JPH04370023A - 脱穀選別制御装置 - Google Patents

脱穀選別制御装置

Info

Publication number
JPH04370023A
JPH04370023A JP14431491A JP14431491A JPH04370023A JP H04370023 A JPH04370023 A JP H04370023A JP 14431491 A JP14431491 A JP 14431491A JP 14431491 A JP14431491 A JP 14431491A JP H04370023 A JPH04370023 A JP H04370023A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sorting
threshing
mode
processing material
grading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP14431491A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2637638B2 (ja
Inventor
Katsuya Usui
克也 臼井
Kazuhiro Takahara
一浩 高原
Shigeki Hayashi
繁樹 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP3144314A priority Critical patent/JP2637638B2/ja
Publication of JPH04370023A publication Critical patent/JPH04370023A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2637638B2 publication Critical patent/JP2637638B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脱穀後の処理物を選別
する選別装置に備えられた揺動選別板上の処理物量を検
出する処理物量検出手段と、その処理物量検出手段の検
出値に基づいて前記処理物量が適正範囲となるように前
記選別装置の処理能力を自動調節する制御手段が設けら
れた脱穀選別制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンバイン等の脱穀選別装置において、
車速センサや稈厚センサ等によって検出される脱穀装置
への穀稈供給量に基づいて選別装置の処理能力を調節す
ることが従来から行われている。さらに、最近では揺動
選別板上の処理物量(層の厚さ)を直接検出する処理物
量検出手段を設け、その検出値を併用することにより、
選別装置の処理能力をより適切に調節するように改良し
た脱穀選別制御装置が提案されている(例えば特願平2
−402532号参照)。
【0003】脱穀選別制御においては、選別精度を一定
に保つために揺動選別板上の処理物量を適正範囲に維持
することが重要である。処理物量が少なすぎれば、一番
物として回収される穀粒に藁屑が混ざりやすくなり、逆
に多すぎれば回収されるべき穀粒が藁屑に混ざって排出
されるいわゆる三番ロスが増加するからである。
【0004】そこで、上記の脱穀選別制御装置において
は処理物量検出手段の検出値に基づいて処理物量が適正
範囲となるように選別装置の処理能力を自動調節してい
る。つまり、処理物量が適正範囲を越えれば選別装置の
処理能力を上げ、適正範囲を下回れば処理能力を下げる
制御を行っている。従来、かかる適正範囲は、脱穀選別
対象等の条件によらず一定になるようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】穀稈供給量のみに基づ
く開ループ制御にあっては、かかる適正範囲を一定に維
持すること自体が難しかったが、処理物量検出手段の検
出値に基づく閉ループ制御の採用により容易になった以
上、適正範囲を脱穀選別対象等の条件により変更するほ
うが選別精度上好ましい。例えば脱穀選別対象が稲と麦
の場合では、発生する藁屑量の相違により脱穀後の処理
物中の穀粒量と藁屑量の割合が異なるからである。
【0006】本発明はかかる実情に鑑みて為されたもの
であって、その目的は、脱穀選別対象等の条件が異なっ
ても適切な選別精度が維持される脱穀選別制御装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の脱穀選別制御装
置は、脱穀後の処理物を選別する選別装置に備えられた
揺動選別板上の処理物量を検出する処理物量検出手段と
、その処理物量検出手段の検出値に基づいて前記処理物
量が適正範囲となるように前記選別装置の処理能力を自
動調節する制御手段が設けられたものであって、第1の
特徴構成は、前記適正範囲を変更設定する適正範囲変更
手段が設けられている点にある。
【0008】第2の特徴構成は、第1の特徴構成を実施
する際の好ましい具体構成を特定するものであって、前
記処理物量検出手段が揺動選別板上の処理物の層の厚さ
を検出する層厚センサである点にある。
【0009】
【作用】第1の特徴構成によれば、制御手段は、適正範
囲変更手段の設定情報に基づいて、揺動選別板上の処理
物量の適正範囲を変更設定する。適正範囲変更手段とし
ては、脱穀選別対象の条件によってオペレータが切換え
る選別モード切換スイッチや機種設定用のディップスイ
ッチ等が相当する。
【0010】処理物量検出手段としては、第2の特徴構
成に示すような層厚センサを用いるのが好ましい。比較
的簡単な構成で的確に揺動選別板上の処理物量を検出で
きるからである。この場合、例えば脱穀選別対象として
稲と麦を比較すると、麦の方が発生する藁屑が多いため
、脱穀後の処理物がかさばり見かけ上の層厚が大きくな
る。従って、制御手段は、選別モード切換スイッチによ
り麦モードが設定されている場合、層厚の適正範囲を稲
モードの場合より厚めに設定することにより適切な選別
精度を維持する。
【0011】又、機種設定用ディップスイッチにより大
型機種が設定されている場合、層厚の適正範囲を小型機
種の場合より厚めに設定する。大型機種は小型機種に比
べて最大選別処理能力が大きいからである。
【0012】他の処理物量検出手段、例えば処理物の重
量を検出するセンサを用いた場合も同様に、脱穀選別対
象や機種等の違いに応じて処理物の重量の適正範囲を変
更することにより選別精度を適切に維持できる。
【0013】
【発明の効果】従って、脱穀選別対象等の条件が異なっ
ても適切な選別精度が維持されるようになった。また、
異なる機種に対して容易に兼用できる脱穀選別制御装置
を得るに至った。
【0014】
【実施例】以下、本発明をいわゆる自脱型のコンバイン
に適用した場合における実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0015】図2に示す自脱型のコンバインは、左右一
対のクローラ走行装置1、脱穀部2、操縦部3、刈取部
4等を備える。刈取部4は、分草具5、植立穀稈の引き
起こし装置6、刈り刃7を備え、刈り取られた穀稈は搬
送装置9によって脱穀部2のフィードチェーン16まで
搬送される。
【0016】動力伝達系は図3に示すように構成されて
いる。エンジンEの動力は、脱穀クラッチ10を介して
脱穀部2に伝達されると共に、走行クラッチ11及び油
圧式無段変速装置12を介してクローラ走行装置1のミ
ッション部13に伝達される。刈取部4には、ミッショ
ン部13から刈取クラッチ14を介して動力が伝達され
る。又、脱穀クラッチ10の入切状態を検出する脱穀ス
イッチSW1が設けられている。
【0017】脱穀部2は、図4に示すように、扱胴15
を収納する扱室A、刈取部4から供給される穀稈を搬送
するフィードチェーン16、排塵用の横断流ファン17
、トウミ18と揺動選別板19とからなる選別装置B、
穀粒回収用の一番口20、及び、穀粒と藁屑との混合物
を回収するための二番口21を備えている。
【0018】扱室Aの下部には、扱胴15の下側外周部
に沿って脱穀処理物漏下用の受網22が設けられている
。受網22から漏下出来なかった処理物は受網22の後
端部より揺動選別板19に落下する。受け網22のフレ
ーム後端部には、揺動選別板19上の処理物の層の厚さ
を検出する処理物量検出手段としての層厚センサS1が
設けられている。
【0019】選別装置Bの揺動選別板19は、トウミ1
8の上方に位置するグレンパン23、その後方に位置す
るチャフシーブ24、その下方に位置するグレンシーブ
25等からなる。グレンシーブ25から漏下する穀粒は
揺動選別板19の下方に設けられた一番口20から回収
され、タンク等に貯溜される。又、チャフシーブ24の
後端やグレンシーブ25の後端から落下する穀粒と藁屑
との混合物は二番口21から回収されて揺動選別板19
に還元される。
【0020】チャフシーブ24は、図5に示すように、
処理物移送方向に並置された複数個の帯板状部材24a
の各々が、その中央部を支点として左右の側板に対して
回動自在に取り付けられたものである。そして各帯板状
部材24aの下端部に枢着された操作ロッド25を前後
方向に移動操作することによって、各帯板状部材24a
は同時に角度を変更される。その結果、帯板状部材24
aの隣合うもの同士の間隔t(以下、チャフシーブ開度
という)が変更調節できるように構成されている。
【0021】チャフシーブ開度を電気的に変更調節する
ためのシーブモータM1が設けられ、ギヤ式の連係機構
26、揺動アーム27、レリーズワイヤ28を介して前
記操作ロッド25に連結されている。図中、29はチャ
フシーブを閉じ側に復帰付勢するスプリング、S2は揺
動アーム27の回転角をチャフシーブ開度として検出す
るためのポテンショメータ式のチャフシーブ開度センサ
である。シーブモータM1は印加電圧の極性を変えるこ
とによって正転・逆転が切り換えられる。
【0022】選別装置Bのトウミ18は、揺動選別板1
9上の藁屑を吹き飛ばすためのものであり、その風力は
図4に示すように、ファンケースカバー18aの開度(
以下トウミ排風開度という)を変えることによって行わ
れる。つまり、トウミ排風開度を大きくするほどその開
口部から逃げる風量が増加し、揺動選別板19上の処理
物に及ぼす風力(以下トウミ風力という)が小さくなる
【0023】トウミ排風開度の調節は、図6に示すよう
に、トウミモータM2によって行われる。シーブモータ
M1と同様に印加電圧の極性を変えることによってトウ
ミモータM2を正転・逆転させると、連係機構30、揺
動アーム31、ロッド32、33を介してファンケース
カバー18aが開閉する。図中、S3は揺動アーム31
の回転角をトウミ排風開度として検出するためのポテン
ショメータ式のトウミ排風開度センサである。
【0024】選別装置Bは、以上のようにしてチャフシ
ーブ開度とトウミ排風開度が変更調節されることにより
、その処理能力が変更調節される。これらの変更調節は
、図1に示すように、マイクロコンピュータを搭載した
制御手段Hが司る。基本的には、扱室Aへの穀稈供給量
が多いほど、又、揺動選別板19上の処理物の層が厚い
ほど選別装置Bの処理能力を大きくするように、即ちチ
ャフシーブ開度を大きく、トウミ排風開度を小さくする
ように自動制御が行われる。このようにして、揺動選別
板19上の処理物量(層の厚さ)を適正範囲に維持する
ことにより、適切な選別精度が維持されるようにしてい
る。
【0025】扱室Aへの穀稈供給量は次のようにして検
出される。図7に示すように、フィードチェーン16の
上部に、搬送される穀稈を下方に押圧しフィードチェー
ン16とで挟持する機構が設けられている。即ち、枢支
軸Pにて搬送方向に連結された複数の押圧部材34a,
34bがコイルバネ34cにて各別に弾性付勢されてい
る。そして前から一番目の押圧部材34aと二番目の押
圧部材34bとの枢支軸Pの上方への変位を検出するポ
テンショメータS4が設けられている。
【0026】このポテンショメータ(以下、稈厚センサ
という)S4によってフィードチェーン16と押圧部材
34a,34bとの間に挟持される穀稈の厚さが検出さ
れる。そして、フィードチェーン16の搬送速度はほぼ
一定に保たれるので、稈厚センサS4の検出値は扱室A
への穀稈供給量に比例する。つまり、この稈厚センサS
4が扱室Aへの穀稈供給量を検出する穀稈供給量検出手
段として働く。稈厚センサS4の検出値は制御手段Hに
入力され、A/D変換されたのち0〜9の10段階の値
(以下、ワラレベルという)に分けられる。
【0027】揺動選別板19上の処理物、即ち、チャフ
シーブ24上に堆積した処理物の層の厚さは、前述の層
厚センサS1によって検出される。層厚センサS1は図
8に示すように、横軸芯周りに揺動自在に垂下されたセ
ンサバーTと、そのセンサバーTの後方(処理物の移送
方向)への回動角度を抵抗値に変換するポテンショメー
タPMからなる。
【0028】センサバーTは、処理物移送方向の下流部
T1が上流部T2より長い二股状に形成されている。処
理物の層が厚くなるほど、センサバーTの後方への回動
角度が大きくなるが、処理物の層の厚さが比較的小のと
きは下流部T1が処理物に接当し、処理物の層の厚さが
大になると上流部T2が処理物に接当するように構成さ
れている。
【0029】層厚センサS1の検出値(以下シーブ電圧
という)は0〜5ボルトのDC電圧として制御手段Hに
入力され、8ビットディジタル値(0〜255)にA/
D変換されたのち、後述するように0〜5の6段階の値
(以下、シーブレベルという)に分けられる。
【0030】上記のようにして得られたシーブレベルは
、選別装置Bの処理能力の調節制御のための情報となる
他に、操縦部3に設けられたモニタ35にて表示され、
又、警報にも用いられる。つまり、図1に示すように、
バーグラフ表示器35aによってレベル表示されると共
に、7セグメント表示器35bによって数値表示される
【0031】モニタ35は文字表示器35c及びブザー
35dをも備えている。そして、シーブレベルが5にな
ると制御手段Hは、文字表示器35cに「シーブチュウ
イ!」と表示する。さらにこの状態が10秒以上続くと
「シーブケイホウ!」と表示すると共に、ブザー35d
にて警報を発する。作業者は、これらの警報に基づいて
走行速度を下げる等必要な処置を行い、処理物の層が厚
くなり過ぎて詰まり状態が発生するのを回避する。
【0032】又、操縦部3に選別モード切換スイッチS
W2が設けられ、この切換信号が図1に示すように、制
御手段Hに入力されている。選別モード切換スイッチS
W2は、7通りの選別モードの中から一つの選別モード
を選択するものである。7通りの選別モードは、大きく
は手動モード、稲モード、麦モードの3通りに分かれる
【0033】手動モードを選択すれば、設定器(図示せ
ず)を用いてチャフシーブ開度及びトウミ排風開度を各
別に手動設定できる。稲モードには四つのモードがあり
、イネ2が標準モード、イネ1は選別処理能力が最小の
モード、イネ3は高水分モード、イネ4は濡れモードで
ある。麦モードには二つのモードがあり、ムギ1が標準
モード、ムギ2は高水分モードである。
【0034】これら6通りの自動モード(稲モード及び
麦モード)が選択されると、制御手段Hは各モード別に
前述のワラレベル(扱室Aへの穀稈供給量)及びシーブ
レベル(揺動選別板19上の処理物の層の厚さ)に基づ
いてチャフシーブ開度及びトウミ排風開度を自動調節す
る。制御の概略は図9の流れ図に示す通りである。
【0035】メインルーチン(図示せず)から図9に示
す脱穀選別制御のサブルーチンがコールされると、先ず
シーブレベル判定の処理が行われる。これは、前述した
ように層厚センサS3の検出値(シーブ電圧)を5個の
しきい値により0、1、……、5の6段階の検出値(シ
ーブレベル)に分ける処理である。実際にはシーブ電圧
を一旦0〜255の8ビットディジタル値に変換したの
ち、そのディジタル値としきい値とを比較してシーブレ
ベルが判定される。
【0036】次に自動モードの起動条件をチェックする
。即ち、脱穀スイッチSW1がオン(脱穀クラッチ10
を接続した状態)で、且つ、選別モード切換スイッチS
W2により自動モードが選択されていれば次の処理に移
るが、この条件が満たされていなければ何もせずにメイ
ンルーチンに戻る。つまり、この場合、得られたシーブ
レベルは前述のモニタ表示や警報にのみ用いられること
になる。
【0037】自動モードの起動条件が満たされている場
合は、予め定められたテーブル(図示せず)に従って、
ワラレベルに応じたチャフ目標値及びトウミ目標値が決
定される。これらの目標値には、実際の制御量であるチ
ャフシーブ開度(単位はmm)及びトウミ排風開度(単
位はmm)が対応付けられ、ワラレベルが大きいほど、
即ち穀稈供給量が多いほど選別装置Bの処理能力を大き
くするように、即ちチャフシーブ開度を大きく、トウミ
排風開度を小さくするように決められている。
【0038】又、選別モード切換スイッチSW2により
選択されている選別モードによっても異なり、稲モード
、麦モード共にモード番号が大きい程(水分が多い程)
、選別装置Bの処理能力を大きくするように目標値が決
められている。
【0039】次に、シーブレベルに基づいてチャフ目標
値及びトウミ目標値の補正を行う。具体的な補正内容に
ついては説明を省略するが、端的に言えば、シーブレベ
ルが大きいほど、即ち処理物量が多いほど、選別装置B
の処理能力を上げる方向に目標値を補正する。
【0040】以上のようにして補正後のチャフ目標値及
びトウミ目標値が決定されると、図9の処理を終了しメ
インルーチンに戻る。メインルーチンでは、補正後のチ
ャフ目標値及びトウミ目標値に基づいてチャフシーブ開
度及びトウミ排風開度が調節される。つまり、制御手段
Hは、チャフ目標値とチャフシーブ開度センサS2の検
出値との比較に基づいてシーブモータM1を駆動制御し
、トウミ目標値とトウミ排風開度センサS3の検出値と
の比較に基づいてトウミモータM2を駆動制御する。
【0041】結局、ワラレベルに応じて決定されたチャ
フ目標値及びトウミ目標値を層厚センサS1の検出値に
基づいて補正することにより、選別装置Bの処理能力を
フィードバック制御していることになる。その結果、揺
動選別板19上の処理物量(層の厚さ)が適正範囲に維
持され、適切な選別精度が維持される。
【0042】但し、上記の適正範囲は、選別モード切換
スイッチSW2により稲モードが選択されている場合と
麦モードが選択されている場合とで少しずらしている。 つまり、麦モードは稲モードより厚めに設定している。 麦は稲に比べて脱穀後の処理物に含まれる藁屑の割合が
多く穀粒の割合が少ないので、麦の場合の層厚センサS
1により検出される層厚を稲の場合より厚めに設定した
ほうが適切な選別精度が得られるからである。上記の点
で、選別モード切換スイッチSW2は適正範囲を変更設
定する適正範囲変更手段として兼用されていることにな
る。
【0043】実際には、前述のシーブレベル判定におけ
るしきい値を稲モードと麦モードとで変えることにより
、上記適正範囲を変えている。即ち、図10のテーブル
に示すように、6段階のシーブレベルに対応する層厚セ
ンサS1の検出値(シーブ電圧)を稲モードより麦モー
ドのほうが少しずつ高くなるようにしている。
【0044】シーブ電圧は層厚センサS1のセンサバー
Tの後方への回動角度、即ち処理物の層厚に比例するの
で、同じシーブレベルであれば稲モードより麦モードの
ほうが処理物の層厚が厚いことになる。従って、シーブ
レベルに基づく目標値の補正演算が同じであれば、麦モ
ードは稲モードより厚めの適正範囲で層厚が維持される
ことになる。
【0045】以下、別実施例について列記する。■  
適正範囲変更手段は、上記実施例の選別モード切換スイ
ッチSW2に限らない。例えば、機種設定用のディップ
スイッチを設け、設定された機種に応じて適正範囲を変
更するようにしてもよい。一般に、大型機種は小型機種
に比べて最大選別処理能力が大きいので、大型機種の層
厚の適正範囲を小型機種の層厚の適正範囲より厚めに設
定したほうが適切な選別精度が得られるからである。こ
れにより、異なる機種に対して脱穀選別制御装置の兼用
が容易になる。
【0046】■  処理物量検出手段は上記実施例の層
厚センサに限らず、例えば、揺動選別板上の処理物の重
量を検出するセンサを設けてもよい。
【0047】■  上記実施例の選別装置は、チャフシ
ーブ開度と唐箕風力を調節することによりその処理能力
を調節するものであるが、チャフシーブの代わりに選別
シーブの濾過面積を調節する遮蔽板を出退させるタイプ
の選別装置にも本発明は適用できる。又、自脱式のコン
バインに限らず、全桿投入式のコンバインにも適用でき
る。
【0048】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るコンバインの脱穀選別装
置のブロック図
【図2】同じくコンバインの側面外観図
【図3】同じく
コンバインの動力伝達系の説明図
【図4】同じくコンバ
インの脱穀部を示す透視図
【図5】選別装置のチャフシ
ーブ開度調節機構の概略図
【図6】選別装置のトウミ排
風開度調節機構の概略図
【図7】穀稈供給量検出手段と
その周辺の側面図
【図8】処理物量検出手段その周辺の
側面図
【図9】脱穀選別制御の流れ図
【図10】シーブレベル判定用テーブル
【符号の説明】
19    揺動選別板 B      選別装置 H      制御手段 S1    処理物量検出手段 SW2  適正範囲変更手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  脱穀後の処理物を選別する選別装置(
    B)に備えられた揺動選別板(19)上の処理物量を検
    出する処理物量検出手段(S1)と、その処理物量検出
    手段(S1)の検出値に基づいて前記処理物量が適正範
    囲となるように前記選別装置(B)の処理能力を自動調
    節する制御手段(H)が設けられた脱穀選別制御装置で
    あって、前記適正範囲を変更設定する適正範囲変更手段
    (SW2)が設けられている脱穀選別制御装置。
  2. 【請求項2】  前記処理物量検出手段が、揺動選別板
    (19)上の処理物の層の厚さを検出する層厚センサ(
    S1)である請求項1記載の脱穀選別制御装置。
JP3144314A 1991-06-17 1991-06-17 脱穀選別制御装置 Expired - Fee Related JP2637638B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3144314A JP2637638B2 (ja) 1991-06-17 1991-06-17 脱穀選別制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3144314A JP2637638B2 (ja) 1991-06-17 1991-06-17 脱穀選別制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04370023A true JPH04370023A (ja) 1992-12-22
JP2637638B2 JP2637638B2 (ja) 1997-08-06

Family

ID=15359210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3144314A Expired - Fee Related JP2637638B2 (ja) 1991-06-17 1991-06-17 脱穀選別制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2637638B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0416118A (ja) * 1990-05-10 1992-01-21 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 穀粒選別装置の自動制御システム

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0416118A (ja) * 1990-05-10 1992-01-21 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 穀粒選別装置の自動制御システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2637638B2 (ja) 1997-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04370024A (ja) 脱穀選別制御装置
JP2613680B2 (ja) 脱穀選別制御装置
JPH04370023A (ja) 脱穀選別制御装置
JP2721083B2 (ja) 脱穀選別制御装置
JP3383545B2 (ja) 脱穀装置
JP2613696B2 (ja) 脱穀選別制御装置
JP2567999B2 (ja) 脱穀選別制御装置
JPH04293420A (ja) 脱穀選別制御装置
JP2622436B2 (ja) 脱穀装置の異常検出装置
JP2699988B2 (ja) 脱穀選別制御装置
JPH04299919A (ja) 脱穀選別制御装置
JP3113507B2 (ja) コンバイン
JP2661801B2 (ja) 脱穀装置の選別制御装置
JPH04293421A (ja) 脱穀選別制御装置
JP3113508B2 (ja) コンバイン
JP2622435B2 (ja) 脱穀装置の異常検出装置
JP2777013B2 (ja) 脱穀装置の選別制御装置
JPH04218314A (ja) 脱穀選別制御装置
JP2637640B2 (ja) 脱穀選別制御装置
JP2613676B2 (ja) 脱穀選別制御装置
JP2613678B2 (ja) 脱穀選別制御装置
JPH0624450B2 (ja) コンバインの選別制御装置
JP2744166B2 (ja) 脱穀装置の選別制御装置
JP2622437B2 (ja) 脱穀装置の異常検出装置
JPH0272806A (ja) 脱穀装置の選別制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090425

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees