JP2997368B2 - コンバインにおける選別制御方法 - Google Patents

コンバインにおける選別制御方法

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JP2997368B2
JP2997368B2 JP4207257A JP20725792A JP2997368B2 JP 2997368 B2 JP2997368 B2 JP 2997368B2 JP 4207257 A JP4207257 A JP 4207257A JP 20725792 A JP20725792 A JP 20725792A JP 2997368 B2 JP2997368 B2 JP 2997368B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバインに搭載した
自脱型脱穀装置の選別制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、風車により形成される選別風路
に、扱室の受網から漏下した被選別物を後方へ移送しな
がら目合い調節可能な多数のフィンや漏下面積調節可能
な漏下選別部等からなる選別装置を設け、上記漏下選別
部に被選別物の層厚を検出する層厚検出センサーを付設
し、刈り始め時には、運転者が、作業開始時に運転部に
あるスイッチやダイヤル等の手動設定具により、稲又は
麦等の刈取対象物、立毛状態、露の有無、作柄等によ
り、麦低速、麦標準、麦高速、稲低速、稲標準、稲高速
等を予め設定し、刈取脱穀の作業中は前記層厚検出セン
サーの検出値により前記目合い又は漏下面積を自動的に
制御していた。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】前述の選別方法にお
いて、前記設定要素中、前記刈取対象物に対する設定は
シーズン初めに設定するだけですむが、他の設定要素は
各刈取対象圃場毎に運転者の判断で設定するので設定操
作を忘れることがあり、そのような場合、穀粒が機外に
飛散したり、一番穀粒中に切藁が混入したりして良好な
選別を行うことができないことがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、風車により形
成される選別風路に、扱室2の受網から漏下した被選別
物を後方へ移送しながら風選及び漏下選別を行う選別装
置を設け、該選別装置の漏下選別部に被選別物の層厚を
感知する層厚検出センサー32と漏下量調節手段を付設
し、刈取脱穀作業中は、層厚検出センサー32の検出値
の増減変化に基づく漏下量調節手段の制御で被選別物の
層厚を自動制御する一方、刈取脱穀の作業開始時におい
ては、上記層厚検出センサー32の検出値が層から
それ以上に変化して略一定値となるまでの層厚の増加変
化領域内で、当該検出変化の開始から所定時間経過時の
層厚の大小を検出し、この検出値に基づく漏下量調節手
段の制御で選別条件の初期設定を自動で行うようにした
ことにより刈り始め時に初期設定をしなくとも適正な選
別を行うことができるようにして前述の課題を解決し
た。
【0005】
【作用】刈取脱穀の作業開始時に、各作動部を駆動しな
がら刈取装置を立毛穀稈中に侵入させると、刈取装置に
より刈取られた穀稈は脱穀装置に搬送供給されて脱穀処
理され、扱室の受網から漏下した脱穀物は、被選別物と
して選別装置に落入し、この被選別物は選別装置の漏下
選別部に移行して風選処理されながら漏下選別され始め
る。その際、層厚検出センサーの検出値は、層厚0から
順次増大する変化領域を経て漏下選別部の開度に応じた
ものとなり、それがマイコン等の制御装置に入力され
る。そして、制御装置のタイマーが前記変化領域内で所
定時間計時した時の検出値により制御装置から漏下量調
節手段をなすチャフシーブおよび目塞ぎ板に制御信号が
出力され、それにより漏下選別部のフィン開度および目
塞ぎ板の漏下面積が変更されて、選別条件の初期設定が
自動的になされる。また、前記変化領域経過後の層厚の
自動制御は層厚検出センサーの検出値、又はそれと走行
速度センサーの検出値等の従来法により行われる。
【0006】
【実施例】本発明を図面に示すコンバインについて説明
すると、走行装置Aを有する図示しない機台上には脱穀
装置Cを搭載してあり、その前方には刈取装置Dと刈取
穀稈を脱穀装置に搬送供給すると共に扱深さ調節を兼ね
た穀稈搬送装置Eとからなる前処理装置を上下傾動可能
に装着してあり、該前処理装置は走行装置Aと連動して
いるので前処理装置の刈取入力軸Fと連動する軸には走
行速度検出センサーGを付設して走行速度を検出し、穀
稈搬送装置Eには搬送される穀稈の穂先位置を検出する
穂先センサーと、穀稈の有無を検出する穀稈センサーK
を対設してある。
【0007】前記脱穀装置Cの扱胴1を軸架して内装し
た扱室2は一側に扱口を有し、その外側に沿ってフィー
ドチェーン3aに挟扼レール3bを対設した挟持搬送装
置を併設し、供給口5の下方の送風風車6と後方の扱口
と反対側の上方に設けた吸引風車7は扱室受網8の下方
から排塵選別室10に亙る選別風路を構成しており、前
記フィードチェーン3a側の送塵口11より後部には処
理胴12を内装した処理室13を設け、前記選別風路に
前後揺動するように架設されていて選別装置を構成する
揺動選別体15は、波形の上移送板16及びそれに続い
ていて前後傾動する多数のフィン19a・・からなるチ
ャフシーブ(漏下選別部)17により構成された上移送
選別経路と、波形の下移送板18及びそれに続いていて
一番受樋19上に臨むクリンプ網からなる一番漏下選別
部(漏下選別部)20により構成された下移送選別経路
と、後部移送板21及びストローラックからなっていて
二番受樋22上に臨む二番漏下選別部23と、一番流板
24と、二番流板24aとにより構成されており、一番
受樋19と二番受樋22との間に介装した横断流ファン
25は幅広の導風筒26から二番漏下選別部23を吹き
抜ける。27は排塵選別室10の上方に設けた排藁搬送
装置であって、排藁をディスクカッター28に搬送供給
する。
【0008】次に、本実施例の漏下量調節手段をなす
番漏下選別部20の漏下面積の拡縮及びチャフシーブ1
7の目合い調節手段について説明すると、前記上移送板
16の扱口と反対側寄りには、アーム31の先端に回動
自在に軸支されたフロート型の層厚検出センサー32を
チャフシーブ17の前部寄り、中間部、乃至後部寄り上
面に接するように設けてあり、前記アーム31の前部は
前壁の長孔から前方へ突出して揺動アーム31aに連結
され、該揺動アーム31aはポテンショメータ31bに
連動連結されているので、被選別物量を検出する層厚検
出センサー32の検出値としての電圧、及び、チャフシ
ーブ17のフィンの開度を検出するポテンショメータ3
1cの電圧が制御装置を構成するマイコンMに入力さ
れ、それから出力される制御信号が、一番漏下選別部2
0に重合した目塞ぎ板33を前後動して一番漏下選別部
20の漏下面積を拡縮するモーター30、及び前記フィ
ン19a・・を傾動させる駆動体に入力され駆動制御す
る。
【0009】前述のコンバインにおいて、刈取のシーズ
ン初めに、稲か又は麦等の材料の違いにより、材料別設
定スイッチを選択操作し、作業開始時には、自動制御の
メインスイッチをONとし、作業機クラッチを入れて機
体を立毛穀稈中に侵入させると、走行速度検出センサー
Gは走行速度を検出し、扱室受網8から漏下した脱穀物
は、揺動選別体15の上移送板16からチャフシーブ1
7に移行して漏下選別され、作業が進行するにつれて被
選別物量が順次増大するので、一部漏下選別された被選
別物が層厚検出センサー32を押し上げる。そして、該
層厚検出センサー32の検出値が0からそれ以上に変化
すると、層厚検知タイマーが図3及び図4に示す如くス
タートし、略一定値になる前の増加変化領域内でTp秒
経過した時の検出値Hにより稲又は麦等の材料に応じて
フィン開度Fa目塞ぎ板開度Maが演算され、条件設定
フラグが1になって制御信号が出力され、モーター30
及び駆動体が作動してフィン19a及び目塞ぎ板33が
作動し、作業開始時に選別条件が図6又は図7のb,
c,dランクに自動的に初期設定される。
【0010】従って、作業開始時に、従来のように運転
部に予め設定した刈取対象物、立毛状態、露の有無、作
柄等により、麦低速、麦標準、麦高速、稲低速、稲標
準、稲高速等を予め設定する必要がなく、作業者の操作
ミス、又は判断ミス等により発生する漏下不足による穀
粒の機外飛散、又は漏下過多による一番穀粒中への切藁
の混入等の選別不良を防止することができる。
【0011】このようにして選別条件の初期設定が行わ
れた後は、図5に示す如く層厚検出センサー32の検出
値に走行速度検出センサーGに検出値が加味されてフィ
ン19aの開度可変及び目塞ぎ板33の漏下面積の拡縮
作動により、被選別物の層厚が段階的に自動制御され
る。
【0012】
【発明の効果】本発明は、風車により形成される選別風
路に、扱室2の受網から漏下した被選別物を後方へ移送
しながら風選及び漏下選別を行う選別装置を設け、該選
別装置の漏下選別部に被選別物の層厚を感知する層厚検
出センサー32と漏下量調節手段を付設し、刈取脱穀作
業中は、層厚検出センサー32の検出値の増減変化に基
づく漏下量調節手段の制御で被選別物の層厚を自動制御
する一方、刈取脱穀の作業開始時においては、上記層厚
検出センサー32の検出値が層からそれ以上に変化
して略一定値となるまでの層厚の増加変化領域内で、当
該検出変化の開始から所定時間経過時の層厚の大小を検
出し、この検出値に基づく漏下量調節手段の制御で選別
条件の初期設定を自動で行うようにしたので、従来のよ
うに作業開始時に各種の設定要素毎に設定操作しなくと
も、選別条件を選別開始時に適正にかつ自動的に初期設
定することができ、しかも、操作者の誤認による設定ミ
ス又は操作ミスが発生することがなく、操作経験の浅い
者でも、常に、適正な選別を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀装置の縦断側面図である。
【図2】同上縦断平面図である。
【図3】層厚検出センサーの検出値及びその検出時期を
示す図である。
【図4】刈り始め時の自動選別制御のフローチャートで
ある。
【図5】連続運転時の開度制御を示す図面である。
【図6】フィンの開度制御を示す図面である。
【図7】目塞ぎ板の開度制御を示す図面である。
【図8】自動選別制御のブロック図である。
【図9】伝動系統図である。
【符号の説明】
1 扱胴 2 扱室 15 揺動選別体 19 一番受樋 20 一番漏下選別部 22 二番受樋 32 層厚検出センサー E 穀稈搬送装置 F 刈取入力軸 G 走行速度検出センサー K 穀稈センサー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 風車により形成される選別風路に、扱室
    2の受網から漏下した被選別物を後方へ移送しながら風
    選及び漏下選別を行う選別装置を設け、該選別装置の漏
    下選別部に被選別物の層厚を感知する層厚検出センサー
    32と漏下量調節手段を付設し、刈取脱穀作業中は、層
    厚検出センサー32の検出値の増減変化に基づく漏下量
    調節手段の制御で被選別物の層厚を自動制御する一方、
    刈取脱穀の作業開始時においては、上記層厚検出センサ
    ー32の検出値が層からそれ以上に変化して略一定
    値となるまでの層厚の増加変化領域内で、当該検出変化
    の開始から所定時間経過時の層厚の大小を検出し、この
    検出値に基づく漏下量調節手段の制御で選別条件の初期
    設定を自動で行うようにしたことを特徴とするコンバイ
    ンにおける選別制御方法。
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