JPH04370026A - 脱穀選別装置 - Google Patents

脱穀選別装置

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JPH04370026A
JPH04370026A JP14573391A JP14573391A JPH04370026A JP H04370026 A JPH04370026 A JP H04370026A JP 14573391 A JP14573391 A JP 14573391A JP 14573391 A JP14573391 A JP 14573391A JP H04370026 A JPH04370026 A JP H04370026A
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Kazuhiro Takahara
一浩 高原
Katsuya Usui
克也 臼井
Shigeki Hayashi
繁樹 林
Suezo Ueda
末蔵 上田
Toshio Tominaga
俊夫 冨永
Takao Mizoguchi
隆雄 溝口
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脱穀後の処理物を選別
するための揺動選別板と、その揺動選別板から漏下した
選別後の処理物を回収する回収手段と、前記揺動選別板
の処理物漏下開度を変更調節する制御手段が設けられた
脱穀選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンバイン等の脱穀装置にあっては、脱
穀後の処理物を揺動により穀粒と藁屑に分離する揺動選
別板が広く用いられている。そして、扱室への穀稈供給
量等に基づいて揺動選別板の処理物漏下開度を変更調節
することにより、揺動選別板上の処理物の層厚を適正範
囲に維持し、もって適切な選別精度を維持する制御が行
われている。
【0003】揺動選別板から漏下した選別後の処理物は
、回収手段によって回収される。例えば、一番口から回
収された穀粒は、グレンタンク等に送られて貯溜され、
二番口から回収された穀粒と藁屑の混合物は揺動選別板
又は扱室に還元される。
【0004】脱穀装置を停止させれば、扱胴の回転が停
止すると共に揺動選別板及び回収手段の動作も停止する
。従って作業終了時には、扱室への穀稈供給が無くなっ
てもしばらくは動作を継続させ、揺動選別板及び回収手
段の処理物が無くなってから脱穀装置を停止させるよう
に操作する。
【0005】しかし、一時的に脱穀装置を停止させる場
合に、脱穀装置への穀稈供給が無くなるとすぐに脱穀装
置を停止させることがある。例えばコンバインによる刈
取り作業において、刈り終わりから次の刈り始めまでの
間、脱穀装置を一旦停止させる。刈り終わり時の揺動選
別板上の処理物の層厚を次の刈り始めまで保持すること
により、刈り始めにおける選別精度の一時的な悪化を回
避するためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、脱穀装置の
停止に伴い揺動選別板の処理物漏下開度の変更調節制御
も停止し、そのときの開度が、脱穀装置を再び動作させ
るまで維持されるので、揺動選別板上の処理物が自然落
下することがある。例えばコンバインの場合、次の刈り
始めまで走行しているときの振動により自然落下する処
理物が多くなり、落下した処理物が回収手段に溜まる。
【0007】この結果、再び脱穀装置を動作させたとき
に、回収手段に詰まり状態が発生する場合がある。又、
揺動選別板上の処理物の層厚が一旦減少することによる
一時的な選別精度の悪化も発生する。本発明はかかる実
情に鑑みて為されたものであって、その目的は、脱穀装
置が一時的に停止される際の上記の如き問題を解決する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の脱穀選別装置は
、脱穀後の処理物を選別するための揺動選別板と、その
揺動選別板から漏下した選別後の処理物を回収する回収
手段と、前記揺動選別板の処理物漏下開度を変更調節す
る制御手段が設けられたものであって、第1の特徴構成
は、前記制御手段が、脱穀装置が動作中か否かを検出す
る脱穀動作検出手段の検出情報に基づき、脱穀装置が停
止されるに伴って前記処理物漏下開度を全閉にするよう
に構成されている点にある。
【0009】第2の特徴構成は、第1の特徴構成におい
て、前記制御手段が、前記処理物漏下開度を全閉にする
前の開度を記憶しておき、脱穀装置を再び動作させたと
きに、前記処理物漏下開度を記憶された開度に復帰させ
るように構成されている点にある。
【0010】
【作用】第1の特徴構成によれば、脱穀装置が停止され
るに伴って制御手段が揺動選別板の処理物漏下開度を全
閉にするので、揺動選別板上の処理物の自然落下が無く
なる。尚、脱穀装置を再び動作させたときに全閉状態が
解除され、処理物漏下開度の自動調節制御が再開される
【0011】第2の特徴構成によれば、脱穀装置を再び
動作させたときに、処理物漏下開度は全閉状態から脱穀
装置停止前の記憶された開度に復帰される。これにより
、脱穀再開時に、処理物の層厚に応じた適切な開度を初
期値として処理物漏下開度の自動調節制御が再開される
。尚、この制御に併せて、処理物漏下開度の自動調節制
御を所定時間マスクすれば脱穀再開時の選別精度をさら
に安定させることができる。
【0012】
【発明の効果】上記の如く、脱穀装置が一時的に停止さ
れたときの揺動選別板上の処理物の自然落下が無くなる
ので、回収手段に詰まり状態が発生することが無くなっ
た。又、揺動選別板上の処理物の層厚が脱穀装置の一時
停止中も減少せずに維持されるので、脱穀再開時の一時
的な選別精度の悪化を回避できるものとなった。
【0013】
【実施例】以下、本発明をコンバインの脱穀装置に適用
した場合における実施例を図面に基づいて説明する。
【0014】図2に示す自脱型のコンバインは、左右一
対のクローラ走行装置1、脱穀装置2、操縦部3、刈取
部4等を備える。刈取部4は、分草具5、植立穀稈の引
き起こし装置6、刈り刃7を備え、刈り取られた穀稈は
搬送装置9によって脱穀装置2のフィードチェーン16
まで搬送される。
【0015】動力伝達系は図3に示すように構成されて
いる。エンジンEの動力は、脱穀クラッチ10を介して
脱穀装置2に伝達されると共に、走行クラッチ11及び
油圧式無段変速装置12を介してクローラ走行装置1の
ミッション部13に伝達される。刈取部4には、ミッシ
ョン部13から刈取クラッチ14を介して動力が伝達さ
れる。又、脱穀装置2が動作中か否かを検出する脱穀動
作検出手段として、脱穀クラッチ10の入切状態を検出
する脱穀スイッチSW1が設けられている。
【0016】脱穀装置2は、図4に示すように、扱胴1
5を収納する扱室A、刈取部4から供給される穀稈を扱
室に供給するフィードチェーン16、排塵用の横断流フ
ァン17、脱穀後の処理物を選別するためのトウミ18
及び揺動選別板19、選別後の処理物を回収する回収手
段としての一番口20及び二番口21を備えている。
【0017】フィードチェーン16の上部には、図7に
示すように、搬送される穀稈を下方に押圧しフィードチ
ェーン16とで挟持する機構が設けられている。即ち、
枢支軸Pにて搬送方向に連結された複数の押圧部材34
a,34bがコイルバネ34cにて各別に弾性付勢され
ている。そして前から一番目の押圧部材34aと二番目
の押圧部材34bとの枢支軸Pの上方への変位を検出す
るポテンショメータS1が設けられている。
【0018】このポテンショメータ(以下、稈厚センサ
という)S1によってフィードチェーン16と押圧部材
34a,34bとの間に挟持される穀稈の厚さが検出さ
れる。フィードチェーン16の搬送速度はほぼ一定に保
たれるので、稈厚センサS1の検出値は扱室Aへの穀稈
供給量に比例する。つまり、この稈厚センサS1は扱室
Aへの穀稈供給量検出手段に相当する。
【0019】扱室Aに供給された穀稈は扱胴15の回転
により脱穀される。扱室Aの下部には受網22が設けら
れ、脱穀後の処理物のうち単粒化した穀粒は受網22か
ら揺動選別板19に漏下する。受網22から漏下できな
かった処理物は受網22の後端部より揺動選別板19に
落下する。
【0020】揺動選別板19は、トウミ18の上方に位
置するグレンパン23、その後方に位置するチャフシー
ブ24、その下方に位置するグレンシーブ25等からな
る。一番口20及び二番口21は夫々スクリューコンベ
アを供え、グレンシーブ25から漏下した穀粒は一番口
20から回収されてタンク等に貯溜される。チャフシー
ブ24の後端やグレンシーブ25の後端から落下した穀
粒と藁屑との混合物は二番口21から回収されて揺動選
別板19に還元される。
【0021】チャフシーブ24は、図5に示すように、
処理物移送方向に並置された複数個の帯板状部材24a
の各々が、左右の側板に対して回動自在に取り付けられ
たものである。そして各帯板状部材24aの下端部に枢
着されたリンク25を前後方向に移動操作すれば、各帯
板状部材24aの角度が同時に変更される。その結果、
各帯板状部材24aの平行が保たれながら、隣接間隔t
(以下、チャフシーブ開度という)が変更される。この
チャフシーブ開度が揺動選別板19の処理物漏下開度に
相当する。
【0022】チャフシーブ開度を電気的に変更調節する
ためのシーブモータM1が設けられ、ギヤ式の連係機構
26、揺動アーム27、レリーズワイヤ28を介して前
記操作ロッド25に連結されている。図中、29はチャ
フシーブを閉じ側に復帰付勢するスプリング、S2は揺
動アーム27の回転角からチャフシーブ開度を検出する
ためのポテンショメータ式のチャフシーブ開度センサで
ある。シーブモータM1は印加電圧の極性を変えること
によって正転・逆転が切り換えられる。
【0023】トウミ18は、揺動選別板19上の藁屑を
吹き飛ばすためのものであり、その風力は図4に示すよ
うに、ファンケースカバー18aの開度(以下トウミ排
風開度という)を変えることによって行われる。つまり
、トウミ排風開度を大きくするほどその開口部から逃げ
る風量が増加し、揺動選別板19上の処理物に及ぼす風
力(以下トウミ風力という)が小さくなる。
【0024】トウミ排風開度の調節は、図6に示すよう
に、トウミモータM2によって行われる。シーブモータ
M1と同様に印加電圧の極性を変えることによってトウ
ミモータM2を正転・逆転させると、連係機構30、揺
動アーム31、ロッド32,33を介してファンケース
カバー18aが開閉する。図中、S3は揺動アーム31
の回転角をトウミ排風開度として検出するためのポテン
ショメータ式のトウミ排風開度センサである。
【0025】上記チャフシーブ開度及びトウミ排風開度
(トウミ風力)の変更調節は、図1に示すように、マイ
クロコンピュータを備える制御手段HがシーブモータM
1及びトウミモータM2の駆動を制御することにより行
われる。制御手段Hには、前述の脱穀スイッチSW1、
稈厚センサS1、チャフシーブ開度センサS2、及びト
ウミ排風開度センサS3の検出情報が入力されている。
【0026】制御手段Hは、これらの検出情報に基づき
脱穀装置2が動作中は扱室Aへの穀稈供給量が多いほど
チャフシーブを開きトウミ風力を増加させるように制御
する。一般に穀稈供給量に比例して脱穀後の処理物が多
くなるので、それに応じて選別処理能力を高めることに
より、揺動選別板19上の処理物の層厚を適正範囲に維
持し、もって適切な選別精度を維持するためである。
【0027】脱穀装置2を停止させると、扱胴15の回
転、フィードチェーン16の動作、トウミ18の回転、
揺動選別板19の揺動が停止すると共に、一番口20及
び二番口21のスクリューコンベアも停止する。上記チ
ャフシーブ開度及びトウミ排風開度の自動調節制御も停
止する。
【0028】一時的に脱穀装置2を停止させる場合に、
揺動選別板19上に処理物が堆積している状態で脱穀装
置2を停止させることがあるが、このとき、揺動選別板
19上の処理物の自然落下を防止すべく、制御手段Hは
チャフシーブ開度を全閉にする。一番口20や二番口2
1における処理物の詰まりを防止すると共に、脱穀装置
2の動作を再開したときの一時的な選別精度の悪化を回
避するためである。この制御について、図8の流れ図に
基づいて説明を加える。
【0029】脱穀装置2が停止して脱穀スイッチSW1
がオンからオフに変わると、先ず、一回目に通るルーチ
ンにおいてそのときのチャフシーブ開度を記憶する(処
理(イ))。次回からはチャフシーブ開度を全閉にする
(処理(ロ))。脱穀装置2の動作が再開され脱穀スイ
ッチSW1がオフからオンになれば、一回目の処理にお
いて、チャフシーブ開度を上記の記憶された開度に復帰
させる(処理(ハ))。次回からは稈厚センサS1の情
報に基づいてチャフシーブ開度を調節する(処理(ニ)
)。尚、図では省略しているがトウミ排風開度も同様に
調節される。
【0030】以下、別実施例について列記する。■  
上記の脱穀装置2の動作が再開されたときの処理におい
て、チャフシーブ開度を記憶された開度に復帰させた後
、所定時間その開度を維持するようにしてもよい。つま
り、所定時間だけ稈厚センサS1の情報に基づくチャフ
シーブ開度の自動調節をマスクするのである。
【0031】■  脱穀装置2の動作が再開されたとき
、チャフシーブ開度を記憶された開度、即ち脱穀装置停
止前の開度に復帰させる制御を省略してもよい。この場
合は、稈厚センサS1の情報に基づくチャフシーブ開度
の自動調節によりチャフシーブが全閉状態から徐々に開
いていくことになる。
【0032】■  上記実施例の揺動選別板はチャフシ
ーブを供え、チャフシーブ開度が処理物漏下開度に相当
するものであるが、本発明はこれに限らず、例えば、ス
ライドグレンパンと呼ばれる遮蔽板を出退させることに
より、処理物が漏下する濾過面積を調節するタイプの揺
動選別板にも適用できる。
【0033】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るコンバインの脱穀選別装
置のブロック図
【図2】同じくコンバインの側面外観図
【図3】同じく
コンバインの動力伝達系を示す図
【図4】同じくコンバ
インの脱穀装置を示す透視図
【図5】脱穀装置のチャフ
シーブ開度調節機構の概略図
【図6】脱穀装置のトウミ
排風開度調節機構の概略図
【図7】脱穀装置の稈厚供給
部の側面図
【図8】脱穀選別制御の流れ図
【符号の説明】
2          脱穀装置 19        揺動選別板 20,21  回収手段 H          制御手段 SW1      脱穀動作検出手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  脱穀後の処理物を選別するための揺動
    選別板(19)と、その揺動選別板(19)から漏下し
    た選別後の処理物を回収する回収手段(20、21)と
    、前記揺動選別板(19)の処理物漏下開度を変更調節
    する制御手段(H)が設けられた脱穀選別装置であって
    、前記制御手段(H)は、脱穀装置(2)が動作中か否
    かを検出する脱穀動作検出手段(SW1)の検出情報に
    基づき、脱穀装置(2)が停止されるに伴って前記処理
    物漏下開度を全閉にするように構成されている脱穀選別
    装置。
  2. 【請求項2】  前記制御手段(H)は、前記処理物漏
    下開度を全閉にする前の開度を記憶しておき、脱穀装置
    (2)を再び動作させたときに、前記処理物漏下開度を
    記憶された開度に復帰させるように構成されている請求
    項1記載の脱穀選別装置。
JP14573391A 1991-06-18 1991-06-18 脱穀選別装置 Expired - Lifetime JP2624398B2 (ja)

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JPH04370026A true JPH04370026A (ja) 1992-12-22
JP2624398B2 JP2624398B2 (ja) 1997-06-25

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103688684A (zh) * 2013-12-16 2014-04-02 江苏大学 一种联合收获机清选筛筛片开度的调节装置及调节方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103688684A (zh) * 2013-12-16 2014-04-02 江苏大学 一种联合收获机清选筛筛片开度的调节装置及调节方法

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JP2624398B2 (ja) 1997-06-25

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