JPH0630649A - 脱穀選別制御装置 - Google Patents
脱穀選別制御装置Info
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- JPH0630649A JPH0630649A JP19177192A JP19177192A JPH0630649A JP H0630649 A JPH0630649 A JP H0630649A JP 19177192 A JP19177192 A JP 19177192A JP 19177192 A JP19177192 A JP 19177192A JP H0630649 A JPH0630649 A JP H0630649A
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- grain culm
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 作物の種類や湿り気等の条件に対応し易く、
且つ自動調節が適切に行われる脱穀選別制御装置を提供
する。 【構成】 現在値検出手段S3にて検出される選別装置
の処理能力の現在値と目標値との差に基づいて選別装置
の処理能力を目標値にするように増減調節する制御手段
Hが設けられた脱穀選別制御装置において、基準目標値
を手動設定するための基準目標値設定手段44,45
と、扱室への穀稈供給量を検出する穀稈供給量検出手段
S6,S7と、選別装置に備えられた揺動選別板14上
の処理物の層厚を検出する層厚検出手段S8とが設けら
れ、制御手段Hが、基準目標値設定手段44,45にて
設定された基準目標値を、穀稈供給量検出手段S6,S
7の検出情報から求めた第1補正値と、層厚検出手段S
8の検出情報から求めた第2補正値に基づいて補正して
目標値を求める。
且つ自動調節が適切に行われる脱穀選別制御装置を提供
する。 【構成】 現在値検出手段S3にて検出される選別装置
の処理能力の現在値と目標値との差に基づいて選別装置
の処理能力を目標値にするように増減調節する制御手段
Hが設けられた脱穀選別制御装置において、基準目標値
を手動設定するための基準目標値設定手段44,45
と、扱室への穀稈供給量を検出する穀稈供給量検出手段
S6,S7と、選別装置に備えられた揺動選別板14上
の処理物の層厚を検出する層厚検出手段S8とが設けら
れ、制御手段Hが、基準目標値設定手段44,45にて
設定された基準目標値を、穀稈供給量検出手段S6,S
7の検出情報から求めた第1補正値と、層厚検出手段S
8の検出情報から求めた第2補正値に基づいて補正して
目標値を求める。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現在値検出手段にて検
出される選別装置の処理能力の現在値と目標値との差に
基づいて前記選別装置の処理能力を前記目標値にするよ
うに増減調節する制御手段が設けられた脱穀選別制御装
置に関する。
出される選別装置の処理能力の現在値と目標値との差に
基づいて前記選別装置の処理能力を前記目標値にするよ
うに増減調節する制御手段が設けられた脱穀選別制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】脱穀選別装置(以下、単に選別装置とい
う)の処理能力を扱室への穀稈供給量に応じて増減調節
することが従来から行われている。例えば、コンバイン
の場合、穀稈供給量(即ち、刈取量)が走行速度に比例
することから、車速センサを穀稈供給量検出手段として
用い、その検出情報に基づいて処理能力を調節する。選
別装置が揺動選別板とトウミで構成されている場合、揺
動選別板の漏下開度及びトウミの風力を大きくすること
により選別装置の処理能力が大きくなる。又、揺動選別
板上の処理物の層厚を検出する層厚センサの検出情報に
基づいて、層厚が適正範囲になるように選別装置の処理
能力を調節するものもある。
う)の処理能力を扱室への穀稈供給量に応じて増減調節
することが従来から行われている。例えば、コンバイン
の場合、穀稈供給量(即ち、刈取量)が走行速度に比例
することから、車速センサを穀稈供給量検出手段として
用い、その検出情報に基づいて処理能力を調節する。選
別装置が揺動選別板とトウミで構成されている場合、揺
動選別板の漏下開度及びトウミの風力を大きくすること
により選別装置の処理能力が大きくなる。又、揺動選別
板上の処理物の層厚を検出する層厚センサの検出情報に
基づいて、層厚が適正範囲になるように選別装置の処理
能力を調節するものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の穀稈供給量に応
じて選別装置の処理能力を調節する制御は開ループ制御
であるので、大まかな自動調節は可能であるが正確さに
欠ける。例えば、作物の着粒状態により、穀稈供給量が
同じでも選別装置における処理物量が変動するので、こ
れに応じた処理能力の補正が必要となる。
じて選別装置の処理能力を調節する制御は開ループ制御
であるので、大まかな自動調節は可能であるが正確さに
欠ける。例えば、作物の着粒状態により、穀稈供給量が
同じでも選別装置における処理物量が変動するので、こ
れに応じた処理能力の補正が必要となる。
【0004】又、揺動選別板上の処理物の層厚に応じて
選別装置の処理能力を調節する制御は閉ループ制御であ
り、定常状態では揺動選別板上の処理物の層厚をほぼ一
定に維持することが可能であるが外乱に弱い。例えば、
何らかの原因で穀稈供給量が急激に増加すると、制御遅
れのために揺動選別板上の処理物の層厚が一時的に急上
昇する。
選別装置の処理能力を調節する制御は閉ループ制御であ
り、定常状態では揺動選別板上の処理物の層厚をほぼ一
定に維持することが可能であるが外乱に弱い。例えば、
何らかの原因で穀稈供給量が急激に増加すると、制御遅
れのために揺動選別板上の処理物の層厚が一時的に急上
昇する。
【0005】上記のように、穀稈供給量に応じた処理能
力調節と揺動選別板上の処理物の層厚に応じた処理能力
調節とは、それぞれ一長一短があるので両者を併用する
ことが望ましい。さらに、作物の種類や湿り気等の条件
によって、揺動選別板における穀粒の漏下し易さ等が変
化するので、これらに応じて処理能力を切換える必要も
ある。
力調節と揺動選別板上の処理物の層厚に応じた処理能力
調節とは、それぞれ一長一短があるので両者を併用する
ことが望ましい。さらに、作物の種類や湿り気等の条件
によって、揺動選別板における穀粒の漏下し易さ等が変
化するので、これらに応じて処理能力を切換える必要も
ある。
【0006】本発明はかかる実情に鑑みて為されたもの
であって、その目的は、上記のような種々の処理能力調
節を合理的に統合し、作物の種類や湿り気等の条件に対
応し易く、且つ自動調節が適切に行われる脱穀選別制御
装置を提供することにある。
であって、その目的は、上記のような種々の処理能力調
節を合理的に統合し、作物の種類や湿り気等の条件に対
応し易く、且つ自動調節が適切に行われる脱穀選別制御
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による脱穀選別制
御装置は、現在値検出手段にて検出される選別装置の処
理能力の現在値と目標値との差に基づいて前記選別装置
の処理能力を前記目標値にするように増減調節する制御
手段が設けられたものであって、第1の特徴構成は、基
準目標値を手動設定するための基準目標値設定手段と、
扱室への穀稈供給量を検出する穀稈供給量検出手段と、
前記選別装置に備えられた揺動選別板上の処理物の層厚
を検出する層厚検出手段とが設けられ、前記制御手段
が、前記基準目標値設定手段にて設定された基準目標値
を、前記穀稈供給量検出手段の検出情報から求めた第1
補正値と、前記層厚検出手段の検出情報から求めた第2
補正値に基づいて補正して前記目標値を求めるように構
成されている点にある。
御装置は、現在値検出手段にて検出される選別装置の処
理能力の現在値と目標値との差に基づいて前記選別装置
の処理能力を前記目標値にするように増減調節する制御
手段が設けられたものであって、第1の特徴構成は、基
準目標値を手動設定するための基準目標値設定手段と、
扱室への穀稈供給量を検出する穀稈供給量検出手段と、
前記選別装置に備えられた揺動選別板上の処理物の層厚
を検出する層厚検出手段とが設けられ、前記制御手段
が、前記基準目標値設定手段にて設定された基準目標値
を、前記穀稈供給量検出手段の検出情報から求めた第1
補正値と、前記層厚検出手段の検出情報から求めた第2
補正値に基づいて補正して前記目標値を求めるように構
成されている点にある。
【0008】第2の特徴構成は、第1の特徴構成を実施
する際の好ましい具体構成を特定するものであって、前
記基準目標値設定手段にて、予測される最大穀稈供給量
に対応する基準目標値を設定するように構成され、前記
制御手段は、前記第1補正値として、前記穀稈供給量が
少ないほど、前記基準目標値を前記処理能力の減少側に
補正するための値を求めるように構成され、さらに、前
記第2補正値として、前記層厚が基準厚さより厚いほ
ど、前記基準目標値を前記処理能力の増加側に補正し、
且つ、前記層厚が前記基準厚さよりも薄いほど前記基準
目標値を前記処理能力の減少側に補正するための値を求
めるように構成されている点にある。
する際の好ましい具体構成を特定するものであって、前
記基準目標値設定手段にて、予測される最大穀稈供給量
に対応する基準目標値を設定するように構成され、前記
制御手段は、前記第1補正値として、前記穀稈供給量が
少ないほど、前記基準目標値を前記処理能力の減少側に
補正するための値を求めるように構成され、さらに、前
記第2補正値として、前記層厚が基準厚さより厚いほ
ど、前記基準目標値を前記処理能力の増加側に補正し、
且つ、前記層厚が前記基準厚さよりも薄いほど前記基準
目標値を前記処理能力の減少側に補正するための値を求
めるように構成されている点にある。
【0009】第3の特徴構成は、第1又は第2の特徴構
成において、前記基準目標値設定手段が、作物に応じて
予め定められた標準設定値を切り換えるための標準設定
値切換手段と、前記標準設定値の補正量を設定する補正
量設定手段とで構成されている点にある。
成において、前記基準目標値設定手段が、作物に応じて
予め定められた標準設定値を切り換えるための標準設定
値切換手段と、前記標準設定値の補正量を設定する補正
量設定手段とで構成されている点にある。
【0010】
【作用】第1の特徴構成によれば、作業者は、基準目標
値設定手段にて作物の種類等に応じた基準目標値のみを
設定する。すると、制御手段が、設定された基準目標値
を前記穀稈供給量検出手段の検出情報及び層厚検出手段
の検出情報に基づいて補正したものを目標値とし、現在
値検出手段にて検出される選別装置の処理能力の現在値
が上記目標値になるように選別装置の処理能力を制御す
る。
値設定手段にて作物の種類等に応じた基準目標値のみを
設定する。すると、制御手段が、設定された基準目標値
を前記穀稈供給量検出手段の検出情報及び層厚検出手段
の検出情報に基づいて補正したものを目標値とし、現在
値検出手段にて検出される選別装置の処理能力の現在値
が上記目標値になるように選別装置の処理能力を制御す
る。
【0011】上記補正を具体的に特定する第2の特徴構
成によれば、基準目標値設定手段にて設定される基準目
標値は、作物の種類等に応じて予測される最大穀稈供給
量に対応し、第1補正値は、前記穀稈供給量が少ないほ
ど基準目標値を処理能力の減少側に補正する値に対応
し、第2補正値は、処理物の層厚が基準厚さより厚いほ
ど基準目標値を処理能力の増加側に補正し、且つ、前記
層厚が前記基準厚さよりも薄いほど前記基準目標値を前
記処理能力の減少側に補正する値に相当する。
成によれば、基準目標値設定手段にて設定される基準目
標値は、作物の種類等に応じて予測される最大穀稈供給
量に対応し、第1補正値は、前記穀稈供給量が少ないほ
ど基準目標値を処理能力の減少側に補正する値に対応
し、第2補正値は、処理物の層厚が基準厚さより厚いほ
ど基準目標値を処理能力の増加側に補正し、且つ、前記
層厚が前記基準厚さよりも薄いほど前記基準目標値を前
記処理能力の減少側に補正する値に相当する。
【0012】第3の特徴構成によれば、作業者は、上記
基準目標値の設定において、標準設定値切換手段にて作
物に応じて予め定められた標準設定値を切り換え、補正
量設定手段にて作物の湿り気等に応じて標準設定値の補
正量を設定する。
基準目標値の設定において、標準設定値切換手段にて作
物に応じて予め定められた標準設定値を切り換え、補正
量設定手段にて作物の湿り気等に応じて標準設定値の補
正量を設定する。
【0013】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、作物の
種類や湿り気等の条件に応じた基準目標値の設定により
汎用性を確保しながら、穀稈供給量や処理物の層厚に応
じた自動調節が適切に行われる脱穀選別制御装置を提供
するに至った。
種類や湿り気等の条件に応じた基準目標値の設定により
汎用性を確保しながら、穀稈供給量や処理物の層厚に応
じた自動調節が適切に行われる脱穀選別制御装置を提供
するに至った。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。先ず、図2にコンバイン全体の側面図を示す。左
右一対のクローラ走行装置1を備える機体Vに操縦室
2、脱穀装置3等が搭載され、機体Vの前方には刈取装
置4が昇降自在に設けられている。刈取装置4は、分草
具5、掻き込み装置6、刈り刃7、刈り取った作物を機
体左右方向の中央部に寄せ集めるオーガー8、寄せ集め
た作物を脱穀装置3に搬送するコンベア9を備えてい
る。
する。先ず、図2にコンバイン全体の側面図を示す。左
右一対のクローラ走行装置1を備える機体Vに操縦室
2、脱穀装置3等が搭載され、機体Vの前方には刈取装
置4が昇降自在に設けられている。刈取装置4は、分草
具5、掻き込み装置6、刈り刃7、刈り取った作物を機
体左右方向の中央部に寄せ集めるオーガー8、寄せ集め
た作物を脱穀装置3に搬送するコンベア9を備えてい
る。
【0015】脱穀装置3は、機体Vの前後方向の軸芯周
りに回転する扱胴10と受け網11を備える脱穀部(以
下、扱室という)A、及び、扱室Aからの漏下処理物か
ら穀粒を選別して回収する選別部(以下、選別装置とい
う)Bからなる。刈取装置4で刈り取られ、オーガー8
及びコンベア9により脱穀装置3に搬送される稲、麦、
大豆等の作物(穀稈)は、扱室Aに供給されて扱胴10
の回転により脱穀される。
りに回転する扱胴10と受け網11を備える脱穀部(以
下、扱室という)A、及び、扱室Aからの漏下処理物か
ら穀粒を選別して回収する選別部(以下、選別装置とい
う)Bからなる。刈取装置4で刈り取られ、オーガー8
及びコンベア9により脱穀装置3に搬送される稲、麦、
大豆等の作物(穀稈)は、扱室Aに供給されて扱胴10
の回転により脱穀される。
【0016】つまり、扱胴10の周囲に螺旋状に設けら
れた扱歯によって機体後方へ移送されながら脱穀され、
穀粒や細かい藁屑等は受網11から漏下し、残りの処理
物は、受け網11の後端部から排出される。図3に示す
ように、扱室Aの天井カバー12の内面には、処理物の
後方への移送を促進し、或いは抑制することにより処理
物の扱室内での滞留時間を調節し、もって脱穀具合を最
適化するための送塵弁13が設けられている。又、穀稈
が扱室Aに供給されていればオン信号、供給されていな
ければオフ信号を出力する穀稈感知スイッチS1も設け
られている。
れた扱歯によって機体後方へ移送されながら脱穀され、
穀粒や細かい藁屑等は受網11から漏下し、残りの処理
物は、受け網11の後端部から排出される。図3に示す
ように、扱室Aの天井カバー12の内面には、処理物の
後方への移送を促進し、或いは抑制することにより処理
物の扱室内での滞留時間を調節し、もって脱穀具合を最
適化するための送塵弁13が設けられている。又、穀稈
が扱室Aに供給されていればオン信号、供給されていな
ければオフ信号を出力する穀稈感知スイッチS1も設け
られている。
【0017】送塵弁13は、図4に示すように、複数の
板状部材が扱胴の回転軸芯方向に所定間隔で配設されて
なる。各板状部材は、上下方向の軸芯周りで回動自在に
天井カバー12に枢着され、天井カバー12の外側に設
けられたリンク機構13a,13bにより全板状部材が
平行状態を維持しつつ同時に回動するように構成されて
いる。
板状部材が扱胴の回転軸芯方向に所定間隔で配設されて
なる。各板状部材は、上下方向の軸芯周りで回動自在に
天井カバー12に枢着され、天井カバー12の外側に設
けられたリンク機構13a,13bにより全板状部材が
平行状態を維持しつつ同時に回動するように構成されて
いる。
【0018】即ち、各板状部材と共に回動するリンク1
3aが一本のリンク13bで枢支連結され、送塵弁モー
タM1によって各板状部材の回動角度(送塵弁13の開
度)を所定範囲内で同時に変更できるように構成されて
いる。この送塵弁モータM1は、後述する制御手段によ
って正逆転駆動される。又、送塵弁13の開度(以下、
送塵弁開度という)を検出するためのポテンショメータ
式の送塵弁開度センサS2が設けられている。
3aが一本のリンク13bで枢支連結され、送塵弁モー
タM1によって各板状部材の回動角度(送塵弁13の開
度)を所定範囲内で同時に変更できるように構成されて
いる。この送塵弁モータM1は、後述する制御手段によ
って正逆転駆動される。又、送塵弁13の開度(以下、
送塵弁開度という)を検出するためのポテンショメータ
式の送塵弁開度センサS2が設けられている。
【0019】送塵弁13の開度調節範囲は、図4に破線
で示す位置(+20°)から二点鎖線で示す位置(−1
0°)までに規制されている。破線で示す位置は全開状
態であってこの状態では処理物の後方への移送が最も促
進される。逆に、二点鎖線で示す全閉状態では処理物の
後方への移送が最も抑制される。
で示す位置(+20°)から二点鎖線で示す位置(−1
0°)までに規制されている。破線で示す位置は全開状
態であってこの状態では処理物の後方への移送が最も促
進される。逆に、二点鎖線で示す全閉状態では処理物の
後方への移送が最も抑制される。
【0020】選別装置Bは、図5に示すように、揺動選
別板14とトウミ15を備える。扱室Aから漏下して揺
動選別板14に堆積した処理物は、揺動により後方へ移
送されながら比重選別されると共に細かい藁屑等がトウ
ミ15からの選別風によって吹き飛ばされる。揺動選別
板14の前部にはグレンパン16が設けられ、その後方
にチャフシーブ17,18が設けられている。さらにチ
ャフシーブ17の下方にはグレンシーブ19が設けられ
ている。チャフシーブ17及びグレンシーブ19を漏下
した穀粒は一番口20から回収され、図示しないバッケ
トコンベヤによって搬送されてグレンタンク21(図2
参照)に貯留される。又、チャフシーブ18を漏下して
二番口22から回収される枝梗付穀粒や藁屑等の混合物
は、図示しない再処理機構により再処理された後、スク
リューコンベヤ23にて揺動選別板14に還元される。
別板14とトウミ15を備える。扱室Aから漏下して揺
動選別板14に堆積した処理物は、揺動により後方へ移
送されながら比重選別されると共に細かい藁屑等がトウ
ミ15からの選別風によって吹き飛ばされる。揺動選別
板14の前部にはグレンパン16が設けられ、その後方
にチャフシーブ17,18が設けられている。さらにチ
ャフシーブ17の下方にはグレンシーブ19が設けられ
ている。チャフシーブ17及びグレンシーブ19を漏下
した穀粒は一番口20から回収され、図示しないバッケ
トコンベヤによって搬送されてグレンタンク21(図2
参照)に貯留される。又、チャフシーブ18を漏下して
二番口22から回収される枝梗付穀粒や藁屑等の混合物
は、図示しない再処理機構により再処理された後、スク
リューコンベヤ23にて揺動選別板14に還元される。
【0021】チャフシーブ17の漏下開度(以下、チャ
フ開度という)は、以下のように変更調節自在に構成さ
れている。図6に示すように、複数の板状部材17aが
機体前後方向に所定間隔毎に設けられ、各板状部材17
aは左右軸芯周りに回動自在に枢着されると共に下端部
がリンク25に枢支連結されている。従って、リンク2
5を前後方向に移動操作すると各板状部材17aが同時
に回動し、チャフ開度に相当する各板状部材17aの隣
接間隔tが変化する。
フ開度という)は、以下のように変更調節自在に構成さ
れている。図6に示すように、複数の板状部材17aが
機体前後方向に所定間隔毎に設けられ、各板状部材17
aは左右軸芯周りに回動自在に枢着されると共に下端部
がリンク25に枢支連結されている。従って、リンク2
5を前後方向に移動操作すると各板状部材17aが同時
に回動し、チャフ開度に相当する各板状部材17aの隣
接間隔tが変化する。
【0022】チャフ開度の調節は、チャフモータM2を
正逆転することによって行われる。チャフモータM2の
正逆転はギヤ式の連係機構26、揺動アーム27、ワイ
ヤ28によってリンク25の前後移動に変換され、その
結果、上記の如くチャフ開度が変更される。尚、揺動ア
ーム27の回動角度からチャフ開度を検出するためのポ
テンショメータ(以下、チャフ開度センサという)S3
が設けられている。
正逆転することによって行われる。チャフモータM2の
正逆転はギヤ式の連係機構26、揺動アーム27、ワイ
ヤ28によってリンク25の前後移動に変換され、その
結果、上記の如くチャフ開度が変更される。尚、揺動ア
ーム27の回動角度からチャフ開度を検出するためのポ
テンショメータ(以下、チャフ開度センサという)S3
が設けられている。
【0023】チャフ開度を大きくすることは選別装置B
の処理能力を大きくすることに相当する。つまり、チャ
フ開度を大きくすれば、揺動選別板14上の処理物は速
く漏下して回収される。チャフ開度を大きくすると選別
精度は一般に悪くなるので、これを補うべくトウミ15
が発生する選別風の風力(以下、トウミ風力という)を
増加させることも必要に応じて行われる。
の処理能力を大きくすることに相当する。つまり、チャ
フ開度を大きくすれば、揺動選別板14上の処理物は速
く漏下して回収される。チャフ開度を大きくすると選別
精度は一般に悪くなるので、これを補うべくトウミ15
が発生する選別風の風力(以下、トウミ風力という)を
増加させることも必要に応じて行われる。
【0024】トウミ風力は、トウミ15の回転速度(以
下、トウミ回転数という)を変更することにより変更さ
れる。図7に示すように、トウミ15を回転駆動する入
力プーリ15aが割りプーリで構成され、その実効径が
トウミモータM3の正逆転駆動により変化される。つま
り、電動モータM3を正転駆動すると、ギア式の連係機
構29、揺動アーム30、ワイヤ31を介してアーム3
2が引き操作され、図示しないカム機構により割りプー
リ15aの間隔が広がる。その結果、Vベルト23が接
触する部分の実効径が小さくなりトウミ回転数が高くな
る。即ちトウミ風力が強くなる。トウミモータM3を逆
転させた場合は、各部が上記と逆に動き、トウミ回転数
は低くなる。尚、トウミ15の回転数を検出するトウミ
回転数センサS4が設けられている。
下、トウミ回転数という)を変更することにより変更さ
れる。図7に示すように、トウミ15を回転駆動する入
力プーリ15aが割りプーリで構成され、その実効径が
トウミモータM3の正逆転駆動により変化される。つま
り、電動モータM3を正転駆動すると、ギア式の連係機
構29、揺動アーム30、ワイヤ31を介してアーム3
2が引き操作され、図示しないカム機構により割りプー
リ15aの間隔が広がる。その結果、Vベルト23が接
触する部分の実効径が小さくなりトウミ回転数が高くな
る。即ちトウミ風力が強くなる。トウミモータM3を逆
転させた場合は、各部が上記と逆に動き、トウミ回転数
は低くなる。尚、トウミ15の回転数を検出するトウミ
回転数センサS4が設けられている。
【0025】チャフ開度及び唐箕風力の変更調節、及
び、前述の送塵弁開度の変更調節は、図1に示すよう
に、制御手段Hがリレーユニット33を介してチャフモ
ータM2、トウミモータM3、又は送塵弁モータM1の
駆動を制御することにより行われる。制御手段Hは、マ
イクロコンピュータを用いて構成され、その出力O1,
O2によりチャフモータM2を、出力O3,O4により
トウミモータM3を、出力O5,O6により送塵弁モー
タM1を、それぞれ正逆転駆動する。
び、前述の送塵弁開度の変更調節は、図1に示すよう
に、制御手段Hがリレーユニット33を介してチャフモ
ータM2、トウミモータM3、又は送塵弁モータM1の
駆動を制御することにより行われる。制御手段Hは、マ
イクロコンピュータを用いて構成され、その出力O1,
O2によりチャフモータM2を、出力O3,O4により
トウミモータM3を、出力O5,O6により送塵弁モー
タM1を、それぞれ正逆転駆動する。
【0026】例えば、出力O1をオン(Lレベル)、出
力O2をオフにすれば、チャフモータM2が正転駆動さ
れ、逆に、出力O1をオフ、出力O2をオンにすれば、
チャフモータM2が逆転駆動される。出力O1,O2が
共にオフ又はオンのときはチャフモータM2は停止して
いる。出力O3,O4によるトウミモータM3の駆動、
及び、出力O5,O6による送塵弁モータM1の駆動に
ついても同様である。
力O2をオフにすれば、チャフモータM2が正転駆動さ
れ、逆に、出力O1をオフ、出力O2をオンにすれば、
チャフモータM2が逆転駆動される。出力O1,O2が
共にオフ又はオンのときはチャフモータM2は停止して
いる。出力O3,O4によるトウミモータM3の駆動、
及び、出力O5,O6による送塵弁モータM1の駆動に
ついても同様である。
【0027】図中、34,35,36は手動でチャフ開
度、トウミ回転数、又は送塵弁開度を増減変更するため
の、中立位置付の切換スイッチである。但し、トウミ回
転数の増減変更用の切換スイッチ35は、所定の条件が
成立したときに有効となる。つまり、切換スイッチ35
の共通端子は制御手段Hの出力O7に接続され、脱穀装
置が作動中で、且つエンジン回転数が所定値以上である
条件下でのみ出力O7がオン(Lレベル)になる。
度、トウミ回転数、又は送塵弁開度を増減変更するため
の、中立位置付の切換スイッチである。但し、トウミ回
転数の増減変更用の切換スイッチ35は、所定の条件が
成立したときに有効となる。つまり、切換スイッチ35
の共通端子は制御手段Hの出力O7に接続され、脱穀装
置が作動中で、且つエンジン回転数が所定値以上である
条件下でのみ出力O7がオン(Lレベル)になる。
【0028】又、37〜42はチャフ開度、トウミ回転
数、又は送塵弁開度が調節範囲の限界に達するとオフに
なるリミットスイッチである。例えば、チャフ開度が全
開になるとリミットスイッチ37がオフになり、チャフ
モータM2の正転駆動は停止される。この状態では逆転
駆動、即ち、チャフシーブの閉じ操作のみが可能とな
る。他のリミットスイッチ39〜42の働きについても
同様である。
数、又は送塵弁開度が調節範囲の限界に達するとオフに
なるリミットスイッチである。例えば、チャフ開度が全
開になるとリミットスイッチ37がオフになり、チャフ
モータM2の正転駆動は停止される。この状態では逆転
駆動、即ち、チャフシーブの閉じ操作のみが可能とな
る。他のリミットスイッチ39〜42の働きについても
同様である。
【0029】図1に示すように、制御手段Hには、前述
の穀稈感知スイッチS1、送塵弁開度センサS2、チャ
フ開度センサS3、トウミ回転数センサS4の他に、種
々のセンサ、スイッチ等の情報が入力されている。脱穀
クラッチスイッチS5は、脱穀クラッチが接続状態にあ
るときにオンになるスイッチである。この信号は、後述
する選別自動制御の起動条件の一つとして用いられる。
の穀稈感知スイッチS1、送塵弁開度センサS2、チャ
フ開度センサS3、トウミ回転数センサS4の他に、種
々のセンサ、スイッチ等の情報が入力されている。脱穀
クラッチスイッチS5は、脱穀クラッチが接続状態にあ
るときにオンになるスイッチである。この信号は、後述
する選別自動制御の起動条件の一つとして用いられる。
【0030】エンジン回転数センサS6は、エンジンの
回転軸に固着されたホイールギアの回転数に比例する周
波数の正弦波を発生する電磁ピックアップであり、制御
手段Hがエンジン回転数の低下量からエンジン負荷を検
出するための負荷検出手段に相当する。車速センサ(車
速検出手段)S7はミッション部に設けられ、クローラ
走行装置1の駆動輪の回転数に比例するパルス数の信号
を発生する。車速センサS7は、選別自動制御において
は、扱室Aへの穀稈供給量を検出する手段として用いら
れる。車速(走行速度)に比例して単位時間当たりの刈
取量、即ち穀稈供給量が変化するからである。
回転軸に固着されたホイールギアの回転数に比例する周
波数の正弦波を発生する電磁ピックアップであり、制御
手段Hがエンジン回転数の低下量からエンジン負荷を検
出するための負荷検出手段に相当する。車速センサ(車
速検出手段)S7はミッション部に設けられ、クローラ
走行装置1の駆動輪の回転数に比例するパルス数の信号
を発生する。車速センサS7は、選別自動制御において
は、扱室Aへの穀稈供給量を検出する手段として用いら
れる。車速(走行速度)に比例して単位時間当たりの刈
取量、即ち穀稈供給量が変化するからである。
【0031】層厚センサS8は、揺動選別板14上の処
理物の層厚を検出する層厚検出手段に相当し、図5及び
図8に示すように、チャフシーブ17の上方に設けられ
ている。層厚センサS8は、横軸芯周りに揺動自在に垂
下された板状部材T1,T2と、その板状部材T1,T
2の後方(処理物の搬送方向)への回動角度を抵抗値に
変換するポテンショメータPMからなる。処理物の層厚
が小さいときは板状部材T1が処理物に接当して後方へ
回動し、層厚が大きくなると板状部材T2が処理物に接
当して後方へ回動する。このような構成により、処理物
の層厚が大きいほどセンサバーT1,T2の回動角度が
大きくなるので、ポテンショメータPMの抵抗値(に対
応する電圧値)から処理物の層厚がわかる。
理物の層厚を検出する層厚検出手段に相当し、図5及び
図8に示すように、チャフシーブ17の上方に設けられ
ている。層厚センサS8は、横軸芯周りに揺動自在に垂
下された板状部材T1,T2と、その板状部材T1,T
2の後方(処理物の搬送方向)への回動角度を抵抗値に
変換するポテンショメータPMからなる。処理物の層厚
が小さいときは板状部材T1が処理物に接当して後方へ
回動し、層厚が大きくなると板状部材T2が処理物に接
当して後方へ回動する。このような構成により、処理物
の層厚が大きいほどセンサバーT1,T2の回動角度が
大きくなるので、ポテンショメータPMの抵抗値(に対
応する電圧値)から処理物の層厚がわかる。
【0032】選別オートスイッチ43は、選別自動制御
を実行するか否かを切り換える照光式の押釦スイッチで
ある。スイッチが押されていれば選別自動制御が選択さ
れ、照光ランプが点灯される。作物スイッチ44は刈取
対象作物(稲、麦、大豆)を切り換えるためのロータリ
ー式の切換スイッチである。又、チャフ調節VR45、
トウミ調節VR46、送塵弁調節VR47は、作物の濡
れ具合等の条件に応じてチャフ開度及びトウミ回転数の
自動制御を微調節するための可変抵抗である。作物スイ
ッチ44及びチャフ調節VR45は、後述するように、
選別自動制御のための基準目標値を設定するための基準
目標値設定手段を構成し、作物スイッチ44が標準設定
値切換手段に、チャフ調節VR45が補正量設定手段に
相当する。
を実行するか否かを切り換える照光式の押釦スイッチで
ある。スイッチが押されていれば選別自動制御が選択さ
れ、照光ランプが点灯される。作物スイッチ44は刈取
対象作物(稲、麦、大豆)を切り換えるためのロータリ
ー式の切換スイッチである。又、チャフ調節VR45、
トウミ調節VR46、送塵弁調節VR47は、作物の濡
れ具合等の条件に応じてチャフ開度及びトウミ回転数の
自動制御を微調節するための可変抵抗である。作物スイ
ッチ44及びチャフ調節VR45は、後述するように、
選別自動制御のための基準目標値を設定するための基準
目標値設定手段を構成し、作物スイッチ44が標準設定
値切換手段に、チャフ調節VR45が補正量設定手段に
相当する。
【0033】次に、制御手段Hが実行する選別制御、即
ち、チャフ開度、トウミ回転数、及び送塵弁開度の制御
の具体手順を図9及び図10の流れ図に沿って説明す
る。先ず、選別自動制御の起動条件をチェックする。即
ち、処理(イ)以降に示すように、選別オートスイッチ
43がオン、脱穀クラッチスイッチS5がオン、トウミ
回転数センサS4の検出値が500rpm以上であるか
否かをチェックする。全ての条件を満たせば処理(ロ)
以降の選別自動制御に移行するが、いずれかの条件が満
たされない場合は、処理(ハ)以降に示すようにチャフ
開度、トウミ回転数、及び送塵弁開度の変更出力を全て
停止、即ち、チャフモータM2、トウミモータM3、及
び送塵弁モータM1を全て停止して終了する。
ち、チャフ開度、トウミ回転数、及び送塵弁開度の制御
の具体手順を図9及び図10の流れ図に沿って説明す
る。先ず、選別自動制御の起動条件をチェックする。即
ち、処理(イ)以降に示すように、選別オートスイッチ
43がオン、脱穀クラッチスイッチS5がオン、トウミ
回転数センサS4の検出値が500rpm以上であるか
否かをチェックする。全ての条件を満たせば処理(ロ)
以降の選別自動制御に移行するが、いずれかの条件が満
たされない場合は、処理(ハ)以降に示すようにチャフ
開度、トウミ回転数、及び送塵弁開度の変更出力を全て
停止、即ち、チャフモータM2、トウミモータM3、及
び送塵弁モータM1を全て停止して終了する。
【0034】処理(ロ)以降の選別自動制御は、作物ス
イッチ44の切換位置によって3つのモードに分かれ
る。即ち、処理(ニ)以降の稲モード、処理(ホ)以降
の麦モード、処理(ヘ)以降の大豆モードである。先ず
処理(ニ)以降の稲モードにおいて、穀稈感知スイッチ
S1の信号がチェックされる。オンのとき、即ち扱室A
に穀稈が供給されているときは、処理(ト)以降に示す
ようにチャフ目標値(チャフ開度の目標値)、トウミ目
標値(トウミ回転数の目標値)、及び送塵弁目標値(送
塵弁開度の目標値)が設定される。後の出力処理にて、
チャフ開度、トウミ回転数、送塵弁開度が、上記の各目
標値になるように各モータM2,M3,M1を駆動する
ことになる。
イッチ44の切換位置によって3つのモードに分かれ
る。即ち、処理(ニ)以降の稲モード、処理(ホ)以降
の麦モード、処理(ヘ)以降の大豆モードである。先ず
処理(ニ)以降の稲モードにおいて、穀稈感知スイッチ
S1の信号がチェックされる。オンのとき、即ち扱室A
に穀稈が供給されているときは、処理(ト)以降に示す
ようにチャフ目標値(チャフ開度の目標値)、トウミ目
標値(トウミ回転数の目標値)、及び送塵弁目標値(送
塵弁開度の目標値)が設定される。後の出力処理にて、
チャフ開度、トウミ回転数、送塵弁開度が、上記の各目
標値になるように各モータM2,M3,M1を駆動する
ことになる。
【0035】チャフ目標値の設定について説明を加える
と、先ず、図11(a)に基づいてチャフ調節VR45
による基準目標値(T)が設定される。この基準目標値
(T)は、作物スイッチ44の切り換えによって設定さ
れる、作物に応じて予め定められた標準設定値(2.5
V)にチャフ調節VR45による補正値(±1V)を加
えたものである。次に図11(b)に基づいてエンジン
の負荷による第1補正値(L)を求める。負荷は、エン
ジン回転数検出センサS6の検出値から求められ、ここ
では、車速が0.1m/s未満のときのエンジン回転数
(基準回転数)に対するエンジン回転数の低下量を負荷
としている。尚、この負荷は、扱室Aへの穀稈供給量に
応じて変化するので、エンジン回転数検出センサS6が
穀稈供給量検出手段として使用されていることになる。
次に、図11(c)に基づいて層厚センサS8の検出値
による第2補正値(C)を求める。そして、基準目標値
に第1補正値及び第2補正値を加えたもの(T+L+
C)をチャフ目標値とする。
と、先ず、図11(a)に基づいてチャフ調節VR45
による基準目標値(T)が設定される。この基準目標値
(T)は、作物スイッチ44の切り換えによって設定さ
れる、作物に応じて予め定められた標準設定値(2.5
V)にチャフ調節VR45による補正値(±1V)を加
えたものである。次に図11(b)に基づいてエンジン
の負荷による第1補正値(L)を求める。負荷は、エン
ジン回転数検出センサS6の検出値から求められ、ここ
では、車速が0.1m/s未満のときのエンジン回転数
(基準回転数)に対するエンジン回転数の低下量を負荷
としている。尚、この負荷は、扱室Aへの穀稈供給量に
応じて変化するので、エンジン回転数検出センサS6が
穀稈供給量検出手段として使用されていることになる。
次に、図11(c)に基づいて層厚センサS8の検出値
による第2補正値(C)を求める。そして、基準目標値
に第1補正値及び第2補正値を加えたもの(T+L+
C)をチャフ目標値とする。
【0036】トウミ目標値の設定についても同様であ
る。図12(a)に基づいてトウミ調節VR46による
基準目標値(T)が設定され、これに図12(b)に基
づいて求めた負荷による第1補正値(L)と図12
(c)に基づいて求めた層厚センサS8の検出値による
第2補正値(C)を加えたもの(T+L+C)をトウミ
目標値とする。送塵弁目標値の場合は、図13(a)に
基づいて送塵弁調節VR47による基準目標値(T)が
設定され、これに図13(b)に基づいて求めた負荷に
よる補正値(L)を加えたもの(T+L)を送塵弁目標
値とする。
る。図12(a)に基づいてトウミ調節VR46による
基準目標値(T)が設定され、これに図12(b)に基
づいて求めた負荷による第1補正値(L)と図12
(c)に基づいて求めた層厚センサS8の検出値による
第2補正値(C)を加えたもの(T+L+C)をトウミ
目標値とする。送塵弁目標値の場合は、図13(a)に
基づいて送塵弁調節VR47による基準目標値(T)が
設定され、これに図13(b)に基づいて求めた負荷に
よる補正値(L)を加えたもの(T+L)を送塵弁目標
値とする。
【0037】処理(ニ)で穀稈感知スイッチS1がオフ
であるとき(正確にはオフ状態が2秒以上継続したと
き)は、処理(チ)以降に示すように、オフに変化して
から5秒経過したか否かをチェックする。未経過であれ
ば穀稈感知スイッチS1がオフになったときのチャフ開
度検出センサS3の検出値をチャフ目標値として維持
し、5秒経過すればチャフ目標値を1.0ボルト(チャ
フ開度の全閉に相当する)に設定する。扱室Aに穀稈が
供給されなくなっても、しばらくはチャフ開度をそのま
ま維持し、5秒経過後に閉じるようにするためである。
又、トウミ目標値には、穀稈感知スイッチS1がオフに
なったときのトウミ回転数センサS4の検出値より10
0rpm低い回転数を設定する。
であるとき(正確にはオフ状態が2秒以上継続したと
き)は、処理(チ)以降に示すように、オフに変化して
から5秒経過したか否かをチェックする。未経過であれ
ば穀稈感知スイッチS1がオフになったときのチャフ開
度検出センサS3の検出値をチャフ目標値として維持
し、5秒経過すればチャフ目標値を1.0ボルト(チャ
フ開度の全閉に相当する)に設定する。扱室Aに穀稈が
供給されなくなっても、しばらくはチャフ開度をそのま
ま維持し、5秒経過後に閉じるようにするためである。
又、トウミ目標値には、穀稈感知スイッチS1がオフに
なったときのトウミ回転数センサS4の検出値より10
0rpm低い回転数を設定する。
【0038】処理(ホ)以降の麦モードにおいても、先
ず穀稈感知スイッチS1の信号をチェックし、オフのと
きは上記の処理(チ)に分岐する。オンのときは、処理
(リ)以降に示すように、チャフ目標値、トウミ目標
値、及び送塵弁目標値が設定される。
ず穀稈感知スイッチS1の信号をチェックし、オフのと
きは上記の処理(チ)に分岐する。オンのときは、処理
(リ)以降に示すように、チャフ目標値、トウミ目標
値、及び送塵弁目標値が設定される。
【0039】稲モードと同様に、図14(a)に基づい
て求めたチャフ調節VR45による基準目標値(T)
に、図14(b)に基づいて求めた車速による第1補正
値(L)と図14(c)に基づいて求めた層厚センサS
8の検出値による第2補正値(C)を加えたもの(T+
L+C)をチャフ目標値とする。但し、第1補正値を負
荷ではなく車速に応じて変える点が稲モードと異なる。
つまり、麦モード(及び大豆モード)では、車速センサ
S7が穀稈供給量検出手段に相当する。又、トウミ目標
値及び送塵弁目標値については、図15又は図16に基
づいてトウミ調節VR46又は送塵弁調節VR47のみ
によって定まり、補正はない。
て求めたチャフ調節VR45による基準目標値(T)
に、図14(b)に基づいて求めた車速による第1補正
値(L)と図14(c)に基づいて求めた層厚センサS
8の検出値による第2補正値(C)を加えたもの(T+
L+C)をチャフ目標値とする。但し、第1補正値を負
荷ではなく車速に応じて変える点が稲モードと異なる。
つまり、麦モード(及び大豆モード)では、車速センサ
S7が穀稈供給量検出手段に相当する。又、トウミ目標
値及び送塵弁目標値については、図15又は図16に基
づいてトウミ調節VR46又は送塵弁調節VR47のみ
によって定まり、補正はない。
【0040】処理(ヘ)以降の大豆モードにおいては、
穀稈感知スイッチS1の信号に関係なく麦モードにおけ
る処理(リ)以降と同様にしてチャフ目標値、トウミ目
標値、及び送塵弁目標値が設定される。つまり、図17
(a)に基づいて求めたチャフ調節VR45による基準
目標値(T)に、図17(b)に基づいて求めた車速に
よる第1補正値(L)と図17(c)に基づいて求めた
層厚センサS8の検出値による第2補正値(C)を加え
たもの(T+L+C)をチャフ目標値とする。又、図1
8に基づいてトウミ調節VR46によるトウミ目標値が
定められ、図19に基づいて送塵弁調節VR47による
送塵弁目標値が定められる。
穀稈感知スイッチS1の信号に関係なく麦モードにおけ
る処理(リ)以降と同様にしてチャフ目標値、トウミ目
標値、及び送塵弁目標値が設定される。つまり、図17
(a)に基づいて求めたチャフ調節VR45による基準
目標値(T)に、図17(b)に基づいて求めた車速に
よる第1補正値(L)と図17(c)に基づいて求めた
層厚センサS8の検出値による第2補正値(C)を加え
たもの(T+L+C)をチャフ目標値とする。又、図1
8に基づいてトウミ調節VR46によるトウミ目標値が
定められ、図19に基づいて送塵弁調節VR47による
送塵弁目標値が定められる。
【0041】以上のように各モード毎に求めたチャフ目
標値、トウミ目標値、送塵弁目標値に基づいて、処理
(ヌ)以降において、実際にチャフ開度変更出力(チャ
フモータM2の正逆転)、トウミ回転数変更出力(トウ
ミモータM3の正逆転)、及び送塵弁開度変更出力(送
塵弁モータM1の正逆転)が実行される。
標値、トウミ目標値、送塵弁目標値に基づいて、処理
(ヌ)以降において、実際にチャフ開度変更出力(チャ
フモータM2の正逆転)、トウミ回転数変更出力(トウ
ミモータM3の正逆転)、及び送塵弁開度変更出力(送
塵弁モータM1の正逆転)が実行される。
【0042】先ず、処理(ヌ)以降でチャフ目標値と、
チャフ開度センサS3によって検出される現在のチャフ
開度(チャフ現在値)との差(チャフ偏差)が求めら
れ、このチャフ偏差に基づいてチャフモータM2が操作
される。チャフ偏差が−0.12〜+0.12ボルトの
ときは、不感帯としてチャフモータM1は駆動されない
(チャフ開度変更出力停止)。チャフ偏差が+0.12
ボルト以上のときは、「チャフ開出力」が実行され、チ
ャフ開度を増加する方向にチャフモータM2が高速駆動
される。チャフ偏差が−0.12ボルト以下のときは、
「チャフ閉出力」が実行され、120msオン/188
0msオフのデューティ駆動により、チャフ開度を減少
する方向にチャフモータM2が低速駆動される。
チャフ開度センサS3によって検出される現在のチャフ
開度(チャフ現在値)との差(チャフ偏差)が求めら
れ、このチャフ偏差に基づいてチャフモータM2が操作
される。チャフ偏差が−0.12〜+0.12ボルトの
ときは、不感帯としてチャフモータM1は駆動されない
(チャフ開度変更出力停止)。チャフ偏差が+0.12
ボルト以上のときは、「チャフ開出力」が実行され、チ
ャフ開度を増加する方向にチャフモータM2が高速駆動
される。チャフ偏差が−0.12ボルト以下のときは、
「チャフ閉出力」が実行され、120msオン/188
0msオフのデューティ駆動により、チャフ開度を減少
する方向にチャフモータM2が低速駆動される。
【0043】次に、処理(ル)以降でトウミ目標値と、
トウミ回転数センサS4によって検出される現在のトウ
ミ回転数(トウミ現在値)との差(トウミ偏差)が求め
られ、このトウミ偏差に基づいてトウミモータM3が制
御される。図に示すように、トウミ偏差の値によって5
通りに分岐する。トウミ偏差が−15〜+15rpmの
ときは、不感帯としてトウミモータM3は駆動されない
(トウミ回転数変更出力停止)。トウミ偏差が+15r
pm以上のときはトウミ回転数を増加する方向にトウミ
モータM3が駆動されるが、+50rpmまでは低速駆
動、それ以上は高速駆動される。トウミ偏差が−15r
pm以下のときはトウミ回転数を減少する方向にトウミ
モータM3が駆動されるが、−50rpmまでは低速駆
動、それ以下は高速駆動される。
トウミ回転数センサS4によって検出される現在のトウ
ミ回転数(トウミ現在値)との差(トウミ偏差)が求め
られ、このトウミ偏差に基づいてトウミモータM3が制
御される。図に示すように、トウミ偏差の値によって5
通りに分岐する。トウミ偏差が−15〜+15rpmの
ときは、不感帯としてトウミモータM3は駆動されない
(トウミ回転数変更出力停止)。トウミ偏差が+15r
pm以上のときはトウミ回転数を増加する方向にトウミ
モータM3が駆動されるが、+50rpmまでは低速駆
動、それ以上は高速駆動される。トウミ偏差が−15r
pm以下のときはトウミ回転数を減少する方向にトウミ
モータM3が駆動されるが、−50rpmまでは低速駆
動、それ以下は高速駆動される。
【0044】同様に、処理(ヲ)以降で送塵弁目標値
と、送塵弁開度センサS2によって検出される現在の送
塵弁開度(送塵弁現在値)との差(送塵弁偏差)が求め
られ、この送塵弁偏差に基づいて送塵弁モータM1が制
御される。送塵弁偏差が−0.02〜+0.02ボルト
のときは、不感帯として送塵弁モータM1は駆動されな
い(送塵弁開度変更出力停止)。送塵弁偏差が+0.0
2ボルト以上のときは、「送塵弁開出力」が実行され、
送塵弁開度を増加する方向に送塵弁モータM1が高速駆
動される。チャフ偏差が−0.02ボルト以下のとき
は、「送塵弁閉出力」が実行され、送塵弁開度を減少す
る方向に送塵弁モータM1が高速駆動される。
と、送塵弁開度センサS2によって検出される現在の送
塵弁開度(送塵弁現在値)との差(送塵弁偏差)が求め
られ、この送塵弁偏差に基づいて送塵弁モータM1が制
御される。送塵弁偏差が−0.02〜+0.02ボルト
のときは、不感帯として送塵弁モータM1は駆動されな
い(送塵弁開度変更出力停止)。送塵弁偏差が+0.0
2ボルト以上のときは、「送塵弁開出力」が実行され、
送塵弁開度を増加する方向に送塵弁モータM1が高速駆
動される。チャフ偏差が−0.02ボルト以下のとき
は、「送塵弁閉出力」が実行され、送塵弁開度を減少す
る方向に送塵弁モータM1が高速駆動される。
【0045】以上説明したように、選別装置Bの処理能
力を増減調節するためのチャフ目標値を決める際に、先
ず、標準設定値切換手段としての作物スイッチ44にて
選択される作物に応じて予め定められた標準設定値を、
補正量設定手段としてのチャフ調節VR45によって補
正した値が基準目標値(T)として設定される(図11
(a)、図14(a)、図17(a)参照)。そして、
この基準目標値(T)に、穀稈供給量検出手段としての
エンジン回転数センサS6又は車速センサS7の検出情
報から求めた第1補正値(L)と、層厚センサS8の検
出情報から求めた第2補正値(C)を加えたものをチャ
フ目標値としている。
力を増減調節するためのチャフ目標値を決める際に、先
ず、標準設定値切換手段としての作物スイッチ44にて
選択される作物に応じて予め定められた標準設定値を、
補正量設定手段としてのチャフ調節VR45によって補
正した値が基準目標値(T)として設定される(図11
(a)、図14(a)、図17(a)参照)。そして、
この基準目標値(T)に、穀稈供給量検出手段としての
エンジン回転数センサS6又は車速センサS7の検出情
報から求めた第1補正値(L)と、層厚センサS8の検
出情報から求めた第2補正値(C)を加えたものをチャ
フ目標値としている。
【0046】又、上記の第1補正値は、図11(b)、
図14(b)、又は図17(b)に示したように、穀稈
供給量が少ないほど基準目標値をチャフ開度の閉じ側
(処理能力の減少側)に補正する値であり、基準目標値
は予測される最大穀稈供給量に対応する値である。
図14(b)、又は図17(b)に示したように、穀稈
供給量が少ないほど基準目標値をチャフ開度の閉じ側
(処理能力の減少側)に補正する値であり、基準目標値
は予測される最大穀稈供給量に対応する値である。
【0047】第2補正値は、図11(c)、図14
(c)、又は図17(c)に示したように、揺動選別板
14上の処理物の層厚が基準厚さより厚いほど基準目標
値をチャフ開度の開き側(処理能力の増加側)に補正
し、且つ、基準厚さよりも薄いほど基準目標値をチャフ
開度の閉じ側(処理能力の減少側)に補正する値であ
る。但し、層厚センサの検出値(電圧)は、層厚が厚い
ほど高くなる。又、図11(c)及び図14(c)にお
ける基準厚さは層厚センサの検出値2.0Vに相当し、
図17(c)における基準厚さは検出値1.5Vに相当
する。
(c)、又は図17(c)に示したように、揺動選別板
14上の処理物の層厚が基準厚さより厚いほど基準目標
値をチャフ開度の開き側(処理能力の増加側)に補正
し、且つ、基準厚さよりも薄いほど基準目標値をチャフ
開度の閉じ側(処理能力の減少側)に補正する値であ
る。但し、層厚センサの検出値(電圧)は、層厚が厚い
ほど高くなる。又、図11(c)及び図14(c)にお
ける基準厚さは層厚センサの検出値2.0Vに相当し、
図17(c)における基準厚さは検出値1.5Vに相当
する。
【0048】以下、別実施例を列記する。 選別装置Bの処理能力を変更調節するための構造
は、上記実施例のように揺動選別板のチャフ開度を変更
するものに限らない。例えば、チャフシーブの代わり
に、網状又はスリット状の開口部をスライドグレンパン
といわれる遮蔽板で遮蔽し、スライドグレンパンをスラ
イドさせて開口部の遮蔽面積を変えることにより処理物
の漏下速度を変える構造の揺動選別板であってもよい。
又、揺動選別板の揺動速度を可変とすることにより処理
能力を変更できるようにしたものでもよい。
は、上記実施例のように揺動選別板のチャフ開度を変更
するものに限らない。例えば、チャフシーブの代わり
に、網状又はスリット状の開口部をスライドグレンパン
といわれる遮蔽板で遮蔽し、スライドグレンパンをスラ
イドさせて開口部の遮蔽面積を変えることにより処理物
の漏下速度を変える構造の揺動選別板であってもよい。
又、揺動選別板の揺動速度を可変とすることにより処理
能力を変更できるようにしたものでもよい。
【0049】 選別自動制御のための基準目標値を設
定するための基準目標値設定手段は、上記実施例のよう
に、ロータリー式の切換スイッチである作物スイッチ
(標準設定値切換手段)44と可変抵抗であるチャフ調
節VR(補正量設定手段)45とからなるものに限らな
い。例えば、キー(押釦)スイッチにて作物の種類や濡
れ具合等の条件を設定すれば、制御手段が、予め記憶し
ているテーブルに基づいて、それらの条件に対応する基
準目標値を自動設定するようにしてもよい。
定するための基準目標値設定手段は、上記実施例のよう
に、ロータリー式の切換スイッチである作物スイッチ
(標準設定値切換手段)44と可変抵抗であるチャフ調
節VR(補正量設定手段)45とからなるものに限らな
い。例えば、キー(押釦)スイッチにて作物の種類や濡
れ具合等の条件を設定すれば、制御手段が、予め記憶し
ているテーブルに基づいて、それらの条件に対応する基
準目標値を自動設定するようにしてもよい。
【0050】 扱室への穀稈供給量を検出する穀稈供
給量検出手段としては、車速センサS7、エンジン回転
数センサ(エンジン負荷)S6の他に、例えば自脱型コ
ンバイインの場合は、フィードチェーンで扱室へ挟持搬
送される穀稈の厚さを検出する稈厚センサを用いること
も可能である。又、層厚検出手段(層厚センサ)S8の
具体構造についても実施例のものに限らず、種々変更可
能である。
給量検出手段としては、車速センサS7、エンジン回転
数センサ(エンジン負荷)S6の他に、例えば自脱型コ
ンバイインの場合は、フィードチェーンで扱室へ挟持搬
送される穀稈の厚さを検出する稈厚センサを用いること
も可能である。又、層厚検出手段(層厚センサ)S8の
具体構造についても実施例のものに限らず、種々変更可
能である。
【0051】 本発明は、コンバインに限らずハーベ
スタ等の脱穀装置にも広く適用することができるもので
ある。尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利に
するために符号を記すが、該記入により本発明は添付図
面の構成に限定されるものではない。
スタ等の脱穀装置にも広く適用することができるもので
ある。尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利に
するために符号を記すが、該記入により本発明は添付図
面の構成に限定されるものではない。
【図1】本発明の実施例に係る脱穀選別制御装置のブロ
ック図
ック図
【図2】コンバインの側面図
【図3】脱穀装置の前方からみた上部断面図
【図4】送塵弁の構造を示す概略図
【図5】脱穀装置の側面透視図
【図6】チャフ開度を変更調節するための構造を示す図
【図7】トウミ回転数を変更調節するための構造を示す
図
図
【図8】層厚センサの概略図
【図9】選別制御の流れ図
【図10】選別制御の流れ図
【図11】稲モードにおけるチャフ目標値を求めるため
のグラフ
のグラフ
【図12】稲モードにおけるトウミ目標値を求めるため
のグラフ
のグラフ
【図13】稲モードにおける送塵弁目標値を求めるため
のグラフ
のグラフ
【図14】麦モードにおけるチャフ目標値を求めるため
のグラフ
のグラフ
【図15】麦モードにおけるトウミ目標値を求めるため
のグラフ
のグラフ
【図16】麦モードにおける送塵弁目標値を求めるため
のグラフ
のグラフ
【図17】大豆モードにおけるチャフ目標値を求めるた
めのグラフ
めのグラフ
【図18】大豆モードにおけるトウミ目標値を求めるた
めのグラフ
めのグラフ
【図19】大豆モードにおける送塵弁目標値を求めるた
めのグラフ
めのグラフ
A 扱室 B 選別装置 H 制御手段 14 揺動選別版 44,45 基準目標値設定手段 S3 現在値検出手段 S6,S7 穀稈供給量検出手段 S8 層厚検出手段
Claims (3)
- 【請求項1】 現在値検出手段(S3)にて検出される
選別装置(B)の処理能力の現在値と目標値との差に基
づいて前記選別装置(B)の処理能力を前記目標値にす
るように増減調節する制御手段(H)が設けられた脱穀
選別制御装置であって、 基準目標値を手動設定するための基準目標値設定手段
(44,45)と、 扱室(A)への穀稈供給量を検出する穀稈供給量検出手
段(S6,S7)と、 前記選別装置(B)に備えられた揺動選別板(14)上
の処理物の層厚を検出する層厚検出手段(S8)とが設
けられ、 前記制御手段(H)が、前記基準目標値設定手段(4
4,45)にて設定された基準目標値を、前記穀稈供給
量検出手段(S6,S7)の検出情報から求めた第1補
正値と、前記層厚検出手段(S8)の検出情報から求め
た第2補正値に基づいて補正して前記目標値を求めるよ
うに構成されている脱穀選別制御装置。 - 【請求項2】 前記基準目標値設定手段(44,45)
にて、予測される最大穀稈供給量に対応する基準目標値
を設定するように構成され、 前記制御手段(H)は、 前記第1補正値として、前記穀稈供給量が少ないほど、
前記基準目標値を前記処理能力の減少側に補正するため
の値を求めるように構成され、さらに、 前記第2補正値として、前記層厚が基準厚さより厚いほ
ど、前記基準目標値を前記処理能力の増加側に補正し、
且つ、前記層厚が前記基準厚さよりも薄いほど前記基準
目標値を前記処理能力の減少側に補正するための値を求
めるように構成されている請求項1記載の脱穀選別制御
装置。 - 【請求項3】 前記基準目標値設定手段(44,45)
が、作物に応じて予め定められた標準設定値を切り換え
るための標準設定値切換手段(44)と、前記標準設定
値の補正量を設定する補正量設定手段(45)とで構成
されている請求項1又は2記載の脱穀選別制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19177192A JP2813702B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 脱穀選別制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19177192A JP2813702B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 脱穀選別制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0630649A true JPH0630649A (ja) | 1994-02-08 |
JP2813702B2 JP2813702B2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=16280255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19177192A Expired - Fee Related JP2813702B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 脱穀選別制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2813702B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014064504A (ja) * | 2012-09-25 | 2014-04-17 | Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd | 汎用コンバイン |
JP2015050947A (ja) * | 2013-09-05 | 2015-03-19 | 三菱農機株式会社 | 汎用コンバイン |
-
1992
- 1992-07-20 JP JP19177192A patent/JP2813702B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014064504A (ja) * | 2012-09-25 | 2014-04-17 | Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd | 汎用コンバイン |
JP2015050947A (ja) * | 2013-09-05 | 2015-03-19 | 三菱農機株式会社 | 汎用コンバイン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2813702B2 (ja) | 1998-10-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |