JPH0644952Y2 - 高所作業車のバケット構造 - Google Patents

高所作業車のバケット構造

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JPH0644952Y2
JPH0644952Y2 JP12374989U JP12374989U JPH0644952Y2 JP H0644952 Y2 JPH0644952 Y2 JP H0644952Y2 JP 12374989 U JP12374989 U JP 12374989U JP 12374989 U JP12374989 U JP 12374989U JP H0644952 Y2 JPH0644952 Y2 JP H0644952Y2
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JP
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work vehicle
aerial work
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淳一 富川
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はブームの先端に装備されるバケットの構造に係
りバケット内にて高所作業に使用する工具、機材等の収
納部及びボディサポート部を設け、且つ手近な位置に移
動可能な工具箱を装備した高所作業車のバケット構造に
関するものである。
〔従来の技術〕 一般に、高所作業車1は第3図に示すごとく、車台1a上
に装備したターンテーブル2に基端を枢着して起伏、伸
縮可能に設けたブーム3の先端にバケット14等を装備し
て構成され、かつ高所での作業は上記バケット14に作業
者Mが搭乗して行っているのが実情である。
しかるに、従来のバケット14においては、第4図(a)
に示す如く作業性を良くするためにバケット14の手すり
部14a全周に亘って所定幅のボディサポート部15(通
常、作業者が腰部を押し付けられる高さに所定幅膨出し
て設けられ、これによってバケット14から上半身を乗り
出すような高所作業の際、腰部等の体の一部を密着固定
できいわゆる“腰が決まる”態勢を採れ、且つ足元に空
間ができるので足の向きを不自然な態勢にすることもな
くバケット14の側壁に正対できる等の作業性が向上する
利点がある。)を設けており、更には種々の機材、各種
工具等の積載位置は、同図・(b)に示す如くバケット
14の手すり部14aにハンガー式工具箱16を吊るして用
い、該ハンガー式工具箱16に収納しきれない機材等はバ
ケット14の床部に置いた工具箱16aや床部に散在して積
載せざるを得ず、また比較的小型軽量な工具(例えばド
ライバー、ペンチ)等は作業者が各自着用した作業用腰
ベルト等に装着し、使用しているのが現状である。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述したようにバケット14内にボディサポート部15を設
けた場合でも高所作業車の安全面への配慮によりむやみ
にバケットサイズを大きくすることもできず、必然的に
バケット14内の作業スペースを狭くするように形成せざ
るを得ない。従って、狭いスペースに種々の機材、工具
等を持ち込み足元を更に狭くし、又、軽量の工具等は作
業用腰ベルトに装着していたが、長時間の作業では意外
と重い作業用腰ベルトによる作業者の疲労も無視でき
ず、しかも種々の機材、工具等の取回しの際には積載位
置が手近な位置ではなかったり、バケット4の床部であ
る場合は作業員は余分な動作を強いられ姿勢も不自然と
なる等作業安全管理上、迅速性に欠ける等問題点を有し
ていた。
〔考案の目的及び課題を解決するための手段〕
本考案は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところはブームの先端に装備されるバケ
ットの構造に係り、バケット内にて高所作業に使用する
工具、機材等の収納部及びボディサポート部を設け且
つ、手近な位置に移動可能な工具箱を装備した高所作業
車のバケット構造を提供することにあり、その目的を達
成するためにブームの先端に装備されるバケット構造で
あり、該バケットの内側に横溝状の嵌合部を形成し、該
嵌合部に着脱自在に嵌合する突出部を設けた作業者の体
を支えるボディサポート部あるいは工具等を収納する収
納部を備えた工具箱を装備する。
〔作用〕
上記のような構成を採用したので、バケット内において
作業をする際、ボディサポート部を併設した工具箱を常
に作業者の手近な位置に移動・配置可能とし、又、ボデ
ィサポート部によって腰部等の体の一部を密着固定する
安定した姿勢が取れ、収納部には工具、機材、部品等を
収納でき、着脱自在であるので不要な時には外しておけ
ばバケット内を有効に使え、作用効率の向上、不自然な
姿勢による疲労の軽減もでき安全な高所作業が可能にな
る。
〔実施例〕
以下、第1図、第2図(a)、(b)、(c)および第
3図に基づいて本考案に係る高所作業車のバケット構造
の一実施例を詳細に説明する。
第3図に示す如く、高所作業車1は、車台1a上に装備し
たターンテーブル2に基端を枢着して起伏、伸縮可能に
設けたブーム3の先端にバケット4を装備して構成さ
れ、かつ高所の作業に際しては上記バケット4に作業者
Mが搭乗して所定の高所作業を行うのであるが、本考案
に係るバケット構造をバケット4内側面の全周に亘って
採用したバケット4を第1図及び第2図(a)に示す。
即ち、該バケット4の内側面の所定部分を側面全周に亘
ってバケット4の外方に向かって断面コの字状に所定幅
X突出させ、横溝状の嵌合部4bを形成し、一方、工具箱
5は背面側に前記嵌合部4bに対して適度なフリクション
で嵌合する突出部5aを横長に形成し、且つ前面側上部に
は前方に膨出する形状のボディサポート部5bを形成し、
下部には工具、機材等の収納部5cを一体的に成形して構
成されている。
尚、4aはバケット4の上縁全周に亘って該バケット4と
一体成形されている手すり部、5dはボディサポート部5b
の上面に張り付けた滑り止めのレザーカバー、5′は収
納部5cのみを設けた工具箱である。
ところで、上記の実施例ではバケット4にバケットライ
ナーを装着していない構造のものを採用して説明した
が、高絶縁性を得るためバケット4内にバケットライナ
ーを装着する構造のバケットを採用してもよく、かかる
構造のバケットを採用する場合は、前述のバケット4の
内側面に形成した横溝状の嵌合部4bはバケットライナー
に形成すればよく、特に上記の実施例にのみ限定するも
のではない。
以下、上記の構成に基づいて本考案に係る高所作業車の
バケット構造の作用を説明する。
即ち、バケット4内高所作業に際して、工具箱5、5′
を突出部5aを作業者Mの作業位置に応じた所望位置の嵌
合部4bに着脱自在に移動・配置し、作業者Mは工具箱5
に設けられているボディサポート部5bに腰部、肘等の身
体の一部を押し付けて安定した作業姿勢を採り、尚且つ
工具箱5の下方にできる足場用奥行き空間Sに作業者M
の足を置けるのでバケット側面に正対でき、作業姿勢も
無理に前かがみあるいは斜め姿勢になることもなく垂直
姿勢を保って作業を行え、更には収納部5cにはバケット
に積み込む例えばバルブ、ブースタ、碍子等各種工具、
機材、部品等を適宜配置収納でき、不要な時には外して
おけるので第4図(a)、(b)に示した従来例の如く
バケット14の上縁14aに工具、機材、部品等を入れるハ
ンガー式の工具箱16を吊りさげたり、バケット4の床部
に雑然と置く必要も無くバケット4内で広い作業空間を
確保でき、作業効率の向上、不自然な姿勢による疲労の
軽減も併せて図れる。
尚、第2図(b)は本考案に係るバケット構造の要部を
拡大したものであり、バケット4と電柱等の対象物が近
接した際にバケット4の手すり部4aと作業者Mの手指等
との挟み事故防止のために嵌合部4bを手すり部4aより所
定幅外方に突出したものである。又、第2図(c)は同
様に、工具箱5、5′のずれ落ち防止のために嵌合部4b
を斜め下方状に形成したものである。
尚、各図中、同様のものについては同符号を付した。
〔考案の効果〕
本考案は、以上詳細に説明した如く、ブームの先端に装
備されるバケット構造であり、該バケットの内側に横溝
状の嵌合部を形成し、該嵌合部に着脱自在に嵌合する突
出部を設けた作業者の体を支えるボディサポート部ある
いは工具等を収納する収納部を備えた工具箱を装備した
ので、バケット内において作業をする際、ボディサポー
ト部を併設した工具箱を常に作業者の手近な位置に移動
・配置可能とし、又、ボディサポート部によって腰部等
の体の一部を密着固定する安定した姿勢が取れ、収納部
には工具、機材、部品等を収納でき、着脱自在であるの
で不要な時には外しておけばバケット内を有効に使え、
作業効率の向上、不自然な姿勢による疲労の軽減もでき
安全な高所作業が可能になる等種々の優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る高所作業車のバケット構造を示す
切り欠き斜視図、第2図(a)は第1図の断面図、第2
図(b)、(c)はそれぞれ他の実施例を示す要部拡大
図、第3図は本考案及び従来例に係るバケット構造を装
備した高所作業車の説明図、第4図(a)、(b)はそ
れぞれ従来例に係るバケット構造を示す切り欠き斜視図
である。 1……高所作業車、1a……車台、2……ターンテーブ
ル、3……ブーム、4……バケット、4a……手すり部、
4b……嵌合部、5、5′……工具箱、5a……突出部、5b
……ボディサポート部、5c……収納部、5d……レザーカ
バー、M……作業者、X……所定幅、S……足場用奥行
き空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブームの先端に装備されるバケット構造で
    あり、該バケットの内側に横溝状の嵌合部を形成し、該
    嵌合部に着脱自在に嵌合する突出部を設けた作業者の体
    を支えるボディサポート部あるいは工具等を収納する収
    納部を備えた工具箱を装備する構成としたことを特徴と
    する高所作業車のバケット構造。
JP12374989U 1989-10-23 1989-10-23 高所作業車のバケット構造 Expired - Lifetime JPH0644952Y2 (ja)

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JP12374989U JPH0644952Y2 (ja) 1989-10-23 1989-10-23 高所作業車のバケット構造

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JP12374989U JPH0644952Y2 (ja) 1989-10-23 1989-10-23 高所作業車のバケット構造

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Publication Number Publication Date
JPH0362095U JPH0362095U (ja) 1991-06-18
JPH0644952Y2 true JPH0644952Y2 (ja) 1994-11-16

Family

ID=31671710

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JP12374989U Expired - Lifetime JPH0644952Y2 (ja) 1989-10-23 1989-10-23 高所作業車のバケット構造

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JP4562534B2 (ja) * 2005-01-24 2010-10-13 邦忠 高橋 マスク
JP4446406B1 (ja) * 2009-06-30 2010-04-07 千代子 清水 立体型マスク

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JPH0362095U (ja) 1991-06-18

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