JP3470611B2 - エンジンのオイルポンプ取付構造 - Google Patents
エンジンのオイルポンプ取付構造Info
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- pump housing
- front cover
- cylinder block
- oil pump
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B75/22—Multi-cylinder engines with cylinders in V, fan, or star arrangement
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M1/00—Pressure lubrication
- F01M1/02—Pressure lubrication using lubricating pumps
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- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M11/00—Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B17/00—Pumps characterised by combination with, or adaptation to, specific driving engines or motors
- F04B17/05—Pumps characterised by combination with, or adaptation to, specific driving engines or motors driven by internal-combustion engines
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- F01M1/02—Pressure lubrication using lubricating pumps
- F01M2001/0253—Pressure lubrication using lubricating pumps characterised by the pump driving means
- F01M2001/0269—Pressure lubrication using lubricating pumps characterised by the pump driving means driven by the crankshaft
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B77/00—Component parts, details or accessories, not otherwise provided for
- F02B77/11—Thermal or acoustic insulation
- F02B77/13—Acoustic insulation
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジンのオイルポ
ンプ取付構造に関し、詳しくは、クランクシャフトによ
り同軸駆動されるオイルポンプの取付構造に関する。 【０００２】 【従来の技術】従来、クランクシャフトにより同軸駆動
されるオイルポンプの取付構造としては、タイミングチ
ェーンを覆うフロントカバーの内側にポンプハウジング
を支持させて、ポンプハウジングを前記フロントカバー
とタイミングチェーン用スプロケットとの間に位置させ
る構成のものがあった（特開平５−０５９９２４号公報
参照）。 【０００３】また、ポンプハウジングを、タイミングチ
ェーン用スプロケットとシリンダブロックとの間に配置
する構成とする一方、ポンプハウジングをシリンダブロ
ックから突出させて固定するか、又は、シリンダブロッ
クの前面に凹陥形成させた部分に埋設させる構成のもの
があった。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】しかし、フロントカバ
ーにポンプハウジングを支持させる取付構造の場合、オ
イルポンプ作動時に発生する脈動が、直接フロントカバ
ーを振動させることになり、フロントカバー前面からの
放射音を励起するため、エンジン前方位置での騒音が大
きくなってしまうという問題があった。 【０００５】また、ポンプハウジングを、タイミングチ
ェーン用スプロケットとシリンダブロックとの間に配置
する構造の場合、ポンプハウジングの分だけタイミング
チェーンの走行ラインがシリンダブロックの前面から前
方に張り出すことになる。このため、シリンダヘッドの
全長が増加する一方、カムシャフトを支持するジャーナ
ルからのオーバーハングが大きな部分にタイミングチェ
ーンによる駆動力がかかることになるため、カムシャフ
ト，ジャーナルの剛性不足による音振性能の悪化を招い
たり、カムシャフト，ジャーナルの剛性を確保するため
に重量増加を招く可能性があった。 【０００６】更に、シリンダブロックの前面にポンプハ
ウジングを埋設させる構成の場合、シリンダブロックが
大型化してしまうという問題があった。本発明は上記問
題点に鑑みなされたものであり、オイルポンプ作動時に
発生する脈動がフロントカバーに直接伝播することを回
避でき、かつ、タイミングチェーンの走行ラインの前方
への張り出しを回避し、シリンダブロックの大型化も回
避できるエンジンのオイルポンプ取付構造を提供するこ
とを目的とする。 【０００７】 【課題を解決するための手段】そのため請求項１に係る
発明は、タイミングチェーンによりクランクシャフトか
らカムシャフトを駆動する構成の動弁系を備えたエンジ
ンにおいて、前記クランクシャフトにより同軸駆動され
るオイルポンプの取付構造であって、前記オイルポンプ
のポンプハウジングを、前記タイミングチェーンを覆う
フロントカバーに対して隙間を有して、前記フロントカ
バーとタイミングチェーン用スプロケットとの間に配置
し、該ポンプハウジングを前記タイミングチェーンをま
たいでシリンダブロックに締結するよう構成した。 【０００８】かかる構成によると、ポンプハウジング
は、フロントカバーとタイミングチェーン用スプロケッ
トとの間に配置されるが、ポンプハウジングとフロント
カバーとの間には隙間が設けられ、ポンプハウジングは
フロントカバーに支持されるのではなく、ステーを介し
てシリンダブロックに締結される。 【０００９】 【発明の効果】請求項１記載の発明によると、ポンプハ
ウジングはシリンダブロックに締結され、かつ、フロン
トカバーとの間には隙間が設けられるから、オイルポン
プ作動時に発生する脈動が直接フロントカバーに伝播す
ることがなく、フロントカバー前面からの放射音を低減
し、エンジン前方における騒音を低減させることができ
るという効果がある。 【００１０】また、ポンプハウジングは、フロントカバ
ーとタイミングチェーン用スプロケットとの間に配置さ
れるから、タイミングチェーンの走行ラインが前方へ張
り出すことがなく、音振性能の悪化や、カムシャフト等
の剛性確保のための重量増加、更には、シリンダブロッ
クの大型化を回避できるという効果がある。 【００１１】 【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図１は実施の形態におけるＶ型エン
ジンのシリンダブロックのフロント側を示す正面図であ
り、図２はクランクシャフトのエンジンフロント側の端
部を示す側面図である。 【００１２】前記図１，図２において、シリンダブロッ
ク１に対してクランクシャフト２がベアリング１ａを介
して支持されており、このクランクシャフト２のエンジ
ンフロント側に突出する部分の最もシリンダブロック１
寄りには、各バンクに対応する２つのクランクスプロケ
ット（タイミングチェーン用スプロケット）３ａ，３ｂ
が軸方向に並べて軸支されており、該クランクスプロケ
ット３ａ，３ｂと各バンクのカムスプロケット４ａ，４
ｂとの間に各バンク毎にタイミングチェーン５ａ，５ｂ
を掛け渡して、クランクシャフト２によって各バンクの
カムシャフト（吸気側カムシャフト及び排気側カムシャ
フト）を駆動させる動弁系が構成される。 【００１３】また、前記クランクシャフト２の先端部に
は、補機駆動用のクランクプーリ６が軸支され、該クラ
ンクプーリ６とオルタネータ，エアコンコンプレッサ，
パワステポンプなどの補機との間に補機ベルトを掛け渡
して、補機類がエンジン駆動される。フロントカバー７
は、シリンダブロック１のエンジンフロント側に締結さ
れ、前記クランクスプロケット３ａ，３ｂ，カムスプロ
ケット４ａ，４ｂ，タイミングチェーン５ａ，５ｂ等か
らなる動弁系を覆うものであり、オイルシール８が設け
られた開口部を介してクランクシャフト２の先端部が突
出され、フロントカバー７の外側に前記クランクプーリ
６が配置されるようになっている。 【００１４】また、クランクシャフト２により同軸駆動
されるオイルポンプ９のポンプハウジング10が、前記フ
ロントカバー７とクランクスプロケット３ａ，３ｂとの
間に配設される。前記オイルポンプ９は、シリンダブロ
ック１の底面に装着されるオイルパン内のオイルをオイ
ルストレーナを介して吸い上げ、オイルフィルターを介
してシリンダヘッド，クランクシャフト等のエンジン各
部にオイルを供給するものであり、クランクシャフト２
が挿通されるポンプハウジング10と、該ポンプハウジン
グ10内に形成されたポンプ室に内装されクランクシャフ
ト２により回転駆動されるロータ９ａとから構成され、
後述するようにして固定されるポンプハウジング10内
で、前記ロータ９ａがクランクシャフト２と共に回転し
て、オイルの吸い込み，吐き出し動作を行う。 【００１５】前記ポンプハウジング10は、クランクスプ
ロケット３ａ，３ｂ及びタイミングチェーン５ａ，５ｂ
を避けて配置される３つのステー11ａ，11ｂ，11ｃを介
し、シリンダブロック１に対してタイミングチェーン５
ａ，５ｂをまたぐようにして締結される。前記ステー11
ａ，11ｂ，11ｃは、本体10ａと裏蓋10ｂとの２分割構成
となっているポンプハウジング10の裏蓋10ｂと一体に形
成され、ボルト12を挿通させるための貫通孔13が形成さ
れる。シリンダブロック１のエンジンフロント側の端面
には、前記ステー11ａ，11ｂ，11ｃの配置に位置合わせ
して、ボルト12が螺合される雌ねじ部14が形成されてお
り、前記貫通孔13に挿通させたボルト12を前記雌ねじ部
14に締結させることで、ポンプハウジング10がシリンダ
ブロック１に対して固定される。 【００１６】そして、ステー11ａ，11ｂ，11ｃの長さで
規定されるクランクシャフト２の軸方向において、ポン
プハウジング10は、クランクスプロケット３ａ，３ｂと
フロントカバー７との間に配置される。ここで、クラン
クスプロケット３ａ，３ｂの回転にポンプハウジング10
が干渉することを回避すべく、ポンプハウジング10とク
ランクスプロケット３ａ，３ｂとの間に隙間が設けられ
るが、ポンプハウジング10とフロントカバー７との間に
も隙間が確保されるようにしてある。 【００１７】尚、前記ステー11ｃの位置は、オイルスト
レーナによる振動を抑制できる位置に設定することが好
ましく、具体的には、オイルポンプ９の高圧部近傍、即
ち、オイルストレーナ取付部15の反対側に設定すると良
い。上記構成によると、フロントカバー７とポンプハウ
ジング10とが直接触れることがないので、オイルポンプ
動作によって発生する脈動が直接フロントカバー７に伝
播することが回避され、フロントカバー前面からの放射
音が低減され、エンジン前方での騒音を低減できる。 【００１８】また、オイルポンプ９は、クランクスプロ
ケット３ａ，３ｂとフロントカバー７との間に配置さ
れ、これにより、シリンダブロック１の最も近い位置に
クランクスプロケット３ａ，３ｂが配置されるので、タ
イミングチェーン５ａ，５ｂの走行ラインをシリンダブ
ロック１の近傍に設定でき、これによって、シリンダヘ
ッドの全長増加を防止でき、かつ、カムシャフト，ジャ
ーナルの剛性不足による音振性能の悪化を防止でき、ま
た、シリンダブロック１が大型化することも回避でき
る。 【００１９】尚、上記実施形態では、エンジンをＶ型エ
ンジンとしたが、Ｖ型エンジンに限定されるものではな
く、直列又は水平対向エンジンであっても良い。また、
ポンプハウジング10とステー11ａ，11ｂ，11ｃとを別部
品としても良く、更には、ステー11ａ，11ｂ，11ｃをシ
リンダブロック１に一体的に立設させても良い。
ンプ取付構造に関し、詳しくは、クランクシャフトによ
り同軸駆動されるオイルポンプの取付構造に関する。 【０００２】 【従来の技術】従来、クランクシャフトにより同軸駆動
されるオイルポンプの取付構造としては、タイミングチ
ェーンを覆うフロントカバーの内側にポンプハウジング
を支持させて、ポンプハウジングを前記フロントカバー
とタイミングチェーン用スプロケットとの間に位置させ
る構成のものがあった（特開平５−０５９９２４号公報
参照）。 【０００３】また、ポンプハウジングを、タイミングチ
ェーン用スプロケットとシリンダブロックとの間に配置
する構成とする一方、ポンプハウジングをシリンダブロ
ックから突出させて固定するか、又は、シリンダブロッ
クの前面に凹陥形成させた部分に埋設させる構成のもの
があった。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】しかし、フロントカバ
ーにポンプハウジングを支持させる取付構造の場合、オ
イルポンプ作動時に発生する脈動が、直接フロントカバ
ーを振動させることになり、フロントカバー前面からの
放射音を励起するため、エンジン前方位置での騒音が大
きくなってしまうという問題があった。 【０００５】また、ポンプハウジングを、タイミングチ
ェーン用スプロケットとシリンダブロックとの間に配置
する構造の場合、ポンプハウジングの分だけタイミング
チェーンの走行ラインがシリンダブロックの前面から前
方に張り出すことになる。このため、シリンダヘッドの
全長が増加する一方、カムシャフトを支持するジャーナ
ルからのオーバーハングが大きな部分にタイミングチェ
ーンによる駆動力がかかることになるため、カムシャフ
ト，ジャーナルの剛性不足による音振性能の悪化を招い
たり、カムシャフト，ジャーナルの剛性を確保するため
に重量増加を招く可能性があった。 【０００６】更に、シリンダブロックの前面にポンプハ
ウジングを埋設させる構成の場合、シリンダブロックが
大型化してしまうという問題があった。本発明は上記問
題点に鑑みなされたものであり、オイルポンプ作動時に
発生する脈動がフロントカバーに直接伝播することを回
避でき、かつ、タイミングチェーンの走行ラインの前方
への張り出しを回避し、シリンダブロックの大型化も回
避できるエンジンのオイルポンプ取付構造を提供するこ
とを目的とする。 【０００７】 【課題を解決するための手段】そのため請求項１に係る
発明は、タイミングチェーンによりクランクシャフトか
らカムシャフトを駆動する構成の動弁系を備えたエンジ
ンにおいて、前記クランクシャフトにより同軸駆動され
るオイルポンプの取付構造であって、前記オイルポンプ
のポンプハウジングを、前記タイミングチェーンを覆う
フロントカバーに対して隙間を有して、前記フロントカ
バーとタイミングチェーン用スプロケットとの間に配置
し、該ポンプハウジングを前記タイミングチェーンをま
たいでシリンダブロックに締結するよう構成した。 【０００８】かかる構成によると、ポンプハウジング
は、フロントカバーとタイミングチェーン用スプロケッ
トとの間に配置されるが、ポンプハウジングとフロント
カバーとの間には隙間が設けられ、ポンプハウジングは
フロントカバーに支持されるのではなく、ステーを介し
てシリンダブロックに締結される。 【０００９】 【発明の効果】請求項１記載の発明によると、ポンプハ
ウジングはシリンダブロックに締結され、かつ、フロン
トカバーとの間には隙間が設けられるから、オイルポン
プ作動時に発生する脈動が直接フロントカバーに伝播す
ることがなく、フロントカバー前面からの放射音を低減
し、エンジン前方における騒音を低減させることができ
るという効果がある。 【００１０】また、ポンプハウジングは、フロントカバ
ーとタイミングチェーン用スプロケットとの間に配置さ
れるから、タイミングチェーンの走行ラインが前方へ張
り出すことがなく、音振性能の悪化や、カムシャフト等
の剛性確保のための重量増加、更には、シリンダブロッ
クの大型化を回避できるという効果がある。 【００１１】 【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図１は実施の形態におけるＶ型エン
ジンのシリンダブロックのフロント側を示す正面図であ
り、図２はクランクシャフトのエンジンフロント側の端
部を示す側面図である。 【００１２】前記図１，図２において、シリンダブロッ
ク１に対してクランクシャフト２がベアリング１ａを介
して支持されており、このクランクシャフト２のエンジ
ンフロント側に突出する部分の最もシリンダブロック１
寄りには、各バンクに対応する２つのクランクスプロケ
ット（タイミングチェーン用スプロケット）３ａ，３ｂ
が軸方向に並べて軸支されており、該クランクスプロケ
ット３ａ，３ｂと各バンクのカムスプロケット４ａ，４
ｂとの間に各バンク毎にタイミングチェーン５ａ，５ｂ
を掛け渡して、クランクシャフト２によって各バンクの
カムシャフト（吸気側カムシャフト及び排気側カムシャ
フト）を駆動させる動弁系が構成される。 【００１３】また、前記クランクシャフト２の先端部に
は、補機駆動用のクランクプーリ６が軸支され、該クラ
ンクプーリ６とオルタネータ，エアコンコンプレッサ，
パワステポンプなどの補機との間に補機ベルトを掛け渡
して、補機類がエンジン駆動される。フロントカバー７
は、シリンダブロック１のエンジンフロント側に締結さ
れ、前記クランクスプロケット３ａ，３ｂ，カムスプロ
ケット４ａ，４ｂ，タイミングチェーン５ａ，５ｂ等か
らなる動弁系を覆うものであり、オイルシール８が設け
られた開口部を介してクランクシャフト２の先端部が突
出され、フロントカバー７の外側に前記クランクプーリ
６が配置されるようになっている。 【００１４】また、クランクシャフト２により同軸駆動
されるオイルポンプ９のポンプハウジング10が、前記フ
ロントカバー７とクランクスプロケット３ａ，３ｂとの
間に配設される。前記オイルポンプ９は、シリンダブロ
ック１の底面に装着されるオイルパン内のオイルをオイ
ルストレーナを介して吸い上げ、オイルフィルターを介
してシリンダヘッド，クランクシャフト等のエンジン各
部にオイルを供給するものであり、クランクシャフト２
が挿通されるポンプハウジング10と、該ポンプハウジン
グ10内に形成されたポンプ室に内装されクランクシャフ
ト２により回転駆動されるロータ９ａとから構成され、
後述するようにして固定されるポンプハウジング10内
で、前記ロータ９ａがクランクシャフト２と共に回転し
て、オイルの吸い込み，吐き出し動作を行う。 【００１５】前記ポンプハウジング10は、クランクスプ
ロケット３ａ，３ｂ及びタイミングチェーン５ａ，５ｂ
を避けて配置される３つのステー11ａ，11ｂ，11ｃを介
し、シリンダブロック１に対してタイミングチェーン５
ａ，５ｂをまたぐようにして締結される。前記ステー11
ａ，11ｂ，11ｃは、本体10ａと裏蓋10ｂとの２分割構成
となっているポンプハウジング10の裏蓋10ｂと一体に形
成され、ボルト12を挿通させるための貫通孔13が形成さ
れる。シリンダブロック１のエンジンフロント側の端面
には、前記ステー11ａ，11ｂ，11ｃの配置に位置合わせ
して、ボルト12が螺合される雌ねじ部14が形成されてお
り、前記貫通孔13に挿通させたボルト12を前記雌ねじ部
14に締結させることで、ポンプハウジング10がシリンダ
ブロック１に対して固定される。 【００１６】そして、ステー11ａ，11ｂ，11ｃの長さで
規定されるクランクシャフト２の軸方向において、ポン
プハウジング10は、クランクスプロケット３ａ，３ｂと
フロントカバー７との間に配置される。ここで、クラン
クスプロケット３ａ，３ｂの回転にポンプハウジング10
が干渉することを回避すべく、ポンプハウジング10とク
ランクスプロケット３ａ，３ｂとの間に隙間が設けられ
るが、ポンプハウジング10とフロントカバー７との間に
も隙間が確保されるようにしてある。 【００１７】尚、前記ステー11ｃの位置は、オイルスト
レーナによる振動を抑制できる位置に設定することが好
ましく、具体的には、オイルポンプ９の高圧部近傍、即
ち、オイルストレーナ取付部15の反対側に設定すると良
い。上記構成によると、フロントカバー７とポンプハウ
ジング10とが直接触れることがないので、オイルポンプ
動作によって発生する脈動が直接フロントカバー７に伝
播することが回避され、フロントカバー前面からの放射
音が低減され、エンジン前方での騒音を低減できる。 【００１８】また、オイルポンプ９は、クランクスプロ
ケット３ａ，３ｂとフロントカバー７との間に配置さ
れ、これにより、シリンダブロック１の最も近い位置に
クランクスプロケット３ａ，３ｂが配置されるので、タ
イミングチェーン５ａ，５ｂの走行ラインをシリンダブ
ロック１の近傍に設定でき、これによって、シリンダヘ
ッドの全長増加を防止でき、かつ、カムシャフト，ジャ
ーナルの剛性不足による音振性能の悪化を防止でき、ま
た、シリンダブロック１が大型化することも回避でき
る。 【００１９】尚、上記実施形態では、エンジンをＶ型エ
ンジンとしたが、Ｖ型エンジンに限定されるものではな
く、直列又は水平対向エンジンであっても良い。また、
ポンプハウジング10とステー11ａ，11ｂ，11ｃとを別部
品としても良く、更には、ステー11ａ，11ｂ，11ｃをシ
リンダブロック１に一体的に立設させても良い。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施の形態におけるシリンダブロックの正面
図。 【図２】実施の形態におけるクランクシャフトの先端部
を示す側面図。 【符号の説明】 １ シリンダブロック １ａ ベアリング ２ クランクシャフト ３ａ，３ｂ クランクスプロケット ４ａ，４ｂ カムスプロケット ５ａ，５ｂ タイミングチェーン ６ クランクプーリ ７ フロントカバー ８ オイルシール ９ オイルポンプ ９ａ ロータ 10 ポンプハウジング 11ａ，11ｂ，11ｃ ステー 12 ボルト 14 雌ねじ部
図。 【図２】実施の形態におけるクランクシャフトの先端部
を示す側面図。 【符号の説明】 １ シリンダブロック １ａ ベアリング ２ クランクシャフト ３ａ，３ｂ クランクスプロケット ４ａ，４ｂ カムスプロケット ５ａ，５ｂ タイミングチェーン ６ クランクプーリ ７ フロントカバー ８ オイルシール ９ オイルポンプ ９ａ ロータ 10 ポンプハウジング 11ａ，11ｂ，11ｃ ステー 12 ボルト 14 雌ねじ部
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】タイミングチェーンによりクランクシャフ
トからカムシャフトを駆動する構成の動弁系を備えたエ
ンジンにおいて、前記クランクシャフトにより同軸駆動
されるオイルポンプの取付構造であって、 前記オイルポンプのポンプハウジングを、前記タイミン
グチェーンを覆うフロントカバーに対して隙間を有し
て、前記フロントカバーとタイミングチェーン用スプロ
ケットとの間に配置し、該ポンプハウジングを前記タイ
ミングチェーンをまたいでシリンダブロックに締結する
よう構成されたことを特徴とするエンジンのオイルポン
プ取付構造。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25662198A JP3470611B2 (ja) | 1998-09-10 | 1998-09-10 | エンジンのオイルポンプ取付構造 |
| US09/391,467 US6179582B1 (en) | 1998-09-10 | 1999-09-08 | Oil pump attachment structure for engine |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25662198A JP3470611B2 (ja) | 1998-09-10 | 1998-09-10 | エンジンのオイルポンプ取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000087713A JP2000087713A (ja) | 2000-03-28 |
| JP3470611B2 true JP3470611B2 (ja) | 2003-11-25 |
Family
ID=17295168
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25662198A Expired - Lifetime JP3470611B2 (ja) | 1998-09-10 | 1998-09-10 | エンジンのオイルポンプ取付構造 |
Country Status (2)
| Country | Link |
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| US (1) | US6179582B1 (ja) |
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