JPH06186869A - 定着装置 - Google Patents
定着装置Info
- Publication number
- JPH06186869A JPH06186869A JP33601092A JP33601092A JPH06186869A JP H06186869 A JPH06186869 A JP H06186869A JP 33601092 A JP33601092 A JP 33601092A JP 33601092 A JP33601092 A JP 33601092A JP H06186869 A JPH06186869 A JP H06186869A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording medium
- fixing device
- transparent plate
- heat source
- radiant heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 飛散トナーによるランプやミラーへの汚染が
なく、効率のよい輻射加熱式の定着装置を得る。 【構成】 ハロゲンランプ15及びミラー16からなる輻射
熱源と記録媒体10との間に着脱自在の透明板21を配設
し、飛散したトナー粒子により輻射熱源が汚染されるの
を防止する。
なく、効率のよい輻射加熱式の定着装置を得る。 【構成】 ハロゲンランプ15及びミラー16からなる輻射
熱源と記録媒体10との間に着脱自在の透明板21を配設
し、飛散したトナー粒子により輻射熱源が汚染されるの
を防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真装置における
定着装置に関するものである。
定着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置を図7により簡単に説明す
ると、1は感光体ベルトであり、矢印方向に循環移動す
る。まず、帯電器2により感光体ベルト1を均一に帯電
させ、露光手段3により光を照射すると、静電潜像が形
成され、さらに現像手段4で現像すると、トナー像が形
成される。
ると、1は感光体ベルトであり、矢印方向に循環移動す
る。まず、帯電器2により感光体ベルト1を均一に帯電
させ、露光手段3により光を照射すると、静電潜像が形
成され、さらに現像手段4で現像すると、トナー像が形
成される。
【0003】一方、記録紙カセット5から記録紙が供給
され、転写器6を通るとき、感光体ベルト上のトナー像
が記録紙に転写される。トナー像が転写された記録紙
は、破線で示すように搬送されて、定着装置7で定着さ
れた後、外部へ排出される。
され、転写器6を通るとき、感光体ベルト上のトナー像
が記録紙に転写される。トナー像が転写された記録紙
は、破線で示すように搬送されて、定着装置7で定着さ
れた後、外部へ排出される。
【0004】トナー像が記録紙に転写された後の感光体
ベルト1は、クリーニング部8で残留トナーが回収さ
れ、さらに除電部9で残留電荷が除去されて、再度記録
プロセスへ入る。
ベルト1は、クリーニング部8で残留トナーが回収さ
れ、さらに除電部9で残留電荷が除去されて、再度記録
プロセスへ入る。
【0005】従来、一般的に用いられている定着装置7
は、図8に示したように構成されている。即ち、加熱ロ
ーラ11と加圧ローラ12からなり、その間に、トナー像が
転写された記録紙10が通過する。アルミニウム等からな
る円筒の中にハロゲンランプ14等の熱源が収納された加
熱ローラ11に、記録紙の背面から、シリコンゴム等から
なる加圧ローラ12が圧接し、トナー13を記録紙に熱融着
させる。
は、図8に示したように構成されている。即ち、加熱ロ
ーラ11と加圧ローラ12からなり、その間に、トナー像が
転写された記録紙10が通過する。アルミニウム等からな
る円筒の中にハロゲンランプ14等の熱源が収納された加
熱ローラ11に、記録紙の背面から、シリコンゴム等から
なる加圧ローラ12が圧接し、トナー13を記録紙に熱融着
させる。
【0006】しかしながら、この加熱ローラ方式は、
加熱ローラの金属材や加圧ローラのゴム材、金属芯材な
どの熱容量が大きく、従って、ハロゲンランプの点灯か
ら定着開始可能になるまでに多大の予熱時間を要するこ
と、加熱ローラは定着に必要な温度以上に保持される
ため、周辺への熱拡散による損失が大きいこと、などの
問題がある。
加熱ローラの金属材や加圧ローラのゴム材、金属芯材な
どの熱容量が大きく、従って、ハロゲンランプの点灯か
ら定着開始可能になるまでに多大の予熱時間を要するこ
と、加熱ローラは定着に必要な温度以上に保持される
ため、周辺への熱拡散による損失が大きいこと、などの
問題がある。
【0007】このような熱ローラ定着に対し、ハロゲン
ランプの輻射熱を直接トナーに照射して加熱を行なう
「輻射加熱定着」が試みられつつある。この方式は、図
9に示したように、ハロゲンランプ15から発せられた輻
射熱をミラー16で反射して記録紙10上に集束させるもの
で、他の部分へ逃げる熱を最小限に抑えることから、有
望視されている。
ランプの輻射熱を直接トナーに照射して加熱を行なう
「輻射加熱定着」が試みられつつある。この方式は、図
9に示したように、ハロゲンランプ15から発せられた輻
射熱をミラー16で反射して記録紙10上に集束させるもの
で、他の部分へ逃げる熱を最小限に抑えることから、有
望視されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、定着装
置は、図7に示したように、電子写真装置の感光体の近
傍に位置するため、飛散したトナーがランプやミラーを
汚染して、トナーの加熱効率を著しく損なうという問題
があった。
置は、図7に示したように、電子写真装置の感光体の近
傍に位置するため、飛散したトナーがランプやミラーを
汚染して、トナーの加熱効率を著しく損なうという問題
があった。
【0009】本発明は、上記従来の問題点を解消しよう
とするもので、ランプやミラーへの汚染がなく、実用的
で、効率のよい輻射加熱式の定着装置を提供することを
目的とする。
とするもので、ランプやミラーへの汚染がなく、実用的
で、効率のよい輻射加熱式の定着装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、輻射熱源と記録媒体との間に着脱自在の
透明板を配設し、飛散したトナー粒子により輻射熱源が
汚染されるのを防止するようにしたことを特徴とするも
のである。
に、本発明は、輻射熱源と記録媒体との間に着脱自在の
透明板を配設し、飛散したトナー粒子により輻射熱源が
汚染されるのを防止するようにしたことを特徴とするも
のである。
【0011】
【作用】上記構成によれば、定着装置にトナーが飛散し
てきても、透明板によってランプやミラーへの汚染が防
止され、また、透明板に付着した場合は適宜外して掃除
ができるので、常に良好な状態に維持することができ、
効率のよい定着装置とすることができる。
てきても、透明板によってランプやミラーへの汚染が防
止され、また、透明板に付着した場合は適宜外して掃除
ができるので、常に良好な状態に維持することができ、
効率のよい定着装置とすることができる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して実施例を詳細に説明す
る。図1は、本発明の第1の実施例を示したもので、10
はトナー像が形成された記録媒体、15はハロゲンラン
プ、16はミラー、17は搬送ベルト、21はハロゲンランプ
15及びミラー16からなる輻射熱源と記録媒体10との間に
配設された着脱自在の透明板である。ハロゲンランプ15
の発光波長は0.5〜2.0μm付近に分布するため、ガラ
ス、石英等は熱輻射光線をほとんど透過する。従って、
透明板21としてガラス(パイレックス)板を使用すること
ができる。
る。図1は、本発明の第1の実施例を示したもので、10
はトナー像が形成された記録媒体、15はハロゲンラン
プ、16はミラー、17は搬送ベルト、21はハロゲンランプ
15及びミラー16からなる輻射熱源と記録媒体10との間に
配設された着脱自在の透明板である。ハロゲンランプ15
の発光波長は0.5〜2.0μm付近に分布するため、ガラ
ス、石英等は熱輻射光線をほとんど透過する。従って、
透明板21としてガラス(パイレックス)板を使用すること
ができる。
【0013】このように構成された本実施例では、ハロ
ゲンランプ15やミラー16は透明板21により覆われている
ので、飛散するトナーによって汚染されることはなく、
常に良好な状態を保つことができる。
ゲンランプ15やミラー16は透明板21により覆われている
ので、飛散するトナーによって汚染されることはなく、
常に良好な状態を保つことができる。
【0014】図2は、本発明の第2の実施例を示したも
のである。図1の実施例では、記録媒体が吸湿したり、
搬送スピードが大きくなると、紙のばたつきやシワによ
り、輻射光の集束位置が記録媒体上から外れることがあ
り、定着むらが生じる。そこで、給紙角度を図2のよう
に設けて、輻射焦点の排紙側でゴムローラ18と透明板21
とで挾持搬送を行なうようにしたものである。透明板21
は搬送ガイドを兼ねており、また、この方式では搬送ベ
ルトが不要のため、低コスト、省スペースが実現され
る。
のである。図1の実施例では、記録媒体が吸湿したり、
搬送スピードが大きくなると、紙のばたつきやシワによ
り、輻射光の集束位置が記録媒体上から外れることがあ
り、定着むらが生じる。そこで、給紙角度を図2のよう
に設けて、輻射焦点の排紙側でゴムローラ18と透明板21
とで挾持搬送を行なうようにしたものである。透明板21
は搬送ガイドを兼ねており、また、この方式では搬送ベ
ルトが不要のため、低コスト、省スペースが実現され
る。
【0015】図3は、本発明の第3の実施例を示したも
ので、図2の方式では高速搬送時に高温のままのトナー
が透明板との摺接により擦られて画像品質の低下が見ら
れる。そのため、透明板21と対の第2の搬送ガイド22を
設け、この第2のガイド板22としてその表面を鏡面にし
たアルミ等を用いることにより、輻射熱を反射して第2
のガイド板22の昇温を防止することができる。
ので、図2の方式では高速搬送時に高温のままのトナー
が透明板との摺接により擦られて画像品質の低下が見ら
れる。そのため、透明板21と対の第2の搬送ガイド22を
設け、この第2のガイド板22としてその表面を鏡面にし
たアルミ等を用いることにより、輻射熱を反射して第2
のガイド板22の昇温を防止することができる。
【0016】図4及び図5は、それぞれ本発明の第4の
実施例を示したものである。いずれも透明板21と第2の
搬送ガイド22との間隔が、記録媒体搬入側で広く、記録
媒体搬出側で狭くなるように構成したものである。記録
媒体搬入側を広くすることで定着部に達する前に、透明
板21と記録媒体10との摺接を完全に防止することがで
き、これにより、画質が向上するとともに、給紙側入口
のガイド部材を省略することができる。
実施例を示したものである。いずれも透明板21と第2の
搬送ガイド22との間隔が、記録媒体搬入側で広く、記録
媒体搬出側で狭くなるように構成したものである。記録
媒体搬入側を広くすることで定着部に達する前に、透明
板21と記録媒体10との摺接を完全に防止することがで
き、これにより、画質が向上するとともに、給紙側入口
のガイド部材を省略することができる。
【0017】図6は、透明板の取付構造を示したもの
で、排紙側の端部を図のように構成することで、排紙側
固定ガイド23に記録媒体の先端が引っかかるのを防ぐこ
とができる。なお、主走査方向の両端で固定すると、透
明板の中央の位置精度が加熱昇温時に悪化する。
で、排紙側の端部を図のように構成することで、排紙側
固定ガイド23に記録媒体の先端が引っかかるのを防ぐこ
とができる。なお、主走査方向の両端で固定すると、透
明板の中央の位置精度が加熱昇温時に悪化する。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
透明板の設置により、飛散トナーによるランプやミラー
への汚染が防止され、効率のよい定着装置を実現するこ
とができる。また、透明板が搬送ガイドを兼ねるように
することで、紙のシワなどによる定着むらを防止するこ
とができ、さらに、第2の搬送ガイドを設け、その表面
に金属光沢をもたせることにより、輻射熱を反射し、第
2のガイドの温度上昇を防止することができる。そのほ
か、定着前のトナー像と透明板との摺接をなくし、高画
質を得ることができるなど、種々の効果を奏するもので
ある。
透明板の設置により、飛散トナーによるランプやミラー
への汚染が防止され、効率のよい定着装置を実現するこ
とができる。また、透明板が搬送ガイドを兼ねるように
することで、紙のシワなどによる定着むらを防止するこ
とができ、さらに、第2の搬送ガイドを設け、その表面
に金属光沢をもたせることにより、輻射熱を反射し、第
2のガイドの温度上昇を防止することができる。そのほ
か、定着前のトナー像と透明板との摺接をなくし、高画
質を得ることができるなど、種々の効果を奏するもので
ある。
【図1】本発明の第1の実施例の断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例の断面図である。
【図3】本発明の第3の実施例の断面図である。
【図4】本発明の第4の実施例の断面図である。
【図5】同じく、本発明の第4の実施例の断面図であ
る。
る。
【図6】透明板の取付構造を示す図である。
【図7】電子写真装置の概略構成図である。
【図8】従来の熱ローラ型定着装置の断面図である。
【図9】従来の輻射加熱型定着装置の断面図である。
10 … 記録媒体、 15 … ハロゲンランプ、 16 … ミ
ラー、 21 … 透明板、22 … 第2の搬送ガイド。
ラー、 21 … 透明板、22 … 第2の搬送ガイド。
Claims (5)
- 【請求項1】 記録媒体上に形成されたトナー像を、輻
射加熱により記録媒体へ定着する電子写真装置の定着装
置において、輻射熱源と記録媒体との間に、飛散したト
ナー粒子により前記輻射熱源が汚染されるのを防止する
ための着脱自在の透明板を配設したことを特徴とする定
着装置。 - 【請求項2】 輻射熱源と記録媒体との間に配設した透
明板は、記録媒体の搬送ガイドを兼ねることを特徴とす
る請求項1記載の定着装置。 - 【請求項3】 輻射熱源と記録媒体との間に配設した第
1の搬送ガイドを兼ねる透明板に対し、記録媒体搬送路
を介してその反対側に第2の搬送ガイドを設け、その第
2の搬送ガイドの記録媒体搬送路側の面が金属光沢を有
することを特徴とする請求項2記載の定着装置。 - 【請求項4】 輻射熱源と記録媒体との間に配設した第
1の搬送ガイドを兼ねる透明板に対し、記録媒体搬送路
を介してその反対側に第2の搬送ガイドを設け、前記透
明板と第2の搬送ガイドとの間隔が、記録媒体搬入側で
広く、記録媒体搬出側で狭くなっていることを特徴とす
る請求項2記載の定着装置。 - 【請求項5】 透明板の輻射熱源側の面が、記録媒体搬
送路側の面よりも大きいことを特徴とする請求項2記載
の定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33601092A JPH06186869A (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33601092A JPH06186869A (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 定着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06186869A true JPH06186869A (ja) | 1994-07-08 |
Family
ID=18294765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33601092A Pending JPH06186869A (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06186869A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008197460A (ja) * | 2007-02-14 | 2008-08-28 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2014074845A (ja) * | 2012-10-05 | 2014-04-24 | Fuji Xerox Co Ltd | 定着装置、搬送部材および画像形成装置 |
-
1992
- 1992-12-16 JP JP33601092A patent/JPH06186869A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008197460A (ja) * | 2007-02-14 | 2008-08-28 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2014074845A (ja) * | 2012-10-05 | 2014-04-24 | Fuji Xerox Co Ltd | 定着装置、搬送部材および画像形成装置 |
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