JPH03259012A - 脱穀装置 - Google Patents

脱穀装置

Info

Publication number
JPH03259012A
JPH03259012A JP5429890A JP5429890A JPH03259012A JP H03259012 A JPH03259012 A JP H03259012A JP 5429890 A JP5429890 A JP 5429890A JP 5429890 A JP5429890 A JP 5429890A JP H03259012 A JPH03259012 A JP H03259012A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chaff
divergence
opening
opening degree
grain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5429890A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2529752B2 (ja
Inventor
Shigeo Sato
佐藤 茂夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2054298A priority Critical patent/JP2529752B2/ja
Publication of JPH03259012A publication Critical patent/JPH03259012A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2529752B2 publication Critical patent/JP2529752B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、扱室内の穀物に作用する送塵弁と、この送塵
弁の開度を調節する手動式の開度調節手段とが設けられ
た脱穀装置に関する。
〔従来の技術〕
かかる脱穀装置では、開度調節手段の手動操作によって
送塵弁の開度を調節し、扱室内の穀物に対して的確に流
量調節を行えば、扱室内の穀物を適切な状態で扱き処理
できる構造になっている。
但し、送塵弁の開度を調節する場合には、送塵弁は扱室
内に設けられていることから開度を直接見て知ることは
困難であり、開度調節手段の操作具の位置などによって
間接的に知る方法が採られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
穀物を適切な状態で扱き処理するためには、送塵弁の開
度は、穀物条件(品種、成育状態、乾燥状態など)に応
じた適切な範囲内になければならない。上記のように開
度調節手段の操作部の操作位置によって送塵弁の開度は
一応知ることはできるが、その開度が適切な範囲内にあ
るか否かを判別することは豊富な経験や知識を要し、普
通の作業者ではやや難しいのが実情であった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、送塵弁の開度が穀物条件に応じた適切
な範囲内にあるか否かを容易に判別できるようにするこ
とにある。
C課題を解決するための手段〕 本発明の特徴構成は、穀物条件に応じて前記送塵弁の適
性開度範囲を設定する範囲設定手段と、前記送塵弁の開
度を検出する開度検出手段と、この開度検出手段によっ
て検出された開度が前記範囲設定手段で設定された範囲
内にあるか否かを判別する判別手段と、この判別手段で
判別された結果を報知する報知手段とが設けられている
点にある。
〔作 用〕
範囲設定手段が、穀物条件に応じて送塵弁の適性開度範
囲を設定する。一方、開度検出手段が送塵弁の開度を検
出する。そして判別手段が、検出した送塵弁の開度が設
定された範囲内にあるか否かを判別し、報知手段が、判
別された結果を報知する。
例えば、稲、麦、大豆を選択する3個のボタンがあり、
稲のボタンを押すと、稲の扱き処理に適した送塵弁の開
度の範囲が設定される。そして開度検出手段によって検
出された送塵弁の開度が先程設定された範囲内にあるか
否かが判別される。そして設定範囲内にあればOKラン
プを点灯させたり、設定範囲外にあれば警報ブサーを鳴
らしたりすることで、その判別結果を作業者に分かりや
すく報知するのである。
〔発明の効果〕
送塵弁の開度が穀物条件に応じた適切な範囲内にあるか
否かを容易に且つ迅速に判別できるようになり、穀物を
良好な状態で扱き処理できるようになった。
〔実施例〕
以下、本発明を全稈投入式のコンバインの選別制御装置
に適用した場合における実施例を図面に基づいて説明す
る。
第17図に示すように、全稈投入式のコンバインは、ク
ローラ走行装置(1)、搭乗操縦部(2)、及び、脱穀
装置(3)を備えた機体(■)と、その前部において機
体横幅方向に沿う横軸芯周りに駆動昇降自在に取り付け
られた刈取前処理部(4)とからなる。
前記刈取前処理部(4)は、その先端部に設けられた分
草具(5)、植立穀稈を機体(v)の後方側に掻き込む
リール(6)、掻き込まれた穀稈の株元部分を切断する
バリカン型の刈刃(7)、刈取穀稈を受は止めて機体(
V)の後方に送り出すオーガ(8)、及び、三個の回転
ドラムを並設した掻き上げ搬送部(9)とから構成され
ている。
前記脱穀装置(3)には、前記掻き上げ搬送部(9)に
よって搬送される刈取穀稈の全部が投入される扱室(A
)と、その後室(A)からの漏下処理物に対して選別作
用する揺動選別板(10)を備えた選別装置(B)と、
選別風を送風する唐箕(11)とが備えられている。
前記扱室(A)には、前記機体(V)の前後方向に沿い
且つ後ろ上がりに傾斜した回転軸芯を有する扱胴(12
)が設けられ、その扱胴(12)の下方に、前記扱室(
A)の前後方向略全長に亘って脱穀処理物漏下用の受網
(13)が張設されている。
そして、第14図及び第17図に示すように、前記扱室
(A)の穀稈入口側部分の天井カバー(14)に、前記
扱室(A)が穀稈供給状態にあるか否かを検出する穀稈
供給状態検出手段としての接触式の穀稈検出センサー(
SO)が装着されている。
前記穀稈検出センサー(So )について説明を加えれ
ば、前記扱室(A)内の処理物に接触作用するように前
記扱胴(12)の回転軸芯に平行な軸芯周りに揺動自在
に付設された接触片(15)と、その接触片(15)を
前記扱胴(12)に接近する側に付勢するスプリング(
16)と、前記接触片(15)が設定値以上揺動するに
伴ってON作動するスイッチ(17)とを備えている。
つまり、前記扱室(A)に穀稈が供給されると前記接触
片(15)が前記扱胴(12)によって扱き処理される
処理物に接触して前記スイッチ(17)がONすると穀
稈供給状態にあると検出し、且つ、前記スイッチ(I7
)がOFFすると穀稈非供給状態にあると検出できるよ
うになっているのである。但し、詳述はしないが、前記
接触片(15)には穀稈が断続的に接触する状態となる
ため、前記スイッチ(17)が設定時間(2秒に設定し
である)以上継続してOFF状態にある場合に非供給状
態であると判断させるようにしである。
第17図に示すように、前記揺動選別板(10)には、
前方から後方に向かって順次並ぶように配置されたグレ
ンパン(18)とチャフシーブ(19)、及び、前記チ
ャフシーブ(19)の下方に位置するグレンシーブ(2
0)の夫々が備えられ、それらの各部が左右一対の側板
(21)の間に固定されて、全体として板状に形成され
ている。
前記選別装置(B)の下部には、前記グレンシーブ(2
0)から漏下する穀粒を一番物として回収する一番物回
収部(22)と、前記チャフシーブ(19)の終端部や
前記グレンシーブ(20)の終端部を越えて落下する藁
屑等と穀粒とが混入した処理物(以下の説明において二
番物と略称する)を回収する二番初回収部(23)とが
設けられている。尚、詳述はしないが、前記二番初回収
部(23)から回収される二番物は前記扱室(A)に還
元されて再度、扱き処理されることになる。
第12図に示すように、前記チャフシーブ(19)は、
処理物移送方向く図中において左右方向)に並置された
複数個の帯板状部材(19a)が、その上端部を支点と
して前記左右の側板(21)に対して回動自在に取り付
けられ、各帯板状部材(19a)の下端部が枢着された
操作ロッド(24)を前後方向に押し引き操作すること
によって、前記帯板状部材(19a)の間隔(t)(以
下の説明においてチャフ開度と略称する)を変更調節で
きるように構成されている。
そして、前記チャフ開度を変更調節するアクチュエータ
としてのチャフ開度調節用電動モータ(Ml)が設けら
れ、その電動モータ(Ml)によって駆動される連係機
構(25)と前記操作ロッド(24)とがレリーズワイ
ヤ(26)にて連動連結されている。尚、図中、(27
)は前記チャフ開度を閉じ側に復帰付勢するスプリング
、(S2)は前記電動モータ(M、)による前記操作ロ
ッド(24)の操作量をチャフ開度として検出するポテ
ンショメータ式のチャフ開度検出用センサーであって、
前記連係機構(25)に付設されている。
前記唐箕(11)について説明すれば、いわゆる割すプ
ーリ式の無段変速装置を用いて、その回転数を可変する
ことにより送風量を変更調節できるように構成されてい
る。
説明を加えれば、第13図に示すように、前記唐箕(1
1)を回転駆動する入力プーリ(28)が割りプーリに
構成され、その人力プーリ(28)の径を可変する操作
アーム(29)が、トウミ風量調節用電動モータ(M2
)によって回動操作されるように設けられ、もって、前
記電動モータ(M2)によって前記唐箕(11)の回転
数を高低に変更調節することにより送風量(以下の説明
においてトウミ風量と略称する場合もある)を強弱に変
更調節できるようになっている。尚、図中、(30)は
前記入カブ−!J(28)の駆動ベルト、(31)は前
記電動モータ(M2)によって駆動される連係機構(3
2)と前記操作アーム(29)とを連動連結するレリー
ズワイヤ、(S3)は前記操作アーム(29)の操作量
を前記トウミ風量として検出するポテンショメータ式の
トウミ風量検出用センサーであって、前記連係機構(3
2)に付設されている。
つまり、前記選別装置(B)は、前記チャフ開度を大小
に調節すると共に、前記トウミ風量を強弱に調節するこ
とにより、前記扱室(A)からの漏下処理物量の大小に
応じて選別状態を調節できるように構成されているので
ある。尚、詳しくは後述するが、基本的には、前記漏下
処理物量が大なるほど前記チャフ開度が大となり、且つ
、前記トウミ風量が強となるように、漏下処理物量に応
じて選別状態を自動調節させるようにしである。
次に、前記選別装置(B)の選別状態を漏下処理物量に
応じて自動調節させるための制御構成について説明する
第1図に示すように、マイクロコンピュータ利用の制御
装置(33)が設けられ、その制御装置(33)に、前
記穀稈検出センサー(So)、前記クローラ走行装置(
1)の駆動回転数に基づいて車速を検出する車速センサ
ー(Sl)、前記チャフ開度検出用センサー(S2)、
前記トウ上風量検出用センサー(S、)、前記チャフ開
度の上限を手動設定するためのチャフ開度設定器(Sl
)、及び、前記トウミ風量の下限を手動設定するための
トウミ風量設定器(S、)の夫々が接続されている。但
し、前記トウミ風量は前記唐箕(11)の回転数の値と
して設定するようにしである。尚、図中、(SW、)は
前記チャフ開度及び前記トウミ風量を前記漏下処理物量
に応じて自動調節させる自動モードと前記チャフ開度及
び前記トウミ風量を前記各設定器(Sl)、 (SS)
によって設定される目標値に維持させる手動モードとを
選択するための自動スイッチ、(SW、)は前記扱室(
A)に供給される穀稈が稲であるか麦であるか大豆であ
るかを指示するための穀稈種類選択スイッチ、(34)
は前記手動モード選択時において前記設定器(S、)。
(S5)による目標値の設定を誤った場合に報知作動す
る報知手段としてのブザーである。
コンバインは、その車速か大なるほど前記扱室(A)に
供給される穀稈量が犬になり、その結果、前記扱室(A
)からの漏下処理物量が大になる。つまり、車速は漏下
処理物量に比例する情報として利用できることになる。
そこで、本実施例では、前記チャフ開度及び前記トウミ
風量を、前記各設定器(Sl)、 (ss)によって設
定された目標値を基準にして前記車速センサー(Sl)
の検出車速に応じて補正することにより、前記選別装置
(B)の選別状態が漏下処理物量に応じた選別状態とな
るように選別状態を自動調節させるようにしである。
前記設定器(Sl)、(3B)によって設定する目標値
について説明を加えれば、第3図に示すように、前記チ
ャフ開度の目標値は、前記チャフ開度設定器(Sl)を
最小値に操作したときに全閉状態から僅かに開いた状態
に対応する値となり、且つ、前記チャフ開度設定器(S
、)の最大値が前記チャフ開度の最大値となるように、
その調節範囲を決めである。又、第4図に示すように、
前記トウミ風量の目標値は、前記トウミ風量設定器(S
、)を最小値に操作したときに最小回転数(800rp
m)となり且つ最大値に操作したときに最大回転数(1
250rpm)となるように、その調節範囲を決めであ
る。
但し、前記扱室(A)に供給される穀稈が麦や大豆であ
る場合には、前記トウミ風量は、漏下処理物量に拘わら
ず前記トウミ風量設定器(S5)によって設定される目
標値に維持させるようにしである。
説明を加えれば、穀稈が麦である場合には、前記チャフ
開度は、第5図に示すように、車速が小なるほど閉じ側
に調節するように、前記チャフ開度設定器(S、)によ
る目標値を上限として前記車速に応じてそのチャフ開度
を自動調節させ、且つ、前記トウミ風量は、第6図に示
すように、IQOOrpmから120Orpmの範囲で
前記トゥミ風量設定器(S、)によって設定された目標
値に維持させるようにしである。
穀稈が稲である場合には、前記チャフ開度は、第7図に
示すように、前記麦である場合と同様に車速か小なるほ
ど閉じ側に調節するように、前記チャフ開度設定器(S
l)による目標値を上限として前記車速に応じてそのチ
ャフ開度を自動調節させ、且つ、前記トウミ風量は、第
8図に示すように、車速が犬なるほど像側となるように
前記トウミ風量設定器(S5)によって設定された目標
値を下限として自動調節させるようにしである。
但し、前記チャフ開度は、同じ車速では麦である場合よ
りも閉じ側に調節させるようにしである。
穀稈が大豆である場合には、前記麦の場合と同様に、チ
ャフ開度は第9図に示すように、車速に応じて自動調節
させ、且つ、トウミ風量は第10図に示すように、11
000rpから120Orpmの範囲で前記トウミ風量
設定器(S、)によって設定された目標値に維持させる
ようにしである。
つまり、前記制御装置(33)は、自動モード時には、
脱穀処理する穀稈の種類に対応して、前記唐箕(11)
の送風量を前記漏下処理物量に応じて自動調節させる第
1制御状態と、予め設定された設定値に維持させる第2
制御状態とに切り換え自在に構成されているのである。
但し、この第1制御状態及び第2制御状態の何れにおい
ても前記チャフ開度は前記漏下処理物量に応じて自動調
節させることになる。
又、詳述はしないが、前記唐箕(11)が割りプーリ式
の変速装置を用いて回転数を変速するように構成されて
いることから、自動モード選択時であっても、前記唐箕
(11)の回転数が予め設定した設定値より小である場
合には、前記脱穀装置(3)が非稼働状態にあると判断
して、実際の制御を開始しないようにしである。
ところで、刈取作業を開始するまでは、前記扱室(A)
からの漏下処理物が無いため、前記車速による選別状態
の自動調節を行えないので、前記チャフ開度は予め設定
した最小値に維持させ、且つ、前記トウミ風量は最弱状
態に維持させるようにしである。尚、この刈取作業を開
始するまでの制御状態を、以下の説明においてモードl
と略称する。但し、第11図に示すように、このモード
lにおけるチャフ開度の最小値は稲である場合には麦で
ある場合よりも開き側の値に維持させるようにしである
刈取作業を開始した後は、前述の如く、前記車速センサ
ー(Sl)の情報に基づいて漏下処理物量に応じた選別
状態となるように、前記チャフ開度と前記トウミ風量と
を自動調節させることになる。但し、麦である場合及び
大豆である場合には、前記トウミ風量は前記トウミ風量
設定器(S、)にて設定される目標値に維持して、チャ
フ開度のみ自動調節させることになる。尚、この刈取作
業中における制御状態を、以下の説明においてモード2
と略称する。
次に、刈取作業が終了すると、前記刈取作業を開始する
までの状態(モードI)と同じになるのであるが、刈取
作業を終了しても、前記扱室(A)からの漏下処理物量
は直ぐには無くならないので、つまり、漸次減少する状
態となることから、刈取作業終了後、設定時間が経過す
るまでは現在のチャフ開度及びトウミ風量に維持させた
後、段階的にチャフ開度を小に且つトウミ風量を弱に変
更しながら前記モードlに移行させるようにしである。
尚、この刈終わり時の制御状態を、以下の説明において
モード3と略称する。
但し、前記穀稈種類選択スイッチ(SW2)によって指
示される穀稈の種類が麦又は大豆である場合には、前記
チャフ開度のみ自動調節させ、前記トウミ風量は前記設
定器(S、〉によって設定される目標値に維持させるこ
とになる。そして、前記チャフ開度を現在値に維持する
時間は、麦である場合よりも稲である場合のほうが長く
なるように、且つ、モードlに復帰したときの最小値は
、麦である場合よりも稲である場合のほうが大となるよ
うにしである。そして、稲である場合には、このモード
3からモード1へ移行する際に、前記トウミ風量が段階
的に減少するようにしである。
一方、穀稈が大豆である場合には、前記モード11モー
ド2、モード3の何れにおいても、前記チャフ開度は車
速に応じて自動調節させ、且つ、前記トウミ風量は前記
設定器(S5)によって設定される目標値に維持させる
ようにしである。
尚、前記刈地め及び刈終わりは、前記穀稈検出センサー
(So)の情報に基づいて判別させることになる。
次に、第2図に示すフローチャートに基づいて、前記制
御装置(33)の動作を説明する。
制御が起動されるに伴って、前記自動スイッチ(SWI
)の情報に基づいて自動モードが選択されているか否か
を判別する。
自動モードが選択されている場合には、前記穀稈検出セ
ンサー(So)の情報に基づいて刈取中であるか否か、
つまり、前記扱室(A)に穀稈が供給されている状態に
あるか否かを判別する。
穀稈が非供給状態にある場合には、刈始め以前の状態に
あると判断して、前記モードlの制御状態に移行して、
前記チャフ開度が全閉で且つトウミ風量が最弱の状態に
維持させることになる。但し、前記穀稈選択スイッチ(
SW2)による指示が麦又は大豆である場合には、前記
トウミ風量は前記設定器(S、)によって設定された目
標値に維持させることになる。
穀稈が供給状態にある場合には、前記穀稈検出センサー
(SO)のON10 F F状態の変化に基づいて、刈
取中であるか、刈取中から刈終わりへ移行しているのか
を判断する。
前記穀稈検出センサー(So)がOFFからONに変化
して刈取開始を判別した場合には、前記モード2の制御
状態に移行して、前記車速センサー(Sl)の検出情報
に基づいて前記チャフ開度と前記トウミ風量とを自動調
節することになる。
但し、前記穀稈選択スイッチ(SW2)による指示が麦
又は大、豆である場合には、刈取中であっても前記トウ
ミ風量は前記設定器(SS)によって設定された目標値
に維持させることになる。
前記穀稈検出センサー(SO)がONからOFFに変化
して刈終わりを判別した場合には、前記モード3の制御
状態に移行させて、設定時間の間、前記チャフ開度及び
トウミ風量を現在の値に維持させた後、漸次減少させな
がら前記モードlの制御状態に復帰させることになる。
一方、前記自動スイッチ(SW+ )によって前記手動
モードが選択された場合には、前記チャフ開度及び前記
トウミ風量は、前記穀稈検出センサー(So)や前記車
速センサー(Sl)の情報に拘わらず前記各設定器(S
4)、(SS)によって設定された目標値に維持させる
ことになる。
但し、この手動モード選択時において、前記各設定器(
34)、 (SS)によって設定された目標値が、処理
量が小の状態に対応する設定値よりも小の値に設定され
ている場合には、誤操作であることを報知するために、
前記穀稈検出センサー(S、)がOFFからONに変化
するに伴って、前記ブザー(34)を作動させて警報す
るようにしである。
尚、前記制御装置(33)は、以上説明した各処理を電
源が切断されるまで繰り返し実行することになる。
前記扱室(A)の天井カバー(14)の下面には、第1
4図及び第15図に示すように、扱胴(A)の回転に伴
って後方へ移送される処理物の流量を調節する複数の送
塵弁(35)が、前後方向所定間隔で取り付けられてい
る。そしてこれら送塵弁(35)は、上下方向軸芯周り
で揺動自在に軸支されており、前後方向に対する傾斜角
(以下の説明において単に弁開度と称する)を、開度調
節機構(36)の手動操作によって平行姿勢を保った状
態で変更調節できるように構成されている。
前記開度調節機構(36)は、送塵弁(35)の揺動軸
の夫々に固着された操作リンク(37)を天井カバー(
14)の上側に配置し、これら操作リンク(37)の一
端を一本の操作ロッド(38)に連結して構成されてお
り、この操作ロッド(38)の押し引き操作によって全
ての送塵弁(35)が同角度のまま一斉に揺動し、以て
、夫々の弁開度が変わるようになっている。因みに、送
塵弁(35)における扱胴回転方向下手側端部が後方に
位置するほど開度は大きくなり、前方に位置するほど開
度は小さくなる。
又、各列の送塵弁(35)の−個の揺動軸部分には、弁
開度を検出するポテンショメータ式の弁開度検出用セン
サー(S、)が設けられている。これらの弁開度検出用
センサー(S6)は、他のセンサ類や設定器類と共に制
御装置(33)に接続されている。
前記制御装置(33)は、穀稈種類選択スイッチ(SW
、)で指示された穀物を扱き処理する際の弁開度の適切
な範囲を設定する。第17図に示すように、脱粒し難い
稲では後室(A)での滞留時間を長くすために閉じぎみ
の範囲に設定し、脱粒し易い麦や大豆では扱室(A)で
の滞留時間を短くするために開きぎみの範囲に設定する
。そして弁開度検出用センサー(S6)で検出された開
度が設定範囲内にあるか否かを判別し、設定範囲内にな
い場合には前記ブザー(34)を作動させて警報するよ
うになっている。
尚、本実施例においては、開度設定手段の機能は穀稈種
類選択スイッチ(S6)と制御装置(33)によって果
たされ、判別手段の機能は制御装置(33)によって果
たされることになる。
〔別実施例〕
以下に本発明の別実施例を列記する。
(a)  穀物条件としては、品種のみならず、成育状
態、乾燥状態、処理物量などに対応させてもよい。
(b)  開度設定手段を選別制御用の殻稈種類選択ス
イッチ(SW2)に兼用させるではなく、開度設定手段
として穀物条件に応じた専用の選択スイッチを設けるよ
うにしてもよい。
(C)  開度調節機構(36)を手動操作による人力
で作動させるのではなく、手動操作による電動力で作動
させるようにしてもよい。
(d、)  報知手段としては警報ランプを用いてもよ
い。
(e)  本発明は、全稈投入式のみならず自脱式のコ
ンバインに搭載された脱穀装置にも適用できるし、単体
の脱穀装置にも適用できる。そして選別装置(B)の具
体構成やその選別状態を変更調節するための構造等、各
部の具体構成は各種変更できる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る脱穀装置の選別制御装置の実施例を
示し、第1図は制御構成のブロック図、第2図は制御作
動のフローチャート、第3図はチャフ開度設定範囲の説
明図、第4図はトウミ風量設定範囲の説明図、第5図は
穀稈が麦である場合のチャフ開度ε車速の関係の説明図
、第6図は同トウミ風量と車速の関係の説明図、第7図
は穀稈が稲である場合のチャフ開度と車速の関係の説明
図、第8図は同トウミ風量と車速の関係の説明図、第9
図は穀稈が大豆である場合のチャフ開度と車速の関係の
説明図、第10図は同トウミ風量と車速の関係の説明図
、第1I図は制御モードの説明図、第12図はチャフ開
度調節機構の説明図、第13図はトウミ風量調節機構の
説明図、第14図は扱室の切欠正面図、第15図は開度
調節機構の平面図、第16図は弁開度の設定範囲を示す
図、第17図はコンバインの切欠側面図である。 (A)・・・・・・扱室、(S6)・・・・・・開度検
出手段、(SW2 )・・・・・・範囲設定手段、(3
3)・・・・・・判別手段、(34)・・・・・・報知
手段、(35)・・・・・・送塵弁、(36)・・・・
・・開度調節手段。 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 扱室(A)内の穀物に作用する送塵弁(35)と、この
    送塵弁(35)の開度を調節する手動式の開度調節手段
    (36)とが設けられた脱穀装置であって、穀物条件に
    応じて前記送塵弁(35)の適性開度範囲を設定する範
    囲設定手段(SW_2)と、前記送塵弁(35)の開度
    を検出する開度検出手段(S_6)と、この開度検出手
    段(S_6)によって検出された開度が前記範囲設定手
    段(SW_2)で設定された範囲内にあるか否かを判別
    する判別手段(33)と、この判別手段(33)で判別
    された結果を報知する報知手段(34)とが設けられて
    いる脱穀装置。
JP2054298A 1990-03-06 1990-03-06 脱穀装置 Expired - Lifetime JP2529752B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2054298A JP2529752B2 (ja) 1990-03-06 1990-03-06 脱穀装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2054298A JP2529752B2 (ja) 1990-03-06 1990-03-06 脱穀装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03259012A true JPH03259012A (ja) 1991-11-19
JP2529752B2 JP2529752B2 (ja) 1996-09-04

Family

ID=12966663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2054298A Expired - Lifetime JP2529752B2 (ja) 1990-03-06 1990-03-06 脱穀装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2529752B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05161416A (ja) * 1991-12-12 1993-06-29 Kubota Corp 脱穀装置の送塵弁制御装置
JPH05161417A (ja) * 1991-12-12 1993-06-29 Kubota Corp 脱穀装置の送塵弁制御装置
JP2014064502A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd 汎用コンバイン
JP2014064504A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd 汎用コンバイン

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05161416A (ja) * 1991-12-12 1993-06-29 Kubota Corp 脱穀装置の送塵弁制御装置
JPH05161417A (ja) * 1991-12-12 1993-06-29 Kubota Corp 脱穀装置の送塵弁制御装置
JP2014064502A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd 汎用コンバイン
JP2014064504A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd 汎用コンバイン

Also Published As

Publication number Publication date
JP2529752B2 (ja) 1996-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03259012A (ja) 脱穀装置
JPH03119921A (ja) 脱穀装置の選別制御装置
JP3113507B2 (ja) コンバイン
JPH04173016A (ja) コンバインの選別制御装置
JP2529738B2 (ja) 脱穀装置の選別制御装置
JP2880336B2 (ja) コンバインの選別制御装置
JP2726358B2 (ja) 脱穀選別制御装置
JP3113509B2 (ja) コンバイン
JPH02312518A (ja) コンバインの選別制御装置
JPH04258220A (ja) コンバインの選別制御装置
JPH03123413A (ja) 脱穀装置の選別制御装置
JPH03210123A (ja) コンバインの制御装置
JPH10248367A (ja) 脱穀装置
JP3113508B2 (ja) コンバイン
JP2561392B2 (ja) 全稈投入式コンバインの送塵弁制御装置
JP2854463B2 (ja) 脱穀選別制御装置
JPH03259013A (ja) コンバインの選別制御装置
JP2613691B2 (ja) 脱穀装置の選別制御装置
JP3302509B2 (ja) コンバインの脱穀制御装置
JP2694078B2 (ja) 脱穀装置の送塵弁制御装置
JP2949033B2 (ja) 脱穀選別制御装置
JPH05328835A (ja) 脱穀装置の選別制御装置
JP3143328B2 (ja) 脱穀選別制御装置
JP3113506B2 (ja) コンバイン
JP2613682B2 (ja) 脱穀装置の選別制御装置