JP2000166366A - 脱穀選別装置 - Google Patents

脱穀選別装置

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JP2000166366A
JP2000166366A JP10350329A JP35032998A JP2000166366A JP 2000166366 A JP2000166366 A JP 2000166366A JP 10350329 A JP10350329 A JP 10350329A JP 35032998 A JP35032998 A JP 35032998A JP 2000166366 A JP2000166366 A JP 2000166366A
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弘章 山崎
Hideya Eda
秀弥 江田
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隆志 門脇
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 濾過選別部の開度を自動制御する脱穀選別
装置において、濾過選別部の処理状況に適合した開度制
御を可能にする。 【解決手段】 チャフシーブ38の開度を自動制御する
にあたり、穀稈供給量の主な変動要素である車速と、チ
ャフシーブ38の処理状況に応じて変化する選別風の風
圧とに基づいてチャフシーブ38の目標開度を決定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバイン等に設
けられる脱穀選別装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種脱穀選別装置において
は、順次供給される穀稈から穀粒を脱穀すると共に、脱
穀した穀粒を、揺動選別体に設けられる濾過選別部(チ
ャフシーブ等)で粗選別し、さらに濾過選別部から漏下
した穀粒を唐箕ファンの選別風で精選するが、濾過選別
部の開度が一定である場合には、穀粒の増減に伴って選
別精度にバラツキが生じる許りでなく、所謂オーバーフ
ローが発生して飛散粒が増加する可能性があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、揺動選別体上
に積層した穀粒の層厚を検出し、該検出値に基づいて濾
過選別部の開度を自動制御するものが既に提案されてい
るが、前記層厚を検出するセンサは、扱室から落下する
穀粒が直接当る位置を避けて配置する必要があるため、
穀粒量を正確に検出することが難しく、その結果、濾過
選別部の開度が実際の処理状況に適合しない可能性があ
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、順次供給される穀稈から穀粒を脱
穀すると共に、脱穀した穀粒を、揺動選別体に設けられ
る濾過選別部で粗選別し、さらに濾過選別部から漏下し
た穀粒を唐箕ファンの選別風で精選する脱穀選別装置に
おいて、前記濾過選別部の開度を自動制御するにあた
り、穀稈の供給量を判断する穀稈供給量判断手段と、選
別風の風圧を判断する風圧判断手段と、穀稈供給量判断
手段および風圧判断手段の判断結果に基づいて濾過選別
部の目標開度を決定する目標開度決定手段とを設けたこ
とを特徴とするものである。つまり、濾過選別部への穀
粒供給量に略比例する穀稈供給量と、濾過選別部の処理
状況に応じて変化する選別風の風圧とを入力情報として
濾過選別部の目標開度を決定するため、揺動選別体に積
層した穀粒の層厚のみを入力情報としている従来のもの
に比べ、処理状況に適合した開度選択を行うことができ
る。しかも、穀稈供給量や選別風の風圧は、穀粒に接触
することなく検出可能であるため、従来の層厚センサの
様に、配設位置に制約を受けて検出精度が低下する不都
合がなく、その結果、入力情報の精度を高めて開度選択
の精度を向上させることができる。また、目標開度決定
手段は、穀稈供給量判断手段の判断結果に基づいて決定
した基本開度範囲を基準とし、風圧判断手段の判断結果
に基づいて目標開度を段階的に増減させることを特徴と
するものである。つまり、穀稈供給量の変化に対する応
答性を確保しつつ、選別風の風圧変化に応じた開度調節
を行うことができ、しかも、開度を段階的に増減させる
ため、頻繁な開度変化を規制して穀粒の損傷等を防止す
ることができる。また、目標開度決定手段は、基本開度
範囲の変化に伴って目標開度が基本開度範囲の上限開度
から外れた場合、選別風の風圧が適正であっても目標開
度を前記上限開度まで段階的に減少させることを特徴と
するものである。つまり、穀稈供給量の減少に対する応
答性が向上するため、目標開度が基本開度範囲の上限開
度から外れた状態を維持して選別精度の低下を招く不都
合を回避することができる。また、目標開度決定手段
は、基本開度範囲の変化に伴って目標開度が基本開度範
囲の下限開度から外れた場合、選別風の風圧に拘わらず
目標開度を前記下限開度まで一気に増加させることを特
徴とするものである。つまり、穀稈供給量の急激な増加
にも応答できるため、急激な穀粒量増大に伴うオーバー
フローを回避して飛散粒の増加を防止することができ
る。また、風圧判断手段は、選別室と外気との差圧検出
に基づいて選別風の風圧を判断することを特徴とするも
のである。つまり、選別風路にセンサを配設する必要が
ないため、センサが選別風の流れを阻害する不都合がな
い許りでなく、センサの耐久性も向上させることができ
る。また、風圧判断手段は、排塵ファンが設けられる排
塵室と外気との差圧検出に基づいて選別風の風圧を判断
することを特徴とするものである。つまり、濾過選別部
を通過した選別風の風圧を検出するため、濾過選別部の
処理状況に適合した入力情報を取得することができる。
また、風圧判断手段は、唐箕ファンが設けられる唐箕室
と外気との差圧検出に基づいて選別風の風圧を判断する
ことを特徴とするものである。つまり、濾過選別部を通
過する以前の段階で選別風の風圧を検出するため、選別
風の乱れに基づく検出誤差を可及的に少なくすることが
できる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の一つ
を図面に基づいて説明する。図面において、1はコンバ
インであって、該コンバイン1は、茎稈を刈取る前処理
部2、刈取茎稈から穀粒を脱穀し、かつ穀粒を選別する
脱穀選別部3、選別済みの穀粒が貯溜される穀粒タンク
4、脱穀済みの排稈を排出処理する後処理部5、各種の
操作具が配設される操作部6、左右一対のクローラ走行
装置7aを備える走行部7等で構成されるが、これらの
基本構成は何れも従来通りである。
【0006】8は前記走行部7に設けられるトランスミ
ッションであって、該トランスミッション8は、主変速
機構として機能する静油圧式無段変速ユニット(HS
T)9を介してエンジン10の動力を入力すると共に、
該動力を副変速機構11およびサイドクラッチ機構12
を介して左右のクローラ走行装置7aに伝動するが、ト
ランスミッション8の一側部には、中間伝動軸13の回
転数に基づいてコンバイン1の車速を検出する車速セン
サ14(穀稈供給量判断手段)が設けられている。
【0007】前記前処理部2は、未刈茎稈を分草するデ
バイダ15、分草された茎稈を引き起す引起し装置1
6、茎稈の株元位置を切断する刈刃(図示せず)、刈取
茎稈を後述する扱深さ搬送装置17まで挟持搬送する前
処理搬送装置18等で構成されるが、前処理搬送装置1
8や扱深さ搬送装置17には、静油圧式無段変速ユニッ
ト9を経由したエンジン動力が供給されるため、車速に
連動した速度で茎稈の刈取りおよび搬送が行われるよう
になっている。
【0008】前記扱深さ搬送装置17は、搬送終端側を
支点として上下回動自在であると共に、その回動位置
を、扱深さモータ(図示せず)の正逆駆動に基づいて調
節することができるようになっている。即ち、扱深さ搬
送装置17は、前処理搬送装置18の搬送終端部で茎稈
を受け継ぐにあたり、その挟持位置を、上記回動に基づ
いて上下させることが可能であるため、扱深さ搬送装置
17の終端部で茎稈を引き継ぐ脱穀フィードチェン19
の茎稈挟持位置を変化させて脱穀選別部3における扱深
さを調節することができるようになっている。
【0009】20は扱深さ搬送装置17に設けられる扱
深さセンサであって、該扱深さセンサ20は、搬送茎稈
の穂先位置を検出すべく一対の接触式検出スイッチで構
成されており、該検出スイッチ信号に基づいて扱深さ搬
送装置17を適正な回動位置に自動制御(扱深さ自動制
御)するが、さらに扱深さ搬送装置17には、搬送茎稈
の有無を検出する扱深さメインセンサ21が設けられて
おり、該センサ信号に基づいて自動制御のON−OFF
を切換えるようになっている。
【0010】前記脱穀選別部3は、刈取茎稈を扱室22
に沿って挟持搬送する前述の脱穀フィードチェン19、
搬送茎稈から被処理物(混合物を含む穀粒)を脱穀する
扱胴23、脱穀された被処理物を漏下する受網24、該
受網24から漏下せずに扱室終端まで達した被処理物を
単粒化処理する処理胴25、該処理胴25が単粒化した
被処理物を漏下する第二受網26、前記受網24から漏
下した被処理物を順次揺動搬送する揺動流板27、該揺
動流板27の終端部で被処理物を濾過選別する濾過選別
部28、該濾過選別部28から漏下した被処理物を一番
選別風で精選する唐箕ファン29、精選された穀粒(選
別材料)を横搬送する一番ラセン30、該一番ラセン3
0の終端まで搬送された穀粒を穀粒タンク4に揚上搬送
する揚穀筒31、前記濾過選別部28から漏下しなかっ
た被処理物や第二受網26から漏下した被処理物を濾過
選別するストロラック32、該ストロラック32から漏
下した被処理物を二番選別風で風選別する二番選別ファ
ン33、風選別された二番物を横搬送する二番ラセン3
4、該二番ラセン34の終端まで搬送された被処理物を
上記選別経路中に還元する二番還元筒35、前記ストロ
ラック32の終端位置で藁屑等を機外に排出する排塵フ
ァン36、脱穀処理済みの排藁を機体後部まで挟持搬送
する排藁チェン37、該排藁チェン37の搬送茎稈から
ささり粒を落下させるロータ(図示せず)等で構成され
ているが、前記揺動流板27、濾過選別部28、ストロ
ラック32等は、一体的な揺動アッセンブリAを構成
し、クランク機構もしくはカム機構で駆動されるように
なっている。
【0011】前記濾過選別部28は、第一濾過選別体で
あるチャフシーブ38と、第二濾過選別体であるグレイ
ンシーブ39とを上下二段に設けて構成されており、上
段のチャフシーブ38は、前後方向に所定間隔を存して
並設される複数のフィン40で構成される一方、下段の
グレインシーブ39は、所定の目合いを有する金網部材
で構成されているが、前記各フィン40から左右方向に
突出する上側支持ピン40aは、揺動アッセンブリAの
側板に枢支される一方、下側支持ピン40bは、可動プ
レート(図示せず)を介して一連状に連結されており、
そのため、上側支持ピン40aを支点とする各フィン4
0の同期揺動に基づいてチャフシーブ38の開度を変化
させることができるようになっている。
【0012】41は所定の上側支持ピン40aに一体的
に設けられるフィン作動アームであって、該フィン作動
アーム41の先端部には、転動自在なローラ41aが設
けられており、該ローラ41aの上下動に連動して複数
のフィン40が揺動するようになっている。一方、42
は揺動アッセンブリAの外側面部に前後摺動自在に設け
られるガイドプレートであって、該ガイドプレート42
の上部には、前記ローラ41aに接当する傾斜ガイド部
42aが形成される一方、ガイドプレート42の前部に
は、フィン駆動モータ43(減速機構付きモータ)のピ
ニオンギヤ43aに噛合するラック部42bが形成され
ている。即ち、前記傾斜ガイド部42aは、ガイドプレ
ート42の前後摺動位置に応じてローラ41aを上下動
させるため、ガイドプレート42を強制的に前後摺動さ
せるフィン駆動モータ43の正逆駆動に基づいてチャフ
シーブ38の開度(フィン間隔)を調節することができ
るようになっている。因みに、本実施形態の各フィン4
0は、揺動流板27に対する距離に応じて、前段フィン
40Fと、中段フィン40Mと、後段フィン40Rとに
グループ分けされると共に、このグループ単位で連動す
るように連結されており、従って、各フィン40の開度
調節範囲や開度変化パターンをグループ単位で設定する
ことができるようになっている。
【0013】44はチャフシーブ38の開度を検出する
フィン開度検出センサであって、該フィン開度検出セン
サ44は、センサブラケット44aに一体的に取付けら
れるポテンショメータ44b、該ポテンショメータ44
bの入力軸に一体的に設けられる検出プレート44c、
該検出プレート44cを後方に付勢する弾機(図示せ
ず)等で構成されている。そして、検出プレート44c
は、ガイドプレート42に突設されるピン42cに接当
し、該ピン42cの前後位置に応じてポテンショメータ
44bの入力軸を回動させるため、ガイドプレート42
の前後位置に応じて変化するチャフシーブ38の開度を
検出することができるようになっている。尚、42dは
ガイドプレート42に前後方向を向いて形成される長孔
状のガイド孔部、45はガイド孔部42dを前後摺動自
在にガイドし、かつガイドプレート42を抜止めする抜
止めガイド部材であり、該抜止めガイド部材45に対し
てガイド孔部42dの端部が接当する位置がガイドプレ
ート42の機械的な作動限度位置である。
【0014】46は選別室S1の終端部上方に配設され
る排塵室天板であって、該排塵室天板46は、唐箕ファ
ン29、二番選別ファン33および排塵ファン36によ
って起風される選別風を、濾過選別部28よりも風下位
置で排塵ファン36に導く選別風路を形成しているが、
排塵室S2に達した選別風は、濾過選別部28を吹き抜
けた風であるため、濾過選別部28における被処理物の
量(処理状況)に応じて風圧が変化するようになってい
る。
【0015】47は前記排塵室S2の外側面部に取付け
られる流量センサであって、該流量センサ47の吸入口
47aは、吸入パイプ48を介して機外に通じる一方、
排出口47bは、吹出パイプ49および吹出ノズル50
を介して排塵室S2に通じており、そのため、流量セン
サ47内には、機外の気圧(大気圧)と、排塵室S2の
気圧(選別風の風圧に応じて生じる負圧)との差圧に応
じた空気の流れが生じるようになっている。
【0016】前記流量センサ47は、吸入口47aから
吹出口47bに至る検出風路中に、周囲温度を検出する
周囲温度センサと、周囲温度よりも所定温度だけ高くな
るように加熱温度が制御されるヒータと、該ヒータの風
上側に配置される風上側温度センサと、ヒータの風下側
に配置される風下側温度センサとが組込まれる検出チッ
プを配置した機械的作動部分の無い構造であり、風上側
検出温度と風下側検出温度との温度差に基づいて流量検
出を行うものである。つまり、検出風路に流れが無い場
合には、ヒータ周囲の温度分布が均等になるため、前記
温度差が「0」になる一方、検出風路に流れがある場合
には、ヒータ周囲の温度分布が流量に応じて風下側に偏
るため、前記温度差に基づいて流量を検出することがで
きるようになっている。
【0017】前記吹出ノズル50の先端部50aには、
排塵室S2の選別風路に延出して前記差圧に応じた風を
吹出す吹出口50bが形成されるが、本実施形態の吹出
ノズル50は、全体的に排塵室天板46の下面に沿い、
先端部50aのみが排塵室天板46から下方の選別風路
に延出すべく折曲形成されている。そのため、吹出ノズ
ル50の基端側に対する藁屑等の引っ掛かりを防止する
ことができるうえに、選別室内部の清掃(洗車)時に吹
出ノズル50の奥まで水が侵入する不都合を解消するこ
とができるようになっている。
【0018】さて、前記吹出ノズル50の先端部50a
は、選別室S1の幅方向に沿うように配置されており、
しかも、先端部50aに形成される吹出口50bは、選
別室S1の幅方向を向いている。即ち、選別風の流入等
による検出誤差を回避すべく、吹出口50bを選別風の
流れに対して略直角(吹出口50bの端面は流れに対し
て略平行)に配置するにあたり、吹出口50bを選別室
S1の幅方向に向けて配置したため、側面視における選
別風の向きが通過経路によって様々であったとしても、
選別風に対する吹出口50bの向きを略直角に保つこと
ができ、その結果、選別風の流入等による検出誤差を可
及的に小さくして風圧検出精度の向上を計ることができ
るようになっている。
【0019】51はマイクロコンピュータ(CPU、R
OM、RAM等を含む)を用いて構成される選別制御部
であって、該選別制御部51の入力側には、前述した車
速センサ14、扱深さメインセンサ21、フィン開度検
出センサ44および流量センサ47に加え、選別材料の
種類を設定する選別ダイヤル52、後述する「選別自動
制御」をON/OFFする選別自動スイッチ53、作業
機クラッチ(脱穀クラッチ)の入/切を検出する作業機
クラッチセンサ54等が所定の入力インタフェース回路
を介して接続される一方、出力側には、前述したフィン
駆動モータ43等が所定の出力インタフェース回路を介
して接続されている。つまり、選別制御部51は、各種
の入力信号に基づいてチャフシーブ38の開度を自動的
に制御する「選別自動制御」等の制御プログラムを備え
ており、以下、「選別自動制御」の制御手順をフローチ
ャートに基づいて説明する。
【0020】前記「選別自動制御」では、まず、選別自
動スイッチ53のON/OFFを判断し、該判断がNO
である場合には、サブルーチンとして定義される「選別
手動制御」を実行するが、YESの場合には、作業機ク
ラッチの入/切を判断し、ここで切りと判断した場合に
は、直ちにメインルーチンに復帰する一方、入りと判断
した場合には、現在の車速が低速範囲、中速範囲、高速
範囲の何れに含まれるかを判断した後、その車速範囲に
適した最大ランクMAX0〜2(基本開度範囲の上限開
度)および最小ランクMIN0〜2(基本開度範囲の下
限開度)をアッパランク変数およびロワーランク変数に
セットする。つまり、穀稈供給量の変動要素である車速
に着目し、該車速検出に基づいてチャフシーブ38の基
本開度範囲(段階的な開度制御のランク増減範囲)を決
定するようになっている。尚、各車速範囲に適した最大
ランクMAX0〜2および最小ランクMIN0〜2は、
選別材料の種類毎に予め設定されている。
【0021】上記の処理が終ると、扱深さメインセンサ
21の立上りエッジ(OFF→ON)に応じてランクカ
ウンタ変数(目標開度)にロワーランク変数値をセット
する処理を実行した後、現在の流量センサ値(風圧)が
適正であるか否かを判断する。ここで、流量センサ値が
適正であると判断した場合には、現在のランクカウンタ
変数値を維持するが、流量センサ値が不感帯下限値α1
よりも小さい場合には、ランクダウン遅延タイマの計時
を開始した後、該タイマの終了を待ってランクカウンタ
変数値をランクダウン処理(ランクカウンタ←ランクカ
ウンタ−1)し、また、流量センサ値が不感帯上限値α
2(α2>α1)よりも大きい場合には、ランクアップ
遅延タイマの計時を開始した後、該タイマの終了を待っ
てランクカウンタ変数値をランクアップ処理(ランクカ
ウンタ←ランクカウンタ+1)するようになっている。
そして、ランクアップ処理およびランクダウン処理は、
前記アッパランク変数およびロワーランク変数を越えな
い範囲で実行されるため、穀稈供給量の変動要素である
車速に基づいて決定された基本開度範囲を基準とし、流
量センサ値に応じてチャフシーブ38の目標開度(ラン
クカウンタ)が段階的に増減されることになる。従っ
て、穀稈供給量の変化に対する応答性を確保しつつ、選
別風の風圧変化に応じたチャフシーブ38の開度制御が
可能になり、しかも、開度を段階的に増減させるため、
頻繁な開度変化を規制して穀粒の損傷等を可及的に防止
することができるようになっている。
【0022】上記の処理が終ると、ランクカウンタ変数
値をポジション変数にセットしてメインルーチンに復帰
するが、それに先立って再度車速範囲(低速、中速、高
速)を判断すると共に、ランクカウンタ変数値が各車速
範囲の最小ランクMIN0〜2よりも小さい場合には、
ランクカウンタ変数値に各車速範囲の最小ランクMIN
0〜2をセットするようになっている。つまり、車速の
増速操作に伴って基本開度範囲が変化し、それによって
目標開度(ランクカウンタ変数値)が基本開度範囲の下
限開度MIN0〜2から外れた場合には、流量センサ値
(選別風の風圧)に拘わらず目標開度を前記下限開度ま
で一気に増加させるため、車速変化に伴う穀稈供給量の
急激な増加にも応答でき、その結果、急激な穀粒量増大
に伴うオーバーフローを回避して飛散粒の増加を防止す
ることができるようになっている。
【0023】ところで、前記流量センサ値が適正である
と判断した場合、原則として現在のランクカウンタ変数
値を維持するが、車速の減速操作に伴って基本開度範囲
が変化し、それによって目標開度(ランクカウンタ変数
値)が基本開度範囲の上限開度MAX0〜2から外れた
状態を維持する可能性があるため、本実施形態では、サ
ブルーチンとして定義される「ランクダウン促進」を実
行するようになっている。
【0024】前記「ランクダウン促進」では、車速範囲
(中速、低速)を判断すると共に、ランクカウンタ変数
値が各車速範囲の最大ランクMAX0、1よりも大きい
場合には、ランクカウンタ変数値のランクダウン処理
(ランクカウンタ←ランクカウンタ−1)を所定時間毎
(ランク維持タイマ終了時)に実行するようになってい
る。つまり、基本開度範囲の変化に伴って目標開度(ラ
ンクカウンタ変数値)が基本開度範囲の上限開度MAX
0、1から外れた場合、流量センサ値(選別風の風圧)
が適正であっても目標開度を前記上限開度MAX0、1
まで段階的に減少させるため、穀稈供給量の減少に対す
る応答性が向上し、その結果、目標開度が基本開度範囲
の上限開度から外れた状態を維持して選別精度の低下を
招く不都合を回避することができるようになっている。
【0025】叙述の如く構成されたものにおいて、チャ
フシーブ38の開度を自動制御するにあたり、穀稈供給
量の主な変動要素である車速と、チャフシーブ38の処
理状況に応じて変化する選別風の風圧とに基づいてチャ
フシーブ38の目標開度を決定するため、揺動流板27
に積層した穀粒の層厚に基づいて目標開度を決定してい
た従来のものに比べ、処理状況に適合した開度制御を行
うことができ、穀稈の供給量や選別風の風圧は、穀粒に
接触することなく検出可能であるため、従来の層厚セン
サの様に、配設位置に制約を受けて検出精度が低下する
不都合も解消することができる。
【0026】また、穀稈供給量の変動要素である車速に
基づいて決定された基本開度範囲を基準とし、流量セン
サ値に応じてチャフシーブ38の目標開度を段階的に増
減させるため、穀稈供給量の変化に対する応答性を確保
しつつ、選別風の風圧変化に応じたチャフシーブ38の
開度制御が可能になり、しかも、開度を段階的に増減さ
せるため、頻繁な開度変化を規制して穀粒の損傷等を可
及的に防止することができる。
【0027】また、車速の減速操作に伴って基本開度範
囲が変化し、これによって目標開度が基本開度範囲の上
限開度から外れた場合には、流量センサ値が適正であっ
ても目標開度を前記上限開度まで段階的に減少させるた
め、穀稈供給量の減少に対する応答性が向上し、その結
果、目標開度が基本開度範囲の上限開度から外れた状態
を維持して選別精度の低下を招く不都合を回避すること
ができる。
【0028】また、車速の増速操作に伴って基本開度範
囲が変化し、それによって目標開度が基本開度範囲の下
限開度から外れた場合には、流量センサ値に拘わらず目
標開度を前記下限開度まで一気に増加させるため、車速
変化に伴う穀稈供給量の急激な増加にも応答でき、その
結果、急激な穀粒量増大に伴うオーバーフローを回避し
て飛散粒の増加を防止することができる。
【0029】また、選別風の風圧を判断するにあたり、
選別室S1と外気との差圧に応じた空気の流れを発生さ
せ、その流量検出に基づいて選別風の風圧を判断するた
め、選別風路にセンサを配設する必要がなく、その結
果、センサが選別風の流れを阻害する不都合がない許り
でなく、センサの耐久性も向上させることができる。
【0030】また、本実施形態では、選別室S1に設け
られる排塵室S2と外気との差圧検出に基づいて選別風
の風圧を判断するため、チャフシーブ38を通過した選
別風の風圧を検出することができ、その結果、チャフシ
ーブ38の処理状況に適合した風圧判断を行うことがで
きる。
【0031】また、選別室S1と外気との差圧に応じた
空気の流れが生じる流路に流量センサ47を介設し、セ
ンサ値に基づいて選別風の風圧を判断するにあたり、前
記流路の吹出口50bを、選別室S1に延出する吹出ノ
ズル50の先端部50aに形成すると共に、該吹出ノズ
ル50の吹出口50bを、選別室S1の幅方向に向けて
配置したため、側面視における選別風の向きが様々であ
ったとしても、選別風に対する吹出口50bの角度を略
直角に保つことができる。従って、吹出口50bから選
別風が流入する等の不都合を防止でき、その結果、検出
誤差を可及的に小さくして検出精度の向上を計ることが
できる。
【0032】また、前記吹出ノズル50は、全体的に排
塵室天板46の下面に沿い、先端部50aのみが排塵室
天板46から下方の選別風路に延出すべく折曲形成され
ているため、吹出ノズル50の基端側に対する藁屑等の
引っ掛かりを防止することができる許りでなく、選別室
S1の清掃(洗車)時に吹出ノズル50の奥まで水が侵
入する不都合を解消することができる。
【0033】尚、本発明は、前記実施形態に限定されな
いことは勿論であって、例えば、「選別自動制御」の
「ランクダウン促進」は、省くことが可能である。そし
て、この場合には、車速の減速操作に伴って基本開度範
囲が変化し、これによって目標開度が基本開度範囲の上
限開度から外れた場合に、流量センサ値が適正である
と、しばらくはそのままの状態を維持することになる
が、いずれは穀稈供給量の減少に伴って流量センサ値が
減少し、これに基づいて目標開度のランクダウン処理が
実行されることになる。
【0034】また、前記実施形態では、排塵室S2と外
気との差圧検出に基づいて選別風の風圧を判断している
が、唐箕ファン29が設けられる唐箕室S3と外気との
差圧検出に基づいて選別風の風圧を判断してもよい。そ
して、この場合には、チャフシーブ38を通過する以前
の段階で選別風の風圧を検出できるため、選別風の乱れ
に基づく検出誤差を可及的に少なくすることができる。
【0035】また、前記実施形態では、吹出ノズル50
の先端部50aを選別室S1の幅方向に沿うように配置
しているが、吹出口50bが選別室S1の幅方向を向い
ていれば、吹出ノズル50の先端部50aは、必ずしも
選別室S1の幅方向に沿う必要はなく、例えば、吹出ノ
ズル50の先端部50aを選別室S1の幅方向に対して
傾斜状に配置しても、前記実施形態と略同様な作用効果
を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの平面図である。
【図2】トランスミッションの動力伝動図である。
【図3】脱穀選別部の概略側面図である。
【図4】同上要部側面図である。
【図5】揺動アッセンブリの側面図である。
【図6】同上平面図である。
【図7】同上要部拡大平面図である。
【図8】フィンの側面図である。
【図9】吹出ノズルの配置を示す要部平面図である。
【図10】同上要部側面図である。
【図11】同上要部後面図である。
【図12】選別制御部の入出力を示すブロック図であ
る。
【図13】「選別自動制御」を示すフローチャートであ
る。
【図14】「選別自動制御」を示すフローチャートであ
る。
【図15】「ランクダウン促進」を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 コンバイン 3 脱穀選別部 14 車速センサ 28 濾過選別部 29 唐箕ファン 36 排塵ファン 38 チャフシーブ 46 排塵室天板 47 流量センサ 50 吹出ノズル 50a 先端部 50b 吹出口 51 選別制御部 S1 選別室 S2 排塵室 S3 唐箕室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 門脇 隆志 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 Fターム(参考) 2B095 AA01 AA02 AA07 AA12 BA03 BA11 BA21 BA25 BA30 BA35 BB29 CA03 EA02 GA03 GA04 GA17 GA18 GB03 GB09 GB10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 順次供給される穀稈から穀粒を脱穀する
    と共に、脱穀した穀粒を、揺動選別体に設けられる濾過
    選別部で粗選別し、さらに濾過選別部から漏下した穀粒
    を唐箕ファンの選別風で精選する脱穀選別装置におい
    て、前記濾過選別部の開度を自動制御するにあたり、穀
    稈の供給量を判断する穀稈供給量判断手段と、選別風の
    風圧を判断する風圧判断手段と、穀稈供給量判断手段お
    よび風圧判断手段の判断結果に基づいて濾過選別部の目
    標開度を決定する目標開度決定手段とを設けたことを特
    徴とする脱穀選別装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の目標開度決定手段は、穀稈供
    給量判断手段の判断結果に基づいて決定した基本開度範
    囲を基準とし、風圧判断手段の判断結果に基づいて目標
    開度を段階的に増減させることを特徴とする脱穀選別装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2の目標開度決定手段は、基本開
    度範囲の変化に伴って目標開度が基本開度範囲の上限開
    度から外れた場合、選別風の風圧が適正であっても目標
    開度を前記上限開度まで段階的に減少させることを特徴
    とする脱穀選別装置。
  4. 【請求項4】 請求項2の目標開度決定手段は、基本開
    度範囲の変化に伴って目標開度が基本開度範囲の下限開
    度から外れた場合、選別風の風圧に拘わらず目標開度を
    前記下限開度まで一気に増加させることを特徴とする脱
    穀選別装置。
  5. 【請求項5】 請求項1の風圧判断手段は、選別室と外
    気との差圧検出に基づいて選別風の風圧を判断すること
    を特徴とする脱穀選別装置。
  6. 【請求項6】 請求項1の風圧判断手段は、排塵ファン
    が設けられる排塵室と外気との差圧検出に基づいて選別
    風の風圧を判断することを特徴とする脱穀選別装置。
  7. 【請求項7】 請求項1の風圧判断手段は、唐箕ファン
    が設けられる唐箕室と外気との差圧検出に基づいて選別
    風の風圧を判断することを特徴とする脱穀選別装置。
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JP2006320268A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd コンバインにおける選別装置

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