JP3117868B2 - 作業バケット - Google Patents
作業バケットInfo
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- JP3117868B2 JP3117868B2 JP06056720A JP5672094A JP3117868B2 JP 3117868 B2 JP3117868 B2 JP 3117868B2 JP 06056720 A JP06056720 A JP 06056720A JP 5672094 A JP5672094 A JP 5672094A JP 3117868 B2 JP3117868 B2 JP 3117868B2
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- JP
- Japan
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- work
- bucket
- work bucket
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高所作業車の作業バケ
ットに関し、さらに詳しくは、作業用ツール(工具)を
取り付けられるようにした作業バケットに関するもので
ある。
ットに関し、さらに詳しくは、作業用ツール(工具)を
取り付けられるようにした作業バケットに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】高所作業車の作業バケットは、床部とこ
の床部の上方を囲む上縁部(手摺)とから構成される。
床部には作業者が搭乗することができ、上縁部は作業者
の腰の高さまで延びて作業者の落下を防止する。作業者
が搭乗した作業バケットは、起伏自在なブーム等によっ
て高所に移動される。こうして高所に移動した作業者は
適当な作業用ツールを用いて所望の作業を行う。
の床部の上方を囲む上縁部(手摺)とから構成される。
床部には作業者が搭乗することができ、上縁部は作業者
の腰の高さまで延びて作業者の落下を防止する。作業者
が搭乗した作業バケットは、起伏自在なブーム等によっ
て高所に移動される。こうして高所に移動した作業者は
適当な作業用ツールを用いて所望の作業を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、作業用ツー
ルの中には、作業者が手に持って使用する携帯タイプの
ものと、夜間に作業者の手元を照らすためのライトや電
線の接続装置等、常時何等かの支持部材による支持が必
要な固定タイプのものがある。しかしながら、従来の支
持部材は床部に載置されたり作業バケットの内側に大き
く張り出して固定されたりするものが多く、この支持部
材の存在により作業バケット内における作業スペースが
狭まるという問題があった。また、一旦支持部材により
支持したツールを容易に移動させることができないた
め、作業上不便であるという問題もあった。
ルの中には、作業者が手に持って使用する携帯タイプの
ものと、夜間に作業者の手元を照らすためのライトや電
線の接続装置等、常時何等かの支持部材による支持が必
要な固定タイプのものがある。しかしながら、従来の支
持部材は床部に載置されたり作業バケットの内側に大き
く張り出して固定されたりするものが多く、この支持部
材の存在により作業バケット内における作業スペースが
狭まるという問題があった。また、一旦支持部材により
支持したツールを容易に移動させることができないた
め、作業上不便であるという問題もあった。
【0004】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、作業用ツールを作業の邪魔にならないよ
うに支持することができ、さらに容易に移動させること
ができるようにした作業バケットを提供することを目的
としている。
たものであり、作業用ツールを作業の邪魔にならないよ
うに支持することができ、さらに容易に移動させること
ができるようにした作業バケットを提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の作業バケットは、上縁部に沿って延びるベ
ース部の長手方向複数箇所に、作業用ツールを着脱自在
に保持する保持手段を設けたサポート部材を取り付けて
構成され、サポート部材のベース部は、上縁部の全周に
沿って延びる枠状に形成される。なお、保持手段として
は、作業用ツールの挿抜による着脱を可能とした穴を用
いるのが望ましい。
めに本発明の作業バケットは、上縁部に沿って延びるベ
ース部の長手方向複数箇所に、作業用ツールを着脱自在
に保持する保持手段を設けたサポート部材を取り付けて
構成され、サポート部材のベース部は、上縁部の全周に
沿って延びる枠状に形成される。なお、保持手段として
は、作業用ツールの挿抜による着脱を可能とした穴を用
いるのが望ましい。
【0006】
【作用】このような作業バケットは、既成の作業バケッ
トにサポート部材を取り付けることにより作られる。そ
して、支持式ツールの脚部等を任意の保持手段に挿入等
すれば、簡単にこの支持式ツールを作業バケットの上縁
部に支持させることができる。このため、作業バケット
内のスペースを有効に活用しながら、支持式ツールを使
用することができる。なお、ベース部を枠状に形成して
保持手段をその前後左右の各部分に設けており、支持式
ツールの支持位置の選択範囲が広がる。また、この支持
式ツールを移動させたいときは、移動前の保持手段から
抜き取って別の保持手段に挿入等するだけでよい。
トにサポート部材を取り付けることにより作られる。そ
して、支持式ツールの脚部等を任意の保持手段に挿入等
すれば、簡単にこの支持式ツールを作業バケットの上縁
部に支持させることができる。このため、作業バケット
内のスペースを有効に活用しながら、支持式ツールを使
用することができる。なお、ベース部を枠状に形成して
保持手段をその前後左右の各部分に設けており、支持式
ツールの支持位置の選択範囲が広がる。また、この支持
式ツールを移動させたいときは、移動前の保持手段から
抜き取って別の保持手段に挿入等するだけでよい。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について図面
を参照しながら説明する。図1には、本発明に係る作業
バケットを取り付けた高所作業車1を示している。この
高所作業車1は、トラックの車体2をベースとして構成
されている。車体2の前部には、この車体2に対して水
平旋回が自在な旋回台3が取り付けられており、この旋
回台3の上部には、テレスコープ状に伸縮自在に構成さ
れたブーム4が起伏自在に枢着されている。ブーム4の
先端には、図2に詳しく示すように、垂直ポスト5が取
り付けられている。この垂直ポスト5は、図示しないレ
ベリング装置によって、ブーム4の起伏状態にかかわら
ず常に地面に対してほぼ垂直に保持される。垂直ポスト
5の上端には、バケットブラケット6がこのポスト5を
中心に水平旋回自在に取り付けられている。そして、バ
ケットブラケット6の前面には、作業者搭乗用の作業バ
ケット7が取り付けられている。
を参照しながら説明する。図1には、本発明に係る作業
バケットを取り付けた高所作業車1を示している。この
高所作業車1は、トラックの車体2をベースとして構成
されている。車体2の前部には、この車体2に対して水
平旋回が自在な旋回台3が取り付けられており、この旋
回台3の上部には、テレスコープ状に伸縮自在に構成さ
れたブーム4が起伏自在に枢着されている。ブーム4の
先端には、図2に詳しく示すように、垂直ポスト5が取
り付けられている。この垂直ポスト5は、図示しないレ
ベリング装置によって、ブーム4の起伏状態にかかわら
ず常に地面に対してほぼ垂直に保持される。垂直ポスト
5の上端には、バケットブラケット6がこのポスト5を
中心に水平旋回自在に取り付けられている。そして、バ
ケットブラケット6の前面には、作業者搭乗用の作業バ
ケット7が取り付けられている。
【0008】この作業バケット7は、矩形平板状に形成
された床部7aと、この床部7aの外周端部から上方に
延びる壁部7bとからなり、壁部7bの上縁部7cは床
部7aの上方前後左右を矩形状に囲む。なお、この作業
バケット7はFRPにより一体成形されている。壁部7
bの前面および左右側面の上部は、これらの下部よりも
一段内側に絞られるように形成されている。これによ
り、床部7aの端部に立った作業者(図示せず)は、足
(特に膝から下の部分)を壁部7bの下部に干渉させる
ことなく腰を壁部7bの上部に当て、安定した姿勢で作
業を行うことができる。なお、壁部7bの前面および後
面の上部における左右両端近傍には、貫通穴(ナット受
け穴)7e,7e′が穿設されている。
された床部7aと、この床部7aの外周端部から上方に
延びる壁部7bとからなり、壁部7bの上縁部7cは床
部7aの上方前後左右を矩形状に囲む。なお、この作業
バケット7はFRPにより一体成形されている。壁部7
bの前面および左右側面の上部は、これらの下部よりも
一段内側に絞られるように形成されている。これによ
り、床部7aの端部に立った作業者(図示せず)は、足
(特に膝から下の部分)を壁部7bの下部に干渉させる
ことなく腰を壁部7bの上部に当て、安定した姿勢で作
業を行うことができる。なお、壁部7bの前面および後
面の上部における左右両端近傍には、貫通穴(ナット受
け穴)7e,7e′が穿設されている。
【0009】この既成の作業バケット7にサポート部材
10が取り付けられて本発明に係る作業バケットが作ら
れる。サポート部材10は、図2に示すように、矩形枠
状に形成されたベース部11と、このベース部11の周
方向(長手方向)複数箇所に設けられた保持部12とか
らなり、FRPにより一体成形されている。ベース部1
1の前部および左右側部は、図中のIIIA −IIIA 線に沿
って周方向に直角に切断して図3(A)に示すように、
下方に向かって開口する逆U字形であって、外側の壁部
(外壁部)11aが内側の壁部(内壁部)11bよりも
長く下方に延びた断面形状を有する。保持部12は、図
2およびこの図中のIIIB −IIIB 線に沿って切断して図
3(B)に示すように、外壁部11aが平面視にて台形
状になるように外側に膨らんで、この台形部分の中央に
上下に延びる貫通穴(保持穴)12aを穿設して形成さ
れている。なお、前部の外壁部11aにおける左右両端
近傍には、舌状に下方に延びる舌状部分11dが形成さ
れており、この舌状部分11dの中央には貫通穴(ボル
ト挿入穴)11eが穿設されている。
10が取り付けられて本発明に係る作業バケットが作ら
れる。サポート部材10は、図2に示すように、矩形枠
状に形成されたベース部11と、このベース部11の周
方向(長手方向)複数箇所に設けられた保持部12とか
らなり、FRPにより一体成形されている。ベース部1
1の前部および左右側部は、図中のIIIA −IIIA 線に沿
って周方向に直角に切断して図3(A)に示すように、
下方に向かって開口する逆U字形であって、外側の壁部
(外壁部)11aが内側の壁部(内壁部)11bよりも
長く下方に延びた断面形状を有する。保持部12は、図
2およびこの図中のIIIB −IIIB 線に沿って切断して図
3(B)に示すように、外壁部11aが平面視にて台形
状になるように外側に膨らんで、この台形部分の中央に
上下に延びる貫通穴(保持穴)12aを穿設して形成さ
れている。なお、前部の外壁部11aにおける左右両端
近傍には、舌状に下方に延びる舌状部分11dが形成さ
れており、この舌状部分11dの中央には貫通穴(ボル
ト挿入穴)11eが穿設されている。
【0010】また、ベース部11の後部は、図中のIIIC
−IIIC 線に沿って切断して図3(C)に示すように、
下方に向かって開口する逆U字形であって内壁部11
a′が外壁部11b′よりも長く下方に延びた断面形状
を有する。保持部12′は、図2からも分かるように、
内壁部11a′を内側に台形状(平面視)に膨らませ
て、この台形部分の中央に上下に延びる貫通穴(保持
穴)12a′を穿設して形成されている。なお、内壁部
11a′における左右両端近傍には、貫通穴(ボルト挿
入穴)11e′が穿設されている。
−IIIC 線に沿って切断して図3(C)に示すように、
下方に向かって開口する逆U字形であって内壁部11
a′が外壁部11b′よりも長く下方に延びた断面形状
を有する。保持部12′は、図2からも分かるように、
内壁部11a′を内側に台形状(平面視)に膨らませ
て、この台形部分の中央に上下に延びる貫通穴(保持
穴)12a′を穿設して形成されている。なお、内壁部
11a′における左右両端近傍には、貫通穴(ボルト挿
入穴)11e′が穿設されている。
【0011】このように形成されたサポート部材10
は、図3に示すように、ベース部11の内・外壁部11
a,11bの間の空間に作業バケット7の上縁部7cを
受容させ、かつ上壁部11cの下面に上縁部7cを当接
させて作業バケット7に取り付けられる。この際、予め
作業バケット7のナット受け穴7e,7e′内に、FR
P製の埋め込みタイプのナット16を取り付けておく。
ベース部11に設けられたボルト挿入穴11e,11
e′はこのナット16のネジ穴と同芯状に重なり、ここ
にFRP製のボルト15が挿入されてねじ込まれる。な
お、図3(C)に示すように、後部のボルト15の外周
には円筒形のカラー17が取り付けられ、後側の内壁部
11a′と壁部7bの後面(ナット16)との間に空間
が残らないようにしている。こうして、ベース部11つ
まりはサポート部材10は、作業バケット7の上端に固
定される。なお、前部および左右側部の保持部12は作
業バケット7の外側に配置され、後部の保持部12′
は、バケットブラケット6に干渉しないように作業バケ
ット7の内側に上縁部7bに隣接して配置されることに
なる。
は、図3に示すように、ベース部11の内・外壁部11
a,11bの間の空間に作業バケット7の上縁部7cを
受容させ、かつ上壁部11cの下面に上縁部7cを当接
させて作業バケット7に取り付けられる。この際、予め
作業バケット7のナット受け穴7e,7e′内に、FR
P製の埋め込みタイプのナット16を取り付けておく。
ベース部11に設けられたボルト挿入穴11e,11
e′はこのナット16のネジ穴と同芯状に重なり、ここ
にFRP製のボルト15が挿入されてねじ込まれる。な
お、図3(C)に示すように、後部のボルト15の外周
には円筒形のカラー17が取り付けられ、後側の内壁部
11a′と壁部7bの後面(ナット16)との間に空間
が残らないようにしている。こうして、ベース部11つ
まりはサポート部材10は、作業バケット7の上端に固
定される。なお、前部および左右側部の保持部12は作
業バケット7の外側に配置され、後部の保持部12′
は、バケットブラケット6に干渉しないように作業バケ
ット7の内側に上縁部7bに隣接して配置されることに
なる。
【0012】以上のように構成された高所作業車1を用
いて電設工事等を行う場合は、まず作業バケット7に搭
乗した作業者が、図示しない操作装置を操作してブーム
4等の作動を制御し、作業バケット7とともに電柱の上
部近傍に移動する。そして、作業者は、サポート部材1
0の保持穴12aに、図2に示すように、例えば、ライ
ト20(支持式ツール)の脚部21に形成された円柱棒
状部分21aを挿入する。これにより、作業バケット7
は上縁部7cにおいてサポート部材10を介してライト
20を支持することになる。
いて電設工事等を行う場合は、まず作業バケット7に搭
乗した作業者が、図示しない操作装置を操作してブーム
4等の作動を制御し、作業バケット7とともに電柱の上
部近傍に移動する。そして、作業者は、サポート部材1
0の保持穴12aに、図2に示すように、例えば、ライ
ト20(支持式ツール)の脚部21に形成された円柱棒
状部分21aを挿入する。これにより、作業バケット7
は上縁部7cにおいてサポート部材10を介してライト
20を支持することになる。
【0013】なお、図4に示すように、保持部12の壁
部分に、保持穴12aの一方の内側面にて開口する横ネ
ジ穴12bを設けておき、ここにねじ込んだロックネジ
18によって、保持穴12aに挿入された円柱棒状部分
21aを保持穴12の反対側の内側面に押し付けるよう
にするのが望ましい。これにより、ライト20をサポー
ト部材10にしっかり固定することができる。こうして
支持されたライト20を点灯させれば、作業者は夜間で
も作業を行うことができる。さらに、ライト20は上縁
部7cに支持されているので、バケット7内のスペース
を有効に利用することができる。
部分に、保持穴12aの一方の内側面にて開口する横ネ
ジ穴12bを設けておき、ここにねじ込んだロックネジ
18によって、保持穴12aに挿入された円柱棒状部分
21aを保持穴12の反対側の内側面に押し付けるよう
にするのが望ましい。これにより、ライト20をサポー
ト部材10にしっかり固定することができる。こうして
支持されたライト20を点灯させれば、作業者は夜間で
も作業を行うことができる。さらに、ライト20は上縁
部7cに支持されているので、バケット7内のスペース
を有効に利用することができる。
【0014】また、サポート部材10には、図2に示す
ように、万能保持台30を取り付けることもできる。万
能保持台30は、下部に円柱棒状部31aを有するとと
もに上部に中空矩形状のブラケット部31bを有する一
対の脚部材31と、これら脚部材31のブラケット部3
1bに受容保持される角棒状のレール部材32と、レー
ル部材32の外周に長手方向にスライド自在に取り付け
られたスライド部材33と、このスライド部材33の上
部に水平旋回自在に取り付けられた多関節アーム35と
から構成されている。支持アーム35の先端には、保持
穴12aと同じ内径を有する円筒状の保持部材36が揺
動自在に取り付けられている。
ように、万能保持台30を取り付けることもできる。万
能保持台30は、下部に円柱棒状部31aを有するとと
もに上部に中空矩形状のブラケット部31bを有する一
対の脚部材31と、これら脚部材31のブラケット部3
1bに受容保持される角棒状のレール部材32と、レー
ル部材32の外周に長手方向にスライド自在に取り付け
られたスライド部材33と、このスライド部材33の上
部に水平旋回自在に取り付けられた多関節アーム35と
から構成されている。支持アーム35の先端には、保持
穴12aと同じ内径を有する円筒状の保持部材36が揺
動自在に取り付けられている。
【0015】この万能保持台30をサポート部材10に
取り付けるときは、各脚部材31の円柱棒状部31a
を、ライト20の脚部21と同様に保持穴12aに挿入
する。この際、図2に示すようにサポート部材10の前
後の保持穴12a,12a′に両脚部材31を挿入して
レール部材32を前後方向に延ばしたり、前部左右の保
持穴12a,12aに挿入してレール部材32を左右方
向に延ばしたりすることができる。なお、脚部材31を
挿入する2つの保持穴の間隔に合わせて、レール部材3
2に対する各脚部材31の位置を調整する必要がある。
万能保持台30がサポート部材10に取り付けられた
後、保持部材36の内側には、接続装置40(支持式ツ
ール)に設けられた円柱棒状部40aが挿入される。こ
の接続装置40は、2本の電線の接続作業を行うために
用いられるものである。こうして万能保持台30を介し
て支持された接続装置40は、必要に応じて上下又は前
後左右に移動させることができる。
取り付けるときは、各脚部材31の円柱棒状部31a
を、ライト20の脚部21と同様に保持穴12aに挿入
する。この際、図2に示すようにサポート部材10の前
後の保持穴12a,12a′に両脚部材31を挿入して
レール部材32を前後方向に延ばしたり、前部左右の保
持穴12a,12aに挿入してレール部材32を左右方
向に延ばしたりすることができる。なお、脚部材31を
挿入する2つの保持穴の間隔に合わせて、レール部材3
2に対する各脚部材31の位置を調整する必要がある。
万能保持台30がサポート部材10に取り付けられた
後、保持部材36の内側には、接続装置40(支持式ツ
ール)に設けられた円柱棒状部40aが挿入される。こ
の接続装置40は、2本の電線の接続作業を行うために
用いられるものである。こうして万能保持台30を介し
て支持された接続装置40は、必要に応じて上下又は前
後左右に移動させることができる。
【0016】さらに、図5に示すように、サポート部材
10には、バケットルーフ50(支持式ツール)を取り
付けることもできる。このバケットルーフ50は、作業
バケット7の床部7aよりも一回り大きな面積を有する
矩形平板状のルーフ部材51と、このルーフ部材51の
4辺のうち隣合う2辺の近傍部分から下方に延びるよう
に取り付けられた脚部材52とから構成されている。各
脚部材52の下端部は、例えば、図に示すように、サポ
ート部材10の側部の保持穴12aと後部の保持穴12
a′に挿入される。これにより、バケットルーフ50を
作業バケット7に取り付けることができ、作業者に直接
雨等が降りかかるのを防止することができる。また、2
本の脚部材52が作業バケット7の片側に寄って配置さ
れているため、図6に示すように、これら脚部材52が
邪魔になることなく様々な方向に延びる電線Lを作業バ
ケット7の上方に配置させて接続作業等を行うことがで
きる。さらに作業を行わないときに、脚部材52を取り
外したルーフ部材51をサポート部材10にこの枠内空
間を塞ぐように直接取り付ければ、作業バケット7内へ
の雨やほこりの侵入を防止することができる。
10には、バケットルーフ50(支持式ツール)を取り
付けることもできる。このバケットルーフ50は、作業
バケット7の床部7aよりも一回り大きな面積を有する
矩形平板状のルーフ部材51と、このルーフ部材51の
4辺のうち隣合う2辺の近傍部分から下方に延びるよう
に取り付けられた脚部材52とから構成されている。各
脚部材52の下端部は、例えば、図に示すように、サポ
ート部材10の側部の保持穴12aと後部の保持穴12
a′に挿入される。これにより、バケットルーフ50を
作業バケット7に取り付けることができ、作業者に直接
雨等が降りかかるのを防止することができる。また、2
本の脚部材52が作業バケット7の片側に寄って配置さ
れているため、図6に示すように、これら脚部材52が
邪魔になることなく様々な方向に延びる電線Lを作業バ
ケット7の上方に配置させて接続作業等を行うことがで
きる。さらに作業を行わないときに、脚部材52を取り
外したルーフ部材51をサポート部材10にこの枠内空
間を塞ぐように直接取り付ければ、作業バケット7内へ
の雨やほこりの侵入を防止することができる。
【0017】なお、上記実施例のサポート部材はベース
部を枠状に形成したが、このベース部を上記枠の一部を
なす形状に形成してもよい。また、上記実施例における
保持手段は、穴に支持式ツールの脚部等を挿抜すること
によってこの支持式ツールを着脱可能とするものであっ
たが、本発明の作業バケットにおける保持手段はこれに
限られるものではなく、例えば、支持式ツールの脚部等
を挟持したり開放したりして着脱可能とするものであっ
てもよい。
部を枠状に形成したが、このベース部を上記枠の一部を
なす形状に形成してもよい。また、上記実施例における
保持手段は、穴に支持式ツールの脚部等を挿抜すること
によってこの支持式ツールを着脱可能とするものであっ
たが、本発明の作業バケットにおける保持手段はこれに
限られるものではなく、例えば、支持式ツールの脚部等
を挟持したり開放したりして着脱可能とするものであっ
てもよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明の作業バケッ
トは、既成の作業バケットにサポート部材を取り付けて
作ることができる。そして、サポート部材を介して作業
バケットの上縁部における任意の位置に、いわゆる支持
式ツールを支持することができる。したがって、作業者
は、支持式ツールが確実に支持された状態でこれを使用
できるとともに、作業バケット内のスペースを有効に使
用することができる。さらに、保持手段を穴とすれば、
支持式ツールの挿抜を行うだけできわめて容易に支持式
ツールの支持・移動を行うことができるので、作業を行
う上でたいへん便利である。なお、本発明では、ベース
部が枠状に形成されているので、この周囲に多数の保持
手段を設けたサポート部材を用いれば、支持式ツールの
支持位置の選択範囲を広く確保することができる。
トは、既成の作業バケットにサポート部材を取り付けて
作ることができる。そして、サポート部材を介して作業
バケットの上縁部における任意の位置に、いわゆる支持
式ツールを支持することができる。したがって、作業者
は、支持式ツールが確実に支持された状態でこれを使用
できるとともに、作業バケット内のスペースを有効に使
用することができる。さらに、保持手段を穴とすれば、
支持式ツールの挿抜を行うだけできわめて容易に支持式
ツールの支持・移動を行うことができるので、作業を行
う上でたいへん便利である。なお、本発明では、ベース
部が枠状に形成されているので、この周囲に多数の保持
手段を設けたサポート部材を用いれば、支持式ツールの
支持位置の選択範囲を広く確保することができる。
【図1】本発明に係る作業バケットを備えた高所作業車
の側面図である。
の側面図である。
【図2】上記作業バケットの斜視図である。
【図3】図2におけるIII−III線に沿って切断した場合
の断面図である。
の断面図である。
【図4】上記作業バケットを構成するサポート部材の保
持手段の拡大断面図である。
持手段の拡大断面図である。
【図5】上記作業バケットの斜視図である。
【図6】上記作業バケットの平面概略図である。
1 高所作業車 7 作業バケット 7a 床部 7b 上縁部 10 サポート部材 11 ベース部 12,12′,72,72′ 保持部 12a,12a′ 保持穴 20 ライト 30 支持レール 35 支持アーム 40 接続装置 50 バケットルーフ L 電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西谷 晃 埼玉県上尾市大字領家字山下1152番地の 10 株式会社アイチコーポレーション 上尾工場内 (56)参考文献 実開 昭63−71195(JP,U) 実開 平5−22486(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66F 9/06
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも床部およびこの床部の上方を
囲む上縁部を有してなる作業バケットであって、 前記
上縁部に沿って延びるベース部の長手方向複数箇所に作
業用ツールを着脱自在に保持する保持手段を設けてなる
サポート部材を、前記上縁部に取り付けて構成され、 前記ベース部が前記上縁部の全周に沿って延びる枠状に
形成されたことを特徴とする作業バケット。 - 【請求項2】 前記保持手段が、前記作業用ツールの挿
抜による着脱を可能とした穴であることを特徴とする請
求項1に記載の作業バケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06056720A JP3117868B2 (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | 作業バケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06056720A JP3117868B2 (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | 作業バケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07237897A JPH07237897A (ja) | 1995-09-12 |
JP3117868B2 true JP3117868B2 (ja) | 2000-12-18 |
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ID=13035334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP06056720A Expired - Fee Related JP3117868B2 (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | 作業バケット |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3117868B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0461396A (ja) * | 1990-06-29 | 1992-02-27 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | プリント配線板の製造方法 |
JPH0587981U (ja) * | 1992-04-24 | 1993-11-26 | アルプス電気株式会社 | プリント基板 |
Families Citing this family (3)
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CN103663263A (zh) * | 2012-09-25 | 2014-03-26 | 昆山尚达智机械有限公司 | 一种新型升降装置 |
JP7235480B2 (ja) * | 2018-11-13 | 2023-03-08 | 株式会社中電工 | 高所作業車の間接活線工具支持装置 |
-
1994
- 1994-03-02 JP JP06056720A patent/JP3117868B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0461396A (ja) * | 1990-06-29 | 1992-02-27 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | プリント配線板の製造方法 |
JPH0587981U (ja) * | 1992-04-24 | 1993-11-26 | アルプス電気株式会社 | プリント基板 |
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Publication number | Publication date |
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JPH07237897A (ja) | 1995-09-12 |
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