JPH0319708Y2 - - Google Patents

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JPH0319708Y2
JPH0319708Y2 JP1983146435U JP14643583U JPH0319708Y2 JP H0319708 Y2 JPH0319708 Y2 JP H0319708Y2 JP 1983146435 U JP1983146435 U JP 1983146435U JP 14643583 U JP14643583 U JP 14643583U JP H0319708 Y2 JPH0319708 Y2 JP H0319708Y2
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Japan
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threshing
grain
switch
operating lever
fin
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01DHARVESTING; MOWING
    • A01D41/00Combines, i.e. harvesters or mowers combined with threshing devices
    • A01D41/12Details of combines
    • A01D41/127Control or measuring arrangements specially adapted for combines
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01FPROCESSING OF HARVESTED PRODUCE; HAY OR STRAW PRESSES; DEVICES FOR STORING AGRICULTURAL OR HORTICULTURAL PRODUCE
    • A01F12/00Parts or details of threshing apparatus
    • A01F12/44Grain cleaners; Grain separators
    • A01F12/446Sieving means
    • A01F12/448Sieve adjusting means

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Threshing Machine Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は収穫機、自走脱穀機等の脱穀装置に関
する。
脱穀装置は刈取済穀稈を扱胴にて脱穀処理し、
揺動選別装置にて選別して精粒を取り出すもので
ある。揺動選別装置は揺動選別盤、チヤフシー
ブ、ストローラツク等からなり、揺動選別盤にて
比重選別された穀粒を、チヤフシーブのフイン間
間隙を通過させることによつて更に選別してい
る。
近時、チヤフシーブのフインの傾倒角度を変更
可能に構成し、穀粒流量に対応してチヤフシーブ
のフインの傾倒角度、即ちフイン間間隙を変更
し、選別精度の向上を図つた脱穀装置が開発され
ている。
また処理胴を併設したものにあつては、処理胴
に還元される二番還元物の量が脱穀処理の良否を
左右することになる。このため処理胴を併設した
脱穀装置にあつては二番還元量に応じてフイン角
の変更を行うことが望ましい。
しかし、二番還元量に応じてフイン角の変更を
自動的に行うよう構成した場合には、脱穀対象の
条件、即ち穀種、品種等によりその形状、大きさ
等が異なり、また生育状況、圃場条件等により含
水量等も異なるため一律に自動調節を行うことは
適切でない場合がある。また脱穀開始直後あるい
は終了直前には脱穀処理量が急激に変化するため
必要以上に過度のフイン角の変更調節が行われる
こととなり自動調節の安定性が損われることとな
る。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
であり、チヤフシーブのフイン角の変更調節を脱
穀処理量に関連して行うように構成し、さらにフ
イン角の調節範囲を手動操作で容易に変更できる
ようにする部材を設け、これにより脱穀対象に応
じた範囲内でのみフイン角の自動調節を行うよう
にして前述した如き問題点の解消を図つた脱穀装
置の提供を目的とする。
以下本考案をその実施例を示す図面に基づいて
説明する。
第1図は本考案に係る脱穀装置(以下本案装置
という)を装備した収穫機の外観斜視図である。
図において、3は走行クローラ1上方における機
体上部に搭載された脱穀装置であり、機体前部に
位置して分草杆4、刈刃2、引起し装置7等で構
成されている刈取部Kによつて刈取られた穀稈が
図示しない上部及び下部搬送装置等を経てこの脱
穀装置3に送給されて脱穀処理され、脱穀後の穀
粒はトツプサツカ5に送給される。
また図中9は運転席8の前方に設けられた操作
コラム、10は縦搬送装置であつて、その終端を
穀稈挟扼移送装置11のフイードチエイン12始
端部に臨ませておりこの近傍には穀稈の脱穀装置
への送給を検知するための搬送センサ6が設けら
れている。穀稈搬送装置11はフイードチエイン
12と挟扼杆13とから構成されており、脱穀装
置3の扱口に沿つて設けられている。
第2図は脱穀装置3の一部破断縦断面図であ
る。脱穀装置3は機筐14内上部に形成された扱
室15内に、多数の扱歯16,16…を有する扱
胴17を軸架し、該扱胴17の軸長方向と並行に
扱口を延設すると共に、該扱室15の下方部に受
網18を張設し、さらに前記扱室15の下部には
扱胴17の軸長方向にほぼ平行な揺動選別装置1
9を設けたものである。更に扱胴の右側上方(機
体の中央寄り)の位置には二番還元物を再脱穀処
理するための再脱穀装置である処理室50が設け
られており、この処理室50内にはその軸長方向
を扱胴17の軸長方向と胴方向として多数の扱歯
52,52…を有する処理胴51が軸架されてい
る。
揺動選別装置19は傾斜状に延びる揺動選別盤
20と、該揺動選別盤20の後部下方に備えた後
述の角度可変式のチヤフシーブ21と、このチヤ
フシーブ21の後方に連設したストローラツク2
2等から構成したものであり、駆動源に連動して
揺動する揺動アーム23,24により前記扱胴1
7の軸長方向に揺動すべく構成している。
また揺動選別装置19の下方には一番流穀板2
5及び一番スクリユー26からなる一番穀物取出
部(一番口)27と、二番流穀板28及び二番ス
クリユー29からなる二番穀物取出部(二番口)
30とを有する選別風路31を形成している。
一番穀物取出部27に落下した穀粒は一番スク
リユー26からトツプサツカ5に送給され、また
二番穀物取出部30に落下した穀粒は二番スクリ
ユー29からブロワ47により二番スロワ筒48
内上方に吹き上げられ、脱穀装置3の屋根板の処
理室50上方の位置に突設された処理胴カバ53
から処理胴51上に落下されて再脱穀処理される
ようになつている。尚、処理胴カバ53内には後
述する二番センサ60が設けられている。
風路31内には前記チヤフシーブ21の下方に
グレインシーブ32を設けると共に、該風路31
の起起風側には唐箕装置33を設けている。そし
てこの唐箕装置33からの気流が整流板34,3
5によつて整流された後に風路31を通つて機体
後方の排塵口(三番口)36から機外へ排風され
るように構成している。
前記ストローラツク22の後上方には、軸流フ
アンを用いてなる吸排塵装置37を設ける一方、
該吸排塵装置37の上方に上部吸引カバー38
を、また下方に下部吸引カバー39を配設してあ
つて、前記吸排塵装置37の吸引口40を風路3
1側に開口すると共に、その排風口41を排塵口
36に向けて開口している。
前記上部吸引かばー38の上方には両端部から
斜め上方に流下樋つまり四番樋43を延設して四
番口44を形成し、脱穀後の稈、即ち排藁から取
り出される刺り粒をストローラツク22上方に還
元させるように構成している。
第3図は本発明装置のフイン角変更操作盤の平
面図、第4図はその−線で切断した側断面図
と共に示す前記角度可変式のチヤフシーブ21の
左側前方からの一部破断斜視図である。チヤフシ
ーブ21は矩形に枠組された枠材のうち、機体前
後方向に延びる左右の長枠材21,21r間
に、下側が略直角となつて前方に屈曲された機体
左右方向に延びる多数のフイン21b,21b…
が渡されており、各屈曲部両端に固着された回動
軸21c,21c…が両側の長枠材21,21
rに回動自在に支持されている。各フイン21b
の軸部21cの左側端部は、左側の長枠材21
の左側方に貫通突出いている。左側の長枠材21
の左側方には連結アーム21dが長枠材21
と平行に設けられており、その左側面には、下側
を連結アーム21d配設位置よりも左方にまで突
出した回動軸21c,21c…の左側端部に固着
された接続片21h,21h…の上端が回動自在
に取付けられている。
連結アーム21dの後端部は、左側の長枠材2
1の後部に後端を係着した引張バネ21gの前
端に係着している。連結アーム21dの前端部
は、平面視でU字状の連結部材21fの開口部側
から挿入されて枢支されており、連結部材21f
の他側湾曲部にはプツシユプルワイヤ72のイン
ナワイヤ72aの一端が固着されている。
左側の長枠材21の連結アーム21d先端よ
りやや前側寄りの位置には平面視でL字状のプツ
シユプルワイヤ支持部材21iがその一片を左側
の長枠材21とは直交する方向に突出した状態
で固定されており、この支持部材21iの突片に
はプツシユプルワイヤ72のアウタワイヤ72b
の一端が固定されている。
左側の長枠材21の連結アーム21d先端よ
りもやや前側寄りの位置には平面視でL字状のプ
ツシユプルワイヤ支持部材21iがその一片を長
枠材21とは直交させる方向に突出した状態で
固定されており、この支持部材21iの突片には
プツシユプルワイヤ72のアウタワイヤ72bの
一端が固定されている。
フイン角操作盤70は運転席8の側方に設けられ
ており(第1図参照)、自動切換スイツチ80を
手動側とした場合には操作レバ71によりフイン
角の変更調節が可能であり、また自動切換スイツ
チ80を自動側とした場合には後述する制御回路
(第7図参照)による自動調節が可能である。
運転席左側の機体外板内側にはコの字状のフレ
ーム77ガその開口方向を上方としかつ長手方向
を機体前後方向として固定されている。このフレ
ーム7が取り付けられている機体外板の外側の部
分にはパネル79か取り付けられており、フレー
ム77の開口部長手方向に沿つて長孔が開設され
ている。
パネル79の表面には長孔を挟んで機体左側に
麦を収穫する場合の脱穀速度、右側には稲を収穫
する場合の脱穀速度がそれぞれ機体前側から「低
速」、「標準」、「高速」の順に表示されており、麦
の「標準」位置が稲の「低速」位置に、麦の「高
速」位置が稲の「標準」位置にほぼ対応するよう
に表示されており、手動にてフイン角の調節を行
う場合には刈取速度、圃場条件、作物の生育状況
等により脱穀速度の調節を行うことが可能となつ
ている。
フレーム77の上端寄りの部分にはその長手方
向に沿つて回転軸75が軸架されており、この回
転軸75には螺旋を用いた送り部材76がその両
端及び中間部適宜部分にて一体的に固着されてい
る。また回転軸75の機体後部側端部はフレーム
77から外方に突出されており、この突出部には
ギアボツクス74が備えられている。そしてこの
ギアボツクス74には、フレーム77後端部外側
にその出力軸を上方向きとして固定されているモ
ータ73の出力軸が連結されており、ウオームギ
アによりモータ73の駆動力が回転軸75に伝え
られこれにより送り部材76が回転するようにな
つている。
フレーム77の底部には略「へ」の字状の操作
レバ71の基端部が左右方向への若干の遊動を許
す状態で前後方向への回動可能に枢支さえてお
り、その先端部はパネル79の長孔から突出して
いる。また操作レバ71は図示しない適宜の方法
により回転軸75側に押圧付勢されていて、送り
部材76の螺旋間に係合係止されるようになつて
いる。更に操作レバ71の基端部寄りの部分には
前記プツシユプルワイヤ72のインナワイヤ72
aの他端が取り付けられており、フレーム77の
前端部にはアウタワイヤ72bの他端が固定され
ている。
操作レバ71はフイン角の変更調節を行うため
のものである一方、自動制御によるフイン角の制
御範囲の変更のための手動操作具としての機能も
有している。
操作レバ71の枢支軸78には略扇形のカム8
6がリミツトスイツチ85の触杆85cを押圧す
るための後端円弧面を後方向きとして取り付けら
れており、枢支軸78を中心として操作レバ71
と一体的に回動するようになつている。フレーム
77の後端部内側の下端寄り部分にはリミツトス
イツチ85がその触杆85cを前方向きとして取
り付けられている。カム76は、操作レバ71が
その回動域の略中央即ち「ムギ」の場合「高速」
と「標準」の略中央「イネ」の場合「低速」と
「標準」の略中央より後方にある場合にはその先
端円弧面にて触杆85cを押圧してリミツトスイ
ツチ85を作動させ、操作レバ71がその回動域
の略中央より前方ににある場合にはその先端円弧
面が触杆85cから外れて上前方に回動して触杆
85cに対する押圧状態を解除し、リミツトスイ
ツチ85を非作動状態とするようになつている。
つまり操作レバ71の回動によつてカム86が
回動しリミツトスイツチ85との相対位置を変じ
る。後述するように操作レバ71を回動させる送
り部材76、駆動用のモータ73の通電はリミツ
トスイツチ85によつてオン,オフされる。従つ
て操作レバ71はフイン角の自動制御の範囲を変
更することにもなるのである。
尚、図中80は自動・手動の切換スイツチ、8
7は穀種選択スイツチ(共に第7図参照)であ
る。
従つてモータ73が駆動されて送り部材76が
回転すると操作レバ71は送り部材76の螺旋に
送られて機体前後方向に回動することとなり、ま
た操作レバ71を作業者の手により左側に押圧し
て送り部材76との係合を外して手動により回動
操作することも可能である。このようにして操作
レバ71が手動又はモータ73の正転(又は逆
転)により第4図に実線(又は破線)にて示す方
向に回動されると、インナワイヤ72aは押圧
(又は牽引)されて連結部材21fは引張バネ2
1gの引張力に助勢されて(又は引張力に抗し
て)機体後方(又は前方)に移動し、連結アーム
21dは後方(又は前方)へ移動して、各接続片
21h,21h…の上側は後方(又は前方)に移
動し、各接続片21h,21h…の下側に固着さ
れた各回動軸21c,21c…は機体左方から見
て(第4図上で)時計回り方向(又は反時計回り
方向)に回動し、各フイン21b,21b…は同
じく時計回り方向(又は反時計回り方向)に回動
して傾倒(又は起立)する。尚、本実施例ではモ
ータ73は後述する如く二番センサ60の検出結
果に基づいて正逆転駆動される構成となつてお
り、従つて本実施例ではフイン角の調節は二番還
元量に応じて行われる。
第5図は二番センサ60の側面図、第6図は同じ
くその立面図である。
処理胴カバ53の右側板内側には回転型のポテ
ンシヨメータ71がその検出軸を機体左右方向、
即ち二番還元物の送給方向と直交する方向として
取り付けられており、このポテンシヨメータ61
の検出軸にはジヨイント63を介して検出板62
の回転軸64が連結されており検出板62が垂下
する如き状態で取り付けられている。
また処理胴カバ53のポテンシヨメータ61の
取り付け位置よりやや機体後方寄り(二番還元物
の流れる方向の上流寄り)の天面には、幅方向寸
法が処理胴カバ53の内幅と略等しい保護板67
の基単部が固定されている。この保護板67の中
間部は検出板62の方向に向かつて斜面状に伸び
ており、先端部は処理胴カバ53の天面と略平行
となつている。そして保護板67の中間部の略中
央と検出板62の上端回転軸64寄りの位置との
間には引張バネ66が張架されている。また保護
板67の先端部上面には、検出板62が垂直に垂
下した場合よりも引張バネ66によりやや機体後
側に引張された場合にその作動杆が検出板62に
より押圧されて作動する位置にリミツトスイツチ
65が設けられている(尚、保護板67は引張バ
ネ66、リミツトスイツチ65等を二番還元物の
衝突圧力等から保護するためのものである)。
従つてブロワ47により二番還元物が処理胴カ
バ54内に吹き上げられると、検出板62は二番
還元物の衝突圧力により機体前方(第5図実線矢
符方向)に回動され、この回動量、即ち二番還元
量はポテンシヨメータ61により検出されること
となる。
また二番還元物の流路に詰まりが生じた場合に
は二番還元物は送給されずまた風圧も低下するた
め、検出板62は引張バネ66の引張力により機
体後方(破線矢符方向)に回動され、リミツトス
イツチ65が作動してこれを検知する(尚、二番
センサとしては他の方式のセンサを用いることも
可能であり、その設置位置を他の位置としてもよ
いことは勿論である)。
第7図は本案装置の制御系の回路図である。図
中90はマイクロコンピユータを使用した制御装
置であり、入出力インターフエイス92、CPU
91、RAM93、ROM94等より構成され、
入出力インターフエイス92には入力ポートa1
a5、出力ポートb1〜b3が備えられている。
入力ポートa1には二番センサ60のポテンシヨ
メータ61の出力信号VsがA/D変換機68を
介して与えており、制御装置90はこの入力ポー
トa1の入力値が予め与えられた上限設定値Vhと
下限値Vとの間となるように出力ポートb1又は
b2からハイレベルの信号を出力して後述する如く
フイン角の調節を行うものである。
入力ポートa2,a3,a4,a5にはそれぞれ所定電
圧Vcc(ハイレベル)が与えられており、二番セ
ンサ60のリミツトスイツチ65が作動してその
常開接点65aが閉路すると入力ポートa2がロー
レベルとなり、搬送センサ6が穀稈の脱穀装置3
への送給を検知してその常開接点6aが閉路する
と入力ポートa3がローレベルとなり、フイン角操
作盤70に設けられた自動切換スイツチ80が自
動側に投入されてオンすると入力ポートa4がロー
レベルとなり、脱穀クラツチが継合された場合に
は脱穀スイツチ85が閉路されて入力ポートa5
ローレベルとなる。
バツテリ81の正極はキースイツチ82の一端
に接続され、負極はボデイアースされている。そ
してキースイツチ82の他端は警報灯84を介し
てスイツチトランジスタ83のコレクタ端子に接
続されており、スイツチトランジスタ83のエミ
ツタ端子はボデイアースされ、またそのベース端
子は出力ポートb3に接続されている。
キースイツチ82の他端は電磁リレ97の常閉
接点97bの一端及びコイル97Cの一端に接続
されている。常閉接点97bの他端は常開接点9
7aの一端及びモータ73の一方の端子に接続さ
れており、常開接点97aの他端はボデイアース
されている。またコイル97Cの他端は、ベース
端子を出力ポートb1に接続し、エミツタ端子をリ
ミツトスイツチ85の常開接点85aを介してボ
デイアースされたスイツチトランジスタ95のコ
レクタ端子に接続されている。
キースイツチ82の他端は電磁リレ98常閉接
点98bの一端及びコイル98Cの一端にも接続
されている。常閉接点98bの他端は常開接点9
8aの一端及びモータ73の他方の端子に接続さ
れており、常開接点98aの他端はボデイアース
されている。またコイル98Cの他端は、ベース
端子を出力ポートb2に接続しエミツタ端子をリミ
ツトスイツチ85の常閉接点85bを介してボデ
イアースされたスイツチトランジスタ96のコレ
クタ端子に接続されている。また穀種選択スイツ
チ87のイネ側端子871はスイツチトランジス
タ96のエミツタ端子に、ムギ側端子872はス
イツチトランジスタ95のエミツタ端子にそれぞ
れ接続され、共通端子870はボデイアースされ
ている。
上記両電磁リレ97,98は、そのコイル97
C(又は98C)が励磁されるとその常開接点9
7a(又は98a)を閉路し、同時にその常閉接
点97b(又は98b)を開路するものであり、
コイル97C(又は98C)が励磁されてその常
開接点97a(又は98a)が閉路して常閉接点
97b(又は98b)が開路すると閉路している
常閉接点98b(又は97b)側から閉路された
常開接点97a(又は98a)側にモータ73を
介して電流が流れ、これによりモータ73を正転
(又は逆転)駆動されるようになつている。
従つて出力ポートb1(又はb2)がハイレベルと
なると、スイツチトランジスタ95(又は96)
が導通状態となつてコイル97C(又は98C)
が励磁されてモータ73が正転(又は逆転)駆動
される。また出力ポートb3がハイレベルとなつた
場合にはスイツチトランジスタ83が導通状態と
なり、警報灯84が点灯する。
尚、制御装置90の給電端子a0はキースイツチ
82の他端に接続されており、キースイツチ82
の閉路により制御装置90に給電される。
以上の如く構成された本案装置の動作について
以下に説明する。
手動によりフイン角の調節を行う場合には自動
切換スイツチ80を手動側とし、操作レバ71を
手動にて機体左側方向へ押圧して送り部材76と
の係合を外して、たとえば低速(又は高速)刈取
りの場合、または穀物の生育状況が余り良くない
(又は良い)場合等にはパネル79に「低速」(又
は「高速」)と表示されている方向、即ち第4図
上に実線(又は破線)矢符にて示されている方向
に回動操作すると、インナワイヤ72aが押圧
(又は牽引)されて連結アーム21dが機体後方
(又は前方)方向に移動し、各フイン21bの回
転軸21cが機体左側から見て時計回り方向(又
は反時計回り方向)に回転し、各フイン21bは
傾倒(又は起立)する。これにより各フイン21
b相互の間隙は小(又は大)となり、二番還元量
が増大(又は減少)してより低速(又は高速)に
て脱穀処理が行われる。
自動スイツチ80が自動側に投入された場合に
はフイン角の自動調節が行われる。即ち、脱穀ス
イツチ85が投入された後所定時間経過すると制
御装置90はリミツトスイツチ65のオン・オ
フ、即ち二番穀物取出部30、二番スロワ筒48
等に詰まりが発生していないか否かを判断する。
詰まりが発生している場合にはリミツトスイツチ
65が作動してその常開接点65aが閉路するも
で入力ポートa4がローレベルとなり、制御回路9
0は出力ポートb3からハイレベルの信号を発して
警報灯84を点灯させる。この場合、脱穀スイツ
チ85がオフとされると警報灯84は消灯する。
次に自動切換スイツチ80の状態が調べられる
が、この段階で自動切換スイツチ80が自動側に
投入されているか否かが調べられることにより、
手動制御の場合でも二番関係の詰まりの警報が可
能である。そして自動切換スイツチ80が自動側
に投入されている場合には入力ポートa4がローレ
ベルとなるので制御装置90はこれを検出して作
業が開始される。そして収穫作業が開始される
と、刈取部Kは穀稈を分草杆4によつて分けつ
つ、引起し装置7で引起して刈刃2で刈取り、こ
の刈取済穀稈は図示しない上部及び下部搬送装
置、更には縦搬送装置10を経て脱穀装置3の穀
稈挟扼移送装置11に送給され、これが搬送セン
サ6により検出されるとその常開接点6aが閉路
して入力ポートa3はローレベルとなり、制御装置
90は穀稈の脱穀装置3への送給が開始されたこ
とを検知してフイン角の自動調節を行う。
即ち、二番センサ60の出力Vsが設定上限値
Vhより大(又は下限値Vより小)である場合
には、制御装置90は出力ポートb2(又はb1)か
らハイレベルの信号を出力して電磁リレ98(又
は97)コイル98C(又は97C)を励磁する。
このため常開接点98a(又は97a)が閉路さ
れている常閉接点97b(又は98b)からモー
タ73を介して電磁リレ98(又は97)の常開
接点98aに電流が流れることとなり、モータ7
3は逆転(又は正転)駆動して操作レバ71を機
体後側(又は前側)方向に回動させ、各フイン2
1b,21b…を起立(又は傾倒)させててフイ
ン間間隙を大(又は小)とする。これにより二番
還元量は小(又は大)となり、やがて二番センサ
60の出力信号Vsの値が設定上限値Vhと下限値
Vとの間になると出力ポートb2(又はb1)から
のハイレベルの信号出力は停止する。
以上のような自動調節が行われるに際して、穀
種選択スイツチ87が「イネ」側に操作されてい
る場合には、共通接点870が接点871と接続
されているためコイル98cの励磁による操作レ
バ71の機体後側への回動、即ちフイン間間隙を
大として二番還元量を減少させる方向への制御に
は制限を受けないが、コイル97cの励磁による
操作レバ71の機体前側への回動、即ちフイン間
間隙を小として二番還元量を増大させる方向への
制御にはリミツトスイツチ85による制限をうけ
ることとなる。即ち、コイル97cが励磁されて
操作レバ71がその回動域の略中央より前方にま
で回動されるとカム86の後端円弧面が触杆85
cの位置より上前方に回動して触杆85cはその
押圧状態を解除され、リミツトスイツチ85は非
作動状態となつて常開接点85aが開路するので
コイル97cは消磁されて操作レバ71のそれ以
上の前方への回動は停止される。従つてフイン間
間隙を小として二番還元量を増加させる方向への
それ以上の制御は行われない。
一方、穀種選択スイツチ87が「ムギ」側に操
作されている場合には、共通接点870が接点8
2と接続されているためコイル97cの励磁に
よる操作レバ71の機体前側への回動、即ちフイ
ン間間隙を小として二番還元量を増大させる方向
への制御には制限を受けないが、コイル98cの
励磁による操作レバ71の機体後側への回動、即
ちフイン間間隙を大として二番還元量を減少させ
る方向への制御にはリミツトスイツチ85による
制限を受けることとなる。即ち、コイル98cが
励磁されて操作レバ71がその回動域の略中央よ
り後方にまで回動されるとカム86の後端円弧面
が触杆85cを押圧する位置となり、リミツトス
イツチ85は作動状態となつてその常閉接点85
b開路するのでコイル98cは消磁されて操作レ
バ71のそれ以上の後方への回動は停止される。
従つてフイン間間隙を大として二番還元量を減少
させる方向へのそれ以上の制御は行われない。
以上詳述した如く本考案に係る脱穀装置は、扱
胴にて脱穀された穀粒をそのフイン角を変更可能
としたチヤフシーブにて選別する脱穀装置におい
て、前記フイン角を脱穀処理量に関連して自動調
節すべくなすとともにこの自動制御の範囲を手動
操作具で変更可能となしたものであるから脱穀対
象の条件の相違、即ち穀種、品種等による形状、
大きさ等の相違、あるいは生育状況、圃場条件等
の相違による含水量の相違に直ちにフイン角の制
御範囲を変更することができ、一律的なフイン角
の調節、即ち二番還元量の調節は解消され、脱穀
対象に応じた適正な二番還元量が得られる。ま
た、作業開始直後、あるいは終了直前等のように
処理量が急変する場合にも脱穀対象に応じてフイ
ン角、即ち二番還元量の調節範囲が制限されるた
め必要以上に過度の調節は行われず、自動調節の
安定性が損われることはない。
更に前記実施例の如くフイン角の調節範囲を選
択するスイツチを運転席近傍に設ける構成とした
場合には、作業者の手許で容易にその選択が可能
となる等、本考案は優れた効果を奏するものであ
る。
尚、前記実施例では、穀種、即ちイネとムギに
よりフイン角の調節範囲を切換て選択するように
構成したが、他の選択方法、たとえば同一穀種間
で品種を選択可能とする、あるいは粒状、含水量
等により選択切換を行う等の構成とすることも可
能である。
また、前記実施例では、二番還元物を再脱穀装
置である処理胴に還元する構成とし、二番還元量
を二番センサにて検出してこの検出結果に応じて
フイン角の調節を行うこととしているが、二番還
元物を扱胴または選別装置へ還元する構成とした
ものに対しても本考案は適用可能であり、前記実
施例と同様の効果を奏することは勿論である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであり、第1
図は本案装置を装備した収穫機の外観斜視図、第
2図は本案装置の一部破断縦断面図、第3図はフ
イン角操作盤の平面図、第4図はフイン角操作盤
の側面図と共に示すチヤフシーブの斜視図、第5
図は二番センサの側面図、第6図はその立面図、
第7図は本案装置の制御系の開路図である。 3……脱穀装置、17……扱胴、21……チヤ
フシーブ、21b,21b……フイン、30……
二番還元物取出部、60……二番センサ、71…
…操作レバ、72……プツシユプルワイヤ、73
……モータ、76……送り部材、85……リミツ
トスイツチ、86……カム、87……穀種選択ス
イツチ、90……制御装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 扱胴にて脱穀された穀粒をそのフイン角を変更
    可能としたチヤフシーブにて選別する脱穀装置に
    おいて、前記フイン角を脱穀処理量に関連して自
    動調節する手段と、該手段によつて調節されるフ
    イン角の制御範囲を変更する手動操作具とを具備
    することを特徴とする脱穀装置。
JP1983146435U 1983-09-20 1983-09-20 脱穀装置 Granted JPS6055333U (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983146435U JPS6055333U (ja) 1983-09-20 1983-09-20 脱穀装置
KR2019840004281U KR890001482Y1 (ko) 1983-09-20 1984-05-09 탈곡 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983146435U JPS6055333U (ja) 1983-09-20 1983-09-20 脱穀装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6055333U JPS6055333U (ja) 1985-04-18
JPH0319708Y2 true JPH0319708Y2 (ja) 1991-04-25

Family

ID=15407597

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JP1983146435U Granted JPS6055333U (ja) 1983-09-20 1983-09-20 脱穀装置

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KR (1) KR890001482Y1 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0787733B2 (ja) * 1987-04-02 1995-09-27 株式会社クボタ コンバインの脱穀装置の選別制御装置
JP5275757B2 (ja) * 2008-11-05 2013-08-28 ヤンマー株式会社 脱穀機
JP5078844B2 (ja) * 2008-11-05 2012-11-21 ヤンマー株式会社 脱穀機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5534794B2 (ja) * 1977-05-25 1980-09-09

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JPS54130062U (ja) * 1978-02-28 1979-09-10
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Patent Citations (1)

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JPS5534794B2 (ja) * 1977-05-25 1980-09-09

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Publication number Publication date
KR850002281U (ko) 1985-05-22
JPS6055333U (ja) 1985-04-18
KR890001482Y1 (ko) 1989-04-06

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