JP3173222B2 - ウォータポンプ - Google Patents

ウォータポンプ

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JP3173222B2 JP11378993A JP11378993A JP3173222B2 JP 3173222 B2 JP3173222 B2 JP 3173222B2 JP 11378993 A JP11378993 A JP 11378993A JP 11378993 A JP11378993 A JP 11378993A JP 3173222 B2 JP3173222 B2 JP 3173222B2
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はウォータポンプに係
り、特にウォータポンプケース周りに形成される潤滑油
用流路内を流下する潤滑油の熱影響を減少させるべく形
成したウォータポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】オートバイや船外機、あるいは車両のエ
ンジンにおいては、シリンダを直列に配列したものや、
シリンダを対向して配設したもの、また、各シリンダバ
ンクをV字形状に配設したV型エンジン等がある。
【0003】前記V型エンジンは、シリンダブロックの
第1、第2シリンダバンクに第1、第2シリンダヘッド
を載置して構成されている。この第1、第2シリンダヘ
ッドには、第1、第2シリンダヘッドカバーが付設され
ている。
【0004】前記シリンダブロックの略中央部位にエン
ジンの長手方向に延設されたクランク軸が回動可能に設
けられている。このクランク軸によって動弁系のカム軸
やウォータポンプ等の補機が駆動されている。
【0005】前記ウォータポンプとしては、実開平4−
79932号公報に開示されるものがある。この公報に
開示されるウォータポンプは、ポンプハウジングに軸受
を介して枢着したポンプ軸の一端にインペラを固設し、
このインペラと軸受間にシール装置を設け、且つ軸受と
シール装置間の中空室をポンプハウジングの外部と連通
する上側及び下側ドレン通路を形成したウォータポンプ
であって、ドレン通路のうち少なくとも上側ドレン通路
の中空室側開口に対向するダストカバーを設け、ダスト
カバーに凹部を形成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のウォ
ータポンプにおいては、図10に示す如く、V型エンジ
ン102のシリンダブロック104にウォータポンプ1
54が取り付けられ、このウォータポンプ154のウォ
ータポンプケース158周りには、タイミングチエンカ
バー152を介して図示しないタイミングチエンが介設
されている。
【0007】また、タイミングチエンカバー152は、
図10に示す如く、ウォータポンプケース158周りに
Oリングからなるシール部材160を介して配設され
る。
【0008】そして、図10に示す如く、タイミングチ
エンカバー152とシリンダブロック104間にタイミ
ングチエンラインが存在し、図示しない潤滑油流路が形
成され、この潤滑油流路内を潤滑油が流れている。
【0009】このとき、前記ウォータポンプケース15
8のウォータポンプベアリング170用のハウジング部
168と水抜き孔部174−1、174−2近傍部位と
は直接潤滑油に晒されることとなる。
【0010】この結果、水抜き孔部174−1、174
−2が潤滑油の熱影響を受けて高温となり、メカニカル
シール166から冷却水が漏洩した際には、冷却水とし
て使用される例えばL.L.C(ロングライフクーラン
ト)内の成分が高温によって析出し、堆積して水抜き孔
部を閉塞することとなり、終にはウォータポンプベアリ
ング内に冷却水が侵入してウォータポンプベアリングの
使用寿命を短縮し、実用上不利であるという不都合があ
る。
【0011】また、図10に示す如く、前記ウォータポ
ンプケース158のハウジング部168にウォータポン
プベアリング170を圧入する構成としているが、例え
ばウォータポンプケース158の材料の線膨張係数がウ
ォータポンプベアリング170の外輪184を形成する
材料の線膨張係数よりも大なる場合には、潤滑油の熱が
ウォータポンプケース158のハウジング部168に作
用すると、ハウジング部168の内径が大となってウォ
ータポンプベアリング170の圧入シロが小となり、ウ
ォータポンプベアリング170が脱落し易くなるという
不都合があるとともに、ウォータポンプベアリング17
0自体の構成部品である保持器188やリップシール1
72、あるいはグリス等も熱によって劣化し、使用寿命
が短縮され、実用上及び経済的に不利であるという不都
合がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、シリンダブロック端面とタ
イミングチエンカバーとに形成されたチエン室の外方に
一端が突出した状態でシリンダブロック端面に装着され
るウォータポンプケースを有するウォータポンプにおい
て、前記ウォータポンプケースに形成したハウジング部
の内部に前記シリンダブロック内の渦巻き室に配設され
たインペラのポンプ軸を軸支するウォータポンプベアリ
ングと、メカニカルシールとを嵌装し、前記ハウジング
部の前記チエン室に配設される部分にメカニカルシール
から流出した水を前記チエン室外方に導出する水抜き孔
部と、前記渦巻き室に連通する内部室とを形成し、この
内部室で前記水抜き孔部の周囲を覆ったことを特徴とす
る。
【0013】
【作用】上述の如く発明したことにより、水抜き孔部の
周囲を覆ったウォータポンプの内部室は、水抜き孔部を
内部室の冷却水で冷却し、水抜き孔部への潤滑油の熱影
響を減少させている。
【0014】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
【0015】図1〜図9はこの発明の実施例を示すもの
である。図3〜5において、2はエンジン、例えばV型
エンジン、4はシリンダブロック、6−1、6−2は第
1、第2シリンダヘッド、8−1、8−2は第1、第2
シリンダバンクである。
【0016】前記V型エンジン2は、シリンダブロック
4に第1、第2シリンダヘッド6−1、6−2を搭載し
て略V字形状に第1、第2シリンダバンク8−1、8−
2を配列している。
【0017】前記シリンダブロック4には、図示しない
ベアリングキャップによって長手方向に1本のクランク
軸10を軸支し、下部にオイルパン(図示せず)を取付
けている。前記シリンダブロック4には、図示しない第
1、第2シリンダが設けられ、夫々第1、第2ピストン
(図示せず)が装着されている。第1、第2ピストン
は、夫々図示しない第1、第2コネクチングにより前記
クランク軸10に連絡されている。
【0018】このクランク軸10の一端部には、例えば
クランク軸10用のスプロケット12が取付けられてい
る。
【0019】また、前記第1シリンダヘッド6−1の第
1ヘッドカバー14−1内に2本の吸気弁用第1カム軸
16と排気弁用第1カム軸18とが夫々配設されるとと
もに、第2シリンダヘッド6−2の第2ヘッドカバー1
4−2内には2本の吸気弁用第2カム軸20と排気弁用
第2カム軸22とが夫々配設されている。
【0020】そして、前記第1、第2シリンダヘッド6
−1、6−2により挟まれる空間部24側に、吸気弁用
第1、第2カム軸16、20を夫々位置させている。
【0021】更に、吸気弁用第1カム軸16及び排気弁
用第1カム軸18の一端に、小径スプロケット26、2
8を夫々配設する。
【0022】前記吸気弁用第2カム軸20の一端に大径
スプロケット30と小径スプロケット26、28と同一
形状の小径スプロケット32とを配設するとともに、排
気弁用第2カム軸22の一端には、小径スプロケット2
6、28、30と同一形状の小径スプロケット34を配
設する。
【0023】そして、前記第1シリンダヘッド6−1の
2本の吸気弁用第1カム軸16及び排気弁用第1カム軸
18とクランク軸10間に中間軸36を配設するととも
に、中間軸36の一端に大径スプロケット38及び小径
スプロケット40を夫々配設する。
【0024】また、前記第2シリンダヘッド6−2の例
えば吸気弁用第2カム軸20の大径スプロケット30と
中間軸36の大径スプロケット38とクランク軸10の
スプロケット12とを第1タイミングチエン42により
連絡して設ける。
【0025】そして、前記第1シリンダヘッド6−1の
2本の吸気弁用第1カム軸16及び排気弁用第1カム軸
18の小径スプロケット26、28と中間軸36の小径
スプロケット40とを第2タイミングチエン44により
連絡して設ける。
【0026】また、前記第2シリンダヘッド6−2に配
設される2本の吸気弁用第2カム軸20及び排気弁用第
2カム軸22の小径スプロケット32、34を第3タイ
ミングチエン46により連絡して設ける。
【0027】更に、前記クランク軸10とオイルポンプ
48とを第4タイミングチエン50により連絡してい
る。
【0028】そして、前記第1〜第4タイミングチエン
42、44、46、50は、図4に示す如く、タイミン
グチエンカバー52により被覆される。
【0029】また、前記V型エンジン2のシリンダブロ
ック4とタイミングチエンカバー52間且つ少許第2シ
リンダヘッド6−2側に偏倚させた位置にウォータポン
プ54を設け、前記クランク軸10に図示しないクラン
クプーリを設けるとともに、ウォータポンプ54には図
示しないウォータポンププーリを設け、クランクプーリ
とウォータポンププーリとを駆動ベルト(図示せず)に
より捲回して設ける。
【0030】前記ウォータポンプ54に、図1に示す如
く、シリンダブロック4にOリングからなるシール部材
56を介してウォータポンプケース58を装着し、この
ウォータポンプケース58外側からOリングからなるシ
ール部材60を介して前記タイミングチエンカバー52
を装着している。このとき、ウォータポンプケース58
は、シリンダブロック4の端面とタイミングチエンカバ
ー52とに形成された図示しないチエン室の外方に一端
が突出した状態でシリンダブロック4の端面に装着され
る。
【0031】また、ウォータポンプ54のポンプ軸
(「インペラのポンプ軸」とも換言可能である)62の
一端側且つ前記ウォータポンプケース58に形成した後
述するハウジング部68の内部に、前記シリンダブロッ
ク4内の後述する渦巻き室76にインペラ64を配置
し、前記ウォータポンプケース58の内部にメカニカル
シール66を配設してインペラ64をシリンダブロック
4とウォータポンプケース58間に位置させるととも
に、ウォータポンプケース58を外側方向に延長させて
ハウジング部68を形成し、ウォータポンプケース58
内側、つまりハウジング部68の内部のハウジング部6
8と前記ポンプ軸62間にポンプ軸62を軸支するウォ
ータポンプベアリング70と前記メカニカルシール66
とを嵌装し、ポンプ軸62のウォータポンプベアリング
70よりも他端側部位に図示しないウォータポンププー
リを配設している。
【0032】更に、前記ハウジング部68のチエン室に
配設される部分に、ウォータポンプベアリング70のリ
ップシール72とメカニカルシール66間と、タイミン
グチエンカバー52外部とを連絡すべく、つまりメカニ
カルシール66から流出した水(「冷却水」ともいう)
をチエン室外方に導出すべく、2本の水抜き孔部74−
1、74−2を前記ウォータポンプケース58に形成す
る。
【0033】そして、図1に示す如く、前記タイミング
チエンカバー52とシリンダブロック4間にタイミング
チエンラインが存在し、図示しない潤滑油流路が形成さ
れ、この潤滑油流路内を潤滑油が流れている。
【0034】なお符号76は、前記シリンダブロック4
内に形成される冷却水通路である高圧な渦巻き室、78
は前記インペラ64に形成されるバランスホール、80
はバランスホール78により渦巻き室76側の低圧の吸
入口82に連絡するとともに、インペラ64とウォータ
ポンプケース58間の隙間αによっても渦巻き室76側
の吸入口82に連絡する内部室、84はウォータポンプ
ベアリング70の外輪である。
【0035】そして、前記ウォータポンプベアリング7
0や水抜き孔部74−1、74−2への潤滑油の熱影響
を減少させるべく、ウォータポンプベアリング70や水
抜き孔部74−1、74−2の少なくとも一部を包囲す
る位置まで前記ウォータポンプ54の内部室80を延設
し、内部室80で水抜き孔部74−1、74−2の周囲
を覆う構成とする。
【0036】詳述すれば、前記ウォータポンプケース5
8の内側部位に内部室80を形成する際に、図1、7〜
9に夫々示す如く、ハウジング部68側に、つまり前記
タイミングチエンカバー52とシリンダブロック4との
間に存在するタイミングチエンラインとウォータポンプ
ベアリング70や水抜き孔部74−1、74−2間部位
まで内部室80を延設してウォータポンプベアリング7
0や水抜き孔部74−1、74−2の少なくとも一部を
包囲し、内部室80によってタイミングチエンライン側
からの潤滑油による熱影響を遮断している。
【0037】また、前記内部室80を延設してケース内
側表面積を拡大し、ケース冷却効率の向上を図るもので
ある。
【0038】更に、前記ウォータポンプケース58の内
部室80に補強用リブ86を設ける構成とする。
【0039】すなわち、図6及び図7に示す如く、ケー
ス内側表面積を拡大させた内部室80内に、例えば5個
の補強用リブ86を所定の間隔に設けている。
【0040】なお符号88は、前記ウォータポンプベア
リング70自体の構成部品である保持器である。
【0041】次に作用について説明する。
【0042】前記ウォータポンプ54の駆動時には、図
1に矢印で示す如く、吸入口82から流入した冷却水
は、インペラ64によって渦巻き室76に導かれ、その
一部がインペラ64とウォータポンプケース58間の隙
間αから内部室80に流入する。
【0043】そして、内部室80内の冷却水がウォータ
ポンプケース58及びメカニカルシール66を冷却し、
吸入口82との差圧によってバランスホール78を介し
て吸入口82側に戻る。
【0044】これにより、内部室80で水抜き孔部74
−1、74−2の周囲を内部室80で覆うこととなり、
水抜き孔部74−1、74−2を内部室80の冷却水で
冷却し、内部室80内の冷却水によって水抜き孔部74
−1、74−2が潤滑油の熱影響を受けるのを確実に阻
止することができ、メカニカルシール66から漏洩した
冷却水たるL.L.C(ロングライフクーラント)内の
成分が熱によって析出されず、堆積し難くなって水抜き
孔部74−1、74−2の閉塞を防止でき、ウォータポ
ンプベアリング70内に冷却水が侵入し難く、ウォータ
ポンプベアリング70の使用寿命を大とし得て、実用上
有利である。
【0045】また、図1に示す如く、前記ウォータポン
プケース58のハウジング部68にウォータポンプベア
リング70を圧入する構成としていることにより、例え
ばウォータポンプケース58の材料の線膨張係数がウォ
ータポンプベアリング70の外輪84を形成する材料の
線膨張係数よりも大なる場合でも、潤滑油の熱たる油温
の代わりに冷却水の温度たる水温がウォータポンプケー
ス58のハウジング部68に作用することとなり、ウォ
ータポンプベアリング70の圧入シロがあまり小となら
ず、ウォータポンプベアリング70が脱落し難くなると
ともに、ウォータポンプベアリング70自体の構成部品
である保持器88やリップシール72、あるいはグリス
等の熱による劣化を減少し得て、使用寿命を長くするこ
とができ、実用上及び経済的に有利である。
【0046】更に、従来のものに比しOリングからなる
2個のシール部材56、60の温度をも低下させること
ができることにより、良好なシール性を確保し得るもの
である。
【0047】更にまた、前記ウォータポンプケース58
を、従来のものに比し型抜きし易い形状としたことによ
り、生産性を向上し得て、実用上有利である。
【0048】また、前記ウォータポンプケース58周り
を流れる潤滑油を内部室内の冷却水によって冷却できる
ことにより、油温を低下し得て、潤滑油による潤滑作用
及び冷却作用の向上に寄与するものである。
【0049】更に、前記内部室80を延設してケース内
側表面積を拡大することができることにより、内部室8
0への冷却水の流入量が増加し、ケース冷却効率を向上
し得る。
【0050】更にまた、ケース内側表面積を拡大させた
内部室80内に補強用リブ84を設けたことにより、補
強用リブ84によってウォータポンプケース58の剛性
を向上させて十分なものとすることができ、剛性が低下
するという不具合を解消し得るものである。
【0051】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの発明によれ
ば、シリンダブロック端面とタイミングチエンカバーと
に形成されたチエン室の外方に一端が突出した状態でシ
リンダブロック端面に装着されるウォータポンプケース
を有するウォータポンプにおいて、ウォータポンプケー
スに形成したハウジング部の内部に前記シリンダブロッ
ク内の渦巻き室に配設されたインペラのポンプ軸を軸支
するウォータポンプベアリングと、メカニカルシールと
を嵌装し、ハウジング部のチエン室に配設される部分に
メカニカルシールから流出した水をチエン室外方に導出
する水抜き孔部と、渦巻き室に連通する内部室とを形成
し、この内部室で水抜き孔部の周囲を覆ったので、水抜
き孔部を内部室の冷却水で冷却でき、内部室内の冷却水
によって水抜き孔部が潤滑油の熱影響を受けるのを確実
に阻止することができ、メカニカルシールから漏洩した
冷却水の成分が熱によって析出されず、堆積し難くなっ
て水抜き孔部の閉塞を防止でき、ウォータポンプベアリ
ング内に冷却水が侵入し難く、ウォータポンプベアリン
グの使用寿命を大とし得る。また、ウォータポンプベア
リングを圧入するウォータポンプケースに、潤滑油の熱
たる油温の代わりに冷却水の温度たる水温が作用するこ
ととなり、ウォータポンプベアリングの圧入シロがあま
り小とならず、ウォータポンプベアリングが脱落し難く
なるとともに、ウォータポンプベアリング自体の構成部
品の熱による劣化を減少し得て、使用寿命を長くするこ
とができ、実用上及び経済的に有利である。更に、従来
のものに比しシール部材の温度をも低下させることがで
きることにより、良好なシール性を確保し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すウォータポンプ部分の
概略断面図である。
【図2】ウォータポンプの正面図である。
【図3】タイミングチエン配設時のV型エンジンの正面
図である。
【図4】タイミングチエンカバー配設時のV型エンジン
の正面図である。
【図5】シリンダブロックの正面図である。
【図6】ウォータポンプの背面図である。
【図7】図2のVII−VII線による断面図である。
【図8】図2のVIII−VIII線による断面図であ
る。
【図9】図2のIX−IX線による断面図である。
【図10】この発明の従来の技術を示すウォータポンプ
部分の概略断面図である。
【符号の説明】
2 V型エンジン 4 シリンダブロック 6−1 第1シリンダヘッド 6−2 第2シリンダヘッド 8−1 第1シリンダバンク 8−2 第2シリンダバンク 10 クランク軸 14−1 第1ヘッドカバー 14−2 第2ヘッドカバー 24 空間部 36 中間軸 48 オイルポンプ 52 タイミングチエンカバー 54 ウォータポンプ 58 ウォータポンプケース 62 ポンプ軸 64 インペラ 68 ハウジング部 70 ウォータポンプベアリング 74−1、74−2 水抜き孔部 76 渦巻き室 80 内部室 86 補強用リブ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダブロック端面とタイミングチエ
    ンカバーとに形成されたチエン室の外方に一端が突出し
    た状態でシリンダブロック端面に装着されるウォータポ
    ンプケースを有するウォータポンプにおいて、前記ウォ
    ータポンプケースに形成したハウジング部の内部に前記
    シリンダブロック内の渦巻き室に配設されたインペラの
    ポンプ軸を軸支するウォータポンプベアリングと、メカ
    ニカルシールとを嵌装し、前記ハウジング部の前記チエ
    ン室に配設される部分にメカニカルシールから流出した
    水を前記チエン室外方に導出する水抜き孔部と、前記渦
    巻き室に連通する内部室とを形成し、この内部室で前記
    水抜き孔部の周囲を覆ったことを特徴とするウォータポ
    ンプ。
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