JP2000008987A - 燃料噴射式エンジンの燃料ポンプ配置構造 - Google Patents

燃料噴射式エンジンの燃料ポンプ配置構造

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JP2000008987A
JP2000008987A JP10182152A JP18215298A JP2000008987A JP 2000008987 A JP2000008987 A JP 2000008987A JP 10182152 A JP10182152 A JP 10182152A JP 18215298 A JP18215298 A JP 18215298A JP 2000008987 A JP2000008987 A JP 2000008987A
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繁 井口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組付けを簡単にできるとともに、メンテナン
スを容易にでき、かつシール性を確保できる燃料噴射式
エンジンの燃料ポンプ配置構造を提供する。 【解決手段】 吸気カム軸16の端部に固定されたカム
スプロケット24と、排気カム軸17の端部に固定され
たカムスプロケット25とをタイミングベルト28によ
り連結し、燃料噴射弁35に燃料を供給する燃料ポンプ
36を上記カム軸16により回転駆動するようにした燃
料噴射式エンジン1の燃料ポンプ配置構造において、上
記燃料ポンプ36を吸気カム軸16のカムスプロケット
24の軸方向外側に配置し、該燃料ポンプ36の回転軸
38と上記カム軸16とを同軸をなすように連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸気通路,又は気
筒内に燃料を噴射する燃料噴射弁を備えた燃料噴射式エ
ンジンに関し、特に燃料噴射弁に燃料を供給する燃料ポ
ンプの配置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、気筒内に燃料を直接噴射するよ
うにした筒内燃料噴射式4サイクルエンジンでは、燃料
噴射弁に高圧燃料を供給する燃料ポンプをカム軸により
回転駆動するように構成したものがある。このような燃
料ポンプの配置構造では、従来、上記カム軸のカムスプ
ロケットの反対側に燃料ポンプを配置し、該燃料ポンプ
をカム軸により動力伝達機構を介して回転駆動するのが
一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記エンジン
では、一般に上記カム軸の反カムスプロケット側から出
力が取り出される。そのためクランク軸の反カムスプロ
ケット側には例えば大径のフライホイール,クラッチ機
構,変速機構が接続される。そのため上記従来の燃料ポ
ンプ配置構造では、燃料ポンプの配置スペースを確保し
にくいとともに、該燃料ポンプのエンジンへの組み付け
性が低く、また燃料ポンプの配置位置がエンジンの車体
搭載状態で背面側となることからメンテナンス性が低い
という問題がある。
【0004】また上記従来の燃料ポンプを反カムスプロ
ケット側に配置する構造では、カム軸の一端をカム室外
方に突出させるか、又は燃料ポンプの回転軸をカム室内
方に挿入する必要があり、従って該カム軸又はポンプ回
転軸のカム室貫通部において高いシール性を確保する必
要がある。
【0005】本発明は上記従来の状況に鑑みてなされた
もので、燃料ポンプの配置スペースの確保が容易であ
り、燃料ポンプの組み付け性,メンテナンス性を向上で
き、また低いシール性で済む燃料噴射式エンジンの燃料
ポンプ配置構造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、カム
軸の端部に固定されたカム駆動部材とクランク軸に固定
されたクランク駆動部材とをタイミング帯により連結す
るとともにカバーで覆い、燃料噴射弁に高圧燃料を供給
する燃料ポンプを上記カム軸で回転駆動するようにした
燃料噴射式エンジンの燃料ポンプ配置構造において、上
記燃料ポンプを上記カム駆動部材の軸方向外側に配置す
るとともに支持ステーを介してシリンダヘッドに取り付
け、該燃料ポンプの回転軸を上記カム駆動部材に上記カ
ム軸と同軸をなすように連結したことを特徴としてい
る。
【0007】請求項2の発明は、請求項1において、上
記カバーの上記カム軸に臨む部分に挿通孔を形成し、上
記支持ステーを、上記挿通孔に嵌入される円筒状のポン
プ支持部と該ポンプ支持部から上記カバーの外側を通っ
て上記シリンダヘッドの外壁に延びて該外壁にボルト締
め固定されるステー部とを有するものとし、上記燃料ポ
ンプの回転軸を囲むハウジングに形成されたボス部を上
記ポンプ支持部内に嵌入するとともに該ハウジングをポ
ンプ支持部にボルト締め固定することにより上記燃料ポ
ンプを支持ステーに取り付けたことを特徴としている。
【0008】請求項3の発明は、請求項1又は2におい
て、上記吸気カム軸,又は排気カム軸の何れか一方に上
記燃料ポンプが、他方にバルブタイミング可変機構が振
り分け配置されていることを特徴としている。
【0009】ここで、本発明のエンジンには、タイミン
グベルト又はタイミングチェンによりカム軸を駆動する
ものが含まれ、カム駆動部材はカムプーリ,カムスプロ
ケットを、クランク駆動部材はクランクプーリ,クラン
クスプロケットを、タイミング帯はタイミングベルト,
タイミングチェンをそれぞれ含む。また本発明のエンジ
ンには、自動車等の車両に搭載されるエンジン、あるい
は船外機に搭載されるエンジン等が含まれる。
【0010】
【発明の作用効果】本発明に係る燃料噴射式エンジンの
燃料ポンプ配置構造によれば、燃料ポンプをカム軸のカ
ム駆動部材の外側に配置したので、カム駆動部材の反対
側に配置する場合に比べて配置スペースが確保し易く、
また組み付け作業が簡単であるとともに、メンテナンス
作業を容易に行うことができる。
【0011】また上記燃料ポンプの回転軸とカム軸との
連結をタイミングベルト又はタイミングチェンを収容す
るカバー内で行うようにしたので、シール構造を簡素化
できる。
【0012】請求項2の発明によれば、支持ステーのカ
バーの外側を通ってシリンダヘッドの外壁まで延びるス
テー部をシリンダヘッドの外壁に固定し、該支持ステー
のポンプ支持部内に燃料ポンプのハウジングのボス部を
嵌入して該ハウジングをポンプ支持部にボルト締め固定
するようにしたので、燃料ポンプをカム駆動部材側に配
置しながら、簡単な構造かつ簡単な組み付け作業により
十分な強度をもってエンジンに固定できる。
【0013】請求項3の発明では、吸気カム軸,排気カ
ム軸の何れか一方に燃料噴射ポンプを、他方に可変バル
ブタイミング機構を振り分け配置したので、可変バルブ
タイミング機構を搭載したエンジンにも燃料ポンプの配
置が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1ないし図3は、請求項
1,2の発明の一実施形態による自動車用燃料噴射式エ
ンジンの燃料ポンプ配置構造を説明するための図であ
り、図1は上記エンジンの車体側方から見た断面側面
図、図2は平面図、図3は車体前方から見た正面図であ
る。
【0015】図において、1は水冷式4サイクル多気筒
エンジンであり、該エンジン1は、シリンダブロック2
の下側合面にオイルパン3を装着するとともに、上側合
面にシリンダヘッド4を搭載し、該シリンダヘッド4の
上側合面にヘッドカバー5を装着した概略構造のもので
ある。上記シリンダヘッド4の上部とヘッドカバー5と
で油密なカム室7が形成されている。またヘッドカバー
5には潤滑油注入口5aが形成され、該注入口5aには
キャップ8が着脱可能に装着されている。
【0016】上記シリンダブロック2の各気筒内にはピ
ストン9が摺動自在に挿入され、該ピストン9はコンロ
ッド10でクランク軸11に連結されている。また上記
シリンダヘッド4の下面の各ピストン9との対向面には
燃焼凹部4aが凹設され、該燃焼凹部4aには吸気バル
ブ15,排気バルブ(不図示)が配設されている。
【0017】上記カム室7内には吸気バルブ15,排気
バルブを開閉駆動する吸気カム軸16,排気カム軸17
がそれぞれクランク軸11と平行に配設されている。上
記吸気カム軸16の前端のジャーナル部16aは上記シ
リンダヘッド4の上側合面部分に一体形成された軸受部
4b,及び該軸受部4bにボルト18で締結されたカム
キャップ19により回転自在に支持されている。
【0018】上記吸気カム軸16のジャーナル部16a
の前部にはこれより大径の取付けボス部16bが一体形
成され、該取付けボス部16bはヘッドカバー5,シリ
ンダヘッド4の前壁より前方に突出している。このボス
部16bと軸受部4b及びカムキャップ19との間はオ
イルシール20によりシールされている。またカムキャ
ップ19の外周面とヘッドカバー5との間は該ヘッドカ
バー5に装着されたシール部材21によりシールされて
いる。なお、排気カム軸17も吸気カム軸16と同様の
構造でシールされている。
【0019】上記各カム軸16,17の取付けボス部1
6b,17bの前端面にはそれぞれカムスプロケット2
4,25が当接され、カム軸方向に螺挿されたボルト2
6,26により固定されている。この各カムスプロケッ
ト24,25と上記クランク軸11の前端部に形成され
たクランクスプロケット(図示せず)とはタンミングベ
ルト28により連結されている。
【0020】このようにしてクランク軸11の回転をタ
イミングベルト28を介して吸気カム軸16,排気カム
軸17に1/2回転に減速して伝達し、排気バルブ1
5,吸気バルブを開閉駆動する動弁機構が構成されてい
る。なお、29a〜29cは各種のエンジン補機類を回
転駆動する駆動プーリである。
【0021】上記各カムスプロケット24,25及びタ
イミングベルト28は、上記ヘッドカバー5,シリンダ
ヘッド4,及びシリンダブロック2の前端面に装着され
た略皿状のベルトカバー31により覆われている。この
ベルトカバー31の開口周縁と上記前端面との間はベル
トカバー31に装着されたシール部材32によりシール
されており、これにより気密なベルト室33が形成され
ている。
【0022】上記エンジン1は、燃料を燃焼室内に直接
噴射供給する筒内燃料噴射装置を備えている。この筒内
燃料噴射装置は、シリンダヘッド4の側壁4bに装着さ
れ、燃料を上記燃焼凹部4a内に直接噴射する燃料噴射
弁35と、該燃料噴射弁35に高圧燃料を供給する燃料
ポンプ36とを備えている。
【0023】上記燃料ポンプ36は、燃料吸込口37
a,吐出口37bを有するポンプ本体37の筒状のハウ
ジング39から回転軸38を突出させた概略構造を有
し、該回転軸38の回転により吸込口37aから吸い込
んだ燃料を加圧して吐出口37bから不図示の燃料供給
管を介して上記燃料噴射弁35に圧送するようになって
いる。
【0024】そして上記燃料ポンプ36は、吸気カム軸
16のカムスプロケット24の軸方向外側でかつベルト
カバー31の外側に配置され、支持ステー45を介して
シリンダヘッド4に固定支持され、その回転軸38が連
結部材40を介して上記吸気カム軸16に連結されてい
る。
【0025】上記支持ステー45は円筒状のポンプ支持
部46に平面視略L字状のステー部47を一体に接続形
成して構成されている。上記ポンプ支持部46は、上記
ベルトカバー31に形成された挿通孔31a内に挿入さ
れており、該ポンプ支持部46の外周面と挿通孔31a
との間はベルトカバー31に嵌着されたシール部材42
によりシールされている。
【0026】また上記ステー部47はベルトカバー31
の外側を通ってシリンダヘッド4の側壁4bに回り込む
ように平面視で大略L字状に屈曲形成されており、該ス
テー部47の先端部7aがシリンダヘッド4の側壁4b
前端部に上下2本のボルト48により固定されている。
なお上記ステー部47の屈曲部の内面にはには複数の補
強リブ47bが形成されている。
【0027】上記燃料ポンプ36のハウジング39の外
端部には上記ポンプ支持部46内に挿入されるボス部3
9bが突出形成され、かつ該ボス部39bの段部39a
がポンプ支持部46の前端面46aに当接して該燃料ポ
ンプ36の軸方向位置が位置決めされている。上記ボス
部39bの外周溝にはポンプ支持部46との間をシール
するOリング50が嵌装されている。そして上記燃料ポ
ンプ36は、上記ハウジング39を複数本の固定ボルト
51で上記ポンプ支持部46に固定することにより上記
支持ステー45に固定されている。
【0028】上記連結部材40は、円板状のフランジ部
40aに凸部40bを突出形成してなる大略凸形状のも
ので、上記フランジ部40aが上記カムスプロケット2
4の外側面に複数本のボルト41で固定されている。な
お該連結部材40の底面中央部には上記ボルト26の頭
部が挿入される逃げ凹部40cが形成されている。
【0029】上記燃料ポンプ36を上記支持ステー45
に固定すると、該燃料ポンプ36の回転軸38が上記連
結部材40の凸部40bと同軸をなすように対向し、か
つ両者の間に僅かな隙間があくようになっている。そし
て上記回転軸38と凸部40bとは該凸部40bに植設
された3本の連結ピン53が回転軸38の連結孔内に嵌
入することにより連結されている。
【0030】次に本実施形態の作用効果について説明す
る。本実施形態の燃料ポンプ36を組付けるには、まず
ベルトカバー31を外した状態でカムスプロケット24
の外端面に連結部材40をボルト締め固定する。そして
ベルトカバー31を装着し、支持ステー45のポンプ支
持部46をベルトカバー31の挿通孔31aに挿入する
とともに、ステー部47の延長端部47aをシリンダヘ
ッド4にボルト48で締め付け固定する。次いで燃料ポ
ンプ36のハウジング39をポンプ支持部46内に挿入
するとともに、回転軸38の連結孔に各連結ピン53を
嵌入させ、該ハウジング39を固定ボルト51でポンプ
支持部46に締結固定する。
【0031】本実施形態の燃料ポンプ配置構造によれ
ば、燃料ポンプ36を吸気カム軸16のカムスプロケッ
ト24の外側でかつベルトカバー31の外側に配置し
た。そして該ベルトカバー31の周りには大型部品等は
あまり装着されておらず比較的空いており、従って燃料
ポンプ36の配置スペースを確保し易い。
【0032】また燃料ポンプ36の組み付けに当たって
は、エンジン正面側から連結部材40をカムスプロケッ
ト24に固定し、支持ステー45をシリンダヘッド4に
固定し、該支持ステー45に燃料ポンプ36をボルト締
め固定するだけで済み、上記従来の反カムスプロケット
側に配置する場合に比べて組付けが容易である。なお、
支持ステー45に燃料ポンプ36を組み付けた後、該支
持ステー45をシリンダヘッドに固定しても良い。また
燃料ポンプ36のメンテナンスを行う場合には、該燃料
ポンプ36の固定ボルト51を外して、該燃料ポンプ3
6を外方に引き抜くだけで取り外すことができ、メンテ
ナンスが容易である。
【0033】上記燃料ポンプ36の回転軸38とカムス
プロケット24とを連結部材40を介在させて無潤滑の
ベルト室33内で連結するようにしたので、ポンプ支持
部46とベルトカバー31とのシール構造を簡素化でき
る。
【0034】本実施形態では、円筒状のポンプ支持部4
6と帯板状のステー部47とからなる支持ステー45を
設け、該ステー部47をベルトカバー31の外側からシ
リンダヘッド4の側壁4bにボルト締め固定し、上記ポ
ンプ支持部46に燃料ポンプ36のハウジング39をボ
ルト締め固定する構造を採用したので、強度の高いシリ
ンダヘッド4により燃料ポンプ36を強固に支持するこ
とができ、カムスプロケット外側でかつタイミングカバ
ーの外側に配置しながら取付け強度を確保できる。
【0035】さらにまた、本実施形態では、上記燃料ポ
ンプ36のハウジング39の段部39aを上記支持部4
6の前端面46aに当接させたので、燃料ポンプ36の
位置決め精度を向上できる。またカム軸16の熱膨脹に
よるカムスプロケット24の外方移動を連結部材40と
回転軸38との対向面の隙間により吸収することができ
る。
【0036】なお、上記実施形態では、燃料ポンプ36
を吸気カム軸16に配置したが、本発明では燃料ポンプ
を排気カム軸17に配置してもよく、この場合にも排気
カム軸17のカムスプロケット25の外側に配置するこ
とにより、上記実施形態と同様の効果が得られる。
【0037】また上記実施形態では、自動車用燃料噴射
式エンジンを例に説明したが、本発明の適用範囲はこれ
らのエンジンに限られるものではなく、例えば船外機に
搭載される燃料噴射式エンジンにも適用できる。
【0038】図4は、船外機に搭載された燃料噴射式4
サイクルエジンの燃料ポンプ配置構造を説明するための
図であり、図中、図1〜図3と同一符号は同一又は相当
部分を示す。
【0039】この船外機60は、カウリング61内に燃
料噴射式4サイクルエンジン62をクランク軸11を略
垂直方向に向けて搭載し、吸気カム軸64をクランク軸
11と平行に配置するとともに、該吸気カム軸64の上
端にカムスプロケット65を装着した概略構造のもので
ある。上記エンジン62はシリンダブロック62aの後
側合面にシリンダヘッド62b,該シリンダヘッド62
bの後側合面にヘッドカバー62cを結合したものであ
る。
【0040】そして上記吸気カム軸64のカムスプロケ
ット65の軸方向上側でかつベルトケース66の上側に
燃料ポンプ36が配置されている。この燃料ポンプ36
の回転軸38はカム軸64と同軸をなすようにカムスプ
ロケット65に連結されており、基本的構造は上記実施
形態と略同様である。
【0041】本実施形態では、燃料ポンプ36をカム軸
64のカムスプロケット65の上側に配置したので、組
付け構造を簡単にできるとともに、メンテナンスを容易
に行うことができ、かつシール性を確保でき、上記実施
形態と略同様の効果が得られる。
【0042】また上記燃料ポンプ36をエンジン62の
上側に配置したので、海水等がかかるのを抑制でき、錆
び等の発生を回避できる。さらにカウリング61とベル
トカバー66との間の空きスペースを有効利用して燃料
ポンプを配置できる。
【0043】ここで、本発明の燃料ポンプ配置構造は、
吸気バルブ,排気バルブの開閉タイミングをエンジンの
回転速度,負荷に応じて変化させるようにした可変バル
ブタイミング機構を備えた燃料噴射式エンジンにも適用
できる。この場合には、吸気カム軸,又は排気カム軸の
何れか一方に上記燃料ポンプを配置し、他方にバルブタ
イミング可変機構を配置することとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,2の発明の一実施形態による自動車
用燃料噴射式エンジンの燃料ポンプ配置構造を説明する
ための断面側面図である。
【図2】上記燃料ポンプが配置されたエンジンの平面図
である。
【図3】上記燃料ポンプが配置されたエンジンの正面図
である。
【図4】上記実施形態構造を船外機用エンジンに適用し
た場合を説明するための構成図である。
【符号の説明】
1,62 燃料噴射式4サイクルエンジ
ン 4,62b シリンダヘッド 16,64 吸気カム軸 17 排気カム軸 24,25,65 カムスプロケット 28 タイミングベルト 31,66 ベルトカバー 31a 挿通孔 35 燃料噴射弁 36 燃料ポンプ 38 回転軸 39 ハウジング 39b ボス部 45 支持ステー 46 ポンプ支持部 47 ステー部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カム軸の端部に固定されたカム駆動部材
    とクランク軸に固定されたクランク駆動部材とをタイミ
    ング帯により連結するとともにカバーで覆い、燃料噴射
    弁に高圧燃料を供給する燃料ポンプを上記カム軸で回転
    駆動するようにした燃料噴射式エンジンの燃料ポンプ配
    置構造において、上記燃料ポンプを上記カム駆動部材の
    軸方向外側に配置するとともに支持ステーを介してシリ
    ンダヘッドに取り付け、該燃料ポンプの回転軸を上記カ
    ム駆動部材に上記カム軸と同軸をなすように連結したこ
    とを特徴とする燃料噴射式エンジンの燃料ポンプ配置構
    造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記カバーの上記カ
    ム軸に臨む部分に挿通孔を形成し、上記支持ステーを、
    上記挿通孔に嵌入される円筒状のポンプ支持部と該ポン
    プ支持部から上記カバーの外側を通って上記シリンダヘ
    ッドの外壁に延びて該外壁にボルト締め固定されるステ
    ー部とを有するものとし、上記燃料ポンプの回転軸を囲
    むハウジングに形成されたボス部を上記ポンプ支持部内
    に嵌入するとともに該ハウジングをポンプ支持部にボル
    ト締め固定することにより上記燃料ポンプを支持ステー
    に取り付けたことを特徴とする燃料噴射式エンジンの燃
    料ポンプ配置構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、上記吸気カム
    軸,又は排気カム軸の何れか一方に上記燃料ポンプが、
    他方にバルブタイミング可変機構が振り分け配置されて
    いることを特徴とする燃料噴射式エンジンの燃料ポンプ
    配置構造。
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