JP2601539Y2 - リザーバタンクを平坦又は凸状のプレートで覆ったテンショナ - Google Patents

リザーバタンクを平坦又は凸状のプレートで覆ったテンショナ

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hole
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    • F16H2007/0889Path of movement of the finally actuated member
    • F16H2007/0891Linear path

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、内燃機関のカ
ム軸駆動装置のような巻掛伝動装置に用いられるテンシ
ョナに関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、内燃機関のカム軸駆動装置10
0を示している。カム軸駆動装置100は、クランクス
プロケット102と、カムスプロケット104と、両ス
プロケット102,104に懸回された同期チェーン1
06を有してなる。ダブルオーバーヘッドカムシャフト
エンジンにおいては、同図のように、カムスプロケット
108,110同士を懸回するさらなる同期チェーン1
12が使用される。そして、バルブの開閉タイミングを
適正に維持し、騒音を抑えるためには、これらの同期チ
ェーン106,112の弛みをなくす必要がある。
【0003】同期チェーン106,112の緩みをなく
すために使用されるのがテンショナである。テンショナ
は通常オイルで作動する。オイルは、内燃機関の場合、
エンジンに連動するオイルポンプから供給される。
【0004】図10は、従来のこの種のテンショナを示
している。このテンショナ120は、ボディ122から
突出力を付与されたプランジャ124と、ボディ122
とプランジャ124との間に形成された油室126と、
ボディ122に形成された外部開口型リザーバタンク1
28と、油室126とリザーバタンク128とを連通す
る油路130と、リザーバタンク128とボディ外部と
を連通するオイル供給孔132とを有してなる。134
は逆止弁であり、油室126内の油圧を高圧に維持す
る。そして、リザーバタンク128の開口には、リザー
バタンク内の油圧を維持するために、椀型プラグ136
が取付けられている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】このようなテンショナ
においては、リザーバタンク128の油量を多くできな
いという欠点と、加工性・組立性が悪いという欠点があ
る。
【0006】リザーバタンク128の油量が多ければ、
テンショナの機能は向上する。すなわち、エンジン始動
時の油不足によって、油室126内に空気が吸引される
ことがない。しかし、従来のテンショナでは、以下の理
由により、リザーバタンク128の油量を多くできな
い。 (1) プラグ136は椀型である。そのため、ボディ12
2に取付けられたとき、リザーバタンク128の容積が
減少する。そして、オイル供給孔132は、プラグ13
6の下面よりも底部側に設けられなければならない。そ
のため、エンジン作動時においてリザーバタンク128
にオイルが供給されているとき、油面の高さはL20と
なる。エンジンが停止してリザーバタンク128にオイ
ルが供給されなくなったとき、油面の高さはL21とな
る。従って、油量を多くでず、テンショナの機能は劣
る。 (2) プラグ136はリザーバタンク128の開口に圧入
され、そして、抜け止め防止のためにかしめられる。プ
ラグ136を圧入するには、リザーバタンク128の内
壁を研磨加工しなければならない。研磨加工するために
は、その加工がしやすいように、リザーバタンク128
の内壁を円形にしなければならない。従って、リザーバ
タンク128の形状が制約され、リザーバタンク128
の容積を大きくすることができない。
【0007】次に、以下の理由により、テンショナの加
工性・組立性が悪い。 (1) プラグ136を圧入するために、リザーバタンク1
28の内壁を研磨加工する必要がある。また、プラグ1
36のかしめも必要である。 (2) プラグ136の下面よりも底部側において、オイル
供給孔132をリザーバタンク128内に連通させる必
要がある。そのため、オイル供給孔132の経路が複雑
になる。
【0008】本考案の目的は、オイル貯留スペースを拡
張するとともに、加工性・組立性に優れたテンショナを
提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、第1に、ボデ
イから突出力を付与されたプランジャと、前記ボデイと
前記プランジャとの間に形成された油室と、前記ボデイ
に形成された外部開口型リザーバタンクと、前記油室の
前記リザーバタンクとを連通する油路と、前記リザーバ
タンクと前記ボデイ外部とを連通するオイル供給孔とを
有するテンショナにおいて、前記ボデイ外面に当接して
前記リザーバタンクの外部開口を覆う平坦なプレート
設け、前記ボデイ外面に開口が形成された貫通孔を設け
るとともに、前記プレートに前記ボデイの貫通孔に整列
する貫通孔を設け、前記ボデイの貫通孔及び前記プレー
トの貫通孔に挿通されたボルトにより前記テンショナが
固定されるテンショナにより前記課題を解決した。
【0010】本考案は、第2に、ボデイから突出力を付
与されたプランジャと、前記ボデイと前記プランジャと
の間に形成された油室と、前記ボデイに形成された外部
開口型リザーバタンクと、前記油室の前記リザーバタン
クとを連通する油路と、前記リザーバタンクと前記ボデ
イ外部とを連通するオイル供給孔とを有するテンショナ
において、前記ボデイ外面に当接して固着され、前記リ
ザーバタンクの外側に突出するように形成された凸状の
プレートを設け、前記プレートにより前記リザーバタン
クが覆われているテンショナにより前記課題を解決し
た。
【0011】
【作用】第1の考案の作用について説明する。オイルは
オイル供給孔からリザーバタンクに供給される。リザー
バタンクは平坦なプレートで覆われており、リザーバタ
ンク及び油室内には油圧が発生する。プランジャはこの
油圧と突出力によりボディから突出し、チェーン等に張
力を付与する。プレートはボディ外面に固着されてお
り、リザーバタンクの容積はボディが刳貫かれた容積に
等しい。従って、リザーバタンクは、従来に比べて多く
の油量を貯留することができる。
【0012】また、ボディにはリザーバタンクが開口す
る側と同じ側に凹所を形成し、オイル供給孔及びリザー
バタンクを凹所と連通させ、プレートで凹所を覆うよう
にすると、オイルは凹所を通じてリザーバタンク内に供
給されることになる。その結果、リザーバタンクに貯留
される油量が従来より多くなるとともに、オイル供給孔
の加工が容易になる。
【0013】プレートに、リザーバタンク内とテンショ
ナ外部とを連通する小孔を設けると、リザーバタンクか
ら空気が容易に排出される。
【0014】また、プレートが溝を有し、プレートがボ
ディに取付けられたとき、溝によってリザーバタンクと
ボディ外部とが連通するようにすると、同様に、リザー
バタンクから空気が容易に排出される。そして、プレー
ト及びボディの表面粗さによって生じる隙間から空気を
逃がすこともできる。この場合、プレートに小孔や溝を
設ける必要がない。
【0015】次に、第2の考案の作用について説明す
る。オイルはオイル供給孔からリザーバタンクに供給さ
れる。リザーバタンクは凸状のプレートで覆われてお
り、リザーバタンク、プレートの突出部分及び油室内に
は油圧が発生する。プランジャはこの油圧と突出力によ
りボディから突出し、チェーン等に張力を付与する。プ
レートはボディ外面に固着されており、リザーバタンク
の容積はボディが刳貫かれた容積とプレートの突出部分
の容積の和となる。従って、従来に比べてより多くのオ
イルをリザーバタンク及びプレートの突出部分内に貯留
することができる。
【0016】また、前記ボディには前記リザーバタンク
が開口する側と同じ側に凹所を形成し、前記オイル供給
孔及び前記リザーバタンクを前記凹所と連通させ、前記
プレートで前記凹所を覆うようにすると、オイルは凹所
を通じてリザーバタンク内に供給されることになる。そ
の結果、オイル供給孔の加工が容易になる。
【0017】プレートに、オイル供給孔の開口とプレー
トの突出部分とを連通する油路を形成すると、オイル供
給孔の加工が容易になる。
【0018】プレートの突出部分上端に、プレートの内
部と外部とを連通する小孔を設けると、リザーバタンク
及びプレート内に貯留するオイルから空気が容易に排出
される。
【0019】プレートがボルトによってボディに固着さ
れており、ボディからのプレートの突出部分の突出量を
ボディからのボルトの頭部の突出量より小さくすること
が好ましい。通常、ボルトはボディから突出している。
突出している周辺の空間はデッドスペースとなる。この
デッドスペース内にプレートを納めておけば、周辺機器
のレイアウトに制約を生じることがない。
【0020】
【実施例】図1乃至図3に示される第1実施例のテンシ
ョナは、プランジャが上方向に突出するタイプであり、
図4に示される第2実施例のテンショナは、プランジャ
が下方向に突出するタイプである。また、図面には示さ
れていないが、プランジャが水平方向に突出するように
テンショナを構成することも、勿論、可能である。さら
に、図5乃至図8に示される第3乃至第5実施例のテン
ショナは、プレートを凸状に形成したものであり、こう
することにより、油量をさらに多くすることができる。
【0021】図1乃至図3を参照して、本考案によるテ
ンショナの第1実施例を説明する。テンショナ10は、
ボディ12から突出力を付与されたプランジャ14と、
ボディ12とプランジャ14との間に形成された油室1
6と、ボディ12に形成された外部開口型リザーバタン
ク18と、油室16とリザーバタンク18とを連通する
油路20と、リザーバタンク18とボディ外部とを連通
するオイル供給孔22とを有している。24は逆止弁で
ある。
【0022】リザーバタンク18は、図1に示されるよ
うに、開口付近ではボディの輪郭に倣って非円形に形成
されている。そして、図2に示されるように、底部に向
かって油室方向に拡張する形状をしている。ボディ12
は通常鋳造により製造される。プランジャ14が摺動す
る部分は研磨加工されるが、リザーバタンク18は研磨
不要である。
【0023】オイル供給孔22は、ボディ12の表裏を
貫通して延びる。エンジンブロック側開口及びリザーバ
タンクの開口にはそれぞれ凹所26,28が形成されて
いる。オイル供給孔22とリザーバタンク18とは、凹
所28によって連通する。
【0024】リザーバタンク18の開口側において、ボ
デイ12には平坦なプレート30が取付けられる。プレ
ート30はボデイ12の外面に当接してリザーバタンク
18及び凹所28を覆う。プレート30はリザーバタン
ク18に対応する位置において小孔32を有する。小孔
32はリザーバタンク18内の空気を排出するためのも
のである。
【0025】ボデイ12及びプレート30は互いに整列
する貫通孔34,36を有する。ボデイ12の貫通孔3
4はボデイ外面に開口を有し、テンショナ10は、この
貫通孔34,36を通じる2本のボルト38,38(図
3参照)により、エンジンブロックに固定される。
【0026】本実施例のテンショナ10におけるリザー
バタンク18の油量は、従来のテンショナに比べて多く
なる。リザーバタンク18の形状に制約がないことと、
油面の高さを高くできることによる。リザーバタンク1
8の形状に制約がないことは、前述のように、ボディ1
2が鋳造されたままでよいこと、リザーバタンク18の
内周を研磨加工する必要がないことによる。油面の高さ
を高くできることは、プレート30をボディ12の外側
に取付けたことによる。
【0027】図2に示されるように、エンジン作動時に
おいてリザーバタンク18にオイルが供給されていると
き、油面の高さはL0となる。エンジンの停止時には、
油面の高さはL1となる。図10の従来のテンショナと
比較すれば、油面が高くなることは明らかである。
【0028】図4は本考案による第2実施例のテンショ
ナ40を示している。異なる構成は、プランジャ44の
突出する方向と、それに伴う周辺の構造と、リザーバタ
ンク48の形状と、リザーバタンク48と油室46とを
連通する油路50等である。なお、小孔の替りににプレ
ートの裏面に溝52が設けられている。溝52によっ
て、プレート54とボディ42との間に空気排出路が形
成される。その他の構成は、第1実施例と実質的に同じ
である。
【0029】図5及び図6は本考案による第3実施例の
テンショナ60を示している。第1実施例のテンショナ
と異なる構成は、プレートの形状と、それに伴う周辺の
構造等である。本実施例のプレート61は、ボデイ62
からリザーバタンク68の外側に突出する凸状である。
プレート61はボデイを刳り貫かれたリザーバタンク6
8とオイル供給孔63の開口を覆っている。リザーバタ
ンク68とプレート61の突出部分にオイルが貯留す
る。オイル供給孔63の開口には、第1及び第2実施例
のような凹所はない。64は空気排出用の小孔である。
【0030】プレート61はボルト65によってボディ
62に固着される。プレート61がボディ62から突出
する寸法は、ボルト65がボディ62から突出する寸法
より小さい。ボルト65が突出している空間はデッドス
ペースである。エンジンの周辺機器のこのスペースに配
置することはできない。プレート61の突出部分をデー
ッドスペース内に収納しておけば、周辺機器のレイアウ
トに制約が生ずることもない。
【0031】同実施例のテンショナ60では、エンジン
作動時において油面の高さはL10となる。エンジンの
停止時には、油面の高さはL11となる。図10の従来
のテンショナ、さらに、図2の第1実施例のテンショナ
に比べて油量を大幅に多くすることができる。
【0032】図7は本考案による第4実施例のテンショ
ナ70を示している。第1実施例のテンショナと異なる
構成は、プレートの形状と、それに伴う周辺の構造等で
ある。本実施例のプレート71は、第3実施例と同様
に、ボディ72から外側に突出する凸状である。プレー
ト71はボディ72を刳り貫かれたリザーバタンク78
を覆っている。リザーバタンク78とプレート71の突
出部分にオイルが貯留する。オイル供給孔73の開口に
は、第1及び第2実施例のように凹所75が設けられて
おり、プレート71がボディ72に取付けられたとき、
この凹所75はオイル供給孔73からリザーバタンク7
8及びプレート71の突出部分にオイルを供給すること
ができるようになる。74は空気排出用の小孔である。
周辺機器のレイアウト上の制約がなければ、本実施例の
ように、ボルト76よりプレート71の突出部分を高く
しても差し支えない。当然、油量は多くなる。
【0033】図8は本考案による第5実施例のテンショ
ナ80を示している。第1実施例のテンショナと異なる
構成は、プレートの形状と、それに伴う周辺の構造等で
ある。本実施例のプレート81は、第3及び第4実施例
と同様に、ボディ82から外側に突出する凸状である。
プレート81はボディ82を刳り貫かれたリザーバタン
ク88を覆っている。リザーバタンク88とプレート8
1の突出部分がオイルを貯留する。オイル供給孔83の
開口とリザーバタンク88と間には油路87が形成され
ている。油路87はプレート成形時に形成される。オイ
ル供給孔83の開口には、第1及び第2実施例のような
凹所はない。84は空気排出用の小孔である。
【0034】請求項1の考案では、プレートがボデイ外
面に当接して前記リザーバタンクの外部開口を覆う平坦
な形状であるので、そのプレートがリザーバタンクの内
部に凹む部分がなく、リザーバタンクの形状が円形に限
定されることもない。そして、平坦なプレートでリザー
バタンクの外部開口を覆ったため、ボデイを刳貫かれた
部分がそのままリザーバタンクの容積となり、従来のテ
ンショナに比べてリザーバタンクの油量を多くすること
ができる。その結果、テンショナの機能が向上する。そ
して、椀型プラグを圧入することが不要であり、ボデイ
外面を覆う構成としたことから、リザーバタンクの内壁
研磨等の加工を施すことが不要である。すなわち、ボ
デイは鋳抜きのままでよい。また、テンショナ取り付け
用ボルトを利用して、リザーバタンクを覆うプレートを
固定できるので、プレートを確実にボデイに取り付ける
ことができるとともに、組立性も向上する。そして、
型プラグをかしめることも不要である。そのため、加工
性・組立性が向上する。
【0035】請求項2の考案では、リザーバタンクのみ
ならず、プレート内にもオイルを貯留することができる
ので、請求項1のテンショナについての効果に加えて、
油量を大幅に多くすることができる。
【0036】請求項3の考案では、デッドスペース内に
プレートを納めることにより、周辺機器のレイアウトに
制約を生じさせることなく油量を多くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案によるテンショナの第1実施例を示す
平面図である。
【図2】 図1のテンショナの2−2線断面図である。
【図3】 図1のテンショナの正面図である。
【図4】 本考案によるテンショナの第2実施例を示す
断面図である。
【図5】 本考案によるテンショナの第3実施例を示す
平面図である。
【図6】 図5のテンショナの断面図である。
【図7】 本考案によるテンショナの第4実施例を示す
一部拡大断面図である。
【図8】 本考案によるテンショナの第5実施例を示す
一部拡大断面図である。
【図9】 カム軸駆動装置の要部正面図である。
【図10】 従来のテンショナの断面図である。
【符号の説明】 10,40,60,70,80 テンショナ 12,42,62,72,82 ボディ 14,44 プランジャ 16,46 油室 18,48,68,78,86 リザーバタンク 20,50 油路 22,63,73,83 オイル供給孔 24 逆止弁 28,75 凹所 30,54,61,71,81 プレート 32,64,74,84 小孔 38,65 ボルト 52 溝 87 油路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 仁木 浩 (56)参考文献 実開 昭57−167943(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 7/00 - 7/24

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボデイから突出力を付与されたプランジ
    ャと、前記ボデイと前記プランジャとの間に形成された
    油室と、前記ボデイに形成された外部開口型リザーバタ
    ンクと、前記油室の前記リザーバタンクとを連通する油
    路と、前記リザーバタンクと前記ボデイ外部とを連通す
    るオイル供給孔とを有するテンショナにおいて、 前記ボデイ外面に当接して前記リザーバタンクの外部開
    口を覆う平坦なプレートを設け、前記ボデイ外面に開口
    が形成された貫通孔を設けるとともに、前記プレートに
    前記ボデイの貫通孔に整列する貫通孔を設け、前記ボデ
    イの貫通孔及び前記プレートの貫通孔に挿通されたボル
    トにより前記テンショナが固定されることを特徴とす
    る、テンショナ。
  2. 【請求項2】 ボデイから突出力を付与されたプランジ
    ャと、前記ボデイと前記プランジャとの間に形成された
    油室と、前記ボデイに形成された外部開口型リザーバタ
    ンクと、前記油室の前記リザーバタンクとを連通する油
    路と、前記リザーバタンクと前記ボデイ外部とを連通す
    るオイル供給孔とを有するテンショナにおいて、 前記ボデイ外面に当接して固着され、前記リザーバタン
    クの外側に突出するように形成された凸状のプレートを
    設け、前記プレートにより前記リザーバタンクが覆われ
    ていることを特徴とする、テンショナ。
  3. 【請求項3】 前記プレートがボルトによってボディに
    固着されており、前記ボディからの前記プレートの突出
    部分の突出量が前記ボディからの前記ボルトの頭部の突
    出量より小さい、請求項2のテンショナ。
JP1993060387U 1993-10-15 1993-10-15 リザーバタンクを平坦又は凸状のプレートで覆ったテンショナ Expired - Fee Related JP2601539Y2 (ja)

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