JPH0440440Y2 - - Google Patents

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JPH0440440Y2
JPH0440440Y2 JP1985040347U JP4034785U JPH0440440Y2 JP H0440440 Y2 JPH0440440 Y2 JP H0440440Y2 JP 1985040347 U JP1985040347 U JP 1985040347U JP 4034785 U JP4034785 U JP 4034785U JP H0440440 Y2 JPH0440440 Y2 JP H0440440Y2
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【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の分野 この考案は、たとえばコンバインの脱穀装置に
装備して、脱穀物を選別するような選別装置に関
する。
(ロ) 考案の背景 従来、この種の選別装置としては、たとえば、
実開昭56−26537号公報に開示されたごとく、横
桟の傾斜量を可変することで脱穀物の通過量を調
節する可変形のチヤフシーブを設けた選別装置が
知られているが、未処理物の充分な選別ができな
い問題点を有していた。
そこで扱胴の後方に、該扱胴と直交する処理胴
を設けた場合、この処理胴の下部にも前述の可変
形チヤフシーブを設けると、未処理物の選別を向
上させることができる。
しかし、前後二つの可変チヤフシーブを同一的
に可変調節すると、脱穀物の流れに時間差がある
ことで、たとえば、前部チヤフシーブ上の脱穀物
が、少量から多量に変化したことに基づいて、前
後のチヤフシーブを同時に通過量を多い方向に調
節すると、前述の時間差によつて、後部のチヤフ
シーブ上の脱穀物は少量であるにもかかわらず、
通過量が多くなるために、二番還元量が多くな
り、二番還元スロワを詰まらせることがある。
また同様に、前部チヤフシーブが多量から少量
に変化したとき、前後のチヤフシーブを少ない通
過量に調節すると、後部のチヤフシーブは多量の
脱穀物の処理中であるため、通過量を少ない方向
に調節されることで、三番ロスが多くなる問題点
を有する。
(ハ) 考案の目的 この考案は、2番還元量を検出基準として相反
する方向に前後の可変チヤフシーブを調節するこ
とで、適性な選別が可能な選別装置の提供を目的
とする。
(ニ) 考案の要約 この考案は、2番還元量を検出する手段を設け
ると共に、前記第1可変チヤフシーブは、2番還
元量が増加するに伴い傾斜量をより大きく、2番
還元量が減少するに伴い傾斜量をより小さくなる
よう制御し、前記第2可変チヤフシーブは、前記
第1可変チヤフシーブ調節から所定時間後に傾斜
量を第1可変チヤフシーブの調節方向と逆になる
よう調節するチヤフシーブ調節制御装置を設けた
選別装置であることを特徴とする。
(ホ) 考案の効果 この考案によれば、二番還元量が多くなると、
前部の第1可変チヤフシーブは通過量を多く、後
部の第2可変チヤフシーブは所定時間後に通過量
を少なく、また二番還元量が少なくなれば、上述
とは反するように調節することで、適性な選別状
態が得られ、たとえば二番還元量の過多による砕
米、脱穀、二番還元スロワを詰めることや、また
三番ロスの増加が防止できる。
さらに時間差をもつて、後部の第2可変チヤフ
シーブを調節するので、調節前の選別処理が済ん
でから調節されることになり、調節切換え時の不
良選別を防止して、籾や排塵等の脱穀物の流れを
円滑にし、処理胴内の脱穀物の滞積を防止するこ
とができる。
(ヘ) 考案の実施例 この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。
図面はコンバインに装備される選別装置を示
し、第1図において、脱穀装置1は扱室2に扱胴
3を架設し、扱口にはフイードチエン4を張設
し、扱室2の下部にはクリンプ網5を張架してい
る。
上述の扱室2およびその後方の範囲の下部には
揺動式の選別装置6が設けられ、この選別装置6
は揺動リンク7等のリンク機構を介して前後方向
に揺動される。
上述の選別装置6は、クリンプ網5の前部下部
に位置するフイードバン8、クリンプ網5の後部
下部と排塵口9の下部に位置する第1可変チヤフ
シーブ10、この第1可変チヤフシーブ10の下
方に位置する固定横桟11、第1可変チヤフシー
ブ10の後方に位置し、選別風の向きを所定され
た方向に向ける風向板12、この風向板12の後
方に位置するストローラツク13、後述する処理
胴14の下部に位置する第2可変チヤフシーブ1
5を備えている。
上述の第1、第2の可変チヤフシーブ10,1
5は、第2図にも示すように、それぞれの横桟1
6の傾斜量が大・小に可変すべく設けられ、傾斜
量が大きい時は脱穀物の通過量が多くなる。
前述の第1可変チヤフシーブ10の前部下部に
は唐箕17が設けられ、この後方には一番選別樋
18が設けられ、この樋18には穀粒を取出す一
番スクリユーコンベア19が内設されている。
さらに一番選別樋18の後部には二番選別樋2
0が設けられ、この樋20には二番還元物を取出
す二番スクリユーコンベア21が内設され、取出
された二番還元物は二番還元スロワ22によつて
扱室2に還元される。
前述の処理胴15は扱室2の後方位置であつ
て、選別装置6の後端上部に設けられた処理室2
3に、前述の扱胴3と直交させるように軸架さ
れ、下部にはコンケーブ24が張架されている。
上述の処理室23の前部一側には吸排塵装置2
5の吸排塵室26が形成され、円部には排塵フア
ン27が架設され、その一側には処理室23と連
通する吸入口28が形成され、ダクトを介して排
塵を機外に排出する排出口29を機体後方に形成
している。
前述の前方には四番樋30が設けられ排藁チエ
ーン31で搬送される排藁で排出される排塵を選
別装置6の中間位置上部に案内する。
前述の扱室2の穀稈挿入口側には穀稈の挿入を
検知する穀稈センサ32が設けられ、また二番還
元スロワ22には二番還元量を検知する二番還元
センサ33が設けられ、さらに扱胴3には回転負
荷状態を検知する扱胴センサ34が設けられてい
る。
第3図は脱穀装置1を制御する制御回路を示
し、CPU40はROM41に格納されたプログラ
ムに沿つて各回路装置を制御し、RAM42は入
力された各種のデータの記憶および読出しを行な
う。
エンジンセンサ43はエンジンの回転数に対応
する信号をCPU40に出力し、主変速センサ4
4は主変速レバーのシフト位置に対応する信号が
CPU40に出力され、これらの信号に基づいて、
CPU40は車速を判定する。
刈取センサ45は刈取り装置のクラツチがON
(係合状態)になつたときに信号をCPU40に入
力し、脱穀センサ46は脱穀装置1のクラツチが
ONになつたときに信号をCPU40に入力する。
自動スイツチ47は扱胴センサ34からの扱胴
負荷に基づく車速制御を実行させるためのスイツ
チであつて、主変速装置48によつて変速段を可
変して適性な車速に制御する。
第1第2の可変チヤフシーブ調節装置49,5
0はそれぞれの可変チヤフシーブ10,15の傾
斜量を可変して、脱穀物の通過量を調節する。
このように構成した脱穀装置1の処理動作を第
4図のフローチヤートを参照して説明する。
コンバインを走行させて刈取り、脱穀処理を行
なう場合、まず自動スイツチ47をON操作し、
ついで脱穀クラツチをONして脱穀装置1を駆動
し、さらに刈取りクラツチをONして刈取り装置
を駆動する。
第1ステツプ51で、自動スイツチ47のON
が判定され、第2ステツプ52で、脱穀センサ4
6の出力に基づいて脱穀装置1の駆動が判定され
ると、第3ステツプ53で、自動制御を示す自動
ランプが点灯制御され、第4ステツプ54で、第
1可変チヤフシーブ調節装置49が制御されて、
第1可変チヤフシーブ10の横桟16の傾斜量が
小さい側に可変される。
第5ステツプ55で、一定時間後、すなわち、
第1可変チヤフシーブ10から脱穀物が第2可変
チヤフシーブ15に移るに要す2分間の経過後、
第6ステツプ56で、第2可変チヤフシーブ調節
装置50が制御されて、第2可変チヤフシーブ1
5の横桟16の傾斜量が大きい側に可変されて脱
穀初期の脱穀物の少ない時に対応される。
第7ステツプ57で、刈取りセンサ45の出力
に基づいて、刈取り装置の駆動が判定されると、
第8ステツプ58で、穀稈センサ32の出力に基
づいて、扱室2の穀稈挿入口に穀稈が到来したか
を判定し、この穀稈到来が判定されないときは第
1ステツプ51にリターンされるが、穀稈到来が
判定されると、第9ステツプ59で、自動ランプ
が点滅から連続点灯に切換えられると共に、主変
速センサ44による変速位置の信号と、エンジン
センサ43によるエンジン回転数とによつて車速
を演算し、さらに扱胴センサ34の扱胴3の回転
負荷に基づいて、第1、第2の可変チヤフシーブ
10,15をそれぞれ、予め設定された標準の傾
斜角にするべく、第1、第2の可変チヤフシーブ
調節装置49,50を駆動制御して、自動脱穀制
御が実行される。
前述の第7ステツプ57で、刈取り装置の駆動
が判定されない場合は、第10ステツプ60で、穀
稈センサ32が穀稈到来を検知したかを判定し、
穀稈到来が判定されない場合は、第1ステツプ5
1にリターンされるが、穀稈到来が判定される
と、その状態は刈取りが停止状態でありながら穀
稈が脱穀装置1に供給されている状態であること
を意味し、その後は時間の経過と共に、穀稈がな
くなることを意味付けているので、第9ステツプ
59の第1、第2の可変チヤフシーブ10,15
の傾斜角の標準調節処理がスキツプされる。
第11ステツプ61で、二番還元センサ33の出
力状態が判定され、このセンサ33の出力がOV
である場合は、二番還元スロワ22に2番還元物
が詰つていることを意味するので、第12ステツプ
62で、たとえば、ブザーや警報ランプなどの警
報装置を駆動して、二番還元スロワ22の詰りを
警報する。
この場合、コンバインを停止して、詰りを解除
するなど、適切な処理を行なう。
第13ステツプ63で、二番還元センサ33の
出力が高い場合、二番還元物の還元が、第1、第
2の可変チヤフシーブ10,15の標準制御では
多いことを意味しているので、第14ステツプ64
で、第1可変チヤフシーブ調節装置49を駆動し
て、第1可変チヤフシーブ10の傾斜量を大に調
節して、脱穀物の通過量を多くし、第2可変チヤ
フシーブ15の負荷を軽減する。
第15、第16ステツプ65,66で、第1可変チ
ヤフシーブ10から脱穀物が第2可変チヤフシー
ブ15に移るに要する時間の経過後、第2可変チ
ヤフシーブ調節装置50を駆動して、第2可変チ
ヤフシーブ15の傾斜量を小に調節して、脱穀物
の通過量を少なくする。
この処理によつて、三番ロスを押えた状態で二
番還元量を少なくすることができ、藁などの脱穀
物の流れをスムースに行なわせることができる。
第17ステツプ67で、二番還元センサ33の出
力が低い場合、二番還元物の還元が、第1、第2
の可変チヤフシーブ10,15の標準制御では少
ないことを意味するので、第18ステツプ68で、
第1可変チヤフシーブ10の傾斜量を小に調節し
て、脱穀物の通過量を少なくし、第2可変チヤフ
シーブ15への移送量を多くする。
第19、第20ステツプ69,70で、第1可変チ
ヤフシーブ15に移るに要する時間の経過後、第
2可変チヤフシーブ15の傾斜量を大に調節し
て、脱穀物の通過量を多くする。
この処理によつて、第1可変チヤフシーブ10
上での脱穀物の停滞をなくし、2番還元量を増加
させて、脱穀物の流れをスムースにし、適性な脱
穀処理を行う。
なお、第17ステツプ67で出力が低くないと判
定された場合、および第20ステツプ70の処理が
終了すると第1ステツプ51にリターンされる。
この考案と上述の実施例の構成の対応におい
て、この考案のチヤフシーブ調節制御装置は、上
述実施例の第1、第2可変チヤフシーブ調節装置
49,50がCPU40によつて駆動制御される
第14〜第20ステツプ64〜70の処理に対応して
いるが、この考案は実施例のみに限定されるもの
ではない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は選
別装置の断面図、第2図は可変チヤフシーブの部
分断面図、第3図は制御回路ブロツク図、第4図
はフローチヤートである。 3……扱胴、10……第1可変チヤフシーブ、
14……処理胴、15……第2可変チヤフシー
ブ、16……横桟、22……二番還元スロワ、3
3……二番還元センサ、40……CPU、49…
…第1可変チヤフシーブ調節装置、50……第2
可変チヤフシーブ調節装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 扱胴の後方に、該扱胴と直交する処理胴を備
    え、これら扱胴および処理胴の下部のそれぞれ
    に、横桟の傾斜量を可変することで脱穀物の通過
    量を調節する第1可変チヤフシーブおよび第2可
    変チヤフシーブを設けた選別装置であつて、2番
    還元量を検出する手段を設けると共に、前記第1
    可変チヤフシーブは、2番還元量が増加するに伴
    い傾斜量をより大きく、2番還元量が減少するに
    伴い傾斜量をより小さくなるよう制御し、前記第
    2可変チヤフシーブは、前記第1可変チヤフシー
    ブ調節から所定時間後に傾斜量を第1可変チヤフ
    シーブの調節方向と逆になるよう制御するチヤフ
    シーブ調節制御装置を設けた選別装置。
JP1985040347U 1985-03-19 1985-03-19 Expired JPH0440440Y2 (ja)

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JP1985040347U JPH0440440Y2 (ja) 1985-03-19 1985-03-19

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JPS61154744U JPS61154744U (ja) 1986-09-25
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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5913789Y2 (ja) * 1978-09-19 1984-04-23 ヤンマー農機株式会社 揺動選別装置
JPS59178040U (ja) * 1983-05-17 1984-11-28 ヤンマー農機株式会社 脱穀装置
JPS59141742U (ja) * 1983-09-06 1984-09-21 ヤンマー農機株式会社 脱穀装置

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JPS61154744U (ja) 1986-09-25

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