JPH0436592Y2 - - Google Patents

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JPH0436592Y2
JPH0436592Y2 JP1985055092U JP5509285U JPH0436592Y2 JP H0436592 Y2 JPH0436592 Y2 JP H0436592Y2 JP 1985055092 U JP1985055092 U JP 1985055092U JP 5509285 U JP5509285 U JP 5509285U JP H0436592 Y2 JPH0436592 Y2 JP H0436592Y2
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feeder house
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はフイーダハウスを備える汎用収穫機に
関する。
〔従来技術〕
収穫機においては、脱穀負荷が適正状態であれ
ば、扱胴等の損傷、選別精度等の低下を招来する
ことがなく、脱穀精度は著しく向上する。このた
め、従来より脱穀負荷を適正状態とする装置が各
種開発されており、例えば機体の走行速度を制御
することにより脱穀部に送給される穀稈量を制御
して脱穀負荷を一定とする装置(特開昭48−
80318号公報参照)、扱室に送給される穀稈量に基
づいてチヤフシーブのフイン角を変更し、選別精
度を向上させる装置(特公昭53−33494号公報参
照)等が開発されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
これらの制御を可能とするには脱穀部、扱室へ
送給する穀稈量を検出する必要があるが、フイー
ダハウスを備えた汎用収穫機ではこの収穫量を適
切に検出できるものが存在しなかつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は斯かる事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、収穫量を良好な精
度で検出でき、しかも構成が簡単なセンサを備え
る。フイーダハウスを備えた汎用収穫機を提供す
ることを目的とする。
本考案の汎用収穫機は、フイーダハウスは上下
方向への回動可能な底板を有し、該底板はばねに
より上方へ回動するように付勢されており、前記
フイーダハウスの回動位置を検出するセンサを備
えることを特徴とする。
〔実施例〕
以下本考案を、その実施例を示す図面に基いて
説明する。第1図は汎用収穫機の側面図、第2図
はその平面図である。図において1は脱穀部2を
搭載したクローラであり、該クローラ1にはエン
ジンの駆動力がパワーシフト変速装置を用いた主
変速装置3を介して伝達されている。主変速装置
3には変速レバを回動させる車速モータ4が装設
されており、該車速モータ4の正転駆動により主
変速装置は増速側に変速され、逆転駆動により減
速側に変速される。
脱穀部2の右側側方には運転席5が配設されて
おり、該運転席5の前部には刈取部6が油圧シリ
ンダ7による昇降自在に取付けられている。
刈取部7の前部には、デバイダ8が装設されて
おり、その後部上側に掻き込みリール9が取付け
られていて、刈刃10にて刈取られた穀稈は掻き
込みリール9にて横送りオーガ11に供給され、
その後方のフイーダハウス12のチエーンコンベ
ア13にて横送りオーガ11から扱室14に運ば
れる。
フイーダハウス12は、その後部が上方に位置
するように傾斜しており、扱室14に連なる後部
の底板15は上下方向への回動可能となつてお
り、その下面に押ばね16が取付けられていて、
該押ばね16にて後部底板15は上方へ押圧され
ている。そしてフイーダハウス12内の穀稈等の
量が増加すると、その後部底板15は下方へ回動
し、穀稈量が減少すると反対に上方へ回動する。
押ばね16にはその変位を検出する穀稈量センサ
17(第3図参照)が設けられており、押ばね1
6の変位、即ちフイーダハウス12内の穀稈量に
応じた信号を穀稈量センサ17は出力する。
扱室14には、スクリユー式の扱胴18が、そ
の軸心を前後方向として架設されており、その周
面に形成されたダブルピツチのスクリユー19に
より扱室14内へ搬送された穀稈が後方へ移動さ
れる間に脱穀される。
扱室14中の扱胴18にて脱穀処理された穀
稈、即ち排藁は、扱室12後部の排稈部24にお
ける排出羽根25にて4番口26より後方へ排出
される。該4番口26には排藁と共に排出される
穀稈量を検出する4番ロスセンサ27が配設され
ている。4番ロスセンサ27は4番口26から排
出される排藁等がその上面に当接すると下方へ回
動するように配設され、その上面に穀粒が当接す
ると、当接した穀粒量に応じた信号を4番ロスセ
ンサ27は出力する。
扱胴18にて脱穀処理された扱ぎおろし物は、
受網28から揺動選別装置29上へ落下する。揺
動選別装置29は傾斜状に延びる揺動選別盤41
と、該揺動選別盤41の後部下方に設けられた後
述の角度可変式のチヤフシーブ42と、該チヤフ
シーブ42の後方に連設したストローラツク43
等から構成したものであり、駆動源に連動してそ
の軸長方向に揺動すべく構成している。チヤフシ
ーブ42におけるフイン間〓を通過した穀粒等は
唐箕装置の如き送風フアン30による選別風にて
選別され、精粒等の1番物は1番樋32に、枝梗
付着粒等の2番物は2番樋33に落下し、1番樋
32に落下した穀粒は揚穀コンベア34にて籾タ
ンク35に運ばれ、2番物はスロワ筒36を経て
扱室14に還元される。チヤフシーブ42におけ
るフイン間〓を通過しない排藁は、送風フアン3
0による送風にて揺動選別装置29後方の3番口
31より機外へ排出される。
第3図はチヤフシーブ42の要部模式図であ
る。チヤフシーブ42は矩形に枠組された枠材の
うち、機体前後方向に延びる左右の枠材(図示せ
ず)間に機体左右方向に延びる多数のフイン42
bを前後方向に並設し、各フイン42bの上部を
左右の枠材に枢支している。各フイン42bの下
部は前後方向に延びる1本の調節連杆42cに
夫々枢支されており、該調節連杆42cの前部に
は回動杆42dの中程が固着されている。回動杆
42dは調節連杆42cの上方位置において枢支
されており、その上部には引張ばね42eの前端
が係止されている。引張ばね42eの他端は脱穀
室内適処に係止されている。回動杆42dの下端
部にはプツシユプルワイヤ42fの一端が係止さ
れており、該プツシユプルワイヤ42fの他端
は、各フイン42bの傾倒角度変更用のフインモ
ータ72に接続されていて、該モータ72の正転
(又は逆転)駆動によりフイン角αが大きく(又
は小さく)なるように各フイン42bは起立又は
傾倒される。フインモータ72の出力軸にはポテ
ンシヨメータを利用したフイン角センサ73が取
付けられており、フインモータ72の回動量、即
ちフイン角に応じた信号が出力される。
第4図は制御系の要部ブロツク図である。図に
おいて80はマイクロコンピユータを用いた制御
部であり、その入力信号としては穀稈量センサ1
7の出力、4番ロスセンサ27の出力及びフイン
角センサ73の出力となつている。制御部80の
出力は、その正逆回転により主変速装置の走行段
を変更する車速モータ4及びチヤフシーブ42に
おけるフイン42bの傾倒を制御してフイン角を
変更するフインモータ72に与えられている。そ
して、車速モータ4の正転(又は逆転)により主
変速装置は増速側にシフトアツプ(又は減速側に
シフトダウン)され、またフインモータ72の正
転(又は逆転)によりフイン42bは起立(又は
傾倒)されてフイン角αは大きく(又は小さく)
される。
さて、制御部80の制御内容について第5図の
フローチヤートに基づいて説明する。刈取部6に
おける刈刃10で刈取られた穀稈は掻き込みリー
ル9により横送りオーガ11内に掻き込まれ横送
りオーガ11からフイーダハウス12内に送り込
まれる。
穀稈はフイーダハウス12内のチエーンコンベ
ア13により扱室14内に送給されるが、フイー
ダハウス12の後部における後部底板15は送給
される穀稈量に応じて上下方向に回動し、穀稈量
センサ17はこの回動量を捉えて送給される穀稈
量に応じた信号を出力する。
扱室14内に送給された穀稈は扱胴18にて脱
穀処理され、扱ぎおろし物は揺動選別装置29、
送風フアン30等により選別されて、穀粒等の1
番物は1番樋32へ、2番還元物は2番樋33
へ、比較的細かい排藁等の3番物は3番口31
へ、扱胴18にて脱穀処理された後の排藁は4番
口26へ送給される。4番口26には4番ロスセ
ンサ27が設けられており、該4番口26より機
外へ排出される穀粒量(4番ロス量)を捉えてい
る。
制御部80は、穀稈量センサ17の出力及び4
番ロスセンサ27の出力を読込み、扱室14へ送
給される穀稈量に対する4番口から排出される4
番ロスの割合を演算し、この演算結果を、予め求
められてある所定値よりも大きくなつているか否
かを調べる。そして穀稈量に対する4番ロス量が
所定値よりも大となつている場合には、フイン角
センサ73の出力を読み込み、フイン角が最大
(最も起立した状態)となつているか否かを調べ、
フイン角が最大となつたフイン42bの間〓が最
大でない場合には、フイン角が大きくすべくフイ
ンモータ72を所定時間正転駆動する。これによ
りフイン間〓は大きくなり、フイン間〓を通過す
る穀稈量は増加することになる。つまり、供給さ
れる穀粒量に対して4番ロスの割合が多い場合に
は、チヤフシーブ42上に落下する扱ぎおろし物
量が増大していることになり、チヤフシーブ42
上扱ぎおろし物の層が厚くなつて選別精度が低下
する虞があるために、フイン角を大きくしてフイ
ン間〓を通過させると穀粒量を増加させるように
したものである。フイン角を大きくした場合に
は、チヤフシーブ42のフイン間を通過する穀粒
量が安定するまでの所定時間t1の間は、制御部8
0は穀稈量センサ17及び4番ロスセンサ27の
出力を読み込まず、チヤフシーブ42におけるフ
イン角の制御を行わない。
而して、穀粒量に対する4番ロスの割合が大き
くなつているにも拘わらず、チヤフシーブ42の
フイン角が最大となつていることをフイン角セン
サ73が検出している場合には、車速モータ4を
所定時間逆転駆動させて主変速装置を減速側にシ
フトダウンする。これにより刈取部6にて刈取ら
れる穀稈量は減少して脱穀負荷は軽減され、穀稈
量に対する4番ロスの割合も適正状態とされる。
そして車速モータ4が駆動された後、穀稈送給量
が安定するまでの所定時間t2の間は車速及びフイ
ン角の制御は行われない。
これに対し、穀稈量センサ17が捉える穀稈量
に対し、4番ロスセンサ27が捉える4番ロスの
割合が所定値より小さい場合には、フイン角セン
サ73の出力を読み込み、フイン角が最小になつ
ていない場合には、フインモータ72を所定時間
正転駆動し、フイン角を小さくしてフイン間〓を
小さくすることによりフイン間〓を通過する穀粒
量を減少させる。つまり供給される穀稈量に対し
て4番ロスの割合が少ない場合には、チヤフシー
ブ42上に落下する扱ぎおろし物量が減少してい
ることになり、チヤフシーブ42上の穀物等の層
は薄くなつて選別精度が著しく低下する虞がある
ために、チヤフシーブ42におけるフイン角を小
さくして、フイン間〓を通過する穀粒量を減少さ
せ、選別精度の低下を防止するようにしたもので
ある。フイン角を小さくした場合には、フイン間
を通過する穀粒量が安定するまでの所定時間t1
間は制御部80は穀稈量センサ17及び4番ロス
センサ27の出力を読み込まず、フイン角の制御
を行わない。
而して、穀稈量に対する4番ロスの割合が小さ
いにも拘わらず、チヤフシーブ42のフイン角が
最小となつていることをフイン角センサ73が検
出している場合には、車速モータ4を所定時間正
転駆動させて主変速装置を増速側にシフトアツプ
する。これにより刈取部6にて刈取られる穀稈量
は増大して脱穀負荷は増加し、穀稈量に対する4
番ロスの割合も適正状態とされる。車速モータ4
が駆動された後、穀稈送給量が安定するまでの所
定時間t2の間は車速及びフイン角の制御は行われ
ない。
〔効果〕
以上の如き本考案によればフイーダハウスを通
る稈を検出することが可能となり脱穀負荷制御等
にその検出情報を利用することが可能になる。そ
してこのセンサの感知体としてフイーダハウスの
底板15が兼用されているので構成上も簡単な無
駄がなく、更に底板の回動位置は収穫物の重量に
追随するから正確に検出でき、しかも堅牢である
等、本考案は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は汎用収
穫機の左側側面図、第2図はその平面図、第3図
はチヤフシーブの要部模式図、第4図は本考案に
係る制御装置のブロツク図、第5図は動作説明の
ためのフローチヤートである。 2……脱穀部、4……車速モータ、6……刈取
部、9……掻き込みリール、10……刈刃、11
……横送りリール、12……フイーダハウス、1
4……扱室、17……穀稈量センサ、18……扱
胴、26……4番口、27……4番ロスセンサ、
42……チヤフシーブ、42b……フイン、72
……フインモータ、73……フイン角センサ、8
0……制御部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フイーダハウスを備えた汎用収穫機において、
    前記フイーダハウスは上下方向へ回動可能な底板
    を有し、該底板はばねにより上方へ回動するよう
    に付勢されており、前記フイーダハウスの回動位
    置を検出するセンサを備えることを特徴とする汎
    用収穫機。
JP1985055092U 1985-04-12 1985-04-12 Expired JPH0436592Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985055092U JPH0436592Y2 (ja) 1985-04-12 1985-04-12

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985055092U JPH0436592Y2 (ja) 1985-04-12 1985-04-12

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Publication Number Publication Date
JPS61170245U JPS61170245U (ja) 1986-10-22
JPH0436592Y2 true JPH0436592Y2 (ja) 1992-08-28

Family

ID=30577442

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JP1985055092U Expired JPH0436592Y2 (ja) 1985-04-12 1985-04-12

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