JP2511560B2 - 選別装置における処理物層厚さ検出装置 - Google Patents

選別装置における処理物層厚さ検出装置

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JP2511560B2 JP2160961A JP16096190A JP2511560B2 JP 2511560 B2 JP2511560 B2 JP 2511560B2 JP 2160961 A JP2160961 A JP 2160961A JP 16096190 A JP16096190 A JP 16096190A JP 2511560 B2 JP2511560 B2 JP 2511560B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、上下動成分を含んだ状態で揺動する揺動選
別装置の上方の固定部に上下動自在にかつ下降側に復帰
付勢して設けられて、揺動選別装置上に存在する処理物
層の上面に接触する接触子と、前記接触子の上下位置を
検出する検出手段とが備えられた選別装置における処理
物層厚さ検出装置に関する。
〔従来の技術〕
かかる選別装置における処理物層厚さ検出装置では、
接触子は、処理物層の上面に接触した状態で、揺動選別
装置が上揺動するときには処理物層の上面に押されて上
昇し、揺動選別装置が下揺動するときには復帰付勢力に
よって下降する。即ち接触子は、処理物層の上面に接触
しながら揺動選別装置の揺動に連動して昇降する。
〔発明が解決しようとする課題〕
このようにして接触子が昇降すると、それに伴って検
出手段で検出される上下位置も変動することとなり、正
しい処理物層の厚さを求めようとするならば、検出情報
に対して適切な処理を行わなければならない。例えば、
接触子が上昇状態から下降状態へ換わるときの上下位置
だけを選択的に取り込むような処理を行わなければなら
ない。しかしながら、このような処理を行うためには特
別な装置が必要となり、それは全体の構成を複雑化する
のみならず、コスト高を招く要因にもなる。
本発明の目的は、上述のような特別な装置を用いずと
も、処理物の層の厚さを正確に求められるようにするこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る選別装置における処理物層厚さ検出装置
では、前記接触子に、当該接触子の下降側への移動速度
を前記揺動選別装置の下降側への移動速度よりも遅くす
る速度制限手段が連結されている点を特徴構成としてい
る。
〔作 用〕
接触子は、処理物層の上面に接触した状態で、揺動選
別装置が上揺動するときには処理物層の上面に押されて
上昇するが、揺動選別装置が下揺動するときには、揺動
選別装置の下降側への移動速度よりも遅い移動速度で下
降するので、接触子は揺動選別装置の下揺動からとり残
された状態で下降し、次に揺動選別装置が上揺動すると
きに処理物の層の上面に再び押されて上昇することにな
る。したがって、接触子の移動速度が遅くなるほど昇降
量も小さくなり、揺動選別装置が下揺動する速度に比較
して十分に遅く、しかも、処理物の層の厚さが余り変化
しなければ、接触子は上昇したまま殆ど下降しなくなっ
て昇降量も極めて小さくなり、検出手段で検出される上
下位置も安定してくる。
〔発明の効果〕
検出手段で検出される上下位置の変動が小さくなるの
で、従来のように特別な装置を用いなくとも、検出情報
に対する処理を容易に行えるようになる。その結果とし
て、全体的な構成が簡略化され、コストを安くすること
が可能になる。
〔実施例〕
以下、本発明を、コンバインに搭載された脱穀装置に
適用した場合の実施例を図面に基づいて説明する。
第6図に示すように、脱穀装置は、刈取穀稈を扱き処
理する扱胴(2)を収納する扱室(A)と、その扱室
(A)からの漏下処理物に対して選別作用する揺動選別
装置(3)と選別風を送風する唐箕(4)とを備えた選
別部(B)とからなる。
前記扱胴(2)は、フィードチェーン(1)にて挟持
搬送される横倒れ姿勢の刈取穀稈を、搬送方向に沿う軸
芯(P)周りの回転によって扱き処理するように構成さ
れている。
前記扱室(A)の下部には、前記扱胴(2)の下側外
周部に沿って脱穀処理物漏下用の受網(5)が設けら
れ、そして、その受網(5)の後方側箇所に、前記扱室
(A)内に残存する脱穀処理物を排出するための開口
(6)が形成されている。
前気揺動選別装置(3)は、前方から後方に向かって
順次並ぶように配置されたグレンパン(7)、チャフシ
ーブ(8)、及び、2個のストローラック(9A),(9
B)の夫々が備えられ、前記チャフシーブ(8)の下方
には、補助グレンパン(10)とグレンシーブ(11)とが
前後方向に順次並ぶ状態で配置され、それらの各部が一
対の側板(12)の間に固定された状態で、上下動成分を
含んだ一体揺動をするように構成されている。
また、前記選別装置(B)の下部には、前記グレンシ
ーブ(11)から漏下する穀粒を一番物として回収する一
番物回収部(13)と、前記ストローラック(9)の終端
部や前記グレンシーブ(11)の終端部を超えて落下する
藁屑等と穀粒とが混入した処理物(以下の説明において
二番物と略称する)を回収して前記扱室(A)に還元す
るための二番物回収部(14)とが設けられている。尚、
図中、(15)は前記二番物を前記扱室(A)に還元する
ためのスロワである。
第1図乃至第3図に示すように、前記受網(5)の底
部の扱胴回転方向下手側(図中左側)には、揺動選別板
(3)上の処理物層の厚さの不均一を是正しながら移送
されていく処理物の詰まりを検出する第1センサ(S1)
が設けられ、扱胴回転方向上手側(図中右側)には、処
理物層の厚さを検出する第2センサ(S2)が設けられて
いる。
前記第1センサ(S1)は、後上方へ揺動自在に設けら
れた下向きの接触子(16)と、接触子(16)が設定角以
上後方へ揺動するとON操作されるスイッチ(SW)とから
成る。この接触子(16)は、下向きに強い力で復帰付勢
されており、移送されていく処理物を受け止めて第2セ
ンサ(S2)の方へ徐々に寄せていくよう、その前部は幅
広で傾斜した面が形成されている。スイッチ(SW)は第
4図に示すように制御装置(H)に連絡されており、接
触子(16)が設定角以上後方へ揺動すると、スイッチ
(SW)から制御装置(H)へON信号が出力されるように
なっている。
前記第2センサ(S2)は、後上方へ揺動自在に設けら
れた下向きの接触子(17)と、この接触子(17)の揺動
に応じて抵抗値が変化するポテンショメータ(PM)(検
出手段に相当する)とから成る。接触子(17)は、下向
きに弱い力で復帰付勢されており、移送されていく処理
物に抵抗を与えないように、その前部は幅狭の面に形成
されている。そして基端部には下方への揺動速度だけを
遅くするためのエアダンパ(18)(速度制限手段に相当
する)が連結されている。ポテンショメータ(PM)は前
記制御装置(H)に連絡されており、接触子(16)の後
方への揺動に応じた電圧が制御装置(H)に出力され
る。
かかる構成により、接触子(17)は、揺動選別装置
(3)が上揺動するときには、処理物層の上面に接触し
た状態で持ち上げられて上揺動するが、揺動選別装置
(3)が下揺動するときには、エアダンパ(18)によっ
て揺動速度を低く抑えられながら処理物層の上面から離
れてゆっくり下揺動することになる。この下揺動する速
度は、揺動選別装置(3)が下揺動するときの速度より
も遅く、接触子(17)はとり残される状態となるが、次
に揺動選別装置が上揺動するときには処理物の層の上面
に再び持ち上げられて上揺動する。そして結果的には、
接触子(17)の揺動は極めて小さくなり、高く揺動した
位置付近で安定する。
前記制御装置(H)には、前記スイッチ(SW)とポテ
ンショメータ(PM)の他に、駆動回路(19)と車速セン
サ(20)とが連絡されている。そして駆動回路(19)に
はコンバインの車速変速装置(図示せず)を操作する電
動モータ(M)が連絡されている。制御装置(H)は、
スイッチ(SW)、ポテンショメータ(PM)、車速センサ
(20)の情報に基づいて駆動回路(19)に増速又は減速
信号を送って電動モータ(M)を駆動方向を制御し、処
理物の層の厚さが設定値に維持されるようにしている。
基本的には、第5図のフローチャートに示すように、
先ずスイッチ(SW)のON・OFFを調べ、ONであればチャ
フシーブ(8)上で詰まりが発生していると判断し、駆
動回路(19)に減速信号を出力する。それによって刈り
取られて扱室(A)に供給される穀稈の量を減少させ
る。
また、スイッチ(SW)がOFFであれば接触子(17)の
揺動角が第1設定角よりも小さいか否かを調べ、小さけ
れば処理物層の厚さが許容される厚さよりも薄いと判断
し、駆動回路(19)に増速信号を出力する。それによっ
て刈り取られて扱室(A)に供給される穀稈の量を増大
させる。
また、接触子(17)の揺動角が第1設定角よりも小さ
くなければ第2設定角(第1設定角よりも大きい)より
も大きいか否かを調べ、大きければ処理物層の厚さが許
容される厚さよりも厚いと判断し、駆動回路(19)に減
速信号を出力する。
接触子(17)の揺動角が第1設定角よりも大きくなけ
れば、スイッチ(SW)のON・OFFを再び調べる。このよ
うな処理が繰り返し実行することによって、チャフシー
ブ(8)上の処理物の層を一定の厚さに維持するのであ
る。
〔別実施例〕
接触子(17)の先端に重りを取り付け、この重りによ
って接触子(17)が下向きに復帰付勢されるようにして
もよい。
先の実施例では接触子(17)は揺動式に構成されてい
るが、縦方向に沿って上下動するように構成されていて
もよい。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
ために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の
構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る脱穀装置の処理物層厚さ検出装置の
実施例を示し、第1図は要部の側面図、第2図は脱穀装
置上部の縦断正面図、第3図は脱穀装置上部の底面図、
第4図は制御構成を示すブロック図、第5図は制御作動
のフローチャート、第6図は脱穀装置の全体縦断側面図
である。 (PM)……検出手段、(3)……揺動選別装置、 (5)……固定部、(17)……接触子、(18)……速度
制限手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下動成分を含んだ状態で揺動する揺動選
    別装置(3)の上方の固定部(5)に上下動自在にかつ
    下降側に復帰付勢して設けられて、揺動選別装置(3)
    上に存在する処理物層の上面に接触する接触子(17)
    と、前記接触子(17)の上下位置を検出する検出手段
    (PM)とが備えられた選別装置における処理物層厚さ検
    出装置であって、前記接触子(17)に、当該接触子(1
    7)の下降側への移動速度を前記揺動選別装置(3)の
    下降側への移動速度よりも遅くする速度制限手段(18)
    が連結されている選別装置における処理物層厚さ検出装
    置。
JP2160961A 1990-06-19 1990-06-19 選別装置における処理物層厚さ検出装置 Expired - Lifetime JP2511560B2 (ja)

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JPS6280552U (ja) * 1985-11-08 1987-05-22
JPH0618444Y2 (ja) * 1987-04-07 1994-05-18 ヤンマー農機株式会社 選別制御装置

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