JPH06332322A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06332322A
JPH06332322A JP5124291A JP12429193A JPH06332322A JP H06332322 A JPH06332322 A JP H06332322A JP 5124291 A JP5124291 A JP 5124291A JP 12429193 A JP12429193 A JP 12429193A JP H06332322 A JPH06332322 A JP H06332322A
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drum
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Masahiro Hashizume
昌浩 橋詰
Susumu Taniguchi
進 谷口
Hiroshi Ishida
博 石田
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
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Mita Industrial Co Ltd
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/14Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base
    • G03G15/16Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer
    • G03G15/163Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer using the force produced by an electrostatic transfer field formed between the second base and the electrographic recording member, e.g. transfer through an air gap

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転写ローラを感光体ドラムと非接触状態で配
置したものにおいて、用紙後端部に至るまで高精度な転
写性を実現する。 【構成】 感光体ドラム1と転写ローラ14間の間隙C
に進入した用紙Sをドラム表面に密着させ、且つ、転写
ローラ14との非接触状態を保持する構成において、下
側ガイド部材17の上面に近接して配置した搬送ローラ
23によって用紙Sを積極的にドラム側へ搬送するとと
もに、下側ガイド部材17の先端から離脱した用紙Sの
後端部を、前記下側ガイド部材17よりも更にドラム1
に接近して設けられている補助ガイド部材20によって
裏支えすることにより、その用紙後端部の自重によって
下垂するために生じる、ドラム表面との間の接触圧の低
下を防止し、用紙Sの後端に至るまで、適正な接触圧で
ドラム表面転写域6に密着させるようにした構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置、特に静電潜像担持
体表面に形成されたトナー像の転写精度の向上を図った
画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の画像形成装置では導
電ローラを用いた接触型のバイアスローラ転写方式によ
る転写部を備えたものが広く知られている。この方式に
よる転写部は図9に模式的に示すように、転写用紙(転
写用シート)Sが通る感光体ドラム(静電潜像担持体)
31の転写域に、電荷供給手段としての転写ローラ32
を前記ドラム31の回転方向と順方向に常時転接する状
態で配設するとともに、該転写ローラ32の軸心にトナ
ーとは逆極性の転写電圧を印加するように構成されてい
る。33はローラ軸心への印加用電源である。
【0003】上記構成を備えた従来の転写部では、転写
ローラ32とドラム31との周面間に進入する用紙Sを
ドラム表面に付着しているトナーに圧接させるととも
に、該ローラ32の軸心にトナーと逆極性の転写電圧を
印加してドラム表面に形成されたトナー像を用紙Sに転
写するように構成されている。
【0004】しかしながら、上記バイアスローラ転写方
式を用いた転写部は、ドラム31の表面と転写ローラ3
2の周面との間に用紙Sを挟んで圧接するものであるた
め、ドラム表面中央部付近のトナーが用紙Sに転移され
ない、いわゆる中抜け現象や、用紙S上に転写された画
像の周辺部にトナーが飛散して付着する、いわゆる画像
塵現象が発生する傾向があった。
【0005】このようなバイアスローラ転写方式の問題
点を解決するために本出願人は、図10に模式的に示す
ように、ドラム41から用紙Sの厚さよりも大きい間隙
をおいて転写ローラ42を配設し、該転写ローラ42の
周面をドラム表面とは常時非接触状態に保持することに
より、ドラム表面に密着させる用紙Sと転写ローラ42
とが接触しないようにし、これによって用紙Sに転写さ
れた画像の中抜け現象や画像塵現象の発生を防止するよ
うにしたものを先に提案した(特願平4−284120
号)。
【0006】この先行技術の場合、転写ローラ42がド
ラム表面と離間して位置しているにも拘らず、該ドラム
表面のトナー像が用紙Sに過不足なく良好に転写される
のは、転写電圧印加用電源43から転写ローラ42にト
ナーと逆極性の転写電圧が印加されることにより、転写
ローラ42から用紙Sの裏面側に向けて微小コロナ放電
が生成されているためと考えられており、実際、トナー
像の転写性能に関しては良好な試験結果が得られてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、その反面、転
写ローラ42がドラム表面から離間して配置されている
ことによって、転写ローラ42による用紙Sの裏支えが
なされていないため、該用紙Sの動きが不安定になり、
該用紙Sとドラム表面との接触圧に変動が生じて、転写
された画像にむらが発生するという新たな問題点が生じ
た。
【0008】即ち、上記先行技術においては、レジスト
ローラ対44がドラム41の回転駆動に同期して用紙S
をドラム表面の周速度と等速で送り出すことにより、用
紙Sが下側ガイド部材45の上面に沿って、且つ、上側
ガイド部材46により下側ガイド部材上面から遊離する
のを規制されながらドラム側へ誘導される。
【0009】用紙Sは先端が下側ガイド部材45の先端
を通過してドラム表面に当接した後、静電気力によって
ドラム表面に吸着されることにより、該ドラム表面の周
速度と等速で移動する。そして、ドラム表面から分離す
るまでの間に、転写ローラ42に印加された転写電圧に
より前記ドラム表面の転写域に密着している用紙Sの裏
面側からトナー像の転写が行われる。
【0010】ドラム表面から離れた用紙Sは、その長さ
にもよるが、自重によって下降しつつ搬送方向下流側へ
と移動し、ガイドテーブル47の上面に達した後、レジ
ストローラ対44から離れ、その後はドラム1の回転に
従ってガイドテーブル47上に沿って図外の定着ローラ
対へ搬送される。このように用紙Sはドラム表面に当接
する直前部分及びガイドテーブル47との沿接始端部に
おいてドラム表面とは逆向きに撓曲し、その撓曲によっ
て生じる用紙の腰の強さが該用紙Sのドラム表面に接す
る部分に接触圧として作用する。
【0011】ところで、用紙Sの送り速度、用紙Sをド
ラム側へ誘導する下側ガイド部材45の上面の傾斜角度
等は、該用紙Sをドラム表面に等速で密着させる条件に
適合するように設定されてはいるが、実際には転写域周
囲の温度、湿度等の環境条件によって用紙Sの腰の強
さ、つまり弾力性が変化する。
【0012】このため、上記設定条件に適合しない環境
条件下では、用紙Sの腰がだれてドラム表面に所要の接
触圧で接触し得なくなるという不都合が生じていた。ま
た、転写部の用紙搬送方向上流側には給紙機構(図示せ
ず)が設けられているが、該給紙機構の複数個所に設け
られた給紙ローラの紙送り速度に若干の累積誤差が生じ
たりするためにドラム1上のトナー像と用紙Sとの位置
関係にズレが生じることが避けられない。
【0013】このような給紙に関わる誤差要因は、図9
に示した従来の接触型転写ローラ32の場合、該ローラ
32がドラム31と同期回転して用紙Sの搬送速度を規
制するので問題とはならなかったが、図10に示した先
行技術のように転写ローラ42がドラム41と非接触で
ある場合、用紙Sの搬送速度や転写タイミングを強制的
に規定する手段がないため、転写された画像のむらをな
くすことは構成上、無理があった。
【0014】特に、ドラム41から分離した用紙Sは、
その後、定着ローラ対に引っ張られるが、実際には定着
ローラ対とレジストローラ対44とでは微妙な周速度差
が存在するため、用紙Sが定着ローラ対によって過度な
引っ張り作用を受けたり、逆にドラム41と定着ローラ
対との間で用紙Sが撓んだりする虞が生じる。但し、こ
の点については、通常、用紙Sが両方のローラ対間で僅
かに撓むように、レジストローラ対44及び定着ローラ
対を構成する各ローラの径を設定している。
【0015】また、短い用紙Sでは、転写中に用紙Sの
後端がレジストローラ対44から離れる場合がある。こ
のような場合は用紙Sがドラム表面に静電気力で吸着さ
れる現象を利用し、静電気による吸着力でもって用紙S
の一部をドラム表面に保持させることにより、該用紙S
を姿勢が乱れることなく定着ローラ対まで搬送できるよ
うに、各ローラやガイド部材の配置を設定している。
【0016】しかしながら、上記先行技術による構成で
は図10に示すように、用紙Sがレジストローラ対44
にニップされている状態では、該用紙Sの移動速度とド
ラム表面の周速度とが一致した状態に保持されている
が、図11に示すように、用紙Sの後端がレジストロー
ラ対44から離れた後は、用紙Sはその腰の強さによっ
て上側ガイド部材46に密着するような形で接触するこ
とにより、その移動速度が僅かに変化するため、ドラム
表面に形成された潜像が用紙Sの後半部では微妙に位置
ズレした状態で転写されることになる。
【0017】さらに、図12に示すように、用紙Sの後
端が下側ガイド部材45の先端を離れたとほぼ同時に、
用紙Sの先行部分は静電気力によってドラム表面に吸着
されてはいるが、下側ガイド部材45による支えを失っ
た用紙後端部には自重による下向きの負荷が作用するた
め、該用紙後端部のドラム表面との密着力が大きく低下
し、これが原因で用紙後端部に若干の転写不良が発生す
る。
【0018】このように、高品位な画像が要求される場
合、上記のように先行技術構成において、各ローラやガ
イド部材の配置を厳密に設定し、あるいはガイド部材の
姿勢を変化させただけでは、十分な転写精度を実現する
ことは極めて困難である。
【0019】本発明は、上記のような問題点を解決する
もので、電荷供給手段を静電潜像担持体と非接触状態で
配置した画像形成装置において、転写用シートの腰の強
さが変化しても、前記担持体表面の転写域に正しく、且
つ、十分な接触圧でもって接触するように該シートを誘
導し得るようにすることを第1の目的とし、さらにこの
目的に加えて、担持体表面に接近したシートを積極的に
搬送することにより、特にシート後端部における画像む
ら等の転写不良の発生を極力防止することを第2の目的
とするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明では、静電潜像担持体と、この担持体表
面に付着した帯電トナーと逆極性に帯電される電荷供給
手段とを備え、前記担持体表面の転写域下面と電荷供給
手段とを転写用シートの厚さよりも大きい間隙をおいて
対向配置している。
【0021】そして、前記担持体よりも前記シートの搬
送方向上流側に、前記シートを前記担持体表面に所定角
度で当接させる方向に誘導するガイド部材を配設し、さ
らに該ガイド部材の先端部と前記電荷供給手段との間
に、前記シートの下面を支持する補助ガイド部材を配設
することにより、該補助ガイド部材の先端部を、前記シ
ートが前記ガイド部材の先端部と前記担持体表面の転写
域とに接して搬送されることにより決定されるシート搬
送経路上に位置させるようにしている。
【0022】上記構成において、補助ガイド部材は、弾
性を有するシート状片、あるいは弾性を有し、且つ、転
写用シートの搬送方向と直交する方向に複数の切欠部が
設けられた櫛歯状のシート状片により形成することがで
きる。
【0023】上記第2の目的を達成するために本発明で
は、レジストローラ対と、静電潜像担持体と、この担持
体表面に付着した帯電トナーと逆極性に帯電される電荷
供給手段とを備え、前記担持体表面の転写域と電荷供給
手段とを転写用シートの厚さよりも大きい間隙をおいて
対向配置している。
【0024】そして、前記レジストローラ対と前記担持
体との間に、前記シートを前記担持体表面に所定角度で
当接させる方向に誘導するガイド部材を配設するととも
に、該ガイド部材の先端部と前記電荷供給手段との間
に、前記シートの下面を支持する補助ガイド部材を配設
することにより、該補助ガイド部材の先端部を、前記シ
ートが前記ガイド部材の先端部と前記担持体表面の転写
域とに接して搬送されることにより決定されるシート搬
送経路上に位置させ、さらに前記担持体表面の移動速度
と等しい周速度で回転駆動される搬送ローラを前記ガイ
ド部材の上面と対向して配設している。
【0025】上記構成において、搬送ローラはガイド部
材の上面と一定の空隙を存して配設することが望まし
い。
【0026】
【作用】本発明の第1の構成によると、転写用シートが
下側ガイド部材上を経て静電潜像担持体表面の転写域に
沿って密着しながら搬送されている状態において、該シ
ートの後端部が下側ガイド部材の先端を離れたとき、該
シート後端部は前記担持体表面に接触する直前に、下面
を補助ガイド部材に支持されるため、前記担持体表面の
転写域に沿う本来のシート搬送経路に従って搬送され
る。従って、担持体表面の転写域におけるシートの接触
圧がシート後端部に至るまでほぼ一定して保持されるこ
とになり、これによって転写不良の発生が防止される。
【0027】前記補助ガイド部材が弾性を有するシート
状片により形成されたものでは、シートの自重及び搬送
力による負荷を受けて若干弾性変形するが、このとき補
助ガイド部材に生じる弾性復元力が、シートがガイド部
材と担持体表面間で撓曲することによって発生するシー
トの腰の作用と協働して、担持体表面転写域へのシート
の密着性を補う。また、櫛歯状に切欠部を形成したもの
では、切欠部の面積、形状を適宜調整することにより、
シートの支持に全く支障なく、しかも補助ガイド部材に
最適な弾力を付与することができる。
【0028】本発明の第2の構成によると、転写用シー
トには下側ガイド部材上において搬送ローラの回転駆動
力が付与される。従って、前記シートの後端がレジスト
ローラ対を離れた後も、該シートは搬送ローラによって
積極的に、担持体側へ搬送されるので、担持体表面にお
ける静電吸着力のみに依存していた従来構成とは異な
り、シート後端部近傍に至るまで担持体表面転写域に必
要にして十分な接触圧でもって密着させることができ
る。また、シート後端部が搬送ローラから離れた後は、
前述した補助ガイド部材の搬送経路維持機能によってシ
ート後端まで良好な転写性が保持される。
【0029】また、搬送ローラとガイド部材の上面との
間に一定の空隙を設けたものでは、シートはそれ自体の
腰の強さによって前記担持体表面とガイド部材先端間で
撓曲し、これによって該シートの撓曲部分が搬送ローラ
に圧接し、該搬送ローラから搬送方向の駆動力が付与さ
れるため、シート搬送作用には搬送ローラをガイド部材
に接触するように設けた場合と殆ど差が生じない。
【0030】また、ガイド部材の上面と搬送ローラとが
常時一定の空隙を存して離間していることにより、該ガ
イド部材の上面と搬送ローラ間にシートが供給されてい
ない状態にあっても、搬送ローラがガイド部材上面に摺
接して異音を発生したり、その摺接による摩擦のために
搬送ローラの負荷トルクが増大するといった不都合もな
く、転写時において円滑且つ静粛な運転状態が確保され
る。
【0031】
【実施例】図1〜図4は本発明を電子複写機に適用した
第1実施例を示しており、図1は複写機の要部を模式的
に示し、図2及び図3はその転写部を模式的に示してい
る。図1〜図3において、1は静電潜像担持体としての
感光体ドラムであって、アルミニウム等の金属製素管の
表面にアモルファスシリコン(a-Si)系、 その他の
感光体材料からなる感光層を形成してなるものである。
【0032】このドラム1は機械本体内においてほぼ水
平に配置され、該機械本体内に設けられた駆動系2によ
って図上、矢印aで示す時計回り方向へ回転駆動され
る。なお、該ドラム1の回転方向は後述する転写域にお
いて、転写用紙(転写用シート)Sの搬送方向と順方向
となるように設定されている。そして、このドラム表面
はその回転方向に従って帯電域3、露光域4、現像域
5、転写域6、クリーニング域7及び除電域8がその順
序で設定されている。
【0033】上記のような構成を備えた複写機において
は、帯電域3でドラム表面に対向して配設されたコロナ
放電器9によってドラム1の表面感光層が帯電される。
帯電されたドラム表面感光層には露光域4において、機
内に設けられた光学系(図示せず)によって読み取られ
た原稿画像の反射光L1が照射されて静電潜像が形成さ
れる。
【0034】この静電潜像には現像域5において、ドラ
ム表面に面して配設された現像器10により帯電トナー
が付着されてトナー像が形成される。さらに前記ドラム
1上のトナー像は後述するように、転写域6において、
レジストローラ対11により1点鎖線で示す用紙搬送経
路Fに沿って送給されてきた用紙Sに転写される。
【0035】転写後、ドラム表面に残存したトナーはド
ラム表面のクリーニング域7に摺接するクリーニングブ
レード12により除去され、さらに除電域8においてド
ラム表面に除電光L2が照射されて除電され、前回の帯
電時からドラム1が丁度1回転したところで次の帯電に
備えられる。一方、転写域6でトナー像が転写された用
紙Sは定着ローラ対13へ送られ、該定着ローラ対13
間を通過する間に加熱、加圧されて該用紙S上にトナー
像が定着される。
【0036】なお、上記したドラム周りに配設された帯
電処理、露光処理、現像処理、クリーニング処理及び除
電処理を行うための構成は、これらの処理を行う装置の
代表例として挙げたものであって、これらに限定される
ものではなく、上記各構成以外の周知の装置によってそ
れぞれの処理を行うことができる。
【0037】前記ドラム表面の下面転写域6に対向する
位置には、電荷供給手段としての転写ローラ14が配設
されている。この転写ローラ14はドラム1の下方にお
いて、該ドラム1の表面と用紙搬送経路Fを挟んで用紙
Sの厚さよりも大きい間隙Cを存して近接対向する位置
に、ドラム軸と平行に配設されている。
【0038】転写ローラ14には転写時において、ドラ
ム表面に付着した帯電トナーとは逆極性の転写電圧が印
加されることにより、現像域5においてドラム表面に付
着した帯電トナーを用紙Sに転移させるもので、少なく
ともドラム表面のトナー像形成領域1aの軸方向長さ以
上の長さを有するローラ本体14aを回転軸14b周り
に一体的に固着してなる長軸ローラ状に形成されてい
る。
【0039】該転写ローラ14のローラ本体14aは例
えば炭素やアルカリ金属を混入したポリスチレン樹脂や
ウレタン樹脂のような導電性樹脂材料や導電性ゴム材料
等により形成することができる。また、前記転写電圧は
回転軸14aに印加されるようになっており、その転写
電圧印加用電源15は回転軸14aと接地間に介装され
ている。
【0040】前記レジストローラ対11とドラム1との
間には上下のガイド部材16、17が用紙搬送経路Fを
挟んで対向する状態で配設され、また、転写ローラ14
よりも用紙搬送方向下流側にはガイドテーブル18が配
設されている。19はガイドテーブル18と定着ローラ
対13間に配設された用紙ガイドである。
【0041】下側ガイド部材17はレジストローラ対1
1によって送給される用紙Sをドラム1の表面に向かっ
て所定の進入角度でもって当接させる方向に誘導するも
ので、そのガイド面となる上面はドラム1側に向かって
上昇する一定角度の平坦な傾斜面に形成されている。よ
り具体的には、該下側ガイド部材17は上面が傾斜した
支持フレーム17aの上面にガイド面を構成する合成樹
脂製のシート状片17bをその先端が支持フレーム17
aの先端よりもやや突出する状態で貼設してなるもので
ある。
【0042】また、上側ガイド部材16は用紙Sが搬送
経路Fに沿って移動中に、下側ガイド部材17から遊離
することを防止するとともに、現像器10からトナーが
落下した場合に該トナーが転写前の用紙S上に落下、付
着するのを防止するもので、ドラム1に近づくほど下側
ガイド部材17に接近するように傾斜させてある。この
上側ガイド部材16も支持フレーム16aの下側ガイド
部材17と対面する下面側に合成樹脂製のシート状片1
6bを貼設した構成を備えている。
【0043】さらに、ガイドテーブル18は転写ローラ
14と近接して配置され、そのガイド面として機能する
上面は用紙搬送経路Fの上流側部分18aがドラム1の
下端よりも低い位置から下流側に向かって漸次下降する
傾斜面に形成され、該傾斜面の下流側端部から用紙ガイ
ド19に至るまでの下流側部分18bがほぼ水平面に形
成されている。
【0044】図3は上記構成の転写部の要部を拡大して
示している。この図に示すように、本実施例では下側ガ
イド部材17の支持フレーム17aに、用紙Sの下面を
支持する補助ガイド部材20を設けている。この補助ガ
イド部材20は下側ガイド部材17のガイド面を構成す
るシート状片17bの先端部と転写ローラ14との間
で、且つ、用紙Sが該シート状片先端部とドラム表面の
転写域6とに接して搬送されることにより決定される用
紙搬送経路F上に配設されている。
【0045】より具体的には、補助ガイド部材20は横
長な長方形状シート状片からなり、下側ガイド部材17
の支持フレーム先端部におけるシート状片17bの下方
に、該シート状片17bとほぼ平行に取り付けられてい
る。この取付状態において、その先端部は下側ガイド部
材17のシート状片先端部よりも下流側に突出させてあ
るとともに、該シート状片先端部よりも低く、且つ、ド
ラム転写域6よりも高く位置設定されている。また、こ
の補助ガイド部材20と転写ローラ14の周面間の間隔
tは5mm程度に設定するとよい。
【0046】また、補助ガイド部材20は若干の弾性を
有するものが望ましい。このような要請を満足するもの
としては、適宜な弾性を有するように厚さが設定された
合成樹脂フィルム、例えばポリプロピレンテレフタレー
トフィルムが挙げられ、また、その厚さは125μm程度が
適当である。なお、下側ガイド部材17のシート状片1
7bの厚さは200μm程度に設定されている。
【0047】図2に戻って、前記駆動系2は複写機各部
の駆動源となる主モータ21と動力伝達系22とにより
構成されている。なお、図2では動力伝達系22をブラ
ックボックスでのみ示し、具体的な構造を省略してい
る。
【0048】上記駆動系2においては、主モータ21の
駆動力をギア列、クラッチ機構、リンク機構等からなる
動力伝達系22を介してレジストローラ対11、ドラム
1、転写ローラ14を含む各駆動部に必要な動力を伝達
しており、且つ、該動力伝達系22においては、それぞ
れの駆動部の速度比、駆動方向、駆動タイミング等を相
互に連関させてある。
【0049】従って、本実施例では用紙Sが搬送経路F
上をドラム表面の周速度と同一速度で搬送されるよう
に、レジストローラ対11をドラム表面の周速度と同一
周速度で、且つ、該ドラム1と順方向に回転駆動し、ま
た、ドラム1を予め設定されたタイミングで駆動するよ
うに構成している。矢印bは転写ローラ14の回転方向
を、矢印c1、c2はレジストローラ対11の各ローラの
回転方向を、さらに矢印d1、d2は定着ローラ対13の
各ローラの回転方向をそれぞれ示している。
【0050】上記構成の画像形成装置においては、レジ
ストローラ対11がドラム1の回転に同期して用紙Sを
ドラム表面の周速度と等しい周速度で送り出すことによ
り、用紙Sが下側ガイド部材17に沿ってドラム側へ案
内される。そして、用紙Sは下側ガイド部材17を通過
した後、補助ガイド部材20の先端上面に下面を支持さ
れながらドラム表面に当接し、さらに該ドラム1の転写
域6に静電気力によって吸着される。
【0051】このようにして用紙Sがドラム表面と接触
している間、転写ローラ14には電源15からドラム表
面のトナー像とは逆極性の電圧が印加されており、これ
によって発生するクーロン力によりドラム表面に付着し
ている帯電トナーが用紙Sの表面に転移する。
【0052】転写を終えた用紙Sはドラム表面から離
れ、先端部がガイドテーブル18の上面に達した後、後
端部がレジストローラ対11から離れ、その後はドラム
1の回転に従ってガイドテーブル18上に沿って移送さ
れ、さらに用紙ガイド19を経て定着ローラ対13へ送
られる。
【0053】以上の転写部の動作において、図4に示す
ように下側ガイド部材17を離れた用紙Sが最初に当接
する前記ドラム転写域6の始点をPとし、用紙Sがドラ
ム表面から離れる転写域6の終点をQとすると、該転写
域6の始点P〜終点Q間では用紙Sを適正な一定の接触
圧でもってドラム表面に密着させる必要がある。
【0054】この場合、用紙Sがレジストローラ対11
による搬送力を受けて下側ガイド部材17上を経てドラ
ム表面の転写域6に沿って搬送されている状態では、該
用紙Sとドラム表面との密着性はほぼ保持されるが、該
用紙Sの後端部が下側ガイド部材17の先端を離れた時
点では、補助ガイド部材20が存在していないとする
と、該用紙後端部が自重によって下垂し、本来の用紙搬
送経路Fを離脱することになり、転写域6の始点P近傍
では必要な接触圧が得られない。
【0055】本実施例では、図4に示す通り、本来の用
紙搬送経路Fにおける下側ガイド部材17の先端部とド
ラム表面転写域6の始点P間の中間部に補助ガイド部材
20が設けられているため、用紙後端部はドラム表面上
に進入する直前に該補助ガイド部材20に裏支えされ、
本来の用紙搬送経路Fから離脱することなく、その経路
Fを経て転写域6に進入するので、ドラム表面転写域6
における用紙Sの接触圧が用紙後端部に至るまでほぼ一
定して保持されることになり、これによって転写不良の
発生が防止される。
【0056】従って、転写部における補助ガイド部材2
0は、下側ガイド部材17の先端から離れた用紙Sの後
端部が下垂し始める点にその先端部が位置するように位
置設定するとよい。また、用紙Sが補助ガイド部材20
上を通過するとき、該補助ガイド部材20には用紙Sの
自重及び搬送力による負荷が作用するため、補助ガイド
部材20は若干弾性変形するが、この変形によって補助
ガイド部材20に生じる弾性復元力が、用紙Sが下側ガ
イド部材17とドラム表面間で撓曲することによって発
生する用紙自体の腰の強さと協働して、ドラム表面転写
域6への用紙Sの密着性を補うので、更に密着性が向上
する。
【0057】図5〜図7は本発明を電子複写機に適用し
た第2実施例を示している。図5は該複写機の要部を模
式的に示し、図6はその転写部を模式的に示している。
この実施例では、上記第1実施例の構成に加えて、ドラ
ム表面の移動速度と等しい周速度で回転駆動される搬送
ローラ23を下側ガイド部材17の上面先端部近傍と対
向して配設している。なお、本実施例で上記実施例と構
成が共通する部分には同一符号を付して重複を避けるた
めにその説明を省略する。
【0058】即ち、本実施例では、用紙搬送経路F上に
設けられた下側ガイド部材17の平坦な傾斜上面と対向
する位置に、搬送ローラ23を一定の空隙gを存して配
設しており、且つ、該搬送ローラ23をドラム表面の周
速度と等しい周速度で同方向に回転駆動されるように構
成している。なお、本実施例では下側ガイド部材17の
上面と搬送ローラ23の周面間の空隙gは0.2〜1mmの範
囲に設定しているが、該空隙gの寸法は必ずしもその範
囲に限定されるものではない。
【0059】なお、該搬送ローラ23の駆動系は前記第
1実施例で示した駆動系2の動力伝達系22に付加して
構成することができ、これによって搬送ローラ23は、
ドラム1及びレジストローラ対11との速度比、駆動方
向、駆動タイミングに連関して駆動されるものである。
また、図中、矢印eは搬送ローラ23の回転方向を示し
ている。
【0060】この搬送ローラ23は導電性シリコンゴム
等の比較的摩擦係数の大きい材料により形成されてい
る。さらに、該搬送ローラ23は転写ローラ14と同様
にドラム表面のトナー像形成領域1aの軸方向長さ以上
の長さにわたって設けることが必要であるが、その態様
としては例えば図2に示すように、1本のローラ体で構
成するもの、その他、短寸の搬送ローラ状体を複数個、
同軸上で同時回転できるように構成したもの等であって
もよい。
【0061】また、ローラ径は用紙Sの搬送に支障がな
いものであれば、小径であるほどドラム表面に近接配置
するのに好都合である。さらに、ニードル状の小径搬送
ローラを用紙搬送経路Fに沿って複数個配列するように
したものも本発明に含まれることは勿論である。
【0062】このような構成では、レジストローラ対1
1の回転駆動によって用紙搬送経路F上を移送される用
紙Sは、先端部がドラム表面に到達するまでの間は搬送
ローラ23と接触することなく該ローラ23と下側ガイ
ド部材17間を通過する。下側ガイド部材17の先端か
ら補助ガイド部材20上を経由してドラム表面に当接し
た後、用紙Sはドラム表面転写域6に沿って撓曲変形し
ながら静電気力により吸着して該ドラム表面に密着した
状態で搬送される。
【0063】このとき用紙Sはドラム表面からの反力を
受けて、該用紙自体が有する腰によってドラム表面と下
側ガイド部材17の先端部との間で撓曲し、これによっ
て該用紙Sの撓曲部分が搬送ローラ23に圧接し、該搬
送ローラ23から搬送方向への駆動力が付与される。
【0064】また、用紙Sの搬送が進み、図7に示すよ
うに、該用紙Sがレジストローラ対11を離れたとき
は、用紙Sの腰によって該用紙Sが跳ね上がって搬送ロ
ーラ23と接触するので、該ローラ17の搬送力は引き
続き用紙Sに伝達される。従って、用紙Sがレジストロ
ーラ対11から離れた後も、搬送ローラ23が用紙Sの
搬送力を補うため、該用紙Sの搬送状態はレジストロー
ラ対11にニップされている時点とほぼ同様に保持され
ることになる。
【0065】このように本実施例では、ドラム表面の用
紙Sとの当接部位と、下側ガイド部材17の先端部、及
び搬送ローラ23の設置部位との都合3点の位置関係を
適正に設定することにより、用紙Sをドラム表面と下側
ガイド部材17の先端部間で撓曲させ得るようにし、こ
れによって発生する用紙自体に生じる腰の強さを利用し
て、該用紙Sを搬送ローラ23に接触させることにより
強制送り可能としている。
【0066】また、このように搬送ローラ23を下側ガ
イド部材17の上面から一定の空隙を存して配置すれ
ば、搬送ローラ23による用紙Sの補助搬送動作は有効
に作用するものでありながら、しかも下側ガイド部材1
7とは非接触状態に保持されているため、異音の発生や
搬送ローラ23に加わる負荷トルクの増大等の悪影響を
完全に排除できる。
【0067】なお、搬送ローラ23を下側ガイド部材1
7の傾斜上面とほぼ接触して配置するようにしてもよ
い。この場合、用紙Sが供給されていない状態で搬送ロ
ーラ23が下側ガイド部材上面と摺接する虞があるとい
う問題点が生じるが、反面、用紙Sの搬送については確
実性がある。
【0068】用紙Sの後端部が搬送ローラ23から離れ
た後は、上記第1実施例と同様に補助ガイド部材20の
搬送経路維持機能によってシート後端まで良好な転写性
が保持される。なお、本実施例では搬送ローラ23から
離れた後の用紙Sにおいて、特に補助ガイド部材20に
よる裏支えが必要と考えられる後端部の長さは7〜8mm程
度である。
【0069】図8は補助ガイド部材20の変形例を示し
ている。この図に示す補助ガイド部材20は、用紙Sの
搬送方向と直交する方向、つまり用紙幅方向に沿う方向
に複数の切欠部20aが設けられ、全体として櫛歯状に
形成されている。なお、その他の構成は前記第1実施例
で示したものと同様である。
【0070】このような櫛歯状の補助ガイド部材20で
は、切欠部20aの面積、形状を適宜調整することによ
り、用紙Sの支持に全く支障なく、しかも補助ガイド部
材を構成しているシート状片17bの弾力を適宜調整す
ることができるので、一つのパターンから適宜切欠部2
0aの幅員を加工調整することにより、種々の機種に対
応した最適な弾力のものを作製できる。
【0071】なお、上記いずれの実施例においても、静
電潜像担持体として回転する感光体ドラムを使用したも
のを示したが、本発明の構成はその他、無端ベルト状感
光体を巡回回転させる方式のもの等に対応させることが
できる。また、電荷供給手段としては転写ローラのよう
な回転ローラ体でなく、ドラムとの対向位置で固定した
ものも使用することができる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像形成装
置は、転写用シート上に転移したトナー像の中抜け現象
や画像塵現象を防止するために、電荷供給手段を静電潜
像担持体の表面と非接触状態で配置したものにおいて、
次のような構成を付加することにより、従来に見られな
い優れた効果を発揮するものとなった。
【0073】即ち、請求項1によるときは、前記担持体
の上流側に配設されたガイド部材の先端部と前記電荷供
給手段との間に、前記シートの下面を支持する補助ガイ
ド部材を配設することにより、該補助ガイド部材の先端
部を、前記シートが前記ガイド部材の先端部と前記担持
体表面の転写域とに接して搬送されることにより決定さ
れるシート搬送経路上に位置させているので、前記シー
トの後端部が下側ガイド部材の先端を離れたとき、該シ
ート後端部の下面を前記担持体表面に接触する直前に補
助ガイド部材によって支持することができる。
【0074】従って、シートの腰の強さが変化しても、
担持体表面の転写域に正しく、且つ、十分な接触圧でも
って接触するように該シートを本来の搬送経路に沿って
誘導することができるので、担持体表面の転写域におけ
るシートの接触圧をシート後端部に至るまでほぼ一定し
て保持することができ、これによって高品位な複写画像
を実現することができる。
【0075】請求項2によるときは、補助ガイド部材を
弾性を有するシート状片により形成しているので、シー
トの自重及び搬送力による負荷を受けたときに該補助ガ
イド部材に生じる弾性復元力が、シートがガイド部材と
担持体表面間で撓曲することによって発生するシートの
腰の作用と協働して、担持体表面転写域へのシートの密
着性を補う。従って、シート後端部をより確実に担持体
表面に密着させることができる。
【0076】請求項3によるときは、弾性を有する補助
ガイド部材を、転写用シートの搬送方向と直交する方向
に複数の切欠部を設けた櫛歯状のシート状片により形成
しているので、切欠部の面積、形状を適宜調整すること
により、シートの支持に全く支障なく、しかも補助ガイ
ド部材に最適な弾力を付与することができる。
【0077】請求項4によるときは、前記補助ガイド部
材に加えて、担持体表面の移動速度と等しい周速度で回
転駆動される搬送ローラを前記ガイド部材の上面と対向
して配設しているので、下側ガイド部材上のシートに搬
送ローラの回転駆動力を付与することができる。従っ
て、シートの後端がレジストローラ対を離れた後も、該
シートは搬送ローラによって積極的に、担持体側へ搬送
されるので、担持体表面における静電吸着力のみに依存
していた従来構成とは異なり、シート後端部近傍に至る
まで担持体表面転写域に必要にして十分な接触圧でもっ
て密着させることができる。
【0078】また、シート後端部が搬送ローラから離れ
た後は、前述した補助ガイド部材の搬送経路維持機能に
よってシート後端まで良好な転写性が保持されるので、
シート後端部における画像精度の低下を極力防止するこ
とができ、更に高精度の複写画像を得ることができる。
【0079】請求項5によるときは、搬送ローラをガイ
ド部材の上面と一定の空隙を存して配設し、シート自体
の腰の強さを利用して、該シートを搬送ローラに圧接さ
せるようにしているので、該搬送ローラから搬送方向の
駆動力が付与されるものでありながら、ガイド部材の上
面と搬送ローラ間にシートが供給されていない状態にあ
っても、搬送ローラがガイド部材上面に摺接して異音を
発生したり、その摺接による摩擦のために搬送ローラの
負荷トルクが増大するといった不都合もなく、転写時に
おいて円滑且つ静粛な運転状態を確保することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例装置の要部を模式的に示
す正面図。
【図2】 転写部の構成を模式的に示す拡大斜視図。
【図3】 その要部を拡大して示す正面図。
【図4】 補助ガイド部材の作用を説明するための要部
正面図。
【図5】 本発明の第2実施例装置の要部を模式的に示
す正面図。
【図6】 その要部を拡大して示す正面図。
【図7】 搬送ローラの作用を説明するための要部正面
図。
【図8】 補助ガイド部材の変形例を示す要部拡大平面
図。
【図9】 バイアスローラ転写方式を用いた従来例を模
式的に示す正面図。
【図10】 先行技術に係る画像形成装置の要部を模式
的に示す正面図。
【図11】 その不都合な動作状態を模式的に示す要部
正面図。
【図12】 その他の不都合な動作状態を模式的に示す
要部正面図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム(静電潜像担持体) 11 レジストローラ対 14 転写ローラ(電荷供給手段) 16 上側ガイド部材 17 下側ガイド部材 20 補助ガイド部材 20a 切欠部 23 搬送ローラ C 間隙 F 搬送経路 S 用紙(転写用シート) g 空隙

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像担持体と、この担持体表面に付
    着した帯電トナーと逆極性に帯電される電荷供給手段と
    を備え、 前記担持体表面の転写域下面と電荷供給手段とを転写用
    シートの厚さよりも大きい間隙をおいて対向配置する一
    方、 前記担持体よりも前記シートの搬送方向上流側に、前記
    シートを前記担持体表面に所定角度で当接させる方向に
    誘導するガイド部材を配設し、 さらに該ガイド部材の先端部と前記電荷供給手段との間
    に、前記シートの下面を支持する補助ガイド部材を配設
    することにより、該補助ガイド部材の先端部を、前記シ
    ートが前記ガイド部材の先端部と前記担持体表面の転写
    域とに接して搬送されることにより決定されるシート搬
    送経路上に位置させたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 補助ガイド部材は、弾性を有するシート
    状片により形成されている請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 補助ガイド部材は、弾性を有し、且つ、
    転写用シートの搬送方向と直交する方向に複数の切欠部
    が設けられた櫛歯状のシート状片により形成されている
    請求項1の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 レジストローラ対と、静電潜像担持体
    と、この担持体表面に付着した帯電トナーと逆極性に帯
    電される電荷供給手段とを備え、 前記担持体表面の転写域と電荷供給手段とを転写用シー
    トの厚さよりも大きい間隙をおいて対向配置する一方、 前記レジストローラ対と前記担持体との間に、前記シー
    トを前記担持体表面に所定角度で当接させる方向に誘導
    するガイド部材を配設するとともに、 該ガイド部材の先端部と前記電荷供給手段との間に、前
    記シートの下面を支持する補助ガイド部材を配設するこ
    とにより、該補助ガイド部材の先端部を、前記シートが
    前記ガイド部材の先端部と前記担持体表面の転写域とに
    接して搬送されることにより決定されるシート搬送経路
    上に位置させ、 さらに前記担持体表面の移動速度と等しい周速度で回転
    駆動される搬送ローラを前記ガイド部材の上面と対向し
    て配設したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 搬送ローラはガイド部材の上面と一定の
    空隙を存して配設されている請求項4の画像形成装置。
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