JPH0629002Y2 - 脱穀機の選別部制御装置 - Google Patents

脱穀機の選別部制御装置

Info

Publication number
JPH0629002Y2
JPH0629002Y2 JP1986062397U JP6239786U JPH0629002Y2 JP H0629002 Y2 JPH0629002 Y2 JP H0629002Y2 JP 1986062397 U JP1986062397 U JP 1986062397U JP 6239786 U JP6239786 U JP 6239786U JP H0629002 Y2 JPH0629002 Y2 JP H0629002Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
fin
sensors
chaff sheave
sorting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986062397U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62172329U (ja
Inventor
計太 永松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Original Assignee
Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanma Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Priority to JP1986062397U priority Critical patent/JPH0629002Y2/ja
Publication of JPS62172329U publication Critical patent/JPS62172329U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0629002Y2 publication Critical patent/JPH0629002Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Threshing Machine Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、脱穀機の選別部制御装置に関する。
(ロ)従来の技術 従来、脱穀機の選別部を自動的に制御する構造として
は、例えば特開昭54−66249号に開示されたよう
に、選別部の揺動選別装置に、被選別物の層厚をもって
その処理量を検出するセンサーを設けたもの等があり、
これはセンサーの検出結果にもとづいて被選別処理が大
のときは、揺動速度を大とするように、速度を自動制御
する機構を設けたものである。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 しかし、この従来の選別部自動制御装置では、センサー
が選別部材の適宜個所に一個所のみ配設されているもの
であり、従って、被選別物の層厚を検出するにも、きめ
のこまかい検出が行えない。
たとえば、センサーの前方にのみ被選別物が層厚につも
っていてもセンサーにて検出されない結果、処理量が少
量として選別機能の自動制御が行われ、実情に適合した
正確な選別を行うことができない場合が生じていた。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案では、選別部に選別機能を有したチャフシーブを
設け、同シャフシーブの上方の前後位置に、籾量を感知
するための前側センサーと後側センサーを設けると共
に、同二個のセンサーによる検出結果にもとづいてチャ
フシーブのフインの角度を自動的に変更しうるように
し、しかも、前側センサーがONで後側センサーがOF
Fではフインの傾斜角度の変更はなし、前側センサー及
び後側センサーが両方ともONではフインの傾斜角度を
垂直に近づけ、前側センサー及び後側センサーが両方と
もOFFでは、フインの傾斜角度を水平方向に近づけ、
前側センサーがOFFで後側センサーがONのときは異
常発生を示すブザーを作動させる如く構成したことを特
徴とする脱穀機の選別部制御装置を提供せんとするもの
である。
また、本考案は、上記センサーを二番スクリューコンベ
アよりも前方に設けたことにも特徴を有する。
(ホ)作用・効果 この考案によれば、選別部のチャフシーブの上方に、二
個のセンサーを前後位置に設け、その検出結果にもとづ
き選別機能の制御を自動的に行うように構成したもので
あるため、被選別物が選別部にどのくらいの量搬入され
ているかを、きめのこまかい方法で検出でき、その検出
結果にもとづき、被選別物の選別制御を行うため、選別
を被選別物の量に最適合した精度の高い状態で行うこと
ができる効果を有する。
また、チャフシーブ上の被選別物が後側のみある場合
は、異常発生を示すブザーを作動させることができ、し
たがって、作業者は迅速に対応することができるもので
ある。
(ヘ)実施例 この考案の実施例を図面にもとずき詳説すれば、(A)
はコンバインを示しており、前部に刈取部(1)を設
け、その後方に、脱穀部(2)、選別部(3)を設け、
更にその後方には、排ワラ処理部(4)を設け、機体下
部には、走行部(5)を設けて、走行部(5)にて走行
しながら刈取部(1)にて穀稈の刈取りを行い、脱穀部
(2)、選別部(3)にて脱穀、選別を行い、排ワラは
後部の排ワラ処理部(4)にて処理して最終的には精穀
粒の回収を行うものである。
(6)はフィードチェーン、(7)は脱穀部(2)にお
ける扱室、(8)は扱室(7)に軸架した扱胴、(9)
は扱胴下方に張設したクリンプ網を示す。
選別部(3)は脱穀部(2)の下方に配設されており、
前方に選別風を生起するための唐箕(10)を設け、唐
箕(10)の上方にはフイードパン(11)を配し、フ
イードパン(11)の後方にはチャフシーブ(12)
を、その下方にはグレンシーブ(13)をそれぞれ配
し、フイードパン(11)、チャフシーブ(12)、及
びグレンシーブ(13)は一体となって揺動機構を介し
た揺動自在な揺動選別部(14)を構成しており、揺動
選別部(14)後方にはストローラック(15)が連設
され、またチャフシーブ(13)の下方には精穀粒を回
収する為の一番スクリューコンベア(16)を配し、ス
トローラック(15)の下方には、二番スクリューコン
ベア(17)を配して、二番スクリューコンベア(1
7)から揚穀筒(18)を介して二番穀物を扱室(7)
に還元して再処理すべく構成している。
本考案の要旨は、上記した構成のコンバイン(A)の選
別部(3)、たとえばチャフシーブ(12)の上方の前
後位置それぞれに、籾量を感知するための二個のセンサ
ー(S)(L)を設け、この二個のセンサー(S)
(L)による検出結果にもとづいて、選別機能を有した
チャフシーブ(12)のフイン(12a)の角度を自動
的に変更しうるようにして選別の自動制御を行わんとす
るものであり、次のように構成される。
すなわち、チャフシーブ(12)は、多数のフイン(1
2a)を一定間隙を介して並設し、その間隙を扱胴
(8)により脱穀された穀粒が揺動されつつ通過して選
別されるように構成されており、同フイン(12a)
は、傾斜自在に構成されて、次に述べる傾斜角度変更手
段により傾斜角度を変更しうるようにしている。
傾斜角度変更手段としては第3図に示すように、矩形フ
レーム(19)の内部に略L字形状断面のフイン(12
a)多数を左右方向に架設して、フイン(12a)の左
右端に軸部(20)を突設して矩形フレーム(19)の
左右の側板(19a)を挿通せしめ、同軸部(20)の
一方の側板(19a)からの突出端に連結アーム(2
1)の基端を連設して、同アーム(21)の先端に突設
したピン(22)を、側板(19a)にそって配設した
連結板(23)にそれぞれ挿通せしめて、同連結板(2
3)の前後摺動により多数のフイン(12a)を、軸部
(20)を中心に同時に同一角度だけ回動させるように
しており、連結板(23)の一端を回動アーム(24)
及び連結ロッド(25)を介して、モーター(26)に
連設したレバー(27)に連動連結せしめ、同モーター
(26)の作動によりフイン(12a)の傾斜角度を変
更するように構成している。
なお、同図中(28a)(28b)は、レバー(27)
回動角度のリミッター、(29a)(29b)はモータ
ー(26)をフリーとしたとき、フイン(12a)を略
中央の一定傾斜に保持するためのスプリングを示す。
このように構成されたチャフシーブ(12)は、フイン
(12a)の傾斜角度を垂直に近づけるに従って同シー
ブ(12)上面に落下した被処理物の通過量が増加し、
反対に水平に近づけるに従って減少するようになってい
る。
そして、センサー(L)(S)は、それぞれチャフシー
ブ(12)上面の終端と中程の位置に、同上面から所定
間隔だけ上方に配設されており、各センサー(L)
(S)から垂設したセンシングバー(L1)(S1)
に、チャフシーブ(12)上面の被選別物が当接して同
バー(L1)(S1)が傾動すると、同センサー(L)
(S)内部のスイッチがON−OFF作動するようにな
っている。
第4、第5、第6図には、上記センサー(L)(S)と
被選別物(30)との関係を示しており、第4図では、
チャフシーブ(12)上面の被選別物(30)の量が適
量であって、同シーブ(12)の中程上方のセンサー
(S)のセンシングバー(S1)が被選別物(30)と
当接しているが、終端上方のセンサー(L)の同バー
(L1)は当接していない状態を示し、第5図では、被
選別物(30)の量が多すぎて両方のセンシングバー
(S1)(L1)が被選別物(30)に当接しており、
第6図では、被選別物の量が少なすぎて両方のセンシン
グバー(S1)(L1)が当接していない状態を示して
おり、これらのセンサー(L)(S)の出力状態の組合
わせから、チャフシーブ(12)上面の被選別物(3
0)の量を検出することが可能となっている。
センサー(L)(S)の出力状態の組合わせからチャフ
シーブ(12)上の被選別物(30)の量を判断して同
シーブ(12)の通過量を制御して、同シーブ(12)
上の被選別物(30)の量を適正に保持するために第7
図のフローチャートに示すプロセスを実施している。
すなわち、センサー(S)がONでセンサー(L)がO
FFであれば、被選別物(30)の量が適正であるから
フイン(12a)はそのままの傾斜角度で作業を続行さ
せ、センサー(S)(L)が両方ともONであるときは
被選別物(30)の量が多すぎるので、リミッター(2
8a)がOFF、すなわち、フイン(12a)の垂直方
向への回動角度に余裕があれば、モーター(26)を正
回転させてフイン(12a)を垂直に近づけ、被選別物
(30)の通過量を増加させてチャフシーブ(12)の
上面の被選別物(30)の量を減少させる。もし、セン
サー(L)(S)及びリミッター(28a)がすべてO
Nのときは、フイン(12a)の傾斜角度を一杯に変更
しても制御できない程度に被選別物(30)が過多であ
るからブザー(31)を作動させて作業者にこの旨を報
知し、コンバイン(A)の走行速度を低下させて刈取
量、脱穀量を減少させ、チャフシーブ(12)への被選
別物供給量を減少させるなどの対策をとらせる。
また、センサー(S)(L)が両方ともOFFのとき
は、被選別物(30)の量が過少であるからリミッター
(28b)がOFFでフイン(12a)の水平方向への
傾斜角度に余裕があればモーター(26)を逆回転させ
てフイン(12a)を水平に近ずくように傾動せしめ
る。もし、センサー(S)がOFFであるにもかかわら
ず、センサー(L)がONのときは、被選別物(30)
がチャフシーブ(12)上面の終端付近にのみ存在して
いることになり、選別作業の終期を示すためにブザー
(31)を作動させる。もし、このブザー作動が選別作
業継続中に起った場合は、異常発生を示すものとして点
検等の対策を講ずることとする。なお、上記のモーター
(26)の作動及びブザー(31)の作動はマイクロコ
ンピューター(M)のタイマー機能により、一定時間遅
れて作動するようになされており、この一定時間の遅れ
を設定したことにより、チャフシーブ(12)上面で起
こる偶発的な被選別物の量の変化による影響を除去して
いる。
なお、センサー(S)(L)が両方共OFFであり、リ
ミッター(28b)がONのときは、チャフシーブ(1
2)上の被選別物(30)がなくなり、フイン(12
a)が略水平状態に傾動した状態であり、選別作業開始
前にはこの状態であり、正常な状態であるからそのまま
制御開始前の初期状態に復帰する。
上記の制御作動を行なうために、第8図のブロック図に
て示す構成の制御装置を設けており、同図中(M)は各
センサー(L)(S)及びリミッター(28b)(28
b)からの出力を前記フローチャートに従って処理を行
うためのマイクロコンピューターを示し、同コンピータ
ー(M)からの出力によりモーター(26)を正逆回転
させるように構成されている。なおマイクロコンピュー
ター(M)はタイマー機能を有している。
また、第9図にて示す制御回路(C)にて、上記と同等
の制御を行うこともできる。図中(Rs)(Rl)(R
a)(Rb)はそれぞれセンサー(L)(S)及びリミ
ッター(28a)(28b)に接続したリレーとその接
点、(R)はモーター(26)に正逆回転を行わせるた
めの正逆転リレーである。
なお、センサー(S)(L)は、チャフシーブ(12)
上面の被選別物(30)の量を検知するものであればよ
く、本実施例に示した接触型のセンサーのほかに、非接
触型の例えば超音波センサー等を用いることができ、ま
た、制御回路も実施例のリレー回路のほかに、TTL回
路による制御を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による選別部制御装置を有するコンバ
インの全体側面図 第2図は、脱穀・選別部の縦断面図模式図 第3図は、チャフシーブの斜視図 第4図、第5図、第6図は、センサーの作動を示す模式
図 第7図は、制御フローチャート 第8図は、制御装置のブロック図 第9図は、制御回路図 (3):選別部 (S)(L):センサー

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】選別部(3)に選別機能を有したチャフシー
    ブ(12)を設け、同チャフシーブ(12)の上方の前後位置
    に、籾量を感知するための前側センサー(S)と後側セン
    サー(L)を設けると共に、同二個のセンサー(S)(L)によ
    る検出結果にもとづいてチャフシーブ(12)のフイン(12
    a)の角度を自動的に変更しうるようにし、しかも、前側
    センサー(S)がONで後側センサー(L)がOFFではフイ
    ン(12a)の傾斜角度の変更はなし、前側センサー(S)及び
    後側センサー(L)が両方ともONでは、フイン(12a)の傾
    斜角度を垂直に近づけ、前側センサー(S)及び後側セン
    サー(L)が両方ともOFFでは、フイン(12a)の傾斜角度
    を水平方向に近づけ、前側センサー(S)がOFFで後側
    センサー(L)がONのときは異常発生を示すブザー(31)
    を作動させる如く構成したことを特徴とする脱穀機の選
    別部制御装置。
  2. 【請求項2】上記センサー(L)(S)を二番スクリューコン
    ベア(17)よりも前方に設けたことを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の脱穀機の選別部制御装置。
JP1986062397U 1986-04-23 1986-04-23 脱穀機の選別部制御装置 Expired - Lifetime JPH0629002Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986062397U JPH0629002Y2 (ja) 1986-04-23 1986-04-23 脱穀機の選別部制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986062397U JPH0629002Y2 (ja) 1986-04-23 1986-04-23 脱穀機の選別部制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62172329U JPS62172329U (ja) 1987-10-31
JPH0629002Y2 true JPH0629002Y2 (ja) 1994-08-10

Family

ID=30896633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986062397U Expired - Lifetime JPH0629002Y2 (ja) 1986-04-23 1986-04-23 脱穀機の選別部制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0629002Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2510756B2 (ja) * 1990-05-17 1996-06-26 株式会社クボタ 脱穀装置における処理物の厚さ検出装置
JP2636065B2 (ja) * 1990-06-21 1997-07-30 株式会社クボタ 脱穀装置の揺動選別装置における処理物の層厚さ検出装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5473262U (ja) * 1977-11-04 1979-05-24
JPS5626537U (ja) * 1979-08-08 1981-03-11
JPS5737285A (en) * 1980-08-15 1982-03-01 Casio Comput Co Ltd Electronic time piece

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62172329U (ja) 1987-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0629002Y2 (ja) 脱穀機の選別部制御装置
JP2613680B2 (ja) 脱穀選別制御装置
JPH0319708Y2 (ja)
JP2535508B2 (ja) コンバインにおける選別制御装置
JP2744166B2 (ja) 脱穀装置の選別制御装置
JP2667597B2 (ja) 脱穀選別制御装置
JP2613677B2 (ja) 脱穀選別制御装置
JP2694086B2 (ja) 脱穀装置の詰まり検出装置
JP2613678B2 (ja) 脱穀選別制御装置
JP2554194B2 (ja) 脱穀装置の処理物の厚み検出装置
JP2613679B2 (ja) 脱穀選別制御装置
JPH0726913Y2 (ja) 選別制御装置
JP2721078B2 (ja) 脱穀装置の詰まり検出装置
JPH0356186Y2 (ja)
JP3198508B2 (ja) 脱穀選別制御装置
JPH0246268Y2 (ja)
JP2922696B2 (ja) コンバインにおける穀粒選別部の制御装置
JPH057419A (ja) コンバイン
JPH04210516A (ja) 脱穀装置の選別制御装置
JP2544578Y2 (ja) 脱穀機の揺動選別装置
JP2744165B2 (ja) 脱穀装置の選別制御装置
JPH0520A (ja) 脱穀装置の異常検出装置
JPH0824481B2 (ja) 全稈投入型コンバインの選別制御装置
JPH04293420A (ja) 脱穀選別制御装置
JP2000060280A (ja) 穀粒選別制御装置