JP3494295B2 - 動力伝達機構への給油装置 - Google Patents

動力伝達機構への給油装置

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JP3494295B2
JP3494295B2 JP2000402950A JP2000402950A JP3494295B2 JP 3494295 B2 JP3494295 B2 JP 3494295B2 JP 2000402950 A JP2000402950 A JP 2000402950A JP 2000402950 A JP2000402950 A JP 2000402950A JP 3494295 B2 JP3494295 B2 JP 3494295B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関本体より
露出した部分であって、動力伝達機構が配置された部分
を覆う内燃機関ケース部材の取付け構造に関するもので
あり、さらに動力伝達機構へ潤滑油を供給する給油装置
に関するものである。 【0002】 【従来の技術】内燃機関のクランク軸端部に配設された
動弁機構を覆うカムチェーンケースは、特開平7−83
069号公報に示されるように、その外周部複数個所に
て内燃機関本体にボルトでもって着脱自在に一体に装着
されていた。 【0003】また、前記公報に記載されたカムチェーン
ケース中央部は、ケース平面部に対し直交する方向へ弾
性変形し易く、特に、内燃機関端面のウォータポンプの
軸部が貫通するカムチェーンケース中央部における貫通
孔の周辺部分の剛性が低いため、カムチェーンケース中
央部が振動を起し易かった。 【0004】これを防止するために、前記カムチェーン
ケースには、前記貫通孔を囲むように複数のボルトボス
部が形成されており、該ボルトボス部を貫通して内燃機
関本体に螺合緊締されるボルトでもって、前記カムチェ
ーンケース中央部が内燃機関本体に一体的に結合され、
該中央部の振動が抑制されるようになっていた。 【0005】また、実開平4−91210号公報には、
カムチェーンケースと内燃機関本体とで形成される空間
に配置されて、クランク軸の回転をカム軸に伝達するタ
イミングチェーン(カムチェーン)に潤滑油を供給する
ための潤滑装置が開示されている。この潤滑装置では、
シリンダブロックに取り付けられたオイルポンプボディ
に突起部が形成され、該突起部に、シリンダブロック内
のオイル通路と連通するオイル通路と、該オイル通路か
らのオイルを、タイミングチェーンの潤滑必要箇所に向
けて吹き出すオイルジェット孔が形成されていた。そし
て、シリンダブロック内のオイル通路と突起部のオイル
通路とは、オイルポンプボディがシリンダブロックに結
合される際に両オイル通路に嵌合される中空ピンを介し
て接続されていた。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】前記カムチェーンケー
スを内燃機関本体に取付ける構造では、該カムチェーン
ケースの中央部や、開口部に多数のボルトボス部を形成
する必要がある上に,多数のボルトを必要として部品点
数が多くなり、しかもボルトを螺合緊締するための工数
が増加して、コストおよび重量の低減が困難であった。 【0007】また、従来のタイミングチェーンの潤滑装
置では、中空ピンを要するため、やはり部品点数が多く
なり、組立工数が増加する難点があった。さらに、オイ
ル通路およびオイルジェット孔を有する突起部が形成さ
れることから、前述のようにカムチェーンケースの振動
抑制のために、カムチェーンケースや内燃機関本体にボ
ルトが貫通または螺合するボルトボス部が形成される場
合は、それらボルトボス部のほかに前記突起部が形成さ
れるので、例えばカムチェーンが巻き架けられるスプロ
ケットの付近のように、カムチェーンケースの振動抑制
およびカムチェーンの潤滑の両観点から、両者が近接し
て配設される必要が生じたときには、その配置に制約が
生じて、適切な位置にボルトボス部または突起部を形成
することが困難になることがあった。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、このような難
点を克服したケース部材の取付け構造および力伝達機
構への給油装置の改良に係り、請求項1記載の発明は、
複数の締結手段により内燃機関本体にその外周部が締結
される内燃機関ケース部材の内壁面に少なくとも1個の
ケース側突出部が形成されるとともに、前記内燃機関本
体の外壁面に、前記ケース側突出部に対応した位置に
て、少なくとも1個の本体側突出部が形成され、前記ケ
ース側突出部と前記本体側突出部とは、両者の当接面に
介在する液状シール部材のみにより一体的に結合される
ことにより、前記内燃機関ケース部材の振動が抑制さ
れ、前記ケース側突出部の少なくとも1個は給油用突出
部とされ、該給油用突出部には、前記内燃機関本体に形
成された潤滑油の供給路に通じる油路と、該油路の潤滑
油を、前記内燃機関本体と前記内燃機関ケース部材との
間に形成される空間内に配置される動力伝達機構に向け
て噴射する噴射孔とが形成され、前記油路は、前記給油
用突出部と結合される前記本体側突出部に形成される本
体側油路に前記当接面にて接続するとともに該本体側油
路を介して前記供給路に通じるケース側油路であり、前
記噴射孔は該ケース側油路に接続することを特徴とする
ものである。 【0009】 請求項1記載の発明は、前記したように
構成されているので、前記内燃機関ケース部材の外周部
が複数の締結手段により内燃機関本体に確固と締結され
るとともに、該内燃機関ケース部材の内壁面から突出し
た少なくとも1個のケース側突出部が液状シール部材
を介して前記内燃機関本体に当接され、該液状シール
部材が硬化するに従って前記内燃機関ケース部材のケー
ス側突出部が前記内燃機関本体の本体側突出部に強固に
結合される結果、前記内燃機関ケース部材の平面部に対
し直交する方向の曲げ剛性が著しく増大し、該内燃機関
ケース部材は振動を起しにくい。 【0010】 【0011】 【0012】 さらに、内燃機関ケース部材を内燃機関
本体にボルトでもって締結するに必要なボルトボス部
が、前記内燃機関ケース部材の外周部以外の部分で不要
となるか、または削減されるため、しかも前記内燃機関
ケース部材のケース側突出部を前記内燃機関本体に結合
するための締結手段を必要としないため、部品点数が削
減されるとともに組付け工数も削減され、大巾なコスト
ダウンと軽量化が可能となる。また、ボルトが貫通また
は螺合する孔が形成されるため、ボルトの最大外径より
も大径となる前記従来技術のボルトボス部とは異なり、
突出部は、内燃機関ケース部材と内燃機関本体とで形成
される空間内に配置される部材によりスペースに余裕が
ない場合にも、そのスペースに合わせて例えばリブ状の
細長い形状とすることができるなど、その形状および大
きさなどの設定の自由度が大きいため、突出部の配設位
置の制約が少なく、振動・騒音抑制の観点から効果的な
位置に突出部を形成することができるので、内燃機関の
機能を損なうことなく、振動による騒音が効果的に低減
する。 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】 さらに、少なくとも1個の給油用突出部
の噴射孔から噴射された潤滑油が動力伝達機構に付着し
て形成される油膜により、動力伝達機構の接触により発
生する騒音が低減する。また、噴射孔は、内燃機関ケー
ス部材の振動を抑制するために内燃機関ケース部材と内
燃機関本体とを結合する給油用突出部に形成されるた
め、噴射孔を形成するための専用の突出部を別途形成す
るときのように広いスペースを必要としないので、内燃
機関ケース部材の振動抑制および動力伝達機構の潤滑の
両観点から、突出部および噴射孔が近接して配設される
場合にも、適切な位置にそれらを形成することができ
【0017】 また、噴射孔がケース側突出部に形成さ
れるので、ケース側突出部の突出方向で、しかも内燃機
関ケース部材寄りでの噴射孔の形成位置の範囲の拡大が
容易になる。しかも、本体側油路とケース側油路とは当
接面にて接続するにも拘わらず、該当接面にはケース側
突出部と本体側突出部とを結合する液状シール部材が存
するため、シール部材を別途設けることなく、本体側油
路とケース側油路との接続部分からの潤滑油の漏れを防
止することができる。 【0018】 【発明の実施の形態】以下、図1ないし図9に図示され
た本発明の実施形態について説明する。 【0019】 先ず、図1ないし図6を参照して、本発
明の実施形態の基本部分を説明すると、内燃機関1は、
自動車に搭載されるDOHC(ダブルオーバーヘッドカ
ムシャフト)型の直列4気筒4ストロークサイクル内燃
機関であって、該内燃機関1の本体は、シリンダブロッ
ク2と、該シリンダブロック2の上方に配置されたシリ
ンダヘッド3と、前記シリンダブロック2の下方に配置
されたクランクケース4とよりなり、これらシリンダブ
ロック2,シリンダヘッド3およびクランクケース4
は、図示されないボルトまたはスタッドボルトに螺合さ
れるナットにより、相互に一体に結合され、これらシリ
ンダブロック2,シリンダヘッド3,クランクケース4
の一端面(図2に図示された面)には、内燃機関ケース
部材であるタイミングカバー5が後述するように、着脱
自在に一体に取付けられるようになっている。 【0020】また、シリンダブロック2とクランクケー
ス4との合せ面には、クランクシャフト6が回転自在に
枢支され、シリンダヘッド3に形成された図示されない
シリンダにピストン(図示されず)が摺動自在に嵌装さ
れ、該ピストンと前記クランクシャフト6とは図示され
ないコネクティングロッドを介して連結されており、前
記シリンダの燃焼室内で発生する燃焼ガスにより前記ピ
ストンが往復駆動されるに伴なって、クランクシャフト
6が、図2において時計回り方向に回転駆動されるよう
になっている。 【0021】さらに、シリンダヘッド3には、前記シリ
ンダブロック2のシリンダ頂部にそれぞれ連通する図示
されない吸排気ポートが形成され、該吸排気ポートを連
通または遮断する吸排気弁(図示されず)が設けられ、
該吸排気弁を開閉する吸排気カムと一体の吸排気カム軸
7が、回転自在に前記シリンダヘッド3に枢支され、該
吸排気カム軸7にカムチェーンドリブンスプロケット8
が一体に嵌着され、シリンダブロック2の外部におい
て、前記クランクシャフト6と一体のカムチェーンドラ
イブスプロケット9と該カムチェーンドリブンスプロケ
ット8とに、動力伝達機構である無端状のカムチェーン
10が架渡され、該カムチェーン10の一側(図2で右側)
にチェーンガイド11が設けられるとともに、該カムチェ
ーン10の他側にチェーンテンショナー12が設けられ、該
チェーンテンショナー12は、シリンダヘッド3に上端が
枢着されたチェーンガイド部材13と、該チェーンガイド
部材13の下部をカムチェーン10に向け押圧してカムチェ
ーン10に張力を与えるようにシリンダブロック2に取付
けられたリフタ14とよりなっており、カムチェーン10は
緩むことなく緊張された状態で、クランクシャフト6の
2回転に対応して吸排気カム軸7が1回転の割合で円滑
に回転駆動されるようになっている。 【0022】さらにまた、シリンダブロック2の下面に
潤滑油ポンプ15が一体に付設され、クランクシャフト6
と一体のポンプドライブスプロケット16と、潤滑油ポン
プ15とポンプ回転軸17と一体のポンプドリブンスプロケ
ット18とに無端状のチェーン19が架渡され、該チェーン
19の他側(図2で左側)にチェーンガイド20が設けられ
るとともに、該チェーン19の一側にチェーンテンショナ
ー21が設けられており、チェーンテンショナー21の本体
自体の弾性復元力でもってチェーン19に張力が与えられ
るようになっている。 【0023】そして、シリンダブロック2の上部はシリ
ンダヘッドカバー22で覆われて密閉されるとともに、シ
リンダブロック2の下部はオイルパン23で覆われて、内
燃機関1内の潤滑油が該オイルパン23にて貯溜されるよ
うになっている。 【0024】図3に図示されるように、シリンダブロッ
ク2,シリンダヘッド3およびクランクケース4よりな
る内燃機関1の本体の一端面を密閉するタイミングカバ
ー5の下部には、クランクシャフト6が貫通しうる開口
部24が形成されるとともに、該タイミングカバー5の上
部には、動弁系の可変バルブタイミング用ソレノイドを
点検しかつ交換するための開口部25が形成され、かつ、
前記チェーンテンショナー12のリフタ14に対応した個所
に保守用開口部26が形成され、該保守用開口部26の上方
には、シリンダブロック2の潤滑油通路(図示されず)
の開口を密閉する蓋部27が形成されている。なお、60は
発電機やウォータポンプなどの補機を駆動するためのド
ライブプーリである。 【0025】また、前記タイミングカバー5において、
前記保守用開口部26の下方から開口部24の中心に向いク
ランクシャフト6の回転を検知する回転検知センサ28を
嵌合支持する短円筒状のセンサ嵌合部29が形成され、該
センサ嵌合部29から開口部24寄りの個所29bでは、外方
へ隆出してその内面が略半柱面状に形成され、前記セン
サ嵌合部29を境にして開口部24から離れる個所29aで
は、内方へ窪んでその外面が略半柱面状に形成され、前
記センサ嵌合部29に隣接して取付けネジ孔30が形成され
ており、保守用開口部26の下方位置から開口部24の中心
に向いセンサ嵌合部29に回転検知センサ28が挿入され、
該回転検知センサ28の基部を貫通したネジ30aが取付け
ネジ孔30に螺合緊締されて、回転検知センサ28がタイミ
ングカバー5に装着されるようになっている。 【0026】さらに、図2に図示されるように、シリン
ダブロック2,シリンダヘッド3およびクランクケース
4の外周部を構成する両側縁には、タイミングカバー5
を取付けるための多数のネジ孔31が設けられ、タイミン
グカバー5の外周部を構成する両側縁には、各ネジ孔31
に対応したボス部32にて取付け孔33が設けられており、
この取付け孔33を貫通してネジ孔31に螺合される締結手
段たるボルト34によってタイミングカバー5が内燃機関
1の本体たるシリンダブロック2,シリンダヘッド3お
よびクランクケース4に着脱自在に取付けられるように
なっている。 【0027】さらにまた、図3および図4を参照する
と、タイミングカバー5の外面の上部には、隣接するボ
ス部32を直線状に接続する外リブ35が形成され、タイミ
ングカバー5の内面には、シリンダブロック2,シリン
ダヘッド3およびクランクケース4の一側に位置したボ
ス部32からシリンダブロック2,シリンダヘッド3およ
びクランクケース4の他側に位置したボス部32に接続す
る内リブ36が形成されるとともに、チェーンテンショナ
ー12のチェーンガイド部材13に沿った弯曲リブ37が形成
され、これら内リブ36,弯曲リブ37にて囲まれた部分で
は、図5にも図示されるように、タイミングカバー5の
内方へ窪んだ凹部38や外方へ隆出した凸部39が形成され
ている。 【0028】しかして、シリンダブロック2の外壁面に
は、図2に図示されるように、十字状のハッチを施した
4個所(動弁系の動力伝達機構の機能を損なわない個
所)にて、外方へ突出する本体側突出部である突出部40
a,40b,40c,40dが形成されるとともに、タイミン
グカバー5の内壁面には、図4に図示されるように、シ
リンダブロック2の外壁面に設けられた突出部40a〜40
dに対応する4個所にて、十字状のハッチを施したケー
ス側突出部である突出部41a,41b,41c,41dが形成
されており、タイミングカバー5をシリンダブロック
2、シリンダヘッド3およびクランクケース4に取付け
る際には、これら各突出部40a〜40dの先端面である当
接面B1,B2,B3,B4、突出部41a〜41dの先端面である
当接面C1,C2,C3,C4に液状シール部材、例えばFIP
G(Formed In Place Gasket)44(図6参照)が塗布され
るようになっている。このFIPG44は、例えば室温硬
化型シリコンゴム系の液状シール材からなる。 【0029】また、前記シリンダブロック2、シリンダ
ヘッド3およびクランクケース4の両側縁に設けられ
て、ネジ孔31を有する多数のボス部を結ぶ側縁部42と、
タイミングカバー5の両側縁に設けられた多数のボス部
32を結ぶ側縁部43にも、タイミングカバー5の取付け時
に、FIPG44が塗布されるようになっている。 【0030】さらに、図6に図示されるように、前記シ
リンダブロック2の突出部40a〜40dの当接面B1〜B4
と、シリンダブロック2、シリンダヘッド3およびクラ
ンクケース4の側縁部42の当接面とは、同一平面上に位
置するように形成され、しかも、タイミングカバー5の
突出部41a〜41dの当接面C1〜C4と、タイミングカバー
5の側縁部43の当接面とは、同一平面上に位置するよう
に形成されている。 【0031】突出部40a,40bおよび突出部41a,41bは、
クランクシャフト6の付近であってカムチェーンドライ
ブスプロケット9よりも大径のポンプドライブスプロケ
ット16の外周に隣接する位置からクランクシャフト6の
回転軸線に対して径方向に延びて、その当接面が長細い
形状を有するリブ状の突出部である。この形状により、
突出部41a,41bは、タイミングカバー5の補強リブとし
ても機能するため、クランクシャフト6の回転軸線方向
の振動に起因するクランクシャフト6周辺におけるタイ
ミングカバー5の振動が効果的に抑制される。 【0032】 図1ないし図6に図示の基本部分は前記
したように構成されているので、室温硬化型シリコンゴ
ム系の液状シール材からなるFIPG44を、シリンダブ
ロック2の突出部40a〜40dの当接面B1〜B4およびタイ
ミングカバー5の突出部41a〜41dの当接面C1〜C4に塗
布するとともに、前記FIPG44を、シリンダブロック
2、シリンダヘッド3およびクランクケース4の側縁部
42およびタイミングカバー5の側縁部43の当接面に塗布
した後、シリンダブロック2、シリンダヘッド3および
クランクケース4の側縁部42にタイミングカバー5の側
縁部43を当てがい、タイミングカバー5の取付け孔33を
貫通したボルト34をシリンダブロック2、シリンダヘッ
ド3およびクランクケース4のネジ孔31に螺合緊締すれ
ば、タイミングカバー5を内燃機関1の本体たるシリン
ダブロック2、シリンダヘッド3およびクランクケース
4の一端面に取付けることができる。したがって、側縁
部42および側縁部43の当接面は、いずれも締結面を形成
する。 【0033】そして、FIPG44が、空気中の水分と反
応して硬化するに伴なって前記タイミングカバー5の側
縁部43がシリンダブロック2、シリンダヘッド3および
クランクケース4の側縁部42に一体的に結合されるとと
もに、FIPG44のみによりタイミングカバー5の突出
部41a〜41dがシリンダブロック2、シリンダヘッド3
およびクランクケース4の突出部40a〜40dに一体的に
結合されるため、タイミングカバー5の曲げ剛性が著し
く増大し、タイミングカバー5はその平面に対し直交す
る加振力に対し振動を起しにくくなる。 【0034】このため、シリンダブロック2、シリンダ
ヘッド3およびクランクケース4とタイミングカバー5
との間で回送されるカムチェーン10に大きな振動が生じ
ても、タイミングカバー5は大きな弾性変形を起さず
に、騒音も生じにくい。 【0035】また、内燃機関1の本体たるシリンダブロ
ック2、シリンダヘッド3およびクランクケース4とタ
イミングカバー5とで囲まれた空間は、シリンダブロッ
ク2、シリンダヘッド3およびクランクケース4の側縁
部42とタイミングカバー5と側縁部43とに介装されたF
IPG44でもって密接され、かつ、タイミングカバー5
の上下端面にシリンダヘッドカバー22およびオイルパン
23が密接されるため、前記空間内を回送するカムチェー
ン10の騒音が外部へ漏れにくい。 【0036】さらに、シリンダブロック2の突出部40a
〜40dの当接面B1〜B4と、シリンダブロック2、シリン
ダヘッド3およびクランクケース4の側縁部42の当接面
とは、同一平面上に位置するように形成され、しかもタ
イミングカバー5の突出部41a〜41dの当接面C1〜C4
と、タイミングカバー5の側縁部43の当接面とは、同一
平面上に位置するように形成されているため、突出部40
a〜40d、側縁部42および突出部41a〜41d、側縁部43
の当接面の加工が頗る簡単となり、生産性が高い。 【0037】さらにまた、シリンダブロック2の外壁面
とタイミングカバー5の内壁面との間隔が広くても、タ
イミングカバー5の中央部において、補強を必要とする
個所にタイミングカバー5の内壁面から突出した突出部
41a〜41dが4個所形成され、該突出部41a〜41dの当
接面C1〜C4が、硬化した液状シール部材のFIPG44に
より、シリンダブロック2の外壁面から突出した突出部
40a〜40dの当接面B1〜B4に強固に結合されるため、タ
イミングカバー5の剛性および強度が著しく増大し、耐
振性および騒音遮音性が大巾に向上する。 【0038】前記タイミングカバー5の突出部41a〜41
dはタイミングカバー5の内リブ36とは関係ない位置に
突設されているが、動力伝達機構の機能を損なわない個
所において、内リブ36をシリンダブロック2側へ突出さ
せて、シリンダブロック2のこれに対応したリブ状の突
出部に該内リブ36をFIPG44を介して一体に接合して
もよく、このように構成すれば、FIPG44の接合面積
を増大させて、より一層強固にタイミングカバー5の中
央部をシリンダブロック2に結合することができる。 【0039】また、シリンダブロック2の突出部40a〜
40dとタイミングカバー5の突出部41a〜41dとは、ボ
ルトを螺合するためのボス部に形成する必要がないの
で、すなわち、ボルトが貫通または螺合する孔が形成さ
れるため、ボルトの最大外径よりも大径となる前記従来
技術のボス部とは異なり、突出部40a〜40dおよび突出
部41a〜41dは、シリンダブロック2、シリンダヘッド
3およびクランクケース4とタイミングカバー5とで形
成される空間内に配置されるカムチェーン10、カムチェ
ーンドライブスプロケット9、ポンプドライブスプロケ
ット16、チェーン19そしてチェーンテンショナー12など
の部材によりスペースに余裕がない場合にも、そのスペ
ースに合わせて例えばリブ状の細長い形状とすることが
できるなど、その形状および大きさなどの設定の自由度
が大きいため、突出部40a〜40dおよび突出部41a〜41
dの配設位置の制約が少なく、振動・騒音抑制の観点か
ら効果的な位置に突出部40a〜40dおよび突出部41a〜
41dを形成することができるので、動弁系の動力伝達機
構の機能を損なわない位置で、より効果的に、騒音を遮
断し、タイミングカバー5の振動を抑制することができ
る。 【0040】さらに、シリンダブロック2の突出部40a
〜40dとタイミングカバー5の突出部41a〜41dとを必
要に応じてボス形状に形成することもできる。 【0041】しかも、シリンダブロック2の突出部40a
〜40dまたはタイミングカバー5の突出部41a〜41dと
は、それぞれシリンダブロック2の側縁部42またはタイ
ミングカバー5の側縁部43と同一平面に形成する方が加
工性の面で有利であるが、タイミングカバー5の突出部
41a〜41dをタイミングカバー5の側縁部43より僅かに
長めに設定することにより、タイミングカバー5をシリ
ンダブロック2に締結した際のシリンダブロック2の突
出部40a〜40dとタイミングカバー5の突出部41a〜41
dとの接合をより一層強化することもできる。 【0042】また、タイミングカバー5の凹部38(図6
参照)に突出部41cを形成したため、突出部41cの長さ
が短く済んで加工し易く、しかも、突出部41cが細く形
成されている場合でも、シリンダブロック2の突出部40
cに精度良く当接させることができる。特にシリンダブ
ロック2、シリンダヘッド3とタイミングカバー5に、
突出部40a〜40d、突出部41a〜41dを、それぞれ設け
る構造では有効である。 【0043】さらに、タイミングカバー5の突出部41d
は、図4に図示されるようにタイミングカバー5の内面
に設けられているリブ36と一体に形成されているので、
振動低減効果が大巾に向上する。 【0044】さらにまた、タイミングカバー5の突出部
41a,41cは無端帯状の動力伝達機構であるカムチェー
ン10に囲まれた空間内に設けられているので、カムチェ
ーン10の動作に悪影響を与えることなく、かつデッドス
ペースを利用して駆動部の近くに設けることができる。 【0045】 7および図8を参照して、基本部分と
は異なる部分について本発明の実施形態をさらに説明す
る。なお基本部分と同一の部分についての説明は省略
または簡略にし、基本部分の部材と同一の部材について
は、同一の符号を使用した。 【0046】 基本部分の突出部40aおよび突出部41aに
それぞれ対応する本体側突出部である突出部50およびケ
ース側突出部である突出部51は、後述するように、油路
52,53を有するため、油路付き突出部として形成され
る。そして、各突出部50,51は、略円形の横断面形状を
有する柱状部50a,51aと、柱状部の外周面からシリンダ
ヘッド3側に径方向外方に細長く延びるリブ状部50b,5
1bとからなる。 【0047】突出部50には、一端が突出部51との当接面
B5に開口する開口部52aを構成し、他端が、シリンダブ
ロック2に形成されたメインベアリング55を支持する半
円状の軸受孔の周壁面に形成されて周方向に延びる凹溝
により形成される円弧状の供給路54に接続する本体側油
路である油路52が形成される。供給路54は、クランクシ
ャフト6の端部ジャーナル6aとシリンダブロック2およ
びベアリングキャップ56により支持されるメインベアリ
ング55との間に潤滑油を供給するもので、シリンダブロ
ック2に形成されたメインギャラリ(図示されず)に連
通している。 【0048】一方、突出部51には、一端が突出部50との
当接面C5に開口する開口部53aを構成して、当接面B5に
て油路52に接続し、他端が突出部51の基端部で閉塞され
た閉塞部53bとなるケース側油路である油路53が形成さ
れる。そのため、油路53は、油路52を介して供給路54に
通じる油路である。さらに、突出部51には、カムチェー
ン10およびカムチェーンドライブスプロケット9に潤滑
油を供給すべく、油路53の閉塞部53bの近傍から、カム
チェーンドライブスプロケット9がカムチェーン10を噛
み込む付近のカムチェーン10およびカムチェーンドライ
ブスプロケット9を指向して(図中の矢印の方向)潤滑
油を噴射する噴射孔57が形成される。したがって、突出
部51は、油路53および噴射孔57が形成された給油用突出
部である。 【0049】そして、噴射された潤滑油は、シリンダブ
ロック2に向かう方向の成分を有するように噴射孔57が
形成されているので、噴射された潤滑油の一部は、カム
チェーンドライブスプロケット9に隣接して、かつシリ
ンダブロック2寄りに配置されるポンプドライブスプロ
ケット16およびチェーン19にも供給される。 【0050】なお、FIPG44は、各突出部50,51の当
接面B5,C5に塗布され、柱状部50a,51aにおいては、各
油路52,53の開口部52a,53aの周囲の当接面B5,C5に全
周に渡って塗布されるが、両突出部50,51の当接時に、
FIPG44が両油路52,53内に極力侵入しないような形
態で塗布される。 【0051】 このように、FIPG44のみにより一体
的に結合された突出部50および突出部51に、潤滑油の供
給路54に通じる油路52,53が形成され、さらに突出部51
に、油路53の潤滑油をカムチェーン10およびカムチェー
ンドライブスプロケット9に向けて噴射する噴射孔57が
形成されることでカムチェーン10およびカムチェーンド
ライブスプロケット9への給油装置が構成されることに
より、次の作用および効果が奏される。 【0052】潤滑油ポンプ15から吐出されて前記メイン
ギャラリを経て供給路54に供給された潤滑油が、油路52
を経て油路53に供給されて、突出部51の噴射孔57からカ
ムチェーン10およびカムチェーンドライブスプロケット
9を指向して噴射される。そして、噴射された潤滑油が
カムチェーン10およびカムチェーンドライブスプロケッ
ト9に付着して形成される油膜により、カムチェーン10
とカムチェーンドライブスプロケット9との接触音であ
る噛合音が減少し、同様に、噴射された潤滑油がチェー
ン19およびポンプドライブスプロケット16に付着して形
成される油膜により、チェーン19とポンプドライブスプ
ロケット16との噛合音が減少して、騒音が低減する。 【0053】また、噴射孔57は、タイミングカバー5の
振動を抑制するために、該タイミングカバー5とシリン
ダブロック2とを結合する突出部51に形成されるため、
噴射孔57を形成するための専用の突出部を別途形成する
ときのように広いスペースを必要としないので、カムチ
ェーン10が巻き架けられるカムチェーンドライブスプロ
ケット9の付近のように、タイミングカバー5の振動抑
制およびカムチェーン10の潤滑の両観点から、突出部51
および噴射孔57が近接して配設されるのが好ましい場合
にも、適切な位置にそれらを形成することができる。 【0054】さらに、突出部51は、突出部50と結合され
ることでタイミングカバー5とシリンダブロック2とを
結合しているため、タイミングカバー5とシリンダブロ
ック2と間に形成される空間において、突出部51の突出
方向で、しかもタイミングカバー5寄りでの噴射孔57の
形成位置の範囲の拡大が容易になり、噴射孔57の形成位
置、ひいてはタイミングカバー5寄りでのカムチェーン
10およびカムチェーンドライブスプロケット9に対する
潤滑油の噴射方向の設定の自由度がさらに大きくなる。 【0055】また、油路52と油路53とは当接面B5,C5に
て接続するにも拘わらず、当接面B5,C5には、両油路5
2,53の開口部52a,53aの周囲に全周に渡って突出部50
と突出部51とを結合するFIPG44が存するため、Oリ
ングなどのシール部材を別途設けることなく、油路52と
油路53との接続部分からの潤滑油の漏れを防止すること
ができる。 【0056】 【0057】内燃機関1の本体を構成するシリンダブロ
ック2に4個の突出部40a〜40dが設けられ、タイミン
グカバー5に4個の突出部40a〜40dが設けられたが、
それら突出部は、内燃機関1の本体およびタイミングカ
バー5で、それぞれ少なくとも1個設けられるものであ
ってよい。 【0058】 【0059】 【0060】 前記実施形態において、油路付き突出部
は、シリンダブロック2に形成された複数の突出部40a
〜40c,50およびタイミングカバー5に形成された複数
の突出部41a〜41c,51のうちのそれぞれ1個の突出部5
0,51であったが、必要に応じて突出部40a〜40c,50の
複数個を油路付き突出部とし、突出部41a〜41c,51の複
数個を油路付き突出部でかつ給油用突出部としてもよ
い。さらに、突出部50にも噴射孔を形成することで給油
用突出部として機能させ、突出部51の噴射孔57からの潤
滑油の噴射とともに、カムチェーン10やカムチェーンド
ライブスプロケット9に潤滑油を噴射するようにしても
よい。また、チェーン19に囲まれた空間内において、突
出部50と同様の突出部をクランクケース4に形成し、突
出部51と同様の突出部をタイミングカバー5に形成し
て、噴射孔57からチェーン19とポンプドライブスプロケ
ット16とに潤滑油を噴射してもよい。 【0061】 前記実施形態において、FIPG44が油
路52,53内に侵入するのを確実に防止するためには、例
えば各突出部50,51を図9に図示されるような形状とす
ることもできる。すなわち、突出部50の当接面B5は、柱
状部50aにおける開口部52aの周囲に、柱状部50aよりも
小さい外径を有する円筒状の凸部50a1が形成されること
で、段付きの当接面となっており、これによって、当接
面B5は、シリンダブロック2、シリンダヘッド3および
クランクケース4の側縁部42の当接面と同一平面上に位
置すると共に、FIPG44が塗布される第1当接面B5a
と、凸部50a1の、第1当接面B5aと平行な先端面であっ
て、突出部51の後述する凹部51a1の当接面C5bと当接す
る第2当接面B5bとからなる。 【0062】また、突出部51の当接面C5は、柱状部51a
における開口部53aの周囲に、開口部53aよりも大径であ
って、凸部50a1が嵌合するように凸部50a1の外径よりも
僅かに大きな径を有する有底の円孔により凹部51a1が形
成されることで、段付きの当接面となっており、これに
よって、当接面C5は、タイミングカバー5の側縁部43の
当接面と同一平面上に位置すると共に、FIPG44が塗
布される第1当接面C5aと、凹部51a1の、第1当接面C5a
と平行な底面であって、突出部50の第2当接面B5bと当
接する第2当接面C5bとからなる。 【0063】それゆえ、両油路52,53の開口部52a,53a
は、FIPG44が塗布される第1当接面B5a,C5aとは、
柱状部の中心線方向で異なる位置にある第2当接面B5
b,C5bにあるため、タイミングカバー5と、シリンダブ
ロック2、シリンダヘッド3およびクランクケース4と
を結合する際に、両第1当接面B5a,C5aが当接しても、
両第1当接面B5a,C5aに塗布されて硬化する前のFIP
G44が、開口部52a,53aから油路52,53の中に侵入する
ことがない。このように、突出部50の凸部50a1および突
出部51の凹部51a1は、それぞれ液状シール部材であるF
IPG44が両油路52,53内に侵入するのを防止する侵入
防止構造を構成する。 【0064】 前記実施形態では、動力伝達機構は、動
弁系の動力伝達機構であったが、動弁系以外の補機等の
駆動系の動力伝達機構であってもよく、さらに、動力伝
達機構としてチェーンが使用されたが、チェーンの代り
にギヤまたはベルトが使用されてもよい。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施形態の基本部分を示し、本発明の
ケース部材の取付け構造を備えた内燃機関の正面図であ
る。 【図2】図1にてタイミングカバーを取外した状態の正
面図である。 【図3】タイミングカバーの外面図である。 【図4】タイミングカバーの内面図である。 【図5】図3のV−V線に沿って截断した縦断面図であ
る。 【図6】図3のVI−VIに沿って截断した横断面図であ
る。 【図7】本発明の実施形態の基本部分とは異なる部分
示し、図2と同様にタイミングカバーを取外したときの
要部正面図である。 【図8】タイミングカバーが取り付けられた状態で、図
7でのVIII−VIII線に沿って截断した縦断面図
である。 【図9】前記実施形態の突出部の形状を変更したときの
突出部の要部拡大図である。 【符号の説明】 1…内燃機関、2…シリンダブロック、3…シリンダヘ
ッド、4…クランクケース、5…タイミングカバー、6
…クランクシャフト、7…吸排気カム軸、8…カムチェ
ーンドリブンスプロケット、9…カムチェーンドライブ
スプロケット、10…カムチェーン、11…チェーンガイ
ド、12…チェーンテンショナー、13…チェーンガイド部
材、14…リフタ、15…潤滑油ポンプ、16…ポンプドライ
ブスプロケット、17…ポンプ回転軸、18…ポンプドリブ
ンスプロケット、19…チェーン、20…チェーンガイド、
21…チェーンテンショナー、22…シリンダヘッドカバ
ー、23…オイルパン、24,25…開口部、26…保守用開口
部、27…蓋部、28…回転検知センサ、29…センサ嵌合
部、30…取付けネジ孔、31…ネジ孔、32…ボス部、33…
取付け孔、34…ボルト、35…外リブ、36…内リブ、37…
弯曲リブ、38…凹部、39…凸部、40a〜40d,41a〜41
d…突出部、42,43…側縁部、44…FIPG、50,51…
突出部、52,53…油路、54…供給路、55…メインベアリ
ング、56…ベアリングキャップ、57…噴射孔、60…ドラ
イブプーリ、B1〜B5,C1〜C5…当接面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−133710(JP,A) 特開 平9−13933(JP,A) 実開 平1−141328(JP,U) 実開 平3−63728(JP,U) 実開 平4−91210(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02B 67/06 F02B 67/04 F02B 77/00 F02B 77/13 F01M 1/06 F01M 1/08 F01M 9/10

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】複数の締結手段により内燃機関本体にその
    外周部が締結される内燃機関ケース部材の内壁面に少な
    くとも1個のケース側突出部が形成されるとともに、前
    記内燃機関本体の外壁面に、前記ケース側突出部に対応
    した位置にて、少なくとも1個の本体側突出部が形成さ
    れ、前記ケース側突出部と前記本体側突出部とは、両者
    の当接面に介在する液状シール部材のみにより一体的に
    結合されることにより、前記内燃機関ケース部材の振動
    が抑制され、前記ケース側突出部の少なくとも1個は給
    油用突出部とされ、該給油用突出部には、前記内燃機関
    本体に形成された潤滑油の供給路に通じる油路と、該油
    路の潤滑油を、前記内燃機関本体と前記内燃機関ケース
    部材との間に形成される空間内に配置される動力伝達機
    構に向けて噴射する噴射孔とが形成され、前記油路は、
    前記給油用突出部と結合される前記本体側突出部に形成
    される本体側油路に前記当接面にて接続するとともに該
    本体側油路を介して前記供給路に通じるケース側油路で
    あり、前記噴射孔は該ケース側油路に接続することを特
    徴とする動力伝達機構への給油装置。
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