JPH05249759A - ダイレクト刷版作成装置 - Google Patents

ダイレクト刷版作成装置

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JPH05249759A
JPH05249759A JP4880492A JP4880492A JPH05249759A JP H05249759 A JPH05249759 A JP H05249759A JP 4880492 A JP4880492 A JP 4880492A JP 4880492 A JP4880492 A JP 4880492A JP H05249759 A JPH05249759 A JP H05249759A
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JP
Japan
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plate
image
roller
printing
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Application number
JP4880492A
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English (en)
Inventor
Tomoaki Takekoshi
友昭 竹越
Junji Nakano
順二 中野
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トナー像のサイドエッチ部を軽減し、画質の
低下を防止するダイレクト刷版作成装置を得る。 【構成】 水洗部54の搬送ローラ84、86の間に
は、ブラシローラ94が設けられ、一対の小ローラ9
6、98と接触されている。このため、搬送ローラ84
を通過した印刷版20は、ブラシローラ94と一対の小
ローラ96、98との間に挟持される。ブラシローラ9
4は、印刷版20の搬送に反する方向へ回転され、印刷
版20の画像記録面が洗浄されると同時に擦られながら
下流側へ搬送される。ブラシローラ94は、印刷版20
の画像記録面を擦ることにより、サイドエッチ部を擦り
取り、サイドエッチ部を軽減する。このブラシローラ9
4によるサイドエッチ部の軽減によって、印刷時にサイ
ドエッチ部が欠損することによる画質の低下を防止で
き、安定した印刷を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、描画部によってダイレ
クト刷版に記録された潜像部にトナー像を形成し、溶出
部においてエッチング処理及び、水洗処理等の各処理を
行い、乾燥部へ送り出して乾燥するダイレクト刷版作成
装置に関する。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】従来、平
版印刷版作成装置、例えばダイレクト刷版作成装置とし
て電子写真印刷版を液体現像剤で現像し、現像処理後の
電子写真印刷版を定着、溶出処理する電子写真製版装置
がある。この種の電子写真製版装置では、電子写真刷版
を現像処理部でトナー粒子とキャリア液とからなる液体
現像剤で現像する。この現像工程では、電子写真刷版の
画像部分にトナー粒子が付着して、静電潜像が顕像化さ
れる(トナー像)。現像された電子写真印刷版は、定着
処理部で加熱されトナー粒子が電子写真刷版に溶融固着
される。定着処理された電子写真刷版は次の溶出処理部
で非画像部の溶出が行われる。
【0003】この後、平版印刷版は水洗処理された後、
ガム液が塗布され、溶出部の最下流側に位置する絞りロ
ーラによってガム液が絞り取られ、乾燥部で乾燥され
る。
【0004】ここで、溶出部での非画像部の溶出工程に
おいて、トナー像を支持する画像部分の周囲が溶出され
て、えぐれ、トナー像にサイドエッチ部が生じることが
ある。サイドエッチ部は、強度的に弱く、印刷を継続す
ることによって欠損し易く、画質の低下を招くことにな
る。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、トナー像のサ
イドエッチ部を軽減し、画質の低下を防止することがで
きるダイレクト刷版作成装置を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、描画部によって平版印刷版に記録された潜像部にト
ナー像を形成し、溶出部においてエッチング処理及び、
水洗処理等の各処理を行い、乾燥部へ送り出して乾燥す
るダイレクト刷版作成装置であって、前記溶出部におけ
る水洗処理部に前記エッチング処理によって生じる過溶
出部分に対応するトナー像を擦り取るブラシローラを設
けたことを特徴としている。
【0007】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、水洗処理をし
ながらこのブラシローラによって、エッチング処理によ
って生じる過溶出部分に対応するトナー像(トナー像の
周縁)を擦り取るようにした。これにより、印刷時に欠
損し易い部分を予め取り除くことができるため、印刷画
像の安定化が図れ、高画質を維持することができる。
【0008】
【実施例】図1乃至図3を参照して、本実施例に係るダ
イレクト刷版装置10の概略を説明する。
【0009】本実施例に用いられる印刷版20は、矩形
状のOPC(ORGANIC PHOTOCONDUC
TOR)ダイレクト印刷版であり、図5に示される如
く、導電性支持体として厚さ約0.3mmのアルミニウ
ム板151と、このアルミニウム板151の一方の面を
画像記録面とするための陽極酸化層153と、その上面
をコーティングする厚さ数ミクロンのOPCアルカリ可
溶性のポリマーを主成分とするOPC層152とで構成
されている。また、導電性支持体の寸法、即ち、印刷版
20の寸法は、新聞印刷用の刷版として398(mm)×
1120(mm)(新聞紙2頁分)としている。なお、印
刷版20の寸法は、例えば、398(mm)×560(m
m)(新聞紙1頁分)の適用も可能であり、また、これ
ら以外の寸法のものであってもよい。
【0010】なお、各図に示される矢印A方向は印刷版
20の幅方向に対応されており、矢印B方向を印刷版2
0の長手方向に対応させている。本実施例に係るダイレ
クト刷版処理装置10では、印刷版20を隣接する処理
部へ搬送する場合、印刷版20の幅方向あるいは長手方
向に沿って平行移動させるようになっている。
【0011】図1乃至図3に示されるように、ダイレク
ト刷版装置10は、描画部18へ印刷版20を供給する
給版部12と、描画部18から印刷版20を排出する排
版部14とで構成される給版排版部16を備えている。
給版部12には印刷版20が積層された印刷版載置台3
8が装填される。印刷版載置台38は、床面に対して略
平行とされた搭載台40上に印刷版20を積層して搭載
している。搭載された印刷版20は、画像記録面が下方
に向けられており、印刷版載置台38を給版部12の所
定の位置に装填することにより、印刷版20の給版部1
2に対する位置決めがなされる。
【0012】給版部12への印刷版載置台38の装填及
び抜き出しは、ケーシング16Aに設けられた図示しな
いシャッタによって行われ、通常、このシャッタが閉止
されて内部が遮光されている。なお、印刷版載置台38
は、フォークリフト等によって移動されるものであって
もよく、底部に設けられたキャスタ等によって移動可能
とされたものであってもよい。
【0013】給版部12には、枚葉装置102、反転装
置104が設けられ、印刷版載置台38に搭載された印
刷版20が枚葉装置102によって上面が吸着保持され
て持ち上げられて反転装置104に受け渡される。反転
装置104は、印刷版20の幅方向の一端部を吸着保持
して回転し(図2の矢印C参照)、これによって印刷版
20は反転されて画像記録面が上方へ向けられる。
【0014】また、給版部12にはリフト台300と水
平搬送装置106とが設けられており、反転装置104
によって反転された印刷版20がリフト台300に載置
される。リフト台300に載置された印刷版20は、リ
フト台300に対しての位置決めがなされた後、水平搬
送装置106へ渡される。印刷版20は、水平搬送装置
106の複数の爪部に下面を支持されて、給版部12に
隣接して設けられた描画部18の定盤408上へ搬送さ
れる。
【0015】描画部18の定盤408上に載置された印
刷版20は帯電された後、描画装置によって画像記録面
に静電潜像が形成される。静電潜像が形成された印刷版
20は、定盤408上から取出装置450によって、描
画部18に隣接し、かつ、給版部12の上方に設けられ
た排版部14へ向けて移動される。排版部14には、排
版部14内を描画部18へ向けて移動される搬送ステー
ジ502が設けられており、この搬送ステージ502に
取出装置450に持ち上げられた印刷版20が載置され
る。
【0016】印刷版20を載置した搬送ステージ502
は、排版部14に現像部22と隣接して設けられた挿入
ステージ532へ向けて移動される。印刷版20は、搬
送ステージ502から挿入ステージ532へ載せ換えら
れる。図3に示されるように、挿入ステージ532は印
刷版20を載置すると、現像部22へ向けて所定の角度
で傾斜された後、載置した印刷版20を現像部22へ向
けて送り出すようになっている。この挿入ステージ53
2の傾斜角度は、現像部22の挿入口近傍を搬送される
印刷版20の傾斜角度と等しくされている。
【0017】図1に示されるように、給排版部16に
は、現像部22が接続されている。現像部22は、静電
潜像が形成された印刷版20を現像処理する現像処理部
24と、現像処理された印刷版20を定着処理する定着
処理部26とで構成されている。印刷版20は現像処理
部24で現像液であるトナーが付与された後、不要なト
ナーがスクイズされて乾燥される。現像処理部24の現
像方式は、反転現像方式で行われ、描画部18でプラス
に帯電された印刷版20の表面にプラスの電荷を有する
トナーを付与するようになっている。また、現像処理部
24では、トナー粒子を付着させる際、印刷版20の表
面に流すようにして塗布しているため、印刷版20の表
面にトナー粒子がむらなく流れるように所定の角度で傾
斜された状態で搬送されるようになっている。現像部2
2の定着処理部26では、印刷版20を定着ランプで加
熱した後、印刷版20を冷却するようになっている。加
熱されたトナー粒子はフィルム化して印刷版20の表面
に定着される。現像部22の下流側には、溶出部28が
配設されている。
【0018】図4に示される如く、溶出部28には印刷
版20にアルカリ溶液を付与して印刷版20の非画像部
(即ちトナー像が形成された部分以外の非画像部分)の
OPC層152(図5参照)を溶出するエッチング部5
0、印刷版20に付着した余剰なアルカリ溶液を除去す
るスクイズ部52、スクイズされた印刷版20を水洗し
てアルカリ溶液を除去する水洗部54及び水洗された印
刷版20にガム液を塗布するガム液塗布部56を備えて
いる。この溶出部28には、半透明のカバーユニット5
8が被せられ、各処理部の処理液の蒸発を低減してい
る。なお、このカバーユニット58は、各部で独立して
取り外し可能となっている。
【0019】溶出部28の最上流側には、一対の搬送ロ
ーラ60が配置されており、この搬送ローラ60よりも
印刷版20の搬送方向下流側にエッチング部50が配置
されている。エッチング部50には、溶出槽62が備え
られており、この溶出槽62に搬送ローラ64、66及
び複数個のガイドローラ68が設けられている。印刷版
20はこれらの搬送ローラ64、66及びガイドローラ
68に搬送されて溶出槽62内のアルカリ溶液に浸漬さ
れる。溶出槽62には循環ポンプ70が接続されてお
り、槽内のアルカリ溶液を吸入してノズル72からアル
カリ溶液を印刷版20へ噴き付ける。
【0020】また、溶出槽62内の印刷版20の画像記
録面に対応した位置には、ローラ状のブラシ74が配置
されている。ブラシ74は図示しないモータ等の回転駆
動手段に接続されており、この回転駆動手段がブラシ7
4を回転させる。溶出槽62の下端部には排水パイプ7
6が接続されており、槽内の劣化したアルカリ溶液をこ
の排水パイプ76を介して槽外へ排出できるようになっ
ている。
【0021】溶出槽62の下流側には、スクイズ部52
が配置されており、このスクイズ部52には、搬送ロー
ラ78と受け皿79が配置されている。印刷版20は搬
送ローラ78によって挟持されて表面に付着したアルカ
リ溶液が除去され、溶液受け皿79へ一旦溜まり、溢れ
たアルカリ液はスクイズ槽80に落下するようになって
いる。また、スクイズ槽80には、除去されたアルカリ
溶液を溶出槽62へ戻すためのポンプ82が連結されて
いる。
【0022】このスクイズ部52に連続して印刷版20
の搬送方向下流側には、水洗部54が配置されている。
この水洗部54には、その入側及び出側にそれぞれ一対
とされた搬送ローラ84、86が配置されている。この
ため、印刷版20は、これらの搬送ローラ84、86に
挟持されて、さらに下流側へと搬送される。
【0023】水洗部54の下方には、受水槽88が設け
られている。受水槽88には洗浄水が溜められており、
この洗浄水はポンプ90によって吸い上げられノズル9
2から印刷版20へ噴き付けられる。
【0024】搬送ローラ84、86の間には、ブラシロ
ーラ94が設けられている。ブラシローラ94は、印刷
版20の搬送路を挟んで印刷版20の搬送方向に沿って
配設された一対の小ローラ96、98と接触されてい
る。このため、搬送ローラ84を通過した印刷版20
は、ブラシローラ94と一対の小ローラ96、98との
間に挟持されることになる。
【0025】ブラシローラ94は、図示しない駆動手段
の駆動力で、印刷版20の搬送に反する方向へ回転され
ている。このため、印刷版20の画像記録面が洗浄され
ると同時にブラシローラ94によって擦られながら下流
側の搬送ローラ86へと至る構成である。このブラシロ
ーラ94によって、洗浄効果が促進される。
【0026】ここで、ブラシローラ94は、印刷版20
の画像記録面を擦ることにより、図5に示される如く、
エッチング部50での溶出処理によって生じたトナー像
150が形成された部分のOPC層152の過溶出部に
対応するトナー像150のエッチ(サイドエッチ部15
4)を擦り取り、このサイドエッチ部154を軽減する
役目を有している。
【0027】このブラシローラ94によるサイドエッチ
部154の軽減によって、印刷時にサイドエッチ部15
4が欠損することによる画質の低下を防止でき、安定し
た印刷を行うことができることになる。
【0028】水洗部54よりも印刷版20の搬送方向下
流側には、ガム液塗布部56が配置されている。このガ
ム液塗布部56には、その入側に一対の搬送ローラ15
6が設けられ、その下流側かつ、搬送路の下側には支持
ローラ158が設けられている。また、ガム液塗布部5
6の下方には、ガム液槽160が備えられており、ガム
液槽160にガム液が溜められている。ガム液槽160
内のガム液はポンプ162によって吸い上げられ、ノズ
ル164から噴出するようになっている。このため、搬
送ローラ156によって搬送され、支持ローラ158に
支持された印刷版20へガム液を噴き付けることができ
る。
【0029】ガム塗布部56の出側(最下流側)には、
一対の絞りローラ166が設けられ、ガム液が塗布され
た印刷版20は、この絞りローラ166によってガム液
が絞り取られ、乾燥部30で乾燥処理された後、下流側
のパンチング部32及び版曲部34へ送られる。
【0030】パンチング部32では、印刷版20を図示
しない定盤上に位置決めして、印刷版の端部に輪転機の
版胴への版掛け時の位置決め用に切欠及び丸孔を形成す
る。版曲部34では、印刷版20の長手方向の両端部を
各々所定の形状に折り曲げる。これによって、印刷版2
0は輪転機の版胴へ位置決めされて版掛けが可能とな
る。版曲げが終了して印刷版20は、版曲部34から排
出されて貯版される。
【0031】以下に本実施例の作用を説明する。印刷版
20が積層された印刷版載置台38から枚葉装置102
によって上面(非画像記録面)が吸着保持されて持ち上
げられて反転装置104に受け渡される。反転装置10
4では、印刷版20の幅方向の一端部を吸着保持して回
転し、これによって印刷版20は反転されて画像記録面
が上方へ向けられる。
【0032】画像記録面が上方に向けられた印刷版20
は、リフト台300に載置され、位置決めがなされた
後、水平搬送装置106へ渡されて複数の爪部に下面を
支持されて、描画部18の定盤408上へ搬送される。
【0033】描画部18の定盤408上に載置された印
刷版20は帯電された後、描画装置によって画像記録面
に静電潜像が形成され、取出装置450によって、排版
部14の挿入ステージ532へ載置されて現像部22へ
送り出される。
【0034】現像部22では、静電潜像が形成された印
刷版20を現像処理し、現像処理された印刷版20を定
着処理した後、溶出部28へと送り出される。溶出部2
8では、トナー画像が形成された印刷版20にアルカリ
溶液を付与してエッチング処理する。これによって、印
刷版20の非画像部分、即ち、トナー画像が形成された
部分以外のOPC層が溶出される。
【0035】このとき、印刷版20のOPC層152は
ブラシ74によって擦られ、溶出反応が促進される。こ
の溶出処理によって、印刷版20のトナー画像が付着し
ていない領域は親水化処理がなされた面が露出される。
【0036】溶出処理後の印刷版20は、スクイズ部5
2で搬送ローラ78に挟持されて表面に付着したアルカ
リ溶液がスクイズされる。スクイズされてアルカリ溶液
は溶液受け皿79を常に満杯にし、さらに受け皿79か
らオーバーフローしスクイズ槽80に溜まる。また、ス
クイズ槽80へ溜まったアルカリ溶液はポンプ82によ
って溶出槽62に戻される。
【0037】スクイズされた印刷版20は水洗部54に
搬送され、ノズル92から洗浄水が噴き付けられる。
【0038】印刷版20が搬送されてガム液塗布部56
に至ると、ノズル164からガム液が画像形成領域に噴
出される。これによって、非画像部表面が保護される。
【0039】ガム液が塗布された印刷版20は、溶出部
28の最下流側に位置する絞りローラ166によってガ
ム液が絞り取られ、乾燥部30で乾燥処理された後、下
流側のパンチング部32及び版曲部34へ送られて版曲
げした後、排出されて貯版される。
【0040】ここで、エッチング部50による溶出処理
では、トナー像150が形成された部分以外のOPC槽
152を溶出するものであるが、サイドエッッチ部15
4が生じることがある。このサイドエッチ部154は、
印刷時に欠損し易く、画質の低下を招くことがある。
【0041】このため、本実施例では、水洗部54にブ
ラシローラ94を配設し、水洗処理しながら、画像記録
面を擦るようにしている。すなわち、ブラシローラ94
は、印刷版20の搬送方向に反する方向に回転されてい
るため、印刷版20が搬送ローラ156によって搬送さ
れ、ブラシローラ94と一対の小ローラ96、98とに
よって挟持されることによって、画像記録面が擦られ
る。これにより、サイドエッチ部154に対応するトナ
ー像150Aが削り取られ、実質的にサイドエッチ部1
54を軽減することができる。このサイドエッチ部15
4の軽減によって、印刷時にサイドエッチ部154が欠
損することによる画質の低下を防止でき、安定した印刷
を行うことができる。
【0042】なお、ブラシローラ94によるトナー像1
50の削り取り量が数ミクロンであるため、一部欠損等
で線の太さが一様でなくなるのと異なり、画像全体とし
ての画質にさほど影響はないが、さらに、画像情報(描
画部18での描画)に対して精度のよい印刷画像を得る
ためには、予めブラシローラ94によって削り取られる
分を画像情報として考慮しておけばよい。また、ブラシ
ローラ94の回転方向は本実施例と逆方向でもほぼ同様
の効果が得られる。
【0043】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係るダイレク
ト刷版作成装置は、トナー像のサイドエッチ部を軽減
し、画質の低下を防止することができるという優れた効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るダイレクト刷版装置の概略平面
図である。
【図2】本実施例に係るダイレクト刷版装置の概略正面
図である。
【図3】本実施例に係るダイレクト刷版装置の要部側面
図である。
【図4】本実施例に係る溶出部の概略構成図である。
【図5】印刷版のサイドエッチ部を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ダイレクト刷版装置 28 溶出部 30 乾燥部 50 エッチング部 54 水洗部 94 ブラシローラ 150 トナー像 152 OPC層 154 サイドエッチ部
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】ここで、溶出部での非画像部の溶出工程に
おいて、トナー像を支持する画像部分の周囲が溶出され
て、エグレ、トナー像にサイドエッチ部が生じることが
ある。トナー像のサイドエッチ部は、強度的に弱く、印
刷を継続することによって欠損し易く、画質の低下を招
くことになる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】ここで、ブラシローラ94は、印刷版20
の画像記録面を擦ることにより、図5に示される如く、
トナー層のうち溶出処理時にOPC層が過溶出によりサ
イドエッチされてなくなった部分(図中154)に対応
する部分(図中150A)を擦り取る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】ここで、エッチング部50による溶出処理
では、トナー像150が形成された部分以外のOPC
152を溶出するものであるが、サイドエッチ部154
が生じることがあり、これに対応するトナー像のサイド
エッチ部150Aは、印刷時に欠損し易く、画質の低下
を招くことがある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】このため、本実施例では、水洗部54にブ
ラシローラ94を配設し、水洗処理しながら、画像記録
面を擦るようにしている。すなわち、ブラシローラ94
は、印刷版20の搬送方法に反する方向に回転されてい
るため、印刷版20が搬送ローラ156によって搬送さ
れ、ブラシローラ94と一対の小ローラ96、98とに
よって挟持されることによって、画像記録面が擦られ
る。これにより、サイドエッチ部154に対応するトナ
ー像150Aが削り取られ、印刷時にトナー像のサイド
エッチ部150Aが欠損することによる画質の低下を防
止でき、安定した印刷を行うことができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 10 ダイレクト刷版装置 28 溶出部 30 乾燥部 50 エッチング部 54 水洗部 94 ブラシローラ 150、150A トナー像 152 OPC層 154 OPC層、サイドエッチ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 描画部によって平版印刷版に記録された
    潜像部にトナー像を形成し、溶出部においてエッチング
    処理及び、水洗処理等の各処理を行い、乾燥部へ送り出
    して乾燥するダイレクト刷版作成装置であって、前記溶
    出部における水洗処理部に前記エッチング処理によって
    生じる過溶出部分に対応するトナー像を擦り取るブラシ
    ローラを設けたことを特徴とするダイレクト刷版作成装
    置。
JP4880492A 1992-03-05 1992-03-05 ダイレクト刷版作成装置 Pending JPH05249759A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4880492A JPH05249759A (ja) 1992-03-05 1992-03-05 ダイレクト刷版作成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4880492A JPH05249759A (ja) 1992-03-05 1992-03-05 ダイレクト刷版作成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05249759A true JPH05249759A (ja) 1993-09-28

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JP4880492A Pending JPH05249759A (ja) 1992-03-05 1992-03-05 ダイレクト刷版作成装置

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