JP4824967B2 - 電気かみそり用アタッチメント - Google Patents

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Description

本発明は、刈り高さを調整するための電気かみそり用アタッチメントに関するものである。
従来から、毛髪のカットを行う場合、電気かみそりのみを用いて仕上がりの長さを揃えるには施術者自身の熟練が必要である。そこで使用者の頭の髪の毛を均一の長さにカットできるように、頭皮に対して刈り高さ調整用の櫛歯を備えると共に櫛歯に刃先方向にスライドした任意位置で櫛歯を仮保持するようにした電気かみそり用アタッチメントが知られている。
ところが、櫛歯の保持力が弱いと、使用中にアタッチメントに強い荷重が加わった場合は櫛歯が不用意にスライドしてしまうという問題があった。
この問題点を解決すべく、櫛歯の保持力を高めるためのロック機構部を備えた電気かみそり用アタッチメントとして例えば特許文献1が知られている。この従来例では、スライド釦を上下に動かすことにより、階段状に設けられた溝部に沿って櫛部が上下に移動するようになっており、このとき溝部の勾配がなくなるところで櫛部の移動が阻止され、使用時に櫛歯が移動してしまい刈り高さが変動してしまうのを防止できるようにしている。ところが、この従来例においては、電気かみそり本体に対する櫛部の保持強度が強いために、仮りに櫛部を無理やり押し込んだり、或いは電気かみそりを落としてしまった場合のように、使用時に大荷重や強い衝撃等がかかったときは、櫛部を任意のスライド位置で仮保持する手段を構成する部品が破壊したり、変形したりする恐れがあった。
特表平11−513579号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、アタッチメントの使用時にアタッチメントに大荷重や強い衝撃等がかかったときにロック機構部を構成する部品の破壊や変形を防止できるようにした電気かみそり用アタッチメントを提供することを課題とし、さらに、落下や無理な引っ張り操作等により分解してしまうのを確実に防止できる電気かみそり用アタッチメントを提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するために本発明は、電気かみそり本体8に装着される固定部1と、電気かみそり本体8の刃先方向にスライドする刈り高さ調整用の櫛歯4を有するスライド櫛部2と、固定部1に対してスライド櫛部2を任意のスライド位置で仮保持するためのロック機構部3とを備えた電気かみそり用アタッチメントにおいて、上記ロック機構部3は、スライド櫛部2に設けられるロックボタン5と、固定部1に設けられ上記ロックボタン5に係合して櫛歯4の刈り高さが変化しないようにスライド櫛部2を仮保持するための係合部6とを備え、上記係合部6はスライド櫛部2のスライド方向Aと略平行な方向に間隔をあけて複数設けられ、いずれか1つの係合部6にロックボタン5が係合可能とされると共にロックボタン5と係合部6との係合面7をスライド櫛部2のロック方向Cに対して傾斜させてなり、上記スライド櫛部2を上記固定部1に対してスライド自在に組み立てる組み立て手段10を備え、上記組み立て手段10は、上記スライド櫛部2に設けられる左右一対のフック11と、上記固定部1に設けられ上記フック11がスライド自在に挿入係止される左右一対の係止溝12とからなり、上記スライド櫛部2の刈り高さが少なくとも3段階で調整可能となるように上記左右の係止溝12をスライド櫛部2のスライド方向Aと略平行な方向に長く形成すると共に、左右の係止溝12の長さ方向の両端位置P1,P2を除く中間位置P3のみで左右のフック11を広げて左右の係止溝12に対して挿入係止可能とすると共に、左右のフック11が係合する左右の係止溝12の中央の空きスペースを利用して、上記ロックボタン5に係合して櫛歯4の刈り高さが変化しないように上記スライド櫛部2を仮保持するための上記係合部6を配置したことを特徴としている。
このような構成とすることで、ロックボタン5と係合部6との係合面7がロック方向Cの力に対して勾配θ(テーパー形状)を有するようになり、ロック方向Cにかかる荷重が一定以下のときはロック状態で保持されるが、例えばスライド櫛部2を無理やり押し込んだり、電気かみそりを落としてしまった場合のようにロック方向Cの力が一定以上となったときはロックボタン5がテーパー方向に滑る力が働いてロックが解除され、ロック機構部3を構成する部品の破壊や変形を防止できるようになる。
また、上記スライド櫛部2を固定部1に対してスライド自在に組み立てる組み立て手段10を備え、上記組み立て手段10は、スライド櫛部2に設けられる左右一対のフック11と、上記固定部1に設けられ上記フック11がスライド自在に挿入係止される左右一対の係止溝12とからなり、スライド櫛部2の刈り高さが少なくとも3段階で調整可能となるように上記左右の係止溝12をスライド櫛部2のスライド方向Aと略平行な方向に長く形成すると共に、左右の係止溝12の長さ方向の両端位置P1,P2を除く中間位置P3のみで左右のフック11を広げて左右の係止溝12に対して挿入係止可能としたので、係止溝12の中間位置P3においてのみアタッチメント9の組み立て或いは分解が可能となる。一方、アタッチメント9の使用時に、スライド櫛部2に対して無理な引っ張りや引き剥がしの力がかかったり、無理な押し込み力がかかると、スライド櫛部2が係止溝12の両端位置P1,P2のいずれかに勢い良く移動し、その勢いでフック11が係止溝12から外れようとするが、係止溝12の両端位置P1,P2ではフック11が広がることができないため係止溝12から外れず、従って、落下や無理な引っ張り操作等によってアタッチメント9が不用意に分解するのを防止できるものである。そのうえ左右のフック11が係合する左右の係止溝12の中央の空きスペースを利用して、ロックボタン5に係合して櫛歯4の刈り高さが変化しないようにスライド櫛部2を仮保持するための係合部6を配置したので、アタッチメント9の組み立て手段10とロック機構部3とを狭いスペースに効率良く集中して設置でき、アタッチメント9をコンパクト化できる利点もある。
また、上記係止溝12の最下端部に、上記スライド櫛部2が最も下降した状態でロックボタン5の先端部分5aに係合可能となるストッパー40を設けるのが好ましい。この場合、スライド櫛部2が最下位置P2にあるときは、ロックボタン5の先端部分5aがストッパー40に当たって保持されるようになる。
本発明は、ロックボタンと係合部との係合面をスライド櫛部のロック方向に対して傾斜させたことにより、ロック方向にかかる荷重が一定以下のときはロック状態で保持されるが、アタッチメントに大荷重や強い衝撃等がかかったときはロックボタンがテーパー方向に滑る力が働いてロックが解除されることでロック機構部を構成する部品の破壊や変形を防止できるようになり、結果、破断や破壊が起きない電気かみそり用アタッチメントを提供できるものである。
さらに、係止溝の中間位置においてのみアタッチメントの組み立て或いは分解が可能となり、係止溝の両端位置では分解を確実に防止でき、そのうえアタッチメントの組み立て手段とロック機構部とを狭いスペースに効率良く集中して設置できてアタッチメントをコンパクト化できる電気かみそり用アタッチメントを提供できるものである。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
電気かみそり本体8の先端部には、図9〜図11に示すように、体毛を除去する刃ブロック13が設けられている。本例の刃ブロック13は、往復駆動する前後一対のネット刃14と、ネット刃14の両外側に配置される前後一対のトリマー刃15とを備えている。刃ブロック13を保持する外カセット16の正面部には、一方のトリマー刃15を上下させるトリマー用操作釦17が設けられ、外カセット16の両側面部には、外カセット16を電気かみそり本体8に着脱するための着脱用釦18が設けられている。図11中の19は刃ブロック13全体を左右に首振り可能とする首振り用操作釦である。
上記外カセット16には刈り高さ調整用のアタッチメント9が着脱自在に装着される。アタッチメント9は、外カセット16に装着固定される固定部1と、電気かみそり本体8の刃先方向にスライドする櫛歯4を備えたスライド櫛部2と、固定部1にスライド櫛部2をスライド自在に連結する組み立て手段10(図5、図6)と、固定部1に対してスライド櫛部2を任意のスライド位置で仮保持するためのロック機構部3(図1、図2)とを備えている。
上記アタッチメント9の固定部1は、略四角筒状に形成されており、図9〜図11に示すように外カセット16に装着した状態で、固定部1の前面部1aがトリマー用操作釦17と首振り用操作釦19との間に配置され、固定部1の両側面部1bが着脱用釦18の上部に配置され、固定部1の背面部1cが外カセット16の背面に配置される。なお、固定部1を外カセット16に固定する手段として、外カセット16に固定部1を圧入する方式、或いは、外カセット16の外面に複数の小突起(図示せず)を突設し、固定部1の内面に小突起が嵌合する嵌合凹所(図示せず)を凹設する嵌合方式であってもよく、適宜設計変更自在である。
上記アタッチメント9のスライド櫛部2は、図3に示すように、先端に櫛歯4を有する櫛歯部分2aと、この櫛歯部分2aから略L字状に屈曲した保持部分2bとが略L字状に一体形成されており、保持部分2bが組み立て手段10により固定部1の前面部1aに組み付けられている。
本例では、固定部1の前面部1aには一段低くなった段落ち部1dが形成され、この段落ち部1dにスライド櫛部2の保持部分2bがスライド自在に嵌め込まれている。ここで保持部分2bと段落ち部1dの輪郭はそれぞれ略U字状に曲成されており、スライド櫛部2が最下位置P2にあるときは(図7(a)の状態)、保持部分2bが段落ち部1dとがぴったりと嵌合するようになり、またこの状態ではロックボタン5の先端部分5aが最下段のストッパー40(図1)に当たって保持されるようになる。一方、スライド櫛部2が最上位置P1にあるとき(図8(a)の状態)は、保持部分2bと段落ち部1d間の隙間Jは小さく、これにより仮りに櫛歯4に対して矢印Eで示す方向にこじる力が加わっても、櫛歯4のがたつきを例えば0.5mm以下に抑えることができるようになっている。
次に、組み立て手段10を説明する。組み立て手段10は、図4〜図6に示すように、スライド櫛部2の保持部分2bの内面から突出する左右一対のフック11と、固定部1の前面部1aに穿孔される左右一対の係止溝12とからなる。なお本例では左右の各フック11は、それぞれ、リブ付き上爪片11aと下爪片11bとで構成されている。
左右一対の係止溝12は、図4(a)に示すように、スライド櫛部2のスライド方向Aと略平行な方向に細長く形成されていると共に、スライド櫛部2の刈り高さが少なくとも3段階で調整できる長さを有している。さらに図4(a)、図5、図6に示すように、左右の係止溝12は、長さ方向の両端位置P1,P2では左右のフック11が挿入係止できないように溝幅が狭くなっており、一方、係止溝12の中間位置P3では左右のフック11が挿入係止可能となるように、溝幅が広くなっている。
しかして、固定部1にスライド櫛部2を組み付けるにあたっては、スライド櫛部2の左右のフック11(上爪片11a、下爪片11b)を図6(b)に示す係止溝12の中間位置P3から挿入する。このとき係止溝12の中間位置P3は溝幅が広くなっているため、左右のフック11が矢印Mで示す外側方向に広げられながら、左右の係止溝12にそれぞれ引っ掛け係止された状態(図5(c)の状態)となる。つまり係止溝12の中間位置P3においてのみアタッチメント9の組み立て或いは分解が可能である。その後、スライド櫛部2を上下にスライドさせると、左右のフック11は係止溝12の中間位置P3から最下位置P2或いは最上位置P1(図5(b)の位置)へと自由にスライドでき、刈り高さ調整が可能となる。また本例では左右のフック11をそれぞれ上爪片11aと下爪片11bとで構成したので、係止溝12に対するフック11の係合力が高められ、これによりスライド櫛部2のぐらつき防止に有効となる。
ところで、アタッチメント9の使用時に、スライド櫛部2に対して無理な引っ張りや引き剥がしの力(図8(b)の矢印G又はH方向)が作用した場合、スライド櫛部2が最上位置P1まで勢い良く上昇する。さらに、落下等で無理な押し込み力(図8(a)の矢印F方向)が作用すると、スライド櫛部2が最下位置P2まで勢い良く下降する。いずれの場合も、最上位置P1或いは最下位置P2に移動した勢いでフック11(上爪片11a、下爪片11b)が係止溝12から外れようとするが、本発明では、図5(b)のように係止溝12の最上位置P1及び最下位置P2の溝幅をそれぞれ狭くして、図6(a)の最下位置P2では下爪片11bと上爪片11aとが係止溝12から外れないようにし、図6(c)の最上位置P1では下爪片11bと上爪片11aのリブ11cとが係止溝12から外れないようにしているので、落下や無理な引っ張り操作等によってアタッチメント9が不用意に分解するのを防止できるものである。
次に、スライド櫛部2がそれぞれの刈り高さにおいて使用時に高さが変化しないように保持するためのロック機構部3を説明する。ロック機構部3は、図1、図2に示すように、スライド櫛部2の保持部分2bに設けられるロックボタン5と、固定部1の前面部1aに突設される横向き台形状の係合部6と、最下段のストッパー40とで構成される。
本例のロックボタン5の上端部には、スライド櫛部2の保持部分2bに設けた孔部から突出する操作部5cが設けられ、下端部には係合部6に係合する先端部分5aが設けられ、操作部5cと先端部分5aとの間には固定部1の内面に摺接可能な軸部5bが突設されている。またロックボタン5はバネ体(図示せず)などによって先端部分5aを固定部1側に押し付ける力が常に付与されている。
一方、固定部1の内面には、図4(a)に示すように、スライド櫛部2のスライド方向Aと略平行な方向に間隔をあけて上下2個の横向き台形状係合部6が突設されており、いずれか1つの係合部6にロックボタン5の先端部分5aが係合可能とされ、さらにスライド櫛部2が最も下降した状態で最下段のストッパー40に係合可能とされ、これにより、スライド櫛部2の刈り高さが少なくとも3段階で調整できるようになっている。また図4(a)の例では上下2個の係合部6は左右2列に設けられ、各列の係合部6に跨るようにしてロックボタン5の先端部分5aが係合可能となっている。なお刈り高さの一例として図7(a)で示す3mm位置、図7(b)のS1で示す6mm位置、図8(a)のS2で示す9mm位置の3段階を例示しているが、もちろんこれらの数値に限定されるものではない。
しかして、アタッチメント9の刈り高さを調整するときは、ロックボタン5の操作部5cを指で押し込むと、軸部5bを中心にして先端部分5aが図2の矢印N方向に変形して係合部6との係合が外れ、この状態でスライド櫛部2を上下にスライドさせることにより、刈り高さを自由に調整できるようになる。そして、任意の刈り高さでロックボタン5から指を離すとバネ力でロックボタン5の先端部分5aが元の状態に復帰して別の係合部6に係合するようになる。
さらに本発明においては、図2に示すように、ロックボタン5の先端部分5aと係合部6との係合面7が、スライド櫛部2のロック方向Cに対して勾配θを有している。図2においてはロック方向Cは下方であり、係合面7は下方になるに従って前方へ突出するテーパー形状をしている。これにより、ロック方向Cの力が一定以上となったときにはロックボタン5の先端部分5aがテーパー方向C1に向かって滑る力が働き、ロック機構部3を構成する部品の破壊や変形を防止できるようになる。つまり、固定部1に対するスライド櫛部2の保持強度は、ロック方向Cにかかる荷重が一定以下のときはロック状態で保持されるが、例えばスライド櫛部2を無理やり押し込んだり、電気かみそりを落としてしまった場合のように、ロック方向Cに一定以上の大荷重や強い衝撃等がかかったときは、ロックボタン5の先端部分5aが係合部6の傾斜した係合面7を滑ることによりロックが解除された状態となる。このように、固定部1に対するスライド櫛部2の保持強度を弱めることで、ロック機構部3を構成する部品の折れや変形が発生してしまうのを防止できるようになり、結果、破断や破壊が起きないアタッチメント9を提供できるものである。
さらに本例では、左右のフック11が係合する左右の係止溝12の中央の空きスペースを利用して、ロックボタン5が係合する係合部6を配置しているので、アタッチメント9の組み立て手段10とロック機構部3とを狭いスペースに効率良く集中して設置でき、アタッチメント9をコンパクト化できる利点もある。
ところで、スライド櫛部2と固定部1とをスライド自在に組み合わせた場合において、電気かみそり本体8のネット刃14とトリマー刃15とでカットされた毛屑が、図1の矢印U方向から固定部1とスライド櫛部2の隙間に侵入して、その隙間のなかで放置される形となり、仮りに毛屑がロックボタン5周辺、とくにロックボタン5の先端部分5aと係合部6との隙間に付着してしまうと、ロックボタン5に滑りが発生して、ロックができなくなる。そこで、本例では図1に示すように、固定部1の前面部1aの上縁部からその全幅方向にリブ状の防塵壁30を突設させてスライド櫛部2の保持部分2bの内面に摺接させてある。これにより、スライド櫛部2と固定部1との隙間に毛屑が侵入するのを防塵壁30にて未然に防止でき、毛屑による保持強度の低下を確実に防止できるものである。
本発明の一実施形態の刈り高さ調整用のアタッチメントに用いるロック機構部を示し、図8(a)のX−X線から見た垂直断面図である。 図1のB部の拡大断面図である。 同上のアタッチメントの斜視図である。 同上のアタッチメントの固定部を示し、(a)は正面図、(b)は平面断面図、(c)は背面図、(d)は底面図である。 (a)は同上のアタッチメントの片側半分の断面図、(b)は係止溝の最上位置及び最下位置にフックが係合した状態を説明する拡大断面図、(c)は係止溝の中間位置にフックが係合した状態を説明する拡大断面図である。 同上のアタッチメントの刈り高さを調整する場合の係止溝とフックとの位置関係を示し、(a)は最上位置にあるときの係止溝とフックとの位置関係の説明図、(b)は中間位置にあるときの係止溝とフックとの位置関係の説明図、(c)は最下位置にあるときの係止溝とフックとの位置関係の説明図である。 (a)は同上のスライド櫛部の刈り高さが3mm位置にある場合の説明図、(b)は刈り高さが6mm位置にある場合の説明図である。 (a)は同上のスライド櫛部の刈り高さが9mm位置にある場合の説明図、(b)は同上のスライド櫛部にかかる引っ張り荷重の方向及び引き剥がし荷重の方向の説明図である。 同上のアタッチメントを装着した電気かみそりの背面図である。 同上のアタッチメントを装着した電気かみそりの側面図である。 同上のアタッチメントを装着した電気かみそりの正面図である。
符号の説明
1 固定部
2 スライド櫛部
3 ロック機構部
4 櫛歯
5 ロックボタン
6 係合部
7 係合面
10 組み立て手段
11 フック
12 係止溝
A スライド方向
C ロック方向
P1,P2 係止溝の両端位置
P3 係止溝の中間位置

Claims (2)

  1. 電気かみそり本体に装着される固定部と、電気かみそり本体の刃先方向にスライドする刈り高さ調整用の櫛歯を有するスライド櫛部と、固定部に対してスライド櫛部を任意のスライド位置で仮保持するためのロック機構部とを備えた電気かみそり用アタッチメントにおいて、上記ロック機構部は、スライド櫛部に設けられるロックボタンと、固定部に設けられ上記ロックボタンに係合して櫛歯の刈り高さが変化しないようにスライド櫛部を仮保持するための係合部とを備え、上記係合部はスライド櫛部のスライド方向と略平行な方向に間隔をあけて複数設けられ、いずれか1つの係合部にロックボタンが係合可能とされると共にロックボタンと係合部との係合面をスライド櫛部のロック方向に対して傾斜させてなり、上記スライド櫛部を上記固定部に対してスライド自在に組み立てる組み立て手段を備え、上記組み立て手段は、上記スライド櫛部に設けられる左右一対のフックと、上記固定部に設けられ上記フックがスライド自在に挿入係止される左右一対の係止溝とからなり、上記スライド櫛部の刈り高さが少なくとも3段階で調整可能となるように上記左右の係止溝を上記スライド櫛部のスライド方向と略平行な方向に長く形成すると共に、左右の係止溝の長さ方向の両端位置を除く中間位置のみで左右のフックを広げて左右の係止溝に対して挿入係止可能とすると共に、左右のフックが係合する左右の係止溝の中央の空きスペースを利用して、上記ロックボタンに係合して櫛歯の刈り高さが変化しないように上記スライド櫛部を仮保持するための上記係合部を配置したことを特徴とする電気かみそり用アタッチメント。
  2. 上記係止溝の最下端部に、上記スライド櫛部が最も下降した状態でロックボタンの先端部分に係合可能となるストッパーを設けたことを特徴とする請求項1記載の電気かみそり用アタッチメント。
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