JP2612665B2 - 屋根部の構築方法 - Google Patents

屋根部の構築方法

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JP2612665B2
JP2612665B2 JP4301825A JP30182592A JP2612665B2 JP 2612665 B2 JP2612665 B2 JP 2612665B2 JP 4301825 A JP4301825 A JP 4301825A JP 30182592 A JP30182592 A JP 30182592A JP 2612665 B2 JP2612665 B2 JP 2612665B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建造物の屋根部の構築
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、屋根の構築に際し、屋根パネ
ルを用いる工業化住宅が知られている。この種の工業化
住宅では、例えば、図7に示すような切妻屋根100を
構築する場合に、複数の屋根パネル50を縦横に設置し
て屋根面を構築し、次に、屋根面に、例えばアスファル
トルーフィング等のルーフィング材を敷設して防水処理
を施した後、屋根面の仕上げを行っている。
【0003】しかし、前記ルーフィング材の敷設作業
は、ロール状に巻かれたルーフィング材を屋根面上に正
確に位置決めした後これを展開するという、足場の悪い
現場作業となってしまい、特に屋根面が広い場合には、
これが現場での作業遅れの大きな要因となる。
【0004】この問題を解決するため、図8に示すよう
屋根パネル本体52上にルーフィング材60を貼り付け
た構造の屋根パネル50も検討されている。この屋根パ
ネル50は、パネル本体52が、芯材52aと、その表
面側に固定された面材52bとを用いて形成されてお
り、前記ルーフィング材60は、面材52bの表面上に
貼付け固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような屋
根パネル50を用い屋根面100を形成する場合は、各
屋根パネル50間の接合部の防水処理が充分でない。こ
のため、各パネル接合部に沿って、縦、横の両方向にシ
ーリングテープ54,56を貼付けなければならないと
いう問題があった。
【0006】さらに、シーリングテープ54,56の貼
り付けが不十分な場合や、経年変化によりシーリングテ
ープ54,56の剥がれなどが発生すると、パネル接合
部の防水能力が低下してしまうという問題があった。
【0007】また、シーリングテープ54,56を用い
る分、材料のコストが上がるという問題もあった。
【0008】本発明は、このような従来の課題に鑑み成
されたものであり、その目的は、ルーフィング材の敷設
を簡単かつ確実に行い、しかも長期間に渡って十分な防
水機能を発揮し得る低コストの屋根部の構築方法を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のため、
求項1記載の発明に係る屋根部の構築方法は、芯材と前
記芯材上に取付けられた面材と前記面材に取付け固定さ
れ、少なくともその敷設領域を覆う長さを有し、その少
なくとも一端部が一方向へ展開可能に巻装されているル
ーフィング材とを具備した第1の屋根パネルを、屋根部
構築領域の所定位置に設置固定する工程と、芯材と前記
芯材上に取付けられた面材を具備しルーフィング材を具
備しない第2の屋根パネルを、前記第1の屋根パネルの
前記一方向側へ隣接させて1枚または前記一方向側へ順
次隣接させて複数枚設置固定する工程と、前記第1の屋
根パネルおよび前記第2の屋根パネルの設置後に、前記
ルーフィング材を展開し、第1の屋根パネルおよび第2
の屋根パネルの面材の上面全体を覆ってルーフィング材
を敷設する工程と、を含むことを特徴とする。 請求項2
記載の発明は、請求項1において、前記屋根部構築領域
に、少なくとも複数枚の前記第1の屋根パネルを設置固
定し、隣接するルーフィング材相互の接合部には、両者
が重畳されるオーバーラップ領域を形成することを特徴
とする。
【0010】
【0011】
【作用】以上の構成とすることにより、本発明にあって
は、屋根部は、ルーフィング材を具備する第1の屋根パ
ネルとルーフィング材を具備しない第2の屋根パネルと
を含み構築され、第1の屋根パネルのルーフィング材に
よって第1の屋根パネルおよび第2の屋根パネルの面材
上面全体が覆われる。そして、第1の屋根パネルの屋根
面への設置と同時に、ロール状に巻かれたルーフィング
材の位置決めも行われることになる。
【0012】その後、ロール上に巻かれたルーフィング
材を、隣接する第2の屋根パネルの面材を覆うように展
開敷設すればよいため、その敷設作業は極めて簡単なも
のとなる。
【0013】特に、前記ルーフィング材を横方向に展開
可能に形成することにより、従来のような縦方向のシー
リングテープが全く不用となり、この結果、屋根構築作
業の簡略化が可能となる。
【0014】
【実施例】次に、本発明の好適な実施例を図面に基づき
詳細に説明する。
【0015】図1には、本発明の第1の屋根パネルの好
適な実施例が示されている。実施例の第1の屋根パネル
である屋根パネル10は、芯材12a及び面材12bか
ら構成されたパネル本体12と、前記面材12b上に取
り付け固定されたルーフィング材14とを含む。
【0016】前記ルーフィング材は、アスファルトルー
フィング等の防水シートであり、面材12b上に装着さ
れた固定部14aと、隣接屋根パネルの面材を覆うよう
固定部12aの少くとも一方向に展開可能にロール状に
巻装された巻き回し部14bとからなる。
【0017】なお、図2に示すよう、前記ルーフィング
材14は、固定部14aの両端側にロール状の巻き回し
部14b、14bを有するように形成してもよい。
【0018】図3には、図1に示す屋根パネル10と、
芯材及び面材からなる第2の屋根パネルである通常の屋
根パネル20とを用いて屋根100を構築する場合の一
例が示されている。この場合には、図4に示すよう、ク
レーンを用いて通常の屋根パネル20,本実施例の屋根
パネル10を屋根100の所定箇所に順次設置固定して
いく。ここでは、屋根パネル10は、図3に示すよう屋
根100の左隅位置に設置され、それ以外の部分には通
常の屋根パネル20が設置されている。
【0019】このような屋根パネル10,20の設置終
了後、図5に示すよう、屋根パネル10上に取り付けら
れているルーフィング材14の巻き回し部14bを横方
向に展開し隣接屋根パネル20の面材を覆ってゆく。
【0020】このとき、実施例の巻き回し部14bの展
開状態での長さは、図3に示す分担領域の長さLに予め
設定されているため、巻き回し部14bを展開し、その
敷設作業を終了した時点で確実に分担領域全面を覆うこ
とになる。
【0021】そして、屋根全面をルーフィング材14で
覆った後、タッカー等によりルーフィング材14を各屋
根パネル20上に固定していく。そして、上下2段に渡
り敷設されたルフィング材14,14の隣接領域を覆う
よう、図示しないシーリングテープを横方向に貼着す
る。
【0022】このように、実施例によれば、屋根10へ
のルーフィングの敷設作業を簡単かつ正確に行うことが
でき、屋根構築作業の省力化、ならびに簡略化が可能と
なる。
【0023】特に、本実施例によれば、屋根パネル10
を屋根100に設置した時点で、ルーフィング材14を
正確に位置決めされるため、従来のようにルーフィング
材14自体を屋根面100へ位置決めする作業は不要と
なり、この面からもその敷設作業を簡単化できる。
【0024】これに加えて、ルーフィング材14を屋根
100の横方向に展開することで、従来のような縦方向
へのシーリングテープが不要となり、長期間に渡って屋
根100の防水機能を発揮させることができる。
【0025】さらに、屋根パネル組付け後、すぐにルー
フィング材14を敷設できるので、これが、例えば瓦を
取り付けるまでの仮雨養生となり、雨の日でも部屋内部
の作業ができて、大工の手待ちを極力少なくすることが
できる。
【0026】なお、このように上下二段に渡ってルーフ
ィング材14を敷設する場合には、上段側のルーフィン
グ材14の下端部を幾分長めに形成し、上段側のルーフ
ィング材14の下端部が下段側のルーフィング材14の
上端部を上側から覆い、両者の間にオーバーラップ領域
を形成することが好ましい。これにより、縦方向及び横
方向のいずれの方向にもシーリングテープを貼ることが
不要となり、屋根構築作業をより簡略化できる。
【0027】また、実施例では、横方向を一枚のルーフ
ィング材14で覆っているが、必要に応じて横方向を複
数枚のルーフィング材14で分担して覆うようにしても
よい。この場合には、横方向に敷設される各ルーフィン
グ材14の隣接領域にオーバーラップ領域を設けること
により、ルーフィング材14の隣接領域におけるシーリ
ングの貼付けが不要となる。
【0028】なお、ルーフィング材14の縦及び横の両
方向の隣接領域にオーバーラップ領域を設けない場合に
は、その隣接領域にシーリングテープを装着し、防水を
図るようにする必要がある。
【0029】図6には本発明の他の一例が示されてい
る。実施例の屋根100は、切妻型の屋根の軒先の一部
110が切欠かれた形状をしている。このような屋根1
00を形成する場合には、ルーフィング材14が短く巻
装された屋根パネル10B,10Bを切欠部110の両
側に設置し、同様にルーフィング材14を展開して敷設
すればよい。
【0030】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、その要旨の範囲内で各種の変形実施が可
能である。
【0031】例えば、前記実施例では、切妻型の屋根を
形成する場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限
らず、これ以外の各種の屋根、例えば寄棟屋根及びその
他の屋根を構築する場合にも適用可能である。
【0032】ここにおいて重要なことは、屋根の設計図
から、本発明の屋根パネル10の設置位置と、この屋根
パネル10に設けられたルーフィング材14の敷設領域
とを予め決めておき、敷設領域の長さに併せて巻き回し
部14bの長さを決めておくことである。またルーフィ
ング材14の巻き回し部14bの端部が、例えば、寄棟
屋根のコーナー部位置まで来る場合には、巻き回し部1
4bの端部を寄棟屋根のコーナー部形状に合せて形成す
ればよく、また必要に応じ、コーナー部を介し、他の屋
根面の一部までオーバーラップするようにその端部形状
を形成すればよい。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
長期に渡って防水機能を発揮でき、かつ低コストの屋根
部を得ることができ、しかも作業の簡略化を図ることが
できる屋根部の構築方法を提供することかできるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の屋根パネルの実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の屋根パネルの他の実施例を示す斜視図
である。
【図3】本実施例の屋根パネルを用いた屋根の施工例を
示す斜視図である。
【図4】本実施例の屋根パネルを用いた屋根の施工状態
を示す斜視図である。
【図5】本実施例の屋根パネルを用いた屋根の施工状態
を示す斜視図である。
【図6】本実施例の屋根パネルを用いた屋根の他の施工
例を示す斜視図である。
【図7】従来の屋根の施工例を示す斜視図である。
【図8】従来の屋根パネルの概略斜視説明図である。
【符号の説明】
10 屋根パネル 12 パネル本体 14 ルーフィング材 100 屋根

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材と前記芯材上に取付けられた面材と
    前記面材に取付け固定され、少なくともその敷設領域を
    覆う長さを有し、その少なくとも一端部が一方向へ展開
    可能に巻装されているルーフィング材とを具備した第1
    の屋根パネルを、屋根部構築領域の所定位置に設置固定
    する工程と、 芯材と前記芯材上に取付けられた面材を具備しルーフィ
    ング材を具備しない第2の屋根パネルを、前記第1の屋
    根パネルの前記一方向側へ隣接させて1枚または前記一
    方向側へ順次隣接させて複数枚設置固定する工程と、 前記第1の屋根パネルおよび前記第2の屋根パネルの設
    置後に、前記ルーフィング材を展開し、第1の屋根パネ
    ルおよび第2の屋根パネルの面材の上面全体を覆ってル
    ーフィング材を敷設する工程と、 を含むことを特徴とする屋根部の構築方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記屋根部構築領域に、少なくとも複数枚の前記第1の
    屋根パネルを設置固定し、 隣接するルーフィング材相互の接合部には、両者が重畳
    されるオーバーラップ領域を形成することを特徴とする
    屋根部の構築方法。
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JP3031628U (ja) * 1996-05-24 1996-11-29 リンレイテープ株式会社 フロアシートの簡単施工用テープ

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