JPH07111146B2 - 内燃機関のチェーンカバー装置 - Google Patents
内燃機関のチェーンカバー装置Info
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- JPH07111146B2 JPH07111146B2 JP1027602A JP2760289A JPH07111146B2 JP H07111146 B2 JPH07111146 B2 JP H07111146B2 JP 1027602 A JP1027602 A JP 1027602A JP 2760289 A JP2760289 A JP 2760289A JP H07111146 B2 JPH07111146 B2 JP H07111146B2
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- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 3
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- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 2
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- 235000008429 bread Nutrition 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F7/00—Casings, e.g. crankcases or frames
- F02F7/0065—Shape of casings for other machine parts and purposes, e.g. utilisation purposes, safety
- F02F7/0073—Adaptations for fitting the engine, e.g. front-plates or bell-housings
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M1/00—Pressure lubrication
- F01M1/02—Pressure lubrication using lubricating pumps
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は吸気弁及び排気弁を開閉駆動するカム軸とクラ
ンク軸とに巻回するチェーンを覆うチェーンカバー装置
に関する。
ンク軸とに巻回するチェーンを覆うチェーンカバー装置
に関する。
<従来の技術> この種のチェーンカバー装置の従来例として、以下のよ
うなものがある(特開昭63−179109号公報及び実開昭63
−115509号公報参照)。
うなものがある(特開昭63−179109号公報及び実開昭63
−115509号公報参照)。
すなわち、シリンダヘッドのカム軸とシリンダブロック
のクランク軸とをチェーンにより巻回すると共に、該チ
ェーンをチェーンカバーにより覆っている。このチェー
ンカバーにはインナー部材との間に位置させて前記チェ
ーンを覆うアウタ部材が設けられ、前記インナー部材下
部にオイルポンプが取付けられている。
のクランク軸とをチェーンにより巻回すると共に、該チ
ェーンをチェーンカバーにより覆っている。このチェー
ンカバーにはインナー部材との間に位置させて前記チェ
ーンを覆うアウタ部材が設けられ、前記インナー部材下
部にオイルポンプが取付けられている。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、このような従来のチェーンカバー装置に
おいては、チェーン内方のインナー部材にオイルポンプ
とチェーンとをアウタ部材により覆うようにしているの
で、装置が大型化すると共に部品点数の増加によるコス
ト高を招くという不具合がある。また、オイルポンプの
外壁から突出したフランジ部にオイルパンの上端部を接
続するようにしているので、オイルポンプ延いてはエン
ジンの全長が長くなるという不具合がある。
おいては、チェーン内方のインナー部材にオイルポンプ
とチェーンとをアウタ部材により覆うようにしているの
で、装置が大型化すると共に部品点数の増加によるコス
ト高を招くという不具合がある。また、オイルポンプの
外壁から突出したフランジ部にオイルパンの上端部を接
続するようにしているので、オイルポンプ延いてはエン
ジンの全長が長くなるという不具合がある。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたもので、装
置の小型化,部品点数の低減化等を図れるチェーンカバ
ー装置を提供することを目的とする。
置の小型化,部品点数の低減化等を図れるチェーンカバ
ー装置を提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段> このため、本発明は、クランク軸の回転力をシリンダヘ
ッドのカム軸に伝達するチェーンを被うチェーンカバー
に、前記クランク軸近傍のチェーン巻回部の外側に位置
させて膨大部を、形成し、該膨大部に前記クランク軸端
部が挿通される孔を形成すると共に膨大部にクランク軸
により駆動されるオイルポンプを設け、かつ前記膨大部
の下壁部にオイルパンの上面フランジと接合し下方に突
出する半円状フランジ部を形成すると共に、該半円状フ
ランジ部の両側にシリンダブロックのスカート下部と略
同一平面となると共にオイルパンの上面フランジと接合
する平坦状のフランジ部を形成し、尚且つ、前記オイル
ポンプのギアの幅と、前記半円状フランジ部と接合する
オイルパンの上面フランジの幅と、を前記半円状フラン
ジ部を挟んで重合するように略一致させるようにした。
ッドのカム軸に伝達するチェーンを被うチェーンカバー
に、前記クランク軸近傍のチェーン巻回部の外側に位置
させて膨大部を、形成し、該膨大部に前記クランク軸端
部が挿通される孔を形成すると共に膨大部にクランク軸
により駆動されるオイルポンプを設け、かつ前記膨大部
の下壁部にオイルパンの上面フランジと接合し下方に突
出する半円状フランジ部を形成すると共に、該半円状フ
ランジ部の両側にシリンダブロックのスカート下部と略
同一平面となると共にオイルパンの上面フランジと接合
する平坦状のフランジ部を形成し、尚且つ、前記オイル
ポンプのギアの幅と、前記半円状フランジ部と接合する
オイルパンの上面フランジの幅と、を前記半円状フラン
ジ部を挟んで重合するように略一致させるようにした。
<作用> このようにして、チェーンカバーの膨大部にオイルポン
プを設けると共に、膨大部下部とオイルパンとを接合さ
せるようにし、装置の小型化と部品点数の低減とを図れ
るようにすると共に、前記半円状フランジ部がオイルポ
ンプ回転等の影響で変形しても、前記半円状フランジ部
とオイルパンの上面フランジとの接合を良好に維持でき
るようにして、オイルシール性を長期に亘って向上させ
ることができるようにした。
プを設けると共に、膨大部下部とオイルパンとを接合さ
せるようにし、装置の小型化と部品点数の低減とを図れ
るようにすると共に、前記半円状フランジ部がオイルポ
ンプ回転等の影響で変形しても、前記半円状フランジ部
とオイルパンの上面フランジとの接合を良好に維持でき
るようにして、オイルシール性を長期に亘って向上させ
ることができるようにした。
<実施例> 以下に、本発明の一実施例を第1図〜第5図に基づいて
説明する。
説明する。
図において、シリンダブロック1の上部には2つのバン
ク1A,1BがV字状に形成され、これらバンク1A,1Bの上部
にはガスケット3を介してシリンダヘッド2A,2Bが夫々
取付けられている。一方のバンク1Aの隣接する気筒の間
には、他方のバンク1Bの気筒が位置するように配設され
ている。
ク1A,1BがV字状に形成され、これらバンク1A,1Bの上部
にはガスケット3を介してシリンダヘッド2A,2Bが夫々
取付けられている。一方のバンク1Aの隣接する気筒の間
には、他方のバンク1Bの気筒が位置するように配設され
ている。
前記シリンダブロック1の下部にはクランク軸4が回転
自由に支承されて取付けられ、クランク軸4の端部には
第1スプロケット5が取付けられている。前記シリンダ
ブロック1上部の各バンク1A,1Bにはアイドラギヤ6が
回転自由に夫々取付けられ、各アイドラギヤ6には大径
ギヤ6Aと小径ギヤ6Bとが一体形成されている。前記第1
スプロケット5と各アイドラギヤ6の大径ギヤ6Aには第
1チェーン7が巻回されている。ここで、第1スプロケ
ット5と大径ギヤ6Aとのギヤ比は、クランク軸4の回転
数が3/4〜1/2に減速されるように、設定されている。
自由に支承されて取付けられ、クランク軸4の端部には
第1スプロケット5が取付けられている。前記シリンダ
ブロック1上部の各バンク1A,1Bにはアイドラギヤ6が
回転自由に夫々取付けられ、各アイドラギヤ6には大径
ギヤ6Aと小径ギヤ6Bとが一体形成されている。前記第1
スプロケット5と各アイドラギヤ6の大径ギヤ6Aには第
1チェーン7が巻回されている。ここで、第1スプロケ
ット5と大径ギヤ6Aとのギヤ比は、クランク軸4の回転
数が3/4〜1/2に減速されるように、設定されている。
各シリンダヘッド2A,2Bの上部には吸気弁(図示せず)
を開閉駆動する吸気用カム軸8と排気弁(図示せず)を
開閉駆動する排気用カム9とが回転自由に設けられ、こ
れらカム軸8,9の端部には第2スプロケット10が夫々取
付けられている。前記アイドラギヤ6の小径ギヤ6Bと第
2スプロケット10とには、各バンク1A,1B毎に、第2チ
ェーン11が夫々巻回されている。
を開閉駆動する吸気用カム軸8と排気弁(図示せず)を
開閉駆動する排気用カム9とが回転自由に設けられ、こ
れらカム軸8,9の端部には第2スプロケット10が夫々取
付けられている。前記アイドラギヤ6の小径ギヤ6Bと第
2スプロケット10とには、各バンク1A,1B毎に、第2チ
ェーン11が夫々巻回されている。
前記各シリンダヘッド2A,2Bの端部12A,12Bは、側方にそ
れぞれ延設されて、上部,下部及び側部に開口するスプ
ロケット室13A,13Bが形成されている。
れぞれ延設されて、上部,下部及び側部に開口するスプ
ロケット室13A,13Bが形成されている。
前記スプロケット室13A,13Bの側方開口部を覆う平板状
のスプロケットカバー14が各シリンダヘッド2A,2B側壁
に取付けられている。また、シリンダブロック1側壁に
は第1図に示すように単一のアルミニウム製のチェーン
カバー15が取付けられ、このチェーンカバー15は2つの
アイドラギヤ6及び第1チェーン7を覆うようになって
いる。16はアイドラギヤ室である。また、前記各シリン
ダヘッド2A,2Bの上部には吸気及び排気用カム軸8,9等を
覆うカムカバー17が取付けられ、カムカバー17によりカ
ム室18が夫々形成されている。
のスプロケットカバー14が各シリンダヘッド2A,2B側壁
に取付けられている。また、シリンダブロック1側壁に
は第1図に示すように単一のアルミニウム製のチェーン
カバー15が取付けられ、このチェーンカバー15は2つの
アイドラギヤ6及び第1チェーン7を覆うようになって
いる。16はアイドラギヤ室である。また、前記各シリン
ダヘッド2A,2Bの上部には吸気及び排気用カム軸8,9等を
覆うカムカバー17が取付けられ、カムカバー17によりカ
ム室18が夫々形成されている。
前記チェーンカバー15の下部には外方に突出する中空状
の膨大部19がチェーン巻回部としての第1スプロケット
5の外側に位置して形成され、膨大部19の側部にはクラ
ンク軸4の外端部が挿通される孔19Aが開設されてい
る。前記孔19Aにはシール部材20が取付けられ、膨大部1
9にはオイルポンプ21が内装されている。また、膨大部1
9の下壁部には第3図に示すように下方に突出する半円
状のフランジ部22が形成され、半円状フランジ部22の両
側部には前記シリンダブロック1のスカート下部1Cと略
同一平面となるように平坦フランジ部15Aが形成されて
いる。前記シリンダブロック1のスカート下部1Cは第2
図に示すようにクランク軸5と略同一高さまで下方に延
設されている。
の膨大部19がチェーン巻回部としての第1スプロケット
5の外側に位置して形成され、膨大部19の側部にはクラ
ンク軸4の外端部が挿通される孔19Aが開設されてい
る。前記孔19Aにはシール部材20が取付けられ、膨大部1
9にはオイルポンプ21が内装されている。また、膨大部1
9の下壁部には第3図に示すように下方に突出する半円
状のフランジ部22が形成され、半円状フランジ部22の両
側部には前記シリンダブロック1のスカート下部1Cと略
同一平面となるように平坦フランジ部15Aが形成されて
いる。前記シリンダブロック1のスカート下部1Cは第2
図に示すようにクランク軸5と略同一高さまで下方に延
設されている。
前記オイルポンプ21には、スペーサ23を介してクランク
軸4により回転駆動されるインナギヤ21Aと、該インナ
ギヤ21Aと噛合されるアウタギヤ21Bと、これらギヤ21A,
21Bの側方を覆うリヤプレート21Cと、吸入路21Dと、吐
出路21Eと、から構成されている。そして、クランク軸
4によりインナギヤ21Aが回動されると、インナギヤ21A
と噛合されているアウタギヤ21Bが回転し、吸入路21Dを
介してオイルパン24内の潤滑油をオイルポンプ21内に吸
引する。そして、潤滑油は前記ギヤ21A,21Bにより加圧
された後、吐出路21Eから機関各部に供給される。
軸4により回転駆動されるインナギヤ21Aと、該インナ
ギヤ21Aと噛合されるアウタギヤ21Bと、これらギヤ21A,
21Bの側方を覆うリヤプレート21Cと、吸入路21Dと、吐
出路21Eと、から構成されている。そして、クランク軸
4によりインナギヤ21Aが回動されると、インナギヤ21A
と噛合されているアウタギヤ21Bが回転し、吸入路21Dを
介してオイルパン24内の潤滑油をオイルポンプ21内に吸
引する。そして、潤滑油は前記ギヤ21A,21Bにより加圧
された後、吐出路21Eから機関各部に供給される。
前記オイルパン24には、第5図に示すように、前記チェ
ーンカバー15下端の半円状フランジ部22が嵌合される半
円状の凹部フランジ部24Aと、チェーンカバー15の前記
平坦フランジ部15Aが接合される平坦フランジ部24Bと、
が形成されている。25はシール部材である。
ーンカバー15下端の半円状フランジ部22が嵌合される半
円状の凹部フランジ部24Aと、チェーンカバー15の前記
平坦フランジ部15Aが接合される平坦フランジ部24Bと、
が形成されている。25はシール部材である。
また、シリンダブロック1の下部には第2図に示すよう
に、前記第1チェーン7のテンションを調整する可動テ
ンショナ26が設けられ、各シリンダヘッド2A,2Bには第
2チェーン11のテンションを調整する可動テンショナ27
が夫々設けられている。
に、前記第1チェーン7のテンションを調整する可動テ
ンショナ26が設けられ、各シリンダヘッド2A,2Bには第
2チェーン11のテンションを調整する可動テンショナ27
が夫々設けられている。
尚、28は第1チェーン7の固定テンショナ、29は第2チ
ェーン11の固定テンショナ、30はクランク軸4の軸受、
31はカム軸8,9の軸受、32は補機駆動プーリ、33はウォ
ータポンプである。
ェーン11の固定テンショナ、30はクランク軸4の軸受、
31はカム軸8,9の軸受、32は補機駆動プーリ、33はウォ
ータポンプである。
かかる構成によれば、チェーンカバー15の下部に第1ス
プロケット5の外側に位置させて膨大部19を形成し、該
膨大部19にクランク軸4挿通用の孔19Aを形成すると共
にクランク軸4により駆動されるオイルポンプ21を設け
るようにしたので、チェーンカバー15にオイルポンプ21
を一体的に取付けることができ、それらの間を接合する
特別のシール部材が不要となると共に部品点数の低減化
を図れる。また、チェーンカバー14の膨大部19がオイル
ポンプ21の外壁となるので、オイルポンプ21を直接外気
により冷却することができる。
プロケット5の外側に位置させて膨大部19を形成し、該
膨大部19にクランク軸4挿通用の孔19Aを形成すると共
にクランク軸4により駆動されるオイルポンプ21を設け
るようにしたので、チェーンカバー15にオイルポンプ21
を一体的に取付けることができ、それらの間を接合する
特別のシール部材が不要となると共に部品点数の低減化
を図れる。また、チェーンカバー14の膨大部19がオイル
ポンプ21の外壁となるので、オイルポンプ21を直接外気
により冷却することができる。
また、膨大部19の下壁部にオイルパン24の凹状フラジ部
24Aと接合する半円状のフランジ部22を形成したので、
従来例の如くオイルポンプの前方に突出する特別なフラ
ンジ部を設ける必要がなく、オイルポンプ延いてはエン
ジンの全長を短くでき、小型軽量化が図れる。また、シ
リンダブロック1のスカート下部1Cはクランク軸4まで
しか延設されていないので、シリンダブロック1の高さ
の低減化を図れ機関の軽量化を図れる。
24Aと接合する半円状のフランジ部22を形成したので、
従来例の如くオイルポンプの前方に突出する特別なフラ
ンジ部を設ける必要がなく、オイルポンプ延いてはエン
ジンの全長を短くでき、小型軽量化が図れる。また、シ
リンダブロック1のスカート下部1Cはクランク軸4まで
しか延設されていないので、シリンダブロック1の高さ
の低減化を図れ機関の軽量化を図れる。
また、チェーンカバー15の下部に位置しかつ半円状フラ
ンジ部22の両側にシリンダブロック1のスカート下部1C
と略同一平面でかつオイルパン24の平坦フランジ部24B
と接合する平坦フランジ部15Aを形成したので、オイル
パン24とチェーンカバー15の下端部とを螺着でき、剛性
を大巾に向上でき機関振動に伴うオイルパン24壁のビビ
リ騒音を低減できる。
ンジ部22の両側にシリンダブロック1のスカート下部1C
と略同一平面でかつオイルパン24の平坦フランジ部24B
と接合する平坦フランジ部15Aを形成したので、オイル
パン24とチェーンカバー15の下端部とを螺着でき、剛性
を大巾に向上でき機関振動に伴うオイルパン24壁のビビ
リ騒音を低減できる。
また、チェーンカバー15の平坦フランジ部15Aには第4
図に示すように曲部が形成されているので、曲部を有す
る平坦フランジ部15Aと半円状フランジ部22とで囲まれ
た面積分オイルパン24の形状を拡大でき貯留油量を増大
できる。
図に示すように曲部が形成されているので、曲部を有す
る平坦フランジ部15Aと半円状フランジ部22とで囲まれ
た面積分オイルパン24の形状を拡大でき貯留油量を増大
できる。
また、第1図に示したように、オイルポンプ21のギア21
A,21Bの幅を、オイルパン24の半円状の凹部フランジ部2
4Aの幅に略一致させて大きく取る構造としたので、オイ
ルポンプ21の容量を同一とすれば、膨大部19の外径、延
いては半円状のフランジ部22の外径を小さくすることが
できるので、重量の軽いオイルパン24の占有率、即ちク
ランク軸4の中心からオイルパン24の下端までのエンジ
ンの外壁の面積を占めるオイルパン24の面積の割合を大
きくすることができるので、エンジンの軽量化をより一
層促進することができる。
A,21Bの幅を、オイルパン24の半円状の凹部フランジ部2
4Aの幅に略一致させて大きく取る構造としたので、オイ
ルポンプ21の容量を同一とすれば、膨大部19の外径、延
いては半円状のフランジ部22の外径を小さくすることが
できるので、重量の軽いオイルパン24の占有率、即ちク
ランク軸4の中心からオイルパン24の下端までのエンジ
ンの外壁の面積を占めるオイルパン24の面積の割合を大
きくすることができるので、エンジンの軽量化をより一
層促進することができる。
更に、オイルポンプ21のギア21A,21Bの幅と、半円状フ
ランジ部22と接合する半円状の凹部フランジ部24Aの幅
と、を略一致させ、これらを半円状フランジ部22を挟ん
で重合させるようにしたので、半円状フランジ部22がオ
イルポンプ21の回転や熱等の影響を受け変形する場合で
も、半円状の凹部フランジ部24Aの幅内で半円状フラン
ジ部22は平均的に変形するので、即ち接合面の変形の曲
率変化を小さくできるので、半円状フランジ部22は半円
状の凹部フランジ部24Aを平面的に均一に押圧すること
になり、以って半円状フランジ部22とオイルパン24の半
円状の凹部フランジ部24Aとの接合を良好に維持でき、
オイルシール性を長期に亘って大幅に向上させることが
できる。なお、このように、本実施例によれば、オイル
シール性を高くすることができるので、半円状フランジ
部22を最大限薄肉化することができ、以って最大限エン
ジンの小型・軽量化を促進することができる。
ランジ部22と接合する半円状の凹部フランジ部24Aの幅
と、を略一致させ、これらを半円状フランジ部22を挟ん
で重合させるようにしたので、半円状フランジ部22がオ
イルポンプ21の回転や熱等の影響を受け変形する場合で
も、半円状の凹部フランジ部24Aの幅内で半円状フラン
ジ部22は平均的に変形するので、即ち接合面の変形の曲
率変化を小さくできるので、半円状フランジ部22は半円
状の凹部フランジ部24Aを平面的に均一に押圧すること
になり、以って半円状フランジ部22とオイルパン24の半
円状の凹部フランジ部24Aとの接合を良好に維持でき、
オイルシール性を長期に亘って大幅に向上させることが
できる。なお、このように、本実施例によれば、オイル
シール性を高くすることができるので、半円状フランジ
部22を最大限薄肉化することができ、以って最大限エン
ジンの小型・軽量化を促進することができる。
<発明の効果> 本発明は、以上説明したように、チェーンカバーの膨大
部にクランク軸端部が挿通される孔を形成すると共にク
ランク軸により駆動されるオイルポンプを設け、前記膨
大部の下壁部にオイルパンとの接合用半円状フランジ部
と平坦状のフランジ部とを形成するようにしたので、装
置の小型化と部品点数の低減化と軽量化とを図れる。
部にクランク軸端部が挿通される孔を形成すると共にク
ランク軸により駆動されるオイルポンプを設け、前記膨
大部の下壁部にオイルパンとの接合用半円状フランジ部
と平坦状のフランジ部とを形成するようにしたので、装
置の小型化と部品点数の低減化と軽量化とを図れる。
更に、前記半円状フランジ部がオイルポンプ駆動等の影
響で変形しても、半円状フランジ部とオイルパンの上面
フランジとの接合を良好に維持できるので、オイルシー
ル性を長期に亘って向上させることができる。
響で変形しても、半円状フランジ部とオイルパンの上面
フランジとの接合を良好に維持できるので、オイルシー
ル性を長期に亘って向上させることができる。
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は同上
の断面図、第3図はチェーンカバーの正面図、第4図は
第2図の底面図、第5図はオイルパンの斜視図である。 1……シリンダブロック、4……クランク軸、5……第
1スプロケット、7……第1チェーン、8,9……カム
軸、15……チェーンカバー、15A……平坦フランジ部、1
9……膨大部、19A……孔、21……オイルポンプ、22……
半円状フランジ部、24……オイルパン
の断面図、第3図はチェーンカバーの正面図、第4図は
第2図の底面図、第5図はオイルパンの斜視図である。 1……シリンダブロック、4……クランク軸、5……第
1スプロケット、7……第1チェーン、8,9……カム
軸、15……チェーンカバー、15A……平坦フランジ部、1
9……膨大部、19A……孔、21……オイルポンプ、22……
半円状フランジ部、24……オイルパン
Claims (1)
- 【請求項1】クランク軸の回転力をシリンダヘッドのカ
ム軸に伝達するチェーンを、チェーンカバーにより、被
うようにした内燃機関のチェーンカバー装置において、 前記チェーンカバーに、前記クランク軸近傍のチェーン
巻回部の外側に位置させて膨大部を、形成し、 該膨大部に前記クランク軸端部が挿通される孔を形成す
ると共に膨大部にクランク軸により駆動されるオイルポ
ンプを設け、 かつ前記膨大部の下壁部にオイルパンの上面フランジと
接合し下方に突出する半円状フランジ部を形成すると共
に、 該半円状フランジ部の両側にシリンダブロックのスカー
ト下部と略同一平面となると共にオイルパンの上面フラ
ンジと接合する平坦状のフランジ部を形成し、 尚且つ、前記オイルポンプのギアの幅と、前記半円状フ
ランジ部と接合するオイルパンの上面フランジの幅と、
を前記半円状フランジ部を挟んで重合するように略一致
させたこと を特徴とする内燃機関のチェーンカバー装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1027602A JPH07111146B2 (ja) | 1989-02-08 | 1989-02-08 | 内燃機関のチェーンカバー装置 |
US07/467,533 US5000142A (en) | 1989-02-08 | 1990-01-19 | Chain cover apparatus for engine |
GB9002581A GB2228045B (en) | 1989-02-08 | 1990-02-06 | Engine camshaft chain cover combined with oil pump |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1027602A JPH07111146B2 (ja) | 1989-02-08 | 1989-02-08 | 内燃機関のチェーンカバー装置 |
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---|---|
JPH02207142A JPH02207142A (ja) | 1990-08-16 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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- 1989-02-08 JP JP1027602A patent/JPH07111146B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1990
- 1990-01-19 US US07/467,533 patent/US5000142A/en not_active Expired - Lifetime
- 1990-02-06 GB GB9002581A patent/GB2228045B/en not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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