JP6556990B2 - 防水シートの取付方法 - Google Patents
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Description
本発明に係る防水シート1は、掘削された横坑の内周に取り付けるための防水シートである。特に、この防水シート1は、トンネルの内周面にコンクリートを打設する際に、横坑の内周に吹き付けられた一次覆工コンクリートと厚層の二次覆工コンクリートとの間に配置され、一次覆工コンクリート側から二次覆工コンクリート側に浸水することを防止するために用いられる。
透水性層2は、不織布、織布又は編物等で構成されている。このうち、不織布、織布又は編物等は、それ自体で透水性と被係止部を備えた透水性層2とすることができるので、好ましく適用される。透水性層2の厚さは、3mm以上、5mm以下の範囲内が好ましい。
不透水性層3は、透水性が無いか、又は極めて少ない層である。この不透水性層3の材質としては、例えは、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)樹脂、アクリルニトリル−スチレン(AS)樹脂、ポリアミド、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフッ化ビニリデン、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレート、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、液晶ポリマー、ポリテトラフルオロエチレン等の熱可塑性有機材料;フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル、エポキシ樹脂、シリコン樹脂、ポリウレタン等の熱硬化性有機材料等を挙げることができる。こうした不透水性層3の厚さは、0.6mm以上、2mm以下の範囲内が好ましい。
こうした防水シート1は、図2及び図4に示すように、折り畳まれている。防水シート1は、第1の方向Xの一定の間隔ごとに折り込まれ、図2に示す形態に折り畳まれる。具体的には、防水シート1は、第1の方向Xに直交し、且つ相互に平行をなす複数の第1の折り線11,12で折り畳まれ、複数の第1の折り線11,12が第1の方向Xの一方の端部側と他方の端部側とに繰り返して位置されている。また、防水シート1は、防水シート1自体の一面と他面とが交互に現れる形態で折り畳まれている。なお、図2において、符号Xで示した方向が横坑の掘削方向に対応する第1の方向Xであり、符号Yで示した方向が第1の方向Xに直交する第2の方向Yである。
なお、防水シート1は、図4に示す折り畳まれた形態に代えて、図6又は図7に示すように、第1の折り線11,12で折り畳まれた防水シート1が第1の方向Xに直交する第2の方向Yに巻かれ形態にすることもできる。
次に、図8から図10を参照して、掘削された横坑Tの内周に矩形状の防水シート1を取り付けるための防水シートの取付方法について説明する。
第1展開工程は、図4に示した形態に折り畳まれた防水シート1を展開する。具体的に、防水シート1は、第1の折り線11,12に直交し、且つ相互に平行をなす複数の第2の折り線21,22が第1の方向Xに直交する第2の方向Yの一方の端部側と他方の端部側とに繰り返し位置される形態に折り畳まれている。また、防水シート1は、複数の第1の折り線11,12で折り畳まれた防水シート1の一面側と他面側とが交互に現れる形態で折り畳まれている。折り畳まれた防水シート1は、例えば、パレット110の上に載せられている。
第2展開工程は、所定の形態に折り畳まれた防水シート1の第1の方向Xの端部10を第1の方向Xに引っ張ることによって、防水シート1を展開する工程である。ここでいう、所定の形態とは、図2に示すように、第1の方向Xに直交し、且つ相互に平行をなす複数の第1の折り線11,12が第1の方向Xの一方の端部側と他方の端部側とに繰り返し位置されると共に、防水シート1自体の一面と他面とが交互に現れるように折り畳まれた形態である。防水シート1は、この第2展開工程において、その第1の方向Xの端部を横坑Tが延びる方向に引っ張ることによって、作業面201上に展開される。
2 透水性層
3 不透水性層
10 折り畳まれた防水シートの第1の方向の端部
11,12 第1の折り線
15,16 折り畳まれた防水シートにおける第2の方向の端縁
20 折り畳まれた防水シートの第2の方向の端部
21,22 第2の折り線
50 ワイヤーロープ(ロープを取り付けるための取付部材)
100 台車
110 パレット
120,140 ロープ
122,142 ロープの一端
123,143 ロープの他端
200 作業用台車
201 作業面
210 レール
X 第1の方向
Y 第2の方向
T 横坑
Claims (3)
- 掘削された横坑の内周に矩形状の防水シートを取り付けるために、アーチ状の作業面を備えた作業用台車を前記横坑内に搬入し、前記作業用台車の近傍に所定の形態に折り畳まれた防水シートを置いて取り付け作業を行う防水シートの取付方法であって、
前記横坑内に搬入された作業用台車のアーチ状の作業面に、前記所定の形態に折り畳まれた防水シートを展開する展開工程と、前記作業面上に展開された前記防水シートを前記横坑の内周部に取り付けるシート取付工程と、を備え、
前記展開工程は、
前記所定の形態に折り畳まれた防水シートが延びる2方向のうち一方の方向をなす第1の方向を前記横坑の掘削方向に対応させ、且つ前記所定の形態に折り畳まれた前記防水シートを前記作業面の幅方向に沿わせて引っ張ることによって展開する第1展開工程と、
前記第1展開工程で展開した後の前記防水シートの前記第1の方向の一端を前記第1の方向に引っ張ることによって前記防水シートを前記アーチ状の作業面に展開する第2展開工程と、を有し、
前記所定の形態は、前記第1の方向に直交し、且つ相互に平行をなす複数の第1折り線が前記第1の方向の一方の端部側と他方の端部側とに繰り返し位置されると共に、前記防水シート自体の一面と他面とが交互に現れる形態で折り畳まれ、
前記第1展開工程では、前記第1折り線に直交し、且つ相互に平行をなす複数の第2折り線が前記第1の方向に直交する第2の方向の一方の端部側と他方の端部側とに繰り返し位置されると共に、複数の前記第1折り線で折り畳まれた前記防水シートの一面側と他面側とが交互に現れる形態で折り畳まれた前記防水シートの前記第2の方向の端部に該第2の方向に引っ張るロープを取り付け、該ロープを前記作業面の幅方向の一端側から前記作業面上に沿わせて配置した後に他端側に引っ張ることによって、前記作業面上に展開し、
前記第2展開工程では、所定の形態に折り畳まれた前記防水シートの前記第1の方向の一端には、前記防水シートを前記第1の方向に引っ張るロープを取り付けるための取付部材が前記第1の方向の端部に沿って着脱可能に取り付けられており、該取付部材を前記ロープで前記第1の方向に引っ張って前記防水シートを展開する、
ことを特徴とする防水シートの取付方法。 - 前記取付部材がワイヤーロープである、請求項1に記載の防水シートの取付方法。
- 前記作業用台車の近傍にパレットを置き、前記防水シートを前記パレット上に載置する、請求項1又は2に記載の防水シートの取付方法。
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