JP2003180141A - コンバインのチャフ角制御 - Google Patents

コンバインのチャフ角制御

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JP2003180141A
JP2003180141A JP2001387514A JP2001387514A JP2003180141A JP 2003180141 A JP2003180141 A JP 2003180141A JP 2001387514 A JP2001387514 A JP 2001387514A JP 2001387514 A JP2001387514 A JP 2001387514A JP 2003180141 A JP2003180141 A JP 2003180141A
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sheave
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱穀処理部に設けた検出手段により脱穀処理
量を検出し、該脱穀処理量に応じてチャフシーブの開度
を調節するコンバインにおいて、3番ロスの低減を図る
ことを課題とする。 【解決手段】 前記脱穀処理部に処理物がなくなったと
きに、開き側に作動しているチャフシーブ29を、更に
開放する。この開き側に作動しているチャフシーブ29
の更なる開放は、刈取部8から掻き込まれる穀稈を検出
する掻込センサ87・87・87のON/OFFに連動
させて行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、揺動選別装置に設
けられたチャフシーブの開度を調節する制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバイン等においては、刈取穀
稈は脱穀部の扱胴等により搬送されながら脱粒され、落
下する穀粒や藁屑等は、前記脱穀部の下方に配置した揺
動選別装置に落下する。そして、これらの穀粒や藁屑等
は、前記揺動選別装置の幅方向に横架したチャフシーブ
上に落下され、搬送されるときに、比重選別と風選別と
が行われる。チャフシーブは、複数のチャフフィンによ
り構成され、該チャフシーブの下方にはグレンシーブが
配設されている。そして、チャフシーブの前下方には、
風選別のための唐箕ファンが配置され、該唐箕ファンの
後方には、順に、選別された1番物を左右方向に搬送す
る1番コンベアと、2番物を搬送する2番コンベアとが
横設されている。このような構成において、前記チャフ
シーブから落下する穀粒や藁屑等のうち、穀粒は1番物
として1番コンベアにより搬送されて穀物タンク等に収
納され、穀粒や夾雑物等が混じった2番物は2番コンベ
アを介して還流される一方、軽い藁屑等は選別風により
吹き飛ばされ、吸引ファンにより3番口から機外へ排出
される構成となっていた。
【0003】そして、選別精度を高めるために、穀稈量
に比例して穀粒等のチャフシーブからの落下量及び唐箕
の風量を調節するようにしていた。つまり、排藁チェン
に設けた検出手段により排藁量を検出して、排藁量に応
じてチャフシーブの開度や選別風の量を変化させてい
る。例えば、排藁チェン下方に位置するチェンガイドの
姿勢変化量によって検出アームが回動すると、該検出ア
ームに連結された操作ワイヤによってチャフシーブの開
度を操作するといった、チャフシーブの開度の機械的制
御がなされていた。
【0004】さらに、この機械的制御に加えて、電子制
御によるチャフ角制御によっても、チャフシーブの開度
が調整されていた。このチャフ角制御機構は、対向する
引起装置のタイン間に設けられた掻込センサと、ミッシ
ョンケース内に設けられた車速センサと、チャフシーブ
を開閉させるアクチュエータなどを、各機器を統括制御
するコントローラに接続して構成されている。掻込セン
サは、刈取部から掻き込まれる穀稈の有無を感知してお
り、穀稈の検出、又は非検出をコントローラへ出力して
いる。車速センサはミッションケース内のギアの回転数
を検出しており、その検出値をコントローラへ出力して
いる。アクチュエータはコントローラからの作動指令に
よって作動する。
【0005】以上のような構成で具体的にチャフ角制御
を説明すると、掻込センサにより穀稈が検出されなくな
ると、その非検出信号がコントローラへ出力され、該コ
ントローラからアクチュエータへ作動指令が出力され
る。これによりアクチュエータは作動し、チャフシーブ
の開度が所定量操作される。このチャフシーブの開度調
整は所定時間継続した後、解除されるが、このタイミン
グはコントローラで計測されている。例えば、車速セン
サで検出されるギア回転数に基づき、フィードチェーン
による穀稈の搬送時間などが算定されており、これによ
り最後の穀稈が掻込センサ位置を通過してから脱穀部で
処理され、その排藁が排藁処理部から排出されるまでの
時間が算出される。該時間を経過した後、コントローラ
から解除信号が出力され、アクチュエータの作動が解除
されて、チャフシーブは元の開度に狭まるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように前記電子制
御によると、コントローラが必要であり、該コントロー
ラは比較的高価で、コスト的にも不利である。また、該
コントローラと各機器との間の制御構成もなかなか複雑
である。また、設定時間後にチャフシーブを開いて設定
時間後に元の開度に閉じる構成では、脱穀量が多い場合
では、脱穀装置や揺動選別装置等内にはまだ藁屑等が残
っており、3番ロスが多くなることがあった。そこで、
本発明では、これらの点を鑑みて、安価且つ選別性能の
高いチャフ角制御を備えたコンバインを提供することを
課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】次に前記課題を解決する
ための手段を説明する。まず、請求項1に記載のよう
に、脱穀処理部に設けた検出手段により脱穀処理量を検
出し、該脱穀処理量に応じてチャフシーブの開度を調節
するコンバインにおいて、前記脱穀処理部に処理物がな
くなったときに、開き側に作動しているチャフシーブ
を、更に開放する。
【0008】そして、請求項2に記載のように、前記開
き側に作動しているチャフシーブの更なる開放を、刈取
部から掻き込まれる穀稈を検出するセンサのON/OF
Fに連動させて行う。
【0009】また、請求項3に記載のように、前記チャ
フシーブの開度調節機構を、取付基部に枢支した回動基
板と、該回動基板から延出した調整レバーと、該回動基
板上に枢支したチャフ開度開閉アームと、該チャフ開度
開閉アームを操作するアクチュエータと、該チャフ開度
開閉アームとチャフシーブとを連結するワイヤとで構成
し、以下の2つの手段によりチャフシーブを開放する。
(1)前記調整レバーの手動操作により前記回動基盤を
回動させ、前記ワイヤを進退させて前記チャフシーブを
開放する第1の手段。(2)前記アクチュエータを作動
させ、前記チャフ開度開閉アームを回動させて、前記ワ
イヤを進退させ、前記第1の手段により開放したチャフ
シーブを、更に開放することができる第2の手段。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の一形態を説
明する。図1はコンバインの側面図、図2は同じく平面
図、図3は脱穀部の斜視図、図4は第1の手段及び第2
の手段によるチャフシーブ29の開放を説明する側面
図、図5は排藁チェーン14の側面図、図6はチャフレ
バー38及び切換レバー55の側面図、図7はチャフフ
ィン54・54・・・の側面図であり、(a)は開度
大、(b)は開度小である。図8は第2の手段たるクリ
ーンシフト機構100の側面図であり、(a)は開度
中、(b)は開度大、(c)は開度小である。図9は掻
込センサのON/OFFによりチャフ開度モータ106
を駆動するリレー回路図、図10は刈取部8の平面図、
図11は通常の刈取作業終了時におけるチャフ開度を示
すタイムチャートであり、(a)は第1手段たる機械的
機構によるチャフ開度を示すタイムチャート、(b)は
第2手段たるクリーンシフト機構100によるチャフ開
度を示すタイムチャート、(c)は第1手段及び第2手
段によるチャフ開度を示すタイムチャートである。図1
2は刈取作業終了直後に再び作業が再開されたときのチ
ャフ開度を示すタイムチャートであり、(a)は第1手
段たる機械的機構によるチャフ開度を示すタイムチャー
ト、(b)は第2手段たるクリーンシフト機構100に
よるチャフ開度を示すタイムチャート、(c)は第1手
段及び第2手段によるチャフ開度を示すタイムチャート
である。
【0011】図1及び図2に示すように、本実施例にお
けるコンバインでは、機台3に架設したトラックフレー
ム1に走行クローラ2を装設し、該機台3上方に脱穀部
4を配設している。該脱穀部4では、フィードチェン5
を機体進行方向左側に張架し、扱胴6及び処理胴7を内
蔵している。そして、油圧シリンダ11によって刈取フ
レーム12を介して昇降できるように構成された刈取部
8は、機体前方に配設されて刈刃9及び穀稈搬送機構1
0等を備えている。
【0012】前記脱穀部4後方に位置する排藁処理部1
3には、上部に排藁チェン14の終端が位置し、下部に
カッタ装置が配置される。また、選別後の精粒は後述す
る1番コンベア33より揚穀筒16を介して穀物タンク
15に搬入し、排出オーガ17によって前記穀物タンク
15内の穀粒を機外に排出できるようにしている。そし
て、穀物タンク15の前方に位置する運転キャビン18
内には、運転操作部19及び運転席20を備え、エンジ
ン21を運転キャビン18下方に設けて、該エンジン2
1から動力を取り出して連続的に穀稈を刈取って脱穀す
るように構成している。
【0013】また、図3に示すように、脱穀部4に形成
された扱室22には機体の前後方向に軸架する扱胴6を
内設させ、扱口より該扱室22に穀稈を挿入するよう構
成している。前記扱室22下方にクリンプ網24を張架
させ、揺動選別装置25は前記クリンプ網24下方に前
端を臨ませて前後方向に揺動自在に支持されている。
【0014】前記クリンプ網24の下方に揺動選別装置
25の前後フィードパン26・27を上下二段に配設
し、選別篩い線28を前フィードパン26の後端側に上
下揺動自在に設け、チャフシーブ29を後フィードパン
27後端後方に連設し、グレンシーブ30はチャフシー
ブ29下方に配設している。前後フィードパン26・2
7の上下間に選別風を送給するプレファンである送塵フ
ァン31と、チャフシーブ29とグレンシーブ30間及
びグレンシーブ30下方に選別風を送給するメインの送
風装置である唐箕ファン32の、各ファン31・32か
らの送風によって穀物を選別している。
【0015】前記グレンシーブ30下方に位置する1番
コンベア33は、揚穀筒16に連通して穀物タンク15
に穀粒を取り出し、2番コンベア34は2番物を2番還
元コンベア35を介して前記選別装置25の篩い線28
上方に還元する。吸排塵ファン36は前記選別装置25
の後端上方に配設され、前記扱胴6及び処理胴7により
脱穀された穀粒を揺動選別装置25で選別し、精粒のみ
を前記穀物タンク15に取り出すと共に、排藁を排藁チ
ェン14を介し排藁処理部13に送り込んで排藁カッタ
による切断後、機外に排出させるように構成している。
【0016】このような構成において、前記フィードチ
ェン5により挟持された穀稈は、後方へ搬送されながら
前記脱穀部4の扱室22に備えられた扱胴6の回転によ
って脱粒され、排藁等は後方の排藁処理部13の排藁カ
ッタに送られて切断後に後方より圃場に放出される。一
方、クリンプ網24を漏下した穀粒・藁屑等は、揺動選
別装置25上に落ち、そこで揺動選別されながら後方へ
送られる。そして、この穀粒・藁屑等は、前記チャフシ
ーブ29やグレンシーブ30等を通過して流穀板等にガ
イドされながら1番樋上に落下し、その落下途中におい
て、送塵ファン31及び唐箕32から供給された選別風
によって風選別が施される。
【0017】次に、前記揺動選別装置25のチャフシー
ブ29の開度調節について説明する。本実施例における
コンバインは、排藁チェン14を通過する排藁量に応じ
て作用する機械的機構によりチャフシーブ29の開度を
調節する第1の手段と、運転席20側方に設けた手動調
整レバー103の操作によりクリーンシフト機構100
を作動させてチャフシーブ29の開度を調節する第2の
手段とを備え、まず、前者の機械的機構による第1の手
段から説明する。
【0018】図4及び図5に示すように、この第1の手
段は、チャフシーブ29の開度を調節するチャフレバー
38と、前記送塵ファン31及び唐箕ファン32の側方
に設けたファンシャッタ39・40の開度を調節するシ
ャッタレバー41とに、それぞれチャフワイヤ42及び
シャッタワイヤ43を接続して、他方を前記排藁チェン
14のチェンガイド44に連動連結させて、排藁量の多
少によってチャフシーブ29の間隔を大小に変化させる
ように構成されている。
【0019】前記排藁チェン14には排藁を挟持するた
めに下側にチェンガイド(挟扼杆)44が配置され、該
チェンガイド44に検出リンク45が垂設され、該検出
リンク45に検出板46が当接されて、該検出板46に
検出アーム47が連動連結されている。こうして排藁の
通過によってチェンガイド44が上下に変動し、アーム
軸48を中心として検出アーム47が回動し、シャッタ
ワイヤ43を引っ張る状態のとき、シャッタレバー軸5
0を中心として、シャッタレバー41を反時計方向に回
転させて、シャッタ39・40によって閉塞される送塵
ファン31及び唐箕32右側方の空気取入口の開度を大
とさせるように構成している。
【0020】また、チャフワイヤ42を引っ張る状態の
とき、前記チャフレバー38をレバー軸49を中心とし
て反時計方向に回転させ、チャフシーブ29左右両端の
下端側を支持する下部可動板53を移動させて、図7
(a)のように、チャフシーブ29を構成する各チャフ
フィン54・54・・・の傾斜角を大(立てる)とさせ
るとき、このチャフシーブ29の開度を大として穀粒の
漏下量を増大させ、図7(b)のように、各チャフフィ
ン54・54・・・の傾斜角を小(寝かせる)とさせる
ときチャフシーブ29の開度を小として穀粒の漏下量を
減少させるように構成している。
【0021】さらに、図6に示すように、前記チャフワ
イヤ42のチャフレバー38側のアウタ42aを、前記
レバー軸49を中心として回動自在な切換レバー55の
ワイヤブラケット56に支持するとともに、該切換レバ
ー55を切換ワイヤ60を介してクリーンシフト機構1
00に連動連結させている。
【0022】次に、クリーンシフト機構100によりチ
ャフシーブ29の開度を調節する第2の手段について説
明する。図8に示すように、クリーンシフト機構100
は、運転席20斜下方の機体フレームに回動自在に取り
付けられた回動基板101と、該回動基板101から延
出される手動調整レバー103と、該回動基板101上
に枢結されたチャフ開度開閉アーム105と、該回動基
板101上に設けられ、該チャフ開度開閉アーム105
を回動操作するチャフ開度モータ106とで構成されて
おり、該手動調整レバー103を運転席20の側方に配
置している(図2参照)。図8中の符号102は前記機
体フレームと回動基板101の隅部とを枢結する回動支
点軸であり、符号104は手動調整レバーを案内するレ
バーガイドである。
【0023】また、図4及び図6に示すように、前記チ
ャフレバー38、及び切換レバー55は脱穀側板61の
外壁に固設するベース台62にそれぞれ取り付け、ベー
ス台62と切換レバー55間、及びチャフレバー38と
切換レバー55間にそれぞれ戻りバネ64・65を介設
させるとともに、前記切換ワイヤ60のアウタ60aの
一端側をベース台62に、またアウタ60aの他端側を
前記チャフ開度開閉アーム105の一端部に取り付けて
いる。図6中の符号71はチャフレバー38の移動位置
を検出するチャフ位置センサである。
【0024】このような構成で、オペレ−タは、稲・麦
等の品種に応じて、運転席20側方の手動調整レバー1
03を操作し、回動基板101を回動させて、切換ワイ
ヤ60を進退させ、切換レバー55をレバー軸49を中
心に揺動させて、チャフワイヤ42のアウタ42aを移
動させ、チャフシーブ29開度の標準位置を調節するよ
うに構成している。
【0025】また、穀稈の刈取作業を終了するときな
ど、刈取部8から脱穀部4へ掻き込まれる穀稈がなくな
り、排藁処理部13を通過する排藁がなくなって、前記
機械的機構によるチャフシーブ29の開放が解除される
直前には、以下に示す制御が働き、アクチュエータたる
チャフ開度モータ106の駆動によりチャフ開度開閉ア
ーム105を回動させ、切換ワイヤ60を進退させて、
手動調整レバー103によるチャフシーブ29の開度の
手動調整分に対して、更に余分にチャフシーブ29を開
くように構成している。
【0026】この制御は、例えば、図9に示す制御回路
によって行われる。図9中の符号89は、運転席20側
方の作業クラッチレバー88(図2参照)の操作による
刈取クラッチの入切を感知する刈取スイッチ、符号87
は刈取部8から掻き込まれる穀稈の有無を感知する掻込
センサ、符号111はONディレイタイマーの電源、符
号112は所定時間Taを計測するONディレイタイマ
ーのタイマー回路、符号113は運転操作部19に設け
られたチャフ開度モータ106の作動を報知するチャフ
モニタランプ、符号105・106・108は前記チャ
フ開度開閉アームと、チャフ開度モータと、モータ駆動
回路108である。
【0027】前記掻込センサ87・87・87の配置位
置であるが、図10に示すように、刈取部8において
は、穀桿を引起す多数の引起タイン81を設けた複数の
引起ケース86が左右方向に列設され、該引起しケース
86の後方には、引起された穀稈の株元側を掻込む複数
のスターホイル82と掻込ベルト83が配置され、この
うちの左中右の掻込ベルト83の上側には、リミットス
イッチ型の左中右の掻込センサ87・87・87が配設
されている。該引起ケース86の前方及び引起ケース8
6・86間の前方には、未刈り穀稈91・91・・・を
分草する分草板84・84・・・が設けられ、該分草板
84・84・・・は、前記各引起ケース86の下端側か
ら前方に延設された分草アーム85・85・・・の先端
部に取り付けられている。
【0028】そして、前記掻込センサ87・87・87
により、前記刈刃9によって株元を切断する直前まで掻
込ベルト83に掻き込まれた未刈り穀稈91の中間部が
感知され、左中右の穀稈の有無によって刈取作業中であ
るか否かを検出できるようにしている。なお、この掻込
センサ87・87・87は、前記穀稈搬送機構10内の
縦搬送装置等に配設してもよい。
【0029】次に、刈取作業終了時の刈り終わり制御に
よるチャフシーブ29の開度調整について説明する。作
業レバーを「入」側へ回動すると前記刈取スイッチ89
がONとなり刈取部8とフィードチェーン5と脱穀装置
と選別装置等を駆動し、穀稈の刈り取りを開始してから
は、図11(a)に示すように、排藁処理部13を通過
する排藁により前記第1の手段たる機械的機構を介して
チャフシーブ29が開放され、チャフフィン54・54
・・・の開度が極小となる基準面から角度α開放される
とともに、図11(b)に示すように、前記第2の手段
たるクリーンシフト機構100の操作によってもチャフ
シーブ29が開放され、チャフフィン54・54・・・
の傾斜角度が所定の角度βに設定される。図11(c)
は、この機械的機構とクリーンシフト機構100との作
用により実際にチャフフィン54・54・・・が開放さ
れる傾斜角の変化を示したタイムチャートである。
【0030】そうして、穀稈を刈り終え、刈取部8から
脱穀部4へ掻き込まれる穀稈がなくなると、前記掻込セ
ンサ87・87・87がOFFとなり(時刻T1)、こ
れにより前記ONディレイタイマーの電源111が立ち
上がってタイマー回路112が作動し、所定時間Taの
計測が開始される。これとともにフィードチェンクラッ
チが切られて、フィードチェン5の駆動が停止し、ま
た、運転操作部19のチャフモニタランプ113が点灯
して穀稈の刈り終わりが報知され、前記モータ駆動回路
108に駆動信号が伝達される。これにより、該モータ
駆動回路108からチャフ開度モータ106へ時計方向
駆動信号(CW信号)が出力され、該チャフ開度モータ
106は正転駆動して、チャフ開度開閉アーム105を
時計方向に回転させ、前記切換ワイヤ60を引っ張ると
ともに、モータ駆動回路108のリミットスイッチ(C
W)がONとなる。
【0031】切換ワイヤ60が引っ張られると、図4に
示すように、前記切換レバー55がレバー軸49を中心
として時計方向に回転し、これにより戻りバネ65を介
してチャフレバー38が反時計方向に回転し、下部可動
板53が移動して、チャフフィン54・54・・・が更
に角度γ立てられ、開き側に開放チャフシーブ29が更
に開放される。(時刻T2)
【0032】そうして、排藁処理部13を通過する排藁
がなくなると、前記機械的機構の作用が解除されて(時
刻T3)、チャフシーブ29が閉じ、チャフフィン54
・54・・・の傾斜角度が(β+γ)となる(時刻T
4)。その後、前記タイマー回路112の計測により時
刻T1から所定時間Taが経過すると、該タイマー回路
112のスイッチ112aが閉じて、モータ駆動回路1
08へ制御信号が伝達され、該モータ駆動回路108か
らチャフ開度モータ106へ反時計方向駆動信号(CC
W信号)が出力される。これにより、該チャフ開度モー
タ106は逆転駆動し、チャフ開度開閉アーム105を
時計方向に回転させて、引っ張られた状態にある切換ワ
イヤ60を弛ませるとともに、モータ駆動回路108の
リミットスイッチ(CCW)がONとなって、刈り終わ
り制御が終了する。(時刻T5)
【0033】切換ワイヤ60が弛むと、図4に示すよう
に、戻りバネ64を介して前記切換レバー55がレバー
軸49を中心として反時計方向に回転し、これにより戻
りバネ65を介してチャフレバー38が時計方向に回転
し、下部可動板53が移動して、チャフシーブ29が閉
じて、チャフフィン54・54・・・の傾斜角度がβと
なり、以後、この状態が保持されて、待機状態となる。
(時刻T6)
【0034】通常は、以上のように刈り終わり時のチャ
フシーブ29の開度が制御されるが、例えば、コンバイ
ンを方向転換させるときには、一旦、刈取作業が終了す
るが、その後、すぐに刈取作業が再開される場合や作業
途中で停止した場合等がある。この場合は、以下のよう
にして前記刈り終わり制御を終了させる。
【0035】図12に示すように、時刻T4までは前記
同様にチャフシーブ29の開度が制御され、その後、例
えば、旋回後、時刻T7で、刈取部8に新たな穀稈が掻
き込まれて、掻込センサ87がONとなったとする。こ
れによりこの穀稈が脱穀部4へと搬送される。そして、
時刻T7から以下に詳述する待機時間Tbが経過した
後、タイマー回路112のスイッチ112aが閉じてモ
ータ駆動回路108へ制御信号が伝達され、該モータ駆
動回路108からチャフ開度モータ106へ反時計方向
駆動信号(CCW信号)が出力される。これにより該チ
ャフ開度モータ106は逆転駆動し、チャフ開度開閉ア
ーム105を時計方向に回転させて、引っ張られた状態
にある切換ワイヤ60を弛ませるとともに、モータ駆動
回路108のリミットスイッチ(CCW)がONとなっ
て、刈り終わり制御が終了する。(時刻T8)
【0036】なお、この時刻T8が、前記時刻T1から
所定時間Ta経過した後の時刻よりも遅い場合には、該
時刻T1から所定時間Ta経過後に、タイマー回路11
2のスイッチ112aが閉じ、前記刈り終わり制御が終
了する。つまり、タイマー回路112では、前記時刻T
1から所定時間Ta経過後の時刻、あるいは、前記時刻
T7から待機時間Tb経過後の時刻のうちの、何れか早
い方の時刻に達したときに、そのスイッチ112aを閉
じ、刈り終わり制御が終了される。
【0037】この刈り終わり制御の終了後、前記切換ワ
イヤ60が弛み、図4に示すように、戻りバネ64を介
して前記切換レバー55がレバー軸49を中心として反
時計方向に回転し、これにより戻りバネ65を介してチ
ャフレバー38が時計方向に回転し、下部可動板53が
移動して、チャフシーブ29が閉じて、チャフフィン5
4・54・・・の傾斜角度が(α+β)となり、以後、
この状態で選別が行われる(時刻T9)。
【0038】ところで、前述の待機時間Tbであるが、
この待機時間Tbは、例えば、次のように設定されてい
る。前記掻込センサ87からフィードチェーン5の後端
部(受継部)まで穀稈を搬送するのに要する所要距離が
L(m)であるとする。この掻込センサ87と受継部と
の間は、走行するコンバインの車速によって穀稈の通過
時間が変化するため、車速センサで所定の微小時間t
(秒)毎に計測した車速(m/秒)を積算することで、
コンバインの走行距離を計算し、それを基に穀稈の搬送
距離X(m)を求める。この関係式は以下のように表さ
れる。 X(m) = (微小時間t(秒)毎に計測した車速
(m/秒)を積算) 前記車速センサはコンバインのミッションケース内に設
けられて、ギア回転数を検出している。
【0039】そうして、この搬送距離X(m)が前記所
要距離L(m)に達するまでに要した時間Txとする。
この時間Txに、フィードチェーン5の受継部から排藁
チェーン14までの穀稈の通過時間Tc(一定時間)を
加算し、待機時間Tbが求められている。この関係式は
以下の式で表される。 Tb = Tx + Tc このように図示せぬ演算手段によって待機時間Tbが計
算され、該待機時間Tbがタイマー回路112へ出力さ
れて、時間が計測される。
【0040】以上に示すように、チャフシーブ29の開
度調整がなされ、一時的に穀稈の掻き込みがなくなる旋
回時など、開き側に作動しているチャフシーブを、更に
開放することで、高精度に穀粒を選別することができ、
3番ロスが低減する。
【0041】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
次のような効果を奏する。まず、請求項1のように、脱
穀処理部に設けた検出手段により脱穀処理量を検出し、
該脱穀処理量に応じてチャフシーブの開度を調節するコ
ンバインにおいて、前記脱穀処理部に処理物がなくなっ
たときに、開き側に作動しているチャフシーブを、更に
開放することで、高精度に穀粒を選別することができ、
3番ロスも低減して、選別性能の向上を図ることができ
る。
【0042】そして、請求項2のように、前記開き側に
作動しているチャフシーブの更なる開放を、刈取部から
掻き込まれる穀稈を検出するセンサのON/OFFに連
動させて行うことで、チャフシーブの開度調節制御が簡
素化される上、高精度に穀粒を選別することができ、3
番ロスも低減して、選別性能の向上を図ることができ
る。
【0043】また、請求項3のように、前記チャフシー
ブの開度調節機構を、取付基部に枢支した回動基板と、
該回動基板から延出した調整レバーと、該回動基板上に
枢支したチャフ開度開閉アームと、該チャフ開度開閉ア
ームを操作するアクチュエータと、該チャフ開度開閉ア
ームとチャフシーブとを連結するワイヤとで構成し、
(1)前記調整レバーの手動操作により前記回動基盤を
回動させ、前記ワイヤを進退させて前記チャフシーブを
開放する第1の手段と、(2)前記アクチュエータを作
動させ、前記チャフ開度開閉アームを回動させて、前記
ワイヤを進退させ、前記第1の手段により開放したチャ
フシーブを、更に開放することができる第2の手段とに
よりチャフシーブを開放することで、チャフシーブの開
度調節制御が簡素化される上、高精度に穀粒を選別する
ことができ、3番ロスも低減して、選別性能の向上を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図。
【図2】同じく平面図。
【図3】脱穀部の斜視図。
【図4】第1の手段及び第2の手段によるチャフシーブ
29の開放を説明する側面図。
【図5】排藁チェーン14の側面図。
【図6】チャフレバー38及び切換レバー55の側面
図。
【図7】チャフフィン54・54・・・の側面図。
(a)開度大。(b)開度小。
【図8】第2の手段たるクリーンシフト機構100の側
面図。(a)開度中。(b)開度大。(c)開度小。
【図9】掻込センサのON/OFFによりチャフ開度モ
ータ106を駆動するリレー回路図。
【図10】刈取部8の平面図。
【図11】通常の刈取作業終了時におけるチャフ開度を
示すタイムチャート。(a)第1手段たる機械的機構に
よるチャフ開度を示すタイムチャート。(b)第2手段
たるクリーンシフト機構100によるチャフ開度を示す
タイムチャート。(c)第1手段及び第2手段によるチ
ャフ開度を示すタイムチャート。
【図12】刈取作業終了直後に再び作業が再開されたと
きのチャフ開度を示すタイムチャート。(a)第1手段
たる機械的機構によるチャフ開度を示すタイムチャー
ト。(b)第2手段たるクリーンシフト機構100によ
るチャフ開度を示すタイムチャート。(c)第1手段及
び第2手段によるチャフ開度を示すタイムチャート。
【符号の説明】 4 脱穀部 5 フィードチェーン 8 刈取部 13 排藁処理部 14 排藁チェーン 20 運転席 29 チャフシーブ 38 チャフレバー 42 チャフワイヤ 44 チェーンガイド 45 検出リンク 46 検出板 47 検出アーム 55 切換レバー 60 切換ワイヤ 87 掻込センサ 89 刈取スイッチ 100 クリーンシフト機構 101 回動基板 103 手動調整レバー 105 チャフ開度開閉アーム 106 チャフ開度モータ 108 モータ駆動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 俊徳 岡山市江並428番地 セイレイ工業株式会 社内 (72)発明者 川崎 晃一 岡山市江並428番地 セイレイ工業株式会 社内 Fターム(参考) 2B095 AA01 AA02 AA07 AA12 BA03 BA11 BA21 BA25 BA35 BB12 BB29 CA03 EA02 GA03 GA06 GA07 GB07 GB09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱穀処理部に設けた検出手段により脱穀
    処理量を検出し、該脱穀処理量に応じてチャフシーブの
    開度を調節するコンバインにおいて、前記脱穀処理部に
    処理物がなくなったときに、開き側に作動しているチャ
    フシーブを、更に開放することを特徴とするコンバイン
    のチャフ角制御。
  2. 【請求項2】 前記開き側に作動しているチャフシーブ
    の更なる開放を、刈取部から掻き込まれる穀稈を検出す
    るセンサのON/OFFに連動させて行うことを特徴と
    する請求項1に記載のコンバインのチャフ角制御。
  3. 【請求項3】 前記チャフシーブの開度調節機構を、取
    付基部に枢支した回動基板と、該回動基板から延出した
    調整レバーと、該回動基板上に枢支したチャフ開度開閉
    アームと、該チャフ開度開閉アームを操作するアクチュ
    エータと、該チャフ開度開閉アームとチャフシーブとを
    連結するワイヤとで構成し、以下の2つの手段によりチ
    ャフシーブを開放することを特徴とする請求項2に記載
    のコンバインのチャフ角制御。 (1)前記調整レバーの手動操作により前記回動基盤を
    回動させ、前記ワイヤを進退させて前記チャフシーブを
    開放する第1の手段。 (2)前記アクチュエータを作動させ、前記チャフ開度
    開閉アームを回動させて、前記ワイヤを進退させ、前記
    第1の手段により開放したチャフシーブを、更に開放す
    ることができる第2の手段。
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