JPH01128720A - コンバインの選別制御装置 - Google Patents

コンバインの選別制御装置

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JPH01128720A
JPH01128720A JP28511087A JP28511087A JPH01128720A JP H01128720 A JPH01128720 A JP H01128720A JP 28511087 A JP28511087 A JP 28511087A JP 28511087 A JP28511087 A JP 28511087A JP H01128720 A JPH01128720 A JP H01128720A
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佐藤 茂夫
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哲治 永田
Yoshiaki Doi
土井 義昭
Koji Tsutsumi
幸二 堤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、走行装置及び脱穀装置の夫々が一つのエンジ
ンにて駆動されるように構成され、前記脱穀装置におけ
る扱室からの漏下処理物を選別処理する選別装置が、処
理量に応じた選別状態に調節自在に設けられ、機体の走
行速度を検出する車速検出手段と、その車速検出手段の
検出情報に基づいて、車速が小なるほど処理量が小なる
状態に対応した選別状態となるように、前記選別装置を
制御する選別状態制御手段とが設けられたコンバインの
選別制御装置に関する。
〔従来の技術] 上記この種のコンバインの選別制御装置は、刈取速度つ
まり走行速度に対応して、車速か速くなるほど脱穀装置
に導入される穀−秤量つまり処理量が大なる状態となる
ことから、車速に対応して選別装置の選別状態を自動調
節できるようにしたものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
例えば、走行負荷が重い場合や脱穀装置の負荷が重い場
合には、エンストを防止するために減速操作してエンジ
ンの負荷を軽減することになる。
しかしながら、上記この種のコンバインの選別制御装置
は、車速に応じて選別装置の選別状態を制御するように
構成されていることから、エンジンの過負荷状態を解消
するために減速操作すると、車速が遅くなるために処理
量が小の状態に対応する選別状態に制御することになり
、その結果、脱穀装置における処理物の排出性が悪くな
って、脱穀装置での負荷が逆に増大して、エンジンの過
負荷状態の解消が遅れる不利がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、そ
の目的は、エンジンの過負荷状態の解消を迅速に行える
ようにすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によるコンバインの選別制御装置の特徴構成は、
前記エンジンの負荷状態を検出する負荷状態検出手段が
設けられ、前記選別状態制御手段は、前記負荷状態検出
手段が設定負荷状態よりも大なる負荷状態にあることを
検出した場合には、前記選別装置の選別状態を処理量が
大なる状態に対応する設定選別状態に維持するように構
成されている点にあり、その作用並びに効果は以下の通
りである。
〔作 用〕
つまり、エンジンが過負荷状態にある場合には、選別装
置を処理量が大なる状態に対応する設定選別状態に維持
させることにより、脱穀装置での処理物の排出性を良く
するのである。
[発明の効果] もって、エンジンが過負荷状態になると、選別装置を処
理量が大なる状態に対応する設定選別状態に維持させて
、脱穀装置での処理物の排出性を良くするので、過負荷
を解消するために減速しても、処理量が小なる状態に対
応する選別状態に制御されることはな(、エンジンの過
負荷状態を迅速に解消できるに至った。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第4図に示すように、クローラ走行装置(1)を備えた
機体(V)の上部に、脱穀装置(2)が搭載され、且つ
、刈取部(3)が前記機体(V)の前部に・付設されて
、コンバインが構成されている。
前記刈取部(3)は引き起こし装置(4)、殻稈の株元
を切断する刈刃(5)、及び、刈取殻稈を機体後方に搬
送する搬送装置(6)とを備えている。
尚、図中、(So)は刈取殻稈を前記刈取部(3)から
前記脱穀装置(2)に向けて搬送する搬送装置(6)の
搬送経路中において刈取殻稈の株元に接触作用すること
により、前記脱穀装置(2)への殻稈供給の有無を検出
する殻稈供給検出手段としての株元センサ(So)であ
る。
第5図に示すように、前記機体(V)に搭載されたエン
ジン(E)の出力が、ベルトテンション式の脱穀クラッ
チ(7)を介して前記脱穀装置(2)に伝動され、且つ
、ベルトテンション式の走行うラッチ(8)を介して前
記クローラ走行装置(1)の走行用変速装置(9)に伝
動されている。
又、前記走行用変速装置(9)に伝動される出力の一部
が、ベルトテンション式の刈取りラッチ(lO)を介し
て前記刈取部(3)に伝動されている。
尚、図中、(S、)は前記走行用変速装置(9)の出力
回転数に基づいて前記機体(V)の走行速度を検出する
車速検出手段としての車速センサである。
但し、図示を省略するが、前記機体(いの前後進切り換
え並びに車速は、前記走行用変速装置(9)を手動操作
することにより、人為的に調節されることになる。
第6図に示すように、前記脱穀装置(2)は、扱胴(1
1)を収納する扱室(^)、前記刈取部(3)の搬送装
置(6)から供給される横倒れ姿勢の殻稈を挟持搬送す
るフィードチェーン(12)、排塵用の横断流ファン(
13)、トウミ(14)と揺動選別板(15)とからな
る選別装置(B)、穀粒回収用の1番口(16)、及び
、穀粒回収用の2番口(17)の夫々を備えている。
前記扱室(八)の下部には、穀粒選別用の受網(18)
が設けられ、前記扱室(A)の終端部には、前記扱室(
A)内に残存する処理物を排出する排出口(19)が開
口されている。
但し、以下の説明において、前記受m (18)を漏下
する処理物及び前記排出口(19)を通して排出される
処理物を、前記扱室(A)からの漏下処理物と総称する
前記揺動選別板(15)は、前記トウミ(14)の上方
に位置するグレンパン(20) 、そのグレンパン(2
0)に引き続いて位置するチャフシーブ(21)、その
チャフシーブ(21)に引き続いて位置するストロ−ラ
ック(22)、前記チャフシーブ(21)の始端側の下
方に位置する補助グレンパン(23)、及び、その補助
グレンパン(23)に引き続いて位置するグレンシーブ
(24)の夫々を備え、それらが左右一対の側板(25
)の間に取り付けられている。
尚、第6図中、(26)は前記排出口(19)に対向し
て配置される排出口用のグレンパン、(27)はそのグ
レンパン(26)に引き続いて位置し、且つ、横方向に
並ぶ複数本の杆材であり、それらのグレンパン(26)
及び杆材(27)は前記揺動選別板(15)と共に揺動
されるようになっている。又、(28)は前記杆材(2
7)上の処理物に作用する刃付き回転体である。
第7図乃至第9図に示すように、前記チャフシーブ(2
1)は、処理物移送方向に並置される帯板状部材(a)
 、 (a”)にて構成され、そして、その帯板状部材
(a) 、 (a’ )の隣合うものの間に形成される
間隔(S)を変更調節自在に構成されている。
説明を加えれば、複数個の帯板状部材(a)のうちの一
つの帯板状部材(a゛)の上端部が、前記左右一対の側
板(25)を貫通する支点軸(29)に外嵌され、且つ
、その帯板状部材(a゛)の下端側の両端部夫々に、前
記側板(25)に形成された長孔(b)を貫通する連結
ビン(30)が止着されている。
前記支点軸(29)及び前記連結ビン(30)の夫々に
外嵌着される左右一対のリンク(31)が設けられ、そ
の左右一対のリンク(31)の一方に操作アーム(32
)が取り付けられている。
前記−つの帯板状部材(a′)を除く他の帯板状部材(
a)は、コの字状の取付金具(33)を用いて前記側板
(25)に取り付けられている。
つまり、前記コの字状の取付金具(33)は、上端側の
軸部分(33a)が前記側板(25)に貫通止着され、
且つ、下端側の軸部分(33b)が前記側板(25)に
形成された長孔(b)に貫通するように構成されている
。そして、前記他の帯板状部材(a)の下端側の両端部
夫々が、前記取付金具(33)の下端側の軸部分(33
b)に外嵌着されている。
前記連結ビン(30)及び複数個の取付金具(33)の
下端側の軸部分(33b)が、連係板(34)にて接続
され、もって、各帯板状部材(a)、(a’)を、それ
らの上端側を支点にして一体揺動させることにより、前
記間隔(S)を変更調節するように構成されている。
そして、前記間隔(S)を変更調節するためのチャフ調
節用の電動モータ(M1)が、前記脱穀装置(2)の固
定枠側に設けられ、前記間隔(S)が小となる閉じ側に
付勢するスプリング(35)が、前記操作アーム(32
)に連設され、その操作アーム(32)と、前記電動モ
ータ(M、)にて正逆転駆動される螺軸(36)に咬合
するコマ部材(37)とが、レリーズワイヤ(38)に
て連動連結されている。
尚、第7図中、(S2)は前記間隔(S)の調節状態を
前記コマ部材(37)の位置変化として検出するチャフ
開度検出用ポテンショメータであって、その操作レバー
(39)の遊端部が、前記コマ綿材(37)に連結され
ている。
又、(40a) 、 (40b)は前記間隔(S)が調
節限度に達すると前記操作レバー(39)にて押圧操作
されるスイッチであって、前記電動モータ(M1)を自
動停止させるために設けられている。
前記トウミ(14)は、その回転数を変速して選別風量
を変更調節できるように構成されている。
説明を加えれば、第10図及び第11図に示すように、
前記トウミ(14)の回転軸(14A)に付設された入
力プーリ(41)が、左右一対のプーリ部分(41a)
 、 (41b)に分割形成され、そして、その左右一
対のプーリ部分(41a) 、 (41b)の間隔を変
更調節して前記トウミ(14)の回転数を変更調節する
いわゆる割りプーリ式の変速装置(42)に構成されて
いる。
尚、第10図中、(43)は前記エンジン(E)の出力
を前記入力プーリ(41)に伝動する伝動プーリ、(4
4)はテンションプーリである。
前記左右一対のプーリ部分(4ia) 、 (41b)
の−方(41a)は、前記回転軸(14A)に固着され
、他方(41b)は、前記回転軸(14A)の軸方向に
摺動自在に外嵌されている。
但し、前記摺動側の他方のプーリ部分(41b)は、固
定側の一方のプーリ部分(41a)に付設の連結ビン(
45)にて連結され、前記両プーリ部分(41a) 、
 (41b)は、一体回転しながら、且つ、その間隔を
変更調節できるようになっている。
前記両プーリ部分(41a) 、 (41b)の間隔を
変更調節する構成について説明すれば、前記摺動側のブ
ーり部分(41a)のボス部にベアリング(46)を用
いて取り付けられた第1カム形成部材(47)と、前記
脱穀装置(2)の固定枠側に取り付けられた第2カム形
成部材(48)との夫々に、前記第1カム形成部材(4
7)の回転に伴って、前記両プーリ部分(41a) 、
 (41b)を遠近移動させるためのカム突起(47a
) 、 (48a)が形成されている(第12図参照)
そして、風量調節用の電動モータ(M2)が、前記脱穀
装置(2)の固定枠側に付設され、前記第1カム形成部
材(47)に、変速操作用の操作アーム(49)が付設
され、その操作アーム(49)と前記電動モータ(M2
)にて正逆転駆動される螺軸(50)に咬合するコマ部
材(51)とが、レリーズワイヤ(52)にて連動連結
され、もって、前記風量調節用の電動モータ(M2)に
て前記第1カム形成部材(47)が回転操作されて、前
記トウミ(14)の回転数を変更調節するように構成さ
れている。
尚、第10図中、(S、)は変速状態つまり選別風量を
前記コマ部材(51)の位置変化として検出するトウミ
風量検出用ポテンショメータであって、その操作レバー
(53)の遊端部が、前記コマ部材(51)に連結され
ている。
又、(54a) 、 (54b)は前記、コマ部材(5
1)が変速限度に達すると前記操作レバー(53)にて
押圧操作されるスイッチであって、前記電動モータ(M
りを自動停止させるために設けられている。
又、第11図中、(S4)は前記トウミ(14)の回転
数を検出するトウミ回転数センサである。
もって、前記チャフシーブ(21)の間隔(S)を大小
に調節すると共に、前記トウミ(14)による選別風量
を強弱に調節することにより、前記選別装置(B)が処
理量の大小に応じた選別状態に調節自在に構成されてい
ることになる。
次に、前記チャフシーブ(21)の間隔調節用の電動モ
ータ(M1)及び前記トウミ(14)の選別風量調節用
の電動モータ(M2)を作動させて、前記選別装置(B
)の選別状態を制御するための制御構成について説明す
る。
第1図に示すように、マイクロコンピュータ利用の制御
装置(55)が設けられ、その制御装置(55)に、選
別状態を車速に応じて自動調節するか手動設定された選
別状態に自動調節するかを指示する脱穀オートスイッチ
(S、)、前記走行変速装置(9)が後退側に操作され
たか否かを検出して機体(v)が後退状態にあるか否か
を検出する後退検出手段としてのバックスイッチ(S6
)、前記株元センサ(So)、前記エンジン(E)の回
転数を検出するエンジン回転数センサ(S7)、前記車
速センサ(S1)、前記トウミ回転数センサ(S4)、
前記チャフ開度検出用ポテンショメータ(S2)、前記
トウミ風量検出用ポテンショメータ(S3)、同一車速
におけるチャフ開度を大小に調節するチャフ開度調節用
ポテンショメータ(S8)、及び、同一車速におけるト
ウミ風量を強弱に調節するトウミ風■調節用のポテンシ
ョメータ(S、)の夫々が接続されている。
そして、11記制御装置(55)は、予め設定記憶され
た情報及び各種の入力情報に基づいて、前記両電動モー
タ(M1)、(M2)を制御して、前記選別装置(B)
の選別状態を自動調節するように構成されている。
但し、前記エンジン(E)が過負荷状態にある場合には
、車速に拘らず、処理量が大なる状態に対応する設定選
別状態に維持させるようにしである。
つまり、前記制御装置(55)を利用して、前記選別装
置(B)の選別状態を車速に応じて制御する選別状態制
御手段(100)と、前記エンジン(E)の負荷状態を
検出する負荷状態検出手段(101)とが構成されてい
るのである。
前記選別装置(B)の選別状態の調節について説明すれ
ば、第3図(イ)に示すように、基本的には、車速が速
くなるほど刈取殻稈量が増大して前記脱穀装置(2)に
導入される殻稈量が多くなって処理量が増大して、車速
と前記脱穀装置(2)における処理量とが対応すること
から、前記車速センサ(S1)の検出情報に基づいて、
車速が大なるほど処理量が大なる状態に対応する選別状
態つまり前記チャフシーブ(21)の開度が大となり且
つ前記トウミ(14)による選別風量が大となるように
制御するごとになる。
但し、同一車速においても、殻稈の着粒状態の違い等に
よって実際の処理量が異なる場合もあることから、同一
車速におけるチャフ開度及び選別風量の夫々を大小に変
更調節できるように、前記チャフ開度調節用ポテンショ
メータ(S8)、及び、前記トウミ風量調節用のポテン
ショメータ(S9)の夫々によって、最高車速の時の選
別状態に対応するチャフ開度並びに選別風量の夫々を設
定すると共に、設定された最高車速における選別状態を
基準にして、その基準となる選別状態を車速に応じて補
正することにより、実際の選別状態が処理量に応じた選
別状態となるようにしである(第3図(ロ)、(ハ)参
照)。
尚、前記株元センサ(So)がOFF状態となる回向時
等の非刈取作業時、及び、機体後退時には、車速に拘ら
ず予め設定された処理量が小の状態に対応する選別状態
に維持されるようにしである。
又、前記脱穀オートスイッチ(S、)がOFF状態に操
作された場合には、前記チャフ開度調節用ポテンショメ
ータ(se)及びトウミ風量調節用のポテンショメータ
(S9)を利用して、前記チャフシーブ(21)の開度
及び前記トウミ風量の夫々を手動調節した位置に維持で
きるように構成されている。
次に、第2図に示すフローチャートに基づいて、前記制
御装置(55)の動作を詳述する。
制御が起動されるに伴って、先ず、前記脱穀オートスイ
ッチ(S5)がONであるかOFFであるかを判別し、
前記脱穀オートスイッチ(S、)がONである場合には
、前記チャフ開度及びトウミ風量の夫々の制御目標値か
ら、前記チャフ開度検出用ポテンショメータ(S2)及
びトウミ風量検出用ポテンショメータ(S3)の夫々に
て検出される現在値を減算して、トウミ偏差及びチャフ
偏差の夫々を求める。
但し、前記チャフ開度及びトウミ風量の夫々の制御目標
値は、詳しくは後述するが、前記チャフ開度調節用ポテ
ンショメータ(S8)及びトウミ風量調節用ポテンショ
メータ(S、)の夫々にて調節した最高車速の時の値を
車速に応じて補正して用いることになるが、制御起動時
には、予め設定された標準的な値に設定されることにな
る。
一方、前記脱穀オートスイッチ(S、)がOFFである
場合には、チャフ開度及びトウミ風量が、前記チャフ開
度調節用ポテンショメータ(S8)及び前記トウミ風量
調節用のポテンショメータ(S、)の夫々によって設定
される各調節値に維持されるように、設定された調節値
から現在値を減算した値を、前記トウミ偏差及びチャフ
偏差として求める。
そして、前記トウミ回転数センサ(S4)の検出情報に
基づいて、前記トウミ(14)が設定回転数(500r
pm)以上あるか否かを判別することにより、前記トウ
ミ(14)が回転しているか否かを判断する。
前記トウミ(14)の回転数が設定回転数以上ある場合
には、前記トウミ偏差の符号と大きさに基づいて、設定
不感帯内にあるか、処理量が小側に対応する回転数を低
下させて選別風を弱くする開側にあるか、及び、処理量
が大側に対応する強側にあるかの夫々を判別し、前記ト
ウミ偏差が、開側にある場合には、強側つまり回転数を
増大させる側に前記選別風調節用の電動モータ(M2)
を制御する強出力の処理を行い、強側にある場合には、
回転数を低下させる弱出力の処理を行い、そして、不感
帯内にある場合には、前記選別風調節用の電動モータ(
Mりを停止させて現在の選別状態を維持させることにな
る。
引き続き、前記チャフ偏差が処理量が小側に対応する閉
側、処理量が大側に対応する開側、設定不感帯内の何れ
の状態にあるかを判別して、閉側にある場合には、前記
チャフシーブ(21)の間隔(S)を拡げるように前記
チャフ開度調節の電動モータ(M1)を作動させる弱出
力の処理を行い、開側にある場合には閉出力の処理を行
い、そして、不感帯内にある場合には、停止させて現在
の選別状態を維持させることになる。
尚、前記トウミ(14)の回転数が設定回転数以下であ
る場合にはトウミ風量の調節は行わないようにすると共
に、その設定回転数以下である場合において、前記脱穀
オートスイッチ(S、)がOFF状態にある場合にも、
前記チャフ開度を変更調節できるようにしである。
つまり、前記トウミ風量の調節は、前述の如く、割りプ
ーリ式の変速装置(42)にて前記トウミ(14)の回
転数を変速して行うように構成されていることから、前
記脱穀装置(2)の運転停止状態においてはトウミ風量
を調節することはできないために、前記トウミ(14)
の回転数が設定回転数以下である場合には、前記トウミ
風量の調節を行わないようにしているのである。
但し、前記脱穀装置(2)が運転状態にある場合には、
前記チャフシーブ(21)が前記選別装置(B)ととも
に揺動されることから、その開度を確認することができ
ないので、前記トウミ(14)が設定回転数以下となる
前記脱穀装置(2)の運転停止状態においても、前記チ
ャフ開度調節用ポテンショメータ(S2)によってチャ
フ開度を変更調節できるようにすることで、チャフ開度
の調節状態を容易に点検できるようにしているのである
前記トウミ風量及びチャフ開度の夫々を調節 −した後
は、この選別状態の制御が設定時間(500ms)毎に
実行されるようにするために、その設定時間(500m
s)経過のタイミングをチエツクした後、前記バックス
イッチ(S6)がON状態にあるか否かを判別する。
前記バックスイッチ(S、)がOFF状態である場合に
は、前記株元センサ(So)がON状態にあるか否かを
判別する。
そして、前記バックスイッチ(S6)がOFFで且つ前
記株元センサ(So)がONしている場合には、刈取作
業が行われている状態にあると判断して、始めてOFF
状態からON状態へ変化したか否かを判別することによ
り、作業開始であるか継続的に刈取作業が行われている
状態にあるかを判断する。
尚、前記バックスイッチ(S6)がONである場合、及
び、前記バックスイッチ(S6)がOFFで且つ前記株
元センサ(So)がOFFである場合における処理につ
いては後述する。
前記株元センサ(So)が始めてONした場合には、作
業開始であると判断して、前記エンジン回転数センサ(
S、)による現回転数を基準回転数として設定し、始め
てONしたのではない場合には、前記基準回転数が現回
転数よりも大であるか否かを判別して、基準回転数が現
回転数よりも大でない状態にある場合、つまり、現回転
数のほうが作業開始時に設定された基準回転数よりも大
である場合には、前記基準回転数を現回転数に更新する
次に、前記基準回転数と現回転数との偏差を回転数ダウ
ン値として求め、その回転数ダウン値が設定回転数(2
0Orpm)以上あるか否かを判別することにより、前
記エンジン(E)に対する負荷状態が過負荷状態にある
か否かを判断する。
前記回転数ダウン値が設定回転数(200rpn1)未
満である場合には、過負荷状態にないと判断して、前述
の如く、車速か遅いほど前記トウミ風量が開側となり且
つ前記チャフ開度が閉側となるように、前記車速センサ
(S1)の検出情報に基づいて、車速に応じて前記トウ
ミ風量を開側に補正するためのトウミ補正値及び前記チ
ャフ開度を閉側に補正するためのチャフ補正値の夫々を
求める(第3図(0)、(八)参照)。
但し、回転数ダウン値が設定回転数(20Orpm)以
上ある場合には、前記トウミ補正値及びチャフ補正値の
両方を零に設定して、前記選別装置(B)の選別状態を
最大処理量に対応する最高車速の時の設定選別状態に制
御することにより、脱穀装置(2)における処理物の排
出が迅速に行われるようにして、過負荷状態の解消が迅
速に行えるようにしている。
つまり、前記エンジン回転数センサ(S、)の検出情報
に基づいて、前記エンジン(E)の回転数ダウン値が設
定回転数以上あるか否かを判別する処理が、前記エンジ
ン(E)の負荷状態を検出する負荷状態検出手段(−1
01)に対応することになる。
前記トウミ補正値及びチャフ補正値の夫々を求めた後は
、前記株元センサ(So)のON時間が作業開始から脱
穀処理が安定するに要する時間に対応して設定された第
1設定時間(1+・5秒)以上あるか否かを判別し、第
1設定時間未満である場合には、前記トウミ風量の目標
値を処理量が小の状態に対応する第1設定値(T1)に
設定し、第1設定時間以上である場合には、前記トゥミ
風量調節用ポテンショメータ(s3)にて設定された調
節値から前記トウミ補正値を減算した値を、前記トウミ
目標値として設定する。
同様にして、前記株元センサ(so)のON時間が第2
設定時間(j+ +・5秒)未満である場合には、前記
チャフ開度の制御目標値となるチャフ目標値を、処理量
が小の状態に対応する第2設定値(CI)に設定し、第
2設定時間以上である場合には、前記チャフ開度調節用
ポテンショメータ(S2)による調節値から前記チャフ
補正値を減算した値に設定して、選別状態の制御ループ
が一巡することになる。
つまり、制御ループが一巡する毎に、前記エンジン(E
)の負荷状態、車速に対応して設定された補正値、及び
、前記株元センサ(So)のON時間の夫々に応じて設
定された目標値と現在値とが設定不感帯内となるように
、前記チャフ開度及びトウミ風量が車速に応じて自動調
節されることになる。
前記バックスイッチ(S6)がONである場合、及び、
前記バックスイッチ(S&)がOFFで且つ前記株元セ
ンサ(SO)がOFFである場合の制御について説明す
れば、機体後退時や回向時等の非刈取作業時には、車速
に拘らず前記脱穀装置(2)の処理量が少なくなるので
、その少ない処理量に対応する選別状態となるように、
前記チャフ開度及びトウミ風量夫々の目標値を、前記株
元センサ(So)がOFFしてから設定時間経過するま
では、現在の調節状態に維持すると共に、0FFj、て
から設定時間経過後は、予め設定された処理量が小の状
態に対応する設定選別状態としての設定値に維持するよ
うにしである。
すなわち、前記株元センサ(So)がOFFしてからの
経過時間が第3設定時間(tZ=S秒)未満である場合
には、前記゛トウミ風量の制御を停止させて現選別状態
を維持し、前記第3設定時間以上である場合には、前記
トウミ目標値を処理量が小の状態に対応して予め設定さ
れた第3設定値(T2)に設定するようにしである。
同様にして、前記株元センサ(So)がoFPしてから
の経過時間が第4設定時間(t+z)未満である場合に
は、前記チャフ開度の制御を停止させて現選別状態を維
持し、前記第4設定時間以上である場合には、前記チャ
フ目標値を処理量が小の状態に対応して予め設定された
第4目標値(CZ)に設定するようにしである。
尚、機体が後退状態で且つ前記株元センサ(So)がO
N状態にある場合には、前記株元センサ(So)がOF
Fしてからの経過時間が設定時間未満である場合と同じ
状態となることから、後退に切り換える直前の選別状態
に維持されることになる。
説明を加えれば、畦際等において刈取作業を行う場合に
は、圃場の殻稈列に対して前後進を繰り返しなから刈取
作業を行うことになるが、機体後退時には殻稈の刈取作
業が行われないにも拘らず、前進時において刈り取られ
た殻稈が前記脱穀装置(2)への搬送経路中にあって、
前記株元センサ(So)が0FFLない状態となる場合
があり、処理量が少なくなっているにも拘らず、車速に
応じた選別状態に制御されて、その少ない処理量に対応
した適正な選別状態に維持できなくなる虞れがある。
そして、前進から後退への切り換えは、減速停止した後
に前進から後退へ切り換えるように操作されることから
、後退状態に切り換える時あは遅い車速に対応した選別
状態つまり処理量が小の状態に対応する選別状態になっ
ているので、選別状態の制御を停止させて現在の選別状
態に維持すれば、自動的に少ない処理量に対応した選別
状態に維持できることになる。
又、通常の前進時であっても、刈取作業が終了して前記
株元センサ(So)がOFFした後も、しばらくは前記
脱穀装置(2)には処理物が滞留する状態となることか
ら、処理物が減少するまでは、現在の選別状態を維持さ
せるのである。
もって、前記株元センサ(So)がON状態にある時に
、前記チャフ開度調節用ポテンショメータ(S8)及び
トウミ風量調節用ポテンショメータ(S9)の夫々によ
って設定される最高車速の時の選別状態としての調節値
を、車速に応じて補正し、そして、その補正された目標
値と現在値との偏差が設定不感帯内となるように、前記
チャフ開度及びトウミ虫量を自動調節すると共に、前記
エンジン(E)の回転数ダウン値が設定回転数以上とな
る過負荷状態にある場合には、最高車速の時の選別状態
に維持させる処理が、選別状態制御手段(100)に対
応することになる。
〔別実絶倒〕
上記実施例では、エンジン(E)が過負荷状態にある時
に維持させる処理量が大なる状態に対応する設定選別状
態として、最高車速の時の選別状態の目標値として設定
された選別状態を用いた場合を例示したが、例えば、前
記チャフシーブ(21)の間隔(S)を全開した状態や
前記トウミ(14)の回転数が最大となる状態に設定し
てもよく、処゛理量が大なる状態に対応する設定選別状
態の具体的な状態は、各種変更できる。
又、上記実施例では、車速センサ(S、)を、走行用変
速装置(9)の変速出力回転数に基づいて車速を検出す
るように構成し、°又、バックスイッチ(S6)にて変
速装置(9)の操作状態が後退状態にあるか否かを検出
させるようにした場合を例示したが、変速装置の操作状
態に基づいて間接的に車速や後退状態にあるか否かを検
出させるようにしてもよく、車速検出手段や後退検出手
段の具体構成は各種変更できる。
又、上記実施例では、選別装置(B)の選別状態を、ト
ウミ(14)による選別風量とチャフシーブ(21)の
開度との両方を制御して調節させるようにした場合を例
示したが、何れか一方のみを制御するようにしてもよい
又、上記実施例では、割りプーリ式の変速装置(42)
を用いて前記トウミ(14)の回転数を変速して選別風
量を調節するように構成した場合を例示したが、例えば
、前記トウミ、(14)を電動モータ等の変速自在な装
置で駆動するようにしてもよ(、選別風量を調節するた
めの具体構成、並びに、前記チャフシーブ(21)の開
度を調節するための具体構成等、選別装置(B)の選別
状態を調節するための具体構成は、各種変更できる。
又、上記実施例では、選別装置(B)の選別状態を、車
速に応じて自動調節させるに、ポテンショメータ(so
) 、 (S9)にて最高車速の時の制御目標値を制御
条件として調節すると共に、その最高車速における制御
目標値が車速か遅くなるほど小さい値となるように、車
速に応じて補正させるようにした場合を例示したが、例
えば、予め処理量に応じて設定された車速と選別状態と
の組み合わせ関係の複数組みを制御条件のパラメータと
して記憶させておき、その複数組みの選別状態をスイッ
チ等によって選択するようにしてもよく、同一車速での
目標選別状態を変更調節する手段並びに選別状態制御手
段(100)の具体構成は、各種変更できる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に躍定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係るコンバインの選別制御装置の実施例
を示し、第1図は制御構成のブロック図、第2図は制御
作動のフローチャート、第3図(イ)は車速と選別状態
の関係を示す説明図、同図(■)は選別風量の補正値と
車速の関係を示す説明図、同図(ハ)はチャフ開度の補
正値と車速の関係を示す説明図、第4図はコンバインの
概略側面図、第5図は伝動系統図、第6図は脱穀装置の
切り大側面図、第7図はチャフシーブの構成を示す切り
大側面図、第8図はその要部拡大側面図、第9図は帯板
状部材の取り付は構造を示す展開平面図、第10図はト
ウミの変速構造を示す要部側面図、第11図はトウミの
入力プーリ部の切り大正面図、第12図はカム形成部材
の展開平面図である。 (1)・・・・・・走行装置、(2)・・・・・・脱穀
装置、(A)・・・・・・扱室、(B)・・・・・・選
別装置、(E)・・・・・・エンジン、(V)・・・・
・・機体、(S、)・・・・・・車速検出手段、(10
0)・・・・・・選別状態制御手段、(101)・・・
・・・負荷状態検出手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 走行装置(1)及び脱穀装置(2)の夫々が一つのエン
    ジン(E)にて駆動されるように構成され、前記脱穀装
    置(2)における扱室(A)からの漏下処理物を選別処
    理する選別装置(B)が、処理量に応じた選別状態に調
    節自在に設けられ、機体(V)の走行速度を検出する車
    速検出手段(S_1)と、その車速検出手段(S_1)
    の検出情報に基づいて、車速が小なるほど処理量が小な
    る状態に対応した選別状態となるように、前記選別装置
    (B)を制御する選別状態制御手段(100)とが設け
    られたコンバインの選別制御装置であって、前記エンジ
    ン(E)の負荷状態を検出する負荷状態検出手段(10
    1)が設けられ、前記選別状態制御手段(100)は、
    前記負荷状態検出手段(101)が設定負荷状態よりも
    大なる負荷状態にあることを検出した場合には、前記選
    別装置(B)の選別状態を処理量が大なる状態に対応す
    る設定選別状態に維持するように構成されているコンバ
    インの選別制御装置。
JP28511087A 1987-11-10 1987-11-10 コンバインの選別制御装置 Granted JPH01128720A (ja)

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JPH0585131B2 JPH0585131B2 (ja) 1993-12-06

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0358711A (ja) * 1989-07-27 1991-03-13 Kubota Corp コンバインの選別制御装置
JPH03297320A (ja) * 1990-04-13 1991-12-27 Kubota Corp 脱穀装置の揺動選別装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0358711A (ja) * 1989-07-27 1991-03-13 Kubota Corp コンバインの選別制御装置
JPH03297320A (ja) * 1990-04-13 1991-12-27 Kubota Corp 脱穀装置の揺動選別装置

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