JP2826406B2 - 平版作製装置 - Google Patents

平版作製装置

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JP2826406B2
JP2826406B2 JP4391692A JP4391692A JP2826406B2 JP 2826406 B2 JP2826406 B2 JP 2826406B2 JP 4391692 A JP4391692 A JP 4391692A JP 4391692 A JP4391692 A JP 4391692A JP 2826406 B2 JP2826406 B2 JP 2826406B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平版印刷版を液体現像
剤で現像し、現像された平版印刷版を加熱して定着する
平版作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、平版印刷版を液体現像剤で現像
し、現像処理後の平版印刷版を加熱して定着する平版作
装置としての電子写真製版装置がある。この種の電子
写真製版装置は、描画部、現像処理部、乾燥部、定着処
理部等が順に配列されている。描画部では、平版印刷版
が帯電器で帯電され、その後レーザービームによって静
電潜像が形成される。静電潜像が形成された平版印刷版
は現像処理部でトナー粒子とキャリア液とからなる液体
現像剤で現像される。この現像工程では、平版印刷版の
画像部分にトナー粒子が付着して、静電潜像が顕像化さ
れる。現像の終了した平版印刷版は、ベルトコンベアに
よって搬送され乾燥部で温風が送風され湿潤したトナー
画像が乾燥される。その後平版印刷版は、定着処理部へ
搬送され、ハロゲンランプの輻射熱によって加熱され、
トナー粒子が平版印刷版に溶融固着される。
【0003】特に、平版印刷版がアルミ等の熱伝導率の
大きな素材で形成されている場合、その搬送方向先端部
が定着処理部内へ搬送されて加熱されても、熱が定着処
理部よりも上流側の外に出ている部分へ伝導して逃げる
ため、所定の定着温度へ到達するまで、長い時間を要す
る。一方、平版印刷版の搬送方向中間部は、先端部側の
加熱時の熱が伝導されてある程度温度が上昇しているた
め、先端部よりも所定の温度に速く達することができ、
最高温度も先端部側よりも高くなる(図10参照)。
【0004】ところで、定着用の熱源はできる限り高温
である程、短時間で平版印刷版を加熱することができ
る。ところが、ハロゲンランプの熱出力を大きくして、
先端部の昇温時間を短くしようとすると、平版印刷版の
搬送方向の温度差が大きくなり、平版印刷版の熱膨張の
不均一が生じて平版印刷版の大きな歪の原因となり、画
質や搬送上のトラブルを発生する原因となる。また、高
温を得るためには、装置として大きな電気容量も必要と
なる。一方、低い温度で加熱する場合、歪の発生はない
が平版印刷版の温度上昇に時間がかかるので、加熱工程
を長く取らなければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、平版印刷版の歪みを抑え、少ない熱量でかつ短い
加熱工程で平版印刷版の加熱を行うことのできる平版作
装置を提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の平版作
製装置は、現像部の下流側に配置される乾燥部と前記乾
燥部の下流側に配置される定着部との間を巡回し、前記
現像部で現像された平版印刷版を蓄熱性、耐熱性及び電
気的絶縁性を有する部位に接触させて搬送する搬送手段
と、前記定着部側の搬送手段近傍に設けられ、前記搬送
手段の前記平版印刷版と接触する部位及び前記搬送手段
で搬送される前記平版印刷版を加熱する加熱手段と、を
備えたことを特徴としている。
【0007】また、請求項2記載の平版作製装置は、
請求項1に記載の平版作製装置において、前記搬送手段
の前記平版印刷版が接触する部位がフェノール樹脂製で
あることを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1に記載の平版作製装置によれば、平版
印刷版の加熱に際して、平版印刷版を搬送する所定時間
前に搬送手段を作動させ、予め加熱手段で搬送手段の平
版印刷版が接触する部位を順次加熱することにより、搬
送手段の平版印刷版が接触する部位に加熱手段で付与さ
れた熱が蓄熱される。その後、現像部から搬出された平
版印刷版を、搬送手段の熱の蓄積された部位に接触させ
て搬送すれば、定着部側に設けられた加熱手段へ至る前
に蓄熱された部位の熱が伝導により平版印刷版へ付与さ
れ、平版印刷版の予熱が行われる。このように、平版印
刷版は、加熱手段で加熱される際には予め昇温されてい
るため、平版印刷版は、予熱を行わない場合よりも早く
目標の定着温度へ達することができる。また、平版印刷
版は、予熱を行わない場合に比較して加熱手段へ至った
部位と、至る前の部位との温度差が小さく、膨張の差に
よって生じる歪みが殆どない。また、平版印刷版は、加
熱手段によって目標の定着温度へ早く達することができ
るので、加熱手段の熱出力を従来よりも低く設定するこ
とが可能となり、これによって装置の電気容量を小さく
することができる。加熱手段の熱出力を同じとすれば、
予熱を行わない場合よりも、搬送速度を速くしたり加熱
手段の搬送方向長さを短くすることができる。すなわ
ち、平版印刷版の加熱工程を従来よりも短縮することが
できる。また、現像部から搬出された平版印刷版は、定
着部の上流側の乾燥部を搬送中に蓄熱された部位の熱が
伝導により付与されて温度が上昇し、乾燥を行うことが
できる。搬送手段の平版印刷版が接触する部位が加熱手
段で予め加熱されているため、搬送手段から熱を付与さ
れない場合に比較して乾燥時間は短縮され、効率良い乾
燥が行われる。 また、現像部と加熱手段との間に、平版
印刷版を乾燥させるドライヤーを設けるにしても、ドラ
イヤーの容量を小さいものにできる。
【0009】請求項2に記載の平版作製装置によれば、
平版印刷版は、蓄熱性、耐熱性及び電気的絶縁性に優れ
たフェノール樹脂製部分に接触して搬送される。
【0010】
【0011】
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1〜図9にしたが
って説明する。
【0013】図2に示すように、本実施例で用いられる
平版印刷版としてのダイレクト刷版14は薄肉板状の電
子写真刷版であり、導電性支持体28の片面に光導電性
感光層30が形成されて画像形成面とされている。導電
性支持体28は、アルミニウム材で形成されており、厚
さは約0.3mmとされている。また、導電性支持体28
は光導電性感光層30との境界面に親水化処理がなされ
ている。なお、本実施例では、光導電性感光層30とし
て有機導電性感光体が使用されており、光導電性感光
層30の色は濃い青色とされている。
【0014】図3に示すように、本発明の適用された電
子写真製版装置10には、ダイレクト刷版14の搬送方
向上流側に描画部16が配設されており、描画部16の
図3の矢印B方向には、排版部12が配設されている。
排版部12の図3矢印A方向には、現像定着処理部1
8、溶出処理部22、乾燥部117、待機部118が順
に配設されており、待機部118の図3矢印B方向とは
反対方向には、パンチヤー部24及び版曲げ部26が配
設されている。
【0015】(描画部16) 図4に示すように、描画部16にはダイレクト刷版14
を載置する搬送台32が備えられており、この搬送台3
2は図示しない搬送手段によって図4の矢印A方向及び
矢印A方向とは反対方向へ移動できる。なお、ダイレク
ト刷版14は、光導電性感光層30を上側にして、長手
方向が矢印A方向及び矢印A方向とは反対方向に沿って
搬送台32へ載置される(図3参照)。
【0016】描画部16の上側の図4の矢印A方向及び
矢印A方向とは反対方向中間部には、ダイレクト刷版1
4の光導電性感光層30をプラスに帯電させる帯電器3
4が備えられており、この帯電器34の図4矢印A方向
側には露光部36が配置されている。露光部36には半
導体レーザ(図示せず)が備えられており、帯電後の光
導電性感光層30のうち画像部へレーザビームを照射
し、画像を走査露光する。なお、描画部16には、露光
後のダイレクト刷版14を排版部12へ排版する図示し
ない挟持爪が備えられている。また、描画部16は図示
しないカバーによって覆われており、内部へ外光が入ら
ないようにされている。
【0017】(排版部12) 排版部12にはコンベア装置(図示せず)が備えられて
おり、露光後の版材14を図3の矢印A方向の現像定着
処理部18へ搬送する。なお、この排版部12も、描画
部16と同様に図示しないカバーによって覆われてお
り、内部へ外光が入らないようにされている。
【0018】(現像定着処理部18) 現像定着処理部18には、ダイレクト刷版14を図3矢
印A方向に搬送する搬送手段としてのベルトコンベア1
26(図3には図示せず)が設けられており、また、図
3矢印A方向に沿ってダイレクト刷版14の搬送方向上
流側(図3矢印A方向とは反対方向側)から現像部3
8、スクイズ部40、乾燥部42、定着部44及び水冷
部300が順に配設されている。また、現像部38、ス
クイズ部40、乾燥部42、定着部44及び水冷部30
0は図示しないカバーによって覆われており、内部へ外
光が入らないようにされている。 (現像部38) 図1に示すように、現像部38には、ダイレクト刷版1
4の搬送方向上流側及び下流側両端部が開口した中空の
枠体446が備えられている。
【0019】この枠体446は、ダイレクト刷版14の
搬送方向下流側が上流側よりも下方に位置し、水平に対
して約7°傾斜している。枠体446は樹脂などの絶縁
材料によって形成されており、内壁上面には現像電極4
42が取付けられている。現像電極442と底部446
Cとの間は現像室447となっている。
【0020】現像電極442には、電源445のプラス
側が接続されている。また、枠体446の上流側及び下
流側の下方には、電源445のマイナス側に接続された
一対の接地端子448が配設されている。これらの接地
端子448は現像室447をダイレクト刷版14が通過
する際に、ダイレクト刷版14の導電性支持体28に接
触するようになっている。
【0021】現像電極442の上流側上方には、送液ノ
ズル449が配置されており、現像処理時には、図示さ
れない現像液タンクに貯えられた現像液が、この送液ノ
ズル449を介して現像室447内に供給される。
【0022】本実施例で使用する現像液は、公知の現像
液を使用することができる。この現像液としては、例え
ば特公昭35−5511、特公昭35−13424、特
公昭50−40017、特公昭49−98634、特公
昭58−129438、特開昭61−180248、電
子写真技術の基礎と応用(電子写真学会編、コロナ社
(1988))等で開示された現像液が挙げられる。
【0023】これらの現像液は、一般にキャリア液、ト
ナー粒子を形成する着色剤、着色剤の定着性を付与する
高分子樹脂からなる被覆剤、トナー粒子の分散を促進し
たり、分散の安定化の働きをする分散剤及びトナー粒子
の極性と荷電量をコントロールする荷電調整剤からな
る。
【0024】送液ノズル449の上流側には、搬送ロー
ラ対420が配置されており、この搬送ローラ対420
は、図示を省略した駆動手段によって回転され、ダイレ
クト刷版14を現像室447内へ搬送する。また、現像
電極442の下流側には、ダイレクト刷版14に付着し
た余分な現像液を絞り取るための絞りローラ対422が
配置されている。この絞りローラ対422は、上ローラ
424とダイレクト下ローラ426とで構成されてお
り、夫々図示を省略した駆動手段によって回転され、ダ
イレクト刷版14を表裏面から挟持して矢印A方向へ水
平に搬送する。
【0025】絞りローラ対422の下部には、現像液受
け450が配設されており、絞り出された現像液が現像
液受け450を介して図示されない現像液タンク内に回
収される。また、現像液受け450上方には、現像液の
蒸気が周囲に飛散しないように蒸発防止カバー454が
配設されている。
【0026】露光後のダイレクト刷版14へ液体現像剤
が付与されるとダイレクト刷版14の静電潜像が顕在化
される。なお、現像部38での現像は反転現像で行わ
れ、プラスに帯電されたダイレクト刷版14をプラスの
電荷を有するトナーで現像する。また、ダイレクト刷版
14のトナー19の付着した部位は親油性となる。 (スクイズ部40) スクイズ部40には、エアーナイフ455及びブロワー
456が備えられている。エアーナイフ455及びブロ
ワー456は、絞りローラ対422から搬出されるダイ
レクト刷版14の表面へエアーを噴出させる。また、ブ
ロワー456はダイレクト刷版14の搬送方向下流側か
ら上流側へ向かってエアーを送風する。 (ベルトコンベア126) スクイズ部40の下流側には、ベルトコンベア126が
配設されている。ベルトコンベア126には、図1矢印
A方向及び矢印A方向とは反対方向へ所定寸法離されて
配設される一対の回転軸510、512が設けられてい
る。なお、回転軸510、512の一方は、図示されな
いモーターによって図1矢印C方向へ回転される。
【0027】回転軸510、512の軸芯は、水平方向
でかつ矢印A方向及び矢印A方向とは直交方向(図1紙
面垂直方向)とされており、回転軸510の長手方向
(図1紙面垂直方向)中間部には互いに所定寸法はなさ
れた一対のスプロケット514(図1では一方のみ図示
されている)が取付けられており、回転軸512の長手
方向(図1紙面垂直方向)中間部には互いに所定寸法は
なされた一対のスプロケット516(図1では一方のみ
図示されている)が取付けられている。
【0028】図1及び図5に示すように、これらのスプ
ロケット514には無端のローラーチェーン518の一
方が噛み合っており、ローラーチェーン518の他方は
スプロケット516に噛み合っている(図5では、2個
のローラーチェーン518のうち一方のみが図示されて
いる。)図1に示すように、ローラーチェーン518の
リンクプレート518Aには、1コマ毎に、刷版支持板
520の端部520Aが取付けられている。図6及びG
に示すように、刷版支持板520は、回転軸510、5
12の長手方向(図5紙面垂直方向)に沿って細長い板
状とされ、断面略コ字状とされている。
【0029】刷版支持板520の表面(回転軸510、
512と向かい合う側とは反対側の面)には、図示され
ないねじによって厚肉の長尺板状に形成された載置板5
22が固着されている。この載置板522は、蓄熱性が
高く、しかも耐熱性、電気的絶縁性を有している。本実
施例の載置板522は一例としてフェノール樹脂で形成
されているが、耐熱性、電気的絶縁性を有し、かつ、高
い蓄熱性を有していればフェノール樹脂以外の、例え
ば、テフロン、セラッミク等の他の材料で形成されてい
てもよい。なお、ここでいう蓄熱性とは、一旦温められ
たものが冷めにくい性質をいう。また、載置板522の
耐熱温度は、ダイレクト刷版14のトナー粒子を溶融さ
せる際の定着温度(本実施例では100〜150°C程
度)に対して十分に余裕を持つことが好ましい。なお、
載置板522と刷版支持板520との間に断熱材を配
し、載置板522の裏面からの熱の発散を抑え蓄熱性を
高めることもできる。
【0030】また、載置板522は、側面522Aに可
視光の反射防止処理、本実施例では、艶消の黒色塗装が
なされている。このため、載置板522へ当たった光が
現像部38側へ反射することが抑えられ、ダイレクト刷
版14にかぶりを生じさせることがない。なお、載置板
522は可視光が反射しにくいことが好ましく、全面を
黒色で塗装してもよく、素材自体が黒色であってもよ
い。
【0031】図6に示すように、刷版支持板520の1
個当りに、載置板522は3個取付けられており、両側
の載置板522の端部と端部との間の寸法(L1)は刷
版支持板520の長手寸法よりも若干短くされている。
また、ダイレクト刷版14の幅寸法(L2)は、両側の
載置板522の端部と端部との間の寸法(L1)よりも
所定寸法大きくされており、ベルトコンベア126にダ
イレクト刷版14を載置した場合、ダイレクト刷版14
の側端部15がローラーチェーン518から外方へ所定
寸法突出される。
【0032】図1及び図5に示すように、回転軸51
0、512よりも上側に配設されるローラーチェーン5
18の下側には、ローラーチェーン518の長手方向に
沿ってチェーンガイド524が配設されている。チェー
ンガイド524の上面は、水平にされており、チェーン
ガイド524の上面をローラーチェーン518が載置さ
れた状態で移動する。
【0033】図1及び図7に示すように、ベルトコンベ
ア126のスクイズ部40側は乾燥部42とされてお
り、ベルトコンベア126の上側にダイレクト刷版14
へ温風を送風する端部ドライヤ459及びドライヤ45
8が備えられている。端部ドライヤ459はダイレクト
刷版14の端部近傍へ温風を送風し、ドライヤ458は
ダイレクト刷版14の幅方向全域に渡って温風を送風す
る。
【0034】図1に示すように、ドライヤ458の搬送
方向上流側及び搬送方向下流側には、ダイレクト刷版1
4の側端部15に対応した位置にエッジ押さえローラー
528が設けられている。このエッジ押さえローラー5
28は、セラッミック等の絶縁性、耐摩耗性を有した材
料で形成されており、図示されない回転軸へ回転自在に
支持されている。
【0035】図6に示すように、このエッジ押さえロー
ラー528はダイレクト刷版14の上面周囲に一定の幅
で設けられた非画像形成領域14A(図6斜線分)へは
接触するが、画像領域には接触しない位置に配設され、
搬送時にダイレクト刷版14へ接触して回転する。
【0036】図1に示すように、エッジ押さえローラー
528よりもダイレクト刷版14の搬送方向下流側に定
着部44が配設されている。定着部44には、ベルトコ
ンベア126の上方及び側方を覆う、ボックス状のカバ
ー530が備えられている。
【0037】カバー530の矢印A方向側の縦壁532
には、ベルトコンベア126の逃げ用に切欠536が形
成されており、矢印A方向とは反対方向の縦壁534に
も、同様に切欠538が形成されている。
【0038】カバー530の内部には、ベルトコンベア
126の上方にダイレクト刷版14加熱用の加熱手段と
してのハロゲンランプ540が複数個設けられている。
ハロゲンランプ540は長い棒状とされ、長手方向がベ
ルトコンベア126の幅方向(図1紙面垂直方向)に配
置されている。また、ハロゲンランプ540の上方に
は、ハロゲンランプ540の光を下方へ反射させる反射
板542が配設されている。なお、ハロゲンランプ54
0の直下には、ハロゲンランプ540を保護するための
図示されないワイヤーが水平に張られている。カバー5
30の内部中央には、反射板542の上方に外気導入用
の送風ファン544が設けられており、この送風ファン
544によって内部の空気が下方へ流れる。 (水冷部300) 図8に示すように、冷却部300の下部には、受け皿3
12が配置されており、この受け皿312の上方には、
定着部44から搬送されるダイレクト刷版14を図8の
矢印A方向へ導くスプレーベッド314が備えられてい
る。
【0039】スプレーベッド314は、夫々、ダイレク
ト刷版14の搬送方向上流側に縦壁部314Aを備えた
断面L字状とされており、ダイレクト刷版14の搬送方
向へ所定の間隙を隔てて互いに平行に配置されている。
【0040】さらに、受け皿312の底部からは、吸水
パイプ318が立設されている。この吸水パイプ318
は、受け皿312の底部近傍で二股に分岐されており、
一方がさらに3本に分岐され、各枝部の先端部318A
が夫々3枚のスプレーベッド314の下部に沿って配置
されている。また、吸水パイプ318の他方は、3枚の
スプレーベッド314の上部において2本に分岐され、
各枝部の先端部318Bが、夫々3枚のスプレーベッド
314の間隙に沿って配置されている。
【0041】吸水パイプ318の先端部318Aの上面
には、軸方向(図8の紙面垂直方向)に沿って、所定間
隔で円形の貫通孔320が穿設されおり、スプレーベッ
ド314の上壁部314Bには、貫通孔320と同軸的
に円形の貫通孔322が穿設されている。一方、吸水パ
イプ318の先端部318Bの下部には、軸方向(図8
の紙面垂直方向)に沿って、所定間隔で円形の貫通孔3
24が穿設されており、スプレーノズルとされている。
冷却部300の下流側には、スクイズローラ326が設
けられており、このスクイズローラ326の間をダイレ
クト刷版14が通過するようになっている。
【0042】吸水パイプ318は受け皿312の底部を
貫通して、下方を延設されており、冷却水タンク328
に達している。冷却水タンク328内には、冷却水が充
填されており、この冷却水はポンプ330によって、吸
水パイプ318内に汲み上げられる。
【0043】受け皿312の底部には、回収パイプ33
2の一方の端部が連結されており、回収パイプ332の
他方の端部は、冷却水タンク328に達しており、受け
皿312の冷却水を冷却水タンク328内に回収できる
ようになっている。また、回収パイプ332の中間部に
は、フィルタ334が介在されており、冷却水中の異物
を取り除く。
【0044】(溶出処理部22) 図9に示すように、溶出処理部22にはダイレクト刷版
14にアルカリ溶液を付与してダイレクト刷版14の非
画像部(即ちトナー像が形成された部分以外の非画像部
分)の光導電性感光体層を溶出する溶出部48、ダイレ
クト刷版14に付着した余剰なアルカリ溶液を除去する
スクイズ部50、スクイズされたダイレクト刷版14を
水洗してアルカリ溶液を除去する水洗部52、水洗され
たダイレクト刷版14にガム液を塗布するガム液塗布部
54、ガム液が塗布されたダイレクト刷版14を乾燥さ
せる乾燥部117とダイレクト刷版14を挟持して搬送
する複数の搬送ローラ56、58、60、62、64、
66が備えられている。
【0045】搬送ローラ56は溶出処理部22の上流側
(図9の矢印A方向側とは反対方向側)に配置されてお
り、この搬送ローラ56よりもダイレクト刷版14の搬
送方向下流側(図9の矢印A方向側)に溶出部48が配
置されている。溶出部48には、溶出槽68が備えられ
ており、この溶出槽68に搬送ローラ58、60及び複
数個のガイドローラ88が設けられている。ダイレクト
刷版14はこれらの搬送ローラ58、60及びガイドロ
ーラ88に搬送されて溶出槽68内のアルカリ溶液に浸
漬される。溶出槽68には循環ポンプ84が接続されて
おり、槽内のアルカリ溶液を吸入してノズル86からア
ルカリ溶液をダイレクト刷版14へ噴き付ける。
【0046】また、溶出槽68内のダイレクト刷版14
の光導電性感光層30に対応した位置にはローラ状のブ
ラシ90が配置されている。ブラシ90は図示しないモ
ータ等の回転駆動手段に接続されており、この回転駆動
手段がブラシ90を回転させる。溶出槽68の下端部に
は排水パイプ82が接続されており、槽内の劣化したア
ルカリ溶液をこの排水パイプ82を介して槽外へ排出で
きる。
【0047】溶出槽68よりもダイレクト刷版14の搬
送方向下流側(図9の矢印A方向側)には、スクイズ部
50が配置されており、このスクイズ部50に搬送ロー
ラ62が配置されている。スクイズ部50には受け部9
4が備えられており、ダイレクト刷版14は搬送ローラ
62によって挟持されて表面に付着したアルカリ溶液が
除去される。搬送ローラ62の受け部94側にはローラ
96が搬送ローラ62に密着して配置されており、搬送
ローラ62によって除去されたアルカリ溶液がローラ9
6を介して受け部94に落下する。また、受け部94に
は、除去されたアルカリ溶液を溶出槽68へ戻すための
ポンプ98が連結されている。
【0048】溶出部48よりもダイレクト刷版14の搬
送方向下流側(図9の矢印A方向側)には、水洗部52
が配置されており、この水洗部52に搬送ローラ64が
配置されている。水洗部52には、ローラ状のブラシ1
00及び受水槽102が設けられている。受水槽102
には洗浄水が溜められており、この洗浄水はポンプ10
4によって吸い上げられノズル106からダイレクト刷
版14へ噴き付けられる。ブラシ100はダイレクト刷
版14の光導電性感光層30に対応した位置に配置され
ており、ダイレクト刷版14の光導電性感光層30を洗
浄できる。
【0049】水洗部52よりもダイレクト刷版14の搬
送方向下流側(図9の矢印A方向側)には、ガム液塗布
部54が配置されている。このガム液塗布部54には、
ガム液槽110が備えられており、ガム液槽110にガ
ム液が溜められている。ガム液槽110内のガム液はポ
ンプ112によって吸い上げられノズル114からダイ
レクト刷版14へ噴き付けられる。
【0050】(乾燥部117) 乾燥部117には、ダイレクト刷版14を待機部118
へ搬送するローラー対115及び温風を送風するドライ
ヤ116が備えられており、このドライヤ116によっ
て、ガム処理後のダイレクト刷版14を乾燥する。
【0051】(待機部118) 待機部118には図示されないコンベア装置が備えられ
ており、このコンベア装置はダイレクト刷版14を図3
の矢印B方向とは反対方向へ搬送する。
【0052】(パンチヤー部24) パンチヤー部24には、ダイレクト刷版14に版掛け時
の位置決め用の切欠を形成するポンチ(図示せず)及び
ダイレクト刷版14を版曲部26へ搬送する図示されな
いコンベア装置が備えられている。
【0053】(版曲部26) 版曲部26にはダイレクト刷版14の長手方向両端部を
所定寸法折り曲げる図示しない折り曲げ装置が備えられ
ている。
【0054】以下の表1に、本実施例の電子写真製版装
置10の諸元を示す。
【0055】
【表1】
【0056】以下に本実施例の作用を説明する。
【0057】描画部16では、未露光のダイレクト刷版
14は光導電性感光層30を上に向け、長手を搬送方向
に沿って搬送台32に載置され、ダイレクト刷版14が
載置された搬送台32が図示しない駆動装置によって図
4の矢印A方向へ移動される。この移動時に、搬送台3
2上のダイレクト刷版14は帯電器34によって光導電
性感光層30がプラスに帯電される。ダイレクト刷版1
4が露光部36の直下へ搬送されると、図示しない半導
体レーザより発せられる原稿画像に対応したレーザビー
ムが光導電性感光層30の表面へ照射される。これによ
って、レーザビームが入射された入射部分は導電性にな
り、光導電性感光層30の入射部位の表面からプラスの
電荷が移動して、画像情報に相当する静電潜像が形成さ
れる。
【0058】静電潜像が形成されたダイレクト刷版14
は、図示しない挟持爪で端部が挟持され、排版部12へ
搬送され、排版部12から現像定着処理部18へと搬出
される。
【0059】現像定着処理部18では、ダイレクト刷版
14は現像部38で液体現像剤中のプラスに帯電された
トナーの粒子が光導電性感光層30の露光された部位に
付着される。
【0060】ダイレクト刷版14がスクイズ部40に至
ると、ダイレクト刷版14の表面にエアーナイフ455
からエアーが吹き付けられ、表面に付着した余剰の現像
液が取り除かれる。また、ブロワー456によって、ダ
イレクト刷版14の搬送方向下流側から上流側へ向かっ
てエアーが送風される。
【0061】次に、ダイレクト刷版14はベルトコンベ
ア126に載置され、矢印A方向へ搬送される。ベルト
コンベア126は、少なくともダイレクト刷版14が現
像部38から搬出される所定時間前に作動され、これと
同時にハロゲンランプ540が点灯され、ハロゲンラン
プ540の放射熱によって載置板522が順次加熱さ
れ、蓄熱が行われる。
【0062】乾燥部42に搬送されたダイレクト刷版1
4は、ドライヤ458の温風で湿潤したトナーが乾燥さ
れる。この乾燥工程では、ベルトコンベア126の載置
板522がハロゲンランプ540の放射熱によって予め
加熱されているため、ダイレクト刷版14は、載置板5
22に接触して伝導する熱とドライヤ458の温風との
両方の熱で加熱され、短時間に乾燥される。
【0063】定着部44内にダイレクト刷版14が至る
と、ダイレクト刷版14はハロゲンランプ540の放射
熱を受け加熱される。これによって、ダイレクト刷版1
4に付着したトナーが溶融固着され定着される。
【0064】この定着工程では、定着部44内に搬入さ
れるダイレクト刷版14が載置板522の熱によってあ
る程度加熱されているため、ダイレクト刷版14の先端
部は予熱を行わない場合よりも早く目標の定着温度へ達
することができる。さらに、ダイレクト刷版14は、予
熱をされない場合に比較して定着部44内へ進入した部
位と、定着部44内へ進入する前の部位との温度差が小
さくなるため、膨張の差による歪みが殆ど生じない。
【0065】このように、ダイレクト刷版14は、先端
部の温度が目標の定着温度へ早く達することができるの
で、ハロゲンランプ540の出力を従来よりも低くする
ことが可能となり、電子写真製版装置10の電気容量を
小さくすることができる。また、ハロゲンランプ540
の出力を同じとすれば、ダイレクト刷版14の予熱を行
わない場合よりも、搬送速度を速くして、乾燥時間及び
定着時間を短くすることも可能となる。
【0066】また、連続して複数個のダイレクト刷版1
4を処理する場合、前工程のダイレクト刷版14の処理
中に載置板522が十分加熱され蓄熱されているため、
2個目以後のダイレクト刷版14の処理を行う際に、ハ
ロゲンランプ540はダイレクト刷版14が定着部44
へ至る直前に点灯することが可能であり、これによって
電力を節約することもできる。
【0067】なお、本実施例では、定着部44内に温度
センサーを設け、ハロゲンランプ540の点灯消灯を制
御し、室温15〜30°Cにおいて、定着部44内の雰
囲気温度を約60°Cに保つことでダイレクト刷版14
の昇温効率が、従来の予熱を行わない場合に比較して大
幅に高められた。
【0068】定着処理終了後のダイレクト刷版14は、
その後冷却部300へと搬送される。
【0069】図8に示すように、冷却部300へ搬送さ
れたダイレクト刷版14は、スプレーベッド314に沿
って図8の矢印A方向へ搬送される。また、光センサ3
16によって、ダイレクト刷版14が検出されると制御
装置によって、ポンプ330が作動される。これによっ
て、冷却水タンク328内の冷却水が汲み上げられ、冷
却水が先端部318Aの貫通孔320から、ダイレクト
刷版14に吹き付けられると共に、先端部318Bの貫
通孔324からも、ダイレクト刷版14に吹き付けられ
る。従って、ダイレクト刷版14が速やかに冷却され
る。
【0070】ダイレクト刷版14に吹き付けられた冷却
水は、受け皿312に集められ、回収パイプ332に設
けられたフィルタ334によって異物が取り除かれ、冷
却水タンク328内に戻される。その後、ダイレクト刷
版14はスクイズローラ326によって、冷却水が搾り
取られ溶出処理部22へ搬送される。
【0071】図9に示すように、溶出処理部22へ搬送
されたダイレクト刷版14は、搬送ローラ56によって
挟持され、溶出槽68内に搬送されてアルカリ溶液に浸
漬される。アルカリ溶液に浸漬されたダイレクト刷版1
4は、トナーが付着していない光導電性感光体層30
が、すなわち非画像領域が溶出される。このとき、ダイ
レクト刷版14の光導電性感光体層30はブラシ90に
よって擦られ、溶出反応が促進される。この溶出処理に
よって、ダイレクト刷版14のトナーが付着していない
領域は導電性支持体14の親水化処理がなされた面が露
出される。
【0072】溶出処理後のダイレクト刷版14は、スク
イズ部50で搬送ローラ62に挟持されて表面に付着し
たアルカリ溶液がスクイズされる。スクイズされたアル
カリ溶液はローラ96を介して受け部94へ落下して溜
まる。また、受け部94へ溜まったアルカリ溶液はポン
プ90によって溶出槽68に戻される。
【0073】スクイズされたダイレクト刷版14は水洗
部52に搬送され、ノズル106から洗浄水が噴き付け
られる。さらに、ダイレクト刷版14はブラシ100に
よって擦られ、付着したアルカリ溶液が完全に除去され
る。
【0074】ダイレクト刷版14が搬送されてガム液塗
布部54に至ると、ノズル114からガム液が噴出され
ダイレクト刷版14にガム液が塗布される。ガム処理後
のダイレクト刷版14が搬送されて、ダイレクト刷版1
4が乾燥部117に至るとドライヤ116の熱風によっ
て、ダイレクト刷版14に付着したガム液が乾燥され
る。これによって、ダイレクト刷版14の非画像部分
(トナーの付着していない部分)が親水化される。
【0075】溶出処理部22で処理されたダイレクト刷
版14は、その後待機部118で一旦待機され、検版作
業等を経て、パンチヤー部24へ送られ図示しないポン
チによって版掛け時の位置決め用の切欠が形成される。
【0076】パンチヤー部24で位置決め用の切欠が形
成されたダイレクト刷版14は、版曲部26の図示しな
い折り曲げ装置によってダイレクト刷版14の長手方向
両端部が所定寸法折り曲げられる。以上でダイレクト刷
版14の製版工程が終了する。
【0077】このように、本実施例の電子写真製版装置
10では、定着部44内に搬入されるダイレクト刷版1
4が載置板522の熱によって予熱されているため、ダ
イレクト刷版14は、予熱をされない場合に比較して定
着部44内へ進入した部位と、定着部44内へ進入する
前の部位との温度差が小さくなり、膨張の差による歪歪
みを抑えることができ、少ない熱量でかつ短い加熱工程
でダイレクト刷版14の加熱定着を行うことができる。
【0078】なお、本実施例のベルトコンベア126
は、ダイレクト刷版14に接触する部分が分割されてい
るが、本発明はこれに限らず、ダイレクト刷版14の裏
面全面が接触する一体型で連続的なベルト状であっても
よい。
【0079】また、本実施例では、ダイレクト刷版14
は光導電性感光層30をプラスに帯電させ、プラスの電
荷を有したトナーで現像するようにしたが、本発明はこ
れに限らず、光導電性感光層30をマイナスに帯電させ
マイナスの電荷を有したトナーで現像してもよいのは勿
論である。また、ダイレクト刷版14を光導電性感光層
30をプラスに帯電させ、マイナスの電荷を有したトナ
ーで現像するようにしてもよく、光導電性感光層30を
マイナスに帯電させ、プラスの電荷を有したトナーで現
像するようにしてもよいのは勿論である。
【0080】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の平版作製装
置は上記の構成としたので、平版印刷版が歪むことな
く、少ない熱量でかつ短い加熱工程で平版印刷版の加熱
定着を効率良く行うことができるという優れた効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電子写真製版装置の現
像定着処理部を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施例に係る電子写真製版装置に用
いられるダイレクト刷版の構造を示す断面図である。
【図3】本発明の一実施例に係る電子写真製版装置の各
処理部の配置を示す平面図である。
【図4】図3の描画部を示す断面図である。
【図5】ベルトコンベアの一部断面図である。
【図6】ベルトコンベアにダイレクト刷版が載置された
状態のエッジ押さえローラー近傍の平面図である。
【図7】現像定着処理部を示す平面図である。
【図8】図3の冷却部を示す断面図である。
【図9】図3の溶出処理部及び乾燥部を示す断面図であ
る。
【図10】加熱されたダイレクト刷版の温度分布を示す
グラフ及び説明図である。
【符号の説明】
10 電子写真製版装置(平版作装置) 14 ダイレクト刷版(平版印刷版) 38 現像部 540 ハロゲンランプ(加熱手段) 126 ベルトコンベア(搬送手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−100244(JP,A) 特開 昭63−34573(JP,A) 実開 平4−112269(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 13/10 G03G 13/20 G03G 15/10 G03G 15/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像部の下流側に配置される乾燥部と前
    記乾燥部の下流側に配置される定着部との間を巡回し、
    前記現像部で現像された平版印刷版を蓄熱性、耐熱性及
    び電気的絶縁性を有する部位に接触させて搬送する搬送
    手段と、 前記定着部側の搬送手段近傍に設けられ、前記搬送手段
    の前記平版印刷版と接触する部位及び前記搬送手段で搬
    送される前記平版印刷版を加熱する加熱手段と、 を備えたことを特徴とする平版作製装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送手段の前記平版印刷版が接触す
    る部位がフェノール樹脂製であることを特徴とする請求
    項1に記載の平版作製装置。
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