JPH0726907Y2 - 収穫機 - Google Patents

収穫機

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JPH0726907Y2
JPH0726907Y2 JP1985047021U JP4702185U JPH0726907Y2 JP H0726907 Y2 JPH0726907 Y2 JP H0726907Y2 JP 1985047021 U JP1985047021 U JP 1985047021U JP 4702185 U JP4702185 U JP 4702185U JP H0726907 Y2 JPH0726907 Y2 JP H0726907Y2
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JP
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sorting
threshing
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vehicle speed
grain
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JP1985047021U
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JPS61160620U (ja
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哲哉 稲田
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、収穫機に関し、更に詳述すれば、脱穀部にお
ける脱穀負荷に基づいて車速を変更する自動車速制御装
置、及び選別部における選別負荷に基づいて選別機構を
制御する自動選別装置を備えた収穫機に関する。
〔従来技術〕 収穫機は、穀稈を刈取り、刈取った穀稈を脱穀部におけ
る扱胴にて脱穀処理し、揺動選別装置にて選別して精粒
を取出すものである。近時脱穀部における扱胴の負荷が
一定となるように車速を制御する自動車速制御装置、及
び二番還元物量が一定となるようにチャフシーブのフィ
ン角を制御する自動選別制御装置の開発が進んでおり、
またこれら両装置を装備した収穫機も開発されている
(例えば特開昭55-150810号公報参照)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
自動車速制御装置及び自動選別制御装置を備えた収穫機
においては、各制御装置による制御が各別に行われるた
めに、例えば自動車速制御装置において扱胴が軽負荷で
あることにより機体が増速されると、刈取対象穀稈量は
増加し、揺動選別装置においては選別対象である穀粒量
が急激に増加して揺動選別装置の選別精度を著しく低下
させてしまう。この場合、増速によって選別対象穀粒量
が増加するまでには若干の時間遅れがあるために、選別
精度を低下させないためには、この時間遅れを考慮する
必要がある。特に二番還元物量に基づいて揺動選別装置
を制御する場合には、機体の増速,又は減速により脱穀
対象穀稈量が増加又は減少し、選別対象穀粒量が増加,
又は減少しても、揺動選別装置は直ちに制御されず、揺
動選別装置による選別によって二番還元物量が増加或い
は減少して始めて揺動選別装置が制御されることにな
り、選別精度は著しく低下する。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、自動車速制御により増速,或いは
減速された場合にも選別精度を低下させることなく、安
定的に選別制御が行える収穫機の提供にある。
本考案は、脱穀部における脱穀負荷に基づいて機体の走
行速度を変更する自動車速制御装置及び選別部における
選別負荷に基づいて選別機構を制御する自動選別制御装
置を備えた収穫機において、自動車速制御装置により機
体の走行速度が増速(又減速)された場合には、所定時
間を置いて選別負荷を減少(又は増加)すべき制御を行
う構成としたことを特徴とする。
〔実施例〕
以下本考案をその実施例を示す図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案に係る収穫機の外観斜視図である。図に
おいて、3は走行クローラ1上方における機体上部に搭
載された脱穀装置であり、機体前部に位置して分草杆
4、刈刃2、引起し装置7等で構成されている刈取部K
によって刈取られた穀稈が、図示しない上部及び下部搬
送装置等を経てこの脱穀装置3に送給されて脱穀処理さ
れ、脱穀後の穀粒は籾タンク5に送給される。
また図中9は運転席8の前方に設けられた操作コラム、
10は縦搬送装置であって、その終端を穀稈挾扼移送装置
11のフィードチェイン12始端部に臨ませている。操作コ
ラム9には主変速レバ6が設けられており、該主変速レ
バ10はシフトモータ(第3図参照)にて回動されてその
設定走行段が変更される。
穀稈挾扼移送装置11はフィードチェイン12と挾扼稈13と
から構成されており、脱穀装置3の扱口に沿って設けら
れている。
第2図は脱穀装置3の一部破断縦断面図である。脱穀装
置3は機筐14内上部に形成された扱室15内に、多数の扱
歯16,16…を有する扱胴17を軸架し、該扱胴17の軸長方
向と平行に扱口を延設すると共に、該扱室15の下方部に
受網18を張設し、さらに前記扱室15の下部には扱胴17の
軸長方向にほぼ平行な揺動選別装置19を設けたものであ
る。扱胴17にはその回転数に応じた信号を出力する扱胴
センサ61が設けられている。扱胴17の右側上方(機体の
中央寄り)の位置には二番還元物を再処理するための処
理室50が設けられており、この処理室50内にはその軸長
方向を扱胴17の軸長方向と同方向として多数の扱歯52,5
2…を有する処理胴51が軸架されている。
揺動選別装置19は傾斜状に延びる揺動選別盤20と、該揺
動選別盤20の後部下方に設けられた後述の角度可変式の
チャフシーブ21と、このチャフシーブ21の後方に連設し
たストローラック22等から構成したものであり、駆動源
に連動して揺動する揺動アーム23,24により前記扱胴17
の軸長方向に揺動すべく構成している。
また揺動選別装置19の下方には一番流穀板25及び一番ス
クリュー26からなる一番穀物取出部(一番口)27と、二
番流穀板28及び二番スクリュー29からなる二番穀物取出
部(二番口)30とを有する選別風路31を形成している。
一番穀物取出部27に落下した穀粒は一番スクリュー26か
ら籾タンク5に送給され、また二番穀物取出部30に落下
した穀粒等の二番還元物は二番スクリュー29からブロワ
47により二番スロワ筒48内上方に吹き上げられ、脱穀装
置3の屋根板3の屋根板の処理室50上方の位置に突設さ
れた処理胴カバ53から処理胴51上に落下されて再選別さ
れるようになっている。
二番スロワ筒48の下部前面には、その検知面を二番還元
物の搬送域に臨ませた二番還元物センサ60が取付けられ
ている。二番還元物センサ60は圧電変換素子を利用した
ものであり、その検知面に二番還元物が当接すると所定
信号が発せられる。本考案の自動選別制御装置では、こ
の二番還元物センサ60で検出される二番還元物量を選別
負荷を表す指標として用いる。
風路31内には前記チャフシーブ21の下方にグレインシー
ブ32を設けると共に、該風路31の起風側には唐箕装置33
を設けている。そしてこの唐箕装置33からの気流が整流
板34,35によって整流された後に風路31を通って機体後
方の排塵口(三番口)36から機外へ排風されるように構
成している。
前記ストローラック22の後上方には、軸流ファンを用い
てなる吸排塵装置37を設ける一方、該吸排塵装置37の上
方に上部吸引カバー38を、また下方に下部吸引カバー39
を配設してあり、前記吸排塵装置37の吸引口40を風路31
側に開口すると共に、その排風口41を排塵口36に向けて
開口している。
前記上部吸引カバー38の上方には両端部から斜め上方に
流下樋つまり四番樋43を延設して四番口44を形成し、脱
穀後の稈、即ち排藁から取り出される刺り粒をストロー
ラック22上方に還元させるように構成している。
第3図はチャフシーブの要部模式図である。チャフシー
ブ21は矩形に枠組された枠材のうち、機体前後方向に延
びる左右の枠材(図示せず)間に、機体左右方向に延び
る多数のフィン21bを前後方向に並設し、各フィン21bの
上部を左右の枠材に枢支している。各フィン21bの下部
は前後方向に延びる1本の調節連杆21cに夫々枢支され
ており、該調節連杆21cの前部には回動杆21dの中程が固
着されている。回動杆21dは調節連杆21cの上方位置にお
いて枢支されており、その上部には引張ばね21eの前端
が係止されている。引張ばね21eの他端は脱穀室内適処
に係止されている。回動杆21dの下端部にはプッシュプ
ルワイヤ21fの一端が係止されており、該プッシュプル
ワイヤ21fの他端は、各フィン21bの傾倒角度変更用のフ
ィンモータ72に接続されていて、該モータ72の正転(又
は逆転)駆動によりフィン各αが大きく(又は小さく)
なるように各フィン21bは起立又は傾倒される。
第4図は制御系の要部ブロック図である。図において80
はマイクロコンピュータを用いた制御部であり、その入
力信号としては二番還元物センサ60の出力及び扱胴セン
サ61の出力となっている。また、制御部80の出力は、そ
の正逆回転により主変速レバ6を回動させて主変速装置
の設定走行段を変更するシフトモータ71及びチャフシー
ブ21におけるフィン21bの傾倒角度をその正逆回転によ
り変更するフィンモータ72に与えられている。そして、
シフトモータ71の正転(又は逆転)により主変速レバ6
は増速側(又は減速側)に回動されて主変速装置はシフ
トアップ(又はシフトダウン)され、またフィンモータ
72の正転(又は逆転)によりチャフシーブ21のフィン21
bを起立(又は傾倒)させてフィン角αは大きく(又は
小さく)される。
斯かる構成の収穫機の動作は次のとおりである。刈取部
Kで刈取られた穀稈は、脱穀装置3に送給されて扱胴17
により脱穀処理され、脱穀処理された穀粒等の扱ぎおろ
し物は、受網18を通過して揺動選別装置19のチャフシー
ブ21上へ落下し、チャフシーブ21の揺動により比重選別
が行われ、チャフシーブ21の各フィン21b間を通過した
精粒等は一番取出部27へ落下し、二番還元物及び三番物
は唐箕装置33で起風された風により再選別されて、二番
還元物は二番穀物取出部30へ落下し、二番スクリュー29
からブロワ47により二番スロワ筒48内上方へ吹き上げら
れて処理胴51にて再処理される。
このような脱穀選別処理過程において、扱胴17の回転数
は扱胴センサ61にて捉えられており、該扱胴センサ61の
検出結果に基づいて扱胴17の負荷が適正状態となるよう
にシフトモータ71を制御することにより車速を制御する
ようになっており、また二番スロワ筒48内を通流する二
番還元物は二番還元物センサ60に当接し、該二番還元物
センサ60の検出結果に基づいてフィンモータ72を制御す
ることによりチャフシーブ21のフィン角の制御が行われ
るようになっている。即ち、自動車速制御は、扱胴17の
回転数が適正回転数よりも大(又は小)となった軽負荷
(又は重負荷)状態である場合には、シフトモータ71を
正転(又は逆転)駆動して、主変速装置をシフトアップ
(又はシフトダウン)し、これにより機体の走行速度を
増速(または減速)して刈取穀稈量を増加(又は減少)
し、扱胴17の負荷を適正状態とする。また自動選別制御
は二番還元物量が適正状態よりも多い(又は少ない)場
合には、フィンモータ72を正転(又は逆転)駆動してチ
ャフシーブ21のフィン角を大きく(又は小さく)し、フ
ィン21b間隙を通過する穀粒量を増加(又は減少)させ
て二番還元物量を適正状態とする。
而して、本考案においては、自動車速制御により機体の
走行速度が増速又は減速された場合には自動選別制御は
所定時間にわたって停止される構成となっており、この
制御について第5図のフローチャートに基づいて説明す
る。制御部80はまず扱胴センサ61の出力を読み込み、扱
胴17が軽負荷(又は重負荷)であって、シフトモータ71
が正転(又は逆転)されてシフトアップ(又はシフトダ
ウン)された場合には、刈取部Kにて刈取られた穀稈が
扱胴にて脱穀処理され、その扱ぎおろし物がチャフシー
ブ21上に達するまでに要する時間t2の間はフィン角の制
御が行われず、この時間t2が経過すると、フィンモータ
72が正転(又は逆転)駆動されてフィン角は大きく(又
は小さく)される。
つまり、自動車速制御により増速(又は減速)される
と、刈取穀稈量が増加(又は減少)することにより扱ぎ
おろし物が増加(又は減少)するので、この増加量(又
は減少量)に対処すべく予めチャフシーブ21のフィンを
大きく(又は小さく)して、刈取穀稈量の増加(又は減
少)による二番還元物量の増加(又は減少)を防止した
ものである。
〔効果〕
このような構成としたことにより、増速(又は減速)に
よる扱ぎおろし物の増加(又は減少)に早きに過ぎるこ
となく最適のタイミングで対応させることができ、安定
した選別制御が可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は本考案に係る収
穫機の斜視図、第2図は脱穀装置の縦断面図、第3図は
チャフシーブの模式図、第4図は制御系のブロック図、
第5図は動作説明のためのフローチャートである。 3……脱穀装置、17……扱胴、19……揺動選別装置、21
……チャフシーブ、21b……フィン、60……二番還元物
センサ、61……扱胴センサ、71……シフトモータ、72…
…フィンモータ、80……制御部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】脱穀部における脱穀負荷に基づいて機体の
    走行速度を変更する自動車速制御装置、及び選別部にお
    ける選別負荷に基づいて選別機構を制御する自動選別制
    御装置を備えた収穫機において、自動車速制御装置によ
    り機体の走行速度が増速(又は減速)された場合には、
    所定時間を置いて選別負荷を減少(又は増加)すべき制
    御を行う構成としたことを特徴とする収穫機。
JP1985047021U 1985-03-29 1985-03-29 収穫機 Expired - Lifetime JPH0726907Y2 (ja)

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JP1985047021U JPH0726907Y2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29 収穫機

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JPS61160620U JPS61160620U (ja) 1986-10-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5534085A (en) * 1978-09-04 1980-03-10 Yanmar Agricult Equip Automatic separation controlling device for thresher
JPS55150810A (en) * 1979-05-16 1980-11-25 Yanmar Agricult Equip Self propelled harvester

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JPS61160620U (ja) 1986-10-04

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