JP2601011B2 - 産業車両のカウンタウエイト装置 - Google Patents

産業車両のカウンタウエイト装置

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JP2601011B2
JP2601011B2 JP2300373A JP30037390A JP2601011B2 JP 2601011 B2 JP2601011 B2 JP 2601011B2 JP 2300373 A JP2300373 A JP 2300373A JP 30037390 A JP30037390 A JP 30037390A JP 2601011 B2 JP2601011 B2 JP 2601011B2
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weight hanger
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Inventor
達弥 山口
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株式会社豊田自動織機製作所
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フォークリフト等の産業車両のカウンタウ
エイト装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
一般的な産業車両、例えば第9図に示すバッテリー式
フォークリフトには、カウンタウエイト装置として、車
両後方のフレーム1にカウンタウエイト装置2が保持さ
れる。従来のこのカウンタウエイト装置2は、第10図に
示すように、フレーム後端部1に固着され上向きの突部
81をもつウエイトハンガ80と、突部81に係合される下向
きの凹部91をもち突部81に凹部91が係合されてウエイト
ハンガ80に保持されるカウンタウエイト90とからなる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来のカウンタウエイト装置では、産業車両
の装備等のためにホイスト等を用いてカウンタウエイト
を懸吊脱着する際、カウンタウエイトが上下の軌跡をも
って移動されるため、カウンタウエイトの近傍に配置さ
れたリアコンビネーションランプ、ダンパ、マフラのテ
ールパイプ、コントロール等他の装備品をカウンタウエ
イトによって損傷するおそれがあった。例えば、上記バ
ッテリー式フォークリフトの場合、ヘッドガードの後部
ピラー11にはリアコンビネーションランプ3及びダンパ
4が設けられ、カウンタウエイト90の内部にはコントロ
ーラ5が設けられており、ホイスト等を用いてカウンタ
ウエイト90を例えば上方へ懸吊すれば、懸吊されたカウ
ンタウエイト95がリアコンビネーションランプ3、ダン
パ4及びコントローラ5と干渉しやすく、それらを損傷
するおそれがあった。このため、従来は、それらにガー
ドを設けたり、作業マニュアル等でその防御方法を指導
するなどの防止策が講じられていたが、かかる防止策で
あってもガードの破損、指導の不徹底等により、完全に
は装備品の損傷を防止することが困難であった。
本発明は、カンウタウエイトの懸吊脱着時における他
の装備品の損傷を確実に防止することを解決すべき課題
とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の産業車両のカウンタウエイト装置は、上記課
題を解決するため、前記ウエイトハンガは、先端が車両
後方に延びて形成され、前記突部を上端に備えるととも
に、付け根側から先端側に向かって上方に傾斜する案内
面を下端に備え、前記カウンタウエイトは該ウエイトハ
ンガと対向して奥方向に穿設された挿入孔をもち、該挿
入孔は、前記凹部を上端に備えるとともに、先端側から
奥方向に向かって上方に傾斜する被案内面を下端に備
え、該案内面と該被案内面とは該カウンタウエイトの懸
吊脱着時に相互に衝接して他の装備品との干渉を避回す
べく該カウンタウエイトの脱着軌跡を後方側に変移させ
るように構成されているという新規な手段を採用してい
る。
〔作用〕
本発明の産業車両のカウンタウエイト装置では、産業
車両の整備等のためにホイスト等を用いてカウンタウエ
イトを懸吊脱着する際、ウエイトハンガの案内面とカウ
ンタウエイトの被案内面とが相互の衝接によってカウン
タウエイトの脱着軌跡を後方側に変移させ、他の装備品
との干渉を避回する。
〔実施例〕
以下、本発明を具体化した実施例を図面を参照しつつ
説明する。
このカウンタウエイト装置は、第9図に示すバッテリ
ー式フォークリフトに採用したものであり、車両後方の
フレーム1に保持される。なお、説明の便宜上、従来の
ものと共通する構成には第10図の構成と同一符号を付
す。
このカウンタウエイト装置は、第3図に示すように、
フレーム後端部1の左右に先端が車両後方に延びて固着
されたウエイトハンガ20、30と、各ウエイトハンガ20、
30と対向して奥方向に穿設され各ウエイトハンガ20、30
が挿入される挿入孔41、42をもつカウンタウエイト40と
からなる。
ウエイトハンガ20、30には、上端に上向きの突部20
a、30aが形成され、第4図に示すように、ウエイトハン
ガ30の下端には、付け根側から先端側に向かってやや上
方に傾斜する第1案内面30bが形成され、この第1案内
面30bと連続して先端側に向かってより上方に傾斜する
第2案内面30cが形成されている。ウエイトハンガ20に
も同様の第1案内面、第2案内面が形成されている。
カウンタウエイト40の挿入孔42の上端には、第1図に
示すように、各突部30aに係合される下向きの凹部42aが
形成され、第4図に示すように、挿入孔42の下端には、
先端側から奥方向に向かってやや上方に傾斜する第1被
案内面42bが形成され、この第1被案内面42bと連続して
奥方向に向かってより上方に傾斜する第2被案内面42c
が形成されている。挿入孔41にも、同様の凹部、第1被
案内面、第2被案内面が形成されている。また、このカ
ウンタウエイト40には、第1図及び第3図に示すよう
に、中央にコントローラ5との干渉を避ける中央穴43が
貫設されている。この中央穴43の下面先端側は先端側に
向かって下方に傾斜する傾斜面43aとされている。さら
に、このカウンタウエイト40には、上端にホイスト等の
フックが掛止される支杆44aをもつ凹部44と、上方両端
にダンパ4との干渉を避ける切欠け45、46と、下方にフ
レーム1とカウンタウエイト40とをボルトにより固着す
るボルト穴47、48とが形成されている。
上記のように構成されたこのカウンタウエイト装置で
は、整備等の際、ホイスト等のフックがカウンタウエイ
ト40の凹部44の支杆44aに掛止される。
そして、ホイスト等を駆動させれば、第5図に示すよ
うに、ウエイトハンガ20、30の第1案内面30bとカウン
タウエイト40の第1被案内面42bとが当接し、ウエイト
ハンガ20、30の第2案内面30cとカウンタウエイト40の
第2被案内面42cとが当接するまで、つまり第8図に矢
印Aに示す方向及び距離だけ、カウンタウエイト40が垂
直に上昇する。これにより、突部20aから挿入孔41の凹
部が抜出され、突部30aから挿入孔42の凹部42aが抜出さ
れる。このとき、リアコンビネーションランプ3はカウ
ンタウエイト40の上面とは干渉しない。また、コントロ
ーラ5は中央穴43の傾斜面43aにより、ダンパ4は切欠
け45、46により、それぞれカウンタウエイト40とは干渉
しない。
引き続きホイスト等を駆動させれば、第6図に示すよ
うに、ウエイトハンガ20、30の第2案内面30cとカウン
タウエイト40の第2被案内面42cとが離反し、ウエイト
ハンガ20、30の第1案内面30bとカウンタウエイト40の
第1被案内面42bとが摺動し、第8図に矢印Bに示す方
向及び距離だけ、カウンタウエイト40が斜めに上昇す
る。これにより、ダンパ4はカウンタウエイト40を避回
して切欠け45、46から抜出され、コントローラ5はカウ
ンタウエイト40を避回して中央穴43から抜出される。
さらに引き続きホイスト等を駆動させれば、第7図に
示すように、ウエイトハンガ20、30の第2案内面30cと
カウンタウエイト40の第1被案内面42bの端部とが摺動
し、第8図に矢印Cに示す方向及び距離だけ、カウンタ
ウエイト40がより斜めに上昇する。これにより、第2図
に示すように、リアコンビネーションランプ3はカウン
タウエイト40の上面から離される。
この後さらに引き続いてホイスト等を駆動させてカウ
ンタウエイト40を第8図に矢印Dに示すように垂直に上
昇させても、このときにはリアコンビネーションランプ
3、ダンパ4及びコントローラ5は既にカウンタウエイ
ト40と接触しない位置にあるため、これらをカウンタウ
エイト40によって損傷することはない。
なお、カウンタウエイト40を下降させた場合も逆の動
作になるのみで、同様の作用及び効果が得られる。
また、上記実施例のそれそれの案内面及び被案内面は
なめらかな形状にしてもよく、また上記実施例ではバッ
テリー式フォークリフトに本発明を適用したが、エンジ
ン式フォークリフトに適用できることはいうまでもな
い。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明のカウンタウエイト装置
では、産業車両の整備等のためにホイスト等を用いてカ
ウンタウエイトを懸吊脱着したとしても、他の装備品と
の干渉を避回すべく案内面と被案内面とがカウンタウエ
イトの脱着軌跡を後方側に変移させるため、その装備品
の損傷を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜8図は一実施例のカウンタウエイト装置に係り、
第1図は保持中における断面図、第2図は動作中におけ
る断面図、第3図は分解斜視図、第4図は保持中におけ
る拡大断面図、第5図、第6図及び第7図は動作中にお
ける拡大断面図、第8図は各動作中における移動方向及
び移動距離を示す説明図である。第9図は一般的なバッ
テリー式フォークリフトの側面図である。第10図は従来
のカウンタウエイト装置の断面図である。 1……フレーム後端部 3……リアコンビネーションランプ 4……ダンパ、5……コントローラ 20、30……ウエイトハンガ 20a、30a……突部 30b……第1案内面、30c……第2案内面 40……カウンタウエイト 42a……凹部、42b……第1被案内面 42c……第2被案内面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】産業車両のフレーム後端部に固着され上向
    きの突部をもつウエイトハンガと、該突部に係合される
    下向きの凹部をもち該突部に該凹部が係合されて該ウエ
    イトハンガに保持されるカウンタウエイトとからなる産
    業車両のカウンタウエイト装置において、 前記ウエイトハンガは、先端が車両後方に延びて形成さ
    れ、前記突部を上端に備えるとともに、付け根側から先
    端側に向かって上方に傾斜する案内面を下端に備え、前
    記カウンタウエイトは該ウエイトハンガと対向して奥方
    向に穿設された挿入孔をもち、該挿入孔は、前記凹部を
    上端に備えるとともに、先端側から奥方向に向かって上
    方に傾斜する被案内面を下端に備え、該案内面と該被案
    内面とは該カウンタウエイトの懸吊脱着時に相互に衝接
    して他の装備品との干渉を避回すべく該カウンタウエイ
    トの脱着軌跡を後方側に変移させるように構成されてい
    ることを特徴とする産業車両のカウンタウエイト装置。
JP2300373A 1990-11-06 1990-11-06 産業車両のカウンタウエイト装置 Expired - Lifetime JP2601011B2 (ja)

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JP3023186U (ja) * 1995-09-27 1996-04-12 山本窯業化工株式会社 離型性シート付き建築物表面仕上用装飾材

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