JP2572917B2 - 屋根の防水処理方法 - Google Patents

屋根の防水処理方法

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JP2572917B2
JP2572917B2 JP3328663A JP32866391A JP2572917B2 JP 2572917 B2 JP2572917 B2 JP 2572917B2 JP 3328663 A JP3328663 A JP 3328663A JP 32866391 A JP32866391 A JP 32866391A JP 2572917 B2 JP2572917 B2 JP 2572917B2
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真美 仁戸田
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Misawa Homes Co Ltd
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、予め屋根パネルが取付
けられた屋根ユニットを用いて屋根を形成するユニット
工法や、屋根の構造材に屋根パネルを取付けて屋根を形
成するパネル工法等、複数の屋根パネルで構成される建
物の屋根の防水処理方法に関する。
【0002】
【背景技術】従来、建設現場作業を軽減するために、工
場等で屋根ユニットや屋根パネルを予め製造し、建設現
場では、各屋根ユニットや屋根パネルを組み合わせて建
物の屋根を形成する工法が知られている。
【0003】すなわち、図4,5に示すように、屋根ユ
ニットの屋根パネル10や、軸組みされた建物の屋根フ
レームに取付けられる屋根パネル10は、軽量気泡コン
クリート等によって製造され、建設現場において互いに
隣接配置されて建物の屋根を構成する。この各屋根パネ
ル10部分は、それぞれ工場等で防水シート11を貼付
することで予め防水処理されるため、建設現場では、各
屋根パネル10のジョイント部分の防水処理のみを行っ
ていた。
【0004】この屋根パネル10のジョイント部分の防
水処理は、隣接配置される2つの屋根パネル10のう
ち、一方の屋根パネル10の防水シート11の端部に重
ね代11Aを形成し、建設現場で各屋根パネル10を隣
接配置した後、これらの屋根パネル10間に適宜バック
アップ材12等を配置し、さらに一方の屋根パネル10
の防水シート11の重ね代11Aを他方の屋根パネル1
0の防水シート11の上に重ねて熱溶着することで行っ
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の防水処理方法では、防水シート11の重ね代
11Aの溶着を確実に行わないと、屋根パネル10のジ
ョイント部分から雨水が漏れるという問題があった。こ
のため、防水シート11の重ね代11A部分の溶着を慎
重に行って確実に溶着する必要があり、建設現場での防
水処理に手間及び時間がかかっていた。また、各屋根パ
ネル10のジョイント部分では、それぞれ防水シート1
1を重ねて防水処理を行っているため、特に4つの屋根
パネル10が隣接する屋根パネル10の角部には4枚の
防水シート11が重なることになり、防水処理作業が煩
雑となるとともに、その部分のみが盛り上がって屋根に
凹凸が生じるなどの問題もあった。
【0006】本発明の目的は、屋根パネルのジョイント
部分の防水を確実にかつ容易に行うことができる屋根の
防水処理方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の屋根の防水処理
方法は、互いに隣接配置される屋根ユニット等の屋根パ
ネルのうちの一方の屋根パネルに、その屋根パネルの屋
根面全体を被覆しかつその屋根パネルに隣接する少なく
とも1つの屋根パネルの屋根面全体を被覆可能な大きさ
の防水シートを予め取付けておき、建設現場において各
屋根パネルを設置した後、前記一方の屋根パネルに取付
けられた防水シートによって前記他方の屋根パネルの屋
根面全体を被覆して防水処理を行うことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明においては、隣接配置される屋根パネル
の一方の屋根パネルに、他方の屋根パネルの屋根面全体
を被覆する防水シートを設け、屋根パネルを隣接配置し
た後に一方の屋根パネルに設けられた防水シートにより
他方の屋根パネルの屋根面全体を被覆して防水処理を行
うため、これらの屋根パネルの屋根面全体および各屋根
パネル間のジョイント部分は連続する防水シートで被覆
される。このため、建設現場において屋根パネル間のジ
ョイント部分の防水処理作業が少なくなるとともに、ジ
ョイント部分からの雨水等の漏れは確実に防止される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1に示すように、本実施例は、棟部を有する
中央屋根ユニット1と、中央屋根ユニット1の両側部に
配置される側部屋根ユニット2とで構成されるユニット
式の切り妻屋根3に本発明を適用したものである。各屋
根ユニット1,2は、梁等で構成された図示しないフレ
ームと、このフレーム上に取付けられて屋根3の屋根面
を構成する屋根パネル4とを備えている。
【0010】これら隣接配置される屋根ユニット1,2
のうち、中央屋根ユニット1の屋根パネル4の上面全体
には、塩化ビニル製の防水シート5が工場において予め
貼りつけられている。この防水シート5は、側部屋根ユ
ニット2側の端部が、屋根ユニット2の屋根パネル4上
全体を被覆可能な長さまで延長されて形成されてい
る。
【0011】このような本発明においては、工場におい
て、居室部等を構成するボックス状の建物ユニットとと
もに、各屋根ユニット1,2を製造する。また、中央屋
根ユニット1の屋根パネル4には、中央屋根ユニット1
及び側部屋根ユニット2を被覆可能な大きさの防水シー
ト5を貼りつける。この際、防水シート5の中央屋根ユ
ニット1からはみ出した部分は巻き取って中央屋根ユニ
ット1の屋根パネル4の端部に仮止めしておく。
【0012】このように各ユニット1,2を工場で製造
後、トラック等で建設現場に輸送する。そして、建設現
場において、複数の建物ユニットを組み合わせて居室部
等を構成するとともに、これらの建物ユニットの上に、
中央屋根ユニット1及び側部屋根ユニット2を設置す
る。
【0013】各屋根ユニット1,2を設置後、屋根ユニ
ット1の屋根パネル4に仮止めしていた防水シート5の
巻取部分を延ばして屋根ユニット2の屋根パネル4上に
貼りつける。この防水シート5の貼りつけは、接着剤、
粘着テープ、熱溶着等の適宜な手段を用いればよい。そ
して、棟方向に隣接する防水シート5間のジョイント部
を、縁部を重ねて熱溶着したり、防水チャック等を用い
て接合することで防水処理を行う。これにより、建物の
屋根3の全てが防水シート5で覆われて防水処理が施さ
れる。
【0014】以上のような本実施例によれば、屋根ユニ
ット1,2間の水勾配に直交するジョイント部分を、中
央屋根ユニット1から側部屋根ユニット2まで連続する
防水シート5で覆うことができるため、建設現場におけ
る屋根ユニット1,2のジョイント部の防水処理は水勾
配に沿ったジョイント部だけでよい。このため、従来の
ように、屋根ユニットの水勾配に沿ったジョイント部と
水勾配に直交するジョイント部との、少なくとも互いに
直交するジョイント部の各々で防水処理を行う場合に比
べて、防水処理が必要なジョイント部を少なくでき、ジ
ョイント部の防水処理作業量を少なくできて作業性を向
上できる。
【0015】また、水漏れが起こりやすい水勾配に直交
するジョイント部を、連続する防水シート5で被覆する
ことができ、従来のようにユニットのジョイント部分に
防水シートの接合部が設けられることがないので、屋根
3を確実に防水できて漏水事故率を低減することができ
る。特に、前記実施例では、屋根3の棟から軒先まで連
続する1枚の防水シート5で中央屋根ユニット1及び側
部屋根ユニット2の屋根面全体を被覆しているので、水
勾配の途中での水漏れを確実に防止でき、漏水事故率を
著しく低減することができる。この際、水勾配に沿った
方向のジョイント部の防水処理は従来と同様に行う必要
があるが、水勾配に沿っているため水漏れの虞れは極め
て小さい。従って、屋根3全体としては、従来のように
水勾配に直交するジョイント部の防水処理も行う場合に
比べて漏水事故率を著しく低減することができる。な
お、水勾配に沿ったジョイント部の防水シート5同士を
防水チャックで接続するようにすれば防水処理作業も極
めて簡単に行うことができ、屋根3の防水処理の作業性
をより向上することができる。
【0016】さらに、側部屋根ユニット2の屋根パネル
4を被覆する防水シート5は、中央屋根ユニット1の屋
根パネル4上に巻き取られた状態で仮止めされているの
で、中央屋根ユニット1と一体に輸送でき、防水シート
5のみを別途輸送する必要がなくてシート5の取扱いも
容易にできる。
【0017】なお、本発明は前述の実施例に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、前
記実施例では、屋根パネル4を有する屋根ユニット1,
2で構成されるユニット式の屋根3に本発明を適用する
場合について説明したが、本発明はこれに限られるもの
ではなく、棟木、垂木、母屋等をフレームで組み、これ
らに屋根パネルを取付けて構成するパネル工法の屋根な
どにも適用でき、要するに複数の屋根パネルにより構成
される屋根に広く適用できる。
【0018】また、前記実施例では、防水シート5を水
勾配に直交するジョイント部を被覆するように延長して
設けたが、水勾配に沿った方向のジョイント部を被覆す
るように棟方向に沿って延長してもよい。さらに、図2
に示すように、水勾配に直交するジョイント部及び水勾
配に沿ったジョイント部の両方を被覆するように、1つ
の屋根パネル4に、この屋根パネル4に隣接する3つの
屋根パネル4の各屋根面全体を被覆可能な大きさの防水
シート5を折り畳んで取付け、この防水シート5によっ
て4つの屋根パネル4を被覆するように構成してもよ
い。また、防水シート5をさらに大きくすれば、その防
水シート5が取付けられた屋根パネル4に隣接する屋根
パネル4だけでなく、防水シート5が取付けられた屋根
パネル4に直接隣接せず、他の屋根パネル4を介して配
置される屋根パネル4の屋根面全体をも被覆することも
可能である。このように、隣接する2つ以上の屋根パネ
ル4の屋根面全体をも被覆するように防水シート5を形
成すれば、防水シート5同士を接続するジョイント部を
より少なくできて作業性を向上できるとともに、漏水事
故率を低減することができる。
【0019】
【0020】また、防水シート5としては、前記実施例
のように塩化ビニル製のものに限らず、防水機能を有す
る適宜な材質のものを利用すればよい。さらに、本発明
は、前記実施例のような切り妻屋根に限らず、寄棟屋
根、入り母屋屋根、陸屋根等の種々の形状の屋根に広範
に適用できる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、屋根パ
ネルのジョイント部分を防水シートで被覆できるために
そのジョイント部分の防水を確実に行え、かつジョイン
ト部の防水処理が少なくなるため屋根の防水処理を容易
に行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略斜視図である。
【図2】本発明の変形例を示す概略斜視図である。
【図3】本発明の従来例を示す概略平面図である。
【図4】本発明の従来例の屋根パネルのジョイント部を
示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 中央屋根ユニット 2 側部屋根ユニット 3 屋根 4 屋根パネル 5 防水シート

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の屋根パネルを組み合わせて構成さ
    れる屋根の防水処理方法であって、 互いに隣接配置される屋根パネルのうちの一方の屋根パ
    ネルに、その屋根パネルの屋根面全体を被覆するととも
    に、その屋根パネルに隣接する少なくとも1つの屋根パ
    ネルの屋根面全体を被覆可能な防水シートを取付けてお
    き、建設現場において各屋根パネルを設置した後、前記
    一方の屋根パネルに取付けられた防水シートにより前記
    他方の屋根パネルの屋根面全体を被覆して防水処理を行
    うことを特徴とする屋根の防水処理方法。
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