JPS6121030A - 収穫機 - Google Patents

収穫機

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Publication number
JPS6121030A
JPS6121030A JP14381984A JP14381984A JPS6121030A JP S6121030 A JPS6121030 A JP S6121030A JP 14381984 A JP14381984 A JP 14381984A JP 14381984 A JP14381984 A JP 14381984A JP S6121030 A JPS6121030 A JP S6121030A
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JP
Japan
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fin angle
fin
culm
angle
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Application number
JP14381984A
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English (en)
Inventor
稲田 哲哉
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、殻稈を刈取りつつ脱穀処理する収穫機に関す
る。
〔従来技術〕
収穫機は植立殻稈を刈取り、刈取済殻稈を脱穀装置にお
ける扱胴にて脱穀処理し、さらに穀粒を揺動選別装置に
て選別して精粒を取出すものである。近時、収穫機にお
いては、穀粒を選別する揺動選別装置におけるチャフシ
ーブのフィン角を変更可能に構成し、穀粒流量に対応さ
せてフィン角を変更することにより選別精度の向上を図
っている。また処理胴を併設したものにあっては、処理
胴に還元される二番還元物の量が脱穀処理の良否を左右
することになる。このため処理胴を併設した脱穀装置に
あっては二番還元物量に応じてフィン角の変更を行うこ
とが望ましい。
しかし、刈取作業開始時及び終了時には、扱室内の穀粒
流量が減少し、二番還元物量は不安定となり、このよう
な不安定な二番還元物量に基づいてフィン角を変更する
と、選別精度は著しく低下する。このため刈取開始時及
び終了時には、フィン角を高選別状態(フィン角を小さ
くしてフィン間隙を小さくした状態)とすることが作業
性の向上に繋がる。また−行程の作業終了後、次行程に
おける応答遅れをなくすためには前行程における選別作
業時のフィン角を記憶し、次行程の刈取を開始して所定
時間経過後に速やかにフィン角を記憶した状態とすれば
最も効率よく選別作業が行える(例えば特願昭59−5
6962号)。
しかしながら、このような説穀装!を搭載した収穫機で
は、前行程の作業速度と次行程の作業速度が変化してい
るにも拘わらず、チャフシーブのフィン角を前行程の作
業時におけるフィン角の状態とすることは、穀粒流量が
大幅に変化して選別精度を著しく低下させる虜がある。
〔目的〕
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、−行程の作業終了後、次行程にお
ける作業開始時にも応答性を損なうことなく、また選別
精度の低下を来すことなくフィン角の自動制御を可能と
した収穫機の提供にある。。
(構成〕 本発明に係る収穫機はチャフシーブにおけるフィンの傾
倒角度変更装置と、脱穀処理量の検出器と、該検出器に
て検出された脱穀処理量に基づいて前記変更装置を自動
制御する手段と、脱穀処理されるべき殻稈の存否を検出
する殻稈検出器と、該殻稈検出器による殻稈の不存在検
出時におけるフィンの傾倒角度及び機体の設定走行速度
の記憶手段と、前記殻稈検出器による殻稈の不存在検出
後の殻稈存在、検出時において、機体の設定走行速度が
記憶した設定走行速度と一致する場合には、所定時間後
にフィンの傾倒角度を記憶した状態に復帰させて前記自
動制御を再開させる手段と、機体の設定走行速度が記憶
した設定走行速度と一致しない場合には所定時間後にフ
ィンの傾倒角度を所定の状態として前記自動制御を再開
させる手段とを具備することを特徴とする。
〔実施例〕
以下本発明をその実施例を示す図面に基づいて説明する
第1図は本発明に係る収穫機の外観斜視図である。図に
おいて、3は走行うローラ1上方における機体上部に搭
載された脱穀装置であり、機体前部に位置して分草杆4
、刈刃2、引起し装置7等で構成されている刈取部Kに
よって刈取られた殻稈が、図示しない上部及び下部搬送
装置等を経てこの脱穀装置3に送給されて脱穀処理され
、脱穀後の穀粒は籾タンク5に送給される。
また図中9は運転席8の前方に設けられた操作コラム、
10は縦搬送装置であって、その終端を殻稈挾扼移送装
置11のフィードチェイン12始端部に臨ませており、
この近傍には殻稈の脱穀装置への送給を検知するための
殻稈センサ6が設けられている。なお殻稈センサ6はこ
の位置に限らず、殻稈挾扼移送装置11の始端部の側方
、或いは縦搬送装置10等の搬送経路内でもよく、また
扱深さ自動調節装置を備えた収穫機においては、稈長検
出のために設けられるセンサと共用させる構成としても
よい。殻稈挾扼移送装置11はフィードチェイン12と
挾扼杆13とから構成されており、脱穀装置3の扱口に
沿って設けられている。
第2図は脱穀装置3の一部破断縦断面図である。
脱穀装置3は機筺14内上部に形成された扱室15内に
、多数の扱歯16.16・・・を有する扱胴17を軸架
し、該扱胴17の軸長方向と平行に扱口を延設すると共
に、該扱室15の下方部に受網18を張設し、さらに前
記扱室15の下部には扱胴17の軸長方向にほぼ平行な
揺動選別装置19を設けたものである。更に扱胴17の
右側上方(111体の中央寄り)の位置には二番還元物
を再処理するための処理室50が設けられており、この
処理室50内にはその軸長方向を扱胴、17の軸長方向
と同方向として多数の扱歯52,52・・・を有する処
理胴51が軸架されている。
揺動選別装置19は傾斜状に延びる揺動選別盤20と、
該揺動選別盤20の後部下方に設けられた後述の角度可
変式のチャフシーブ21と、このチャフシーブ21の後
方に連設したストロ−ランク22等から構成したもので
あり、駆動源に連動して揺動する揺動アーム23.24
により前記扱胴17の軸長方向に揺動すべく構成してい
る。
また揺動選別装置19の下方には一番流穀板25及び一
番スクリユー26からなる一番穀物取出部(一番目)2
7と、二番流穀板28及び二番スクリュー29からなる
二番穀物取出部(二番口)30とを有する選別風路31
を形成している。
一番穀物取出部27に落下した穀粒は一番スクリユー2
6から籾タンク5に送給され、また二番穀物取出部30
に落下した穀粒は二番スクリュー29からブロワ47に
より二番スロワ筒48内上方に吹き上げられ、脱穀装置
3の屋根板の処理室50上方の位置に突設された処理胴
カバ53から処理胴51上に落下されて再選別されるよ
うになっている。二番スクリュー29には、該スクリュ
ー29の回転数を検出する二番回転センサ69が設けら
れており、また処理胴カバ53には処理胴に還元される
二番還元物量を検出する二番センサ60が設けられてい
る。
風路31内には前記チャフシーブ21の下方にグレイン
シーブ32を設けると共に、該風路31の起風側には唐
箕装置33を設けている。そしてこの唐箕装置33から
の気流が整流板34.35によって整流された後に風路
31を通って機体後方の排塵口(三番口)36から機外
へ排風されるように構成している。
前記ストロ−ラック22の後上方には、軸流ファンを用
いてなる吸排座装置37を設ける一方、該吸排座装置3
7の上方に上部吸引カバー38を、また下方に下部吸引
カバー39を配設してあり、前記吸排座装置37の吸引
口40を風路31側に開口すると共に、その排風口41
を排塵口36に向けて開口している。
前記上部吸引カバー38の上方には両端部から斜め上方
に流下樋つまり四番[43を延設して四番口44を形成
し、脱穀後の稈、即ち排藁から取り出される刺り粒をス
トロ−ラック22上方に還元させるように構成している
第3図はチャフシーブの一部と共に示すフィン角変更操
作レバの周辺の側断面図である。チャフシーブ21は矩
形に枠組された枠材のうち、機体前後方向に延びる左右
の枠材(図示せず)間に、機体左右方向に延びる多数の
フィン21bを前後方向に並設し、各上部を枠材に枢支
している。各フィン21bの下部は前後方向に延びる1
本の調節連杆21cに夫々枢支されており、該調節連杆
21cの前部には回動杆21dの先端部が固着されてい
る。回動杆21dの基端部は、調節連杆21cの上方位
置において枢支されており、またその基端枢支部には操
作杆21aの中程が枢支されていて、該操作杆2)aは
回動杆21dに固着されている。操作杆21’aの上部
には引張ばね21eの前端が係止されており、引張ばね
21eの他端は脱穀室内適所に係止されている。操作杆
21aの下端部にはプッシュプルワイヤ21fの一端が
係止されており、該ブツシュプルワイヤ21fの他端は
、運転席8 (IIJ方の脱穀装置3前面に設けられた
操作レバ71の基端部に取付けられているアーム72に
枢支されている。
従ってプッシュプルワイヤ21fの牽引操作により、操
作杆21aの下部は後方へ回動されて回動杆21dの先
端は後方に回動され、調節連杆21cは後方に移動し、
フィン21bは起立してフィン角(フィン21bと調節
連杆21cとのなす角度)γは大きくなり、フィン21
b間間隙は大きくなる。一方プソシュプルワイヤ21f
を押圧すると操作杆21aの下部は前方へ回動されて回
動杆21dの先端は上前方に回動され、調節連杆21c
は前方へ移動し、フィン21bは傾倒してフィン角γは
小となり、フィン21b間間隙は小さくなる。
操作レバ71は運転席8の後方であって籾タンク5の右
側前部に配設されており、籾タンク5の前面より操作レ
バ71の前端部が突出していて、運転席8に着座した運
転者が操作し得るようになっている(第1図参照)。
操作レバ71は操作ボックス72内に設けられており、
操作ボックス72の左右の各側面間に架設された支持軸
73にその基端部が回動可能に外嵌されていて、その先
端部は操作ボックス72前面に上下方向に形成された長
孔72aを通って前方に突出している。操作レバ71は
長孔72aの上端及び下端の間において回動する。また
支持軸73には、操作レバ71と平行になって該操作レ
バ71の右側に設けられたアーム74の基端部が回動可
能に外嵌されている。
アーム74の基端部には取付片74aが上方に突設され
ており、該取付片74aに前述のフィン角変更用のプッ
シュプルワイヤ21fの一端が取付けられている。アー
ム74の先端は上部及び下部に二叉状となって操作レバ
71側方(機体左側方)へ屈曲されており、その屈曲さ
れた上、下部間を操作レバ71が貫通している。従って
操作レバ71の上方(又は下方)への回動により、操作
レバ71はアーム74の上側(又は下側)の屈曲部に当
接し、アーム74を上方(又は下方)に回動させてプッ
シュプルワイヤ21fを押圧(又は牽引)し、チャフシ
ーブ21のフィン21bを傾倒(又は起立、)させる。
支持軸73の中央には、操作レバ71回動用のギヤ80
が回転自在に外嵌されている。
アーム74の先端寄りの位置(ギヤ77の前部よりさら
に前方位置)には支持ピン75が操作レバ71側方へ突
設されており、該支持ピンt5の先端部には2つの同形
状をしたラチェット76、77が適幅離隔して相互の上
下位置が対称となるように回動自在に嵌合されている。
アーム74側に位置するラチェット76は、支持ピン7
5に枢支されて上下方向に延びる取付部76bと、その
下端部から前方に延出されている操作部76aと、取付
部76bの上端部から後方へ円弧状に屈曲されたカム部
76cとからなり、カム部76cの先端は先鋭的に後下
方に向っていて、その上面は緩やかな曲線となっている
そして、そのカム部76cの先端部はギヤ80の各歯に
係合するようになっている。カム部76cの上面はギヤ
80によりラチェット76に相対的に下方への力が加わ
った場合に、各歯を乗越えての相対移動できるような曲
線となっている。
一方、操作レバ71側のラチェット77は前述のラチェ
ット76とは上下位置が対称となるように支持ピン75
に枢支されており、上下方向に延びる取付部?7bの上
端部から前方に延出されている操作部77a及び取付部
77bの下端部から後方へ円弧状に屈曲されたカム部7
7cを有し、カム部?7cの先端は先鋭的に後上方へ向
っていて、その下面は緩やかな曲線となっている。そし
て、そのカム部77cの先端部がギヤ80の各歯に係合
し、またギヤ80によりラチェット77に相対的に上方
への力が加わった場合にはその上面の曲線によりギヤ8
0の各歯を乗越えて相対移動するようになっている。
各ラチェット76.77における操作部76a、 77
aの各先端部には引張ばね78.79の一端が係止され
ており、各引張ばね78,79の他端はアーム74の先
端中央から操作レバ71側方へ突出された係合軸74b
に係止されており、各ラチェット76.77をギヤ80
の各歯に係合すべく付勢している。一方、各ラチェッ)
76.77における操作部76a、 77aの上下方向
間には、操作レバ71−の中程にその基端部を固着され
た係止ピン71aの先端部が各操作部76a、 77a
と屯若干の間隙を有して位置しており、操作レバ71の
h(又は下方)への回動により該係止ピン71aはラチ
ェット77(又は76)の操作部77a(又は76a)
を上方(又は下方)へ押圧して、引張ばね79(又は7
8)の引張力に抗してラチェツト77全体を機体左側(
操作レバ71側)から見て時計回り(又は反時計回り)
方向へ回動させ、そのカム部77c(又は76c)とギ
ヤ80の各歯との係合を解除する。
操作ボックス72の下側にはモータ81が取付けられて
おり、該モータ81の出力軸にはギヤボックス82が装
着されていて、さらにギヤボックス82の出力軸には前
述のギヤ8oと噛合している小径のギヤ83が取付けら
れており、モータ81の正逆駆動によりギヤ80が正逆
回転され、ギヤ8oに係合したラチェット76.77に
よりアーム74を回動させてプッシュプルワイヤ21f
を牽引、押圧すると共に操作レバ゛71を回動させるよ
うになっている。
操作レバ71の基端枢支部には、ポテンショメータを利
用したレバー位置検出センサ85が設けられており、操
作レバ71の回動位置に対応した電圧、従ってフィン角
に対応した電圧が該センサ85より出力される。
第4図は本発明機の制御系の回路図である。図において
84はマイクロコンピュータを使用した制御装置であり
、CPU 84a、RAM 84b、ROM 84c、
入力インターフェース84d、出力インターフェース8
4eより構成されている。
入力インターフェース84dにおける入力ポートaOに
は、機体速度変更用の副車速レバの基端部に設けられ、
その回度量に応じた電位を出力するポテシジンメータを
利用した車速センサ58の出力がA/D変換器59にて
ディジタル変換されて入力されており、該A/D変換器
59の出力から、車速は高速、中速、低速の三段階に識
別される。
人力インターフェース84dにおける入力ポートa1に
は二番センサ60の検出信号がA/D変換器61にてデ
ィジタル信号に変換されて入力されている。入力ポート
a2には、前述のチャフシーブ21のフィン角度変更用
操作レバ71基端部に設けられ、ボテンシッメータを利
用したレバ位置検出センサ85の出力が、A/D変換器
62にてディジタル信号に変換されて入力されている。
入カポ−) a3には脱穀クラッチを継合状態とした場
合にオンする脱穀スイッチ63が接続されており、脱穀
スイッチ63のオンにより該入力ポートa3がハイレベ
ルになる。
入力ポートa4には、刈取りラッチを継合状態とした場
合にオンする刈取スイッチ64が接続されており、刈取
スイッチ64のオンにより該入カポ−) a4がハイレ
ベルとなる。
入力ポートaSには、チャフシーブのフィン角を自動調
節とすべき場合にオンされる自動スイッチ65が接続さ
れており、該自動スイッチ65のオンにより入カポ−)
 aBがハイレベルになる。
入力ポートasには、脱穀すべき穀粒が稲の場合と麦の
場合とに応じて切換操作される穀粒切換スイッチ66が
接続されており、麦の場合には入力ポートa6をハイレ
ベルとすべく該スイッチ66がオンされる。
入カポ−) a7には脱穀すべき穀粒が転打であるか湿
材であるかに応じて切換操作される乾湿切換スイッチ6
7が接続されており、湿材の場合には入力ポートa7を
ハイレベルとすべく該スイッチ67がオンされる。
入カポ−) aBには前述の脱穀装置への殻稈の搬送を
検知する殻稈センサ6が接続されており、該センサ6が
殻稈の搬送を検知すると、入カポ−) asがハイレベ
ルになる。
入力ポートagには、スイッチ回路68の出力力く与え
られており、該スイッチ回路6Bは二番回転センサ69
の出力にてオン、オフし、二番回転センサ69が二番ス
クリュ29の低回転を検出して該センサ69出力がハイ
レベルになるとスイッチ回路68番まオンして入力ポー
トa9がハイレベルになる。またスイッチ回路6日の出
力は、一端をボディアースされた発光ダイオード(LE
D )99に与えられてtI)る。
出力インターフェース84eの出力ポートb1にはスイ
ッチ回路86が接続されており、該スイ・ノチ回路86
のオンにり発光ダイオード91が点灯する。
該出カポ−) b+は制御装置84が正常に動作してい
ない場合にハイレベル信号を出力するものであり、その
ハイレベル信号により発光ダイオード91は点灯される
出力ポートb2にはスイッチ回路87が接続されており
、該スイッチ回路870オンにより発光ダイオード92
が点灯する。該出力ポートb2は各センサ、スイ、υチ
が正常に動作していなむ)場合にノ\イレベル信号を出
力するものであり、そのハイレベル信号により発光ダイ
オード92が点灯する。
出力ポートb3にはスイッチ回路88が接続されており
、該スイッチ回路88のオンにより自動ランプ93が点
灯する。該出力ポートb3はチャフシーブ21のフィン
角自動調節のための自動スイッチ65がオンした場合に
ハイレベル信号を出力するものであり、そのハイレベル
信号により自動ランプ93が点灯する。
出カポ−) b+にはスイッチ回路89が接続されてお
り、該スイッチ回路89のオンにより電磁リレ94の励
磁コイル94Cが励磁される。この電磁リレ94は、連
動する常開接点94a及び常閉接点94bを有し、常開
接点94aは給電ラインと、チャフシーブ21のフィン
21bを傾倒、起立させる操作レバ71駆動用モーク8
1の一端(モータ81を逆転させる場合に高電圧となる
端子)との間に介装されており、また常閉接点94bは
モータ81の同端子とボディアースとの間に介装されて
いる。該出力ポートb。
はチャフシーブ21のフィン21bt−(IJ倒させる
場合(フィン角を小さくする場合)にハイレベルの信号
を出力する。
出力ポートb5にはスイッチ回路90が接続されており
、該スイッチ回路90のオンにより電磁リレ95の励磁
コイル95Cが励磁される。この電磁リレ95は連動す
る常開接点95a及び常閉接点95bを有し、常開接点
95aは給電ラインとモータ81の他端(モータ81を
正転させる場合に高電圧となる端子)との間に介装され
ており、また常閉接点94bはモータ81の同端子とボ
ディアースとの間に介装されている。該出力ポートb5
はチャフシーブ21のフィン21bを起立させる場合(
フィン角を大きくする場合)にハイレベルの信号を出力
する。
従って出力ポートb4がハイレベルになると電磁リレ9
4の励磁コイル94Gが励磁され、その常開接点94a
が閉路してモータ81は逆転し、出力ポートb5がハイ
レベルになると電磁リレ95の励磁コイル95Gが励磁
され、その常開接点95aが閉路してモータ81は正転
駆動される。
出力ポートb6にはスイッチ回路96が接続されており
、該スイッチ回路96のオンより警報ブザ97及び発光
ダイオード98が点灯する。該出力ポートb6は後述の
ように、チャフシーブ21のフィン角が自動調節におけ
る制御範囲の上限値又は下限値となっても二番還元物量
が所定範囲内とならないときにハイレベルの信号を出力
する。
斯かる構成の本発明機の動作について説明する。
手動によるフィン角の調節を行う場合には自動スイッチ
65をオフとし、操作レバ71を回動操作すると、プッ
シュプルワイヤ21fが牽引又は押圧され、フィン21
bは起立又は傾倒し、フィン角は大きく又は小さくなる
このような状態で機体を走行させて収穫及び脱穀作業を
行うと、刈取部にで刈取られた殻稈は脱穀装置3の殻稈
挾扼移送装置11に給送される。殻稈挾扼移送装置11
に受は継がれた殻稈は、その穂先側を脱穀装置3の扱口
から扱室15内へ挿入し、回転駆動されている扱胴17
の扱歯16.16・・・によって脱穀処理され、脱穀処
理された穀粒等の扱ぎおろし物は受網18を通過して揺
動選別装置19上に落下し、該装置19の揺動によって
比重選別が行われ、チャフシーブ21のフィン21b、
21b・・・間の間[通過した精粒等の一番物は一番穀
物取出部27へ落下し、二番還元物及び三番物は唐箕装
置33で起風された風でストロ−ランク22上に吹き飛
ばされ、ストロ−ラック22上に落下して、ストロ−ラ
ック22の揺動作用によってもみほぐされながら再選別
が行われ、穂切れ粒、枝梗付着粒等の二番還元物は二番
取出部30へ落下し、二番スクリュー29からブロワ4
7により二番スロワ筒48内上方に吹き上げられ処理胴
51にて再選別される。比較的大きな藁くず等は唐箕装
置33から送られる風により後方へ移送され、排塵口3
6より機外へ排出される一方、比較的軽量の挾雑物は吸
排座装置37の吸引口40から吸引され、排風口41よ
り機外へ排出される。
次にチャフシーブ21におけるフィン角の自動開節につ
いて、第5図〜第7図のフローチャートに基づいて説明
する。まずキースイッチをオンすると、ブザー97が鳴
動したことを示す警報カウンタBZ、刈取作業状態であ
ることを示す刈取フラグK及び刈始め時であることを示
す刈始めフラグDを全てリセント状態(D=0)とし、
さらに脱穀対象の穀粒に対応させて各条件を設定する。
第6図は条件設定制御のフローチャートである。
条件設定制御においては、まず穀粒切換スイッチ66の
状態により、脱穀対象の穀粒が稲であるか麦であるかを
判断する。そして、穀粒切換スイッチ66がオフされた
稲の場合には、二番還元物量の適正範囲の上限値αとし
て、稲における値αiを設定し、またその下限値βとし
て稲における値βiを設定する。さらにチャフシーブ2
1におけるフィン21bの角度の自動調節時における制
御範囲の上限値(最大値)Lとして稲における値L+を
設定する。
次いで脱穀対象の稲が乾湿切換スイッチ67の状態によ
り軟材であるか湿材であるかを判断t7、乾湿切換スイ
ッチ67がオンされた湿材のときには、フィン21bの
角度の自動調節時における制御範囲の下限値(最小値)
Sとして、稲における湿材の値Sisを設定し、また乾
湿切換スイッチ67がオフされた転打のときは、稲にお
ける転打の値Sikを設定する。
さらに、車速センサ58の捉える設定走行速度に応じて
、自動調節開始時に設定されるフィン角Mの設定値を変
更する。即ち、設定走行速度が高速である場合には、こ
のフィン角の設定値Mとして、稲における値Mikを、
中速の場合にはMihを、低速の場合にはM i tを
夫々設定する。
一方、穀粒切換スイッチ66がオフした麦の場合にも同
様に条件が設定され、二番還元物量の適正範囲の上限値
αとして麦における値αmを、下限値βとして麦におけ
る値βmを夫々設定し、また自動調節時におけるフィン
角の制御範囲の上限値りとして麦における値Lmを設定
する。
次いで脱穀対象の麦が転打であるか湿材であるかに対応
して自動調節時に巧けるフィン角の制御範囲の下限値S
を夫々設定する。即ち乾湿切換スイッチ67がオフした
転打の場合は、この下限値Sとして麦における転打の値
Smkを、また乾湿切換スイッチ67がオンした湿材の
場合は、麦における湿材の値5LIlsを夫々設定する
さらに設定された車速に応じて、自動調節開始時におい
て設定されるフィン角Mの設定値を変更する。即ち、車
速センサ58の検出結果に基づき副変速レバの設定が高
速の場合には、前述の稲の場合における低速状態の値M
Uを設定し、中速の場合には麦における値Mmhを設定
し、低速の場合には麦における低速の値M m tを夫
々設定する。
このように各設定値は、稲と麦、転打と湿材により夫々
異なっており、稲における二番還元物量の適正範囲の上
、下限設定値αi、βiと、麦におけるその設定値αm
、+ βmの関係は、夫々αi〈αm、βi〈βmとな
っている。
これは麦の場合は稲の場合に比べて稈切れが発生しやす
く、二番還元物量の適正範囲の上、下限値を稲の場合よ
りも大きくして二番還元物量を多くする必要があるため
であり、このように設定することにより、チャフシーブ
21への還元物量を多くし、−香物への稈切れの混入を
少なくして選別精度の向上を図っている。
また、自動調節時におけるフィン角の制御範囲の上、下
限設定値を稲における場合と麦における場合で異ならせ
ており、またその下限設定値も稲。
麦及びその乾湿によって異ならせていて、上限設定値は
l、 i > Lm 、下限設定値はSis>Sik>
Sms>Smkとなっている。これは稲は麦に比べてチ
ャフシーブの漏下性が悪く、また湿材は転打よりも漏下
性が悪いためにフィン角が小さくなるとチャフシーブ上
に塵埃が堆積して詰りを起こす虞れがあるので、稲の場
合におけるフィン角の制御範囲を麦の場合におけるそれ
よりも全体に大きくし、また湿材における制御範囲を転
打におけるそれよりも大きくしたものである。
さらに刈始め時において設定されるフィン角の設定値も
稲の場合と麦の場合では異なっており、またこの設定値
は設定走行速度に応じて異なっていて、稲の場合及び高
速の場合の値を麦の場合及び低速の場合の値よりも夫々
大きくしており、Mik>Mih>Mit>Mmh>M
mtとなっている。これは麦の場合には稈切れ等が多い
ために、二番還元物量を多(する必要があり、また稲の
場合は漏下性が悪いために、稲の場合における自動調節
開始時の設定フィン角を麦の場合よりも大きくして、選
別精度を低下させることにより漏下性を良くする必要が
あり、さらに設定走行速度が高速である場合には、穀粒
流量が多くなって二番還元物量も増加し、反対に低速の
場合には穀粒流量が少なくなって二番還元物量も減少す
るため、高速時における自動調節開始時の設定フィン角
を低速時のそれよりも大きくし、二番還元物量が多くな
りすぎないように選別精度を低下させる必要があるため
である。
このような条件設定の後、制御装置84は刈取作業が開
始さているか否かを刈始めフラグDにて判断し、刈始め
フラグDがリセント状fi(D=0)であるならば刈取
作業が未だ開始されていないものとして、フィン角度の
記憶値Pを刈始め時におけるフィン設定角度Mとして記
憶する。
斯かる状態にてフィン角度を自動調節とすべく自動スイ
チ65をオンし、脱穀装置3を駆動3−べく脱穀クラッ
チを継台状態として脱穀スイッチ63をオンすると、制
御装置84は、まずフィン角を下限値Sとなるようにモ
ータ81を連続正転駆動し、フィン角をレバ位置検出セ
ンサ85の検出結果pから判断して、下限値Sとなった
場合にはモータ81の駆動を停止する。
このような状態で機体を走行させて、刈取作業及び脱穀
作業を開始すると、刈取済殻稈が脱穀装置3に搬送され
、殻稈センサ6がオン状態となり、自動ランプ93は点
灯されて、自動調節が行い得ることを報知する。そして
、刈取りランチが縫合状態である刈取スイッチ64がオ
ンしている場合で、且つ、刈取フラグKがリセント状f
i(K=0)の場合は、所定時間T、の間はフィン角を
最も小さい高精度選別状g3として選別を行い、所定時
間T1経過するのを待って、フィン角を、前述の刈始め
時における設定角度Mとすべくモータ81を連続的に逆
転駆動する。そしてレバー位置検出センサ85の検出値
pによりフィン角が設定角度Mになったことを検出する
とモータ81の駆動は停止され、刈取作業が開始されて
いることを示す刈取フラグKをセント状態(K=1)と
する。
これは、通常脱穀作業開始時には、脱穀量が一定しない
ために二番還元物量は不安定であり、二番センサ60の
検出結果も著しく不安定であるため、このような不安定
な検出状態に基づいてフィン角を自動調節することは、
選別精度が著しく低下するので、殻稈が搬送された後、
所定時間T1は、フィン角を自動調節における制御範囲
の最下限状態、即ち最も選別精度が高い状態にて選別を
行い、脱穀量が安定した所定時間T1経過後に早急にフ
ィン角を設定角度Mとし、斯かる状態とした後に、この
フィン角Mの状態を中心に、フィン角の制御を、二番セ
ンサ60の検出結果に基づく二番還元物量に対応させて
フィン21bを断続駆動することにより行うようにして
いる。
一方、自動スイッチ65、脱穀スイッチ63いずれかが
オフした非作業状態若しくはフィン角手動調節状態では
、自動ランプ93は消灯状態となり、また両スインソチ
65.63がオンした作業状態において、殻稈センサ6
が搬送殻稈を検出しない場合には自動ランプ93を点滅
させると共に、フィン角を自動調節における下限値Sと
すべくモータ81を連続駆動し、フィン21bを最も傾
倒した高選別精度状態としておき、殻稈が搬送されても
よい状態としている。
次に、二番センサ60の捉える二番還元物量に基づくフ
ィン角の制御を第7図のフローチャートに基づいて説明
する。まずブザー97がすでに鳴動されたか否かを警報
カウンタBZにて確かめ、警報カウタBZがリセット状
態(BZ=0)であるブザー97が未だ鳴動されていな
い状態の場合には、レバー位置検出センサ85が検出す
るレバー位置に対応したフィン角pを記憶値Pとして読
み込む。そして二番センナ60の捉える二番還元物量が
チャフシーブ21にて適正な選別を行なえる上限値α以
上(又は下限値β以下)となった場合には、フィン角が
自動調節時の制御範囲の上限値り以上(又は下限値S以
下)であるか否かを、レバー位置検出センサ85の検出
値pから判断し、上限値しく又は下限値S)となってい
ない場合には、モータ81を短い所定時間にわたって逆
転(又は正転)させて、フィン角を所定量Δp増大(又
は減少)させ、フィン21b間間隙を大(又は小)とし
て、その間隙を通過する穀粒等の量を増大(又は減少)
させ、二番穀物取出部30への穀粒量を減少(又は増大
)させる。このような制御が行われると、刈始めフラグ
Dはセント状態(D=1)、警報カウンタBZはリセッ
ト状態(BZ=O)とされる。このモータ81の短時間
駆動によるフィン角の変化Δpによっても二番還元物量
が所定範囲内(α−β)とならない場合には、再度モー
タ81を短時間駆動し、フィン角を再びΔpだけ変化さ
せ、結局二番還元物量が所定範囲内となるまでモータ8
1は断続的に駆動される。
この場合、モータ81の所定時間の駆動により、フィン
角はΔpだけ変化し、また二番還元物量が所定範囲内で
あればモータ81は駆動されず、フィン角は変更されな
いが、レバ位置検出センサ85の検出値pが、モータ8
1の駆動にも拘わらず、モー夕駆動から予想されるフィ
ン角(P+Δp又はP−Δp)と一致していない場合又
はフィン角が変更されていないにも拘わらずフィン角が
変化している場合には、手動により操作レバ71が操作
されてフィン角が変更されたものとして所定の手動保持
制御がなされる。
一方、二番還元物量が適正範囲内で(α−β)なく、自
動調節によるモータ81の断続駆動によっても二番還元
物量が適正範囲内(α−β)とならない場合は、モータ
81はフィン角が制御範囲の上限値しく又は下限値S)
となるまで断続駆動される。そしてフィン角が制御範囲
の上限値しく又は下限値S)となった自動調節時におけ
る最も選別精度が低い(又は高い)状態になると、警報
カウンタBZはこのフィン角の上限(又は下限)状態の
継続時間を計測し、一定時間毎に計数内容を「1」歩進
する。チャフシーブ21は斯かる状態にて選別を行うが
、警報カウンタBZの計数内容がT2となるまでの所定
時間内に、二番還元物量が適正範囲内とならず、フィン
角の上限(又は下限)状態がこの所定時間にわたって継
続すると、ブザ97が鳴動されると共に発光ダイオード
98が点灯される。
これは二番還元物量が適正範囲内でないと、チャフシー
ブ21のフィン角を自動調節における制御範囲の上限又
は下限として二番還元物量を適正範囲内とすべく選別を
行うが、このような状態が所定時間継続しても二番還元
物量が適正範囲内にならない場合には、チャフシーブに
詰り等が生じた異常状態であり、チャフシーブ21にお
ける所定の範囲内のフィン角の自動調節では二番還元物
量が適正範囲内にならないとして、ブザ97を鳴動させ
ると共に発光ダイオード98を点灯させ、運転者に異常
が発生したことを報知するようにしたものである。
このような作業時において二番穀物取出部30に落下す
る二番物量が多くなり、二番スクリュー29が過負荷に
なって、その回転数が所定値以下に低下したことを、二
番回転センサ69が捉えた場合には、チャフシーブ21
のフィン角の自動調節を禁じ、自動ランプ93を消灯し
てフィン角を自動調節における制御範囲の上限値りとな
るようにモータ81を連続逆転し、フィン21b間を通
過する穀粒の量を増加させて一番穀物取出部27に落下
する穀粒量を増加させることにより二番穀物取出部30
に落下する二番物量を減少させる。この場合、二番スク
リュー29が過負荷になった時点におけるフィン角pを
記憶値Pとして記憶しておき、過負荷が解消された場合
にフィン角を早急にその値pとして、斯かる状態にてフ
ィン角の自動調節を行う。
−行程の刈取作業終了時には、搬送殻稈が存在せず、殻
稈センサ6がオフとなるが、このような刈取作業終了時
には、作業開始時と同様、脱穀量が一定せず、二番還元
物量も不安定であるため、二番還元物量に基づいてフィ
ン角の制御を行うと、選別制度が著しく低下するため二
番還元物量に基づく自動調節を禁じ、自動ランプ93を
点滅状態とし、殻稈センサ6がオフした時点におけるフ
ィン角pを記憶値Pとして記憶すると共に、副変速レバ
の設定走行速度段を、車速センサ58の検出結果から判
断して、その設定走行速度段をRとして記憶する。そし
て所定時間T3後にチャフシーブ21のフィン角が自動
調節の制御範囲の下限値Sとなるようにモータ81を連
続駆動して、フィンが最も傾倒した状態、即ち最も高精
度な選別状態とする。
このとき刈取フラグにはリセント状態(K=0)とされ
、再び前述の条件設定制御が行われ、副変速レバの設定
走行速度段が変更されている場合には、その速度段に応
じて刈取開始時において設定されるフィン角の標準状態
が変更される。
そして、−行程の刈取作業を終え、次行程への旋回を行
って再び刈取作業を行うと、刈取殻稈が殻稈センサ6に
て検出され、再びフィン角の自動制御が行われるが、こ
の場合、まず副変速レバの設定走行速度段が旋回前と旋
回後で変更されているか否かを調べる(第5図■参照)
。そして旋回後における車速センサ58による副変速レ
バの検出設定走行速度rが旋回前の走行速度の記憶値R
と等しい場合には、所定時間T1の間はフィン角を下限
値Sとした最も高選別精度状態とし、その所定時間T1
経過後にフィン角pを、旋回前における刈取終了時の記
憶値Pとし、斯かる状態にて自動調節を再開する。
しかしながら、副変速レバの設定走行速度が、旋回前と
旋回後では一致しない場合、即ち旋回後に作業速度を変
更すべく副変速レバが操作された場合には、フィン角の
記憶値Pを、所定の条件制御により設定された刈始め時
におけるフィン角の標準値Mにリセットし、所定時間T
1経過後にフィン角がこの標準値Mとなるようにモータ
81を駆動し、斯かる状態にてフィン角の自動調節が再
開される。
従って、−行程の作業終了後に機体を旋回させ、その後
の行程における刈始め時においても、最初の所定時間T
10間は、フィン角は高選別精度状態とされて選別が行
われ、所定時間T1経過後には、副変速レバが、旋回前
と旋回後において変更設定されていない場合には旋回前
におけるフィン角自動調節時の最終のフィン角の状態と
されて自動調節が再開され、また副変速レバが変更設定
されている場合には、フィン角は条件設定制御により設
定された刈始め時における標準状態とされて自動調節が
再開される。
〔効果〕
本発明によれば、−行程の作業終了後、次行程の作業開
始時において、設定走行速度が前行程の作業終了時の設
定走行速度と等しい場合にはフィン角を前行程の作業終
了時における状態に速やかに復帰させて、自動調節を再
開させるようになっているため、旋回後の作業開始時に
おいても選別精度及び応答遅れの低下を来すことなくフ
ィン角の自動m節が再開できる。さら番こ、旋回後の設
定走行速度段が旋回前の設定走行速度段と一致しない場
合には、フィン角を予め定められた刈始め時における標
準状態として自動調節を再開させるようになっているの
で、機体の設定走行速度の変更により作業速度が大幅に
変更されて脱穀装置における穀粒流量が大幅に変化した
場合にも支障なくフィン角の自動調節が再開され、選別
精度は著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであり、第1図は本発
明機の外観斜視図、第2図は脱穀装置の縦断面図、第3
図はチャフシーブの要部及び操作レバ周辺の側面図、第
4図は本発明機の要部電子回路図、第5図〜第7図はそ
の動作説明のためのフローチャートである。 3・・・脱穀装置 6・・・殻稈センサ 11・・・殻
稈挾扼移送装置 17・・・扱胴 21・・・チャフシ
ーブ 21b・・・フィン 27・・・一番穀物取出部
 29・・・二番スクリュー30・・・二番穀物取出部
 50・・・処理室 51・・・処理胴 58・・・車
速センサ 60・・・二番センサ 63・・・脱穀スイ
ッチ 64・・・刈取スイッチ 65・・・自動スイッ
チ66・・・穀粒切換スイッチ 67・・・乾湿切換ス
イッチ69・・・二番回転センサ 71・・・操作レバ
 78・・・レバ位置検出センサ 81・・・モータ 
84・・・制御装置 97・・・ブザ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、チャフシーブにおけるフィンの傾倒角度変更装置と
    、脱穀処理量の検出器と、該検出器にて検出された脱穀
    処理量に基づいて前記変更装置を自動制御する手段と、
    脱穀処理されるべき殻稈の存否を検出する殻稈検出器と
    、該殻稈検出器による殻稈の不存在検出時におけるフィ
    ンの傾倒角度及び機体の設定走行速度の記憶手段と、前
    記殻稈検出器による殻稈の不存在検出後の殻稈存在検出
    時において、機体の設定走行速度が記憶した設定走行速
    度と一致する場合には、所定時間後にフィンの傾倒角度
    を記憶した状態に復帰させて前記自動制御を再開させる
    手段と、機体の設定走行速度が記憶した設定走行速度と
    一致しない場合には所定時間後にフィンの傾倒角度を所
    定の状態として前記自動制御を再開させる手段とを具備
    することを特徴とする収穫機。
JP14381984A 1984-07-10 1984-07-10 収穫機 Pending JPS6121030A (ja)

Priority Applications (1)

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JP14381984A JPS6121030A (ja) 1984-07-10 1984-07-10 収穫機

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ID=15347691

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JP (1) JPS6121030A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011109922A (ja) * 2009-11-24 2011-06-09 Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd コンバイン
WO2019003831A1 (ja) * 2017-06-26 2019-01-03 株式会社クボタ 収穫機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011109922A (ja) * 2009-11-24 2011-06-09 Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd コンバイン
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