JPH03123413A - 脱穀装置の選別制御装置 - Google Patents

脱穀装置の選別制御装置

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JPH03123413A
JPH03123413A JP26232489A JP26232489A JPH03123413A JP H03123413 A JPH03123413 A JP H03123413A JP 26232489 A JP26232489 A JP 26232489A JP 26232489 A JP26232489 A JP 26232489A JP H03123413 A JPH03123413 A JP H03123413A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、扱室からの漏下処理物を選別処理する選別装
置と、前記選別装置の目標選別状態を人為的に設定する
目標選別状態設定手段と、前記選別装置の選別状態を前
記目標選別状態設定手段によって設定された目標選別状
態に維持するように制御する制御手段とが設けられた脱
穀装置の選別制御装置に関する。
〔従来の技術〕
選別装置の選別状態を直接的に設定するようにすると操
作が面倒であることから、選別装置の目標選別状態を人
為的に設定する目標選別状態設定手段を設けて、目標選
別状態に維持するように制御させることが考えられてい
る。
但し、従来では、設定された目標選別状態が扱室への殻
桿供給状態において適正範囲内にあるか否かをチエツク
する手段は設けられていなかった。つまり、目標選別状
態の調節範囲は、例えば扱室への殻桿非供給状態におい
ても、扱室内に残存する小量の処理物量に対応する状態
にも調節できるようにする等のため、小量の処理物量に
対応する選別状態にも調節できるようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のように、扱室への殻稈供給状態において設定され
た目標選別状態が適正範囲内にあるか否かをチエツクし
ないと、選別装置の選別状態を直接的に目視確認するこ
とは困難であることから多量の殻稈が供給されているに
も拘らず、誤って処理物量が小に対応する目標選別状態
に設定して使用して、適正な選別を行えなくなったり、
処理物の詰まり等を生じる虞れがある。
本発明は、上記実情に鑑みてなさたちのであって、その
目的は、目標選別状態の設定を誤って処理物の詰まり等
を生じることがないようにすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による脱穀装置の選別制御装置は、扱室からの漏
下処理物を選別処理する選別装置と、前記選別装置の目
標選別状態を人為的に設定する目標選別状態設定手段と
、前記選別装置の選別状態を前記目標選別状態設定手段
によって設定された目標選別状態に維持するように制御
する制御手段とが設けられたものであって、その特徴構
成は以下の通りである。
すなわち、前記扱室に殻桿が供給されている殻稈供給状
態であるか否かを検出する殻稈供給状態検出手段が設け
られ、前記殻稈供給状態にあるときに、前記目標選別状
態設定手段によって設定された目標選別状態が処理物量
が小の状態に対応する設定選別状態よりも小の処理物量
に対応する選別状態に設定されている場合には警報作動
する警報手段が設けられている点にある。
〔作 用〕
扱室に殻桿が供給されていない非供給状態にあるときに
は警報する必要がないことから、扱室に殻桿が供給され
ている殻稈供給状態にあるか否かを検出して、殻稈供給
状態にあり、且つ、目標選別状態が処理物量が小の状態
に対応する設定選別状態よりも小の処理物量に対応する
選別状態に設定されている場合に、警報作動させるので
ある。
〔発明の効果〕
従って、多量の殻稈供給状態にあるのにも拘らず、目標
選別状態の設定を誤って、不適正な選別が行われたり、
処理物の詰まり等の不都合を生じる虞れを防止できるに
至った。
〔実施例〕
以下、本発明を全稈投入式のコンバインの選別制御装置
に適用した場合における実施例を図面に基づいて説明す
る。
第12図に示すように、全稈投入式のコンバインは、ク
ローラ走行装置(1)、搭乗操縦部(2)、及び、脱穀
装置(3)を備えた機体(■)と、その前部において機
体横幅方向に沿う横軸芯周りに駆動昇降自在に取り付け
られた刈取前処理部(4)とからなる。
前記刈取前処理部(4)は、その先端部に設けられた分
草具(5)、植立殻桿を機体(v)の後方側に掻き込む
リール(5)、掻き込まれた殻桿の株元部分を切断する
バリカン型の刈り刃(7)、刈り取り殻桿を受は止めて
機体(V)の後方に送り出すオーガ(8)、及び、三個
の回転ドラムを並設した掻き上げ搬送部(9)とから構
成されている。
前記脱穀装置(3)は、前記掻き上げ搬送部(9)によ
って搬送される刈り取り殻桿の全部が投入される扱室(
A)と、その扱室(A)からの漏下処理物に対して選別
作用する揺動選別板(10)を備えた選別装置(B)と
、選別風を送風する唐箕(11)とを備えている。
前記扱室(A)には、前記機体(v)の前後方向に沿い
且つ後ろ上がりに傾斜した回転軸芯を有する扱胴(12
)が設けられ、その扱胴(12)の下方に、前記扱室(
A)の前後方向略全長に亘って脱穀処理物漏下用の受は
網(13)が張設されている。
そして、第12図及び第13図に示すように、前記扱室
(A)の殻桿入口側部分の天井カバー(14)に、前記
扱室(A)が殻桿供給状態にあるか否かを検出する殻桿
供給状態検出手段としての接触式の殻桿検出センサー(
S0)が装着されている。
前記殻桿検出センサー(S0)について説明を加えれば
、前記扱室(A)内の処理物に接触作用するように前記
扱胴(12)の回転軸芯に平行な軸芯周りに揺動自在に
付設された接触片(15)と、その接触片(15)を前
記扱胴(12)に接近する側に付勢するスプリング(1
5)と、前記接触片(15)が設定値以上揺動するに伴
ってON作動するスイッチ(17)とを備えている。つ
まり、前記扱室(A)に殻桿が供給されると前記接触片
(15)が前記扱胴(12)によって扱処理される処理
物に接触して前記スイッチ(17)がONすると殻桿供
給状態にあると検出し、且つ、前記スイッチ(17)が
OFFすると殻桿非供給状態にあると検出できるように
なっているのである。但し、詳述はしないが、前記接触
片(15)には殻桿が断続的に接触する状態となるため
、前記スイッチ(17)が設定時間(2秒に設定しであ
る)以上継続してOFF状態にある場合に非供給状態で
あると判断させるようにしである。
第12図に示すように、前記揺動選別板(10)は、前
方から後方に向かって順次並ぶように配置されたグレン
パン(18)とチャフシーブ(19)、及び、前記チャ
フシーブ(19)の下方に位置するグレンシーブ(20
)の夫々を備え、それらの各部が左右一対の側板(21
)の間に固定されて、全体として板状に形成されている
前記選別装置(B)の下部には、前記グレンシーブ(2
0)から漏下する穀粒を一番物きして回収する一香物回
収部(22)と、前記チャフシーブ(19)の終端部や
前記グレンシーブ(20)の終端部を越えて落下する藁
屑等と穀粒とが混入した処理物(以下の説明において二
番物と略称する)を回収する二番物回収部(23)とが
設けられている。尚、詳述はしないが、前記二番物回収
部(23)から回収される二番物は前記扱室(A)に還
元されて再度、扱処理されることになる。
第14図に示すように、前記チャフシーブ(19)は、
処理物移送方向(図中において左右方向)に並置された
複数個の帯板状部材(19a)が、その上端部を支点と
して前記左右の側板(21)に対して回動自在に取り付
けられ、各帯板状部材(19a)の下端部が枢着された
操作ロッド(24)を前後方向に押し引き操作すること
によって、前記帯板状部材(19a)の間隔(t)(以
下の説明においてチャフ開度と略称する場合もある)を
変更調節できるように構成されている。
そして、前記チャフ開度を変更調節するアクチュエータ
としてのチャフ開度調節用電動モータ(Ml)が設けら
れ、その電動モータ(Ml)によって駆動される連係機
構(25)と前記操作ロッド(24)とがレリーズワイ
ヤ(25)にて連動連結されている。尚、図中、(27
)は前記チャフ開度を閉じ側に復帰付勢するスプリング
、(S2)は前記電動モータ(Ml)による前記操作ロ
ッド(24)の操作量をチャフ開度として検出するポテ
ンショメータ式のチャフ開度検出用センサーであって、
前記連係機構(25)に付設されている。
前記唐箕(11)について説明すれば、いわゆる割すプ
ーリ式の無段変速装置を用いて、その回転数を可変する
ことにより送風量を変更調節できるように構成されてい
る。
説明を加えれば、第15図に示すように、前記唐箕(1
1)を回転駆動する入カブ−!J(28)が割りプーリ
に構成され、その人力プーリ(28)の径を可変する操
作アーム(29)が、トウミ風量調節用電動モータ(M
2)によって回動操作されるように設けられ、もって、
前記電動モータ(M2)によって前記唐箕(11)の回
転数を高低に変更調節することにより送風量(以下の説
明においてトウミ風量と略称する場合もある)を強弱に
変更調節できるようになっている。尚、図中、(30)
は前記入カブ−!J(28)の駆動ベルト、(31)は
前記電動モータ(M2)によって駆動される連係機構(
32)と前記操作アーム(29)とを連動連結するレリ
ーズワイヤ、(S3)は前記操作アーム(29)の操作
量を前記トウミ風量として検出するポテンショメ−タ式
のトウミ風量検出用センサーであって、前記連係機構(
32)に付設されている。
つまり、前記選別装置(B)は、前記チャフ開度を大小
に調節すると共に、前記トウミ風量を強弱に調節するこ
とにより、前記扱室(A)からの漏下処理物量の大小に
応じて選別状態を調節できるように構成されているので
ある。尚、詳しくは後述するが、基本的には、前記漏下
処理物量が大なるほど前記チャフ開度が大となり、且つ
、前記トウミ風量が強となるように、漏下処理物量に応
じて選別状態を自動調節させるようにしである。
次に、前記選別装置(B)の選別状態を漏下処理物量に
応じて自動調節させるための制御構成について説明する
第1図に示すように、マイクロコンピュータ利用の制御
装置(33)が設けられ、その制御装置(33)に、前
記殻桿検出センサー(S0)、前記クローラ走行装置(
1)の駆動回転数に基づいて車速を検出する車速センサ
ー(Sl)、前記チャフ開度検出用センサー(S2)、
前記トウミ風量検出用センサー(S4)、前記チャフ開
度の上限を手動設定するためのチャフ開度設定器(Sl
)、及び、前記トウミ風量の下限を手動設定するための
トウミ風量設定器(S5)の夫々が接続されている。但
し、前記トウミ風量は前記唐箕(11)の回転数の値と
して設定するようにしである。尚、図中、(SW、)は
前記チャフ開度及び前記トウミ風量を前記漏下処理物量
に応じて自動調節させる自動モードと前記チャフ開度及
び前記トウミ風量を前記各設定器(Sl)、(S11)
によって設定される目標値に維持させる手動モードとを
選択するための自動スイッチ、(SWt )は前記扱室
(A)に供給される殻桿が稲であるか麦であるか大豆で
あるかを指示するための殻桿種類指示スイッチ、(34
)は前記手動モード選択時において前記設定器(Sl)
(S、)による目標値の設定を誤った場合に警報作動す
る警報手段としての警報器である。
つまり、前記チャフ開度設定器(Sl)及び前記トウミ
風量設定器(S、)が、前記選別装置(B)の目標選別
状態を人為的に設定する目標選別状態設定手段に対応す
ることになる。
そして、前記制御装置(33)を利用して、前記扱室(
A)からの漏下処理物量を検出する処理物量検出手段(
100)と、自動モード選択時には、前記扱室(A)か
らの漏下処理物量が大なるほど処理物量が大なる選別状
態に対応する選別状態となるように、予め設定記憶され
た各種情報や前記各種センサーの情報に基づいて前記選
別装置(B)の選別状態を自動調節し、且つ、手動モー
ド選択時には、前記選別装置(B)の選別状態を前記チ
ャフ開度設定器(S、)及び前記トウミ風量設定器(S
、)によって設定された目標選別状態に維持するように
制御する制御手段(101)とが構成されることになる
前記処理物量検出手段(100)について説明すれば、
コンバインはその車速が大なるほど前記扱室(A)に供
給される殻桿量が大になり、その結果、前記扱室(A)
からの漏下処理物量が大になる。つまり、車速は漏下処
理物量に比例する情報として利用できることになる。
そこで、本実施例では、前記チャフ開度及び前記トウミ
風量を、前記各設定器(Sl)−(SS)によって設定
された目標値を基準にして前記車速センサー(S、)の
検出車速に応じて補正することにより、前記選別装置(
B)の選別状態が漏下処理物量に応じた選別状態となる
ように選別状態を自動調節させるようにしである。
前記設定器(S4)、(Sa)によって設定する目標値
について説明を加えれば、第3図に示すように、前記チ
ャフ開度の目標値は、前記チャフ開度設定器(Sl)を
最小値に操作したときに全閉状態から僅かに開いた状態
に対応する値となり、且つ、前記チャフ開度設定器(S
、)の最大値が前記チャフ開度の最大値となるように、
その調節範囲を決めである。又、第4図に示すように、
前記トウミ風量の目標値は、前記トウミ風量設定器(S
、)を最小値に操作したときに最小回転数(800rp
m)となり且つ最大値に操作したときに最大回転数(1
25Orpm)となるように、その調節範囲を決めであ
る。
但し、前記扱室(A)に供給される殻桿が麦や大豆であ
る場合には、前記トウミ風量は、漏下処理物量に拘わら
ず前記トウミ風量設定器(S5)によって設定される目
標値に維持させるようにしである。
説明を加えれば、殻桿が麦である場合には、前記チャフ
開度は、第5図に示すように、車速か小なるほど閉じ側
に調節するように、前記チャフ開度設定器(S4)によ
る目標値を上限として前記車速に応じてその開度を自動
調節させ、且つ、前記トウミ風量は、第6図に示すよう
に、11000rpから120Orpmの範囲で前記ト
ウミ風量設定器(S、)によって設定された目標値に維
持させるようにしである。
殻桿が稲である場合には、前記チャフ開度は、第7図に
示すように、前記麦である場合と同様に車速か小なるほ
ど閉じ側に調節するように、前記チャフ開度設定器(S
4)による目標値を上限として前記車速に応じてその開
度を自動調節させ、且つ、前記トウミ風量は、第8図に
示すように、車速が犬なるほど強制となるように前記ト
ウミ風量設定器(S5)によって設定された目標値を下
限として自動調節させるようにしである。
但し、前記チャフ開度は、同じ車速では麦である場合よ
りも閉じ側に調節させるようにしである。
殻桿が大豆である場合には、前記麦の場合と同様に、チ
ャフ開度は第9図に示すように、車速に応じて自動調節
させ、且つ、トウミ風量は第10図に示すように、11
000rpから120Orpmの範囲で前記トウミ風量
設定器(S5)によって設定された目標値に維持させる
ようにしである。
つまり、前記制御手段(lot)は、自動モード時には
、脱穀処理する殻桿の種類に対応して、前記唐箕(11
)の送風量を前記漏下処理物量に応じて自動調節させる
第1制御状態と、予め設定された設定値に維持させる第
2制御状態とに切り換え自在に構成されているのである
。但し、この第1制御状態及び第2制御状態の何れにお
いても前記チャフ開度は前記漏下処理物量に応じて自動
調節させることになる。
又、詳述はしないが、前記唐箕(II)が割りプーリ式
の変速装置を用いて回転数を変速するように構成されて
いることから、自動モード選択時であっても、前記唐箕
(11)の回転数が予め設定した設定値より小である場
合には、前記脱穀装置(3)が非稼働状態にあると判断
して、実際の制御を開始しないようにしである。
ところで、刈り取り作業を開始するまでは、前記扱室(
A)からの漏下処理物が無いため、前記車速による選別
状態の自動調節を行えないので、前記チャフ開度は予め
設定した最小値に維持させ、且つ、前記トウミ風量は最
弱状態に維持させるようにしである。尚、この刈り取り
作業を開始するまでの制御状態を、以下の説明において
モード1と略称する。但し、第11図に示すように、こ
のモード1におけるチャフ開度の最小値は稲である場合
には麦である場合よりも開き側の値に維持させるように
しである。
刈り取り作業を開始した後は、前述の如く、前記車速セ
ンサー(S、)の情報に基づいて漏下処理物量に応じた
選別状態となるように、前記チャフ開度と前記トウミ風
量とを自動調節させることになる。但し、麦である場合
及び大豆である場合には、前記トウミ風量は前記トウミ
風量設定器(S4)にて設定される目標値に維持して、
チャフ開度のみ自動調節させることになる。尚、この刈
り取り作業中における制御状態を、以下の説明において
モード2と略称する。
次に、刈り取り作業が終了すると、前記刈り取り作業を
開始するまでの状態(モードl)と同じになるのである
が、刈り取り作業を終了しても、前記扱室(A)からの
漏下処理物量は直ぐには無くならないので、つまり、漸
次減少する状態となることから、刈り取り作業終了後、
設定時間が経過するまでは現在のチャフ開度及びトウミ
風量に維持させた後、段階的にチャフ開度を小に且つト
ウミ風量を弱に変更しながら前記モード1に移行させる
ようにしである。尚、この刈り終わり時の制御状態を、
以下の説明においてモード3と略称する。
但し、前記殻桿種類選択スイッチ(!V2)によって指
示される殻桿の種類が麦又は大豆である場合には、前記
チャフ開度のみ自動調節させ、前記トウミ風量は前記設
定器(S、)によって設定される目標値に維持させるこ
とになる。そして、前記チャフ開度を現在値に維持する
時間は、麦である場合よりも稲である場合のほうが長く
なるように、且つ、モードlに復帰したときの最小値は
、麦である場合よりも稲である場合のほうが大となるよ
うにしである。そして、稲である場合には、このモード
3からモードlへ移行する際に、前記トウミ風量が段階
的に減少するようにしである。
一方、殻桿が大豆である場合には、前記モード1、モー
ド2、モード3の何れにおいても、前記チャフ開度は車
速に応じて自動調節させ、且つ、前記トウミ風量は前記
設定p(Ss)によって設定される目標値に維持させる
ようにしである。
尚、前記刈り始め、及び、刈り終わりは、前記殻桿検出
センサー(S、)の情報に基づいて判別させることにな
る。
次に、第2図に示すフローチャートに基づいて、前記制
御装置(33)の動作を説明する。
制御が起動されるに伴って、前記自動スイッチ(SWI
)の情報に基づいて自動モードが選択されているか否か
を判別する。
自動モードが選択されている場合には、前記殻桿検出セ
ンサー(S0)の情報に基づいて刈り取り中であるか否
か、つまり、前記扱室(A)に殻桿が供給されている状
態にあるか否かを判別する。
殻桿が非供給状態にある場合には、刈り始め以前の状態
にあると判断して、前記モード1の制御状態に移行して
、前記チャフ開度が全閉で且つトウミ風量が最弱の状態
に維持させることになる。但し、前記殻桿選択スイッチ
(SW2)による指示が麦又は大豆である場合には、前
記トウミ風量は前記設定器(Ss)によって設定された
目標値に維持させることになる。
殻桿が供給状態にある場合には、前記殻桿検出センサー
(S0)の0N10FF状態の変化に基づいて、刈り取
り中であるか、刈り取り中から刈り終わりへ移行してい
るのかを判断する。
前記殻桿検出センサー(S0)がOFFからONに変化
して刈り取り開始を判別した場合には、前記モード2の
制御状態に移行して、前記車速センサー(S、)の検出
情報に基づいて前記チャフ開度と前記トウミ風量とを自
動調節することになる。但し、前記殻桿選択スイッチ(
SW2 )による指示が麦又は大豆である場合には、刈
り取り中であっても前記トウミ風量は前記設定器(S、
)によって設定された目標値に維持させることになる。
前記殻桿検出センサー(S0)がONからOFFに変化
して刈り終わりを判別した場合には、前記モード3の制
御状態に移行させて、設定時間の間、前記チャフ開度及
びトウミ風量を現在の値に維持させた後、漸次減少させ
ながら前記モードlの制御状態に復帰させることになる
一方、前記自動スイッチ(SL)によって前記手動モー
ドが選択された場合には、前記チャフ開度及び前記トウ
ミ風量は、前記殻桿検出センサー(S0)や前記車速セ
ンサー(Sl)の情報に拘わらず前記各設定器(S4)
、(SS)によって設定された目標値に維持させること
になる。
但し、この手動モード選択時において、前記各設定器(
S4)、 (SS)によって設定された目標値が、処理
量が小の状態に対応する設定値よりも小の値に設定され
ている場合には、誤操作であることを報知するために、
前記殻桿検出センサ(S0)がOFFからONに変化す
るに伴って、前記ブザー(34)を作動させて警報を報
知させるようにしである。
尚、前記制御装置(33)は、以上説明した各処理を電
源が切断されるまで繰り返し実行することになる。
〔別実施例〕
上記実施例では、選別装置(B)の選別状態を扱室から
の漏下処理物量に応じて自動調節させる自動モードと、
目標選別状態設定手段としての前記チャフ開度設定器(
S4)及び前記トウミ風量設定器(S5)によって設定
された目標選別状態に維持させる手動モードとを切り換
え使用できるようにした場合を例示したが、手動モード
のみで実施してもよい。
又、上記実施例では、チャフ開度とトウミ風量の両方を
自動調節するように構成した場合を例示したが、チャフ
開度及びトウミ風量の一方のみを調節させるように制御
構成を簡素化して実施してもよい。
又、上記実施例では、唐箕(11)の回転数を割りプー
リ式の変速装置を用いて変更調節するようにした場合を
例示したが、前記唐箕(11)を回転数を変更調節自在
な電動モータ等で駆動するようにしてその回転数を可変
してトウミ風量を変更調節したり、前記唐箕(11)の
回転数は一定で唐箕(11)への空気供給量を可変して
トウミ風量を変更調節するようにしてもよく、トウミ風
量を変更調節するための具体構成は各種変更できる。
又、上記実施例では、扱室(A)からの漏下処理物量を
車速に基づいて検出するようにした場合を例示したが、
例えば、前記扱胴(12)のトルクに基づいて検出した
り、前記オーガ(8)や前記掻き上げ搬送部(9)の駆
動トルクに基づいて検出させるようにしてもよく、処理
物量検出手段(100)の具体構成は各種変更できる。
又、上記実施例では、扱室(A)が殻桿供給状態にある
か否かを検出する接触式の殻桿検出センサー(SO)を
扱室内に設けて刈り始めや刈り終わりを判別させるよう
にした場合を例示したが、例えば、前記扱胴(12)の
トルクの変化や、前記オーガ(8)や前記掻き上げ搬送
部(9)の駆動トルクの変化に基づいて判別させるよう
にしてもよ(、刈り始めや刈り終わりを判別させるため
の殻桿供給状態検出手段の具体構成は各種変更できる。
又、上記実施例では、本発明を全稈投入式のコンバイン
に適用した場合を例示したが、本発明は、いわゆる自説
式のコンバインにも適用できるものであって、選別装置
(B)の具体構成やその選別状態を変更調節するための
構造等、各部の具体構成は各種変更できる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る脱穀装置の選別制御装置の実施例を
示し、第1図は制御構成のブロック図、第2図は制御作
動のフローチャート、第3図はチャフ開度設定範囲の説
明図、第4図はトウミ風量設定範囲の説明図、第5図は
殻桿が麦である場合のチャフ開度と車速の関係の説明図
、第6図は同トウミ風量と車速の関係の説明図、第7図
は殻桿が稲である場合のチャフ開度と車速の関係の説明
図、第8図は同トウミ風量と車速の関係の説明図、第9
図は殻桿が大豆である場合のチャフ開度と車速の関係の
説明図、第10図は同トウミ風量と車速の関係の説明図
、第11図は制御モードの説明図、第12図はコンバイ
ンの切欠側面図、第13図は扱室の切欠正面図、第14
図はチャフ開度調節機構の説明図、第15図はトウミ風
量調節機構の説明図である。 (A)・・・・・・扱室、(B)・・・・・・選別装置
、(SO)・・・・・・殻桿供給状態検出手段、(S4
)、(S4)・・・・・・目標選別状態設定手段、(3
4)・・・・・・警報手段、(101)・・・・・・制
御手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  扱室(A)からの漏下処理物を選別処理する選別装置
    (B)と、前記選別装置(B)の目標選別状態を人為的
    に設定する目標選別状態設定手段(S_4)、(S_5
    )と、前記選別装置(B)の選別状態を前記目標選別状
    態設定手段(S_4)、(S_5)によって設定された
    目標選別状態に維持するように制御する制御手段(10
    1)とが設けられた脱穀装置の選別制御装置であって、
    前記扱室(A)に殻桿が供給されている殻桿供給状態で
    あるか否かを検出する殻桿供給状態検出手段(S_0)
    が設けられ、前記殻桿供給状態にあるときに、前記目標
    選別状態設定手段(S_4)、(S_5)によって設定
    された目標選別状態が処理物量が小の状態に対応する設
    定選別状態よりも小の処理物量に対応する選別状態に設
    定されている場合には警報作動する警報手段(34)が
    設けられている脱穀装置の選別制御装置。
JP26232489A 1989-10-06 1989-10-06 脱穀装置の選別制御装置 Expired - Lifetime JPH0824482B2 (ja)

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