JP2001258377A - 脱穀装置の選別制御装置 - Google Patents

脱穀装置の選別制御装置

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JP2001258377A
JP2001258377A JP2000078116A JP2000078116A JP2001258377A JP 2001258377 A JP2001258377 A JP 2001258377A JP 2000078116 A JP2000078116 A JP 2000078116A JP 2000078116 A JP2000078116 A JP 2000078116A JP 2001258377 A JP2001258377 A JP 2001258377A
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Koji Izumi
浩二 泉
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の検出手段のみでは、脱穀装置の機内に
おける選別状態を正しく判定できず、選別不良が発生し
たり、三番飛散等の機外ロスが多く発生する等の課題が
あった。 【解決手段】 本発明は、上述した課題を解決するため
に、次の如き技術手段を講ずる。すなわち、グレンタン
ク2には穀粒センサ3を設け、脱穀装置1には穀稈量を
検出する穀稈センサ4と、二番処理室5への還元量を検
出する二番センサ6と、揺動選別棚7上を流動する被選
別物の層厚を検出する層圧センサ8とをそれぞれ設けて
構成し、前記各センサの検出情報に基づいてチャフシ−
ブ9の選別間隔と、唐箕10の選別風量とを調節制御す
る制御手段11を装備して構成した脱穀装置の選別制御
装置としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱穀装置の選別制
御装置に関し、農業機械の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来から脱穀装置の選別制御装置は、機
内を流動している穀粒量を穀粒センサによって検出し、
その検出情報に基づいて制御手段から出力される制御信
号によって、各種の制御、例えば、圧風唐箕の選別風量
を自動調節したり、チャフシ−ブの選別間隔を自動調節
する技術がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、選別制御装置に
利用するセンサは、脱穀装置に装置されており、例え
ば、機内の二番処理胴によって跳ね上げられて衝突する
穀粒量を検出する二番センサや、揺動選別棚上を流動す
る被選別物の層厚(量)を検出する層厚センサ等であっ
た。このような従来式の検出手段のみでは、脱穀装置の
機内における選別状態を正しく判定できず、選別不良が
発生したり、三番飛散等の機外ロスが多く発生する等の
課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために、次の如き技術手段を講ずるものであ
る。すなわち、請求項1の発明は、脱穀装置1と、脱穀
選別後の穀粒を貯留するグレンタンク2とを併設して搭
載し、該グレンタンク2には供給された穀粒量を検出す
る穀粒センサ3を設け、前記脱穀装置1には供給された
穀稈量を検出する穀稈センサ4と、二番処理室5に還元
される二番還元量を検出する二番センサ6と、揺動選別
棚7上を流動する被選別物の層厚を検出する層圧センサ
8とをそれぞれ設け、前記各センサ3、4、6、8から
入力される検出情報に基づいてチャフシ−ブ9の選別間
隔と、唐箕10の選別風量とを調節制御する制御手段1
1を装備して構成した脱穀装置の選別制御装置としてい
る。
【0005】つぎに、請求項2の発明は、脱穀装置1に
おいて、穀稈センサ4は、少なくとも、層厚センサ8よ
り先に穀稈量を検出して制御手段11に検出情報を入力
する構成とした請求項1記載の脱穀装置の選別制御装置
としている。つぎに、請求項3の発明は、脱穀装置1の
穀稈センサ4の検出情報に基づく穀稈量、又は、層厚セ
ンサ8の検出情報に基づく被選別物の層厚との相対的な
比較において、二番センサ6の検出した二番還元量が、
予め、設定した限界値より少量になると、二番詰まりと
判定する制御手段11を装備した請求項1記載の脱穀装
置の選別制御装置としている。
【0006】
【発明の効果】本発明は、以上述べたように構成したか
ら、脱穀装置の機内の選別状態を適確に判定することが
可能となって、効果的な選別制御ができるものとなっ
た。それに伴って機外ロスを少なくすることにも成功
し、更に、機内で発生する二番詰まり等の不具合を早期
に判定(発見)することができる特徴を有する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて具体的に説明する。まず、コンバイン12は、図
7および図8に示すように、クロ−ラ13を装備した車
体14の前部に刈取前処理装置15を設け、該刈取前処
理装置15の後側の車体14上には脱穀装置1を搭載し
て構成している。そして、刈取前処理装置15は、図7
に示すように、前部から分草杆16と、刈取装置17
と、刈取った穀稈を脱穀装置1に搬送する株元と穂先の
穀稈搬送装置18とから構成している。
【0008】そして、脱穀装置1は、図3の破断した図
面で内部構成が解るように、扱胴19を内装軸架した扱
室20を上側に配置し、その下側には揺動可能に架設し
た揺動選別棚7を設け、更に、その下方には選別方向の
上手側から順に、圧風唐箕10と、一番移送螺旋21
と、二番移送螺旋22とを配置した選別室23を設けて
構成している。24は吸引排塵機を示す。
【0009】そして、二番揚穀筒25は、図3および図
6に示すように、下部を前記二番移送螺旋22に二番物
の受継ぎ搬送を可能に接続し、上部を扱室20の背後に
併設している二番処理室5の始端部に連通して設け、二
番物を揚穀して二番処理室5に還元する構成としてい
る。そして、二番処理室5は、二番処理胴26を内装軸
架し、二番処理作用を行なう構成としている。
【0010】そして、二番センサ6は、図3および図4
に示すように、二番処理室5の上方位置に装備して、二
番処理胴26に装着している排出羽根27が跳ね上げる
二番還元物(二番物)の量を検出する構成としている。
このように、二番センサ6は、実施例の場合(図3参
照)二番処理室5の終端部に設けているが、前述の二番
揚穀筒25の排出口に近い位置に設けて計測するのは自
由であって、例えば、二番詰まりを検出するために、二
番還元量を計測する場合には排出口に近い方が有利であ
る。
【0011】つぎに、グレンタンク2は、図7および図
8に示すように、脱穀装置1の右側(前進方向に向かっ
て)に併設し車体14上に搭載して設け、脱穀装置1の
一番揚穀装置28によって揚穀される脱穀、選別後の穀
粒を貯留する構成としている。そして、一番揚穀装置2
8は、基部を前記一番移送螺旋21の終端部に接続し、
先端部の吐出口をグレンタンク2内部の一側で上部に開
口して一番穀粒をタンク上部に放出する構成としてい
る。
【0012】つぎに、穀粒センサ3は、図8に示すよう
に、上述したグレンタンク2内の上部に装備し、グレン
タンク2に順次供給されて貯留される穀粒の量を検出す
る構成としている。そして、穀粒センサ3は、従来から
知られている超音波を利用した発信器と受信器とからな
り、タンク2内に順次貯留される穀粒の高さを検出して
その量を計測できる構成としている。
【0013】つぎに、揺動選別棚7は、図3に示すよう
に、選別方向上手側から移送棚29、チャフシ−ブ9、
ストロ−ラック30の順に配置して一体に枠組し、上方
から落下供給されてくる被選別物を揺動作用によって選
別する構成としている。そして、チャフシ−ブ9は、図
3および図5に示すように、複数の選別板31を所定の
選別間隔ごとに配列して上部を両側板に枢着し、下部を
長孔の範囲内を回動して選別間隔を調節できる構成とし
ている。そして、各選別板31は、図5に示すように、
前記長孔の外側に連動板32を設けてそれぞれ連結し、
機体外のシ−ブ制御モ−タ33にワイヤ−34を介して
連結され、後述する制御手段11(コントロ−ラ)から
出力される制御信号に基づいて選別間隔が調節制御され
る構成としている。
【0014】そして、層厚センサ8は、図3に示すよう
に、脱穀装置1の両側壁に発信器と受信器とをそれぞれ
取り付け、超音波を利用して揺動選別棚7上に流動して
いる被選別物の層厚を計測する構成としている。図3に
示す実施例の場合、層厚センサ8は、扱室20の終端部
分にある排塵口の下方を横断する位置に二つ設けている
が、取付位置は自由に選定すればよい。
【0015】つぎに、圧風唐箕10は、図3に示すよう
に、選別室23底部の選別方向の最も上手側に装置して
いるが、左右両側壁に開口した吸気口35の外側に、上
下から風調弁36を設けて吸気風量を調節する構成とし
ている。そして、風調弁36は、図3に示すように、連
動ロット37を介して機外に装備している唐箕制御モ−
タ38に接続して構成している。そして、唐箕制御モ−
タ38は、後述する制御手段11(コントロ−ラ)から
出力される制御信号に基づいて調節制御され、連動ロッ
ト37を介して両風調弁36を接近させて吸気口35の
吸気面積を狭くし、逆に作動すれば吸気面積を広くする
構成としている。
【0016】そして、穀稈センサ4は、図7および図9
に示すように、フィ−ドチエン39の始端上部に開放自
由(通常、枕扱ぎのとき上方に開放する)に枢着した受
継挟持杆40の回動基部aにポテンショメ−タを設けて
搬送されてくる穀稈の層厚を検出する構成としている。
この場合、穀稈センサ4は、搬送穀稈の層により受継挟
持杆40が押し上げられて回動する回動角をポテンショ
メ−タが計測するが、扱室20に供給される前の穀稈の
層厚を検出する関係位置に構成している。
【0017】そして、フィ−ドチエン39は、上記穀稈
センサ4の検出結果に基づいて変速装置を介して増減速
して調整できる構成にすると、その後の脱穀作業時の穀
稈の搬送層厚を極力均一化しながら脱穀ができ、脱穀負
荷を均すことができる利点がある。
【0018】つぎに、マイクロコンピュ−タを利用した
制御手段11(以下、「コントロ−ラ11」とよぶ)に
ついて、図1に基づいて説明する。まず、コントロ−ラ
11は、制御プログラムや基準デ−タ等を内蔵したメモ
リを有するマイクロコンピュ−タの演算制御部であっ
て、算術、論理および比較演算等を行なう構成となって
いる。
【0019】そして、コントロ−ラ11は、入力側に、
自動スイッチ41、穀粒センサ3、穀稈センサ4、二番
センサ6、層厚センサ8、シ−ブポジションセンサ4
2、唐箕ポジションセンサ43をそれぞれ接続して各情
報を入力する構成としている。そして、コントロ−ラ1
1は、上記した各センサやスイッチから情報が入力され
ることになるが、その前に、まず、自動スイッチ41を
ON操作して、マイクロコンピュ−タを制御可能な状態
に立ち上げる構成としている。
【0020】そして、コントロ−ラ11は、出力側に、
シ−ブ制御モ−タ33、唐箕制御モ−タ38をそれぞれ
接続して駆動制御信号を出力する構成としている。そし
て、チャフシ−ブ9は、シ−ブ制御モ−タ33によって
各選別板31の間に形成されている選別間隔が、「閉ま
る」、「標準間隔」、「開く」の3段階に調節制御の態
様が取れるようにコントロ−ラ11に制御プログラムを
設定しており、その開度は、シ−ブポジションセンサ4
2によって常時検出、確認されて情報がコントロ−ラ1
1に入力される構成としている。
【0021】つぎに、圧風唐箕10は、唐箕制御モ−タ
38によって選別室23内に吹き出す選別風の送風量
を、「小」、「標準」、「大」の3段階に調節制御の態
様が取れるように風調弁36の開度調節ができる制御プ
ログラムをコントロ−ラ11に設定しており、選別風の
送風量は唐箕ポジションセンサ43が風調板36の位置
を常時検出して情報をコントロ−ラ11に入力する構成
としている。
【0022】そして、コントロ−ラ11は、穀粒センサ
3については、グレンタンク2に貯留される穀粒の量を
連続的に検出して入力すると、それを単位時間あたりの
籾の溜り量として算出し、予めメモリに内蔵している基
準デ−タと比較演算する構成としている。
【0023】以上のように構成されたコンバイン12の
作用と、選別制御の態様について説明する。まず、コン
バイン12は、エンジンを始動し、自動スイッチ41を
ON操作してコントロ−ラ11を作動状態に立ち上げた
後、脱穀クラッチや刈取クラッチを操作して回転各部を
駆動しながら刈取脱穀作業を開始する。
【0024】すると、圃場の穀稈は、前部の分草杆16
で分草された後、刈取装置17によって刈り取られ、穀
稈搬送装置18によって搬送されてフィ−ドチエン39
に受け継がれて脱穀装置1に供給される。このようにし
て、連続的に供給されてくる穀稈は、扱室20において
回転している扱胴19によって脱穀作用を受け選別網か
ら下方の選別室23に漏下して揺動選別棚7に達して選
別される。
【0025】又、扱室20内で扱胴19に持ち回られな
がら排塵方向に移送したカギ又や穂切れ、長めの藁屑の
混入する排塵物は、排塵処理室に送り込まれて処理さ
れ、選別室23に排塵される。このようにして、選別室
23に漏下してきた被選別物は、揺動選別棚7の揺動作
用と、圧風唐箕10から吹き込まれる選別風とによって
選別され、一番物、二番物、排塵物に選別分離されて処
理され、一番物は、一番移送螺旋21、一番揚穀装置2
8を経てグレンタンク2に収穫され、二番物は、二番移
送螺旋22から二番揚穀装置25を経て二番処理室5に
還元される。
【0026】以上のような連続した刈取・脱穀作業中に
おいて、まず、搬送穀稈は、刈取前処理装置15の穀稈
搬送装置18から脱穀装置1のフィ−ドチエン39始端
部に受け継がれると、穀稈の層厚によって受継挟持杆4
0が押し上げられた状態になる。すると、穀稈センサ4
は、その受継挟持杆40の回動基部aの角度変化をポテ
ンショメ−タが検出してコントロ−ラ11に検出情報を
入力する(図7および図9参照)。このように入力され
た情報(穀稈量)は、脱穀装置1の行なう全仕事量を表
しており、以後の選別制御のベ−スとなる数値である。
【0027】そして、脱穀装置1は、扱胴19の回転速
度を自動的に変速する変速装置(従来公知のベルト変速
機構等)を設けた構成にした場合には、上記検出情報に
基づいて、供給される穀稈の量に応じた扱胴の変速制御
を行ない、合理的な脱穀作業を行なうことができる。実
施例の穀稈センサ4は、穀稈が扱室20に供給される前
に検出しているから、扱胴制御に有効に利用できる。
【0028】つぎに、穀粒センサ3は、グレンタンク2
の内部において、脱穀装置1から一番揚穀装置28を経
て供給され順次蓄積される穀粒量を、超音波の発信器と
受信器とによって適確に計測し、検出情報としてコント
ロ−ラ11に入力する(図8参照)。そして、二番セン
サ6は、二番処理室5内において、二番処理胴26の排
出羽根27が回転に伴って跳ね上げ、衝突する二番物を
検出してコントロ−ラ11に入力する(図3および図4
参照)。
【0029】つぎに、層圧センサ8は、図3で解るよう
に、扱室20の排塵口の下方にあって、上方から揺動選
別棚7上に落下して下手側に流動を開始した被選別物の
層厚を超音波を利用して検出し、コントロ−ラ11に入
力する(図3参照)。以上のように、コントロ−ラ11
は、穀稈センサ4が穀稈層厚(量)を検出して入力し、
穀粒センサ3が穀粒量の検出情報を入力し、二番センサ
6が二番物の量を検出して入力し、層厚センサ8が揺動
選別棚7上を流動している被選別物の層厚(量)を検出
して入力してくる各検出情報を、メモリに内蔵している
基準デ−タと比較演算する。そして、コントロ−ラ11
は、シ−ブポジションセンサ42と唐箕ポジションセン
サ43とから、チャフシ−ブ9の選別間隔と圧風唐箕の
風調弁36の位置(選別風の送風量)が検出情報として
入力されている。
【0030】そして、コントロ−ラ11は、上記のよう
にして各センサからそれぞれ入力させる情報に基づいて
脱穀装置の内部の状態(選別状態)を判断して、シ−ブ
制御モ−タ33と唐箕制御モ−タ38とに制御信号を出
力して選別制御を行なっている。このとき、圧風唐箕1
0は、唐箕制御モ−タ38がコントロ−ラ11からの制
御信号に基づいて正転または逆転駆動して上下の風調弁
36を作動し、機体の左右両側にある吸気口35を広
く、或いは、狭く調節して、取り込む空気量が制御さ
れ、選別室23に吹き込む選別風の風量を自動制御して
いる。
【0031】一方、チャフシ−ブ9は、シ−ブ制御モ−
タ33がコントロ−ラ11からの制御信号に基づいて正
転、又は、逆転駆動されて、各選別板31が、連動板3
2とともに前方、又は、後方に移動するので、前後方向
に長孔の範囲内において移動して選別間隔を狭く、又
は、広く調節して、穀粒の漏下量を自動制御することに
なる。
【0032】上記の選別制御中、シ−ブポジションセン
サ42と唐箕ポジションセンサ43とは、常に機能し、
制御位置を監視するように検出して情報をコントロ−ラ
11に入力している。このような選別制御の各態様は、
本発明の実施例の場合、図2の制御態様一覧表に示すよ
うに、4つのセンサ3、4、6、8からそれぞれ入力さ
れる情報に基づく検出量を、メモリに内蔵している基準
デ−タと比較演算して、標準量、少量、大量の3に区分
して脱穀装置1内部の状態を判断するように設定してい
る。そして、圧風唐箕10とチャフシ−ブ9の制御態様
は、図2に示すように、上記判断に基づいて選別風の送
風量を、「小」、「標準」、「大」の3段階に調節制御
の態様が取れ、選別間隔も、「閉まる」、「標準間
隔」、「開く」の3段階に調節制御の態様が取れるよう
に、予め、制御プログラムを設定している。
【0033】したがって、コントロ−ラ11は、図2の
制御態様一覧表に従って制御信号を出力して脱穀装置1
の内部状況に応じた適確な選別制御を行なうことができ
る。つぎに、コントロ−ラ11は、穀稈センサ4の検出
情報に基づく供給穀稈量に対比して、二番センサ6から
入力される二番還元量が少ない場合(限界値に達したと
き)、二番の詰まりと判断してオペレ−タに警報するこ
とができる。この二番詰まりの検出は、上述の穀稈セン
サ4の検出情報に限らず、層厚センサ8からの検出情報
との対比において判断することもできる。
【0034】このように、本発明は、脱穀装置1の機内
の選別状態を適確に判定することが可能となって、効果
的な選別制御を行なうことができる。それに伴って機外
ロスを少なくすることにも成功し、更に、機内で発生す
る二番詰まり等の不具合を早期に判定(発見)すること
ができる特徴を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であって、制御機構のブロッ
ク図である。
【図2】本発明の一実施例であって、制御態様を示す一
覧表である。
【図3】本発明の一実施例であって、脱穀装置の一部を
破断した側面図である。
【図4】本発明の一実施例であって、脱穀装置の正断面
図である。
【図5】本発明の一実施例であって、脱穀装置の内部側
面図である。
【図6】本発明の一実施例であって、脱穀装置の内部平
面図である。
【図7】本発明の一実施例であって、コンバインの左側
面図である。
【図8】本発明の一実施例であって、コンバインの右側
面図である。
【図9】本発明の一実施例であって、作用側面図であ
る。
【符号の説明】
1 脱穀装置 2 グレンタン
ク 3 穀粒センサ 4 穀稈センサ 5 二番処理室 6 二番センサ 7 揺動選別棚 8 層厚センサ 9 チャフシ−ブ 10 圧風唐箕 11 制御手段 12 コンバイン 13 クロ−ラ 14 車体 15 刈取前処理装置 16 分草杆 17 刈取装置 18 穀稈搬送装
置 19 扱胴 20 扱室 21 一番移送螺旋 22 二番移送螺
旋 23 選別室 24 吸引排塵機 25 二番揚穀筒 26 二番処理胴 27 排出羽根 28 一番揚穀装
置 29 移送棚 30 ストロ−ラ
ック 31 選別板 32 連動板 33 シ−ブ制御モ−タ 34 ワイヤ− 35 吸気口 36 風調弁 37 連動ロット 38 唐箕制御モ
−タ 39 フィ−ドチエン 40 受継挟持杆 41 自動スイッチ 42 シ−ブポジ
ションセンサ 43 唐箕ポジションセンサ a 回動基部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B094 AA07 AA08 AA11 AB02 AB06 AB07 AB12 AC03 AC14 AC18 AD01 AD06 AE02 AF01 AG09 AH02 AH06 EA05 HA01 JA10 JB07 JC01 JE08 JE14 2B095 BA03 BA11 BA21 BA25 BA30 BA35 BB29 CA02 CA09 CB15 EA03 FA14 GA02 GA03 GA09 GA11 GA16 GA18 GB03 GB08 GB09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱穀装置1と、脱穀選別後の穀粒を貯留
    するグレンタンク2とを併設して搭載し、該グレンタン
    ク2には供給された穀粒量を検出する穀粒センサ3を設
    け、前記脱穀装置1には供給された穀稈量を検出する穀
    稈センサ4と、二番処理室5に還元される二番還元量を
    検出する二番センサ6と、揺動選別棚7上を流動する被
    選別物の層厚を検出する層圧センサ8とをそれぞれ設
    け、前記各センサ3、4、6、8から入力される検出情
    報に基づいてチャフシ−ブ9の選別間隔と、唐箕10の
    選別風量とを調節制御する制御手段11を装備して構成
    した脱穀装置の選別制御装置。
  2. 【請求項2】 脱穀装置1において、穀稈センサ4は、
    少なくとも、層厚センサ8より先に穀稈量を検出して制
    御手段11に検出情報を入力する構成とした請求項1記
    載の脱穀装置の選別制御装置。
  3. 【請求項3】 脱穀装置1の穀稈センサ4の検出情報に
    基づく穀稈量、又は、層厚センサ8の検出情報に基づく
    被選別物の層厚との相対的な比較において、二番センサ
    6の検出した二番還元量が、予め、設定した限界値より
    少量になると、二番詰まりと判定する制御手段11を装
    備した請求項1記載の脱穀装置の選別制御装置。
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JP2010110253A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Yanmar Co Ltd 脱穀機
JP2010187642A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Yanmar Co Ltd コンバイン

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