JPS63234A - コンバインにおける選別制御装置 - Google Patents

コンバインにおける選別制御装置

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JPS63234A
JPS63234A JP14567486A JP14567486A JPS63234A JP S63234 A JPS63234 A JP S63234A JP 14567486 A JP14567486 A JP 14567486A JP 14567486 A JP14567486 A JP 14567486A JP S63234 A JPS63234 A JP S63234A
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fin
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稲田 哲哉
丸岡 章
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コンバインにおける脱穀装置の穀粒選別制御
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
コンバインの脱穀装置における扱室にて脱穀された籾や
穀粒等の被処理物の選別は、扱室の下方に備えられた揺
動選別機構におけるチャフシーブのフィンにより漏下す
る途次、その前方下部に配置された唐箕ファンによる選
別風とにより穀粒と藁屑とに比重選別され、精粒として
の穀粒を一番樋に集める一方、枝梗付着粒や穂切れ粒等
の二番還元物は二番受樋に集め、その二番還元スロワ−
から二番還元筒を介して前記扱室に還元して再処理する
この場合、脱穀装置における脱穀量は、コンバインの前
進速度に略比例し、−方、脱穀装置における穀粒の選別
量は、扱胴の回転数の大小、扱室の下方に備えられた揺
動選別機構におけるチャフシーブのフィン角度の大小や
その揺動振@量の大小に応じて変動する。
このような、選別の制御を行うにあたって、本出願人は
先に実開昭60−168349号公報において、穀粒選
別処理量を検出してこの検出結果にもとづき設定された
選別処理量となるようにチャフシーブのフィン角度を自
動制御する手段と、コンバインの機体の走行速度の検出
結果に対応させて、前記自動制御手段におけるフィン角
度を変更させて設定選別処理量になるようにする手段と
を備えた構成を提案した。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、前記先行技術では、処理物が稲、麦の種別に
より選別処理量の最大値と最小値とで限定される制御範
囲を設定し、この制御範囲を、走行速度の高速、中速、
低速の種別により適宜増減するように変更設定する。他
方、チャフシーブのフィンの傾斜角度も、稲、麦の種別
に応じて最大値、最小値を予め設定すると共に走行速度
の高速、中速、低速の種別による設定値(自動調節開始
時に設定されるフィンの傾斜角度)を予めセントし、車
速度の変更後は該フィンの傾斜角度を、直ちに前記設定
値の傾斜角度に来るようにし、その後、その車速度が持
続している間は、選別処理量の適正範囲にあるように前
記フィンの傾斜角度が制御されるのである。
しかしながら、車速度が変更された直後は、刈取前処理
部から脱穀装置まで前の車速度により刈取られた殻稈の
影響が残っているので、フィンの傾斜角度を、変速した
状態における制御範囲へ直ちに変更すると、却って選別
不良が生じるし、また、変速後に変更するフィンの傾斜
角度の前記設定値は、自動調節開始時に設定されるフィ
ンの傾斜角度であって、処理量が極端に不安定な状態の
ものを想定しているから、変速後の最適選別状態となる
ように素早く追従できないと云う問題もあった。
本発明は、上記問題点を解決し、最適且つ追従性の良い
選別制御を確保できるようにするものである。
〔問題点を解決するだめの手段〕
そのため、本発明では、脱穀装置を搭載したコンバイン
の車速度を検出する手段と、前記脱穀装置における穀粒
選別処理量を検出する手段と、前記車速度検出値と選別
処理量の検出値とにより穀粒選別処理量を自動制御する
手段とから成り、前記車速度を変速して一定時間経過す
るまでは当該変速後の車速度に応じて前記穀粒選別処理
量自動制御手段を制御し、前記一定時間経過後は、前記
穀粒選別処理量自動制御手段を、該変速後における前記
選別処理量の検出値に応じて制御する構成としたもので
ある。
〔発明の作用及び効果〕
本発明における穀粒の選別処理量の自動制御する手段は
、揺動選別機構のチャフシーブのフィン角度の変更手段
の他、揺動選別機構の振幅の増減手段や唐箕ファンの回
転数の増減手段、二番還元スロワ−の回転数増減による
二番還元量の増減等があり、これらの手段の一つの自動
制御又は複数の手段の同時自動制御がある。
そして、脱穀装置の穀粒選別処理量の検出結果から当該
穀粒選別処理量が最適値になるように前記穀粒選別処理
量の増減を図る自動制御を行うにあたり、車速度が変更
されると、直ちに前記選別自動制御手段を変速後の制御
範囲に変更するのではなく、−定時間(車速度変更直前
に刈取った殻稈が脱穀されて、その穀粒が揺動選別機構
に漏下するまでの時間)だけは、変更前の実際の穀粒の
選別処理量の検出結果に応じて選別制御するので、車速
度の変更直後、その変更前に刈取られた殻稈の部分は、
車速度検出値の適正な制御条件で選別制御し、車速度変
更後に刈取られた殻稈は車速度変更後の制御条件にて制
御するというように、車速度の変更直後における選別不
良を生ぜしめずに、選別制御を車速度の変動による殻稈
の取込み量の変化に素早く追従できる効果を奏する。
〔実施例〕
次に本発明を実施例について説明すると、図示したコン
バイン1は、走行うローラ2を備えた機体3の前方に刈
取前処理部4を上下動自在に設け、該刈取前処理部4に
より刈取られた殻稈は殻稈搬送装置を介して機体3に搭
載した脱穀装置5のフィートチエン6に送られ、脱穀装
置5により脱穀選別されたのち、揚穀筒7を介して袋詰
めされる。
機体1の前部側方の操作部8には、機体の車速度を変更
する主変速レバー9と、副変速レバーlOと刈取り作業
時に刈取前処理部4に動力伝達するための刈取りクラッ
チ11のON・OFFを検出するセンサーS1があり、
また脱穀装置5の前方には刈取り殻稈が搬送されるのを
検出する殻稈センサーS2が配置されている。
主変速レバー9は手動にてシフトできると共に、そのシ
フト位置に対応してミッションを介して車速度を増減速
できる。
第2図は脱穀装置5の概略断面図で、脱穀装置5の扱室
12には扱胴13をその回転軸14が機体の前後方向と
なるように配置してあり、回転軸14等にはその回転数
を検出する扱胴回転センサー33を設けである。
扱室1の下部の処理室内には、排塵口を除いてクリンプ
網15が張設されている。
符号16は前記扱胴I3の下方の前後方向に沿って配設
された揺動選別機構を示し、該揺動選別機構16は、そ
の前部間に設けたフィードパン17、後部間に設けた節
線18、その間に設けたチャフシーブ19とから成り、
揺動選別機構16は図示しない駆動手段により前記扱胴
13の軸線と同方向に前後揺動する構成である。
前記チャフシーブ19におけるフィン20は、前記揺動
方向と略直角に長手の細幅板製で、適宜間隔にて多数枚
並設した各フィン20の左右両側端の下部を連杆21に
回動自在に連結し、上部を図示しない機枠に枢着し、連
杆21を前後移動させるアーム22に連結した押し引き
ワイヤケーブル23を、フィン角度変更機構24に連動
させる。
該フィン角度変更機構24は、操作レバー25により手
動にて操作可能であると共に、駆動モータM1にても強
制的に駆動でき、前記フィン20の傾斜角度を調節自在
に構成している。さらに、フィン角度変更機構24には
、フィン20の水平に対する傾斜角度(i)を検出でき
る手段であるポテンショメータ26を設ける。
揺動選別機構5の下部に設けた唐箕ファン27からの選
別風は前記チャフシーブ19箇所を上向き斜め後方に通
過する。
前記チャフシーブ19の後部には、先端が排塵ファン2
8の方向に延びる節線18を備える。
前記唐箕ファン27の後方には一番スクリユーコンベア
付き一番受jifi29が、その後方には二番還元スク
リューコンベア付き二番受樋30が各々配設され、前記
−番受樋29から揚穀筒7を経て袋に放出される。
前記二番受樋30のスクリューコンベアの軸端に二番還
元スロワ−を設けると共に、二番回転センサーS4を設
け、さらに前記二番受樋30から扱室12内に二番還元
被処理物を還元するするための二番還元筒31を設ける
前記二番還元筒31には、発信器と受信器とから成る超
音波センサー等の二番還元センサー32を設けてあり、
その発信器からの超音波の発射波を二番還元筒31内の
二番還元被処理物にて反射させ、被処理物の流量が多(
なるにつれて前記発射波の反射量が比例して多くなるこ
とを利用して、当該二番還元筒3I内の二番還元被処理
物の単位時間当たりの流量を検出するものである。
第2図及び第4図に示すのはマイクロコンピュータを使
用した制御装置33の回路図で、該制御装置は入出力イ
ンターフェース34.RAM36゜ROM 37 、中
央制御部38より構成されている。
そして、入出力インターフェース34の入力部には、キ
ースイッチ35及び主クラッチ45に連動しこれを踏む
とONとなるセーフティスイッチ39、フィン角度等の
穀粒選別制御のときONとなる選別スイッチ40.処理
物が稲であるか麦であるかにより選択処理能を変更する
穀物切換えスイッチ41.脱穀部へのクラッチが係合状
態のときONとなる脱穀スイッチ42.刈取前処理部4
における刈取りラッチ11が係合状態のときONと成る
刈取スイッチ43.殻稈が脱穀装置5に向かって搬送さ
れると殻稈センサーS2が感知してONとなる搬送スイ
ッチ44.主変速レバー9または副変速レバー1工の切
換えにより車速度が変速するミッションの歯車に近接さ
せてその回転数を検出するなどにより車速度を検出する
パルス入力電磁ピンクアップ式の車速度センサー46.
二番還元量の大小に応じてパルス入力する二番還元量検
出の二番還元センサー32.二番受樋30のスクリュー
コンベアの回転数を電磁ピックアップによりパルス入力
する二番回転センサーS4.フィン角度変更機構24に
おける操作レバー25の回動や駆動モータM1の回動に
よるフィン20の傾斜角度を検出するポテンショメータ
26の入力が各々接続されている。
また、入出力インターフェース34の出力部には、前記
フィン角度変更機構24における駆動モータM1を正逆
回転駆動させる電磁ソレノイド50.51を接続すると
共に、制御装置33のRAM36.ROM37の作動を
チエツクして正常であれば点灯するマイコンチエツクL
ED54.G記二番還元量の検出値がないときや操作レ
バー25の位置を示すポテンショメータ26からの出力
がないとき点灯する選別チエツクLED56.前記選別
スイッチ40と脱穀スイッチ42とが共にONのとき点
灯する選別ランプ57.二番還元センサー32の出力が
ないときや二番還元量が過多並びに過小の状態が一定時
間継続するとき点灯する二番還元警報ランプ58(この
とき選別ランプ57も点滅する)、前記脱穀スイッチ4
2と刈取スイッチ43と殻稈センサーS2の各々がON
でセーフティスイッチ39がOFF状態にあるとき車速
度が停止状態になると鳴動する警報ブザ−59を各々接
続している。
この構成により、コンバインにおいては、適宜速度で前
進することにより、刈取られた殻稈はフィートチエン6
に挟持されて扱室12内にて扱胴13にて脱穀され、そ
の被処理物はクリンプ網15から漏下し、揺動選別機構
16におけるチャフシーブ19に載り、揺動選別される
一方、唐箕ファン27からの風にて風選別され、精粒は
一番受樋29に落下する。
藁屑混じりの穀粒等は瞳側1B上に送られてさらに揺動
選別を受け、軽い藁屑や塵は排塵ファン28から機外に
排出される一方、枝梗付き穀粒等の比重の大きいものは
二番受樋30に落下し、スクリューコンベアを介して二
番還元スロワ−に送られ、二番還元筒31を介して再度
扱室12内に放出されて脱穀作用を受ける。
このとき、二番還元筒31内の被処理物の流量が大きい
と、扱室12内での被処理物の全体量が多くなり、扱胴
13に過負荷が掛かることになり、脱穀作用が不完全と
なったり、その下方の揺動選別機構16における選別作
用も不完全となる。
従って、前記二番還元?@31内の被処理物の単位時間
当たりの流量を二番還元センサー32にてヨり量検出し
た結果を、選別処理制御に用い、また扱胴の回転数の大
小を扱胴回転センサーS3にて検出して車速度を増減す
ることにより脱穀処理制御を行うのである。
即ち、二番還元筒31内の被処理物の流量が大きくなれ
ば、揺動選別機構16におけるフィン20を立てて一番
受樋側への穀粒落下量を増大させて、二番受樋30への
落下量を減少させたりし、反対に被処理物の流量が少な
い時には、揺動選別機構16の賑勤数や振動振幅を大き
くして揺動選別作用を増大せしめる。
なお、本実施例では、前記制御装置33により、車速度
の決定は手動にて行い、揺動選別機構16におけるフィ
ン20の傾斜角度を起伏させる等の選別制御を自動制御
するものである。
次に揺動選別機構16におけるフィン20の傾斜角度を
制御する場合の選別制御の作動に就いて述べる。
以下操作レバー25の位置をして示し、その異なる位置
は添字にて示し、その場合稲と麦で異なる値を取る。
■始動時: 脱穀スイッチ422選別スイッチ40となれば、フィン
変更は構24における操作レバー25の駆動モータM1
を連続駆動させ、その操作レバー25の停止位置を稲、
麦の種別による穀物切換えスイッチ41に対応したLl
とする。
ただし、脱穀スイッチ42のON後に選別スイッチ40
がONとなった時には刈取りスイッチ43及び殻稈セン
サーS2のON且つセーフティスイッチ39のOFF時
でしかも殻稈センサーS2のONからT1秒経過後に限
り操作レバー25の停止位置が車速度及び稲、麦の種別
による穀物切換えスイッチ41に対応した制御開始時設
定位置し2に来る。
セーフティスイッチ39のOFF時でしかも選別スイッ
チ40と脱穀スイッチ42と刈取スイッチ43と殻稈セ
ンサーS2とが総てONの状態になってからT1秒後に
操作レバー25を(駆動モータM1により)L3位置に
連続移動させ、この位置で12秒保持した後、選別制御
体制に入る。
この場合のL3の初期値は前記L2とする。
但し、脱穀スイッチ42と刈取スイッチ43と殻稈セン
サーS2とがONになってからT1秒経過後に選別スイ
ッチ40がONとなれば、即刻操作レバー25を(駆動
モータM1により)L2位置に連続移動させ、この位置
で12秒保持した後選別制御状態に入る。
■選別制御状態: 選別制御状態では、二番還元センサー32からの入力に
基づき操作レバー25の駆動モータM1を間欠駆動する
。従って操作レバー25は、間隔ΔLごと増加又は減少
する方向に移動することになる。このΔLは後述のフィ
ン20の傾斜角度(i)の移動角度Δiに対応する。
この選別制御状態において、操作レバー25位置に相当
するポテンショメータ26の電位を一定時間経過後ごと
に比較し、その差が適宜定められた電位差以上になった
とき、その−定時間76秒経過前にその電位変動に一致
するような駆動モータM1の出力の有無を判断し、もし
無ければ手動操作と判断し、手動操作との判断では、操
作レバー25停止後−定時間T7秒は選別制御動作は作
動しない。
また、選別制御状態において、手動操作にて操作レバー
25が制御範囲外まで動かされたときには、前記の手動
との判断と共に自動制御範囲の上限または下限内に入る
ようになるまで操作レバー25の位置を戻すように、駆
動モータM1を連続駆動する。
前記選別制御において、操作レバー25の位置が制御範
囲の上限値で二番還元センサー32からの入力が一定値
以上となり、それがT9秒継続すると、二番還元警報ラ
ンプ58を点灯し、且つ選別ランプ57を点滅させる。
この解除は、二番還元センサー32の入力値が一定値以
下、車速度を減速したとき、操作レバー25を手動にて
操作しフィン20の傾斜角度を立てたとき等に行う。
なお、この操作レバー25の手動操作によっても、前記
二番還元センサーからの入力が一定値以上で一定時間以
上継続すると再度二番還元警報ランプ58は点灯する。
また、セーフティスイッチ39のOFF、脱穀スイッチ
42と、刈取スイッチ43と、殻稈センサーS2の全部
がONになり且つ刈取スイッチ43または殻稈センサー
S2がONになったその遅い方がONになってから一定
時間経過後に二番還元センサーS2からの入力が一定値
以下で一定時間継続すると、二番還元警報ランプ58が
点灯するのである。
■車速度の変更とフィン角度変更機構24との関係: 前記選別制御状態において、車速度が手動にて変更され
ると、その車速度変更から所定時間Tα秒(殻稈が刈取
られたときから、その殻稈の脱穀された穀粒が揺動選別
機構5に到達するまでの時間)経過後に操作レバー25
をその車速度に対応する操作レバー25の位置L2に移
動させる。そしてこの位置し2に前記12秒保持した後
、選別制御状態に入る。この場合の車速度変更は、前記
主変速レバー9及び副変速レバー10のいずれによるも
のでも良い。
この制御の一実施例をフィン20の傾斜角度(i)で′
示すと、第5図のようになる。
第5図のフローチャトでは、まず車速度が増速されたか
減速されたかの変速を前記車速度センサー46にて検出
し、変速との判断がされ、且つ一定時間(Tα)秒経過
していないときには、前記傾斜角度(i)は単速度変更
前の状態にあるので、その単速度変更前の制御条件にて
選別制御されることになる。
また、変速との判断してから一定時間(Tα)秒経過の
有無を判断したのち、増速時では傾斜角度(i)を(i
+Δi)に置き換え、減速時では傾斜角度(i)を(i
−Δi)に置き換えて、その後に前記通常の選別制御状
態に入るようにするものである。
このとき、フィン20の傾斜角度(i)の変動量は次の
ようなものである。
例えば単速度が低速状態では、フィン20の傾斜角度に
よる選別制御の範囲を、水平に対する最大値(θ1)と
最小値(θ2)の間であり、その制御の中央値(θ0)
を(θ1+θ2)/2とする。また、単速度が高速状態
では、フィン20の傾斜角度による選別制御の範囲を、
最大値(θ3)と最小値(θ4)の間であり、その制御
の中央値(θ0’)は(θ3+θ4)/2とする。ここ
でθ3〉θ1、θ4〉θ2とする。
そして、低速から高速に増速すると、傾斜角度(i)が
前記速度の変更後の制御範囲の中央値である(00′)
になるように前記Δiだけフィン20の傾斜角度を強制
的に変更させて、設定値傾斜角度(i)を(i+Δi)
に置き換えるのである。
反対に、高速から低速に変速すると、低速状態の制御範
囲の中央値(θO)に傾斜角度(+)が来るようにフィ
ン20を強制的に変更させ、設定値傾斜角度(i)を(
i−Δi)に置き換えるのである。
このように、フィン20の傾斜角度等の選別制御を、単
速度変更後の二番還元量等の選別量の大小に応じた制御
範囲内に変更するに際して、それに先立ち一定時間だけ
、即ち単速度変更直後は、変更前の単速度に応じた制御
範囲内の適宜傾斜角度にて選別制御するので、変速前の
速度で刈取られた殻稈はその速度に応じた選別制御を受
けることができ、その後は変速後の制御範囲に来るよう
に傾斜角度を強制的に変更することで、前もって二番還
元量等の選別量の変化を予想して追従したことになり、
選別制御性能における追従性が向上できるのである。
また、フンイ20の傾斜角度(1)を、速度変更後にお
ける選別制御範囲の中央値にまで強制変更すると、最大
値側への移動も最小値側への移動も路間しく短い時下で
行うことができるので制御の追従性が良くなる。
第6図は、前記第5図の実施例を発展させた変形例で、
選別制御状態において、単速度が変更された後に、−定
時間(Tα)(殻稈が刈取られたときから、その穀稈の
脱穀された穀粒が揺動選別機構5に到達するまでの時間
に相当する。以下同じ))経過前に再度速度変更がある
ときの制御を示し、最初の単速度変更(VOからviへ
)から−定時間(Tα)秒経過前に再び単速度変更(V
lからV2へ)があると、最初の単速度変更から(Tα
)秒経過後はフィン20の傾斜角度(i)を当該最初の
速度変更の後の単速度(■1)に対応した適正制御角度
(11)に変更し、その後の二番目の単速度変更(Vl
からV2へ)から適宜時間(Tα2−単速度■1から単
速度v2に変更するまでの時間)秒経過後には、当該二
番目の単速度変更(■2)に対応した適正制御角度(1
2)に変更するものである。
これにより、例えば単速度が短い時間内に次次と連続増
速するときや連続的に減速したような場合に、フィン2
0の傾斜角度の変更を最初の変速前の角度から最後の角
度に急激に変動することを防止して、単速度の変更に伴
う選別の追従性を向上させることができるのである。
第7図は、選別制御状態において、単速度が一旦変更さ
れた後に、−定時間(殻稈が刈取られたときから、その
殻稈の脱穀された穀粒が揺動選別機構5に到達するまで
の時間に相当する。以下同じ))経過前に再度速度変更
があり、しかもその変更後の単速度が最初の単速度に戻
るときの制御を示し、最初の単速度変更(VOからvl
へ)から−定時間(Tα)秒経過前に再び単速度変更(
Vlから■2へ)があると、前記第6図の制御に入るが
その変更後の単速度が元の(■0)であると、当該最初
の単速度に対応した制御条件にて選別制御が行われるよ
うにするのである。
コンバインの自動操舵制御時において旋回信号により車
速液が一旦減速した場合には、短時間で元の車速液に戻
るため、このような状況変化時における車速液変動に対
応した選別制御の追従性を、前記制御により達成するこ
とができる。
また、車速液の変更に際してのいわゆるギヤ抜けによっ
て生じる車速液の変化にも対応し、車速液の誤検出によ
る選別不良も防止することができるのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図はコンバインの斜
視図、第2図は脱穀装置の断面図、第3図はフィン角度
変更機構の要部図、第4図は制御装置の回路図、第5図
は選別制御のフローチャート図、第6図は別の実施例の
フローチャート図、第7図はさらに別の実施例のフロー
チャート図である。 5・・・・脱穀装置、9・・・・主変速レバー、10・
・・・副変速レバー、13・・・・扱胴、16・・・・
揺動選別機構、19・・・・チャフシーブ、20・・・
・フィン、24・・・・フィン角度変更機構、25・・
・・操作レバー、26・・・・ポテンショメータ、29
・・・・−番受槽、30・・・・二番受樋、Ml・・・
・駆動モータ、31・・・・二番還元筒、32・・・・
二番還元センサー、33・・・・制御装置、50.51
・・・・電磁ソレノイド、39・・・・セーフティスイ
ソ゛チ、40・・・・選別スイッチ、43・・・・刈取
スイッチ。 特 許 出 願 人  ヤンマー農機株式会社第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、脱穀装置を搭載したコンバインの車速度を検出
    する手段と、前記脱穀装置における穀粒選別処理量を検
    出する手段と、前記車速度検出値と選別処理量の検出値
    とにより穀粒選別処理量を自動制御する手段とから成り
    、前記車速度を変速して一定時間経過するまでは当該変
    速後の車速度に応じて前記穀粒選別処理量自動制御手段
    を制御し、前記一定時間経過後は、前記穀粒選別処理量
    自動制御手段を、該変速後における前記選別処理量の検
    出値に応じて制御する構成としたことを特徴とするコン
    バインにおける選別制御装置。
JP61145674A 1986-06-20 1986-06-20 コンバインにおける選別制御装置 Expired - Lifetime JP2535508B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61145674A JP2535508B2 (ja) 1986-06-20 1986-06-20 コンバインにおける選別制御装置

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JP61145674A JP2535508B2 (ja) 1986-06-20 1986-06-20 コンバインにおける選別制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
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JPS60168349U (ja) * 1984-04-17 1985-11-08 ヤンマー農機株式会社 収穫機

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