JP2001161153A

JP2001161153A - 脱穀装置

Info

Publication number: JP2001161153A
Application number: JP35474199A
Authority: JP
Inventors: Koji Izumi; 浩二泉; Junji Doihara; 純二土居原; Shin Futagami; 伸二神
Original assignee: Iseki and Co Ltd; Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Current assignee: Iseki and Co Ltd; Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date: 1999-12-14
Filing date: 1999-12-14
Publication date: 2001-06-19

Abstract

(57)【要約】【課題】手扱ぎの際において、脱穀装置の性能低下を防
止する。【解決手段】扱網１ａと扱胴１を有する扱室２の一側
には、該扱室２からの被処理物を受け入れて処理する排
塵処理網３ａと排塵処理胴３とを有する排塵処理室４を
設け、該排塵処理室４の前方には、少なくとも二番物を
受け入れて処理する二番処理胴受樋５と二番処理胴６と
を有する二番処理室７を設け、前記二番処理胴６と排塵
処理胴３とはそれぞれ独立して変速可能に構成し、前記
扱室２と排塵処理室４の下方には揺動選別棚８を設けた
脱穀装置９において、穀稈を搬送するフィードチェン１
０の始端部側には穀稈進入案内装置１１を設け、該穀稈
進入案内装置１１の非作用位置への移動に関連して、前
記排塵処理胴３の回転数を増速するように構成したこと
を特徴とする脱穀装置の構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、コンバインやハ
ーベスタ等の脱穀装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の脱穀装置において、扱網と扱胴と
を有する扱室の一側には、該扱室からの被処理物を受け
入れて処理する排塵処理網と排塵処理胴とを有する排塵
処理室を設け、該排塵処理室の前方には二番処理胴受樋
と二番処理胴とを有する二番処理室を設け、穀稈を搬送
するフィードチェンの始端部側には穀稈進入案内装置を
設け、該穀稈進入案内装置の被作用位置への移動に関連
して、排塵処理胴を増速させる構成のものは無かった。

【０００３】また、揺動選別棚上の被選別物量の増大に
関連して、フィードチェンと扱胴を増速させる構成のも
のは無かった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】前述のような脱穀装置
では、次のような欠点がある。まず、穀稈進入案内装置
が被作用位置に移動すると手扱ぎ状態となるが、手扱ぎ
では穀稈の投入を正確に実行できないので穀稈の姿勢が
安定せず、従って、排塵物が多く発生してしまい、その
結果、排塵処理胴に排塵物が巻き付いてしまって排塵処
理室内の処理不足と選別性能の低下という不具合を生じ
ていた。

【０００５】また、揺動選別棚上の被選別物の増加にも
かかわらず、フィードチェンを増速しないと、該フィー
ドチェンでの穀稈の層厚が厚くなると共に、扱胴の回転
数も増速しないので、脱穀選別性能が低下していた。本
発明の課題は、前述のような不具合を防止する脱穀装置
を提供することである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は次の
構成によって達成される。すなわち、請求項１記載の発
明では、扱網１ａと扱胴１を有する扱室２の一側には、
該扱室２からの被処理物を受け入れて処理する排塵処理
網３ａと排塵処理胴３とを有する排塵処理室４を設け、
該排塵処理室４の前方には、少なくとも二番物を受け入
れて処理する二番処理胴受樋５と二番処理胴６とを有す
る二番処理室７を設け、前記二番処理胴６と排塵処理胴
３とはそれぞれ独立して変速可能に構成し、前記扱室２
と排塵処理室４の下方には揺動選別棚８を設けた脱穀装
置９において、穀稈を搬送するフィードチェン１０の始
端部側には穀稈進入案内装置１１を設け、該穀稈進入案
内装置１１の非作用位置への移動に関連して、前記排塵
処理胴３の回転数を増速するように構成したことを特徴
とする脱穀装置としたものである。

【０００７】請求項２記載の発明では、扱網１ａと扱胴
１を有する扱室２の一側には、該扱室２からの被処理物
を受け入れて処理する排塵処理網３ａと排塵処理胴３と
を有する排塵処理室４を設け、該排塵処理室４の前方に
は、少なくとも二番物を受け入れて処理する二番処理胴
受樋５と二番処理胴６とを有する二番処理室７を設け、
前記二番処理胴６と排塵処理胴３とはそれぞれ独立して
変速可能に構成し、前記扱室２と排塵処理室４の下方に
は揺動選別棚８を設けた脱穀装置９において、該揺動選
別棚８上の被選別物量を検出する被選別物量検出手段１
３と、前記フィードチェン１０の回転数を変速可能なフ
ィードチェン変速手段１２と、前記扱胴１の回転数を変
速可能な扱胴変速手段１４を設け、前記被選別物量検出
手段１３が設定値よりも多い状態を検出したときには、
フィードチェン１０の回転数を増速させると共に、扱胴
１の回転数を増速するように構成したことを特徴とする
脱穀装置の構成とする。

【０００８】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図１には、本発明の脱穀装置９を搭載し
たコンバインが示されている。走行装置１５を有する車
台１６の前方には植立穀稈を刈り取る刈取装置１７を設
け、車台１６上には前記刈取装置１７で刈り取った穀稈
をフィードチェン１０にて挾持搬送しながら脱穀選別す
る脱穀装置９と、コンバインを操作する操作部１８と、
前記脱穀装置９にて脱穀選別した穀粒を一時貯溜するグ
レンタンク１９とを設けている。

【０００９】また、グレンタンク１９内下方には、一時
貯溜している穀粒を機外へ排出する下部ラセン（図示せ
ず）があり、該下部ラセンから搬送されてきた穀粒を引
き継いでコンバインの機体上方へと搬送する縦オーガ２
０が車台１６に対して旋回可能に設けられ、さらに、縦
オーガ２０には横オーガ２１が昇降可能に設けられてい
る。

【００１０】前記脱穀装置９について、図２と図３に基
づいて説明する。図２は脱穀装置９の側面図、図３は脱
穀装置９の平面図である。脱穀装置９内には、扱網１ａ
を有する扱胴１を扱胴軸１ｂで軸架した扱室２と、該扱
室２の一側には、扱室２からの処理物を受け入れて処理
する排塵処理網３ａを有する排塵処理胴３を排塵処理胴
軸３ｂで軸架した排塵処理室４が設けられている。そし
て、扱室２と排塵処理室４の下方には揺動選別棚８を設
けている。

【００１１】また、排塵処理胴３の前方には、二番処理
胴６と二番処理胴受樋５（網や格子状のものでもよ
い。）からなる二番処理室７が構成され、前記二番処理
胴６の後部と、前記排塵処理胴３の前部においては、そ
れぞれ軸受２２にて軸受構成されていて、各々独立して
回転するように構成されている。二番処理胴６は、本実
施例では扱胴１の一側であって、排塵処理胴３の前方に
設けられていて、基本的には二番物を処理するものであ
る。さらに、図４は図３にて示すＳ１―Ｓ１断面である
が、扱網１ａから漏れた被処理物は二番処理室７内に取
り込まれる構成であるので、前記二番処理胴６は二番物
の他に、扱室２内から入り込んできた被処理物も一緒に
処理する構成となっている。前記扱網１ａと二番処理胴
受樋５（網や格子状でもよい）と排塵処理網３ａは、そ
れぞれ扱胴１と二番処理胴６と排塵処理胴３の下方に設
けられている。

【００１２】前記扱室２と二番処理室７と排塵処理室４
の下方には、落下してくる脱穀物を受けて選別する揺動
選別棚８が設置されていて、該揺動選別棚８の下方に
は、選別風送り方向始端側に唐箕２３を設け、該唐箕２
３から送風される選別風の送り方向下手側には一番ラセ
ン２４を設け、該一番ラセン２４の選別風送り方向下手
側には二番ラセン２５を設けている。

【００１３】揺動選別棚８の構成について説明する。揺
動選別棚８は、選別送り方向の始端側から順番に、落下
した脱穀物を後方に移送する移送棚８ａ，脱穀物を選別
するグレンシーブ８ｂ，二番物を選別するチャフシーブ
８ｃ，排塵を機外に移送して放出するストローラック８
ｄから構成されている。該ストローラック８ｄの下方
は、二番物を二番ラセン２５内へ案内する二番棚先２５
ａで構成されていて、この二番棚先２５ａの終端部近傍
まで前記排塵処理胴３が延出している構成である。横断
流ファン２６は、選別室２７内の軽い塵埃を機外に排出
するためのもので、ストローラック８ｄの上方に設けら
れている。

【００１４】前述のごとく構成された脱穀装置９を搭載
したコンバインにおいて、エンジン（図示せず）からの
動力を走行伝動装置２８に入力して、任意の速度に変速
して走行装置１５を駆動する。すると、コンバインは前
進を開始する。刈取脱穀作業を行なうには、さらに、刈
取装置１７，供給搬送装置２９及び脱穀装置９に、エン
ジンからの動力を伝達駆動して作業を行なう。このよう
な状態でコンバインが前進すると、植立穀稈は分草具３
０により分草されて、引起しケース３１の引起しラグ３
１ａにて引き起こされる。その後、刈刃３２にて刈り取
られ、刈り取られた穀稈は、株元搬送装置３３により後
方の供給搬送装置２９の始端部に向かって搬送される。

【００１５】そして、株元搬送装置３３の終端部まで搬
送された穀稈は、後方の供給搬送装置２９の始端部に引
き継がれる。その後、供給搬送装置２９の終端部まで搬
送された穀稈は、脱穀装置９のフィードチェン１０の始
端部に引き継がれると共に、該フィードチェン１０に引
き継がれた穀稈は、後方に搬送されながら、扱胴１と扱
網１ａにより脱穀される。脱穀された脱穀物の一部は揺
動選別棚８上に落下して、該揺動選別棚８の揺動作用と
唐箕２３からの風選作用により選別され、一番ラセン２
４内へと取り込まれていく。該一番ラセン２４に取り込
まれた穀粒は、グレンタンク１９内に一時貯溜され、脱
穀後の排稈はフィードチェン１０の終端部から、排稈チ
ェン３４の始端部に引き継がれて搬送されていく。その
後、カッター３５に送られて切断されて、下方の圃場上
に放出されていく。

【００１６】扱室２内の残りの脱穀物は、後方へと搬送
されていくが、その途中において一部の脱穀物は二番処
理室７内に取り込まれていく。該二番処理室７内に取り
込まれた脱穀物は、選別風送り方向上手側に搬送されな
がら、二番処理胴６と二番処理胴受樋５との相互作用で
脱穀（特に、枝梗粒が処理される）されて、下方の揺動
選別棚８上に落下していく。扱胴１と二番処理胴６と排
塵処理胴３は、共に選別風上手側から下手側を見た状況
（脱穀装置９の正面視）において、時計回りで回転する
構成であるので、従って、二番処理胴６の処理歯３６の
向きは、脱穀物を選別風送り方向の上手側方向に送るよ
うな向きに固着しておく必要がある。

【００１７】即ち、該処理歯３６には被処理物を選別風
送り方向上手側に搬送する作用があり、さらに、被処理
物を処理する作用も併せ持っている。即ち、処理歯３６
は螺旋の一部であり、また、その円周方向の先端部と二
番処理胴受樋５との間の相互作用にて被処理物を処理す
る構成となっている。二番処理胴６の搬送終端部に設け
られている羽根３７は、被処理物を揺動選別棚８上に強
制的に送り出すようにする。

【００１８】前記排塵処理胴３の排塵処理歯３８は、脱
穀物を選別風送り方向の下手側方向に送るような向きに
固着しておく必要がある。本実施例では、該排塵処理歯
３８は、排塵処理胴３の外周面に巻回いされているラセ
ン形状となっている。しかし、本実施例では、排塵処理
網３ａの目合いが荒い（格子状）ので、一部の短い藁屑
は揺動選別棚８上に落下して、落下しなかった長い藁屑
は排塵処理室４の終端部まで搬送されて、排塵処理胴３
の終端部の羽根３９にてストローラック８ｄ上に強制的
に排出される。そして、このように被処理物が排塵処理
室４内にて搬送される間に、排塵処理胴３と排塵処理網
３ａとの相互作用で、さらに脱穀されるとともに、脱穀
物はほぐされて中に混在している穀粒（いわゆるササリ
粒）が取り出されて、下方の揺動選別棚８上に落下し
て、さらに、二番ラセン２５内へと回収されていく。

【００１９】前述のように、扱室２内の脱穀物で、揺動
選別棚８上に落下せず、二番処理室７内にも取り込まれ
なかった残りの脱穀物は、扱室１の終端部まで搬送され
る。この扱室１の終端部まで搬送されてきた脱穀物は、
排塵処理室４内に取り込まれ、取り込まれた脱穀物は、
選別風送り方向下手側に搬送されていく。

【００２０】扱室２内の終端部から排塵処理室４内に脱
穀物を送る際において、脱穀物が詰まらないように、扱
室２から排塵処理室４への引継ぎ部分においても、排塵
処理胴３の外周にラセン形状の排塵処理歯３８を設けて
いて、該排塵処理歯３８の送り作用で引継ぎ部に脱穀物
が詰まらないようにしている。

【００２１】このような、揺動選別棚８の揺動作用と唐
箕２３からの選別風の作用にもかかわらず、一番ラセン
２４内に取り込まれなかった残りの穀粒は、他の排塵物
と共にさらに後方に送られ、二番ラセン２５内へと取り
込まれていく。該二番ラセン２５内に取り込まれた二番
物は、二番揚穀筒４０にて前記二番処理室７の選別風送
り方向下手側に還元されて、扱室２からの脱穀物と合流
し、その後、選別風送り方向の上手側に搬送されなが
ら、二番処理胴受樋５との相互作用で脱穀処理されなが
ら搬送され、終端部の羽根３７により下方の揺動選別棚
８上に強制的に落下させられていく。

【００２２】このような一連の作業を行う脱穀装置９を
搭載したコンバインにおいて、フィードチェン１０の始
端部側には穀稈進入案内装置１１を設けているが、該穀
稈進入案内装置１１の非作用位置（上動）への移動に関
連して、前記排塵処理胴３の回転数を増速させるように
する。前記穀稈進入案内装置１１の非作用位置への移動
の検出は、スイッチ１１ａにて検出するようにする。

【００２３】即ち、穀稈進入案内装置１１を非作用位置
へ移動させる時は、手扱ぎ状態の時なので、手扱ぎで穀
稈を投入すると穀稈の姿勢が乱れてしまい、その結果、
排塵処理胴３に稈が巻き付いてしまう。そこで、排塵処
理胴３を増速させることにより、稈が排塵処理胴３に巻
き付くのを防止するようにする。具体的には、排塵処理
胴軸３ｂは、該排塵処理胴軸３ｂの後部に設けているベ
ルト式無段変速装置４１にて排塵処理胴３の回転数を増
速するようにする。

【００２４】これにより、手扱ぎの際において、穀稈の
姿勢が乱れても稈が排塵処理胴３に巻き付くのを防止で
きるので、排塵処理室４内でのササリ粒の回収が効率よ
くできるようになる。また、前記揺動選別棚８上の被選
別物量を検出する被選別物量検出手段１３と、前記フィ
ードチェン１０の回転数を変速可能なフィードチェン変
速手段１２と、前記扱胴１の回転数を変速可能な扱胴変
速手段１４を設け、前記被選別物量検出手段１３が設定
値よりも多い状態を検出したときには、フィードチェン
１０の回転数を増速させると共に、扱胴１の回転数を増
速するように構成する。

【００２５】この具体構成について説明する。前記被選
別物量検出手段１３は、揺動選別棚８上の層厚により変
化するポジションセンサ１３ａ（その他の方法として
は、フィードチェン１０の挾持杆の移動量，排塵処理胴
３の回転数の低下やトルクの増加，二番処理胴６の羽根
３７によって跳ね上げられる穀粒の量等でもよい）であ
り、フィードチェン変速手段１２はベルト式無段変速装
置を用い、扱胴変速手段１４もベルト式無段変速装置を
用いる構成としている。

【００２６】前記ポジションセンサ１３ａを詳しく述べ
ると、該ポジションセンサ１３ａは、排塵処理網３ａを
支持すると共に、扱室２から排塵処理室４への引継ぎ部
４２の始端部下方に設ける構成とし、ポジションセンサ
１３ａにはプレート１３ｂが設けられていて、このプレ
ート１３ｂの回動量を前記ポジションセンサ１３ａにて
判別する構成である。もちろん、層厚が厚ければ厚いほ
どポジションセンサ１３ａの回動量は大きくなる。

【００２７】これにより、フィードチェン１０が搬送す
る穀稈の量が略一定となるので、扱ぎ残りの発生を防止
できると共に、揺動選別棚８上の層厚も略一定となるの
で、選別性能の低下を防止できるようになる。次に、上
例と異なる点について図５により説明する。

【００２８】フィードチェン１０にて搬送する穀稈の量
が増えると、挾扼杆４３がより上方へと持ち上げられる
ようになる。この挾扼杆４３の動き量をポジションセン
サ４４にて検出して、前記揺動選別棚８上の被選別物の
層厚と比較して、この比較した結果により稲が麦の判定
を行う構成とする。即ち、前記挾扼杆４３の動き量に対
して、揺動選別棚８上の被選別物の層厚が所定値を越え
ると、麦であると判定するようにする。

【００２９】このように、現在脱穀している品種を自動
的に判定することにより、脱穀選別制御も自動的に変化
実行させる構成とする。即ち、麦の時は、唐箕２３の風
量を増加させると共に、揺動選別棚８のグレンシーブ８
ｂ，チャフシーブ８ｃの開度を開けて選別性能を向上さ
せるようにする。これにより、作業者が操作席１８の稲
麦の設定を忘れても、選別性能が低下するのを防止する
ことができる。

【００３０】また、揺動選別棚８上の被選別物量が多い
状態であっても、フィードチェン１０による搬送穀稈量
が少ない状態の時においては、所定時間後は揺動選別棚
８上の被選別物量が少なくなるので、前記グレンシーブ
８ｂとチャフシーブ８ｃの開度は所定値閉めておいて、
状況の変化に備えるようにする。これにより、三番飛散
を防止できるようになる。

【００３１】

【発明の効果】本発明は上述のごとく、請求項１記載の
発明においては、穀稈を搬送するフィードチェン１０の
始端部側には穀稈進入案内装置１１を設け、該穀稈進入
案内装置１１の非作用位置への移動に関連して、前記排
塵処理胴３の回転数を増速するように構成したので、手
扱ぎの際において、穀稈の姿勢が乱れても稈が排塵処理
胴３に巻き付くのを防止できるので、排塵処理室４内で
のササリ粒の回収が効率よくできるようになる。

【００３２】請求項２記載の発明においては、該揺動選
別棚８上の被選別物量を検出する被選別物量検出手段１
３と、前記フィードチェン１０の回転数を変速可能なフ
ィードチェン変速手段１２と、前記扱胴１の回転数を変
速可能な扱胴変速手段１４を設け、前記被選別物量検出
手段１３が設定値よりも多い状態を検出したときには、
フィードチェン１０の回転数を増速させると共に、扱胴
１の回転数を増速するように構成したので、フィードチ
ェン１０が搬送する穀稈の量が略一定となるので、扱ぎ
残りの発生を防止できると共に、揺動選別棚８上の層厚
も略一定となるので、選別性能の低下を防止できるよう
になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】コンバインの左側面図

【図２】脱穀装置の左側面図

【図３】脱穀装置の平面図

【図４】脱穀装置の正面の断面図

【図５】左側面図

【符号の説明】

１…扱胴、１ａ…扱網、２…扱室、３…排塵処理胴、３
ａ…排塵処理網、４…排塵処理室、５…二番処理胴受
樋、６…二番処理胴、７…二番処理室、８…揺動選別
棚、９…脱穀装置、１０…フィードチェン、１１…穀稈
進入案内装置、１２…フィードチェン変速手段、１３…
被選別物量検出手段、１４…扱胴変速手段。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続きＦターム(参考） 2B092 AA01 AB04 BB01 BB05 CA01 CA22 CA40 CA55 CC11 2B094 AA07 AA08 AA11 AB02 AB06 AB07 AB12 AB22 AC03 AC14 AD01 AD06 AD11 AE01 AF02 AG09 AH01 AH05 AH14 AJ09 EA05 EC07 ED08 HA01 JB08 JC01 JE11 2B095 AA01 AA02 AA07 AA12 BA03 BA11 BA21 BA25 BA30 CA02 EA02 FA13 GA02 GA06 GA11 GB08 GB10

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】扱網１ａと扱胴１を有する扱室２の一側
には、該扱室２からの被処理物を受け入れて処理する排
塵処理網３ａと排塵処理胴３とを有する排塵処理室４を
設け、該排塵処理室４の前方には、少なくとも二番物を
受け入れて処理する二番処理胴受樋５と二番処理胴６と
を有する二番処理室７を設け、前記二番処理胴６と排塵
処理胴３とはそれぞれ独立して変速可能に構成し、前記
扱室２と排塵処理室４の下方には揺動選別棚８を設けた
脱穀装置９において、穀稈を搬送するフィードチェン１
０の始端部側には穀稈進入案内装置１１を設け、該穀稈
進入案内装置１１の非作用位置への移動に関連して、前
記排塵処理胴３の回転数を増速するように構成したこと
を特徴とする脱穀装置。
【請求項２】扱網１ａと扱胴１を有する扱室２の一側
には、該扱室２からの被処理物を受け入れて処理する排
塵処理網３ａと排塵処理胴３とを有する排塵処理室４を
設け、該排塵処理室４の前方には、少なくとも二番物を
受け入れて処理する二番処理胴受樋５と二番処理胴６と
を有する二番処理室７を設け、前記二番処理胴６と排塵
処理胴３とはそれぞれ独立して変速可能に構成し、前記
扱室２と排塵処理室４の下方には揺動選別棚８を設けた
脱穀装置９において、該揺動選別棚８上の被選別物量を
検出する被選別物量検出手段１３と、前記フィードチェ
ン１０の回転数を変速可能なフィードチェン変速手段１
２と、前記扱胴１の回転数を変速可能な扱胴変速手段１
４を設け、前記被選別物量検出手段１３が設定値よりも
多い状態を検出したときには、フィードチェン１０の回
転数を増速させると共に、扱胴１の回転数を増速するよ
うに構成したことを特徴とする脱穀装置。