JP2636065B2 - 脱穀装置の揺動選別装置における処理物の層厚さ検出装置 - Google Patents

脱穀装置の揺動選別装置における処理物の層厚さ検出装置

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JP2636065B2 JP2163753A JP16375390A JP2636065B2 JP 2636065 B2 JP2636065 B2 JP 2636065B2 JP 2163753 A JP2163753 A JP 2163753A JP 16375390 A JP16375390 A JP 16375390A JP 2636065 B2 JP2636065 B2 JP 2636065B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、処理物を移送しながら選別する揺動選別装
置が処理物移送方向に着脱自在に設けられ、前記揺動選
別装置の上方の固定部に垂下姿勢で、且つ、前記揺動選
別装置の処理物移送方向下手側に揺動自在に支持される
とともに、前記固定部から下向きに突出している初期位
置に復帰付勢される接触子と、この接触子の揺動角を検
出する検出手段とが備えられた脱穀装置の揺動選別装置
における処理物の層厚さ検出装置に関する。
〔従来の技術〕
冒記処理物の層厚さ検出装置は、揺動選別装置の上昇
側への揺動にともなって処理物に押圧される接触子の初
期位置からの上昇側への揺動角を検出することで処理物
の層厚さを検出するように構成したものであり、揺動選
別装置が上昇側へ揺動する際に接触子の先端側が処理物
層内に入り込むようなおそれがないよう、接触子を処理
物移送方向下手側に揺動自在に支持したものであるが、
従来の接触子は、初期位置から処理物移送方向上手側へ
の揺動が規制されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
この為、揺動選別装置の着脱作業において、揺動選別
装置を処理物移送方向上手側から下手側に向けて着脱す
る際に、その揺動選別装置が誤って接触子に対して衝突
しても、接触子はその揺動選別装置の移動に追従して処
理物移送方向下手側に揺動するから、接触子が破損する
おそれが少ないが、揺動選別装置を処理物移送方向下手
側から上手側に向けて着脱する際愛に、その揺動選別装
置が誤って接触子に対して処理物移送方向下手側から衝
突すると、接触子が初期位置から処理物移送方向上手側
に向けて無理に押圧されることになって、その接触子が
破損してしまうおそれがある。
本発明は、かかる実情に着目してなされたものであっ
て、その目的は、揺動選別装置を処理物移送方向下手側
から上手側に向けて着脱する際の接触子の破損を防止す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成する為の本発明の特徴構成は、 処理物を移送しながら選別する揺動選別装置が処理物
移送方向に着脱自在に設けられ、前記揺動選別装置の上
方の固定部に垂下姿勢で、且つ、前記揺動選別装置の処
理物移送方向下手側に揺動自在に支持されるとともに、
前記固定部から下向きに突出している初期位置に復帰付
勢される接触子と、この接触子の揺動角を検出する検出
手段とが備えられた脱穀装置の揺動選別装置における処
理物の層厚さ検出装置であって、 前記接触子は、前記初期位置から処理物移送方向上手
側へも揺動自在に構成され、且つ、前記上手側への揺動
範囲においても前記初期位置に復帰付勢されている点に
ある。
〔作 用〕
初期位置に復帰している接触子に対して、揺動選別装
置が移送方向下手側から上手側に向けて衝突しても、そ
の接触子は揺動選別装置の処理物移送方向上手側への移
動に追従して処理物移送方向上手側に揺動し、揺動選別
装置のその接触子に対する衝突が解除されると、接触子
は初期位置に復帰する。
〔発明の効果〕
従って、揺動選別装置を処理物移送方向下手側から上
手側に向けて着脱する際の接触子の破損を防止できる。
〔実施例〕
以下、本発明を、コンバインに搭載される脱穀装置に
適用した場合の実施例を図面に基づいて説明する。
第5図に示すように、脱穀装置は、フィードチェーン
(1)にて挟持搬送される刈取穀稈を扱処理する扱胴
(2)を収納する扱室(A)と、その扱室(A)からの
漏下処理物に対して選別作用する揺動選別装置(3)と
選別風を送風する唐箕(4)とを備えた選別装置(B)
とからなる。
前記扱室(A)の下部には、前記扱胴(2)の下側外
周部に沿って脱穀処理物漏下用の受網(5)が設けら
れ、そして、その受網(5)の後方側箇所に、前記扱室
(A)内に残存する脱穀処理物を排出するための開口
(6)が形成されている。
前記揺動選別装置(3)は、前方から後方に向かって
順次並ぶように配置されたグレンパン(7)、チャフシ
ーブ(8)、及び、ストローラック(9)の夫々を備
え、前記チャフシーブ(8)の下方には、補助グレンパ
ン(10)とグレンジーブ(11)とが夫々前後方向に順次
並ぶ状態で配置され、そして、それらの各部が左右一対
の側板(12)の間に固定されて一体的に揺動するように
構成されている。
この揺動選別装置(3)は、駆動部分との連結箇所を
分離及び結合することで脱穀装置に対して着脱自在に構
成されている。脱穀装置から取り外す場合には処理物移
送方向下手側へ引き出す要領で行い、脱穀装置に取り付
ける場合には処理物移送方向上手側へ押し込む要領で行
うようになっている。
前記選別装置(B)の下部には、前記グレンシーブ
(11)から漏下する穀粒を一番物として回収する一番物
回収部(13)と、前記ストローラック(9)の終端部や
グレンシーブ(11)の終端部を超えて落下する藁屑等と
穀粒とが混入した処理物(以下の説明において二番物と
略称する)を回収して前記扱室(A)に還元するための
二番物回収部(14)とが設けられている。尚、図中、
(15)は前記二番物を再処理して前記扱室(A)に還元
するための二番スロワである。
前記チャフシーブ(8)について説明すれば、第2図
に示すように、処理物移送方向(第2図中において左右
方向)に並置された複数個の帯板状部材(8a)が、その
上端部を支点として前記左右の側板(8b)に対して回動
自在に取り付けられ、各帯板状部材(8a)の下端部に枢
着された操作ロッド(16)を前後方向に押し引き操作す
ることによって、前記帯板状部材(8a)の隣合うもの同
士の間隔(p)(以下の説明においてチャフ開度と略称
する場合もある)を変更調節できるように構成されてい
る。
そして、前記チャフ開度を変更調節する間隔調節用の
電動モータ(M)が設けられ、その電動モータ(M)に
ギヤ式の連係機構(17)を介して連結される揺動アーム
(17a)と前記操作ロッド(16)とがレリーズワイヤ(1
8)にて連動連結されている。尚、図中の(19)は前記
チャフ開度を閉じ側に復帰付勢するスプリング、(PM
1)は電動モータ(M)による操作ロッド(16)の操作
量を前記チャフ開度として検出するチャワ開度検出用の
第1ポテンショメータであって、揺動アーム(17a)の
枢支部に付設されている。チャフ開度は、第1ポテンシ
ョメータ(PM1)の検出角と目標角とが一致すべく電動
モータ(M)が駆動されることによって、目標間隔とな
るように制御される。
前記穀稈層の厚みを検出するための構成について説明
すると、第1図(イ)及び第3図に示すように、受網
(5)の下方前後方向に沿って架設された補強枠(20)
に付設のセンサ取付フレーム(F)(固定部に相当す
る)に、センサ(S)が設けられている。このセンサ
(S)は、いずれも処理物の移送方向(扱胴軸芯の方
向)へ揺動自在に設けられた接触子(21)と、この接触
子(21)と一体的に回動する第2ポテンショメータ(PM
2)とから成る。そして接触子(21)の揺動部分と第2
ポテンショメータ(PM2)の上部は防塵用のカバー(2
2)で被われている。
前記接触子(21)は、穀稈層の厚みの増大に伴って穀
稈層の上面に接触しながら処理物の移送方向下手側へ揺
動するものであり、鉛直方向に沿う下向きに復帰付勢さ
れている。更に第1図(ロ)に示すように、揺動選別装
置(3)を脱穀装置へ取り付ける際に、チャフシーブ
(8)が接触しても損傷しないように処理物の移送方向
上手側へも揺動できる構造になっている。
また、第2ポテンショメータ(PM2)は第4図に示す
制御装置(H)に連絡されており、接触子(21)が移送
方向下手側へ揺動するほど高い出力電圧を制御装置
(H)へ出力するように構成されている。
因みに、接触子(21)の最下点はチャフシーブ(8)
よりもh0だけ上方に位置させてあるため、穀稈層の上面
の高さをh、接触子(21)の長さをl、接触子(21)の
初期位置からの揺動角をθとすれば、h=h0+l(1−
COSθ)の式が成り立つことになる。
ところで、揺動選別装置(3)の揺動に伴ってチャフ
シーブ(8)が上下動するために接触子(21)と穀稈層
の上面との上下位置の関係が変動することになるが、制
御装置(H)は、チャフシーブ(8)が最も上方に達し
た位置、即ち接触子(21)の揺動角が最も大きくなった
ときを基準として穀稈層の厚さを求める。要するに、第
2ポテンショメータ(PM2)から入力される電圧のピー
クのみを取り込んで演算処理を行う。
前記制御装置(H)には、センサ(S)の他に、前記
電動モータ(M)の駆動回路(25)と前記第1ポテンシ
ョメータ(PM1)とが連絡されており、第1ポテンショ
メータ(PM1)と第2ポテンショメータ(PM2)の情報に
基づいて、駆動回路(25)に電動モータ(M)の制御信
号が出力され、選別装置(B)の選別状態が自動調節さ
れることになる。
基本的には、チャフシーブ(8)上の処理物の層が厚
くなると、前記チャフ開度が大となる方へ電動モータ
(M)を駆動し、処理物の漏下量を増大させる。また、
処理物の層が薄くなると、前記チャフ開度が小となるよ
うに電動モータ(M)を駆動し、処理物の漏下量を減少
させる。このようにして処理物の層を一定の厚さに維持
し、効率の高い選別を行えるようにしているのである。
因みに、接触子(21)の揺動角が最大の設定角以上に
なった場合には、制御装置(H)に連絡されている警報
装置(23)(ブザーやランプ)が作動して、刈取作業の
中止を促すことになる。
〔別実施例〕
(a)接触子(21)の初期位置への復帰は、自重で行わ
れてもよい。
(b)接触子(21)の初期位置は、鉛直方向から処理物
移送方向下手側へ傾いた位置に設定されてもよい。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
ために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の
構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る脱穀装置における処理物の厚さ検出
装置の実施例を示し、第1図(イ)はセンサの側面図、
第1図(ロ)は揺動選別装置の取付時のセンサの状態を
示す側面図、第2図はチャフ開度の調節機構の説明図、
第3図は脱穀装置上部の縦断正面図、第4図は制御構成
を示すブロック図、第5図は脱穀装置の概略的な切欠側
面図である。 (S)……検出手段、(3)……揺動選別装置、(20)
……固定部、(21)……接触子。
フロントページの続き (72)発明者 高原 一浩 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ堺製造所内 (72)発明者 林 繁樹 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ堺製造所内 (72)発明者 中 珠喜 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ堺製造所内 (72)発明者 織田 信 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ堺製造所内 (72)発明者 上田 末蔵 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ堺製造所内 (72)発明者 溝口 隆雄 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ堺製造所内 (56)参考文献 実開 昭60−153942(JP,U) 実開 昭62−172329(JP,U) 実開 昭62−80552(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理物を移送しながら選別する揺動選別装
    置(3)が処理物移送方向に着脱自在に設けられ、前記
    揺動選別装置(3)の上方の固定部(20)に垂下姿勢
    で、且つ、前記揺動選別装置(3)の処理物移送方向下
    手側に揺動自在に支持されるとともに、前記固定部(2
    0)から下向きに突出している初期位置に復帰付勢され
    る接触子(21)と、この接触子(21)の揺動角を検出す
    る検出手段(S)とが備えられた脱穀装置の揺動選別装
    置における処理物の層厚さ検出装置であって、 前記接触子(21)は、前記初期位置から処理物移送方向
    上手側へも揺動自在に構成され、且つ、前記上手側への
    揺動範囲においても前記初期位置に復帰付勢されている
    脱穀装置の揺動選別装置における処理物の層厚さ検出装
    置。
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