JP2004142669A - 建設機械のステップ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】着脱作業が容易で、ステップが広く昇降に便利なステップ装置を提供することを課題とする。
【構成】建設機械の上部旋回体に昇降して点検等をするためのステップ装置において、該上部旋回体のフレームに固設した取付用金具と、該取付用金具と着脱自在に係合し、かつ固定可能な取付部を有するステップとを具備し、前記取付用具金具と該取付部の係合部の双方が下方に向かって狭まるように構成したことを特徴とする。
【選択図】 図1
【構成】建設機械の上部旋回体に昇降して点検等をするためのステップ装置において、該上部旋回体のフレームに固設した取付用金具と、該取付用金具と着脱自在に係合し、かつ固定可能な取付部を有するステップとを具備し、前記取付用具金具と該取付部の係合部の双方が下方に向かって狭まるように構成したことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、建設機械の上部旋回体に昇降するためのステップ装置の技術分野に関するものである。
【0002】
【従来技術】
油圧ショベル等の建設機械では下部走行体の上に上部旋回体が回転自在に載置されている。従って、上部旋回体上に設けられているキャブハウスに乗降する場合や、上部旋回体上に搭載されているエンジンや油圧機器等の点検のために上部旋回体に昇降するためにはステップ装置が必要となる。キャブハウスに乗降する場合は頻繁に利用するためにステップ装置は上部旋回体のフレームに固定して設けるのが便利である。しかし、点検のために上部旋回体に昇降する場合は、頻繁に利用するわけでもないし、また、昇降する場所も一箇所でなく複数箇所に設けるのが便利である。
【0003】
従来から、ステップ装置に関するいろいろな工夫がなされ、提案されている。その中で、本願発明に最も類似していると思われる従来のステップ装置として公開特許公報、2001−239887号に掲載されているステップ装置を図5に示し、以下このステップ装置50について説明する。図5(A)は平面図、図5(B)は正面図である。中央に突起部56aとその両側に取付片56bを有するステップ56が旋回体のサイドフレーム51にボルト59で固定されている。さらに、ボルト59の頭59aを保護するためのブロック55がサイドフレーム51に溶接により固着されている。ブロック55はボルト59に近接した位置に設けられるとともにステップ取付溝57を形成するために上部55aはサイドフレーム51との間に取付片56bの厚さに略等しい距離の隙間が形成されている。
【0004】
以上に述べたように、ステップ56はボルト59によって着脱可能に上部旋回体のサイドフレーム51に固定され、かつ、ステップ56の取付片56bはブロック55によって形成された取付溝57に間挿されている。また、同時にボルト59の頭59aはブロック55によって衝突等の際に保護される構成になっている。しかし、上記した従来のステップ56は以下のような問題点がある。即ち、取外しが可能になっているとしても、取外したり、取付たりする作業は4本のボルト59を取外したり、取付たりする煩雑な作業が必要である。また、作業中も含めて常時サイドフレーム51に固定しておくことを予定しているために、衝突防止等の理由からステップの中央に突起部56aを大きく突出させることができないために足場が小さく、荷物(例えば、工具箱、冷却水を入れた容器等)を持って昇る際には転落等の危険があり問題であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
以上に述べたように、従来のステップ装置は常時サイドフレームに取付ておくことを予定しており、従って、着脱には煩雑な作業を必要とし、しかもステップ部が十分な広さを持ったステップ装置を設けることが困難であった。
本発明は、上記事実に鑑みなされたものであり、着脱作業が容易で、ステップが広く昇降に便利なステップ装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の課題を解決するための手段として以下の構成を採用している。即ち、
請求項1に記載の発明は、建設機械の上部旋回体に昇降して点検等をするためのステップ装置において、該上部旋回体のフレームに固設した取付用金具と、該取付用金具と着脱自在に係合し、かつ固定可能な取付部を有するステップとを具備し、前記取付用具金具と戸該取付部の係合部の双方が下方に向かって狭まるように構成したことを特徴とする。
【0007】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記取付用金具は前記ステップの幅と略等しい間隔をおいて前記フレームに固設された左右の金具からなり、該金具は内側に向かって突起部を有するL字状金属片から構成されていることを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記取付部は前記ステップの上部裏側に固設されていることを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし請求項3の何れか1に記載において、前記取付用金具は前後に回動可能にする枢軸部と回動を固定する固定部を具備し、前記取付用金具を係合、固定する場合は回動を固定し、該取付用金具を取り外す場合は該固定部を開放して前記ステップの着脱を容易にしたことを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし請求項4の何れか1に記載の発明において、前記取付用金具と前記取付部の係合は、傾斜角度を異ならせて2箇所で線接触させて取外しを容易にしたこと、あるいは硬度の金属材料を使用し、または異なる材料を使用して取外しを容易にしたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施形態を図に基づいて説明する。図1は、本願発明の実施形態を示す斜視図で、図1(A)はステップ本体を示し、図1(B)は取付用金具を示す。図1において、上部旋廻体のフレーム10の表面に左右の一対からなる取付用金具11が溶接により固着されている。取付用金具11は断面がL字形状の部材12,13からなり、前面片12a,13aは図示のように下方に向かってフレームとの距離が小さくなるように傾斜して設けられている。即ち、上端の距離aは下端の距離bよりも大きくなっている(a>b)。
【0012】
また、ステップ本体15は足置き場16とそれを支持する外枠17と両側に設けられた取付部18、18から構成されている。取付部18は前後方向の上端部の長さ「c」および下端部の長さ「d」は何れも取付用金具11の距離「a」よりも小さく、かつ距離「b」よりも大きい。従って、取付部18は取付用金具11の前面片12a,13aによって形成されている隙間に挿入可能に構成されており、両者の傾斜は略一致しているために挿入することにより固定が可能になっている。しかし、取付部18が固く固定されると取外しが困難になるために、両者の係合部分の傾斜に少し差を設けて2箇所で線接触するように構成する。あるいは固い材料を使用して相互が食い込まないようにして取外しを容易にしてもよい。
【0013】
図2は取付部21を折り曲げ加工をせずに1枚の金属片で構成した実施例である。この場合は上端部の長さ「e」および下端部の長さ「f」は前記の長さ「c」、「d」よりも短くなり、従って、前記の距離「a」、「b」もそれに合わせて短くする。また、取付部21の上下方向の勾配も小さくする。このために、上下方向の高さ「L」を低くするなどして取外しを容易にするようにしてもよい。その他の部分は前記した実施例と同様である。
【0014】
図3は更に別の実施例である。この実施例では取付用金具31、32の上部をサイドフレーム10から少し離した位置に前後方向に回動可能に設けて傾斜部の傾斜を変更可能にしている。すなわち、サイドフレーム10の上側にブラケット33を固設し、取付用金具31の側面にピン34を設けて前後方向に回動可能にしている。また、フレーム10の下側にフック36を固設すると共に、取付用金具31の側面に回転可能に設けられたフック37と係止させて取付用金具31,32の傾斜部の傾斜を固定できるように構成している。
【0015】
上記した取付用金具31、32を利用した場合は、ステップ17の装着及び取外しは以下のように行う。即ち、ステップ17の取付部18(または21)を係合させてステップ17を装着する場合は、フック36とフック37を係止させて固定し、ステップ17の取付部18を挿入して装着する。この場合は上記した実施例と同様に固定が可能である。また、ステップ17を取外す場合はフック36とフック37の係止を解除すればステップ17の取外しが容易になる。
【0016】
図4は取付用金具を固定する場所の実施例を示す。即ち、サイドフレーム10の複数箇所に溶接固定しておけば、使用に適した箇所を選んでステップ17を装着することにより、作業が容易にかつ円滑に行われる。図4は油圧ショベル40の側面図で、41は下部走行体であり、この上に上部旋回体42が旋回自在載置されている。この実施例では、上部旋回体42のサイドフレーム10の2箇所に取付用金具43、45を固定している。取付用金具43はサイドフレーム10の後方位置に固定し、取付用金具45はサイドフレーム10の前方に固定している。取付用金具43はエンジン等(図示省略)の整備をする場合はここにステップ17を装着し、作業を行う。また、取付用金具43は作業機46の油圧機器(図示省略)を整備する場合に使用する。なお、作業をしない場合は走行等に邪魔にならない場所にステップ17を収納するか、邪魔にならない箇所に設けた取付用金具に装着しておく。
【0017】
以上に説明したように、本実施形態によれば、ステップの装着、および取外しを容易にしたので、整備作業等に最も適した箇所にステップを装着することが可能となり、作業能率を向上させることができるという効果が得られる。さらに、ステップを走行等に邪魔にならない場所に収納または装着することができるために、ステップのサイズを大きくすることが可能で、転落等の事故を防ぎ、安全な作業が可能になるという効果が得られる。
【0018】
以上に本発明の実施形態を図面に基づいて詳述してきたが、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではなく、単なる設計変更等の技術変更があっても本発明の技術的範囲に含まれる。
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、ステップの装着、および取外しを容易にしたので、整備作業等に最も適した箇所にステップを装着及び取外しをすることが可能となり、作業能率を向上させることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した実施形態の斜視図を示す。(A)はステップの斜視図を示し、(B)は取付用金具の斜視図を示す。
【図2】ステップの別の実施例を示す。
【図3】取付用金具の別の実施例を示す。
【図4】取付用金具の取付箇所の実施例を示す。
【図5】従来のステップ装置の例を示す。
【符号の説明】
10 サイドフレーム
11(12,13) 取付用金具
15 ステップ
16 足置き場
17 外枠
18 取付部
21 取付部
33 ブラケット
36,37 フック
【発明の属する技術分野】
この発明は、建設機械の上部旋回体に昇降するためのステップ装置の技術分野に関するものである。
【0002】
【従来技術】
油圧ショベル等の建設機械では下部走行体の上に上部旋回体が回転自在に載置されている。従って、上部旋回体上に設けられているキャブハウスに乗降する場合や、上部旋回体上に搭載されているエンジンや油圧機器等の点検のために上部旋回体に昇降するためにはステップ装置が必要となる。キャブハウスに乗降する場合は頻繁に利用するためにステップ装置は上部旋回体のフレームに固定して設けるのが便利である。しかし、点検のために上部旋回体に昇降する場合は、頻繁に利用するわけでもないし、また、昇降する場所も一箇所でなく複数箇所に設けるのが便利である。
【0003】
従来から、ステップ装置に関するいろいろな工夫がなされ、提案されている。その中で、本願発明に最も類似していると思われる従来のステップ装置として公開特許公報、2001−239887号に掲載されているステップ装置を図5に示し、以下このステップ装置50について説明する。図5(A)は平面図、図5(B)は正面図である。中央に突起部56aとその両側に取付片56bを有するステップ56が旋回体のサイドフレーム51にボルト59で固定されている。さらに、ボルト59の頭59aを保護するためのブロック55がサイドフレーム51に溶接により固着されている。ブロック55はボルト59に近接した位置に設けられるとともにステップ取付溝57を形成するために上部55aはサイドフレーム51との間に取付片56bの厚さに略等しい距離の隙間が形成されている。
【0004】
以上に述べたように、ステップ56はボルト59によって着脱可能に上部旋回体のサイドフレーム51に固定され、かつ、ステップ56の取付片56bはブロック55によって形成された取付溝57に間挿されている。また、同時にボルト59の頭59aはブロック55によって衝突等の際に保護される構成になっている。しかし、上記した従来のステップ56は以下のような問題点がある。即ち、取外しが可能になっているとしても、取外したり、取付たりする作業は4本のボルト59を取外したり、取付たりする煩雑な作業が必要である。また、作業中も含めて常時サイドフレーム51に固定しておくことを予定しているために、衝突防止等の理由からステップの中央に突起部56aを大きく突出させることができないために足場が小さく、荷物(例えば、工具箱、冷却水を入れた容器等)を持って昇る際には転落等の危険があり問題であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
以上に述べたように、従来のステップ装置は常時サイドフレームに取付ておくことを予定しており、従って、着脱には煩雑な作業を必要とし、しかもステップ部が十分な広さを持ったステップ装置を設けることが困難であった。
本発明は、上記事実に鑑みなされたものであり、着脱作業が容易で、ステップが広く昇降に便利なステップ装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の課題を解決するための手段として以下の構成を採用している。即ち、
請求項1に記載の発明は、建設機械の上部旋回体に昇降して点検等をするためのステップ装置において、該上部旋回体のフレームに固設した取付用金具と、該取付用金具と着脱自在に係合し、かつ固定可能な取付部を有するステップとを具備し、前記取付用具金具と戸該取付部の係合部の双方が下方に向かって狭まるように構成したことを特徴とする。
【0007】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記取付用金具は前記ステップの幅と略等しい間隔をおいて前記フレームに固設された左右の金具からなり、該金具は内側に向かって突起部を有するL字状金属片から構成されていることを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記取付部は前記ステップの上部裏側に固設されていることを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし請求項3の何れか1に記載において、前記取付用金具は前後に回動可能にする枢軸部と回動を固定する固定部を具備し、前記取付用金具を係合、固定する場合は回動を固定し、該取付用金具を取り外す場合は該固定部を開放して前記ステップの着脱を容易にしたことを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし請求項4の何れか1に記載の発明において、前記取付用金具と前記取付部の係合は、傾斜角度を異ならせて2箇所で線接触させて取外しを容易にしたこと、あるいは硬度の金属材料を使用し、または異なる材料を使用して取外しを容易にしたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施形態を図に基づいて説明する。図1は、本願発明の実施形態を示す斜視図で、図1(A)はステップ本体を示し、図1(B)は取付用金具を示す。図1において、上部旋廻体のフレーム10の表面に左右の一対からなる取付用金具11が溶接により固着されている。取付用金具11は断面がL字形状の部材12,13からなり、前面片12a,13aは図示のように下方に向かってフレームとの距離が小さくなるように傾斜して設けられている。即ち、上端の距離aは下端の距離bよりも大きくなっている(a>b)。
【0012】
また、ステップ本体15は足置き場16とそれを支持する外枠17と両側に設けられた取付部18、18から構成されている。取付部18は前後方向の上端部の長さ「c」および下端部の長さ「d」は何れも取付用金具11の距離「a」よりも小さく、かつ距離「b」よりも大きい。従って、取付部18は取付用金具11の前面片12a,13aによって形成されている隙間に挿入可能に構成されており、両者の傾斜は略一致しているために挿入することにより固定が可能になっている。しかし、取付部18が固く固定されると取外しが困難になるために、両者の係合部分の傾斜に少し差を設けて2箇所で線接触するように構成する。あるいは固い材料を使用して相互が食い込まないようにして取外しを容易にしてもよい。
【0013】
図2は取付部21を折り曲げ加工をせずに1枚の金属片で構成した実施例である。この場合は上端部の長さ「e」および下端部の長さ「f」は前記の長さ「c」、「d」よりも短くなり、従って、前記の距離「a」、「b」もそれに合わせて短くする。また、取付部21の上下方向の勾配も小さくする。このために、上下方向の高さ「L」を低くするなどして取外しを容易にするようにしてもよい。その他の部分は前記した実施例と同様である。
【0014】
図3は更に別の実施例である。この実施例では取付用金具31、32の上部をサイドフレーム10から少し離した位置に前後方向に回動可能に設けて傾斜部の傾斜を変更可能にしている。すなわち、サイドフレーム10の上側にブラケット33を固設し、取付用金具31の側面にピン34を設けて前後方向に回動可能にしている。また、フレーム10の下側にフック36を固設すると共に、取付用金具31の側面に回転可能に設けられたフック37と係止させて取付用金具31,32の傾斜部の傾斜を固定できるように構成している。
【0015】
上記した取付用金具31、32を利用した場合は、ステップ17の装着及び取外しは以下のように行う。即ち、ステップ17の取付部18(または21)を係合させてステップ17を装着する場合は、フック36とフック37を係止させて固定し、ステップ17の取付部18を挿入して装着する。この場合は上記した実施例と同様に固定が可能である。また、ステップ17を取外す場合はフック36とフック37の係止を解除すればステップ17の取外しが容易になる。
【0016】
図4は取付用金具を固定する場所の実施例を示す。即ち、サイドフレーム10の複数箇所に溶接固定しておけば、使用に適した箇所を選んでステップ17を装着することにより、作業が容易にかつ円滑に行われる。図4は油圧ショベル40の側面図で、41は下部走行体であり、この上に上部旋回体42が旋回自在載置されている。この実施例では、上部旋回体42のサイドフレーム10の2箇所に取付用金具43、45を固定している。取付用金具43はサイドフレーム10の後方位置に固定し、取付用金具45はサイドフレーム10の前方に固定している。取付用金具43はエンジン等(図示省略)の整備をする場合はここにステップ17を装着し、作業を行う。また、取付用金具43は作業機46の油圧機器(図示省略)を整備する場合に使用する。なお、作業をしない場合は走行等に邪魔にならない場所にステップ17を収納するか、邪魔にならない箇所に設けた取付用金具に装着しておく。
【0017】
以上に説明したように、本実施形態によれば、ステップの装着、および取外しを容易にしたので、整備作業等に最も適した箇所にステップを装着することが可能となり、作業能率を向上させることができるという効果が得られる。さらに、ステップを走行等に邪魔にならない場所に収納または装着することができるために、ステップのサイズを大きくすることが可能で、転落等の事故を防ぎ、安全な作業が可能になるという効果が得られる。
【0018】
以上に本発明の実施形態を図面に基づいて詳述してきたが、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではなく、単なる設計変更等の技術変更があっても本発明の技術的範囲に含まれる。
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、ステップの装着、および取外しを容易にしたので、整備作業等に最も適した箇所にステップを装着及び取外しをすることが可能となり、作業能率を向上させることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した実施形態の斜視図を示す。(A)はステップの斜視図を示し、(B)は取付用金具の斜視図を示す。
【図2】ステップの別の実施例を示す。
【図3】取付用金具の別の実施例を示す。
【図4】取付用金具の取付箇所の実施例を示す。
【図5】従来のステップ装置の例を示す。
【符号の説明】
10 サイドフレーム
11(12,13) 取付用金具
15 ステップ
16 足置き場
17 外枠
18 取付部
21 取付部
33 ブラケット
36,37 フック
Claims (5)
- 建設機械の上部旋回体に昇降して点検等をするためのステップ装置において、該上部旋回体のフレームに固設した取付用金具と、該取付用金具と着脱自在に係合し、かつ固定可能な取付部を有するステップとを具備し、前記取付用具金具と戸該取付部の係合部の双方が下方に向かって狭まるように構成したことを特徴とする建設機械のステップ装置。
- 前記取付用金具は前記ステップの幅と略等しい間隔をおいて前記フレームに固設された左右の金具からなり、該金具は内側に向かって突起部を有するL字状金属片から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の建設機械のステップ装置。
- 前記取付部は前記ステップの上部裏側に固設されていることを特徴とする請求項1に記載の建設機械のステップ装置。
- 前記取付用金具は前後に回動可能にする枢軸部と回動を固定する固定部を具備し、前記取付用金具を係合、固定する場合は回動を固定し、該取付用金具を取り外す場合は該固定部を開放して前記ステップの着脱を容易にしたことを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1に記載の建設機械のステップ装置。
- 前記取付用金具と前記取付部の係合は、傾斜角度を異ならせて2箇所で線接触させて取外しを容易にしたこと、あるいは硬度の金属材料を使用し、または異なる材料を使用して取外しを容易にしたことを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか1に記載の建設機械のステップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002311573A JP2004142669A (ja) | 2002-10-25 | 2002-10-25 | 建設機械のステップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002311573A JP2004142669A (ja) | 2002-10-25 | 2002-10-25 | 建設機械のステップ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004142669A true JP2004142669A (ja) | 2004-05-20 |
Family
ID=32456755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002311573A Pending JP2004142669A (ja) | 2002-10-25 | 2002-10-25 | 建設機械のステップ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004142669A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010216191A (ja) * | 2009-03-18 | 2010-09-30 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 建設機械の昇降用ステップ装置 |
JP2016199355A (ja) * | 2015-04-10 | 2016-12-01 | コベルコクレーン株式会社 | 作業機械 |
-
2002
- 2002-10-25 JP JP2002311573A patent/JP2004142669A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010216191A (ja) * | 2009-03-18 | 2010-09-30 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 建設機械の昇降用ステップ装置 |
JP2016199355A (ja) * | 2015-04-10 | 2016-12-01 | コベルコクレーン株式会社 | 作業機械 |
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