JP3889829B2 - 埋め込み型照明器具 - Google Patents

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JP3889829B2
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恵史 天野
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、天井に穿設した穿設孔に取り付ける埋め込み型の照明器具の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
天井に穿設した穿設孔に取り付ける埋め込み型の照明器具としては、従来、例えば図15(A)(B)に示すようなものが知られている。この照明器具は、本体部bと、板状からなる一対の弾性片a、aとを備え、一対の弾性片a、a各々の基端側を本体部bの外側壁に取り付け、先端側を本体部bへの取付基端部から本体部bの外方斜め上方側に延ばしたものである。そして、本体部bに取り付けた一対の弾性片a、aを弾性力に抗して両側から本体部b側に押圧し、その状態から本体部bを天井Tに穿設した穿設孔T1内に下方側から入れることにより、弾性片a、a各々の側面が穿設孔T1の内周壁T2を押圧し、この押圧力によって本体部bを天井Tに取り付けるようにしたものである。尚、図中のcは、ソケットを示し、dは、電球を示している。
ところが、弾性片a、aの先端が穿設孔T1の内周径以上に広がっているため、本体部bを天井Tに穿設した穿設孔T1内に入れる際には、手で弾性片a、a各々の先端側を同時に弾性片aの弾性力に抗して本体部b側に撓ませ、その状態で入れなければならない。又、弾性片aの有する弾性力によって本体部bを天井Tに取り付けるものであるため、手で弾性片aの弾性力に抗して内側に撓ませるには、相当の力が必要となり、大変な労力を要し、取付け作業が難しいという課題がある。特に、弾性片aの数が三つ以上になると手で各々の弾性片aを同時に内側に撓ませるのは困難となる。
又、天井Tの穿設孔T1内に装着した後においては、照明器具全体の重量が重い場合等には、その重量によって全体が弾性片aの弾性力に抗して穿設孔T1の内周壁T2をすべるおそれがある。このようなすべりが生じると全体が天井から落下してしまう。この場合、弾性片aを弾性力を強くすることも考えられるが、弾性力を強くすると手で弾性片aの弾性力に抗して内側に撓ませて穿設孔T1に入れる操作が一層困難になってしまう。
【0003】
そこで、本出願人は、手で弾性片aを弾性力に抗して内側に撓ませなくても容易に取付け作業を行い得る埋め込み型の照明器具を開発した。この照明器具は、図16に示すように各弾性片aの先端側に、本体部bに係脱自在に係止し得る本体係止部dを設けるとともに、本体係止部dの上方側に弾性片aの先端を本体部bの外側に略直角に折り曲げ成形した落下防止爪eを設けたものである。
この本体係止部dは、弾性片aの先端の一部を本体部b側の内側に折り曲げることにより、本体部bの壁面b1に係止できるようになし、係止本体部bの壁面b1に係止されると弾性片aにおける本体係止部dと本体部bへの取付基端部d1との間に、弾性片aの撓みによる湾曲部a1が本体部bの外方向に突出して形成され、そして、本体係止部dと本体部bの壁面b1に係止させた状態で、天井Tの穿設孔T1へ本体部1を挿入していくと湾曲部a1が穿設孔T1の内周壁T2に当接して本体部bの内方向に押圧され、本体係止部dと本体部bとの係止を解除できるようにしたものである。こうすることにより、手で弾性片aを内側に撓ませながら行わなくても容易に天井Tの穿設孔T1に装着できる。
又、本体部bを天井Tの穿設孔T1に装着後は、仮に弾性片aが穿設孔T1をずり落ちた場合でも、落下防止爪eが天井Tの上面における穿設孔T1の周部に係止し、本体部bの落下を防止できる(図中に一点鎖線で落下防止爪eと天井Tとの係止状態を示す)。
しかしながら、落下防止爪eが、弾性片aの先端で外側に略直角に折り曲げ形成されているため、本体部bを天井Tの穿設孔T1内に入れる際、落下防止爪eが天井Tの下面における穿設孔T1の周部に当たってしまい、穿設孔T1内に入れ難い場合があり、装着作業を効率良く行うことができないという課題がある。特に、ソケットが本体部bの側方に突出しているような照明器具であるような場合には、この図16に示すように本体部bを天井Tの穿設孔T1内に入れる際、本体部bを傾けて行う必要があり、その場合には、落下防止爪eが天井Tの下面における穿設孔T1の周部に当たり易く、穿設孔T1内に入れるのが困難となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本願発明は、以上の実情に鑑み提案されたもので、天井に穿設した穿設孔に本体部を容易に入れることができ、装着作業を容易に行える埋め込み型照明器具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
基端側を本体部1の側壁5に取り付けるとともに、先端側を本体部1の外方向の斜め上方側に延ばした可撓性を有する弾性片2…2を複数、備え、本体部1を天井Tに穿設した穿設孔T1内に入れることにより、弾性片2…2各々の側面が穿設孔T1の内周壁T2を押圧し、これらの弾性片2…2の押圧力によって本体部1を天井Tに取付けるようにした埋め込み型照明器具において本願発明は、次の特徴を有するものを提供することにより、上記課題を解決する。
【0006】
本願第1の発明は、上記の埋め込み型照明器具において、弾性片2各々の先端側に、本体部1に係脱自在に係止し得る本体係止部92と、天井Tの穿設孔T1内に装着した本体部1が天井Tから落下するのを防止するための天井係止部91aと、天井係止部91aを天井Tの穿設孔T1内に入れる際の案内をする案内部91bとが備えられる。
本体係止部92は、本体部1の壁面5に係止されることにより、弾性片2における本体係止部92と本体部1への取付基端部8との間に弾性片2の撓みによる湾曲部10、110、111が本体部1の外方向に突出形成される。又、この湾曲部10、110、111は、天井Tの穿設孔T1への本体部1の挿入に伴い穿設孔T1の内周壁T2に当接して本体部1の内方向に押圧されることにより、本体係止部92と本体部1との係止が解除し得るようになされる。
天井係止部91aは、本体係止部92の下方側における弾性片2の側面から本体部1の外方向に所定距離だけ隔てた位置に配位されることにより、天井Tの穿設孔T1内に装着された本体部1の下方側への移動に伴って天井係止部91aと天井Tにおける穿設孔T1の周部とが係止し得るようになされる。
案内部91bは、弾性片2の側面から本体部1の外方向に、上方から下方にかけて漸次突出量が多くなるように突設され、この案内部91bが、本体係止部92と天井係止部91aとの間に天井係止部91aを上方側から覆うように配位されたものである。
【0007】
本願第2の発明は、上記の埋め込み型照明器具において、弾性片2各々の先端側に、本体部1に係脱自在に係止し得る本体係止部92と、弾性片2の側面から一体に形成されたリブ91とが備えられる。又、弾性片2各々の本体係止部92と本体部1への取付基端部8との間に、折り曲げ部101、102が備えられる。
そして、当該折り曲げ部101、102によって、本体係止部92と本体部1の壁面5との係止に伴い弾性片2における本体係止部92と取付基端部8との間に弾性片2の撓みによる複数の湾曲部110、111が本体部1の外方向に突出形成され、これらの湾曲部110、111の少なくとも一つが、天井Tの穿設孔T1への本体部1の挿入に伴い穿設孔T1の内周壁T2に当接して本体部1の内方向に押圧されることにより、本体係止部92と本体部1との係止が解除し得るようになされる。
上記リブ91は、弾性片2の側面の一部を本体部1の外方向に押圧することにより、弾性片2の側面から本体部1の外方向に突設された下片と上片とを備えている。
このリブ91の下片は、天井Tの穿設孔T1内に装着された本体部1の下方側への移動に伴って天井Tにおける穿設孔T1の周部に係止する天井係止部91aをなし、この天井係止部91aによって天井Tの穿設孔T1内に装着した本体部1の天井Tからの落下が防止される。
リブ91の上片は、弾性片2の側面から天井係止部91aにかけて漸次下方に傾斜する傾斜面に形成されることにより、この上片が天井係止部91aを天井Tの穿設孔T1内に入れる際の案内をする案内部91bをなすものである。
【0008】
以上のように構成された本願第1の発明においては、天井係止部91a及び案内部91bを、本体係止部92の下方側に設けているため、天井Tの穿設孔T1に、本体部1を傾けて入れる必要が有る場合にも、天井係止部91a及び案内部91bが天井Tの下面における穿設孔T1の周部に当たり難くできる。又、仮に当たった場合でも、案内部91bが当たり、天井係止部91が当たるようなことを防止でき、案内部91bによって容易に穿設孔T1内に入れることができる。
【0009】
本願第2の発明においては、折り曲げ部101、102によって、本体係止部92と本体部1の壁面5との係止に伴い弾性片2における本体係止部92と取付基端部8との間に弾性片2の撓みによる複数の湾曲部110、111を本体部1の外方向に突出形成し得るものとする。こうすることにより、例えば図13に示すように本体部1を穿設孔T1内に傾けて入れる必要がある場合、湾曲部10を一つだけで構成した場合には、図13中に一点鎖線で示すように穿設孔T1の内周壁T2が、左方側の弾性片2の湾曲部10の上部側に、右方側の弾性片2の湾曲部10の下部側に配位することになり、その状態で穿設孔T1に入れていくと右方側の弾性片2の湾曲部10の下部側が下方にいくに従い漸次突出径が小さくなるため、穿設孔T1の内周壁T2が左右両側の弾性片2、2の湾曲部10、10を押圧できず、その結果、左右両側の弾性片2、2の本体係止部92、92と本体部1の係止用溝52、52との係止を外せない場合がある。しかし、この本願第2発明のように各弾性片2に第1湾曲部110と第2湾曲部111とを形成しておくことで、穿設孔T1の内周壁T2が第2湾曲部111に当たると同時に、右方側の弾性片2の第1湾曲部110に当たって本体部1側に押圧され、双方の弾性片2の本体係止部92と本体部1の係止用溝52との係止を同時に、確実に外すことができる。従って、特に本体部1を穿設孔T1内に傾けて入れる場合に便利に使用できるものとなる。
一方、天井係止部91aと案内部91bとを、弾性片2の側面の一部を本体部1の外方向に押圧することによって弾性片2の側面から本体部1の外方向に突設されたリブ91から構成することにより、天井係止部91aや案内部91bに力がかかった場合に変形し難いものにできる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図を基に本願発明の一実施形態を具体的に説明する。
図1は、本願発明の一実施形態の埋め込み型照明器具の分解斜視図である。
本願発明の埋め込み型照明器具は、本体部1と、可撓性を有する複数の弾性片2、2とを備えている。
【0011】
本体部1は、下部枠3と、上部枠4とを備えている。
下部枠3は、本実施形態では、全体が円筒状をなし、外周径が天井T(図6に図示)に穿設された円形状の穿設孔T1の内周径より小さく設定され、穿設孔T1内に入れられるようになされている。尚、この下部枠3の形状は、天井Tの穿設孔T1の形状に適合させて形成するれば良く、例えば穿設孔T1が四角形であれば下部枠3の形状も四角形に合わせて形成すれば良い。又、下部枠3の外周面には、上部枠4を固定するためのボルト挿通孔31aを有する固定部31、31が二つ、対向するようにして備えられている。この固定部31は、上部枠4の厚さを考慮して外周面より内方に窪まされて形成されている。一方、下端には、所定幅で全周に渡って形成された円板状の鍔部32が備えられ、図6に示すように天井Tの下面における穿設孔T1の周部に当接できるようになされている。
【0012】
上部枠4は、左右の両側片5、5と、上片6とを有し、全体がコの字状を呈している。左右の各側片5、5は、下端に下部枠3の固定部31に固定されるボルト挿通孔51aを有する固定片51が備えられており、後述のボルト7a及びナット7bとにより、上部枠4が下部枠3に固定できるようになされている。この固定片51は、図3に示すように側片5から内方側に折り曲げられることにより、固定片51の外面と側片5の外側壁とに段部51bが形成され、この段部51bによってボルト挿通孔51aに通されたボルト7の頭部7aが側片5の外側壁より外方に突出しないようになされている。
【0013】
又、左右の各側片5、5における固定片51の上方には、図2に示すように係止用溝52が穿設されている。この実施形態における係止用溝52は、所定幅L1で側片5の長手方向に沿って上下に穿設されるとともに、その上端に係止用溝52の幅L1より幅L2の広い幅広部52aを備えたものとされている。
【0014】
上片6には、図1に示すようにソケット等を備えたソケット部材Sを取り付けるためのソケット取付け孔61、61が備えられており、このソケット取付け孔61、61を介してソケット部材Sが本体部1の側方に突出した状態で固定できるようになされている。
【0015】
弾性片2、2は、本体部1を天井Tの穿設孔T1に取付けるためのもので、本実施形態では、二つから構成され、各々は、板状の鋼から構成され、可撓性を有するものからなる。この弾性片2は、図4(A)(B)(C) に示すように一枚の板状体の下端部を略V字状に折り曲げ成形することにより形成され、下部左方側の本体取付用片8と、右方側の押圧用片9とから構成されている。
【0016】
本体取付用片8は、本体部1に取り付けられる取付部をなし、上部に上部枠4の係止用溝52に引っ掛けられる引っ掛け部81と、上部枠4の固定片51に取付けられる本体取付部82とを備えている。引っ掛け部81は、この図4(A) に示すように本体取付用片8の前部及び後部各々を前後対称にコの字状にカットされることにより所定幅に形成された溝嵌挿部81b及び引っ掛け片81c、81cとを備えている。溝嵌挿部81bの幅は、係止用溝52の溝幅L1よりやや細幅に形成されることにより、係止用溝52に嵌挿できるようになされ、一方、引っ掛け片81c、81cは、溝嵌挿部81bの前後両側に係止用溝52の溝幅L1より幅広に突設されることにより、上部枠4の側片5における係止用溝52の前後両側部に当接できるようになされている。又、この引っ掛け片81c、81cの幅は、係止用溝52の幅広部52aの幅L2より狭く形成されており、幅広部52aから引っ掛け片81c、81cを入れることにより、溝嵌挿部21bを係止用溝52に嵌挿できるようにしている。尚、この引っ掛け片81c、81cは、係止用溝52から入れることも可能である。
【0017】
又、本体取付用片8における本体取付部82は、図4(A) に示すように引っ掛け部81から段部を介して内方側(図示の下側)に折り曲げ成形されることにより、上記の固定片51の外側壁と側片5の外側壁との段部51bに合致するようになされている。又、本体取付部82には、ボルト挿通孔82aが穿設されている。
【0018】
そして、この本体取付用片8は、次のようにして本体部1に取付けられる。
まず、図6に示すように引っ掛け片81c、81cが係止用溝52から内側に通され、その状態でボルト7aが本体取付部82のボルト挿通孔82aから上部枠4のボルト挿通孔51a、更に下部枠3のボルト挿通孔31aに通された後、ナット7bに係止されることにより、下部枠3と上部枠4とが固定されると同時に、弾性片2も上部枠4及び下部枠3に固定される。この固定状態においては、ボルト7aの締め付けに伴い引っ掛け部81の溝嵌挿部81bが撓みつつ本体取付部81が固定片51の外側壁に沿わされるため、弾性片2が上部枠4に付勢状態で取り付けられることになり、弾性片2と上部枠4とを確実に固定させることができる。しかも、溝嵌挿部81bが係止用溝52に嵌挿していることによって、弾性片2が上部枠4に対して前後移動するようなことがなく、ずれを防止できる。一方、弾性片2の本体取付用片8が上記のようにして本体部1に取り付けられることにより、弾性片2の押圧用片9は、その下端が本体部1の下部枠3の鍔部32近傍に配設され、上端の先端側が下端から本体部1の外方向の斜め上方を向いた状態に配設されている。
【0019】
この押圧用片9は、図4(A) に示すように急傾斜部9aと、急傾斜部9aの先端側に形成された緩傾斜部9bとを備えている。急傾斜部9aは、本体部1に取り付けられた図6に示す状態で本体部1の外方向の斜め上方側に延ばされるように形成されている。一方、緩傾斜部9bは、急傾斜部9aから更に本体部1の外方向に所定角度をなして折り曲げ成形されている。
【0020】
又、この緩傾斜部9bの上端をなす先端には、本体係止部92が備えられ、その下方に天井係止部91aと、案内部91bとを備えている。
【0021】
本体係止部92は、上部枠4の側片5の係止用溝52に係脱自在に係止するためのもので、本実施形態では図5(A) に示すように前後両側( 図5(A) では左右両側) に設けられた二つの本体係止片92a、92aから構成されている。これらは、緩傾斜部9bの先端における前後中央部をカットすることにより、その先端の前後両側に所定幅及び長さの突片を形成し、その突片各々を、図5(B) に示すように本体部1側の内側(図5(B) の左側)に略U字状に折り曲げ成形することにより溝状の係合部92cを形成し、係止用溝52の幅広部52aにおける下片52b、52b(図2参照)に上方側から係合できるようになされている。
【0022】
天井係止部91aは、天井Tの穿設孔T1にセットされた本体部1が天井Tの穿設孔T1から下方側にずり落ちた場合でも、本体部1が天井Tから落下してしまわないようにするための役目をなすものであり、一方、案内部91bは、天井係止部91aを天井Tの穿設孔T1に入れる際の案内をするためのものである。本実施形態では、図5(A)(B)に示すように緩傾斜部9bにおける本体係止部92の下方側の前後両側部各々に、長手方向に沿って2つの切り溝95aを前後対称になるように入れることにより、前後両側部各々に細幅片を形成し、そして、これらの細幅片を本体部1側から外側(図5(B) では左側から右側)に型押しすることにより本体部1の外側に略L字状に突出した二つのリブ91を一体的に形成し、このリブ91各々の下片が天井係止部91aをなし、各々の上片が案内部91bをなすようにしている。
【0023】
このようにして形成された天井係止部91aは、図5(B) に示すように緩傾斜部9bの側面とのなす角度P1が、直角よりやや大きい程度とされており、図11に示すように天井Tの穿設孔T1にセットされた後に、天井Tの上面における穿設孔T1の周部に係止できるようになされている。一方、案内部91bは、図5(B) に示すように天井係止部91aより長さが長く、緩傾斜部9bの側面とのなす角度P2が、天井係止部91aのなす角度P1より相当大きくなるように設定されることにより、緩傾斜部9bの側面から天井係止部91aの先端にかけて下方に傾斜する傾斜面をなしており、図7に示すように本体部1を天井Tの穿設孔T1に下方側から入れる際に、天井Tの下面における穿設孔T1の周部に当たった場合でも、係止することなく滑りながら押し入れられるようになされている。
【0024】
以上のように構成された本願発明の埋め込み型照明器具の使用方法について説明する。
弾性片2が取り付けられた状態の本体部1は、図6に示すように弾性片2の押圧用片9の先端側が外側に開き、この状態では上部枠4側から天井Tの下方側から穿設孔T1に入れることができない。そこで、図7に示すように各弾性片2の本体係止片92aの係合部92cを、上部枠4の側片5における係止用溝52の幅広部52aの下片52bに係止させておく。本体係止片92aを係止用溝52に係止させるには、押圧用片9の先端側を、押圧用片9の弾性に抗して下方側から押し上げるようにして本体部1側に撓ませ、本体係止片92aを係止用溝52の幅広部52aにおける下片52bに係止させる。その際、この急傾斜部9aには、湾曲部10が形成され、その湾曲部10は、図8に示すように左右の両弾性片2に形成されたもの同士の間隔L4が穿設孔T1の径Lより大きく形成される。尚、本体係止片92aを係止用溝52の下片52bに係合させる際は、本体係止片92aが係止用溝52の下片52bの近くまでくると、急傾斜部9aに形成された湾曲部10を内方向に押圧するようにすれば本体係止片92aを上方に押し上げられ、そして、本体係止片92aが係止用溝52の下片52bの上方位置まで持っていき、その時点で湾曲部10の押圧を止める。これにより、本体係止片92aが下方位置に戻り、本体係止片92aを係止用溝52の下片52bに容易に係止せることができる。
【0025】
そして、この係止状態で、本体部1を、上部枠4側から天井Tの穿設孔T1に挿入していく。その際、本実施形態のようにソケット部材Sが本体部1の側方に突出している場合には、本体部1を傾けて天井Tの穿設孔T1に挿入していく必要がある。しかし、本願発明においては天井係止部91a及び案内部91bが本体本体係止片92aの下方側に設けているため、本体部1全体を傾けた場合でも、天井Tの下面における穿設孔T1の周部に当たり難く、天井係止部91aが邪魔になることなく容易に穿設孔T1に挿入できる。又、仮に図7に示すように天井Tの下面における穿設孔T1の周部が案内部91bに当たった場合でも、案内部91bが下方側に傾斜した傾斜面をなしているため、本体部1の押し上げに伴って案内部91bが天井Tの下面における穿設孔T1の周部を滑り、その結果、弾性片2が天井Tに引っ掛かることなく本体部1を容易に穿設孔T1内に入れることができる。
【0026】
更に、本体部1を穿設孔T1内に挿入していくと、上述のように湾曲部10、10同士の間隔L4が穿設孔T1の径より大きく形成されているため、図8、9に示すように穿設孔T1の内周壁T2と湾曲部10、10とが当接するが、その当接状態から本体部1を押圧する。これにより、急傾斜部9a、9aが本体部1方向の押圧力を受け、湾曲部10、10が直線状になろうとする力がかかる。急傾斜部9aにこのような力がかかると、緩傾斜部9bが本体部1の側壁5に押し当てられて上方に押し上げられ、側壁5を上方側に滑る。その結果、本体係止片92aも上方に押し上げられ、本体係止片92aが係止用溝52から容易に外れる。又、本体部1を穿設孔T1に挿入する際、穿設孔T1に対し本体部1を傾けた状態で挿入した場合でも湾曲部10、10が内周壁T2に押圧され、本体係止片92a、92aが係止用溝52から容易に外れる。本体係止片92a、92aが係止解除された後は、図6中に一点鎖線で示すように湾曲部10を形成していた急傾斜部9aが元の直線状に戻り穿設孔T1の内周壁T2を押圧する。これにより、本体部1を、天井Tの穿設孔T1に固定でき、装着が完了する。
【0027】
又、天井Tの厚さが厚い場合には、図10に示すように天井Tの穿設孔T1の内周壁T2に緩傾斜部9bを当接させることができる。天井Tの厚さが厚くなると、それに従って天井Tの内周壁T2によって弾性片2が本体部1側に押圧されることになり、例えば弾性片2の押圧用片9を、緩傾斜部9bを設けずに急傾斜部のみから構成した場合には、急傾斜部が垂直状に近い状態になり(図示の一点鎖線で示す)、内周壁T2を下方向に滑り易くなる。その結果、照明器具が自身の重量によって下方側にずれる恐れが大きくなる。しかし、本願発明のように急傾斜部9aから更に本体部1の外方向に所定角度で折り曲げ成形した緩傾斜部9bを内周壁T2に当接させることで、天井Tの厚さが厚くなった場合でも緩傾斜部9bを本体部1の外方向に傾いた状態に維持でき、下方向に滑り難くできる。従って、照明器具が自身の重量によって穿設孔T1に対する下方側へのずれを確実に防止できる。
【0028】
そして、穿設孔T1に装着後、緩傾斜部9bが天井Tを滑った場合には、図11に示すように天井係止部91aが天井Tの上面における穿設孔T1の周部に係止する。これにより、全体が、天井Tから外れて下方に落下してしまうようなことを防止できる。
【0029】
以上のようにして、本体部1を天井Tに取り付けることにより、天井Tの穿設孔T1に入れる際、弾性片2、2を手で撓ませなくても下方側から上方側に入れれば良く、特に、弾性片2を、三つ以上設けたような場合にも、同様に単に本体部1を天井Tの穿設孔T1に入れれば良く、しかも、天井Tからの落下防止用の天井係止部91aが天井Tに当たるようなことがなく、取付け作業を容易なものにでき、効率良く作業を行うことができる。又、装着後は、天井係止部91aによって全体が天井Tから外れて下方に落下するのを確実に防止できる。
【0030】
次に、弾性片2の他の実施形態について説明する。
この実施形態の弾性片2は、図12に示すように先の実施形態の弾性片2と同様に一枚の板状体の下端部を略V字状に折り曲げ成形することにより、下部左方側の本体取付用片8と、右方側の押圧用片9とから構成されている。
【0031】
本体取付用片8は、先の実施形態の弾性片2と同構成を採り、同方法により本体部1に取付けられる。一方、押圧用片9は、先の実施形態の弾性片2と異なり、第1折り曲げ部101、第2折り曲げ部102、第3折り曲げ部103の三つの折り曲げ部によって、押圧用片9が下方側から順に第1傾斜部104、第2傾斜部105、第3傾斜部106、第4傾斜部107に区画されている。そして、先端側に区画された第4傾斜部107は、先の実施形態における緩傾斜部9bに相応する部分に形成されており、この第4傾斜部107には、本体係止部92と、その下方に天井係止部91aと案内部91bとを一体に形成したリブ91とが備えられている。これらの本体係止部92及びリブ91は、先の実施形態のものと同構成を採る。一方、第1傾斜部104、第2傾斜部105、第3傾斜部106は、先の実施形態における急傾斜部9aに相応する部分に形成されており、これらによって、本体係止部92を本体部1の係止用溝52に係止した場合に、図13に示すように第1傾斜部104が撓んで第1湾曲部110を形成するとともに、第2傾斜部105と第3傾斜部106で第2湾曲部111が形成される。
【0032】
尚、折り曲げ部の数は、特に限定されず、一つ又は複数から構成しても良く、又、湾曲部の数も、三つ以上から構成しても良く、適宜変更できる。
【0033】
このようにして第1湾曲部110と、第2湾曲部111とを形成することにより、天井Tの穿設孔T1に入れる際、第1湾曲部110又は第2湾曲部111のいずれかに穿設孔T1の内周壁T2に当たって本体部1側に押圧されると、本体係止部92と本体部1の係止用溝52との係止が外れる。例えば本体部1を穿設孔T1内に傾けて入れる必要がある場合、先の実施形態のように湾曲部10が一つの場合には、図13中に一点鎖線で示すように穿設孔T1の内周壁T2が、左方側の弾性片2の湾曲部10の上部側に、右方側の弾性片2の湾曲部10の下部側に配位することになり、その状態で穿設孔T1に入れていくと右方側の弾性片2の湾曲部10の下部側が下方にいくに従い漸次突出径が小さくなるため、穿設孔T1の内周壁T2が左右両側の弾性片2、2の湾曲部10、10を押圧できず、その結果、左右両側の弾性片2、2の本体係止部92、92と本体部1の係止用溝52、52との係止を外せない場合がある。しかし、この実施形態のように各弾性片2に第1湾曲部110と第2湾曲部111とを形成しておくことで、穿設孔T1の内周壁T2が第2湾曲部111に当たると同時に、右方側の弾性片2の第1湾曲部110に当たって本体部1側に押圧され、双方の弾性片2の本体係止部92と本体部1の係止用溝52との係止を同時に、確実に外すことができる。従って、特に本体部1を穿設孔T1内に傾けて入れる場合に便利に使用できるものとなる。以上が、他の実施形態の弾性片2の説明である。
【0034】
尚、本実施形態では、本体部1を、下部枠3と、上部枠4とから構成しているが、一体のものから構成しても良く、又、本体部1の形状についても、本実施形態のように左右の両側片5、5と上片6とからなるコの字状のものからなるものに限らず、例えば図15(A)(B)に示したような円筒状のものから構成しても良く、適宜変更できる。
【0035】
又、本実施形態では、二つの弾性片2、2を設けたものとしているが、三つ以上設けて良く、その場合は、弾性片2の数に合わせた数だけ、上部枠4の側片5及び下部枠3の固定部31を設けるようにすれば良い。更に、本実施形態では本体部1の側壁5に係止用溝52を形成し、これに弾性片2の本体係止部92を係止させているが、この態様のものに限らず、例えば本体部1の上壁5に突片を形成し、その突片に本体係止部92を係止させるようにしても良い。
【0036】
また、天井係止部91aと案内部91bは、上記のように一体に形成したリブ91から構成すると、天井係止部91aに力がかかった場合にも緩傾斜部9bの変形が少なく、しかも、切断面が現れずに操作に際して手を切ることもない等の点で有利であるが、この態様のものに限らず、例えば図14(A) に示すように案内部91bの下端と天井係止部91aの先端とを切離して別個独立のものとして形成することもでき、案内部91bの下端を天井係止部91aの先端を上方側から覆い隠すようにしておけば、天井Tの穿設孔T1に下方側から入れる際に天井係止部91aが天井Tの下面における穿設孔T1の周部に当たって係止するようなことはない。又、この場合の天井係止部91aにおける緩傾斜部9bの側面とのなす角度P1は、特に限定されず、鋭角に設定しても良く、天井Tの穿設孔T1にセットされた後に天井Tの上面における穿設孔T1の周部に係止できる程度であれば良く、適宜変更できる。
【0037】
更に、図14(B) に示すように緩傾斜部9bの先端を下向きの傾斜面をなす一つの斜片96から構成するようにし、斜片96の上面を案内部91bとし、斜片96の下端を天井係止部91aとして実施することもできる。一方、案内部91bは、下向きの傾斜面をなしたものに限らず、天井Tの穿設孔T1に下方側から入れる際に、天井Tの下面における穿設孔T1の周部を滑ることのできる形状であれば良く、例えば図14(C) に示すように上方から下方にかけて緩傾斜部9bからの突出量が漸次多くなる湾曲状のようなものであっても良く、適宜変更できる。
【0038】
また、天井係止部91aと案内部91bとを、本体係止部92の下方側に設けておけば、上述したように本体部1を傾けて天井Tの穿設孔T1に入れる場合に天井Tの下面における穿設孔T1の周部に天井係止部91a等が当たるおそれを少なくできる点で好ましいが、本体係止部92の上方側に設けても良く、適宜変更できる。本体係止部92の上方側に設ける場合は、天井Tの下面における穿設孔T1の周部に当たり易くなるが、その場合においても天井係止部91aを上方側から案内部91bが覆っているため、天井係止部91aと係止させることなく案内部91bによって天井Tの下面における穿設孔T1の周部を滑らすことができる。更に、天井係止部91a、案内部91bは、弾性片2から延設したものに限らず、別体のものから構成し、弾性片2に取り付けるようにして実施することもできる。
【0039】
【発明の効果】
以上、本願第1の発明は、天井Tの穿設孔T1に、本体部1を傾けて入れる必要が有る場合にも、天井係止部91a及び案内部91bが天井Tの下面における穿設孔T1の周部に当たり難くできる。又、仮に当たった場合でも、案内部91bが当たり、天井係止部91が当たるようなことを防止でき、案内部91bによって容易に穿設孔T1内に入れることができる。従って、効率良く、天井Tへの取付け作業を行うことができる。
【0040】
本願第2の発明は、折り曲げ部101、102によって、第1湾曲部110と、第2湾曲部111との二つの湾曲部を本体部1の外方向に突出形成し得るものとするため、本体部1を穿設孔T1内に傾けて入れる必要がある場合にも、穿設孔T1の内周壁T2をいずれかの湾曲部110、111に当てて本体部1側に押圧させ、弾性片2の本体係止部92と本体部1の係止用溝52との係止を確実に外すことができる。従って、特に本体部1を穿設孔T1内に傾けて入れる場合にも便利に使用できるものとなる。一方、天井係止部91aと案内部91bとを、リブ91から構成することにより、天井係止部91aや案内部91bに力がかかった場合に変形し難いものにでき、機能を低下させるようなことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の一実施形態の埋め込み型照明器具の分解斜視図である。
【図2】 上部枠の側片の要部拡大側面図である。
【図3】 図2のIII −III 線に沿う断面図である。
【図4】 (A) は、弾性片の正面図であり、(B) は、その下面図である。又、(C) は、その左側面図である。
【図5】 (A) は、弾性片の先端部を拡大した右側面図、(B) は、(A) のv−v線断面図である。
【図6】 弾性片を本体部に取り付けた状態の説面図である。
【図7】 弾性片の係止部を本体部に係止した状態の説明図である。
【図8】 本体部を天井の穿設孔に入れる際の断面説明図である。
【図9】 天井の穿設孔の内周壁によって弾性片の湾曲部を押圧する際の断面説明図である。
【図10】 厚さの厚い天井に入れた際の断面説明図である。
【図11】 天井係止部が天井に係止した状態の断面説明図である。
【図12】 他の弾性片の実施形態の正面図である。
【図13】 他の実施形態の弾性片を本体部に係止した状態の断面説明図である。
【図14】 (A) は、天井係止部及び案内部の他の実施形態の説面図、(B) は、天井係止部及び案内部の更に他の実施形態の説面図、(C) は、天井係止部及び案内部の更にもう一つの他の実施形態の説面図である。
【図15】 (A) は、従来例の斜視図、(B) は、(A) の側面図である。
【図16】 他の従来例の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1…本体部、2…弾性片、3…下部枠、4…上部枠、5…側片、8…本体取付用片、9…押圧用片、9a…急傾斜部、9b…緩傾斜部、52…係止用溝、92…本体係止部、91…リブ、91a…天井係止部、91b…案内部、T…天井
T1…穿設孔

Claims (2)

  1. 基端側を本体部(1) の側壁(5) に取り付けるとともに、先端側を本体部(1) の外方向の斜め上方側に延ばした可撓性を有する弾性片(2) を複数、備え、本体部(1) を天井(T) に穿設した穿設孔(T1)内に入れることにより、弾性片(2) 各々の側面が穿設孔(T1)の内周壁(T2)を押圧し、これらの弾性片(2) の押圧力によって本体部(1) を天井(T) に取付けるようにした埋め込み型照明器具において、
    上記弾性片(2) 各々の先端側に、本体部(1) に係脱自在に係止し得る本体係止部(92)と、天井(T) の穿設孔(T1)内に装着した本体部(1) が天井(T) から落下するのを防止するための天井係止部(91a) と、天井係止部(91a) を天井(T) の穿設孔(T1)内に入れる際の案内をする案内部(91b) とが備えられ、
    本体係止部(92)が、本体部(1) の壁面(5) に係止されることにより、弾性片(2) における本体係止部(92)と本体部(1) への取付基端部(8) との間に弾性片(2) の撓みによる湾曲部(10)(110)(111)が本体部(1) の外方向に突出形成され、この湾曲部(10)(110)(111)が、天井(T) の穿設孔(T1)への本体部(1) の挿入に伴い穿設孔(T1)の内周壁(T2)に当接して本体部(1) の内方向に押圧されることにより、本体係止部(92)と本体部(1) との係止が解除し得るようになされ、
    天井係止部(91a) が、本体係止部(92)の下方側における弾性片(2) の側面から本体部(1) の外方向に所定距離だけ隔てた位置に配位されることにより、天井(T) の穿設孔(T1)内に装着された本体部(1) の下方側への移動に伴って天井係止部(91a) と天井(T) における穿設孔(T1)の周部とが係止し得るようになされ、
    案内部(91b) は、弾性片(2) の側面から本体部(1) の外方向に、上方から下方にかけて漸次突出量が多くなるように突設され、この案内部(91b) が、本体係止部(92)と天井係止部(91a) との間に天井係止部(91a) を上方側から覆うように配位されたものであることを特徴とする埋め込み型照明器具。
  2. 基端側を本体部(1) の側壁(5) に取り付けるとともに、先端側を本体部(1) の外方向の斜め上方側に延ばした可撓性を有する弾性片(2) を複数、備え、本体部(1) を天井(T) に穿設した穿設孔(T1)内に入れることにより、弾性片(2) 各々の側面が穿設孔(T1)の内周壁(T2)を押圧し、これらの弾性片(2) の押圧力によって本体部(1) を天井(T) に取付けるようにした埋め込み型照明器具において、
    上記弾性片(2) 各々の先端側に、本体部(1) に係脱自在に係止し得る本体係止部(92)と、弾性片(2) の側面から一体に形成されたリブ(91)とが備えられ、弾性片(2) 各々の本体係止部(92)と本体部(1) への取付基端部(8) との間に、折り曲げ部(101)(102)が備えられ、
    当該折り曲げ部(101)(102)によって、本体係止部(92)と本体部(1) の壁面(5) との係止に伴い弾性片(2) における本体係止部(92)と取付基端部(8) との間に弾性片(2) の撓みによる複数の湾曲部(110) (111) が本体部(1) の外方向に突出形成され、これらの湾曲部(110)(111)の少なくとも一つが、天井(T) の穿設孔(T1)への本体部(1) の挿入に伴い穿設孔(T1)の内周壁(T2)に当接して本体部(1) の内方向に押圧されることにより、本体係止部(92)と本体部(1) との係止が解除し得るようになされ、
    上記リブ(91)が、弾性片(2) の側面の一部を本体部(1) の外方向に押圧成形することにより、弾性片(2) の側面から本体部(1) の外方向に突設された下片と上片とを備えたものからなり、
    このリブ(91)の下片が、天井(T) の穿設孔(T1)内に装着された本体部(1) の下方側への移動に伴って天井(T) における穿設孔(T1)の周部に係止する天井係止部(91a) をなし、この天井係止部(91a) によって天井(T) の穿設孔(T1)内に装着した本体部(1) の天井(T) からの落下が防止され、
    リブ(91)の上片が、弾性片(2) の側面から天井係止部(91a) にかけて漸次下方に傾斜する傾斜面に形成されることにより、この上片が天井係止部(91a) を天井(T) の穿設孔(T1)内に入れる際の案内をする案内部(91b) をなすものであることを特徴とする埋め込み型照明器具。
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