JP2001105221A - 印刷版の端面処理装置 - Google Patents

印刷版の端面処理装置

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JP2001105221A
JP2001105221A JP27853099A JP27853099A JP2001105221A JP 2001105221 A JP2001105221 A JP 2001105221A JP 27853099 A JP27853099 A JP 27853099A JP 27853099 A JP27853099 A JP 27853099A JP 2001105221 A JP2001105221 A JP 2001105221A
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JP
Japan
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plate
cutting
unit
printing
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JP27853099A
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English (en)
Inventor
Koichi Okutsu
浩一 奥津
Hiroyuki Asakura
宏幸 浅倉
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 幅寸法の異なる印刷版を適切に端面処理す
る。 【解決手段】 エッジ処理部24は、エアシリンダ84
のロッド84Aを伸長することにより、ベース板78に
設けられた面取りユニット92がガイドシャフト80に
沿って移動してベース板76に設けられた面取りユニッ
ト90から離間する。また、リンク180によってベー
ス板78に連結されている支持バー176が移動する。
このとき、支持バー176Aがコンストスプリング19
2によってベース板76に連結されているため、支持バ
ー176A、176Bの間隔が広げられ、ガイド板17
4A、174Bがガイド板170A、170Bの間に、
所定の間隔で配置される。これにより、印刷版12Bが
面取りユニット90、92の間で略直線状に支持され、
エッジ処理されながら搬送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷版の端面を切
削処理する印刷版の端面処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】新聞印刷用に使用される感光性平版印刷
版には、アルミニウムの支持体上に形成する感光層に有
機光導電体を用いたOPC( Organic Photconductor
)印刷版(以下「印刷版」と言う)がある。この印刷
版を用いて刷版を作製するダイレクト製版システムで
は、描画工程で帯電・露光によって印刷版に静電潜像を
形成した後、現像定着工程でトナー粒子とキャリア液と
からなる液体現像剤で現像し、乾燥後、加熱定着して静
電潜像に応じたトナー画像を形成する。トナー画像が形
成された印刷版は、溶出工程でトナーの付着していない
非画像部分の導電性感光体層をアルカリ溶液で溶出させ
た後、印刷用の刷版として用いられる。
【0003】一方、印刷版の端面、特に幅方向の両側の
端面にトナーが付着して残ると、印刷物に印刷汚れを生
じさせる。このために、現像定着工程では、印刷版を長
手方向に搬送しながらトナー画像を形成すると、端面処
理工程で切削刃を幅方向の両側の端面に対向させ、この
切削刃によって印刷版のエッジ部分(幅方向の端部)の
面取りを行い、印刷版の幅方向の両側に付着したトナー
を除去するようにしている。また、印刷版のエッジ部分
を面取りする目的は、この印刷版を輪転機に装着して印
刷を行うとき、印刷版のエッジ部分にインキが付着して
いると印刷紙面を汚すことになるため、インキがエッジ
部分に付着しないようにすることにある。
【0004】近年、印刷版として新聞1頁分の画像を縦
に並べて形成可能な2L1Wサイズに加えて、見開き1
頁分(新聞2頁分)の画像を縦に並べて形成可能な2L
2Wサイズが多用されつつある。このために、画像露光
工程や現像定着工程では勿論、端面処理工程において
も、2L1Wサイズの印刷版に加えて2L2Wサイズの
印刷版の処理を可能とする要求が高まっている。
【0005】ところで、印刷版のエッジ処理を行う場
合、切削刃を印刷版の幅方向の端部に適切な角度で当接
させる必要がある。このために、エッジ処理工程では、
印刷版の幅方向の中央部に湾曲等が生じることがないよ
うに支持しながら、印刷版の幅方向の両端部をテーブル
上に載置して、常に切削刃が印刷版の幅方向の端部に一
定の角度で対向するようにしている。
【0006】このために、幅寸法が異なる印刷版のエッ
ジ処理を行う場合、切削刃を印刷版の幅方向の端部に対
向する所定の位置に配置すると共に、印刷版に撓み等が
生じないようにする必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実に鑑
みてなされたものであり、幅寸法の異なる印刷版の適切
なエッジ処理を可能とする印刷版の端面処理装置を提案
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
印刷版の幅方向に対向される切削手段によって該印刷版
の幅方向の両端の端面処理を行う印刷版の端面処理装置
であって、前記印刷版の幅方向の一端側を支持して該印
刷版の端部に前記切削手段によって端面処理を施す第1
の切削ユニットと、前記印刷版の幅方向の他端側を支持
して該印刷版の端部に前記切削手段によって端面処理を
施す第2の切削ユニットと、前記第1及び第2の切削ユ
ニットを搬送される印刷版の幅寸法に合わせて相対移動
させる移動手段と、前記第1及び第2の切削ユニットの
間に配置されて該第1及び第2の切削ユニットの間を通
過する前記印刷版を略水平に支持する支持手段と、を含
むことを特徴とする。
【0009】この発明によれば、印刷版の幅方向に沿っ
て対で設けている第1及び第2の切削ユニットを、移動
手段が印刷版の幅寸法に応じて移動させる。支持手段
は、印刷版の幅寸法に応じた位置に移動された第1及び
第2の切削ユニットとの間で、第1及び第2の切削ユニ
ットの間を通過する印刷版の幅方向の中間部を支持し
て、印刷版の幅方向を直線状に保つ。
【0010】これにより、印刷版の幅寸法が異なって
も、第1及び第2の切削ユニットのそれぞれに設けてい
る切削手段によって、印刷版の端面処理を行うことがで
きる。
【0011】請求項2に係る発明は、前記第1の切削ユ
ニットが取り付けられる第1のベースと、前記第2の切
削ユニットが取り付けられる第2のベースと、を備えた
ときに、前記移動手段が前記第1及び第2のベースを印
刷版の幅寸法に応じて相対移動させることを特徴とす
る。
【0012】この発明によれば、移動手段が第1の切削
ユニットが取り付けられている第1のベースと、第2の
切削ユニットが取り付けられている第2のベースを印刷
版の幅寸法に応じて移動させることにより、第1及び第
2の切削ユニットのそれぞれを印刷版の幅方向の両端に
対向する所定の位置に配置する。
【0013】これにより、例えば切削手段の位置調整を
行った後に、第1ないし第2の切削ユニットを第1のベ
ースないし第2のベースに取付ければ良く、印刷版の端
面処理を適切に行うための第1及び第2の切削ユニット
のメンテナンスが容易となる。
【0014】請求項3に係る発明は、前記支持手段が、
前記第1及び第2の切削ユニットの間に配置されて、前
記移動手段による前記第1及び第2の切削ユニットの相
対移動に伴って互いにの間隔が均等となるように移動
し、前記第1及び第2の切削ユニットの間を通過する前
記印刷版の幅方向の中間部を略直線状となるように支持
する複数のガイド板を含むことを特徴とする。
【0015】この発明によれば、支持手段を形成する複
数のガイド板を、第1及び第2の切削ユニットの間隔に
合わせて移動する。これにより、略等間隔で印刷版を支
持でき、間隔が変わることにより印刷版に湾曲等が生じ
るのを防止でき、印刷版の適切な端面処理が可能とな
る。
【0016】請求項4に係る発明は、前記複数のガイド
板がリンク機構によって連結されて、前記第1及び第2
の切削ユニットの相対移動に伴って移動することを特徴
とする。
【0017】この発明によれば、複数のガイド板をリン
クによって連結する。これにより、例えば、大きいサイ
ズの印刷版の端面処理を行うときに、ガイド板の間隔が
離れてしまうのを防止することができる。
【0018】請求項5に係る発明は、前記複数のガイド
板が、前記第1及び第2の切削ユニットの一方に前記リ
ンクによって連結されると共に、前記第1及び第2の切
削ユニットの他方に接近する方向へ付勢する付勢手段を
介して連結されていることを特徴とする。
【0019】この発明によれば、第1及び第2の切削ユ
ニットの一方をリンクによってガイド板に連結し、他方
を付勢手段によってガイド板に連結する。これにより、
第1及び第2の切削ユニットの相対移動に追従させて複
数のガイド板を移動させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の一形態を詳細に説明する。図1には、本実施の
形態に適用した現像定着装置10の概略構成を示してい
る。この現像定着装置10は、ダイレクト製版システム
に設けられる。現像定着装置10が設けられるダイレク
ト製版システムでは、アルミニウム等によって形成した
導電性支持体の一方の面に有機光導電体を用いた感光層
が形成された所謂OPC印刷版(以下「印刷版12」と
言う)を用い、描画装置の帯電器によってこの印刷版1
2の感光層を均一に帯電した後、所定波長のレーザ光を
用い、画像データに応じた走査露光をし、印刷版12に
静電潜像を形成する。現像定着装置10には、この静電
潜像が形成された印刷版12が送り込まれる。
【0021】現像定着装置10では、この印刷版12を
トナー粒子、キャリア液等からなる液体現像剤で現像
し、画像部分にトナー粒子を付着した後、湿潤したトナ
ー画像を乾燥し、さらに、その後、定着用ヒータによっ
てトナー粒子を印刷版12に溶融固着させる。
【0022】また、ダイレクト製版システムには、現像
定着装置10の下流側に、溶出装置、乾燥装置及びパン
チ/版曲げ装置が設けられており、トナー画像が形成さ
れた印刷版12は、溶出装置で溶出液にさらされること
により、トナーが付着していない非画像部分の感光層が
溶出される。溶出処理された印刷版12は、版面保護の
ためのガム液が塗布された後、乾燥処理されて、パンチ
/版曲げ装置へ送り込まれる。
【0023】パンチ/版曲げ装置では、印刷版12の長
手方向の両端部に、印刷用の輪転機へ装着する時に位置
決め基準とするパンチ孔及び切欠きを形成し、さらに、
印刷版12を輪転機の版胴へ装着する時の引っ掛け用の
版曲げ処理を行う。版曲げ処理が終了した印刷版12
は、例えばストッカ等に集積されて、印刷工程へ搬送さ
れる。
【0024】現像定着装置10が用いられるダイレクト
製版システムでは、印刷版12として、新聞1頁分の画
像を縦に並べて形成可能な2L1Wサイズ(例えば、縦
×横が約1100mm×約400mm、以下、特に区別する
ときには、印刷版12Aとする)に加えて、新聞見開き
1頁分(新聞横2頁分)の画像を縦に並べて形成可能な
2L2Wサイズ(例えば、縦×横が約1100mm×約8
00mm、以下、特に区別するときには、印刷版12Bと
する)を用いることができる。
【0025】現像定着装置10には、この印刷版12A
または印刷版12Bが、幅方向の一端側を基準として、
長手方向に沿って送り込まれる。現像定着装置10で
は、この印刷版12を長手方向(印刷版12に形成され
ている画像の天地方向)に沿って矢印A方向に搬送しな
がら処理を行う。
【0026】図1に示されるように、現像定着装置10
には、機枠14内に印刷版12の搬送方向に沿って、現
像部16、乾燥部18、定着部20、冷却部22及びエ
ッジ処理部24が形成されている。
【0027】現像部16は、ガイド板26及びスクイズ
ローラ28を備えている。また、現像部16には、ガイ
ド板26に対向して電極板30及び補助電極板32が配
置され、補助電極板32の上方にノズル34が設けられ
ている。挿入口36から送り込まれる印刷版12は、感
光層側の面が上方に向けられた状態でガイド板26と補
助電極板32及び電極板30の間を搬送される。このと
き、現像部16では、ノズル34から帯電したトナー粒
子が含まれている液体現像液を印刷版12上に供給して
現像する。これにより、印刷版12には、静電画像に応
じてトナー粒子が付着される。スクイズローラ28は、
印刷版12から余剰となった液体現像剤を絞り落としな
がら送り出す。なお、補助電極板32及び電極板30
は、所定の電圧が印加されることにより、印刷版12へ
のトナー粒子の付着を促進する。
【0028】乾燥部18と冷却部22の間には、搬送コ
ンベア38が設けられている。搬送コンベア38は、乾
燥部18側のスプロケット40と冷却部22側のスプロ
ケット42との間にチェーン44が巻き掛けられてい
る。このチェーン44の間には、図示しない載置バーが
所定間隔で配置されており、この載置バーに印刷版12
が載置される。また、スプロケット42には、搬送モー
タ46の駆動力が伝達されるようになっている。
【0029】これにより、スクイズローラ28によって
現像部16から送り出された印刷版12は、搬送コンベ
ア38に載置されて、乾燥部18から定着部20を経て
冷却部22へ搬送される。
【0030】乾燥部18には、現像部16側にブロワ4
8が設けられ、定着部20側に複数本(例えば2本)の
ヒータ50とファン49が設けられている。印刷版12
は、乾燥部18を搬送されるときに、ブロワ48によっ
て吹き付けられる空気によってプレ乾燥が行われた後、
ヒータ50によって加熱された空気がファン49によっ
て吹き付けられることにより乾燥される。
【0031】定着部20には、搬送コンベア38の上方
側に定着ユニット60が設けられている。この定着ユニ
ット60には、カバー66内に複数本のハロゲンランプ
ヒータ62が配置されている。
【0032】定着部20では、ハロゲンランプヒータ6
2を点灯させ、搬送コンベア38上を搬送される印刷版
12を、幅方向に沿って均一に所定の温度(例えば約1
20℃〜約140℃)に加熱する。これにより、印刷版
12の表面に付着したトナー粒子が印刷版12に溶融固
着され、静電潜像に応じたトナー画像が形成される。
【0033】冷却部22には、搬送コンベア38に対向
して複数本のローラ52が設けられており、印刷版12
は、搬送コンベア38とローラ52に挟持されて搬送さ
れる。この冷却部22には、温度センサ68が設けられ
ており、定着部20から排出される印刷版12の温度を
非接触で検出し、定着部20での印刷版12の加熱不良
を防止する。また、冷却部22では、図示しないノズル
から印刷版12へ向けて冷却風を吹き付けることによ
り、定着部20で加熱された印刷版12の温度低下を図
るようにしている。
【0034】冷却部22の下流側のエッジ処理部24で
は、印刷版12の幅方向の両側の端面に付着している余
分なトナーを除去し、この余分なトナーが印刷物に汚れ
を生じさせるのを防止する。また、エッジ処理部24に
は、印刷版12の幅方向の両側の端面及び表裏面に対向
するように設けられているブラシ55によって印刷版1
2から切削粉等の付着物を除去する。なお、エッジ処理
部24でエッジ処理をする他の目的は、前述した通りで
ある。
【0035】定着現像装置10には、排出口54に隣接
して排出ローラ対56が設けられており、エッジ処理及
び表裏面の清掃が行われた印刷版12は、排出ローラ対
56に挟持されて、排出口54から溶出装置へ向けて送
り出される。
【0036】ここで図面を参照しながら、エッジ処理部
24を詳細に説明する。
【0037】冷却部22を通過した印刷版12は、搬送
ローラ対58によってエッジ処理部24へ送り込まれ
る。図2及び図4に示されるように、エッジ処理部24
には、印刷版12の幅方向(矢印W方向)に沿って配置
されたフレーム70が設けられている。
【0038】このフレーム70には、印刷版12の幅方
向に沿った両端に側板72が対で取付けられている。ま
た、図2乃至図5に示されるように、側板72は、一対
のステー板74に連結されており、印刷版12は、フレ
ーム70、側板72及びステー板74に囲われた開口内
を通過するようになっている。
【0039】ステー板74には、一方の側板72側に第
1のベースとしてベース板76が取り付けられている。
また、他方の側板72側には、ベース板76に対向する
第2のベースとしてベース板78が配置されている。
【0040】ベース板76と、ベース板78側の側板7
2の間には、一対のガイドシャフト80が掛け渡されて
取付けられている。ガイドシャフト80のそれぞれに
は、スライダ82が挿通されており、このスライダ82
がベース板78の下面に取付けられている。これによ
り、ベース板78は、印刷版12の幅方向に沿って移動
可能にガイドシャフト80に支持されている。
【0041】一方、フレーム70には、ベース板76側
に移動手段としてエアシリンダ84が設けられている。
このエアシリンダ84は、ロッド84Aが印刷版12の
幅方向に沿ってガイドシャフト80と平行に配置され、
ベース板78に立設されているブラケット86に連結さ
れている。これにより、ベース板78は、エアシリンダ
84がロッド84Aを伸縮することにより、ガイドシャ
フト80に案内されて印刷版12の幅方向に沿って移動
される。
【0042】図2及び図3に示されるように、エッジ処
理部24では、現像定着装置10が幅寸法の狭い印刷版
12Aを処理するときに、エアシリンダ84のロッド8
4Aを収縮して、ベース板78をベース板76に所定の
位置まで接近させる。このとき、例えばベース板78に
設けられているスライダ82が、ガイドシャフト80の
近傍の所定の位置に設けられている図示しないストッパ
に当接して停止することにより、ベース板78がベース
板76に対して位置決めされる。
【0043】また、図4及び図5に示されるように、エ
ッジ処理部24では、現像定着装置10が幅寸法の広い
印刷版12Bを処理するときに、エアシリンダ84のロ
ッド84Aを伸長して、ベース板78をベース板76か
ら離間させる。このとき、ガイドシャフト80には、印
刷版12Bの幅寸法に応じて予め設定されている所定の
位置にストッパ88が取付けられており、スライダ82
が、このストッパ88に当接して停止されることによ
り、ベース板78がベース板76に対して位置決めされ
る。
【0044】これらのベース板76、78のそれぞれに
は、面取りユニット90、92が取り付けられている。
【0045】図3及び図5に示されるように、ベース板
76、78には、矩形形状の開口部94が形成されてお
り、面取りユニット90、92は、この開口部94内に
配置されている。また、ベース板76、78には、モー
タユニット96が取り付けられている。なお、面取りユ
ニット90、92及びモータユニット96は、それぞれ
印刷版20の搬送路の中心線を対称線として左右対称に
配置されており、以下の説明では、一方の面取りユニッ
ト92及びこの面取りユニット92に対して設けられて
いるモータユニット96について説明し、面取りユニッ
ト90及びこの面取りユニット90に対して設けられて
いるモータユニット96の説明を省略する。
【0046】図6に示されるように、モータユニット9
6は、ベース板78(76)の下面側に支持されている
ブラケット98にモータ100(例えば定格回転数が6
0rpm程度の低速モータ)が取り付けられている。
【0047】モータ100の駆動軸100Aには、円板
状のスリット板102と共に偏心カム104が取付けら
れている。スリット板102には、所定の位置に切欠1
02Aが形成されている。また、ブラケット98には、
切欠き102Aを検出するセンサ106が、スリット板
102の周縁部に対向して取付けられている。モータ1
00は、このセンサ106の検出結果に基づいて停止す
るように制御される。
【0048】ブラケット98には、面取りユニット92
側でベース板78へ向けて屈曲されている立壁部98A
にエアーシリンダ108及び押圧ロッド110が取り付
けられている。押圧ロッド110は、立壁部98Aに取
り付けられた軸受112に軸線方向に沿って摺動可能に
挿通されている。押圧ロッド110の偏心カム104側
には、コロ114が設けられているブラケット116が
取り付けられている。押圧ロッド110は、軸受112
に設けられている図示しない付勢手段によって偏心カム
104へ向けて付勢されており、これにより、コロ11
4の周面が偏心カム104の周面に当接されている。
【0049】したがって、押圧ロッド110は、偏心カ
ム104が偏心して回転することにより、面取りユニッ
ト92側の先端が印刷版12の幅方向に沿って往復移動
する。
【0050】エアシリンダ108は、駆動ロッド108
Aが、面取りユニット92側へ向けられており、図示し
ないエアー供給手段からエアが供給されることにより、
ロッド108Aが面取りユニット92側へ向けて突出す
る。
【0051】一方、面取りユニット92は、基板118
がベース板78上に配置されている。基板118は、ベ
ース板78の開口部94を跨ぐように配置され、開口部
94を挟んだ両側が図示しないスライダを介して印刷版
12の幅方向に沿って移動可能に取り付けられ、かつ、
図示しない付勢手段によって印刷版12の幅方向の内方
側であるモータユニット96側へ向けて付勢されてい
る。
【0052】図6及び図7に示されるように、基板11
8には、エアシリンダ108のロッド108A及び押圧
ロッド110に対向して、当て板120が取付けられて
いる。面取りユニット92は、基板118がモータユニ
ット96へ向けて付勢されていることにより、当て板1
20にエアシリンダ108のロッド108A又は押圧ロ
ッド110の少なくとも一方が当接している。また、基
板118は、エアシリンダ108のロッド108A又は
押圧ロッド110の少なくとも一方が突出することによ
り、印刷版12の幅方向の外方、すなわちモータユニッ
ト96から離れる方向へ平行移動する。
【0053】基板118には、ローラピン122を軸支
する軸受124が設けられている。支軸122を軸支す
る軸受124が設けられている。また、基板118上に
は、面取りテーブル126が配置されており、この面取
りテーブル126にローラピン122が嵌め込まれて取
付けられている。これにより、面取りテーブル126が
ローラピン122を軸に回動可能となっている。
【0054】図6及び図8に示すように、面取りテーブ
ル126は、ベース部128とテーブル部130とによ
って形成されている。テーブル部130には、略水平に
保たれたテーブル面132が形成され、このテーブル面
132へ向けてスロープが形成されている。印刷版12
は、このスロープによって幅方向の両端部がテーブル面
132上へ案内され、テーブル面132上を略水平状態
で通過する。
【0055】図2乃至図5に示されるように、ベース板
78のそれぞれには、ブラケット134が取り付けられ
ている。このブラケット134には、面取りテーブル1
26のテーブル面132上へ向けて略L字形状に折曲さ
れたアーム136が取り付けられている。
【0056】図6及び図7に示されるように、このアー
ム136には、テーブル面132に対向して複数のガイ
ドローラ138が取り付けられている(本実施の形態で
は一例として3個)。印刷版12は、幅方向の端部がテ
ーブル面132上を通過するときに、ガイドローラ13
8によって浮きが生じることがないように抑えられなが
ら案内される。
【0057】一方、図6及び図8に示されるように、面
取りテーブル126のベース部130には、複数のガイ
ドローラが印刷版12の搬送方向に沿って配置されてい
る。本実施例では、一例として、印刷版12の搬送方向
の上流側に2個のガイドローラ140を配置し、下流側
に1個のガイドローラ140を回転自在に配置し、ま
た、ガイドローラ140の間に4個の小径ローラ142
を配置している。
【0058】ガイドローラ140及び小径ローラ142
は、それぞれの周面が印刷版12の幅方向の端面に対向
して直線状に配置されており、それぞれの周面が印刷版
12の端面に当接することにより、印刷版12の幅方向
への移動を規制して円滑に案内可能となっている。
【0059】なお、図6に示すように、基板118と面
取りテーブル126の間には、ローラピン122を挟ん
で引張コイルばね144A、144Bが設けられ、面取
りテーブル126を矢印C方向及び矢印C方向と反対方
向の矢印D方向へ付勢し、ガイドローラ140及び小径
ローラ142が、印刷版12の搬送方向に沿って並ぶよ
うに面取りテーブル126のバランスを保っている。
【0060】また、図8に示すように、基板118に
は、面取りテーブル126に対向するチューブ146を
保持するブラケット148A、148Bを所定に位置に
取り付けており、このチューブ146によって、ガイド
ローラ140及び小径ローラ142に印刷版12が接触
したときの面取りテーブル126の矢印C方向及び矢印
D方向への回動を規制し、印刷版12の端面にガイドロ
ーラ140及び小径ローラ142が安定して接触するよ
うにしている。
【0061】図6及び図8に示されるように、面取りテ
ーブル126には、小径ローラ142の間に長孔152
が形成されており、この長孔152から印刷版12の幅
方向の先端に対向する切削刃150が突設されている。
【0062】面取りテーブル126には、ベース部12
8にブラケット156を介してモータ154が取付けら
れている。切削刃150は、このモータ154の駆動軸
164Aに図示しない継ぎ手を介して取付けられてい
る。
【0063】モータ154は、切削刃150が印刷版1
2の搬送方向の下流側へ向けて所定の角度で傾斜し、か
つ、垂直方向に対して所定の角度で傾斜するようにブラ
ケット156に支持されている。これにより、図9に示
すように、切削刃150は、印刷版12の感光面12A
と幅方向の端部の端面12Bとが成すエッジ12Cに、
感光面12Aに対して角度θ1 で対向して当接する。こ
の状態で、モータ154が駆動することにより、切削刃
150は、印刷版12の幅方向の端部を押さえながら、
印刷版12の搬送を妨げることなく矢印B方向へ回転す
るようになっている。
【0064】これにより、印刷版12は、切削刃150
によってエッジ12Cが削られ(面取り)、エッジ12
Cを挟んで感光面12Aと端面12Bとの間に跨がって
付着しているトナーくず13が除去される。
【0065】なお、図6及び図8に示すように、ベース
部128とブラケット156との間には、マイクロメー
タ158が取り付けられており、このマイクロメータ1
58によってモータ154を平行移動させることによ
り、切削刃150による印刷版12の面取り量の微調整
を可能にしている。本実施の形態では、一例として、肉
厚Tが約0.3mmの印刷版12に対して、切削刃150
の傾斜角度θ1 を約50°に設定し、印刷版12のエッ
ジ12Cの切削量tが約0.1mmとなるようにしてい
る。
【0066】また、面取りテーブル126には、印刷版
12の搬送方向下流側の端部にブレード160が取付け
られている。図10に示すように、ブレード160は、
上方側(図10の紙面上方側)が印刷版12の感光面1
2Aへ向けて突出するように傾斜し、面取りされた印刷
版12の端面12Bの上端に接触して、印刷版12の端
面12Bに残っているトナーくず13や、切削刃150
が切削した面(エッジ12C)に薄膜状に残っているト
ナーくず(図示省略)、このトナーくずに付着している
切削くず(切削粉)等をかき落とす。このブレード17
0の先端の感光面12A(水平面)に対する傾斜角度θ
2 は、90°以下であり、かつ、切削刃150の傾斜角
度θ1 より大きくなっている(θ1 <θ2 <90°)お
り、これにより、ブレード160が感光面12Aに接触
することがないようにしている。
【0067】また、図7に示すように、面取りユニット
92(90)には、吸引ダクト164とブラシ166が
設けられており、切削刃150によって印刷版12から
削り取ったトナーくず等の切削くずをブラシ176によ
って巻き上げながら吸引ダクト174によって吸引し
て、切削くずが印刷版12の表面に飛散して付着するの
を防止している。
【0068】ところで、図2乃至図5に示されるよう
に、面取りユニット90は、ステー板74に固定されて
いるベース板76に取付けることにより、印刷版12を
搬送する時の基準側となる印刷版12の幅方向の一端側
に対向する所定の位置に配置されるようになっている。
また、面取りユニット92は、ベース板78に組み付け
られ、このベース板78がエアシリンダ84の駆動によ
って移動することにより、印刷版12の幅方向の他端側
に対向する所定の位置に配置されるようになっている。
【0069】すなわち、図2及び図3に示されるよう
に、印刷版12Aを処理するときには、エアシリンダ8
4のロッド84Aを収縮させて面取りユニット92を印
刷版12Aの幅寸法に応じた位置まで面取りユニット9
0へ接近させる。また、図4及び図5に示されるよう
に、印刷版12Bを処理するときには、エアシリンダ8
4のロッド84Aを伸長させて、面取りユニット92を
印刷版12Bの幅寸法に応じた位置まで面取りユニット
90から離間させる。
【0070】一方、ベース板76、78には、複数のガ
イド板170(本実施の形態では、一例として2組)が
設けられている。ガイド板170は、面取りテーブル1
26よりも印刷版12の幅方向の内方側に配置され、ベ
ース板76、78の所定の位置に設けているブラケット
172の上端に取付けられ、上面が面取りテーブル12
6のテーブル面132と同一水平面となるように設けら
れている。
【0071】これにより、印刷版12は、幅方向の両端
部が、ガイド板170と面取りテーブル126に跨って
略水平状態となるように支持される。なお、以下では、
特に区別するときに、ベース板76のガイド板170を
ガイド板170Aとし、ベース板78のガイド板170
をガイド板170Bと、ガイド板174A、174Bが
取付けられている支持バー176をそれぞれ支持バー1
76A、176Bとする。
【0072】このベース板76、78の間には、ガイド
板174(本実施の形態では一例として2組)が配置さ
れている。ガイド板174は、ブラケット172に取付
けられている。ガイド板174が取付けられているブラ
ケット172は、ガイドシャフト80の間に掛け渡され
ている支持バー176に取付けられている。
【0073】支持バー176には、印刷版12の搬送方
向に沿った両端部にスライダ178が設けられており、
このスライダ178にガイドシャフト80が挿通されて
いることにより、支持バー176は、ガイドシャフト8
0に沿って印刷版12の幅方向に移動可能に支持されて
いる。
【0074】また、ガイド板174は、ガイド板170
と同様に上面が面取りテーブル126のテーブル面13
2と略同一水平面となるように設けられている。これに
より、エッジ処理部24では、面取りユニット90、9
2の面取りテーブル126の間で印刷版12をガイド板
170、174によって略水平状態で支持可能となって
いる。
【0075】図2及び図4に示されるように、ガイド板
174A、174Bが設けられている支持バー1756
の間及び、ガイド板174Bが設けられている支持バー
176とベース板78の間には、リンク180が設けら
れている。
【0076】リンク180は、互いの一方の端部がピン
182によって回動自在に連結された連結バー184、
186を備えている。また、連結バー184、186
は、他端が支持バー176またはベース板78にピン1
88を介して回動自在に連結されている。
【0077】これにより、リンク180は、ベース板7
8と支持バー176の間及び隣接する支持バー176の
間を狭めたときに、連結バー184、186の間の角度
が小さくなるように折り畳まれ(図2及び図3参照)、
ベース板78と支持バー176の間及び隣接する支持バ
ー176の間を広げたときに、連結バー184、186
の角度が大きくなるように広げられる(図4及び図5参
照)。
【0078】また、連結バー184には、連結バー18
6が連結されている側の端部にストッパ190が形成さ
れており、連結バー184、186の間の角度を所定の
角度まで広げたときに、連結バー186がストッパ19
0に当接する。これにより、ガイド板170Bとガイド
板174B及びガイド板174Aとガイド板174Bの
間隔を所定の範囲以下となるように規制している。この
間隔は、ガイド板170B、174B、174Aの間で
印刷版12を支持したときに、印刷版12に弛み等によ
る湾曲が生じない範囲となるようにしている。また、本
実施の形態では、リンク180によってガイド板170
B、174B、174Aが所定の間隔となることによ
り、ガイド板170Aとガイド板174Aの間隔も印刷
版12に弛みを生じさせない間隔となるようにしてい
る。
【0079】図2乃至図5に示されるように、ベース板
76とこのベース板76に隣接している支持バー176
の間には、付勢手段としてコンストスプリング192が
設けられている。コンストスプリング192は、帯状体
194を備えており、この帯状体の一端がガイド板17
4Aが設けられている支持バー176に連結されてい
る。また、帯状体194の他端側は、ベース板76の下
方に設けられているリール部196に一定トルクで巻き
取られている。このリール部196の巻き取り力によっ
て帯状体194がガイド板174Aが設けられている支
持バー176をベース板76に接近する方向へ付勢して
いる。
【0080】これにより、ベース板78をベース板76
へ接近させたときに、ベース板76側の支持バー176
が、コンストスプリング192の付勢力によってベース
板76へ向けて移動される。また、ベース板78をベー
ス板76から離すときに、コンストスプリング192
が、リンク180を広げるようにしている。
【0081】なお、図2及び図3に示されるように、本
実施の形態では、印刷版12Aを処理するために、ベー
ス板78をベース板76へ向けて移動させたときに、ベ
ース板76側の支持バー176は、図示しないストッパ
によってベース板76に接近した所定の位置に停止し、
ベース板78側の支持バー176は、スライダ178が
ベース板78に取付けられているスライダ82に当接す
ると共に、ベース板76側の支持バー176のスライダ
178に当接して停止するようにしている。
【0082】次に本実施の形態の作用を説明する。
【0083】現像、定着処理が終了してトナー画像が形
成された印刷版20の周縁部、主に端面には、印刷版1
2から除去しきれなかったトナーが残る。特に印刷版1
2の幅方向の両端である端面12Bの近傍にトナーが残
ると、印刷時にインクが付着して印刷汚れ等となって現
れて、印刷物の仕上がりを損ねてしまう。エッジ処理部
24では、この印刷版12の幅方向の両端部を面取りす
ることにより端面12Bに付着したトナーを除去する。
【0084】エッジ処理部24に送り込まれた印刷版1
2は、幅方向の両端部に対向する面取りユニット90、
92の面取りテーブル126及び面取りテーブル126
の間に所定の間隔で配置されているガイド板170(1
70A、170B)、174(174A、174B)に
支持されて、面取りユニット90、92の間を略水平状
態で搬送される。
【0085】一方、エッジ処理部24では、印刷版12
の搬送に合わせてモータユニット96のエアーシリンダ
108とモータ100を作動させて、面取りユニット9
0、92のそれぞれを印刷版12の幅方向に沿った外方
へ僅かに移動させておいて、印刷版12の先端が面取り
テーブル126に接近した所定のタイミングで、エアー
シリンダ108の駆動ロッド108Aを収縮させ、面取
りユニット90、94を押圧ロッド110によって押さ
れながら、モータ100を駆動し、面取りユニット9
0、92を印刷版12の幅方向の端部である端面12B
へ向けて移動させる。
【0086】これにより、面取りユニット90、92の
面取りテーブル126に設けているガイドローラ140
が印刷版12の端面12Bに当接し、印刷版12は、幅
方向の両端がガイドローラ140から小径ローラ142
に接触しながら移動する。
【0087】このように搬送される印刷版12は、幅方
向の両端部がモータ154の駆動力によって回転する切
削刃150に接触することにより、この切削刃150に
よって面取りが行われ、印刷版12の感光面12Aと端
面12Bとに跨って付着しているトナーくず13が削り
落とされる。
【0088】また、面取りテーブル126上を通過した
印刷版12は、ブレード160によって、端面12Bに
残っているトナーくず13や、切削刃150が切削した
面(エッジ12C)に薄膜状に残っているトナーくず
(図示省略)、このトナーくずに付着している切削くず
(切削粉)等が掻き落とされる。
【0089】ところで、現像定着装置10のエッジ処理
部24では、幅寸法の異なる印刷版12A、12Bのエ
ッジ処理が可能となっている。
【0090】エッジ処理部24では、幅寸法の狭い印刷
版12Aの処理を行うときには、エアシリンダ84のロ
ッド84Aを収縮させる。これにより、面取りユニット
92が設けられているベース板78が面取りユニット9
0の設けられているベース板76へ向けて移動する。こ
のベース板78の移動によってベース板78と支持バー
176Bの間隔が狭められると、支持バー176Aがコ
ンストスプリング192の付勢力によってベース板76
へ向けて所定の位置まで移動する。
【0091】また、支持バー176Bは、ベース板78
に押されて支持バー176Aへ接近され、スライダ17
8が支持バー176Aのスライダ178に当接する。こ
れにより、図2及び図3に示されるように、面取りユニ
ット90、92は、印刷版12の幅寸法に応じた位置に
配置される。
【0092】このとき、ガイド板170Aとガイド板1
74A、ガイド板174Aとガイド板174B及びガイ
ド板174Bとガイド板170Bの間隔が印刷版12A
に合わせた所定の間隔となるので、面取りユニット9
0、92の面取りテーブル126の間で印刷版12A
は、湾曲等が生じることなく略水平に保たれる。
【0093】一方、エッジ処理部24では、幅寸法の大
きい印刷版12Bを処理するときには、エアシリンダ8
4のロッド84Aを伸長させる。これにより、面取りユ
ニット92が設けられているベース板78が、ガイドシ
ャフト80に沿って面取りユニット90の設けられてい
るベース板76から離間する方向へ移動する。
【0094】このベース板78の移動によって、まず、
支持バー176Bの間隔が広げられ、この間隔が所定の
間隔に達すると、リンク180によって支持バー176
Bがベース板78に引かれて移動し、支持バー176A
との間隔を広げる。
【0095】次に、支持バー176Bと支持バー176
Aの間隔が所定の間隔に達すると、リンク180によっ
て支持バー176Aがコンストスプリング192の付勢
力に抗してして支持バー176Bと共にベース板78に
引かれて移動する。
【0096】この後、ベース板78は、面取りユニット
92が印刷版12Bの幅寸法に応じた位置に達すると、
ストッパ88に当接して停止する。このとき、支持バー
176Aがコンストスプリング192に引かれているこ
とにより、支持バー176A、176Bに取付けられて
いるガイド板174A、174Bの間隔及びベース板7
8に取付けられているガイド板170Bと支持バー17
6Bに取付けられているガイド板174Bの間隔がリン
ク180によって設定されている印刷版12Bに合わせ
た所定の間隔となり、また、支持バー176Aのガイド
板174Aとベース板76のガイド板170Aの間隔が
広がりすぎることがないので、印刷版12Bは、ガイド
板170、174によって湾曲等が生じることがなく、
略水平状態で直線状に支持される。
【0097】これにより、印刷版12は、面取りテーブ
ル126のテーブル面132上で幅方向の端部に浮きが
生じるのを防止できると共に、端面12がガイドローラ
140ないし小径ローラ142の周面から離れてしまう
こともないので、切削刃150によって印刷版12Aの
エッジ12Cを適切に面取りされる。
【0098】このように、エッジ処理部24では、印刷
版12の幅方向の両側に対向して配置される面取りテー
ブル90、92を印刷版12の幅寸法に合わせて相対移
動することにより、幅寸法の異なる印刷版12の端面処
理が可能となっている。
【0099】また、エッジ処理部24では、リンク18
0を用いて面取りテーブル92と共に、面取りテーブル
90、92の間に配置しているガイド板174を移動さ
せるため、面取りテーブル90、92の間で印刷版12
に湾曲等を生じさせることなく直線状に支持することが
でき、幅寸法の異なる印刷版12のそれぞれを適切に面
取り処理することができる。
【0100】さらに、エッジ処理部24では、ベース板
76と支持バー176Aの間にコンストスプリング19
2を設けて、支持バー176Aをベース板76へ向けて
付勢している。これにより、支持バー176A、176
Bが移動するときにがたつきを生じさせることがなく、
リンク180によってガイド板170B、174B、1
74Aの間隔と共に、ガイド板174Aとガイド板17
0Aの間隔を適切に保つことができる。すなわち、ベー
ス板78の移動によってガイド板170、174の間隔
が不揃いとなるのを防止することもできる。
【0101】また、エッジ処理部24では、面取りユニ
ット90、92をベース板76、78に取付け、このベ
ース板76、78を印刷版12の幅寸法に応じて相対移
動させるようにしているため、ガイドローラ140や小
径ローラ142に対して切削刃150の位置調整を行っ
た面取りユニット90、92をベース板76、78へ取
付けるだけで、適切な印刷版12のエッジ処理が可能と
なる。すなわち、エッジ処理部24では、面取りユニッ
ト90、92を印刷版12の幅寸法に応じて相対移動す
るベース板76、78に取付けるようにしているため、
メンテナンスが極めて容易となっている。
【0102】なお、本実施の形態は、本発明の一例を示
すものであり、本発明の構成を限定するものではない。
本発明は、現像定着装置10に設けたエッジ処理部24
に限らず、幅寸法の異なる印刷版の幅方向の両端のエッ
ジ処理を行う任意の構成に適用することができる。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、そ
れぞれに切削手段が設けられている第1及び第2の切削
ユニットを、印刷版の幅寸法に応じて予め移動させる移
動手段を設けているので、サイズの異なる印刷版の端面
処理が可能となる。
【0104】また、本発明では、第1及び第2の切削ユ
ニットと複数のガイド板をリンク及び付勢手段によって
連結することにより、印刷版の幅寸法に合わせて第1及
び第2の切削ユニットを移動させるだけで、ガイド板を
印刷版の幅寸法に応じた適切な位置に配置することがで
きると言う優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したエッジ処理部を設けた現像定
着装置の概略構成図である。
【図2】幅寸法の小さい印刷版12Aの処理時の面取り
ユニットとガイド板の配置を示す印刷版の搬送方向下流
側から見たエッジ処理部の概略図である。
【図3】幅寸法の小さい印刷版12Aの処理時の面取り
ユニットとガイド板の配置を示すエッジ処理部の要部概
略平面図である。
【図4】幅寸法の大きい印刷版12Bの処理時の面取り
ユニットとガイド板の配置を示す印刷版の搬送方向下流
側から見たエッジ処理部の概略図である。
【図5】幅寸法の大きい印刷版12Bの処理時の面取り
ユニットとガイド板の配置を示すエッジ処理部の要部概
略平面図である。
【図6】モータユニットと面取りユニットを示す要部平
面図である。
【図7】面取りテーブル近傍を印刷版の搬送方向に沿っ
て見た概略図である。
【図8】面取りユニットの面取りテーブルを示す概略平
面図である。
【図9】面取りユニットに設けている切削刃の印刷版へ
の接触状態を示す概略図である。
【図10】ブレードの印刷版への接触状態を示す概略図
である。
【符号の説明】
10 現像定着装置 12 印刷版 24 エッジ処理部(印刷版の端面処理装置) 76、78 ベース板(第1及び第2のベース) 80 ガイドシャフト(移動手段) 84 エアシリンダ(移動手段) 90、92 面取りユニット(第1及び第2の切削ユ
ニット) 96 モータユニット(第1及び第2の切削ユニッ
ト) 126 面取りテーブル 150 切削刃(切削手段) 170 ガイド板(第1及び第2の切削ユニット) 174 ガイド板(支持手段) 176 支持バー 180 リンク(リンク) 184、186 連結バー(リンク) 192 コンストスプリング(付勢手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷版の幅方向に対向される切削手段に
    よって該印刷版の幅方向の両端の端面処理を行う印刷版
    の端面処理装置であって、 前記印刷版の幅方向の一端側を支持して該印刷版の端部
    に前記切削手段によって端面処理を施す第1の切削ユニ
    ットと、 前記印刷版の幅方向の他端側を支持して該印刷版の端部
    に前記切削手段によって端面処理を施す第2の切削ユニ
    ットと、 前記第1及び第2の切削ユニットを搬送される印刷版の
    幅寸法に合わせて相対移動させる移動手段と、 前記第1及び第2の切削ユニットの間に配置されて該第
    1及び第2の切削ユニットの間を通過する前記印刷版を
    略水平に支持する支持手段と、 を含むことを特徴とする印刷版の端面処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の切削ユニットが取り付けられ
    る第1のベースと、 前記第2の切削ユニットが取り付けられる第2のベース
    と、 を備えたときに、前記移動手段が前記第1及び第2のベ
    ースを印刷版の幅寸法に応じて相対移動させることを特
    徴とする請求項1に記載の印刷版の端面処理装置。
  3. 【請求項3】 前記支持手段が、前記第1及び第2の切
    削ユニットの間に配置されて、前記移動手段による前記
    第1及び第2の切削ユニットの相対移動に伴って互いに
    の間隔が均等となるように移動し、前記第1及び第2の
    切削ユニットの間を通過する前記印刷版の幅方向の中間
    部を略直線状となるように支持する複数のガイド板を含
    むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷
    版の端面処理装置。
  4. 【請求項4】 前記複数のガイド板がリンク機構によっ
    て連結されて、前記第1及び第2の切削ユニットの相対
    移動に伴って移動することを特徴とする請求項3に記載
    の印刷版の端面処理装置。
  5. 【請求項5】 前記複数のガイド板が、前記第1及び第
    2の切削ユニットの一方に前記リンクによって連結され
    ると共に、前記第1及び第2の切削ユニットの他方に接
    近する方向へ付勢する付勢手段を介して連結されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の印刷版の端面処理装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009083310A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Fujifilm Corp 平版印刷版原版の加工方法

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JP2009083310A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Fujifilm Corp 平版印刷版原版の加工方法

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