JP2620415B2 - 電子写真製版装置 - Google Patents

電子写真製版装置

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JP2620415B2
JP2620415B2 JP3630691A JP3630691A JP2620415B2 JP 2620415 B2 JP2620415 B2 JP 2620415B2 JP 3630691 A JP3630691 A JP 3630691A JP 3630691 A JP3630691 A JP 3630691A JP 2620415 B2 JP2620415 B2 JP 2620415B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】刷版を液体現像剤で現像して、定
着、溶出処理を行う電子写真製版装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ダイレクト製版装置として電子写
真刷版を液体現像剤で現像し、現像処理後の電子写真刷
版を定着、溶出処理する電子写真製版装置がある。この
種の電子写真製版装置では、電子写真刷版を現像処理部
でトナー粒子とキャリア液とからなる液体現像剤で現像
する。この現像工程では、電子写真刷版の画像部分にト
ナー粒子が付着して、静電潜像が顕像化される。現像さ
れた電子写真刷版は、定着処理部で加熱されトナー粒子
が電子写真刷版に溶融固着される。定着処理された電子
写真刷版は次の溶出処理部で非画像部の溶出が行われ
る。
【0003】ところで、この種の電子写真製版装置で
は、電子写真刷版の非画像部分に付着した余剰な液体現
像剤が現像処理後に送風機からの噴出エアーによって吹
き飛ばされるようになっているが、電子写真刷版の側端
部に付着した液体現像剤は送風機からのエアーでは完全
には吹き飛ばされない場合がある。電子写真製版装置で
使用されるトナーは印刷時にインキが付着し易いように
親油性になっているため、側端部にトナーが付着した状
態の電子写真刷版で印刷を行うと、インキがトナー画像
ばかりでなく側端部に付着したトナーにも付着する。こ
のため、新聞印刷のように刷版よりも大きい印刷物に印
刷をする場合には、側端部のトナーに付着したインキが
印刷物に転写され、線状の汚れとなって印刷品質を低下
させる問題が生じる。
【0004】上記欠点を解消するため、現像処理部と定
着処理部との間に刷版の側端部に付着したトナーを除去
する除去手段を設けた製版装置(特開平1−26166
0号公報)や、電子写真刷版の側端部に水溶性の高分子
層を形成させ、溶出処理部において水溶性の高分子層を
トナーと共に除去する方法(特開平2−61654号公
報)等が提案されている。
【0005】ところが、現像処理部と定着処理部の間に
トナーの除去手段を設けた製版装置では、刷版側面のト
ナーを除去する際に粉体状のトナー(定着処理前である
ため粉体状となっている)の一部が飛散して刷版の画像
面に付着する恐れがある。この状態の刷版が定着処理部
へ搬送されると、定着処理工程で飛散したトナーが画像
面に溶融固着される。このため、印刷時において、飛散
したトナーにインキが付着して印刷物が汚れる原因とな
る。
【0006】また、刷版の側面に水溶性高分子層を形成
する方法では、水溶性高分子材を塗布するため作業が煩
雑になる。また、水溶性高分子材を塗布する際に刷版の
感光体層面に水溶性高分子材が浸み出す場合があり、後
の現像処理工程において感光体層面の水溶性高分子材付
着部分で現像不良となる恐れがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、印刷物の品質低下を起こすことのない刷版を製版
することのできる電子写真製版装置を得ることが目的で
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ダイレクト刷
版を液体現像剤で現像し、定着、溶出処理を行う電子写
真製版装置であって、定着処理部と溶出処理部との間
に、前記ダイレクト刷版の側端部に付着したトナーを除
去する除去手段を設けたことを特徴としている。
【0009】
【作用】本発明の電子写真製版装置では、ダイレクト刷
版は液体現像剤で現像された後、定着処理部で定着処理
がなされる。この電子写真製版装置には、定着処理部と
溶出処理部との間にダイレクト刷版の側端部に付着した
トナーを除去する除去手段が設けられている。したがっ
て、定着処理がなされたダイレクト刷版の側端部に不要
なトナーが付着していても除去手段によって側端部のト
ナーを除去することができる。その後、ダイレクト刷版
は溶出処理部において溶出処理が行われる。このように
側端部にトナーが付着していないダイレクト刷版を使用
して印刷を行うと、側端部にインキが付着しないので印
刷物に不要なインキを転写させることなく印刷品質を低
下させることがない。
【0010】また、例えば、除去手段によってダイレク
ト刷版の側端部を所定寸法除去してもよい。これによっ
て、側端部に付着したトナーを全て除去することができ
る。この場合にも印刷時にインキが側端部に付着するこ
とがなくなるため、印刷物のダイレクト刷版の側端部に
対応する位置にも不要なインキが付着しない。
【0011】また、例えば、除去手段によって定着処理
がなされたダイレクト刷版の画像形成面側の角部を面取
りしてもよい。この場合には、除去手段によってダイレ
クト刷版の画像形成面側の角部が面取りされると同時に
側端部の角部近傍のトナーが除去される。このように面
取り処理されたダイレクト刷版を使用して印刷を行う
と、仮に側端部に付着したトナーにインキが付着して
も、印刷物と側端部のトナーに付着したインキとが面取
り部分で離間して接触しないので、ダイレクト刷版の側
端部のトナーに付着したインキが印刷物に転写されず印
刷品質を低下させることがない。また、この場合には、
ダイレクト刷版の寸法(幅及び長さ)が変わらないの
で、刷版の側端部を基準にして位置決めを行うことがで
きる。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を図1乃至図7にしたが
って説明する。
【0013】図2に示すように、本実施例で用いられる
ダイレクト刷版14は薄肉板状の電子写真刷版であり、
導電性支持体28の片面に光導電性感光層30が形成さ
れて画像形成面とされている。導電性支持体28は、ア
ルミニウム材で形成されており、厚さは約0.3mmとさ
れている。また、導電性支持体28は光導電性感光層3
0との境界面に親水化処理がなされている。なお、光導
電性感光層30としては、例えば、有機導電性感光体が
使用される。
【0014】図3に示すように、本発明の適用された電
子写真製版装置10には、給版部12、描画部16、現
像定着処理部18、エツジ処理部120、溶出処理部2
2、待機部118、パンチヤー部24及び版曲げ部26
が備えられている。
【0015】給版部12は電子写真製版装置10の上流
側(図3矢印A方向側とは反対方向側)に配置されてい
る。この給版部12はコンベア装置(図示せず)を備え
ており、未露光の版材14を図3矢印A方向へ搬送す
る。なお、この電子写真製版装置10では、ダイレクト
刷版14は長手方向が図3矢印A方向及び矢印A方向と
は反対方向に沿った方向に配置され各処理が行われる。
【0016】図4に示すように、描画部16にはダイレ
クト刷版14を載置する搬送台32が備えられており、
この搬送台32は図示しない搬送手段によって図4矢印
A方向及び矢印A方向とは反対方向へ移動できる。描画
部16の上側の図4矢印A方向及び矢印A方向とは反対
方向中間部には、ダイレクト刷版14の光導電性感光層
30をプラスに帯電させる帯電器34が備えられてお
り、この帯電器34の図4矢印A方向側には露光部36
が配置されている。露光部36には半導体レーザ(図示
せず)が備えられており、帯電後の光導電性感光層30
のうち画像部へレーザビームを照射し、画像を走査露光
する。なお、描画部16には、露光後のダイレクト刷版
14を図4矢印A方向へ排版する図示しない挟持爪が備
えられている。
【0017】図3に示すように、描画部16の図3矢印
A方向側には、現像定着処理部18が配置されている。
現像定着処理部18は、現像部38、スクイズ部40、
乾燥部42、定着処理部としての定着部44及びダイレ
クト刷版14を搬送する搬送装置(図示せず)を備えて
いる。
【0018】現像部38は現像定着処理部18の上流側
に配置されており、露光後のダイレクト刷版14へ液体
現像剤を付与してダイレクト刷版14の静電潜像を顕在
化する。ここで使用される液体現像剤は一般に、カーボ
ンブラツク等の顔料に分散性、極性制御性、定着性等の
特性を付与する樹脂を吸着させたトナー19の粒子をキ
ヤリア液に分散させたものである。なお、現像部38で
の現像は反転現像で行われ、プラスに帯電されたダイレ
クト刷版14をプラスの電荷を有するトナー19で現像
する。なお、ダイレクト刷版14のトナー19の付着し
た部位は親油性となる。
【0019】現像部38よりもダイレクト刷版14の搬
送方向下流側(図3矢印A方向側)には、スクイズ部4
0が配置されている。このスクイズ部40には図示しな
いブロワーが備えられており、ダイレクト刷版14の両
面へエアーを噴出させる。
【0020】スクイズ部40よりもダイレクト刷版14
の搬送方向下流側(図3矢印A方向側)には、乾燥部4
2が配置されている。乾燥部42にはドライヤ(図示せ
ず)が備えられており、ドライヤの温風でダイレクト刷
版14を乾燥させる。
【0021】乾燥部42よりもダイレクト刷版14の搬
送方向下流側(図3矢印A方向側)には、定着部44が
配置されている。定着部44は、複数の加熱用ランプ
(図示せず)を備えており、この加熱用ランプの熱によ
ってダイレクト刷版14に付着したトナー19の粒子を
溶融して定着させる。
【0022】定着部44よりもダイレクト刷版14の搬
送方向下流側(図3矢印A方向側)には、エツジ処理部
120が配置されている。
【0023】図1に示すように、エツジ処理部120に
は、本体ベース122の上に定着部44から搬送される
ダイレクト刷版14を図1矢印A方向へ搬送するベルト
コンベア126が備えられている。ベルトコンベア12
6の幅寸法はダイレクト刷版14の幅寸法よりも所定寸
法小さくされている。このため、ベルトコンベア126
にダイレクト刷版14を載置すると、ダイレクト刷版1
4の幅方向側の側端部15がベルトコンベア126の側
端部よりも外方へ所定寸法突出される。
【0024】さらに、本体ベース122には、ベルトコ
ンベア126の側部近傍に4個のガイドローラ128が
軸支されている。これらのガイドローラ128は、それ
ぞれダイレクト刷版14の側端部15に当接し、ダイレ
クト刷版14の幅方向(図1矢印B方向及び矢印B方向
とは反対方向)への移動防止用とされる。
【0025】このベルトコンベア126の搬送方向中間
部近傍の両側方には、除去手段としての研削装置13
0、132が配置されている。図5に示すように、研削
装置130は、ボツクス138のベルトコンベア126
側にスリツト150が形成されており、このスリツト1
50からダイレクト刷版14の側端部15がボツクス1
38の内部へ入り込める。
【0026】ボツクス138のベルトコンベア126側
には、上側面144が水平とされた厚肉部材で形成され
た刷版ガイド142が密着して配置されている。刷版ガ
イド142は、上側面144の高さがベルトコンベア1
26上面の高さと同一となっており、ベルトコンベア1
26の側端から突出されたダイレクト刷版14が下方に
下がらないようにダイレクト刷版14の下面を支持す
る。
【0027】一方、ボツクス138の上側内壁面には、
回転軸134を垂直方向とされたモータ136が取り付
けられている。回転軸134の先端には砥石140が取
り付けられており、この砥石140は下方に行くにした
がって小径とされる円錐状に形成されている。なお、砥
石140の側面142は軸線に対して45°傾斜されて
いる。
【0028】ボツクス138の反ベルトコンベア126
側の側面には、下側に孔146が形成されている。孔1
46にはダクト148の一端が接続されており、このダ
クト148の他端には図示されない吸引装置が接続され
ている。このため、図示されない吸引装置を作動する
と、吸引スリツト150から外気が吸引されると共にボ
ツクス138内の異物が図示されない吸引装置に吸引さ
れる。
【0029】一方、研削装置132も研削装置130と
同一構成となっており、ベルトコンベア126の軸線に
対して対称配置されている。また、研削装置132の構
成については、研削装置130と同一構成には同一番号
を付し、その説明を省略する。
【0030】図3に示すように、エツジ処理部120よ
りもダイレクト刷版14の搬送方向下流側(図3矢印A
方向側)には、溶出処理部22が配置されている。図7
に示すように、溶出処理部22にはダイレクト刷版14
にアルカリ溶液を付与してダイレクト刷版14の非画像
部(即ちトナー像が形成された部分以外の非画像部分)
の光導電性感光体層を溶出する溶出部48、ダイレクト
刷版14に付着した余剰なアルカリ溶液を除去するスク
イズ部50、スクイズされたダイレクト刷版14を水洗
してアルカリ溶液を除去する水洗部52、水洗されたダ
イレクト刷版14にガム液を塗布するガム液塗布部5
4、ガム液が塗布されたダイレクト刷版14を乾燥させ
る乾燥部114とダイレクト刷版14を挟持して搬送す
る複数の搬送ローラ56、58、60、62、64、6
6が備えられている。
【0031】搬送ローラ56は溶出処理部22の上流側
(図7矢印A方向側とは反対方向側)に配置されてお
り、この搬送ローラ56よりもダイレクト刷版14の搬
送方向下流側(図7矢印A方向側)に溶出部48が配置
されている。溶出部48には、溶出槽68が備えられて
おり、この溶出槽68に搬送ローラ58、60及び複数
個のガイドローラ88が設けられている。ダイレクト刷
版14はこれらの搬送ローラ58、60及びガイドロー
ラ88に搬送されて溶出槽68内のアルカリ溶液に浸漬
される。溶出槽68には循環ポンプ84が接続されてお
り、槽内のアルカリ溶液を吸入してノズル86からアル
カリ溶液をダイレクト刷版14へ噴き付ける。
【0032】また、溶出槽68内のダイレクト刷版14
の光導電性感光層30に対応した位置にはローラ状のブ
ラシ90が配置されている。ブラシ90は図示しないモ
ータ等の回転駆動手段に接続されており、この回転駆動
手段がブラシ90を回転させる。溶出槽68の下端部に
は排水パイプ82が接続されており、槽内の劣化したア
ルカリ溶液をこの排水パイプ82を介して槽外へ排出で
きる。
【0033】溶出槽68よりもダイレクト刷版14の搬
送方向下流側(図7矢印A方向側)には、スクイズ部5
0が配置されており、このスクイズ部50に搬送ローラ
62が配置されている。スクイズ部50には受け部94
が備えられており、ダイレクト刷版14は搬送ローラ6
2によって挟持されて表面に付着したアルカリ溶液が除
去される。搬送ローラ62の受け部94側にはローラ9
6が搬送ローラ62に密着して配置されており、搬送ロ
ーラ62によって除去されたアルカリ溶液がローラ96
を介して受け部94に落下する。また、受け部94に
は、除去されたアルカリ溶液を溶出槽68へ戻すための
ポンプ98が連結されている。
【0034】溶出部48よりもダイレクト刷版14の搬
送方向下流側(図7矢印A方向側)には、水洗部52が
配置されており、この水洗部52に搬送ローラ64が配
置されている。水洗部52には、ローラ状のブラシ10
0及び受水槽102が設けられている。受水槽102に
は洗浄水が溜められており、この洗浄水はポンプ104
によって吸い上げられノズル106からダイレクト刷版
14へ噴き付けられる。ブラシ100はダイレクト刷版
14の光導電性感光層30に対応した位置に配置されて
おり、ダイレクト刷版14の光導電性感光層30を洗浄
できる。
【0035】水洗部52よりもダイレクト刷版14の搬
送方向下流側(図7矢印A方向側)には、ガム液塗布部
54が配置されている。このガム液塗布部54には、ガ
ム液槽110が備えられており、ガム液槽110にガム
液が溜められている。ガム液槽110内のガム液はポン
プ112によって吸い上げられノズル114からダイレ
クト刷版14へ噴き付けられる。
【0036】ガム液塗布部54よりもダイレクト刷版1
4の搬送方向下流側(図7矢印A方向側)には、乾燥部
114が配置されている。乾燥部114には、ドライヤ
116が備えられており、このドライヤ116によっ
て、ガム処理後のダイレクト刷版14を乾燥する。
【0037】図3に示すように、溶出処理部22よりも
ダイレクト刷版14の搬送方向下流側(図3矢印A方向
側)には、待機部118が配置されており、溶出処理後
のダイレクト刷版14がこの待機部118に搬送され
る。待機部118には図示されないコンベア装置が備え
られており、このコンベア装置はダイレクト刷版14を
図3矢印A方向へ搬送する。
【0038】待機部118よりもダイレクト刷版14の
搬送方向下流側(図3矢印A方向側)には、パンチヤー
部24が配置されている。このパンチヤー部24には、
ダイレクト刷版14に版掛け時の位置決め用の切欠を形
成するポンチ(図示せず)が備えられている。
【0039】パンチヤー部24よりもダイレクト刷版1
4の搬送方向下流側(図3矢印A方向側)には、版曲部
26が配置されている。この版曲部26にはダイレクト
刷版14の長手方向両端部を所定寸法折り曲げる図示し
ない折り曲げ装置が備えられている。
【0040】以下に本実施例の作用を説明する。図3に
示すように、未露光のダイレクト刷版14は光導電性感
光層30を上に向けて長手を搬送方向に沿って配置さ
れ、給版部12の図示しないコンベア装置によって描画
部16へ搬送される。図4に示すように、描画部16で
は、ダイレクト刷版14が載置された搬送台32が図示
しない駆動装置によって図4矢印A方向へ移動される。
この移動時に、搬送台32上のダイレクト刷版14は帯
電器34によって光導電性感光層30がプラスに帯電さ
れる。ダイレクト刷版14が露光部36の直下へ搬送さ
れると、図示しない半導体レーザより発せられる原稿画
像に対応したレーザビームが光導電性感光層30の表面
へ照射される。これによって、レーザビームが入射され
た入射部分は導電性になり、光導電性感光層30の入射
部位の表面から正の電荷が移動して、画像情報に相当す
る静電潜像が形成される。
【0041】静電潜像が形成されたダイレクト刷版14
は、図示しない挟持爪で端部が挟持され、描画部16か
ら現像定着処理部18へ搬出される。
【0042】現像定着処理部18では、ダイレクト刷版
14は現像部38で液体現像剤中の正に帯電されたトナ
ー19の粒子が光導電性感光層30の露光された部位に
付着される。
【0043】ダイレクト刷版14がスクイズ部40に至
ると、ダイレクト刷版14の両面に図示されないブロワ
ーからのエアーが吹き付けられ、両面に付着した余剰な
液体現像剤が除去される。その後、ダイレクト刷版14
は乾燥部42に搬送され、図示されないドライヤからの
温風で湿潤したトナー19が乾燥される。
【0044】このように現像処理されたダイレクト刷版
14は定着部44へ搬送される。この定着部44におい
て、ダイレクト刷版14に付着したトナー19が図示し
ない加熱ランプの熱によって溶融固着され定着される。
定着部44で加熱されたダイレクト刷版14は、冷却部
46で送風されて冷却されたのち、エツジ処理部120
へ搬送される。
【0045】図1に示すように、エツジ処理部120へ
搬送されたダイレクト刷版14は、ガイドローラ128
によって図1矢印B方向及び矢印B方向側とは反対方向
側の側端部15がガイドされ、ベルトコンベア126に
よって図1矢印A方向へ搬送される。
【0046】搬送されたダイレクト刷版14の側端部1
5が研削装置130、132のスリツト150を挿通す
ると、モータ136で回転される砥石140の側面14
2にダイレクト刷版14の側端部15の光導電性感光層
30側の角部が当接して研削され、面取りがなされる。
この研削時に図示しない吸引装置を作動させることによ
って切削屑がダクト148を介して吸引装置に吸引され
る。また、前記吸引時にはスリツト150を介して外気
が吸引されるのでボツクス138の外方に切削屑が飛び
散らない。なお、ダイレクト刷版14の面取り寸法は図
6に示すように肉厚の半分程度とされる。
【0047】面取り処理後のダイレクト刷版14は、ベ
ルトコンベア126によって溶出処理部22へ搬送され
る。図7に示すように、ダイレクト刷版14は搬送ロー
ラ56によって挟持され、溶出槽68内に搬送されてア
ルカリ溶液に浸漬される。アルカリ溶液に浸漬されたダ
イレクト刷版14は、トナー19が付着していない光導
電性感光体層30が、すなわち非画像領域が溶出され
る。このとき、ダイレクト刷版14の光導電性感光体層
30はブラシ90によって擦られ、溶出反応が促進され
る。この溶出処理によって、ダイレクト刷版14のトナ
ー19が付着していない領域は導電性支持体14の親水
化処理がなされた面が露出される。また、仮に、ダイレ
クト刷版14に切削屑等が付着されていても、アルカリ
溶液で全て除去される。
【0048】溶出処理後のダイレクト刷版14は、スク
イズ部50で搬送ローラ62に挟持されて表面に付着し
たアルカリ溶液がスクイズされる。スクイズされたアル
カリ溶液はローラ96を介して受け部94へ落下して溜
まる。また、受け部94へ溜まったアルカリ溶液はポン
プ90によって溶出槽68に戻される。
【0049】スクイズされたダイレクト刷版14は水洗
部52に搬送され、ノズル106から洗浄水が噴き付け
られる。さらに、ダイレクト刷版14はブラシ100に
よって擦られ、付着したアルカリ溶液が完全に除去され
る。
【0050】ダイレクト刷版14が搬送されてガム液塗
布部54に至ると、ノズル114からガム液が噴出され
ダイレクト刷版14にガム液が塗布される。ガム処理後
のダイレクト刷版14が搬送されて、ダイレクト刷版1
4が乾燥部114に至るとドライヤ116の熱風によっ
て、ダイレクト刷版14に付着したガム液が乾燥され
る。これによって、ダイレクト刷版14の非画像部分
(トナー19の付着していない部分)が親水化される。
【0051】溶出処理部22で処理されたダイレクト刷
版14は、その後待機部118で一旦待機され、検版作
業等を経て、パンチヤー部24へ送られ図示しないポン
チによって版掛け時の位置決め用の切欠が形成される。
【0052】パンチヤー部24で位置決め用の切欠が形
成されたダイレクト刷版14は、版曲部26の図示しな
い折り曲げ装置によってダイレクト刷版14の長手方向
両端部が所定寸法折り曲げられる。以上でダイレクト刷
版14の製版工程が終了する。
【0053】このように、本発明に係る電子写真製版装
置10で製版されたダイレクト刷版14で印刷を行う場
合には、ダイレクト刷版14の側端部15に付着したト
ナー19が面取り部を介して離間されて印刷物に接触し
ないので、仮に側端部15のトナー19にインキが付着
してもこのインキが印刷物に転写されることがない。
【0054】なお、研削装置130、132の代わりに
図8に示すように、ダイレクト刷版14の側端部15の
光導電性感光層30側の角部を研削するベルトグライン
ダ152(エンドレスベルト状の布やすりを加工面に押
しつけながら回転させて研削する装置)を設ける構成と
してもよい。この場合にも、ダイレクト刷版14の側端
部15のトナー19を除去することが出来る。
【0055】また、研削装置130、132の代わりに
デイスクサンダ(円板状の研磨デイスクを回転させて研
削する装置)等の研削手段を除去手段として設ける構成
としてもよい。
【0056】また、研削装置130、132の代わりに
図9に示すように、搬送されるダイレクト刷版14の側
端部15の光導電性感光層30側の角部へ光導電性感光
層30に対して傾斜した刃物154を押圧させ、ダイレ
クト刷版14の側端部15の光導電性感光層30側の角
部を切削する切削手段を除去手段として設ける構成とし
てもよい。この場合であっても、ダイレクト刷版14の
光導電性感光層30の側端部15側角部を面取り処理す
ることができる。
【0057】また、本実施例ではダイレクト刷版14の
側端部15を面取りするようにしたが、本発明はこれに
限らず、ダイレクト刷版14の側端部15を所定寸法除
去するようにしてもよい。この場合には、側端部15の
全てのトナー19が除去される。その後、溶出部22の
ガム液塗布部54で親水化処理されるので、印刷時には
側端部19にトナー19が付着しない。
【0058】また、本実施例ではダイレクト刷版14の
側端部15を面取りしてトナー19を除去するようにし
たが本発明はこれに限らず、砥石140を円柱状に形成
し、砥石140の側面を側端部15に対して平行にして
トナー19のみに砥石140を接触させ、側端部15を
研削することなくトナー19のみを除去してもよい。
【0059】また、本実施例では定着部44の下流側に
ダイレクト刷版14を冷却する冷却部46を設ける構成
としたが本発明はこれに限らず、冷却部46を省いた構
成としてもよい。この場合には、エツジ処理部120で
のダイレクト刷版14の搬送速度を遅くすることによっ
てエツジ処理部120でダイレクト刷版14を自然冷却
することができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の電子写真製
版装置では、上記構成としたので印刷物の品質低下を起
こすことのないダイレクト刷版を製版することのできる
優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】エツジ処理部を示す斜視図である。
【図2】ダイレクト刷版の構造を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例に係る電子写真製版装置の各処
理部の配置を示す平面図である。
【図4】図3の底面図に相当する描画部を示す断面図で
ある。
【図5】研削装置を示す断面図である。
【図6】面取り処理のなされたダイレクト刷版を示す断
面図である。
【図7】図3の底面図に相当する溶出処理部を示す断面
図である。
【図8】他の実施例を示す斜視図である。
【図9】他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 電子写真製版装置 14 ダイレクト刷版 15 側端部 22 溶出処理部 44 定着部(定着処理部) 130、132 研削装置(除去手段) 152 ベルトグラインダ(除去手段) 154 刃物(除去手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイレクト刷版を液体現像剤で現像し、
    定着、溶出処理を行う電子写真製版装置であって、定着
    処理部と溶出処理部との間に、前記ダイレクト刷版の側
    端部に付着したトナーを除去する除去手段を設けたこと
    を特徴とする電子写真製版装置。
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