JP2000139180A - 脱穀機の選別制御装置 - Google Patents

脱穀機の選別制御装置

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JP2000139180A
JP2000139180A JP10326928A JP32692898A JP2000139180A JP 2000139180 A JP2000139180 A JP 2000139180A JP 10326928 A JP10326928 A JP 10326928A JP 32692898 A JP32692898 A JP 32692898A JP 2000139180 A JP2000139180 A JP 2000139180A
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dust
controller
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JP10326928A
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English (en)
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Kenichiro Takeuchi
賢一朗 竹内
Hidekazu Imamura
英一 今村
Tomoyuki Ichimaru
智之 市丸
Masami Osaki
正美 大崎
Junji Doihara
純二 土居原
Masami Matsui
正実 松井
Yoshimasa Matsuda
善正 松田
Hiroshi Kugimiya
釘宮  啓
Yasushi Ihara
靖 井原
Takeshi Mizumoto
武 水本
Koji Izumi
浩二 泉
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01FPROCESSING OF HARVESTED PRODUCE; HAY OR STRAW PRESSES; DEVICES FOR STORING AGRICULTURAL OR HORTICULTURAL PRODUCE
    • A01F12/00Parts or details of threshing apparatus
    • A01F12/44Grain cleaners; Grain separators
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
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    • A01F12/446Sieving means
    • A01F12/448Sieve adjusting means

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Threshing Machine Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 搬送穀稈量と、二番物流量の比例関係が配慮
されておらず、穀稈量に対して二番流量が、基準の比例
値の範囲を越えて増減したときの対応ができず、選別精
度が不十分であったり、3番ロスが異常に多い等の課題
があった。 【解決手段】 揺動選別棚には、棚上に供給された被選
別物を漏下選別する選別開度調節装置を有するチャフシ
−ブを備える。二番処理室には、処理中の二番物の流量
を検出する二番流量検出手段S1を設ける。穀稈挟持搬
送装置には、扱室に供給される単位時間あたりの搬送穀
稈量を検出する穀稈層厚検出手段S2を備える。チャフ
シ−ブの選別開度調節装置を二番流量検出手段S1と穀
稈層厚検出手段S2との検出情報に基づいて調節制御す
る制御手段Cを設ける。該制御手段Cは、二番物の流量
が、搬送穀稈量に対して基準に基づく比例値の範囲を越
えて増減したとき、チャフシ−ブの開度を調節制御する
構成とした脱穀機の選別制御装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱穀機の選別制御
装置に関し、農業機械の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来から、コンバインに搭載されている
脱穀機の選別制御装置は、扱室や処理室内を移動する穀
粒の流量や排塵物の流量を検出し、その検出情報に基づ
いてマイクロコンピュ−タ利用のコントロ−ラからの出
力信号により、エンジンの回転制御、車速制御、チャフ
シ−ブ(選別間隔)の開度調節制御、唐箕出力(選別風
量)の増減制御等を単独で、或いは、併用して行う構成
をとっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来型にあっ
ては、コンバインに搭載されている脱穀機の選別制御装
置は、各センサ−の検出情報に基づいて、エンジンの回
転制御や車速制御が組み合わされた状態で、チャフシ−
ブ(選別間隔)の開度調節制御、唐箕出力(選別風量)
の増減制御等が行われる構成であった。しかしながら、
これら従来型の選別制御装置は、いずれも脱穀機の扱室
に供給される単位時間あたりの搬送穀稈量と、機内で発
生する二番物流量の比例関係が配慮されておらず、穀稈
量に対して二番流量が、基準の比例値以上に増減したと
きの対応ができず、選別精度が不十分であったり、3番
ロスが異常に多い等の課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために、次の如き技術手段を講ずるものであ
る。すなわち、扱室1の下方に配置してある選別室2内
に、揺動選別棚3が支架して設けられ、該揺動選別棚3
には、棚上に供給された被選別物を漏下選別する選別開
度調節装置4を有するチャフシ−ブ5が備えられ、二番
処理室6には、処理中の二番物の流量を検出する二番流
量検出手段S1が設けられ、穀稈挟持搬送装置7には、
前記扱室1に供給される単位時間あたりの搬送穀稈量を
検出する穀稈層厚検出手段S2が備えられ、前記チャフ
シ−ブ5の選別開度調節装置4を前記二番流量検出手段
1と穀稈層厚検出手段S2との検出情報に基づいて調節
制御する制御手段Cが設けられ、該制御手段Cは、二番
物の流量が、搬送穀稈量に対して基準に基づく比例値の
範囲を越えて増減したとき、前記チャフシ−ブ5の開度
を調節制御する構成とした脱穀機の選別制御装置とした
ものである。
【0005】
【発明の効果】本発明は、以上述べたように構成されて
いるから、脱穀機内で発生する二番物の流量を、扱室に
供給される搬送穀稈量に比較しながら選別制御が行われ
る。したがって、本案に係る脱穀機は、選別精度が向上
し、ロスの少ない選別ができる特徴がある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて具体的に説明する。まず、その構成について述べ
る。コンバインは、図5に示すように、ゴムを素材にし
て成型したクロ−ラからなる走行装置11を有する走行
車体12上に脱穀機13を搭載し、その前側には刈取装
置14や穀稈搬送装置15からなる刈取前処理装置16
を設けて刈取脱穀作業ができる構成としている。
【0007】そして、脱穀機13は、図2および図3に
示すように、扱胴17を内装軸架した扱室1を上側に位
置し、その下側には揺動可能に架設した揺動選別棚3を
設け、更に、その下方には選別方向の上手側から順に、
唐箕18と、一番移送螺旋19と、二番移送螺旋20と
を配置した選別室2を構成している。そして、脱穀機1
3は、扱室1の背後に二番処理室6と排塵処理室21と
を設け、前側に穀稈挟持搬送装置7を設けて構成してい
る。そして、二番処理室6は、前記二番移送螺旋20で
収集して二番揚穀装置22によって揚穀された二番物を
二番処理する二番処理胴23を軸架して構成している。
なお、二番処理室6は、供給された二番物を扱胴17の
移送方向とは逆に前方向に搬送しながら再処理して漏下
できるものを順次漏下し、終端部には排塵口24を選別
室2の揺動選別棚3の始端部上方に臨ませて開口した構
成としている。
【0008】そして、二番流量検出手段S1(以下「二
番センサ−S1」とよぶ)は、上述した排塵口24の上
側位置に設け、前述の二番処理胴23の終端部に設けた
跳上翼25によって跳ね上げられる穀粒の量を検出して
後述する制御手段Cに入力する構成としている。つぎ
に、排塵処理室21は、始端部を開口して前記扱室1の
終端部に連通し、中間部分には処理物の漏下枠を張設し
て設け、終端部の排塵口26を選別室2に開口して構成
している。そして、排塵処理胴27は、上記排塵処理室
21内に軸架している。
【0009】28は第2唐箕、29は吸引排塵装置であ
る。そして、穀稈挟持搬送装置7は、図2および図3に
示すように、下側の搬送チエン7aと、上側の挟持杆7
bとからなり、刈取前処理装置16の穀稈搬送装置15
から受け継いだ穀稈を挟持して搬送する構成としてい
る。この場合、穀稈挟持搬送装置7は、挟持杆7aがば
ね材によって下側の搬送チエン7aに弾圧されて穀稈の
株元を挟持し、穂先側を前記扱室1に供給した状態で搬
送する構成としている。そして、穀稈層厚検出手段S2
(以下「穀稈層厚センサS2」とよぶ)は、前記挟持杆
7aの支持部材30に設け、挟持杆7aの上下作動距離
を測定することによって搬送穀稈の層厚(単位時間あた
りに搬送されて扱室1に供給される量)を検出する構成
としている。
【0010】つぎに、前述した揺動選別棚3は、図2に
示すように、選別方向上手側から移送棚31、チャフシ
−ブ5、ストロ−ラック32の順に配置して一体的に枠
組みし、揺動自由に支架して設け、前記唐箕18によっ
て起風される選別風との共同作用により選別室2に漏下
してきた被選別物の選別作用を行うように構成してい
る。
【0011】そして、チャフシ−ブ5は、図4に示すよ
うに、複数枚の選別帯板33をほぼ等間隔に配置して上
部を枢着して、下部を円弧状に形成した長孔34に回動
自由に嵌合して設けている。そして、選別帯板33は、
上部の枢着部を支点にして下部を長孔34に沿って回動
させて相互の選別間隔の開度調節ができる構成としてい
る。そして、各選別帯板33は、下部を連杆35によっ
て一体的に連結して同時に連動しながら回動できる構成
としている。
【0012】そして、作動杆36は、上部を1つの選別
帯板33の上部枢着軸37に固着連結して設け、下部を
操作ワイヤ−38に連結して全部の選別帯板33が一体
となって回動する構成としている。なお、39はロット
であって、前後の作動杆36を連結している。そして、
復帰スプリング40は、選別帯板33を常時開き側に引
っぱる構成としている。
【0013】そして、シ−ブ制御モ−タ−M1は、選別
開度調節装置4に相当するアクチュエ−タ−であって、
前記操作ワイヤ−38の端部を連結し、制御手段Cから
出力される操作信号に基づいて正逆回転されて前記選別
帯板33相互間の選別間隔を開度調節する構成としてい
る。そして、41a、41bはリミットスイッチを示
し、選別帯板33の回動の上限と下限とを検出して前記
シ−ブ制御モ−タ−M1を自動停止する構成としてい
る。
【0014】なお、選別帯板33の開き側への作動は、
シ−ブ制御モ−タ−M1が操作ワイヤ−38を押す方向
に作用するから、不十分な動きとなるため、前記復帰ス
プリング40の圧縮力が働く構成としている。つぎに、
排塵口シャッタ−42は、図2に示すように、選別室2
の後部から機外に開放した排塵口43を、開閉できるよ
うに枢着して設け、シャッタ−制御モ−タ−M2によっ
て開閉駆動される構成としている。このシャッタ−制御
モ−タ−M2は、後述する制御手段Cから出力される信
号に基づいて制御されるアクチュエ−タ−である。
【0015】つぎに、マイクロコンピュ−タを利用した
制御手段C(以下「コントロ−ラ−C」とよぶ)を説明
する。コントロ−ラCは、図1に示すように、入力側に
脱穀スイッチS(脱穀クラッチを入りにするとONとな
るスイッチ)と二番センサS1と穀稈層厚センサS2とを
接続している。そして、コントロ−ラCは、脱穀スイッ
チSがONになると、制御可能な立上り状態になる構成
にしている。なお、実際は、上記の各センサ−の他に、
穀稈センサ−、車速センサ−、エンジン回転センサ−、
油圧変速装置の変速位置を検出するポテンショメ−タ−
からなるセンサ−、唐箕回転センサ−、チャフ開度セン
サ−等を接続しているが、実施例においてはこれらを省
略して主要部に限って記載し説明する。
【0016】つぎに、コントロ−ラCは、その出力側に
はシ−ブ制御モ−タ−M1と、シャッタ−制御モ−タ−
2とをそれぞれ接続し、出力する操作信号に基づいて
駆動制御ができる構成としている。そして、コントロ−
ラCは、予め設定した制御モ−ド及び基準とする各種の
デ−タ−を入力して記憶させており、これらの予め設定
している基準情報と前記各センサ−から入力される検出
情報とに基づいて比較演算しながら出力される信号によ
って前記した各アクチュエ−タ(シ−ブ制御モ−タ−M
1、シャッタ−制御モ−タ−M2)を制御して選別室2内
の選別状態を自動的に制御できる構成としている。
【0017】別実施例1 つぎに、別実施例1に係る脱穀装置を、図6乃至図8に
基づいて説明する。脱穀装置は、2条刈のコンバインに
搭載するもので、比較的軽量小型であって、扱胴50を
軸架した扱室51の背面低位置に二番処理室52と排塵
処理室53とを設け、それぞれ二番処理胴54と排塵処
理胴55とを内装軸架して構成している。そして、選別
室56は、揺動選別棚57が架設され、その下方に圧風
唐箕58、一番移送螺旋59、二番移送螺旋60の順に
設けられている。そして、揺動選別棚57は、選別方向
上手側から移送棚61、チャフシ−ブ62、ストロ−ラ
ック63の順に一体的に構成されている。
【0018】そして、二番揚穀装置64は、下部の始端
部を前記二番移送螺旋60に臨ませ上部の終端部を前記
二番処理室52に連通して構成している。そして、排塵
処理室53は、始端部を前記扱室51の終端部分に連通
し、終端部を選別室56に斜め上方から開放して構成し
ている。そして、排塵機65は、機体後部の排塵選別室
66の一側の機壁67に軸架して排塵物を片側から吸引
排塵する構成としている。68は排塵筒である。
【0019】そして、二番処理胴54は、コ字型にして
両端立上部を二番処理刃54aとし、胴に対して傾斜し
た送角度(処理物を前側に移送しながら処理する)を保
持して装着して構成している。そして、排塵処理胴55
は、始端部分には胴に対して斜めの掻込み傾斜をつけた
半円弧状の掻取刃55aが設けられ、扱室51から排塵
物を掻き取るように受け継ぐ構成としている。
【0020】そして、処理刃55bは、コ字型にして両
端立上部を処理刃とし、前記二番処理刃54aより長く
形成している。そして、排塵処理胴55は、前記二番処
理胴54と同径に構成し、前記した処理刃55bの回転
径が前記二番処理刃54aの回転径より大径になる構成
としている。以上のように構成した脱穀装置は、供給さ
れる穀稈量(2条刈)が比較的少ないから小型で処理が
でき、軽量にして安価に製作できる特徴がある。
【0021】別実施例2 つぎに、別実施例2に係る脱穀装置を、図9乃至図11
に基づいて説明する。脱穀装置は、大型2条刈のコンバ
インに搭載するもので、比較的軽量であって、扱胴50
を軸架した扱室51の背面低位置に二番処理室52と排
塵処理室53とを設け、それぞれ二番処理胴54と排塵
処理胴55とを内装軸架して構成している。そして、選
別室56は、揺動選別棚57が架設され、その下方に圧
風唐箕58、一番移送螺旋59、二番移送螺旋60の順
に設けられている。そして、揺動選別棚57は、選別方
向上手側から移送棚61、チャフシ−ブ62、ストロ−
ラック63の順に一体的に構成されている。なお、移送
棚61は、図9に示すように、棚面の被選別物を満遍に
均分するために、二番処理室52から遠ざかる側を低く
傾斜して設けている。
【0022】そして、二番揚穀装置64は、下部の始端
部を前記二番移送螺旋60に臨ませ上部の終端部を前記
二番処理室52に連通して構成している。そして、排塵
処理室53は、始端部を前記扱室51の終端部分に連通
し、終端部を選別室56に斜め上方から開放して構成し
ている。そして、排塵機65は、機体後部の排塵選別室
66の一側の機壁67に軸架して排塵物を片側から吸引
排塵する構成としている。
【0023】そして、二番処理胴54は、板状の二番処
理刃54aとし、胴に対して傾斜した送角度(処理物を
前側に移送しながら処理する)を保持して装着して構成
している。そして、排塵処理胴55は、始端部分には胴
に対して斜めの掻込み傾斜をつけた半円弧状の掻込刃5
5aが設けられ、扱室51から排塵物を掻き取るように
受け継ぐ構成としている。
【0024】そして、処理刃55bは、コ字型にして両
端立上部を処理刃とし、前記二番処理刃54aと同等の
長さに形成している。そして、排塵処理胴55は、前記
二番処理胴54とより大径(図10および図11参照)
に構成し、前記処理刃55bの回転径が前記二番処理刃
54aの回転径より大径になる構成としている。以上の
ように構成した脱穀装置は、比較的軽量にして安価に製
作できるものでありながら、供給される穀稈(2条刈)
を余裕を持って処理ができる特徴がある。
【0025】別実施例3 つぎに、別実施例3に係る脱穀装置を、図12,図13
(a),図13(b)に基づいて説明する。脱穀装置
は、3条刈のコンバインに搭載するもので、扱胴50を
軸架した扱室51の背面低位置に二番処理室52と排塵
処理室53とを設け、それぞれ二番処理胴54と排塵処
理胴55とを内装軸架して構成している。そして、選別
室56は、揺動選別棚57が架設され、その下方に圧風
唐箕58、一番移送螺旋59、二番移送螺旋60の順に
設けられている。そして、揺動選別棚57は、選別方向
上手側から移送棚61、チャフシ−ブ62、ストロ−ラ
ック63の順に一体的に構成されている。
【0026】そして、移送棚61は、図13に示すよう
に、二番処理室52側から選別室56の中央側に傾斜
し、揺動作用に伴って被選別物を中央側に寄せながら均
分して移送する構成にしている。そして、横断流ファン
64は、上記別実施例1および2の排塵機65に代えて
軸架しており、機体後部の排塵選別部から排塵物を吸引
排塵する構成としているが、前記排塵機65に比較し
て、機体の横幅方向において吸塵力に差が少なく、大型
機に適するものである。
【0027】そして、二番処理胴54は、円弧形状で回
転方向に比較的長く形成した板状の二番処理刃54aと
し、胴に対して傾斜した送角度(処理物を前側に移送し
ながら処理する)を保持して装着して構成している。そ
して、排塵処理胴55は、始端部分には螺旋形状の一部
をなす斜めの掻き込み傾斜をつけた掻取刃55aが設け
られ、扱室51から排塵物を掻き取るように受け継ぐ構
成としている。55bは、板状にした処理刃を示す。そ
して、排塵処理胴55は、前記二番処理胴54より大径
とし、前記処理刃55bの回転外径が前記二番処理刃5
4aの回転外径より大径になる構成としている。
【0028】以上のように構成した脱穀装置は、供給さ
れる穀稈量(3条刈)が増えても充分対応して脱穀処理
ができる。 別実施例4 つぎに、別実施例4に係る脱穀装置を図14乃至図16
に基づいて説明する。脱穀装置は、4条刈の大型コンバ
インに搭載するもので、扱胴50を軸架した扱室51の
背面に二番処理室52と排塵処理室53とを設け、それ
ぞれ二番処理胴54と排塵処理胴55とを内装軸架して
構成している。そして、選別室56は、揺動選別棚57
が架設され、その下方に圧風唐箕58、一番移送螺旋5
9、二番移送螺旋60の順に設けられている。そして、
揺動選別棚57は、選別方向上手側から移送棚61、チ
ャフシ−ブ62、ストロ−ラック63の順に一体的に構
成されている。そして、排塵移送板64は、上縁に移送
ラック64aを形成して扱室51の排塵口65の下方前
方位置に配列して揺動選別棚57に取付け、落下してく
る排塵物を強力に掻き落とす構成としている。
【0029】そして、排塵処理室53は、始端部を前記
扱室51の終端部分に連通し、終端部を選別室56に斜
め上方から開放して構成している。そして、横断流ファ
ン66は、上記別実施例1および2の排塵機65に代え
て軸架しており、機体後部の排塵選別部から排塵物を吸
引排塵する構成としているが、前記排塵機65に比較し
て、機体の横幅方向において吸塵力に差が少なく、大型
機に適するものである。
【0030】そして、二番処理胴54は、直板羽根状の
二番処理刃54aとして処理能力を上げ、刃単独では送
り機能はないが、胴に対して螺旋状に配置して送り機能
(処理物を前側に移送しながら処理する)を保持させる
構成としている。そして、排塵処理胴55は、全体に螺
旋形状にした処理刃55aを取り付け、強力に脱粒処理
しながら前方側に送るように構成している。この処理刃
55aは、始端部分の扱室51に臨ませた部位では表面
に掻込ラック55bが形成され、扱室51から排塵物を
掻き取って受け継ぐ構成としている。そして、排塵処理
胴55は、前記二番処理胴54と大径に構成し、前記し
た処理刃55aの回転径が前記二番処理刃54aの回転
径より大径になる構成としている。
【0031】以上のように構成した別実施例4の脱穀装
置は、別実施例1乃至3の構成に比較して、供給される
多量の穀稈(4条刈)を脱穀処理するために、二番処理
刃54aの処理能力を上げると共に、排塵移送板64を
追加構成し、更に、排塵処理胴55に螺旋形状の処理刃
55aを取付け、全体として処理能力を大幅に高めた構
成としている。
【0032】つぎに、その作用を説明する。まず、エン
ジンを始動して機体の回転各部を駆動しながら作業の準
備をするが、そのとき、図外の脱穀クラッチを入りに操
作すると、脱穀スイッチSがONとなり、コントロ−ラ
Cが立ち上がるのである。そして、走行装置11を駆動
しながらコンバインを前進すると、圃場の穀稈は、走行
車体12の前進にともなって、前部の刈取前処理装置1
6の刈取装置14によって刈取られ、穀稈搬送装置15
の作用によって上方に搬送され、穀稈挟持搬送装置7に
受け継がれて脱穀機13に供給される。そして、穀稈
は、株元を搬送チエン7aとばね材によって弾圧されて
いる挟持杆7bによって挟持され、搬送されながら穂先
部分が扱室1に供給されて、回転している扱胴17によ
り脱穀作用を受ける。
【0033】このような脱穀の工程において、穀稈層厚
センサS2は、搬送穀稈の層厚の変化によって、挟持杆
7bが上下に移動するのを計測することにより、単位時
間あたりに扱室1に供給される穀稈量を検出し、コント
ロ−ラCに検出情報として入力する。そして、処理され
た脱穀物は、回転している扱胴17によって持ち回られ
て、更に、脱粒処理作用を受けながら選別網から漏下し
て選別室2の揺動選別棚3に達し揺動選別作用を受け
る。
【0034】そして、被選別物は、移送棚31上を棚先
方向に移送されてチャフシ−ブ5に達し、チャフシ−ブ
5を構成している複数枚の選別帯板33相互の間にある
選別間隔から穀粒等が漏下して長藁等と選別分離され
る。このとき、唐箕18は、伝動されながら回転して吸
気した風を選別風として選別室2内に吹き込みながら風
選作用を行う。そして、排塵物は、吸引排塵装置29に
達するものと、揺動選別棚3の棚先ストロ−ラック32
上を経て排塵口43に達するものとに分かれてそれぞれ
機外に排塵される。
【0035】このようにして、被選別物は、揺動選別作
用と選別風による風選作用との共同作用を受けながら選
別されて、一番物(精粒)、二番物、排塵物とに選別分
離され、一番物は一番移送螺旋19に落下して収集され
て機外に収穫され、二番物は二番移送螺旋20から二番
揚穀装置22によって揚穀されて二番処理室6に還元さ
れて二番処理作用を受け、排塵物は、吸引排塵装置31
によって塵埃が排塵され、ストロ−ラック32に達した
藁屑が棚先から排塵口43を通って機外に排塵される。
【0036】一方、選別室2に漏下せず扱室1に残留し
て回転している扱胴17により持ち回られている未処理
物は、扱室1の終端部分から排塵処理室21に送り込ま
れる。そして、排塵処理室21に送り込まれた排塵物
は、排塵処理胴27による処理作用を受けて排塵口26
から選別室2に排塵されて選別される。さて、以上のよ
うな脱穀作業中において、コントロ−ラCは、二番処理
室6に装備している二番センサ−S1と、穀稈挟持搬送
装置7の穀稈層厚センサS2とから入力される検出情報
に基づいて選別制御を行っている。
【0037】すなわち、コントロ−ラCは、二番センサ
−S1と穀稈層厚センサS2とから入力される検出情報
を、予め、マイクロコンピュ−タ−に記憶させている選
別基準値と比較演算しながらシ−ブ制御モ−タ−M1
シャッタ−制御モ−タM2とに操作信号を出力して選別
制御を行っている。そのとき、コントロ−ラCは、上述
した両センサS1、S2から入力される検出情報によっ
て、二番処理室6に流動している二番物の流量が、扱室
1に供給される搬送穀稈量に比較して、基準値に基づく
比例の範囲内にあるかどうかを監視して選別制御を行な
っている。そして、コントロ−ラCは、基本的には、チ
ャフシ−ブ5については、二番物の流量が基準値に基づ
く比例の範囲より増加したときには、選別間隔を開いて
漏下を促進し、減少すると閉じる方向に制御する。
【0038】一方、排塵口シャッタ−42は、通常、排
塵口43を開口して脱穀選別作業を行なっているが、つ
ぎの場合、すなわち、コンバインが圃場の端等に達して
扱室1に供給される搬送穀稈量が極端に少なく(刈取中
断)なって、相対的に二番物の流量が多くなったとき、
コントロ−ラCは、シャッタ−制御モ−タM2に信号を
出力して排塵口シャッタ−42を制御して排塵口43を
塞ぎ、3番ロスの軽減を図ることができる。このように
刈取作業を中断したときは、チャフシ−ブ5も選別間隔
を狭くするのが望ましく、そのように制御される。
【0039】以上のように、本案は、二番処理室6に流
動する二番物の流量を、扱室1に供給される搬送穀稈量
に比較しながら比例関係を見て制御するから、選別精度
が向上し、ロスの少ない選別ができる特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の側断面図である
【図3】本発明の一実施例の正断面図である。
【図4】本発明の一実施例の側断面図である。
【図5】本発明の一実施例の側面図である。
【図6】本発明の別実施例1の正断面図である。
【図7】本発明の別実施例1の平断面図である。
【図8】本発明の別実施例1の側断面図である。
【図9】本発明の別実施例2の正断面図である。
【図10】本発明の別実施例2の平断面図である。
【図11】本発明の別実施例2の側断面図である。
【図12】本発明の別実施例3の正断面図である。
【図13】(a)本発明の別実施例3の側断面図であ
る。 (b)本発明の別実施例3の平断面図である。
【図14】本発明の別実施例4の正断面図である。
【図15】本発明の別実施例4の平断面図である。
【図16】本発明の別実施例4の側断面図である。
【符号の説明】
1 扱室 2 選別室 3
揺動選別棚 4 選別開度調節装置 5 チャフシ−ブ 6
二番処理室 7 穀稈挟持搬送装置 S1 二番流量検出手段 S
2 穀粒層厚検出手段 C 制御手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大崎 正美 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 土居原 純二 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 松井 正実 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 松田 善正 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 釘宮 啓 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 井原 靖 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 水本 武 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 泉 浩二 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B095 AA01 AA02 AA07 AA12 BA03 BA11 BA21 BA25 BA30 BA35 BB29 CA03 CA04 EA02 FA13 GA02 GA03 GA09 GA18 GB09

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扱室1の下方に配置してある選別室2内
    に、揺動選別棚3が支架して設けられ、該揺動選別棚3
    には、棚上に供給された被選別物を漏下選別する選別開
    度調節装置4を有するチャフシ−ブ5が備えられ、二番
    処理室6には、処理中の二番物の流量を検出する二番流
    量検出手段S1が設けられ、穀稈挟持搬送装置7には、
    前記扱室1に供給される単位時間あたりの搬送穀稈量を
    検出する穀稈層厚検出手段S2が備えられ、前記チャフ
    シ−ブ5の選別開度調節装置4を前記二番流量検出手段
    1と穀稈層厚検出手段S2との検出情報に基づいて調節
    制御する制御手段Cが設けられ、該制御手段Cは、二番
    物の流量が、搬送穀稈量に対して基準に基づく比例値の
    範囲を越えて増減したとき、前記チャフシ−ブ5の開度
    を調節制御する構成とした脱穀機の選別制御装置。
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