手段72によって水平方向回転される回転台7
4の上面に複数本の円柱状のローラ76が設けられてお
り、これらのローラ76は図示されないモータによって
回転され、刷版14を回転台74の上面に沿ってかつロ
ーラ76の軸線方向とは直角方向へ搬送できる。
【0022】図1に示すように、方向変換部70よりも
刷版14の搬送方向下流側(図1矢印A方向側)には、
溶出処理部22が配置されている。この溶出処理部22
の幅寸法は現像定着処理部18の幅寸法とは違って、刷
版14の長手方向の寸法(寸法1100mm)に対応し
た幅寸法となっている。なお、現像定着処理部18と後
述する溶出処理部22との間の寸法は、刷版14が図1
矢印D方向(または反矢印D方向)に回転した際に現像
定着処理部18及び後述する溶出処理部22に当接しな
い寸法とされている。
【0023】図4に示すように、溶出処理部22には、
刷版14にアルカリ溶液を付与して刷版14の画像部(
即ちトナー像が形成された部分以外の非画像部分)の光
導電性感光体層を溶出する溶出部48、刷版14に付着
した余剰なアルカリ溶液を除去するスクイズ部50、ス
クイズされた刷版14を水洗してアルカリ溶液を除去す
る水洗部52、水洗された刷版14にガム液を塗布する
ガム液塗布部54、ガム液が塗布された刷版14を乾燥
させる乾燥部114と刷版14を挟持して搬送する複数
の搬送ローラ56、58、60、62、64、66が備
えられている。これらの搬送ローラ56、58、60、
62、64、66は図示されないモータによって回転さ
れる。なお、溶出処理部22での刷版14の搬送速度は
現像定着処理部18での刷版14の搬送速度よりも遅く
なっている。また、溶出処理部22の幅寸法(図1矢印
B方向及び反矢印B方向の寸法)は刷版14の長さ(寸
法1100mm)に対応した寸法となっている。
【0024】溶出処理部22の上流側には方向変換部7
0から搬送された刷版14が挿通する孔63が設けられ
ている。孔63よりも刷版14の搬送方向下流側(図4
矢印A方向側)には搬送ローラ56が配置されており、
この搬送ローラ56よりも刷版14の搬送方向下流側(
図4矢印A方向側)には溶出部48が配置されている。
【0025】溶出部48には、溶出槽68が備えられて
おり、この溶出槽68に搬送ローラ58、60及び複数
個のガイドローラ88が設けられている。刷版14はこ
れらの搬送ローラ58、60及びガイドローラ88に搬
送されて溶出槽68内のアルカリ溶液に浸漬される。ま
た、溶出槽68には刷版14を溶出処理するアルカリ溶
液が満たされている。さらに、溶出槽68には循環ポン
プ84が接続されており、槽内のアルカリ溶液を吸入し
てノズル86からアルカリ溶液を刷版14へ噴き付ける
【0026】また、溶出槽68内の刷版14の光導電性
感光層に対応した位置にはローラ状のブラシ90が配置
されている。ブラシ90は図示されないモータ等の回転
駆動手段に接続されており、この回転駆動手段がブラシ
90を回転させる。
【0027】なお、溶出槽68の下端部には排水パイプ
82が接続されており、槽内の劣化したアルカリ溶液を
この排水パイプ82を介して槽外へ排出できる。
【0028】溶出槽68よりも刷版14の搬送方向下流
側(図4矢印A方向側)には、スクイズ部92が配置さ
れており、このスクイズ部92に搬送ローラ62が配置
されている。スクイズ部92には受け部94が備えられ
ており、刷版14は搬送ローラ62によって挟持されて
表面に付着したアルカリ溶液が除去される。搬送ローラ
62の受け部94側にはローラ96が搬送ローラ62に
密着して配置されており、搬送ローラ62によって除去
されたアルカリ溶液がローラ96を介して受け部94に
落下する。また、受け部94には、除去されたアルカリ
溶液を溶出槽68へ戻すためのポンプ98が連結されて
いる。
【0029】溶出部48よりも刷版14の搬送方向下流
側(図4矢印A方向側)には、水洗部52が配置されて
おり、この水洗部52に搬送ローラ64が配置されてい
る。水洗部52には、ローラ状のブラシ100及び受水
槽102が設けられている。この受水槽102には洗浄
水が溜められており、この洗浄水はポンプ104によっ
て吸い上げられノズル106から刷版14へ噴き付けら
れる。ブラシ100は刷版14の光導電性感光層に対応
した位置に配置されており、刷版14の光導電性感光層
を洗浄できる。
【0030】水洗部52よりも刷版14の搬送方向下流
側(図4矢印A方向側)には、ガム液塗布部108が配
置されている。図4に示される如く、ガム液塗布部10
8には、ガム液槽110が備えられている。ガム液槽1
10にはガム液が溜められており、このガム液はポンプ
112によって吸い上げられノズル114から刷版14
へ噴き付けられる。
【0031】ガム液塗布部52よりも刷版14の搬送方
向下流側(図4矢印A方向側)には、乾燥部114が配
置されている。乾燥部114には、ドライヤ116が備
えられており、このドライヤ116によって、ガム処理
後の刷版14を乾燥する。
【0032】図1に示すように、溶出処理部22よりも
刷版14の搬送方向下流側(図1矢印A方向側)には、
準備位置部118が配置されており、溶出処理後の刷版
14がこの準備位置部118に搬送される。準備位置部
118には図示されないコンベア装置が備えられており
、このコンベア装置は刷版14を図1矢印A方向へ搬送
できる。なお、準備位置部118は図1矢印B方向及び
反矢印B方向の寸法が刷版14の長さ寸法(寸法110
0mm)に対応しており、刷版14の搬送方向の寸法(
図1矢印A方向及び反矢印A方向の寸法)は刷版14の
幅寸法(寸法400mm)に対応している。また、この
準備位置部118にCCDセンサ等を備えたパターン認
識ができる検版装置を設ける構成としてもよい。
【0033】準備位置部118よりも刷版14の搬送方
向下流側(図1矢印A方向側)には、パンチヤー部24
が配置されている。このパンチヤー部24には、刷版1
4に版掛け時の位置決め用の位置決め部としての切欠を
形成するポンチ(図示せず)が備えられている。なお、
パンチヤー部24は図1矢印B方向及び反矢印B方向の
寸法が刷版14の長さ寸法(寸法1100mm)に対応
しており、刷版14の搬送方向の寸法(図1矢印A方向
及び反矢印A方向の寸法)は刷版14の幅寸法(寸法4
00mm)に対応している。
【0034】パンチヤー部24よりも刷版14の搬送方
向下流側(図1矢印A方向側)には、版曲部26が配置
されており、この版曲部26に刷版14の長手方向両端
部を所定寸法折り曲げる図示しない折り曲げ装置が備え
られている。なお、版曲部26は図1矢印B方向及び反
矢印B方向の寸法が刷版14の長さ寸法(寸法1100
mm)に対応しており、刷版14の搬送方向の寸法(図
1矢印A方向及び反矢印A方向の寸法)は刷版14の幅
寸法(寸法400mm)に対応している。
【0035】以下に本実施例の作用を説明する。図2に
示すように、刷版14が載置された搬送台32は、図示
しない駆動装置によって露光部36方向(図2矢印A方
向)へ移動される。この移動時に搬送台32上の刷版1
4は帯電器34によって光導電性感光層30がプラスに
帯電される。帯電後、搬送台32が図示しない駆動装置
装置により前述とは逆の方向(図2矢印B方向)へ移動
しながら露光部36の直下へ位置された刷版14には、
半導体レーザより発せられる原稿画像に対応したレーザ
ビームが光導電性感光層30の表面へ照射される。これ
によって、レーザビームが入射された入射部分は導電性
になり、光導電性感光層30の入射部位の表面から正の
電荷が移動して、画像情報に相当する静電潜像が形成さ
れる。
【0036】搬送台32は画像の描画後、元の位置へ戻
される。図1に示すように、描画部16で処理された刷
版14は、図示しない挟持爪で端部が挟持されて描画部
16から給版部12へ排版され、給版部12の図示しな
いコンベア装置によって現像定着処理部18に搬送され
る。
【0037】現像定着処理部18では、刷版14は現像
部38で液体現像剤中の正に帯電されたトナー粒子が光
導電性感光層30の露光された部位に付着する。このト
ナー粒子の付着した部位は親油性となる。刷版14がス
クイズ部40に至ると、刷版14はスクイズ部40で不
要な液体現像剤がスクイズされ、その後、乾燥部42で
乾燥される。
【0038】このように現像処理された刷版14は定着
部44へ搬送される。この定着部44において、刷版1
4はトナー画像が加熱ランプの熱によって定着され、定
着後の刷版14は、方向変換部70へ搬送される。また
、方向変換部70の回転台74はローラ76の長手方向
を刷版14の搬送方向と同一方向に予めしておく。
【0039】刷版14がローラ76上に載置された後、
回転台74は回転手段72によって図3矢印D方向に9
0°回転される。これによって、刷版14は現像処理部
18での搬送時とは異なり、長手方向が次の溶出処理部
22の幅方向(図1矢印B方向及び反矢印B方向)に沿
った方向にされる。このとき、刷版14はローラ76の
上で自然冷却される。したがって、このダイレクト製版
装置10では、定着部44の後に刷版14を冷却させる
冷却部等を別途設ける必要がない。
【0040】冷却された後、図示されないモータによっ
てローラ76が回転され、刷版14は溶出処理部22へ
搬送される。
【0041】図4に示すように、方向変換部70から搬
送された刷版14は、孔63を挿通して溶出処理部22
内へ搬送される。この溶出処理部22において、刷版1
4は搬送ローラ56によって挟持され、溶出槽68内に
搬送されてアルカリ溶液に浸漬される。
【0042】アルカリ溶液に浸漬された刷版14は、ト
ナー画像が付着していない光導電性感光体層が溶出され
る。このとき、刷版14の光導電性感光体層はブラシ9
0によって擦られ、溶出反応が促進される。
【0043】なお、この溶出処理部22での刷版14の
搬送速度は現像定着処理部18の刷版14の搬送速度よ
りも遅くなっているため、溶出処理部22での刷版14
の搬送速度が現像定着処理部18での刷版14の搬送速
度と同一の場合に比較して搬送方向の長さが短くできる
。この理由は、溶出槽68の長さ(刷版14がアルカリ
溶液に浸漬される長さ)と溶出槽68内での刷版14の
搬送速度との比で溶出時間が決まるため、溶出時間を一
定とした場合には搬送速度を遅くした場合には、溶出槽
68の長さが短くなるためである。
【0044】溶出処理後の刷版14は、スクイズ部50
で搬送ローラ62に挟持されて表面に付着したアルカリ
溶液がスクイズされる。スクイズされたアルカリ溶液は
ローラ96を介して受け部94へ落下して溜まる。また
、受け部94へ溜まったアルカリ溶液はポンプ90によ
って溶出槽68に戻される。
【0045】スクイズされた刷版14は水洗部52に搬
送され、ノズル106から洗浄水が噴き付けられる。さ
らに、刷版14はブラシ100によって擦られ、付着し
たアルカリ溶液が完全に除去される。
【0046】刷版14が搬送されてガム液塗布部54に
至ると、ノズル114からガム液が噴出され、非画像部
表面が保護される。
【0047】ガム処理後の刷版14が搬送されて、刷版
14が乾燥部114に至るとドライヤ116の熱風によ
って、刷版14に付着したガム液が乾燥される。
【0048】溶出処理部20で処理された刷版14は、
その後準備位置部118で準備位置合わせされ、検版作
業等が行われる。なお、準備位置部118の図1矢印A
方向及び反矢印A方向の寸法は、刷版14の幅寸法(寸
法400mm)に対応しているので、刷版14の長手を
図1矢印A方向及び反矢印A方向に沿った方向に配置す
る場合に比較して図1矢印A方向及び反矢印A方向の寸
法、すなわち、ダイレクト製版装置10の長手方向の寸
法が短くできる。
【0049】準備位置部118で検版作業等が行われた
刷版14は、パンチヤー部24へ送られ図示しないポン
チによって版掛け時の位置決め用の位置決め部が形成さ
れる。なお、パンチヤー部24の図1矢印A方向及び反
矢印A方向の寸法は、刷版14の幅寸法(寸法400m
m)に対応しているので、刷版14の長手を図1矢印A
方向及び反矢印A方向に沿った方向に配置する場合に比
較して図1矢印A方向及び反矢印A方向の寸法、すなわ
ち、ダイレクト製版装置10の長手方向の寸法が短くで
きる。
【0050】パンチヤー部24で位置決め用の切欠が形
成された刷版14は、版曲部26の図示しない折り曲げ
装置によって刷版14の長手方向両端部が所定寸法折り
曲げられる。なお、版曲部26の図1矢印A方向及び反
矢印A方向の寸法は、刷版14の幅寸法(寸法400m
m)に対応しているので、刷版14の長手を図1矢印A
方向及び反矢印A方向に沿った方向に配置する場合に比
較して図1矢印A方向及び反矢印A方向の寸法、すなわ
ち、ダイレクト製版装置10の長手方向の寸法が短くで
きる。
【0051】以上で刷版14の製版工程が終了する。こ
のように、ダイレクト製版装置10では、現像定着処理
部18での刷版14の搬送速度よりも溶出処理部22で
の刷版14の搬送速度を遅くすることによって溶出処理
部22の刷版14の搬送方向の長さを短くしてダイレク
ト製版装置10の長手方向の寸法を短くすることができ
る。さらに、準備位置部118、パンチャー部24、版
曲げ部26の長手方向の向きを刷版14の搬送方向の向
きに対して90°としたので、準備位置部118、パン
チャー部24及び版曲げ部26における刷版14の搬送
方向の寸法も短くなり、ダイレクト製版装置10の長手
方向の寸法が短くできる。したがって、長さのとれない
設置場所においてもダイレクト製版装置10を設置する
ことができる。
【0052】また、現像定着処理部18と溶出処理部2
2とが方向変換部70によって分離され溶出処理部22
の孔63から刷版を挿入するようになっているで、他の
製版装置で定着処理された刷版をこの溶出処理部22で
溶出処理することもできる。このため、ダイレクト製版
装置10を複数個備える場合には、複数個のうち少なく
とも1つのダイレクト製版装置10に溶出処理部22が
備えられていればよく、他のダイレクト製版装置10の
溶出処理部22を不要とすることができ、全体の設置ス
ペースを小さくすることができる。
【0053】また、方向変換部70に載置した際に刷版
14が空冷されるので、定着処理部の後に、刷版14を
冷却する冷却装置等を別途設ける必要がない。
【0054】なお、本実施例のダイレクト製版装置10
は、新聞用縦2頁版の刷版を製版するよう各処理部が構
成されているが、本発明はこれに限らず、例えば、準備
位置部118、パンチャー部24及び版曲げ部26の搬
送方向の寸法を長くして、新聞印刷用4頁版の刷版(幅
800mm×長さ1100mm)等の他の寸法の刷版に
対応した構成としてもよい。この場合には、新聞印刷用
4頁版等の他の製版装置で定着処理された刷版の溶出処
理をすることができる。
【0055】また、本実施例のダイレクト製版装置10
の方向変換部70は回転台74が回転手段72によって
回転されて刷版14の向きが変えられるように構成され
ているが、本発明はこれに限らず、刷版14が方向変換
できればよく、例えば、箱状の台またはテーブル等で方
向変換部70を構成してもよい。この場合には、作業者
が刷版14の向きを変えればよく、ダイレクト製版装置
10装置のコストを安くすることができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の製版装置は
上記構成としたので、製版装置の長手方向の寸法を短く
することができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るダイレクト製版装置の各
処理部を示す配置図である。
【図2】図1の底面図に相当する描画部の側面図である
【図3】方向変換部を示す斜視図である。
【図4】溶出処理部を示す断面図である。
【符号の説明】
10    ダイレクト製版装置 14    刷版 16    描画部 24    パンチヤー部 26    版曲げ部 36    露光部 38    現像部 44    定着部 48    溶出部 70    方向変換部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  長尺状の刷版に画像を記録する描画部
    と、前記刷版を長手方向に沿って搬送しながら現像する
    現像部と、前記刷版を長手方向に沿って搬送しながら定
    着する定着部と、前記刷版を幅方向に沿って搬送しなが
    ら溶出する溶出部と、前記定着部と前記溶出部との間に
    設けられ前記刷版を方向変換する方向変換部と、前記刷
    版の搬送方向が幅方向とされ前記刷版へ位置決め用の位
    置決め部を形成するパンチヤー部と、前記刷版の搬送方
    向が幅方向とされ前記刷版へ版掛け用の折り曲げ部分を
    形成する版曲げ部と、を備える製版装置。
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