JP2613676B2 - 脱穀選別制御装置 - Google Patents
脱穀選別制御装置Info
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- JP2613676B2 JP2613676B2 JP2403575A JP40357590A JP2613676B2 JP 2613676 B2 JP2613676 B2 JP 2613676B2 JP 2403575 A JP2403575 A JP 2403575A JP 40357590 A JP40357590 A JP 40357590A JP 2613676 B2 JP2613676 B2 JP 2613676B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、扱室への穀稈供給量を
検出する穀稈供給量検出手段の検出情報に基づいて、穀
稈供給量が多いほど選別装置の処理能力が大きくなるよ
うに目標処理能力を求めて、前記選別装置の処理能力を
前記目標処理能力に自動調節する制御手段が設けられた
脱穀選別制御装置に関する。
検出する穀稈供給量検出手段の検出情報に基づいて、穀
稈供給量が多いほど選別装置の処理能力が大きくなるよ
うに目標処理能力を求めて、前記選別装置の処理能力を
前記目標処理能力に自動調節する制御手段が設けられた
脱穀選別制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる脱穀選別制御装置の従来例とし
て、特開平2-54296 号に示されているコンバインの脱穀
選別制御装置がある。この従来例にあっては、コンバイ
ンの走行速度を検出する速度センサが設けられ、この検
出情報を穀稈供給量の検出量とみなしている。一般に、
同一圃場内では扱室への穀稈供給量、即ち穀稈刈り取り
量は走行速度に比例するからである。そして、走行速度
が速いほど、即ち穀稈供給量が多いほど脱穀部の選別装
置に備えさせたチャフシーブの開度を大きくすると共
に、唐箕風量を強くすることによって選別装置の処理能
力を大きくしている。
て、特開平2-54296 号に示されているコンバインの脱穀
選別制御装置がある。この従来例にあっては、コンバイ
ンの走行速度を検出する速度センサが設けられ、この検
出情報を穀稈供給量の検出量とみなしている。一般に、
同一圃場内では扱室への穀稈供給量、即ち穀稈刈り取り
量は走行速度に比例するからである。そして、走行速度
が速いほど、即ち穀稈供給量が多いほど脱穀部の選別装
置に備えさせたチャフシーブの開度を大きくすると共
に、唐箕風量を強くすることによって選別装置の処理能
力を大きくしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記速度センサの如き
穀稈供給量検出手段による検出情報は代用情報であっ
て、その穀稈供給量に基づいて目標処理能力に調節する
制御では、必ずしも、圃場、品種等全ての条件に対応す
ることは困難である。つまり、穀稈供給量が同一であっ
ても条件の違いによって、扱ぎ処理後の処理物(籾等)
の量が異なる。一般に、選別装置の穀稈供給量に基づく
処理能力制御を上記のような条件に応じて補正すべく、
手動による変更設定が行なわれている。しかし、同一圃
場内で穂の実り具合が部分的に変化しているような場合
に、その都度手動による変更設定を行うのは面倒であ
り、熟練を必要とする。従ってこのような場合には、処
理物量が多くなったときの詰まりを回避すべく、選別装
置の処理能力が大きめになるように設定条件をきめるこ
とになる。この場合、穂の実り具合が悪い部分の刈り取
り中は処理物量が少なくなっても、選別装置の処理能力
は変わらない。従って、少ない処理物量に対して必要以
上の処理能力で運転されることになり、省エネルギーの
面から好ましくないと同時に、少ない処理物量の状態で
選別処理を行うのは、選別精度の面からも好ましくな
い。本発明は、かかる実情に鑑みて為されたものであっ
て、その目的は、上記のように穀稈供給量に基づいて求
めた目標処理能力に調節される選別装置の処理能力に対
し、実際の処理物量がある程度以下になったときに処理
能力を適切な値にすべく自動的に調整する脱穀選別制御
装置を提供することにある。
穀稈供給量検出手段による検出情報は代用情報であっ
て、その穀稈供給量に基づいて目標処理能力に調節する
制御では、必ずしも、圃場、品種等全ての条件に対応す
ることは困難である。つまり、穀稈供給量が同一であっ
ても条件の違いによって、扱ぎ処理後の処理物(籾等)
の量が異なる。一般に、選別装置の穀稈供給量に基づく
処理能力制御を上記のような条件に応じて補正すべく、
手動による変更設定が行なわれている。しかし、同一圃
場内で穂の実り具合が部分的に変化しているような場合
に、その都度手動による変更設定を行うのは面倒であ
り、熟練を必要とする。従ってこのような場合には、処
理物量が多くなったときの詰まりを回避すべく、選別装
置の処理能力が大きめになるように設定条件をきめるこ
とになる。この場合、穂の実り具合が悪い部分の刈り取
り中は処理物量が少なくなっても、選別装置の処理能力
は変わらない。従って、少ない処理物量に対して必要以
上の処理能力で運転されることになり、省エネルギーの
面から好ましくないと同時に、少ない処理物量の状態で
選別処理を行うのは、選別精度の面からも好ましくな
い。本発明は、かかる実情に鑑みて為されたものであっ
て、その目的は、上記のように穀稈供給量に基づいて求
めた目標処理能力に調節される選別装置の処理能力に対
し、実際の処理物量がある程度以下になったときに処理
能力を適切な値にすべく自動的に調整する脱穀選別制御
装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る脱穀選別制
御装置は、扱室への穀稈供給量を検出する穀稈供給量検
出手段の検出情報に基づいて、穀稈供給量が多いほど選
別装置の処理能力が大きくなるように目標処理能力を求
めて、前記選別装置の処理能力を前記目標処理能力に自
動調節する制御手段が設けられたものであって、第1の
特徴構成は、前記選別装置に備えさせた揺動選別板上の
処理物の層の厚さを検出する処理物量検出手段が設けら
れ、前記制御手段は、前記処理物の層の厚さが設定値未
満の状態では、前記処理能力を調節可能範囲内における
最小能力又はそれに近い能力に維持するように構成され
ている点にある。第2の特徴構成は、前記選別装置に備
えさせた揺動選別板上の処理物の層の厚さを検出する処
理物量検出手段が設けられ、前記制御手段は、前記処理
物の層の厚さが設定値未満の状態では、前記穀稈供給量
検出手段の検出情報に基づいて求めた処理能力から設定
値小さくした処理能力に前記選別装置を調節するように
構成されている点にある。
御装置は、扱室への穀稈供給量を検出する穀稈供給量検
出手段の検出情報に基づいて、穀稈供給量が多いほど選
別装置の処理能力が大きくなるように目標処理能力を求
めて、前記選別装置の処理能力を前記目標処理能力に自
動調節する制御手段が設けられたものであって、第1の
特徴構成は、前記選別装置に備えさせた揺動選別板上の
処理物の層の厚さを検出する処理物量検出手段が設けら
れ、前記制御手段は、前記処理物の層の厚さが設定値未
満の状態では、前記処理能力を調節可能範囲内における
最小能力又はそれに近い能力に維持するように構成され
ている点にある。第2の特徴構成は、前記選別装置に備
えさせた揺動選別板上の処理物の層の厚さを検出する処
理物量検出手段が設けられ、前記制御手段は、前記処理
物の層の厚さが設定値未満の状態では、前記穀稈供給量
検出手段の検出情報に基づいて求めた処理能力から設定
値小さくした処理能力に前記選別装置を調節するように
構成されている点にある。
【0005】
【作用】第1の特徴構成によれば、揺動選別板上の処理
物の層の厚さが設定値未満になったことを処理物量検出
手段が検出すると、制御手段は、選別装置の処理能力
を、その調節可能範囲内における最小能力又はそれに近
い能力に調節する。そして、処理物の層の厚さが設定値
以上に復帰するまで上記最小処理能力又はそれに近い能
力に維持する。第2の特徴構成によれば、揺動選別板上
の処理物の層の厚さが設定値未満になったことを処理物
量検出手段が検出すると、制御手段は、穀稈供給量に基
づいて求めた処理能力から設定値小さくした処理能力に
選別装置の処理能力を調節し、そして、処理物の層の厚
さが設定値以上に復帰するまでその処理能力に維持す
る。 上記制御によって、やがて、処理物の層の厚さが設
定値以上に復帰すれば、第1及び第2の特徴構成におい
て共に通常の制御に復帰し、穀稈供給量に基づいて求め
た目標処理能力に選別装置を調節する。
物の層の厚さが設定値未満になったことを処理物量検出
手段が検出すると、制御手段は、選別装置の処理能力
を、その調節可能範囲内における最小能力又はそれに近
い能力に調節する。そして、処理物の層の厚さが設定値
以上に復帰するまで上記最小処理能力又はそれに近い能
力に維持する。第2の特徴構成によれば、揺動選別板上
の処理物の層の厚さが設定値未満になったことを処理物
量検出手段が検出すると、制御手段は、穀稈供給量に基
づいて求めた処理能力から設定値小さくした処理能力に
選別装置の処理能力を調節し、そして、処理物の層の厚
さが設定値以上に復帰するまでその処理能力に維持す
る。 上記制御によって、やがて、処理物の層の厚さが設
定値以上に復帰すれば、第1及び第2の特徴構成におい
て共に通常の制御に復帰し、穀稈供給量に基づいて求め
た目標処理能力に選別装置を調節する。
【0006】
【発明の効果】第1又は第2の特徴構成によれば、制御
手段が選別装置の処理能力を自動調節するに際し、従来
の穀稈供給量検出手段の検出情報に基づく処理能力調節
を活かしながら、揺動選別板上の処理物の層厚として検
出した処理物量が設定値未満になると、その少ない処理
物量に対応した小さめの処理能力に変更して、処理物量
を設定値以上に復帰させるようにするので、処理物量が
少ない状態で選別して選別精度が低下する不具合や、少
ない処理物量に対して処理能力が大きすぎる不具合を適
切に回避させて、選別精度の向上及び省エネルギーに貢
献できるものとなった。又、第2の特徴構成によれば、
上記処理能力の変更において、穀稈供給量に基づいて求
めた処理能力から設定値だけ下げた能力に変更するの
で、例えば、最小能力又はそれに近い能力に変更するの
に比べて、より実情に適した制御を行うことができるよ
うになった。
手段が選別装置の処理能力を自動調節するに際し、従来
の穀稈供給量検出手段の検出情報に基づく処理能力調節
を活かしながら、揺動選別板上の処理物の層厚として検
出した処理物量が設定値未満になると、その少ない処理
物量に対応した小さめの処理能力に変更して、処理物量
を設定値以上に復帰させるようにするので、処理物量が
少ない状態で選別して選別精度が低下する不具合や、少
ない処理物量に対して処理能力が大きすぎる不具合を適
切に回避させて、選別精度の向上及び省エネルギーに貢
献できるものとなった。又、第2の特徴構成によれば、
上記処理能力の変更において、穀稈供給量に基づいて求
めた処理能力から設定値だけ下げた能力に変更するの
で、例えば、最小能力又はそれに近い能力に変更するの
に比べて、より実情に適した制御を行うことができるよ
うになった。
【0007】
【実施例】以下、本発明をいわゆる自脱型のコンバイン
に適用した場合における実施例を図面に基づいて説明す
る。
に適用した場合における実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0008】図4に示すように、自脱型のコンバイン
は、左右一対のクローラ走行装置1、搭乗操縦部2、及
び、脱穀部3を備えた機体Vと、その機体Vの前部にお
いて駆動昇降自在に取り付けられた刈取前処理部4とか
らなる。刈取前処理部4は、先端部に付設された分草具
5、圃場の穀稈を引き起こす引き起こし装置6、引き起
こした穀稈の株元を切断する刈り刃7、及び、刈り取っ
たり穀稈を脱穀部3のフィードチェーン8まで搬送する
搬送装置9を備えている。
は、左右一対のクローラ走行装置1、搭乗操縦部2、及
び、脱穀部3を備えた機体Vと、その機体Vの前部にお
いて駆動昇降自在に取り付けられた刈取前処理部4とか
らなる。刈取前処理部4は、先端部に付設された分草具
5、圃場の穀稈を引き起こす引き起こし装置6、引き起
こした穀稈の株元を切断する刈り刃7、及び、刈り取っ
たり穀稈を脱穀部3のフィードチェーン8まで搬送する
搬送装置9を備えている。
【0009】動力伝達系について説明すれば、図3に示
すように、機体Vに搭載されたエンジンEの出力が、ベ
ルトテンション式の脱穀クラッチ10を介して脱穀部3
に伝達され、且つ、ベルトテンション式の走行クラッチ
11及び走行用の油圧式無段変速装置12を介してクロ
ーラ走行装置1のミッション部13に伝達される。ミッ
ション部13に伝達された出力の一部は、ベルトテンシ
ョン式の刈り取りクラッチ14を介して刈取前処理部4
に伝達される。図中、S1は変速装置12の出力回転数
に基づいて機体Vの走行速度を検出する速度センサであ
って、後述のように、扱室Aへの穀稈供給量を検出する
穀稈供給量検出手段としての働きをする。
すように、機体Vに搭載されたエンジンEの出力が、ベ
ルトテンション式の脱穀クラッチ10を介して脱穀部3
に伝達され、且つ、ベルトテンション式の走行クラッチ
11及び走行用の油圧式無段変速装置12を介してクロ
ーラ走行装置1のミッション部13に伝達される。ミッ
ション部13に伝達された出力の一部は、ベルトテンシ
ョン式の刈り取りクラッチ14を介して刈取前処理部4
に伝達される。図中、S1は変速装置12の出力回転数
に基づいて機体Vの走行速度を検出する速度センサであ
って、後述のように、扱室Aへの穀稈供給量を検出する
穀稈供給量検出手段としての働きをする。
【0010】脱穀部3は、図5に示すように、フィード
チェーン8にて挟持搬送される穀稈を扱処理する扱胴1
5を収納する扱室Aと、その扱室Aからの漏下処理物を
選別処理する選別装置Bとを備えている。選別装置Bは
選別のための風を送る唐箕16と揺動選別板17とを備
える。扱室Aの下部には、扱胴15の下側外周部に沿っ
て脱穀処理物漏下用の受網18が設けられ、脱穀処理さ
れた処理物のうち単粒化した穀粒や細かい藁屑は受け網
18から選別装置Bに漏下し、漏下出来なかった穀粒や
藁屑は受網18の後端より選別装置Bに落下する。
チェーン8にて挟持搬送される穀稈を扱処理する扱胴1
5を収納する扱室Aと、その扱室Aからの漏下処理物を
選別処理する選別装置Bとを備えている。選別装置Bは
選別のための風を送る唐箕16と揺動選別板17とを備
える。扱室Aの下部には、扱胴15の下側外周部に沿っ
て脱穀処理物漏下用の受網18が設けられ、脱穀処理さ
れた処理物のうち単粒化した穀粒や細かい藁屑は受け網
18から選別装置Bに漏下し、漏下出来なかった穀粒や
藁屑は受網18の後端より選別装置Bに落下する。
【0011】揺動選別板17は、前方から後方に向かっ
て順次並ぶように配置されたグレンパン19とチャフシ
ーブ20、及び、チャフシーブ20の下方に位置するグ
レンシーブ21等を備え、それらの各部が左右一対の側
板22の間に固定されて、全体として板状に形成されて
いる。揺動選別板17の下部には、グレンシーブ21か
ら漏下する穀粒を回収する一番物回収部23と、チャフ
シーブ20の後端やグレンシーブ21の後端から落下す
る藁屑等と穀粒との混合物を回収する二番物回収部24
とが設けられている。尚、二番物回収部24に回収され
た処理物は選別装置Bに還元されて再度、選別処理され
る。
て順次並ぶように配置されたグレンパン19とチャフシ
ーブ20、及び、チャフシーブ20の下方に位置するグ
レンシーブ21等を備え、それらの各部が左右一対の側
板22の間に固定されて、全体として板状に形成されて
いる。揺動選別板17の下部には、グレンシーブ21か
ら漏下する穀粒を回収する一番物回収部23と、チャフ
シーブ20の後端やグレンシーブ21の後端から落下す
る藁屑等と穀粒との混合物を回収する二番物回収部24
とが設けられている。尚、二番物回収部24に回収され
た処理物は選別装置Bに還元されて再度、選別処理され
る。
【0012】チャフシーブ8は、図6に示すように、処
理物移送方向に並置された複数個の帯板状部材20aの
各々が、その上端部を支点として左右の側板22に対し
て回動自在に取り付けられたものである。そして各帯板
状部材20aの下端部に枢着された操作ロッド25を前
後方向に押し引き操作することによって、各帯板状部材
20aは同時に角度を変更される。その結果、帯板状部
材20aの隣合うもの同士の間隔t(以下、チャフシー
ブ開度という)が変更調節できるように構成されてい
る。
理物移送方向に並置された複数個の帯板状部材20aの
各々が、その上端部を支点として左右の側板22に対し
て回動自在に取り付けられたものである。そして各帯板
状部材20aの下端部に枢着された操作ロッド25を前
後方向に押し引き操作することによって、各帯板状部材
20aは同時に角度を変更される。その結果、帯板状部
材20aの隣合うもの同士の間隔t(以下、チャフシー
ブ開度という)が変更調節できるように構成されてい
る。
【0013】チャフシーブ開度を電気的に変更調節する
ためのDCモータM1が設けられ、ギヤ式の連係機構2
6、揺動アーム27、レリーズワイヤ28を介して前記
操作ロッド25に連結されている。図中、29はチャフ
シーブを閉じ側に復帰付勢するスプリング、S2は揺動
アーム27の回転角をチャフシーブ開度として検出する
ためのポテンショメータ式のチャフシーブ開度センサで
ある。DCモータM1は印加電圧の極性を変えることに
よって正転・逆転が切り換えられる。
ためのDCモータM1が設けられ、ギヤ式の連係機構2
6、揺動アーム27、レリーズワイヤ28を介して前記
操作ロッド25に連結されている。図中、29はチャフ
シーブを閉じ側に復帰付勢するスプリング、S2は揺動
アーム27の回転角をチャフシーブ開度として検出する
ためのポテンショメータ式のチャフシーブ開度センサで
ある。DCモータM1は印加電圧の極性を変えることに
よって正転・逆転が切り換えられる。
【0014】唐箕16は、いわゆる割りプーリ式の無段
変速装置を用いて、その回転数を変えることにより送風
量を変更調節できるようになっている。図7に示すよう
に、唐箕16を回転駆動する入力プーリ30が割りプー
リで構成され、その実効径がDCモータM2を正逆転駆
動することによって変化される。即ち、DCモータM2
の正逆転は、連係機構32、揺動アーム33、レリーズ
ワイヤ34を介して操作アーム31に伝達され、入力プ
ーリ30の実効径を変化させる。もって、前唐箕16の
回転数を変更調節することによりその送風量(以下、唐
箕風量という)を変更調節できるようになっている。
尚、35は入力プーリ30の駆動ベルト、S3は揺動ア
ーム33の回転角を唐箕風量として検出するポテンショ
メータ式の唐箕風量センサである。
変速装置を用いて、その回転数を変えることにより送風
量を変更調節できるようになっている。図7に示すよう
に、唐箕16を回転駆動する入力プーリ30が割りプー
リで構成され、その実効径がDCモータM2を正逆転駆
動することによって変化される。即ち、DCモータM2
の正逆転は、連係機構32、揺動アーム33、レリーズ
ワイヤ34を介して操作アーム31に伝達され、入力プ
ーリ30の実効径を変化させる。もって、前唐箕16の
回転数を変更調節することによりその送風量(以下、唐
箕風量という)を変更調節できるようになっている。
尚、35は入力プーリ30の駆動ベルト、S3は揺動ア
ーム33の回転角を唐箕風量として検出するポテンショ
メータ式の唐箕風量センサである。
【0015】以上のように、選別装置Bは、チャフシー
ブ開度と唐箕風量を変更調節することによって、その処
理能力を調節できるように構成されている。これらの変
更調節は、図1に示すように、マイクロコンピュータを
搭載した制御手段36が司る。基本的には、図8及び図
9に示す如く、前述の速度センサS1の検出情報に基づ
いて、走行速度が速いほどチャフシーブ開度、唐箕風量
共に大とするように制御が行われる。一般に、同一圃場
内では扱室Aへの穀稈供給量、即ち穀稈刈り取り量は走
行速度に比例し、扱処理された後の処理物が多いほどチ
ャフシーブ開度と唐箕風量を大きくして選別装置Bの処
理能力を上げる必要があるからである。
ブ開度と唐箕風量を変更調節することによって、その処
理能力を調節できるように構成されている。これらの変
更調節は、図1に示すように、マイクロコンピュータを
搭載した制御手段36が司る。基本的には、図8及び図
9に示す如く、前述の速度センサS1の検出情報に基づ
いて、走行速度が速いほどチャフシーブ開度、唐箕風量
共に大とするように制御が行われる。一般に、同一圃場
内では扱室Aへの穀稈供給量、即ち穀稈刈り取り量は走
行速度に比例し、扱処理された後の処理物が多いほどチ
ャフシーブ開度と唐箕風量を大きくして選別装置Bの処
理能力を上げる必要があるからである。
【0016】又、図1に示すようにチャフシーブ開度設
定器VR1及び唐箕風量設定器VR2が設けられ、これ
らの手動設定によって、図8及び図9に破線で示す範囲
でチャフシーブ開度と唐箕風量を変更調節できる。これ
らの設定器は、作業者が必要に応じてチャフシーブ開度
と唐箕風量のオフセットを変更設定するためのものであ
って、次に述べるシーブセンサS4による処理物量のモ
ニター表示を参照しながら使用される。
定器VR1及び唐箕風量設定器VR2が設けられ、これ
らの手動設定によって、図8及び図9に破線で示す範囲
でチャフシーブ開度と唐箕風量を変更調節できる。これ
らの設定器は、作業者が必要に応じてチャフシーブ開度
と唐箕風量のオフセットを変更設定するためのものであ
って、次に述べるシーブセンサS4による処理物量のモ
ニター表示を参照しながら使用される。
【0017】シーブセンサS4は揺動選別板17上の処
理物の層の厚さを検出するための処理物量検出手段であ
って、図5に示すように受網18の下面に取り付けられ
ている。そして、図10に示すように、上部が枢支され
下部が処理物の移送方向(後方)へ回動自在な板状の接
触子Tと、接触子Tの回動角度に応じて抵抗値が変化す
るポテンショメータPMを備える。接触子Tの後方への
回動角度はチャフシーブ20上の処理物の層の厚さに応
じて変化する。つまり、処理物の層が厚くなるほど、接
触子Tの後方への回動角度が大きくなる。従って、制御
手段36はポテンショメータPMの抵抗値に対応するD
C電圧入力から処理物の層の厚さを知ることができる。
理物の層の厚さを検出するための処理物量検出手段であ
って、図5に示すように受網18の下面に取り付けられ
ている。そして、図10に示すように、上部が枢支され
下部が処理物の移送方向(後方)へ回動自在な板状の接
触子Tと、接触子Tの回動角度に応じて抵抗値が変化す
るポテンショメータPMを備える。接触子Tの後方への
回動角度はチャフシーブ20上の処理物の層の厚さに応
じて変化する。つまり、処理物の層が厚くなるほど、接
触子Tの後方への回動角度が大きくなる。従って、制御
手段36はポテンショメータPMの抵抗値に対応するD
C電圧入力から処理物の層の厚さを知ることができる。
【0018】尚、揺動選別板17の揺動に伴ってシーブ
センサS4の接触子Tの回動角度が変化し、それに伴っ
てポテンショメータPMの抵抗値も周期的に変化する。
制御手段36は、上記揺動周期の半分の周期で上記DC
電圧入力をサンプリングし、4個のサンプリングデータ
の平均値をとってシーブセンサS4の検出値としてい
る。以下の説明において、「シーブセンサS4の検出
値」という場合はこの平均値を意味する。
センサS4の接触子Tの回動角度が変化し、それに伴っ
てポテンショメータPMの抵抗値も周期的に変化する。
制御手段36は、上記揺動周期の半分の周期で上記DC
電圧入力をサンプリングし、4個のサンプリングデータ
の平均値をとってシーブセンサS4の検出値としてい
る。以下の説明において、「シーブセンサS4の検出
値」という場合はこの平均値を意味する。
【0019】上記のようにして得られるシーブセンサS
4の検出値Y(1〜255のディジタル値)は1〜5の
5段階に分割される。1は処理物の層の厚さが最も薄い
状態を意味し、5は処理物の層の厚さが最も厚い状態、
即ち詰まり状態を意味する。これらの5段階の値は図1
に示すようにシーブモニタ37に表示される。つまり、
バーグラフ表示器37aによってレベル表示されると共
に、7セグメント表示器37bによって数値表示され
る。シーブモニタ37は搭乗操縦部2に設けられ、作業
者は、これを参照しながら前述のようにチャフシーブ開
度と唐箕風量の自動制御量のオフセットを必要に応じて
変更設定する。即ちシーブモニタ37の表示値が2〜3
から逸脱する状態が続けばチャフシーブ開度設定器VR
1及び唐箕風量設定器VR2を操作して表示値が2〜3
に戻るように調節する。
4の検出値Y(1〜255のディジタル値)は1〜5の
5段階に分割される。1は処理物の層の厚さが最も薄い
状態を意味し、5は処理物の層の厚さが最も厚い状態、
即ち詰まり状態を意味する。これらの5段階の値は図1
に示すようにシーブモニタ37に表示される。つまり、
バーグラフ表示器37aによってレベル表示されると共
に、7セグメント表示器37bによって数値表示され
る。シーブモニタ37は搭乗操縦部2に設けられ、作業
者は、これを参照しながら前述のようにチャフシーブ開
度と唐箕風量の自動制御量のオフセットを必要に応じて
変更設定する。即ちシーブモニタ37の表示値が2〜3
から逸脱する状態が続けばチャフシーブ開度設定器VR
1及び唐箕風量設定器VR2を操作して表示値が2〜3
に戻るように調節する。
【0020】シーブモニタ37には詰まり警報のための
メーセージ表示器37c及びブザー37dも備えられ、
前記表示値が4又は5のときにこれらが作動する。即
ち、シーブセンサS4の検出値Y(表示値)が4のとき
は、詰まる間際の状態(以下注意領域という)であるの
で、メーセージ表示器37cに「シーブチュウイ」と表
示すると共に、ブザー37dを2秒毎に0.1 秒間鳴動さ
せる。又、シーブセンサS4の検出値Y(表示値)が5
のときは、詰まり状態(以下、警報領域という)である
ので、メーセージ表示器37cに「シーブケイホウ」と
表示すると共に、ブザー37dを1秒毎に0.1 秒間鳴動
させる。
メーセージ表示器37c及びブザー37dも備えられ、
前記表示値が4又は5のときにこれらが作動する。即
ち、シーブセンサS4の検出値Y(表示値)が4のとき
は、詰まる間際の状態(以下注意領域という)であるの
で、メーセージ表示器37cに「シーブチュウイ」と表
示すると共に、ブザー37dを2秒毎に0.1 秒間鳴動さ
せる。又、シーブセンサS4の検出値Y(表示値)が5
のときは、詰まり状態(以下、警報領域という)である
ので、メーセージ表示器37cに「シーブケイホウ」と
表示すると共に、ブザー37dを1秒毎に0.1 秒間鳴動
させる。
【0021】但し、図2の流れ図に示すように、上記の
シーブセンサS4の検出値に基づくモニタ表示及び警報
は、脱穀スイッチSW1がオフの時及びオンになってか
ら10秒間は行わない。脱穀スイッチSW1がオフの時
は揺動選別板17の揺動は停止され、シーブセンサS4
が処理物の層の厚さを正しく検出できないからである。
又、速度センサS1の検出情報から得られる単位時間当
りの速度変化が所定値を越えた場合も、その後3秒間は
上記モニタ表示及び警報を行わない。急激な速度変化に
伴って、シーブセンサS4がその慣性により誤検出する
ためである。尚、脱穀スイッチSW1は前述の脱穀クラ
ッチ10の状態をモニタするスイッチであって、脱穀ク
ラッチ10が入れられたときにオンになる。上記の時間
(10秒及び3秒)は、制御手段36に記憶されている
データテーブルの値を変更すれば任意に変えられる。デ
ィップスイッチ等で切り換えてもよい。
シーブセンサS4の検出値に基づくモニタ表示及び警報
は、脱穀スイッチSW1がオフの時及びオンになってか
ら10秒間は行わない。脱穀スイッチSW1がオフの時
は揺動選別板17の揺動は停止され、シーブセンサS4
が処理物の層の厚さを正しく検出できないからである。
又、速度センサS1の検出情報から得られる単位時間当
りの速度変化が所定値を越えた場合も、その後3秒間は
上記モニタ表示及び警報を行わない。急激な速度変化に
伴って、シーブセンサS4がその慣性により誤検出する
ためである。尚、脱穀スイッチSW1は前述の脱穀クラ
ッチ10の状態をモニタするスイッチであって、脱穀ク
ラッチ10が入れられたときにオンになる。上記の時間
(10秒及び3秒)は、制御手段36に記憶されている
データテーブルの値を変更すれば任意に変えられる。デ
ィップスイッチ等で切り換えてもよい。
【0022】シーブセンサS4の検出値Yは、上記の如
くモニタ表示や警報に用いられるのみならず、以下のよ
うに選別装置Bの処理能力の制御にも用いらていれる。
図2の流れ図に示すように、シーブセンサS4の検出値
YがY0より大きい状態、即ちチャフシーブ20上の処
理物の層の厚さが設定値以上である正常状態では、制御
手段36は、前述のように速度センサS1の検出情報X
に基づいて決定したチャフシーブ開度T及び唐箕風量
(これによって選別装置Bの目標処理能力が定まる)を
そのまま最終的なチャフシーブの開閉制御量R及び唐箕
風量制御量とする。ここで、Y0は前述の5段階に分割
する前の8ビットデジタル値で任意に設定できるが、本
実施例では5段階に分割した後の表示値2の下限に合わ
せて33H(十進法で51)としている。尚、図2は、
複雑さを避けるためにチャフシーブ開度の制御について
のみ記載しているが、唐箕風量についても同様の制御が
行われる。
くモニタ表示や警報に用いられるのみならず、以下のよ
うに選別装置Bの処理能力の制御にも用いらていれる。
図2の流れ図に示すように、シーブセンサS4の検出値
YがY0より大きい状態、即ちチャフシーブ20上の処
理物の層の厚さが設定値以上である正常状態では、制御
手段36は、前述のように速度センサS1の検出情報X
に基づいて決定したチャフシーブ開度T及び唐箕風量
(これによって選別装置Bの目標処理能力が定まる)を
そのまま最終的なチャフシーブの開閉制御量R及び唐箕
風量制御量とする。ここで、Y0は前述の5段階に分割
する前の8ビットデジタル値で任意に設定できるが、本
実施例では5段階に分割した後の表示値2の下限に合わ
せて33H(十進法で51)としている。尚、図2は、
複雑さを避けるためにチャフシーブ開度の制御について
のみ記載しているが、唐箕風量についても同様の制御が
行われる。
【0023】シーブセンサS4の検出値Yが設定値Y0
未満になると、制御手段36は、速度センサS1の検出
情報Xに基づいて決定したチャフシーブ開度Tから2段
階下げた開度を最終的なチャフシーブの開閉制御量Rと
する(図2中の処理(イ))。唐箕風量については1段
階下げ、両者あいまって選別装置Bの処理能力を設定値
だけ小さくすることになる。この制御は、処理物の量が
漸次増加してシーブセンサS4の検出値Yが設定値Y0
以上に復帰するまで行われる。
未満になると、制御手段36は、速度センサS1の検出
情報Xに基づいて決定したチャフシーブ開度Tから2段
階下げた開度を最終的なチャフシーブの開閉制御量Rと
する(図2中の処理(イ))。唐箕風量については1段
階下げ、両者あいまって選別装置Bの処理能力を設定値
だけ小さくすることになる。この制御は、処理物の量が
漸次増加してシーブセンサS4の検出値Yが設定値Y0
以上に復帰するまで行われる。
【0024】上記制御の目的は選別装置Bの選別精度を
できるだけ維持することにある。即ち、選別装置Bのチ
ャフシーブ20及び唐箕16による選別の精度を維持す
るためにはチャフシーブ20上の処理物の層の厚さが所
定値以上であることが必要である。本実施例ではシーブ
センサS4の検出値Yが、5段階に分割した後の表示値
で2以上であることが必要である。しかるに、例えば稲
穂の実り状態が同一圃場内で変化するような場合に、穀
稈供給量がほぼ一定であるにもかかわらず処理物が減少
し、上述のようにシーブセンサS4の検出値Yが設定値
Y0(表示値2の下限)未満になることがある。このよ
うな場合に選別装置Bの処理能力を設定値だけ小さくし
て、処理物の量を漸次増加させるのである。又、省エネ
ルギーにも貢献することになる。
できるだけ維持することにある。即ち、選別装置Bのチ
ャフシーブ20及び唐箕16による選別の精度を維持す
るためにはチャフシーブ20上の処理物の層の厚さが所
定値以上であることが必要である。本実施例ではシーブ
センサS4の検出値Yが、5段階に分割した後の表示値
で2以上であることが必要である。しかるに、例えば稲
穂の実り状態が同一圃場内で変化するような場合に、穀
稈供給量がほぼ一定であるにもかかわらず処理物が減少
し、上述のようにシーブセンサS4の検出値Yが設定値
Y0(表示値2の下限)未満になることがある。このよ
うな場合に選別装置Bの処理能力を設定値だけ小さくし
て、処理物の量を漸次増加させるのである。又、省エネ
ルギーにも貢献することになる。
【0025】上記実施例の図2における(イ)の処理
は、下記のようにすることもできる。即ち、開度変更範
囲内での最小開度又はそれに近い所定開度で置き換え
る。唐箕風量についても同様に最小風量又はそれに近い
所定風量で置き換え、両者あいまって選別装置Bの処理
能力を調節可能範囲内における最小能力又はそれに近い
所定能力に固定するのである。この場合も、シーブセン
サS4の検出値Yが設定値Y0以上に復帰するまでこの
所定能力が維持されることになる。
は、下記のようにすることもできる。即ち、開度変更範
囲内での最小開度又はそれに近い所定開度で置き換え
る。唐箕風量についても同様に最小風量又はそれに近い
所定風量で置き換え、両者あいまって選別装置Bの処理
能力を調節可能範囲内における最小能力又はそれに近い
所定能力に固定するのである。この場合も、シーブセン
サS4の検出値Yが設定値Y0以上に復帰するまでこの
所定能力が維持されることになる。
【0026】上記実施例において、扱室Aへの穀稈供給
量を検出する穀稈供給量検出手段として速度センサS1
を用いたが、その他のセンサとして、例えば、脱穀部3
のフィードチェーン8で搬送される穀稈の層の厚さを検
出するものを用いることもできる。
量を検出する穀稈供給量検出手段として速度センサS1
を用いたが、その他のセンサとして、例えば、脱穀部3
のフィードチェーン8で搬送される穀稈の層の厚さを検
出するものを用いることもできる。
【0027】本実施例の選別装置Bは、チャフシーブ開
度と唐箕風量を調節することによりその処理能力を調節
するよるものであるが、チャフシーブ開度や唐箕風量を
調節するための具体構成は各種変更できる。又、本発明
は下記のような種々の方式の処理能力調節を行う選別装
置にも適用できる。 揺動選別板の揺動周期(揺動速
度)を変える方式。 揺動選別板の傾斜角を変える方
式。 チャフシーブ、グレンシーブ等の濾過面積を調
節する遮蔽板を出退させる方式。選別ラックの隣接す
るラック板の間隔を変化させる方式。
度と唐箕風量を調節することによりその処理能力を調節
するよるものであるが、チャフシーブ開度や唐箕風量を
調節するための具体構成は各種変更できる。又、本発明
は下記のような種々の方式の処理能力調節を行う選別装
置にも適用できる。 揺動選別板の揺動周期(揺動速
度)を変える方式。 揺動選別板の傾斜角を変える方
式。 チャフシーブ、グレンシーブ等の濾過面積を調
節する遮蔽板を出退させる方式。選別ラックの隣接す
るラック板の間隔を変化させる方式。
【0028】上記実施例では、本発明をいわゆる自脱式
のコンバインに適用した場合を示したが、全桿投入式の
コンバインにも適用できるものであって、本発明を実施
する上で必要となる各部の具体構成は各種変更できる。
のコンバインに適用した場合を示したが、全桿投入式の
コンバインにも適用できるものであって、本発明を実施
する上で必要となる各部の具体構成は各種変更できる。
【0029】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】本発明の実施例に係るコンバインの脱穀選別制
御装置のブロック図
御装置のブロック図
【図2】同脱穀選別制御装置の流れ図
【図3】本発明の実施例に係るコンバインの動力伝達系
の説明図
の説明図
【図4】同コンバインの側面外観図
【図5】同コンバインの脱穀部を示す切欠側面図
【図6】チャフシーブの開度調節機構を示す説明図
【図7】唐箕風量調節機構を示す説明図
【図8】チャフシーブ開度と走行速度との関係を示す説
明図
明図
【図9】唐箕風量と走行速度との関係を示す説明図
【図10】シーブセンサの概略構成図
17 揺動選別板 36 制御手段 A 扱室 B 選別装置 S1 穀稈供給量検出手段 S4 処理物量検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 末蔵 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 冨永 俊夫 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 溝口 隆雄 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 特開 平2−109913(JP,A) 特開 平2−257807(JP,A) 実開 昭59−77346(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】 扱室(A)への穀稈供給量を検出する穀
稈供給量検出手段(S1)の検出情報に基づいて、穀稈
供給量が多いほど選別装置(B)の処理能力が大きくな
るように目標処理能力を求めて、前記選別装置(B)の
処理能力を前記目標処理能力に自動調節する制御手段
(36)が設けられた脱穀選別制御装置であって、前記
選別装置(B)に備えさせた揺動選別板(17)上の処
理物の層の厚さを検出する処理物量検出手段(S4)が
設けられ、前記制御手段(36)は、前記処理物の層の
厚さが設定値未満の状態では、前記処理能力を調節可能
範囲内における最小能力又はそれに近い能力に維持する
ように構成されている脱穀選別制御装置。 - 【請求項2】 扱室(A)への穀稈供給量を検出する穀
稈供給量検出手段(S1)の検出情報に基づいて、穀稈
供給量が多いほど選別装置(B)の処理能力が大きくな
るように目標処理能力を求めて、前記選別装置(B)の
処理能力を前記目標処理能力に自動調節する制御手段
(36)が設けられた脱穀選別制御装置であって、前記
選別装置(B)に備えさせた揺動選別板(17)上の処
理物の層の厚さを検出する処理物量検出手段(S4)が
設けられ、前記制御手段(36)は、前記処理物の層の
厚さが設定値未満の状態では、前記穀稈供給量検出手段
(S1)の検出情報に基づいて求めた処理能力から設定
値小さくした処理能力に前記選別装置(B)を調節する
ように構成されている脱穀選別制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2403575A JP2613676B2 (ja) | 1990-12-19 | 1990-12-19 | 脱穀選別制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2403575A JP2613676B2 (ja) | 1990-12-19 | 1990-12-19 | 脱穀選別制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04218313A JPH04218313A (ja) | 1992-08-07 |
JP2613676B2 true JP2613676B2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=18513305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2403575A Expired - Fee Related JP2613676B2 (ja) | 1990-12-19 | 1990-12-19 | 脱穀選別制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2613676B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57173230A (en) * | 1981-04-17 | 1982-10-25 | Hitachi Ltd | Phase synchronizing circuit |
JPH072054B2 (ja) * | 1988-10-18 | 1995-01-18 | 株式会社クボタ | 脱穀装置の選別制御装置 |
JPH07102033B2 (ja) * | 1989-03-30 | 1995-11-08 | 株式会社クボタ | コンバインの選別制御装置 |
-
1990
- 1990-12-19 JP JP2403575A patent/JP2613676B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04218313A (ja) | 1992-08-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |