JPH0824481B2 - 全稈投入型コンバインの選別制御装置 - Google Patents

全稈投入型コンバインの選別制御装置

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JPH0824481B2 JP26094289A JP26094289A JPH0824481B2 JP H0824481 B2 JPH0824481 B2 JP H0824481B2 JP 26094289 A JP26094289 A JP 26094289A JP 26094289 A JP26094289 A JP 26094289A JP H0824481 B2 JPH0824481 B2 JP H0824481B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、脱穀装置における扱室からの漏下処理物を
選別処理する選別装置が、処理量に応じた選別状態に調
節自在に設けられ、機体の走行速度を検出する車速検出
手段と、その車速検出手段の検出情報に基づいて、車速
が大となるほど処理量が大なる状態に対応した選別状態
となるように、前記選別装置を調節するアクチュエータ
を自動作動させる自動調節用の制御手段が設けられ、前
記扱室に処理物が供給されているか否かを検出する処理
物検出センサが設けられ、その処理物検出センサが処理
物供給を検出するに伴って前記自動調節用の制御手段を
作動させるように構成された全稈投入型コンバインの選
別制御装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、上記のような選別制御には、以下の二つの構成
があった。
(i)前記センサがOFF作動にするに伴って、扱室に供
給される処理物が無いものと判別する。そして、前記セ
ンサがON作動するに伴って車速の大小に応じて選別状態
を調節し、且つ、前記センサがOFF作動するに伴って処
理物が小なる状態に対応する設定選別状態に調節する。
(ii)本出願人が特願平1−151172号(特開平3−1531
1号)において提案したようにすることもある。つま
り、前記センサが設定時間以上継続して処理物を検出し
ないときにのみ処理物がないものと判定する。この場合
には、前記センサが処理物を検出しなくなってから設定
時間以上経過するまでは車速の大小に応じた選別制御が
行われることになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術には、下記のような欠点があった。
(i)の構成においては、検出センサがONからOFFへ又
はOFFからONへ作動するたびに制御目標値が変化するこ
とになる。全稈投入型コンバインにおいては搬送処理物
の偏流等の原因により検出センサの作動は比較的不安定
となりやすい。その結果頻繁に選別状態の目標値が変化
して制御が不安定になる虞れがあった。
(ii)の構成においては、一つの行程における作業終了
後次の行程へコンバインを回向させる場合等に検出セン
サが処理物を検出しなくなってから設定時間経過するま
では車速の大小に応じた選別制御が行われることにな
る。従って、回向時等に車速を増加させた場合には、実
際の処理量が小であるにも拘らず、大なる処理量に適し
た選別状態に調節されることになる。その結果、一番物
にワラ屑が混じる等の不具合を生じる虞れがあった。
本発明の目的は、上記従来欠点を解消する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本発明による全稈投入型コ
ンバインの選別制御装置の特徴構成は、前記制御手段
は、前記検出センサが処理物供給を検出しなくなるに伴
って前記アクチュエータの作動を停止させ、且つ、前記
検出センサが設定時間以上継続して処理物供給を検出し
ないときに処理量が生なる状態に対応する設定選別状態
にすべく、前記アクチュエータを作動させるように構成
されていることである。
〔作 用〕
刈取作業中に検出センサの作動が不安定でON状態とOF
F状態とに変動する場合にも所定時間以上継続してOFF状
態になる虞れは少ないと考えられる。従って処理物の検
出を安定したものにすることができる。
一方、一つの行程における作業終了後に増速させた場
合に、アクチュエータの作動を停止させることにより、
大なる処理量に適した選別状態に調整するのを制御する
ことができる。
〔発明の効果〕
従って、刈取作業中の選別状態の制御が不安定になる
ことを回避しながら、一つの行程における作業終了後に
一番物にワラ屑が混じる等の不具合が生じることを抑制
することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第4図に示すように、機体(V)にクローラ走行装置
(1)及び脱穀装置(2)を備え、その機体(V)の前
部に刈取前処理部(3)及び操縦部(4)を備えた全稈
投入型コンバインが構成されている。
前記刈取前処理部(3)は、積立穀稈を掻込むリール
(5)、リール(5)によって掻込まれた穀稈を仮取る
刈取装置(6)、刈取られた穀稈を刈幅の中央によせる
オーガ(7)、オーガ(7)によって寄せられた刈取穀
稈を脱穀装置(2)に向けて搬送する3連式の回転フィ
ーダ(8)とからなる。
前記脱穀装置(2)は、扱胴(9)を収納する扱室
(A)、揺動選別装置(10)と唐箕(11)とからなる選
別装置(B)、穀粒回収様の1番口(12)、及び、2番
物回収用の2番口(13)の夫々を備えている。
第3図に示すように、扱室(A)の入口側部の天井カ
バー(14)に処理物の存否を検出する接触式の処理物検
出センサ(S1)が装着されている。
前記センサ(S1)について説明を加えると、扱室
(A)内の処理物と接触する接触部(15)が扱胴(9)
に向けて突設されている。前記接触部(15)は、扱胴
(9)の回転軸芯に沿う軸芯周りに揺動自在に設けら
れ、その揺動に伴って前記扱胴(9)に対して遠近移動
するようになっている。さらに、接触部(15)はスプリ
ング(16)によって扱胴(9)に対して接近側に付勢さ
れている。そして、接触部(15)の揺動に伴って作動す
るスイッチ(17)が設けられている。もって、処理物の
存否を検出できるようになっているのである。
又、図示はしないが前記クローラ走行装置(1)のミ
ッション部に対する入力回転数に基づいて走行速度を検
出する車速検出手段としての車速センサ(S2)が設けら
れている。
尚、第4図中(18)は扱室(A)で脱穀された脱穀処
理物を漏下する受網である。
前記揺動選別装置(10)は、前記唐箕(11)の上法に
位置するグレンパン(19)、そのグレンパン(19)に引
き続いて位置するチャフシーブ(20)、そのチャフシー
ブ(20)の下方に位置するグレンシーブ(21)の夫々を
備えている。
前記チャフシーブ(20)は、処理物移送方向に並置さ
れる帯板状部材(a)にて構成されている。そして、詳
述はしないが、帯板状部材(a)の隣合うものの間に形
成される間隙(t)をアクチュエータ(M)としての電
動モータ(M1)により、変更調節できるように構成され
ている。
また、前記唐箕(11)は、その回転数をアクチュエー
タ(M)としての電動モータ(M2)により、変速して送
風量を変更調節できるように構成されている。
つまり、前記チャフシーブ(20)の間隙(t)及び前
記唐箕(11)の送風量を調節することにより、前記選別
装置(10)の選別状態を調節できるのである。
次に、前記両電動モータ(M1),(M2)を作動させ
て、前記選別装置(10)の選別状態を調節するための構
成について説明を加える。
第1図に示すように、マイクロコンピュータ利用の制
御装置(H)が設けられ、その制御装置(H)に前記接
触式のセンサ(S1)前記車速センサ(S2)、稲であるか
麦であるかあるいは大豆であるかの条件に応じてモード
選択するための選択スイッチ(S3)及び麦モードと大豆
モードとにおいて唐箕風量を手動設定するための唐箕風
量設定するための唐箕風量設定スイッチ(S4)の夫々が
接続されている。
そして、前記制御装置(H)は、予め設定記憶された
情報及び各センサの入力情報に基づいて、両電動モータ
(M1),(M2)の作動を制御して、前記選別装置(H)
の選別状態を自動調節するように構成されている。
つまり、制御装置(H)を利用して自動調節用の制御
手段(100)が構成されているのである。
次に、各モードにおける制御装置(H)の作動につい
て第2図(イ),(ロ),(ハ)に示すフローチャート
を参照しながら説明する。
稲モードでは、前記検出用センサ(S1)の検出情報に
基づいて処理物供給を検出するに伴って、車速センサ
(S2)の検出情報に基づいて車速が大なるほど処理量が
大なる情報に対応した選別状態、つまり、チャフシーブ
(20)の間隙(t)が大となり、且つ、唐箕(11)の送
風量が大となるように量電動モータ(M1),(M2)を制
御するのである。
又、前記センサ(S1)が処理物供給を検出しなくなる
に伴ってチャフ開度調節用の電動モータ(M1)の作動を
停止させる。又、唐箕風量調節用の電動モータ(M2)は
唐箕(11)の回転数を、処理物供給を検出しなくなる直
前の回転数(R1)から所定数(Rs)少ない回転数に調節
してから作動を停止させるようになっている。
そして、前記センサ(S1)が設定時間以上継続して処
理物供給を検出しないときに処理量が小なる状態に対応
する設定選別状態にすべく両電動モータ(M1),(M2
を作動させる。
尚、前記設定時間はチャフシーブ(20)の開度調節用
の唐箕(11)の風量調節用とで異なる時間に設定されて
おり、チャフ開度調節用の設定時間(例えば10秒))の
方が唐箕風量調節用の設定時間(例えば5秒)よりも大
なる時間に設定されている。
麦モードにおける選別装置(B)の選別状態の制御に
ついて説明すれば、前記センサ(S1)が処理物供給を検
出するに伴って車速センサ(S2)の検出情報に基づいて
車速が大なるほどチャフシーブ(20)の開度が大なるよ
うに電動モータ(M1)を制御する。ここで、唐箕(11)
の送風量は前記風量設定スイッチ(S4)の設定値に維持
されるようになっている。
又、前記センサ(S1)が処理物供給を検出しなくなる
に伴って両電動モータ(M1),(M2)の作動を停止さ
せ、且つ、前記センサ(S1)が設定時間以上継続して処
理物供給を検出しないときに処理量が小なる状態に対応
する設定選別状態にすべくチャフ開度調節用の電動モー
タ(M1)を作動させる。尚、唐箕風量調節用の電動モー
タ(M2)の作動は停止されている。
大豆モードにおける選別装置(B)の選別状態の制御
について説明すれば、チャフ開度調節用の電動モータ
(M1)は、常に車速センサ(S2)の検出情報に基づいて
車速が大なるほどチャフシーブ(20)の開度が大なるよ
うに制御される。一方、唐箕風量調節用の電動モータ
(M2)は、常に前記風量設定用スイッチ(S4)の設定値
に調節されるようになっている。
〔別実施例〕
上記実施例では、トウミ風量とチャフ開度との両方を
調節させて、選別装置(B)の選別状態を調節させるよ
うに構成した場合を例示したが、トウミ風量又はチャフ
開度の何れか一方のみを調節させるようにしてもよい。
又、上記実施例では、扱室(A)内に処理物検出セン
サ(S1)を設けていたが、刈取前処理部(3)のフィー
ダ部に設けるようにする等各部の具体構成は各種変更で
きる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る全稈投入型コンバインの選別制御装
置の実施例を示し、第1図は制御構成のブロック図、第
2図(イ),(ロ),(ハ)は制御作動のフローチャー
ト、第3図は扱室の要部正面図、第4図はコンバインの
概略側面図である。 (2)……脱穀装置、(100)……制御手段、(A)…
…扱室、(B)……選別装置、(S1)……物検出セン
サ、(S2)……車速検出手段、(M)……アクチュエー
タ、(V)……機体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脱穀装置(2)における扱室(A)からの
    漏下処理物を選別処理する選別装置(B)が、処理量に
    応じた選別状態に調節自在に設けられ、機体(V)の走
    行速度を検出する車速検出手段(S2)と、その車速検出
    手段(S2)の検出情報に基づいて、車速が大となるほど
    処理量が大なる状態に対応した選別状態となるように、
    前記選別装置(B)を調節するアクチュエータ(M)を
    自動作動させる自動調節用の制御手段(100)が設けら
    れ、前記扱室(A)に処理物が供給されているか否かを
    検出する処理物検出センサ(S1)が設けられ、その処理
    物検出センサ(S1)が処理物供給を検出するに伴って前
    記自動調節用の制御手段(100)を作動させるように構
    成された全稈投入型コンバインの選別制御装置であっ
    て、 前記制御手段(100)は、前記検出センサ(S1)が処理
    物供給を検出しなくなるに伴って前記アクチュエータ
    (M)の作動を停止させ、且つ、前記検出センサ(S1
    が設定時間以上継続して処理物供給を検出しないときに
    処理量が小なる状態に対応する設定選別状態にすべく、
    前記アクチュエータ(M)を作動させるように構成され
    ている全稈投入型コンバインの選別制御装置。
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