JP2644799B2 - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JP2644799B2
JP2644799B2 JP2293388A JP2293388A JP2644799B2 JP 2644799 B2 JP2644799 B2 JP 2644799B2 JP 2293388 A JP2293388 A JP 2293388A JP 2293388 A JP2293388 A JP 2293388A JP 2644799 B2 JP2644799 B2 JP 2644799B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は積層型電子写真感光体、特に有機系電子写真
感光体に関する。
[従来技術] 従来、電子写真感光体として、光導電性顔料を電気絶
縁性の結着樹脂中に分散させた組成物の層を導電性支持
体上に設けたもの、導電性支持体上に電荷発生層、その
上に電荷輸送物質を含む樹脂層を設けたもの、又、導電
性支持体上に、電荷輸送物質を含む樹脂層、その上に電
荷発生層を設けたもの、更に上記電荷輸送層中に電荷発
生物質を分散させた組成物を導電性支持体上に設けたも
の等が知られている。
これらの電子写真感光体は光疲労を受けやすく、特に
紫外線を含む光に対して弱い。たとえば蛍光灯下にさら
された感光体を帯電、露光、現象、転写、クリーニング
などからなるプロセスに入れ、画像出しを行うと、画像
濃度が低く、カブリのある画像が得られる。これらの現
象は前露光疲労による帯電特性の劣化が原因であり、特
に残留電位が上昇しやすくなる。
高温高湿下で行った場合、この現象が特に顕著に発生
する。この現象を防止するため、ベンゾトリアゾール、
ベンゾフェノン等の紫外線吸収剤等を添加する試みもな
されているが、未だ満足し得る結果は得られていない。
[目的] 本発明は、上記露光疲労を防止し、かつ、高温高湿の
環境下でも安定した性能を示す電子写真感光体に関する
もので、具体的には、高温高湿下で前露光疲労させた後
に反覆使用しても、残留電位の上昇の少ない電子写真感
光体を提供することを目的としている。
[構成] 上記目的を達成するための本発明の構成は、導電性支
持体上に、電荷発生層および電荷輸送層を積層した電子
写真感光体において、上記電荷輸送層が、フェノール系
酸化防止剤と有機イオウ系酸化防止剤とを含有する電子
写真感光体である。
すなわち、本発明はフェノール系酸化防止剤と有機イ
オウ系酸化防止剤をそれぞれ単独で所定量混合した場合
に比較して、上記酸化防止剤を一定量比で併用した方
が、前露光疲労による残留電位上昇の抑制効果が相乗的
に改善されるという発見に基づくものである。
本発明で用いる上記フェノール系酸化防止剤は、2,6
−ジ−tert−ブチルフェノール、2,6ジ−tert−ブチル
−4−メトキシフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−
4−メチルフェノール、2−tert−ブチル−4−メトキ
シフェノール、2,4−ジメチル−6−tert−ブチルフェ
ノール、ブチルヒドロキシアニソール、2,2′−メチレ
ンビス(6−tert−ブチル−4−メチルフェノール)、
2−tert−ブチル−6−(3′−tert−ブチル−5′−
メチル−2′−ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェ
ニルアクリレート、4,4′−ブチリデン−ビス−(3−
メチル−6−tert−ブチルフェノール)、n−オクタデ
シル−3−(3′−5′−ジ−tert−ブチル−4′−ヒ
ドロキシフェニル)プヒロオネート、4,4′−チオビス
(6−tert−ブチル−3メチルフェノール)、α−トコ
フェノール、β−トコフェノール、2,2,4−トリメチル
−6−ヒドロキシ−7−t−ブチルクロマン、テトラキ
ス[メチレン−3(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネート]メタン、1,1,3−ト
リス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−tertブチルフ
ェニル)ブタン、2,5−ジ−tertブチルハイドロキノン
等の様々なフェノール系化合物を包含するヒンダート置
換フェノールは特に有効である。
又、本発明で用いる上記有機イオウ系酸化防止剤は、
ジラウリルチオジプロピオネート、ジステアリルチオジ
プロピオネート、ラウリル・ステアリルチオジプロピオ
ネート、ジミリスチルチオジプロピオネート、ジステア
リルβ,β′−チオジブチレートなどを用いることがで
きる。
フェノール系酸化防止剤と有機イオウ系酸化防止剤の
配合比は、20:1〜1:5モル比で好ましくは5:1〜1:1であ
る。
又、これら両成分の組成物は電荷輸送物質に対して0.
01〜5重量%が適当であり、好ましくは、0.04〜24重量
%である。
電荷発生物質としては、シーアイピグメントブルー25
[カラーインデックス(CI)21180]、シーアイピグメ
ントレッド41(CI 21200)、シーアイアシッドレッド5
2(CI 45100)、シーアイベーシックレッド52(CI 45
100)、シーアイベーシックレッド3(CI 45210)等、
カルバゾール骨格を有するアゾ顔料(特開昭53−95033
号公報に記載)、スチリルスチルベン骨格を有するアゾ
顔料(特開昭53−133229号公報に記載)、トリフェニル
アミン骨格を有するアゾ顔料(特開昭53−132547号公報
に記載)、ジベンゾチオフェン骨格を有するアゾ顔料
(特開昭54−217287号公報に記載)、オキサジアゾール
骨格を有するアゾ顔料(特昭54−127427号公報に記
載)、フルオレノン骨格を有するアゾ顔料(特開昭54−
22837号公報に記載)、ビススチルベン骨格を有するア
ゾ顔料(特開昭54−17733号公報に記載)、ジスチリル
オキサジアゾール骨格を有するアゾ顔料(特開昭54−21
29公報に記載)、ジスチリルカルバゾール骨格を有する
アゾ顔料(特開昭54−17734号公報に記載)、カルバゾ
ール骨格を有するアゾ顔料(特開昭57−195767号に記
載)などのアゾ顔料、シーアイピグメントブルー16(CI
74100)などのフタロシアニン顔料、シーアイバット
ブラウン5(CI 73410)、シーアイバットダイ(CI 7
3030)などのインジゴ顔料、アルゴスカーレットB(バ
イエル製)などのペリレン顔料などが単独、もしくは数
種類組合せて使用される。
これら電荷発生物質の中でも、下記一般式(A)で示
されるフルオレノン骨格を有するジスアゾ顔料及び下記
一般式(B)で示されるトリフェニルアミン骨格を有す
るトリスアゾ顔料が好ましい。
(式中は、A1であり、ここでX1、Ar1、Ar2、R1、R2は次の通りであ
る。
X1:ベンゼン環、ナフタレン環などの芳香族環、もしく
はインドール環、カルバゾール環、ベンゾフラン環など
のヘテロ環、またはそれらの置換体、 Ar1:ベンゼン環、ナフタレン環などの芳香族環、もしく
はジベンゾフラン環などのヘテロ環またはそれらの置換
体、 Ar2:ベンゼン環、ナフタレン環などの芳香族環またはそ
れらの置換体、 R1:水素、低級アルキル基またはフェニル基あるいはそ
の置換体、 R2:アルキル基、カルバモイル基、カルボキシル基また
はそのエステル) (式中、A2 であり、ここでX2、Ar3、Ar4、Ar5、R3、R4、R5は次の
通りである。
X2:ベンゼン環、ナフタレン環などの芳香族環、もしま
くはインドール環、カルバゾール環、ベンゾフラン環な
どのヘテロ環、またはそれらの置換体、 Ar3、Ar4:ベンゼン環、ナフタレン環などの芳香族環、
もしくはジベンゾフラン環などのヘテロ環またはそれら
の置換体、 Ar5:ベンゼン環、ナフタレン環などの芳香族環またはそ
れらの置換体、 R3、R5:水素、低級アルキル基またはフェニル基あるい
はその置換体、 R4:アルキル基、カルバモイル基、カルボキシル基また
はそのエステル) 一般式(A)におけるX1および一般式(B)における
X2の置換基としては、塩素原子、臭素原子などのハロゲ
ン原子およびアルコキシ基、アルキル基などが例示でき
る。
一般式(A)におけるAr1および一般式(B)におけ
るAr3、Ar4の置換基としては、メチル基、エチル基、プ
ロピル基、ブチル基などのアルキル基、メトキシ基、エ
トキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基などのアルコキシ
基、塩素原子、臭素原子などのハロゲン原子、ジメチル
アミノ基、ジエチルアミノ基などのジアルキルアミノ
基、ジベンジルアミノ基などのジアラルキルアミノ基、
トリフルオロメチル基などのハロメチル基、ニトロ基、
シアノ基、カルボキシル基またはそのエステル、水酸
基、−SO3Naなどのスルホン酸塩基等があげられる。
また、一般式(A)におけるAr2および一般式(B)
におけるAr5の置換基としては、メチル基、エチル基、
プロピル基、ブチル基などのアルキル基、メトキシ基、
エトキシ基、プロポキシ基、プトキシ基などのアルコキ
シ基、ニトロ基、塩素原子、臭素原子などのハロゲン原
子、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基などのジアル
キルアミノ基などが挙げられる。
また、一般式(A)におけるR1および一般式(B)に
おけるR3、R5のフェニル基の置換基としては、塩素原
子、臭素原子などのハロゲン原子が例示できる。
一般式(A)の具体的な化合物については、特開昭53
−132547号公報に詳細に記載されている。
一般式(B)の具体的な化合物については、特開昭54
−22834号公報に詳細に記載されている。
電荷発生層に用いられる結着剤としては、ポリビニル
ブチラール樹脂、ポリビニルホルマール樹脂、ポリエス
テル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン、ポリ
酢酸ビニル、ポリアミド、ポリウレタン、各種セルロー
ス等が使用される。
電荷発生層としては、電荷発生物質を必要ならば結着
剤とともに溶剤に分散し、塗布、浸漬等の方法で支持体
上に設けることができる。結着剤は、電荷発生物質100
重量部当り、5〜150重量部程度用いることが適当であ
る。
電荷発生層の厚さ0.05〜20μ、好ましくは0.1〜2μ
程度が適当である。
電荷輸送層については、電荷輸送物質および結着剤を
含有する。
電荷輸送物質は公知の電子供与性化合物が使用できる
が、中でも電子供与性化合物である下記一般式(C)で
示されるα−置換スチルベン化合物および後記一般式
(D)で示されるヒドラゾン化合物が好ましい。
(式中、R6は置換もしくは無置換のアルキル基、置換も
しくは無置換のアリール基を、R7、R8およびR9は水素原
子、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無
置換のアリール基を表わし、Ar6は置換又は無置換のア
リール基を、Ar7は置換又は無置換のアリーレン基を表
わす。Ar6とR6は共同で環を形成してもよい。nは0又
は1の整数である。) 上記一般式(C)のR6、R7、R8およびR9におけるアル
キル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブ
チル基、ペンチル基、ヘキシル基などがあげられ、置換
アルキル基における置換基としてはメトキシ基、エトキ
シ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ペンチルオキシ基な
どのアルコキシ基、フェノキシ基、トリルオキシ基、ナ
フチルオキシ基などのアリールオキシ基、フェニル基、
ナフチル基などのアリール基、ジメチルアミノ基、ジエ
チルアミノ基、ジプロピルアミノ基、N−メチル−N−
エチルアミノ基などのアルキルアミノ基、Nーフェニル
アミノ基、N,N−ジフェニルアミノ基などのアリールア
ミノ基、ヒドロキシ基、アミノ基などがあげられる。ア
ルキル基上の置換基は1つ又はそれ以上でもよく、2つ
以上の場合は同一の基でも異なる基でもよい。置換アル
キル基の具体例としては例えば、アルコキシアルキル
基、アリールオキシアルキル基、アミノアルキル基、ヒ
ドロキシアルキル基、アラルキル基、アルキルアミノア
ルキル基、アリールアミノアルキル基などがあげられ
る。
また、Ar6、R6、R7、R8およびR9におけるアリール基
としては、炭素環式あるいは複素環式の単核または多核
の芳香族環残基、更に具体的にはフェニル基、ナフチル
基、アントリル基、チェニル基、ピリジル基、フリル
基、カルバゾリル基或いはスチリル基などがあげられ、
置換アリール基における置換基としてはジメチルアミノ
基、ジエチルアミノ基、ジプロピルアミノ基などのアル
キルアミノ基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ
基、ブトキシ基などのアルコキシ基、フェノキシ基、ト
リルオキシ基、ナフチルオキシ基などのアリールオキシ
基、ジフェニルアミノ基、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基などのアルキル基、ジトリルアミノ基な
どのアミノ基、ヒドロキシ基、フェニル基、塩素原子、
臭素原子などのハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、エ
チルチオ基などのアルキルチオ基、フェニルチオ基、ナ
フチルチオ基などのアリールチオ基などがあげられる。
アリール基上の置換基は1つまたはそれ以上でもよ
く、2つ以上の場合には同一の基でも異なる基でもよ
い。置換アリール基の具体例としては、例えばジアルキ
ルアミノアリール基、アルコキシアリール基、アリール
オキシアリール基、アルキルアリール基、ジアリールア
ミノアリール基、アミノアリール基、ヒドロキシアリー
ル基、フェニルアリール基、ハロアリール基、シアノア
リール基、ニトロアリール基、チオアルコキシアリール
基、チオアリールオキシアリール基などがあげられる。
Ar7のアリーレン基としては、上記の炭素環式あるい
は複素環式の単核または多核の芳香族残基があげられ、
また置換アリーレン基における置換基としては、上記の
置換アリール基における置換基があげられる。アリーレ
ン基における置換基は1つまたはそれ以上でもよく、2
つ以上の場合は同一の基でも、異なる基でもよい。
Ar6とR6の共同で環を形成するものとしては、フリオ
レニル、シクロペンタジエニル、シクロヘキサジエニ
ル、シクロヘキセニル、シクロペンテニルなどがあげら
れる。これらの環は、上記の置換基を有してもよい。
なおα−置換スチリル化合物の具体例は次の通りであ
る。
その他の具体例については特開昭60−98437号に詳し
く記載されている。
下記一般式(D)のヒドラゾン化合物も電荷輸送物質
として好ましいものであり、本発明の光劣化防止剤と併
用されて、著しい効果を発揮することができる。
[式中R10は、メチル基、エチル基、プロピル基、2−
ヒドロキシエチル基、2−クロルエチル基、又は、ベン
ジル基のような置換又は無置換のアルキル基、あるいは
置換又は無置換のフェニル基を表わし、R11はメチル
基、エチル基、ベンジル基又は置換又は無置換のフェニ
ル基を表わし、R12は水素、塩素、臭素、炭素数1〜4
のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシル基、ジアル
キルアミノ基又はニトロ基を表わす。] ヒドラゾン化合物の具体例としては、たとえば以下の
ものが挙げられ、その他の具体例については特開昭55−
46760号公報に詳しく記載されている。
その他の電子供与性化合物としてはメチル基などのア
ルキル基、アルコキシ基、アミノ基、イミノ基及びイミ
ド基の少くとも1つを含む化合物、或いは主鎖または側
鎖にアントラレン、ピレン、フェナントレン、コロネン
などの多環芳香族残基またはインドール、カルバゾー
ル、オキサゾール、イソオキサゾール、チオゾール、イ
ミダゾール、ピラゾール、オキサジアゾール、チオジア
ゾール、トリアゾールなどの含窒素環残基を有する化合
物があり、具体的には低分子量のものとして、ヘキサメ
チレンジアミン、N−(4−アミノブチル)カダベリ
ン、as−ジドデシルヒドラジン、p−トルイジン、4−
アミノ−o−キシレン、N,N′−ジフェニル−1,2−ジア
ミノエタン、o−,m,またはp−ジトリルアミン、トリ
フェニルアミン、ジフェミルメタン、トリフェニルメタ
ン、デュレン、2−ブロム−3,7−ジメチルナフタレ
ン、2,3,5−トトリメチルナフタレン、N′−(3−ブ
ロムフェニル)−N−(β−ナフチル)尿素、N−メチ
ル−N−(α−ナフチル)尿素、N,N′−ジエチル−N
−(α−ナフチル)尿素、2,6−ジメチルアントラセ
ン、アントラセン、2−フェニルアントラセン、9,10−
ジフェニルアントランセン、9,9′−ビアントラニル、
2−ジメチルアミノアントラセン、フェナントレン、9
−アミノフェナントレン、3,6−ジメチルフェナントレ
ン、5,7−ジブロム−2−フェニルインドール、2,3−ジ
メチルインドリン、3−インドリルメチルアミン、カル
バゾール、2−メチルカルバゾール、N−エチルカルバ
ゾール、9−フェニルカルバゾール、1,1−ジカルバゾ
ール、3−(p−メトキシフェニル)オキサゾリジン、
3,4,5−トリメチルイソオキサゾール、2−アニリノ−
4,5−ジフェニルチアゾール、2,4,5−トリニトロフェニ
ルイミダゾール、4−アミノ−3,5−ジメチル−1−フ
ェニルピラゾール、2,5−ジフェニル−1,3,4−オキサジ
アゾール、1,3,5,−トリフェニル−1,2,3,4−トリアゾ
ール、1−アミノ−5−フェニルテトラゾール、ビス−
ジエチルアミノフェニル−1,3,6,−オキサジアゾールな
どが、また高分子量のものとして、ポリ−N−ビニルカ
ルバゾール及びその誘導体(例えばカルバゾール骨格に
塩素、臭素などのハロゲン、メチル基、アミノ基などの
置換基を有するもの)、ポリビニルピレン、ポリビニル
アントラセン、ピレン〜ホルムアルデヒド縮重合体及び
その誘導体(例えばピレン骨格に臭素などのハロゲン、
ニトロ基などの置換基を有するもの)などがあげられ
る。
電荷輸送層に用いられる結着剤としては、ポリスチレ
ン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−
ブタジエン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合
体、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリアリレート樹脂、フェノキシ樹脂、ポリカーボ
ネート、酢酸セルロース、エチルセルロール、ポリビニ
ルブチラール、ポリビニルホルマール、ポリビニルトル
エン、ポリ−N−ビニルカルバゾール、アクリル樹脂、
シリコン樹脂と、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ウレタ
ン樹脂、フェノール樹脂、アルキッド樹脂等の熱可塑性
樹脂、熱硬化性樹脂等が挙げられる。使用量は電荷輸送
物質との重量比で10:1〜1:10、好ましくは1:2〜2:1の範
囲である。
電荷輸送層にはその他、公知の可塑剤、レベリング剤
等を添加することができる。電荷輸送層の厚さは2〜20
0μ、好ましくは5〜30μである。
導電性支持体としてはアルミニウム、ニッケル、クロ
ム、酸化錫、酸化インジウム等を蒸着したプラスチック
のフィルム又は円筒(プラスチックとしてはポリエステ
ル、ポリプロピレン、酢酸セルロース等が挙げられ
る。);アルミ箔のような導電性薄膜を貼合せた紙又は
プラスチックフィルム;アルミニウム、ニッケル、ステ
ンレス鋼、鉄等の金属からなる板又は円筒等が挙げられ
る。
下引層は、帯電性の向上、接着剤の改善、モアレ発生
の防止などを目的として設けられるものであり、ポリア
ミド、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、アルコール可溶
性ナイロン、ポリビニルブチラール、水溶性ポリビニル
ブチラールなどの樹脂を主成分とし、酸化アルミニウ
ム、酸化スズ、導電性カーボン、酸化亜鉛などを分散さ
せることもできる。
下引層の膜厚は、0.01〜10μm程度が適当であり、好
ましくは0.01〜5μmである。
以下、本発明について実施例により説明する。なお、
部、%はいずれも重量基準である。
実施例1 下記構造式 で示されるジスアゾ顔料1.7部、ポリビニルブチラール
(ユニオンカーバイドプラスチック社製XYHL)の5%の
テトラヒドロフラン溶液13.6部及びテトラヒドロフラン
44.2部をボールミルで48時間分散した後、さらにテトラ
ヒドロフラン22.3g、エチルセロソルブ37.2gを加え1時
間分散した。得られたミルベースを、テトラヒドロフラ
ン:エチルセロソルブが重量比で4:6で、固形分濃度が
1%になるようにテトラヒドロフランで希釈し、これを
アルミニウムを蒸着したポリエステルフィルム上にドク
ターブレードで塗布し、80℃で5分間乾燥して約0.8μ
m厚の電荷発生層を形成した。
次にこの電荷発生層上に (α−置換スチルベン化合物) 18 部 ポリカーボネート(帝人化成社製パンライトK1300) 20 部 シリコンオイル(信越化学社製KF50) 0.004部 塩化メチレン 152 部 2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール0.038部 ジステアリル−3,3′−チオジプロピオネート 0.118部 よりなる電荷輸送層形成液をドクターブレードで塗布
し、80℃で2分間、ついで130℃で5分間乾燥して約19
μm厚の電荷輸送層を形成した。
比較例1 実施例1の処方からジステアリル−3,3′−チオジプ
ロピオネートを除く以外はまったく同様にして感光体を
作成した。
比較例2 実施例1の処方から2,6−ジ−tert−ブチル−4−メ
チルフェノールを除く以外はまったく同様にして感光体
を作成した。
比較例3 実施例1の処方からジステアリル−3,3′−チオジプ
ロピオネートを除き、且つ、2,6−ジ−tert−ブチル−
4−メチルフェノールを0.076部とした以外は、実施例
1と同様にして感光体を作成した。
比較例4 実施例1の処方から2,6−ジ−tert−ブチル−4−メ
チルフェノールを除き、且つ、ジステアリル−3,3′−
チオジプロピオネートを0.236部とした以外は実施例1
と同様にして感光体を作成した。
以上のように作成した電子写真感光体を静電複写紙試
験装置(川口電機製作所社製、SP428型)を使用し、以
下の条件で電子写真特性を評価した(ダイナミックモー
ドで測定)。まず、−6kVのコロナ放電を20秒間行って
帯電せしめ、20秒間暗所に放置した後、4.5luxの白色タ
ングステン光を照射した。照射30秒後の表面電位V30(V
olt)を測定し初期特性とした。
その後、昼光用蛍光灯を用いて、感光体面で1000lux
となる様にセットし30分間光照射した。さらに、専用の
疲労試験機に光照射した感光体を移し、45luxの光を照
射した状態で感光層を流れる電流が9.6μAになる様に
帯電器の放電電流を調節し、30分間連続して光照射、放
電を与えた。疲労後直ちに感光体を前述の静電複写紙試
験装置に移し、初期特性を測定した際と同じ条件でV30
を測定し、疲労特性とした。測定結果表1に示す。
常温常湿及び高温高湿下において、前疲労させた感光
体の反復使用における残留電位上昇を抑制している事が
わかる。
実施例2 実施例1の処方から2,6−ジ−tert−ブチル−4−メ
チルフェノールを下記に示すフェノール系酸化防止剤に
変更し、各々実施例1と同様に感光体を作成した。
フェノール系酸化防止剤 添加量 (A) 2,6−ジ−tert−ブチル−フェノール 0.036部 (B) 2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−tert −ブチル−フェノール) 0.059部 (C) ブチルヒドロキシアニソール 0.031部 (D) テトラキス[メチレン−3−(3′ ,5′−ジ−tert−ブチル−4′−ヒドロキシ −フェニル)プロピオネート]−メタン 0.200部 又、比較例として上記A、B、C、Dの処方から、有
機イオウ系酸化防止剤を除いた各々A′、B′、C′、
D′の感光体を作成した。
上記8つの感光体を実施例1と同様の方法で疲労試験
を行った。結果を表2に示す。
実施例3 実施例1の処方からジステアリル−3,3′−チオジプ
ロピオネートを下記に示す有機イオウ系酸化防止剤に変
更し、各々実施例1と同様に感光体とした。
有機イオウ系酸化防止剤 添加量 (E) ジミリスチル−3,3′−チオプロ ピオネート 0.099部 (F) ジラウリル−3,3′−チオプロピオネート0.089
部 (G) ジメチル−3,3′−チオプロピオネート0.036部 又、比較例として上記E、F、Gの処方からフェノー
ル系酸化酸化防止剤を除いた各々E′、F′、G′の感
光体を作成した。
上記6つの感光体を実施例1と同様の方法で疲労試験
を行った。結果を表3に示す。
[効果] 以上説明したように前露光疲労による感光体の劣化を
抑制する事により、感光体の操作性が向上する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−122444(JP,A) 特開 昭60−188956(JP,A) 特開 平2−259764(JP,A) 特開 昭58−198425(JP,A) 特開 昭63−18366(JP,A) 特開 平1−266549(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性支持体上に、電荷発生層および電荷
    輸送層を積層した電子写真感光体において、上記電荷輸
    送層が、フェノール系酸化防止剤と有機イオウ系酸化防
    止剤とを含有することを特徴とする電子写真感光体。
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