JP6899285B2 - 作業車両 - Google Patents

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Description

本発明は、作業車両に関する。
軌道の保守作業のために、油圧ショベル等をベースとして用いた軌道用作業機械が用いられている(例えば、特許文献1参照。)。このような軌道用作業機械は、エンジンの故障等の際にブレーキを解除するための非常用ホースやメンテナンス用の工具類を設ける必要がある。非常用ホースおよび工具類は工具箱に収納され、作業機械に設置されている。
例えば、油圧ショベルでは、上部旋回体の右前部に工具箱が設けられている構成が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2004−217193号公報 特開2016−160632号公報
しかしながら、軌道用作業機械には非常用の補助エンジンなどを積載することが要望される場合もあり、特許文献2のように上部旋回体に場積を確保することが困難であった。そのため、キャブの後方のエンジンルームの上に載置することが考えられるが、良好な視界が確保し難くなる。
本発明は、良好な視界を確保しつつ工具箱を積載することが可能な作業車両を提供することを目的とする。
第1の発明にかかる作業車両は、走行体と、工具箱と、を備える。走行体は、車体と、履帯式走行部と、車輪式走行部と、を有する。走行体は、車体と、履帯式走行部と、車輪式走行部と、を有する。履帯式走行部は、車体に取り付けられている。車輪式走行部は、車体に取り付けられている。工具箱は、車輪式走行部に設置されている。
本発明によれば、良好な視界を確保しつつ工具箱を積載することが可能な作業車両を提供することができる。
本発明にかかる実施の形態における鉄道用作業機械(車輪走行位置)を示す斜視図。 図1の後フレーム部の近傍を示す斜視図。 図1の後フレーム部を示す斜視図。 図1の後フレーム部を示す平面図。 図4のCC´間の矢示断面図。 本発明にかかる実施の形態における鉄道用作業機械(履帯走行位置)を示す斜視図。 図2の工具箱の斜視図。 図7の工具箱から蓋部をずらした状態を示す斜視図。 (a)図7に示す箱部の正面図、(b)図7に示す箱部の側面図、(c)図7に示す箱部の背面図、(d)図7に示す箱部の平面図、(e)図7に示す箱部の底面図。 (a)図7に示す蓋部の正面図、(b)図7に示す蓋部の側面図、(c)図7に示す蓋部の背面図、(d)図7に示す蓋部の平面図。 図3の後フレーム部から左車輪支持フレームを取り除いた状態を示す図。 図11の部分斜視図。 図6の後フレーム部の拡大図。
本発明の作業車両の一例である鉄道用作業機械について図面を参照しながら以下に説明する。
<1.構成>
(1−1.鉄道用作業機械1の概要)
図1は、本発明にかかる実施の形態の鉄道用作業機械1の構成を示す模式図である。鉄道用作業機械1は、下部走行体2と、上部旋回体3と、前側油圧シリンダ4と、後側油圧シリンダ5と、工具箱6(図2参照)と、を有する。
下部走行体2は、履帯211ならびに前輪43および後輪44を有しており、履帯211によって走行でき、さらに車輪(前輪43、後輪44)によって軌道上を走行できる。上部旋回体3は、作業機33を有し、下部走行体2の上側に旋回可能に設けられている。前側油圧シリンダ4は、前輪43を上下に揺動させる。後側油圧シリンダ5は、後輪44を上下に揺動させる。工具箱6には、工具および非常用ホースなどが収納されている。非常用ホースは、エンジンの故障等の際にブレーキを解除するために用いられる。
なお、本明細書の説明において、鉄道用作業機械1の「前」とは、運転席の走行レバーの前方向と走行方向が一致した方向が「前」であり、運転席に着座したオペレータが「前」を視た状態を基準としてオペレータの後側、左側、右側を「後」、「左」、「右」とする。
(1−2.上部旋回体)
上部旋回体3は、旋回フレーム30と、キャブ31と、エンジンルーム32と、作業機33と、を有する。旋回フレーム30は、下部走行体2の上側に旋回可能に配置されている。キャブ31は、旋回フレーム30上であって上部旋回体3の前部左側に配置されている。キャブ31には、運転席が配置されている。エンジンルーム32は、旋回フレーム30の後部に配置されており、内側にエンジンなどが配置されている。
作業機33は、旋回フレーム30の前部中央に配置されており、ブーム34、アーム35、および掘削バケット36を有する。ブーム34の基端部は、旋回フレーム30に回動可能に連結されている。また、ブーム34の先端部はアーム35の基端部に回動可能に連結されている。アーム35の先端部は、掘削バケット36に回動可能に連結されている。また、ブーム34、アーム35および掘削バケット36のそれぞれに対応するように油圧シリンダ37、38、39が配置されている。これらの油圧シリンダ37、38、39が駆動されることによって作業機33が駆動される。これにより、掘削等の作業が行われる。
(1−3.下部走行体2)
下部走行体2は、下部車体20と、履帯式走行部21と、車輪式走行部22とを有する。下部車体20は、旋回フレーム30を旋回可能に支持する。履帯式走行部21は、下部車体20の左右に取り付けられた一対の履帯211、スプロケット212およびアイドラなどを有する。スプロケット212の駆動に応じて履帯211が回転することによって鉄道用作業機械1が走行する。
車輪式走行部22は、前フレーム部41と、後フレーム部42と、一対の前輪43と、一対の後輪44と、を有する。前フレーム部41は、下部車体20の前側であって、一対の履帯211の間に配置されている。前フレーム部41は、後端側を支点として下部車体20に上下方向に揺動可能に取り付けられている(矢印A参照)。一対の前輪43は、前フレーム部41の前端に回転可能に支持されている。
後フレーム部42は、下部車体20の後側であって、一対の履帯211の間に配置されている。後フレーム部42は、前端側を支点として下部車体20に上下方向に揺動可能に取り付けられている(矢印B参照)。一対の後輪44は、後フレーム部42の後端に回転可能に支持されている。
(1−4.後フレーム部42、後輪44、後側油圧シリンダ5)
図2は、後フレーム部42の近傍を示す拡大図である。図3は後フレーム部42を示す斜視図である。後フレーム部42は、右車輪支持フレーム51と、左車輪支持フレーム52と、アンダーガード53と、連結部54、支持フレーム56、カバー55、59、および固定フレーム57等を有する。
図4は、後フレーム部42の平面図であり、図5は、図4のCC´間の矢示断面図である。図4および図5では、アンダーガード53が二点鎖線で示されている。
右車輪支持フレーム51および左車輪支持フレーム52は、前後方向に長い板状の部材であり、厚み方向が左右方向に略平行(主面が鉛直方向と略平行)になるように互いに対向して配置されている。右車輪支持フレーム51と左車輪支持フレーム52の基端には、下部車体20に揺動可能に支持される支点部51a、52aが設けられている。
右車輪支持フレーム51の先端(後端ともいえる)の右側には、右側の前輪43が配置されている。左車輪支持フレーム52の先端(後端ともいえる)の左側には、左側の前輪43が配置されている。なお、右車輪支持フレーム51と左車輪支持フレーム52は一対の車輪支持フレームの一例に対応するが、左右対称の形状でなくてもよい。
アンダーガード53は、図4に示すように平面視において右車輪支持フレーム51と左車輪支持フレーム52の間に配置されている。また、図5に示すように、アンダーガード53は板状の部材であり、上面53aが左右方向と略平行になるように右車輪支持フレーム51と左車輪支持フレーム52の下端近傍に沿って配置されている。右車輪支持フレーム51および左車輪支持フレーム52の各々の下端から下方に向かって突出するように2つのガード用ブラケット51b、52b(図4では1つずつのみ示す)が設けられており、これらガード用ブラケット51b、52bによって、アンダーガード53は、右車輪支持フレーム51と左車輪支持フレーム52に取り付けられている。アンダーガード53は、図5に示すように、ガード用ブラケット52bに取り付けられている前端53bから後方に向かうに従って下方に傾斜するように配置されている。アンダーガード53の後端53cは、水平に折れ曲がっており、ガード用ブラケット52bに取り付けられている。右車輪支持フレーム51側も同様である。
アンダーガード53によって後フレーム部42に配置されている構成(例えば、配管)に下方から石などが衝突することを防止できる。
カバー55(図2参照)は、前後方向における断面視がL字状の部材であり、アンダーガード53の右端と右車輪支持フレーム51の間を覆っている。カバー59(図3参照)は、前後方向における断面視がL字状の部材であり、アンダーガード53の左端と左車輪支持フレーム52の間を覆っている。
図3および図4に示す連結部54は、右車輪支持フレーム51と左車輪支持フレーム52を繋ぐ支持フレーム56に固定されている。支持フレーム56は、一対の後輪44よりも前側に設けられており、連結部54は、支持フレーム56の左右方向の中央から前方に向かって突出するように設けられている。この連結部54に、後側油圧シリンダ5が連結される。
固定フレーム57は、後述する図11および図12において説明するが、工具箱6を固定するために設けられている。
後側油圧シリンダ5は、図2に示すように後フレーム部42の上側に設けられており、後端が連結部54に回転可能に連結され、前端が下部車体20に回転可能に連結されている。この後側油圧シリンダ5が伸縮することによって後フレーム部42が、支点部51a、52aを中心に揺動する。
なお、前フレーム部41は、後フレーム部42と基本的な構成が同じであるため詳細な説明は省略する。また、前側油圧シリンダ4は、前フレーム部41と下部車体20に回転可能に連結されており、前側油圧シリンダ4の伸縮により、前フレーム部41は、後端を支点として前端が上下に揺動する。
前側油圧シリンダ4が伸長すると前フレーム部41が下方に回動し図1に示すように前輪43が履帯211の下端よりも下方に移動する。また、後側油圧シリンダ5が伸長すると後フレーム部42が下方に回動し後輪44が履帯211の下端よりも下方に移動する。このように前輪43および後輪44が下方に移動した状態において、鉄道用作業機械1は軌道上を走行できる。この状態の車輪式走行部22の位置を車輪走行位置という。図5は車輪走行位置に配置された状態を示しており、アンダーガード53は、図5に示すように、車輪走行位置において前方に向かうに従って下方に傾斜している。
また、前側油圧シリンダ4が収縮すると前フレーム部41が上方に回動し前輪43が履帯211の下端よりも上方に移動する。同様に、後側油圧シリンダ5が収縮すると後フレーム部42が上方に回動し後輪44が履帯211の下端よりも上方に移動する。この状態の車輪式走行部22の位置は、図6に示されており、履帯走行位置という。このように前輪43および後輪44が上方に移動した状態において、鉄道用作業機械1は履帯211の回転によって走行できる。
(1−5.工具箱)
工具箱6は、図2、図3および図6に示すように、後フレーム部42に設置されている。詳しくは、後側油圧シリンダ5の左側方に配置されている。
図7は、工具箱6の斜視図である。工具箱6は、箱部60と、蓋部61と、固定ブラケット62とを有する。図8は、箱部60から蓋部61をずらした状態を示す図である。図に示すように、箱部60は、概ね直方体形状であり、上面が設けられておらず、開口60aが形成されている。固定ブラケット62は、箱部60に設けられており、箱部60を前フレーム部41に固定するために用いられる。
(1−5−1.箱部60)
図9(a)は箱部60の正面図であり、図9(b)は箱部60の側面図であり、図9(c)は、箱部60の背面図であり、図9(d)は箱部60の平面図であり、図9(e)は箱部60の底面図である。
箱部60は、底面600と、前面601と、後面602と、左側面603と、右側面604と、突起605と、スナップ錠本体606(図4参照)と、取付部607と、箱側錠固定部608と、を有する。なお、後フレーム部42に取り付けられた状態において、箱部60の前面601が鉄道用作業機械1の「後」を向き、後面602が「前」を向き、左側面603が「左」を向き、右側面604が「右」を向く。
底面600は、図9(e)に示すように底面視において略長方形状である。また、底面600は、図9(b)に示すように水平部600aと、傾斜部600bを有している。傾斜部600bは、水平部600aの後面側に形成されている。なお、車輪式走行部22が車輪走行位置に配置されている状態において水平部600aは略水平に配置される。傾斜部600bは、アンダーガード53と平行に形成されている。傾斜部600bには、図9(c)および図9(d)に示すように、アンダーガード53に固定するために2つの貫通孔600cが形成されている。
また、図9(a)、図9(c)および図9(e)に示すように水平部600aの前面601側の端の左右位置と、後面602側の左右位置には、水抜き孔600dが形成されている。水抜き孔600dは、合計4個設けられている。
前面601は、底面600の前端と繋がっており、図9(a)に示すように長方形状である。前面601の上部には、スナップ錠本体606を取り付ける取付部607が設けられている。スナップ錠本体606と後述するフック部616によってスナップ錠(パチン錠(latch)ともいう)が構成され、スナップ錠により箱部60に蓋部61が固定される。
また、前面601には、取付部607の右側に箱側錠固定部608が設けられている。箱側錠固定部608は、図9(b)に示すように板状の部材の上側を前面601に対して垂直に曲げた形状であり、垂直な部分に貫通孔608aが形成されている(図9(d)参照)。
後面602は、底面600の後端と繋がっており、長方形状であって前面601と対向する。後面602の上部には、図9(b)に示すように突起605が設けられている。突起605は、図9(c)に示すように左右方向の略中央に設けられ、後面602から外側に向かって突出している。
左側面603は、前面601と後面602と底面600の左端と繋がっている。右側面604は、前面601と後面602と底面600の右端と繋がっている。
前面601と後面602と左側面603と右側面604の上端(図9(b)に示すように上端60eという)は、車輪式走行部22が車輪走行位置に配置されている状態において水平である。前面601と後面602と左側面603と右側面604の上端60eに囲まれて開口60aが形成されている。なお、前面601と後面602と左側面603と右側面604の上端は内側に折り返されている。
(1−5−2.蓋部61)
図10(a)は蓋部61の正面図であり、図10(b)は蓋部61の左側面図であり、図10(c)は、蓋部61の背面図であり、図10(d)は蓋部61の平面図である。なお、後フレーム部42に取り付けられた状態において、蓋部61の正面が鉄道用作業機械1の「後」を向き、背面が「前」を向き、左側面が「左」を向き、右側面が「右」を向く。
蓋部61は、天板610と、外縁部630と、フック部616(図8参照)と、取付部617と、蓋側錠固定部618と、把手619と、を有する。
天板610は、長方形状であり、箱部60の開口60aを塞ぐ。外縁部630は、天板610の周縁の全周から天板610に対して垂直に形成されている。外縁部630は、前側縁部611と、後側縁部612と、左側縁部613と、右側縁部614によって形成されている。
蓋部61を箱部60に取り付けた状態では、前側縁部611は、箱部60の前面601の外側に位置し、後側縁部612は後面602の外側に位置し、左側縁部613は左側面603の外側に位置し、右側縁部614は右側面604の外側に位置する。
図10(a)および図10(d)に示すように、前側縁部611の左右方向の中央近傍には、フック部616を取り付ける取付部617が設けられている。フック部616には、図7および図8に示すように、上述したスナップ錠本体606の引っ掛け部606aが係止される。また、前側縁部611には、図10(a)に示すように取付部617の右側に蓋側錠固定部618が設けられている。蓋側錠固定部618は、図10(b)に示すように板状の部材の下側を前側縁部611に対して垂直に曲げた形状であり、垂直な部分に貫通孔618aが形成されている(図10(d)参照)。蓋部61を箱部60に取り付けた状態では、蓋部61の貫通孔618aと箱部60の貫通孔608aが上下方向に重なり、図7および図8に示すように貫通孔618a、608aを通して南京錠7が掛けられる。
前側縁部611と対向する後側縁部612には、図10(c)に示すように貫通孔612aが形成されている。貫通孔612aは、左右方向の概ね中央に形成されており、蓋部61を箱部60に取り付けた状態では、箱部60の突起605によって挿通される。
把手619は、前側縁部611に立設している。把手619は、蓋部61を箱部60から取り外す際に作業者が把持でき取り外し動作を行い易くする。
(1−5−3.固定ブラケット62)
固定ブラケット62は、工具箱6を前フレーム部41に固定するために設けられており、図7に示すように、箱部60の前面601に固定されている。固定ブラケット62は、板状の部材の上側を曲げた側面視L字状の部材である。固定ブラケット62は、前面601に固定されている第1部分621と、第1部分621の上端から第1部分621に対して垂直に設けられた第2部分622とを有する。第2部分622は、前面601に対して垂直に設けられている。第2部分622の先端の左右の端近傍の各々には、貫通孔623が形成されている。
図11は、左車輪支持フレーム52を取り除いた状態の前フレーム部41を示す側面図である。図12は、図11の部分斜視図である。図11では、工具箱6から蓋部61が取り外されている。
上述したように、右車輪支持フレーム51と左車輪支持フレーム52を繋ぐように左右に沿って支持フレーム56が設けられている。また、後フレーム部42には、固定フレーム57が設けられている。固定フレーム57は、図5に示すように、支持フレーム56の前側(工具箱6側)に配置され、支持フレーム56に固定されている。固定フレーム57は、支持フレーム56のうち後輪44の軸が配置される位置(図5のPで示す)の後方部分56aから後方に向かって突出するように設けられている。固定フレーム57は、車輪走行位置において主面が水平になるように配置された板状の部材であり、図12に示すように工具箱6側に凹部57aが形成されている。この凹部57aに工具箱6の前面601側が配置されている。
固定フレーム57には、上方に向かって2つの円柱のスペーサ部材58が配置されている。2つのスペーサ部材58は、固定ブラケット62に形成された2つの貫通孔623に対応した位置に設けられており、上方から貫通孔623を通してスペーサ部材58にボルト71が挿入されている。これによって、工具箱6が固定ブラケット62によってアンダーガード53に固定されている。
また、上述した傾斜部600bに形成された2つの貫通孔600cに上方からボルト72が挿入されている(図12)。ボルト72は、貫通孔600cを挿通してアンダーガード53に締結されている。このボルト72によって底面600がアンダーガード53に固定されている。
上述したように2つのボルト71と、2つのボルト72によって工具箱6は、後フレーム部42に固定されている。
<2.動作>
工具箱6の蓋部61を開ける際には、南京錠7を解錠することによって、箱側錠固定部608と蓋側錠固定部618との連結が解除される。次に、引っ掛け部606aによるフック部616の係止が解除され、スナップ錠による施錠が解錠される。
次に、図5に示すように蓋部61を後面602側にスライドさせることによって、蓋部61の後側縁部612の貫通孔612aから突起605が抜かれる。これによって、蓋部61を箱部60から取り外すことができる。
反対に蓋部61を箱部60に取り付ける際には、後側縁部612の貫通孔612aに箱部60の突起605を挿通させながら蓋部61を箱部60に被せる。次に、引っ掛け部606aをフック部616に係止してスナップ錠によって施錠される。次に、蓋部61の貫通孔618aと箱部60の貫通孔608aを通して南京錠7が掛けられる。
なお、車輪式走行部22が車輪走行位置に配置されている状態において、図11に示すように、前面601と後面602と左側面603と右側面604の上端60eは水平であり、天板610が水平に配置されている。これによって蓋部61の開け閉めを行いやすく、中身も取り出しやすくなっている。
図13は、履帯走行位置おける後フレーム部42近傍の拡大図である。図13に示すように、前側油圧シリンダ4が収縮した状態においても工具箱6の蓋部61の開け閉めを行うことが可能なように、工具箱6の高さは設定されている。これにより、履帯走行位置においても作業者は、工具箱6から中身を取り出すことが可能となる。
<3.特徴等>
(3−1)
本実施の形態の鉄道用作業機械1(作業車両の一例)は、下部走行体2(走行体の一例)と、工具箱6と、を備える。下部走行体2は、下部車体20(車体の一例)と、履帯式走行部21と、車輪式走行部22と、を有する。履帯式走行部21は、下部車体20に取り付けられている。車輪式走行部22は、下部車体20に取り付けられている。工具箱6は、車輪式走行部22に設置されている。
車輪式走行部22に工具箱6を設置することにより、作業者の視界を遮ることもなく視認性を確保できる。さらに、地面に近い位置に工具箱6が配置されているため作業者が取り出し易い。
また、上部旋回体3に工具箱6を設置する場積が確保できなくても、鉄道用作業機械1に工具箱6を設けることができる。
(3−2)
本実施の形態の鉄道用作業機械1(作業車両の一例)では、車輪式走行部22は、後フレーム部42(フレーム部の一例)と、後輪44(車輪の一例)と、を有する。後フレーム部42は、下部車体20に取り付けられている。後輪44は、後フレーム部42に取り付けられている。工具箱6は、後フレーム部42に設置されている。
これにより、車輪式走行部22の後フレーム部42に工具箱6を取り付けることができる。
(3−3)
本実施の形態の鉄道用作業機械1(作業車両の一例)では、後フレーム部42は、右車輪支持フレーム51と左車輪支持フレーム52(一対の車輪支持フレームの一例)と、アンダーガード53(底部の一例)とを有する。右車輪支持フレーム51と左車輪支持フレーム52は、下部車体20から前方向に延び前輪43を支持する。工具箱6は、アンダーガード53の上に設置されている。
アンダーガード53は、下方からの石などの接触を防ぐガードの機能を有するため、工具箱6を下方からの衝撃から守ることができる。
(3−4)
本実施の形態の鉄道用作業機械1(作業車両の一例)では、後側油圧シリンダ5(油圧シリンダの一例)を更に備える。後側油圧シリンダ5は、右車輪支持フレーム51と左車輪支持フレーム52の間に配置され、後フレーム部42と下部車体20に連結される。工具箱6は、後側油圧シリンダ5の側方に配置されている。
これより、工具箱6を後側油圧シリンダ5の駆動に干渉しない場所に設置できる。
(3−5)
本実施の形態の鉄道用作業機械1(作業車両の一例)では、工具箱6には、非常用ホースが収納されている。
これにより、エンジンなどが故障した際にブレーキ解除を行うことができる。
(3−6)
本実施の形態の鉄道用作業機械1(作業車両の一例)では、工具箱6は、箱部60と、蓋部61とを有する。箱部60は、車輪式走行部22に固定され、上面に開口60aを有する。蓋部61は、開口60aを覆う。蓋部61は、箱部60から離間して取り外し可能である。
例えば、蓋部61がヒンジによって箱部60と連結されている場合、工具箱6から工具を取り出した後、蓋を閉めることを忘れると、上部旋回体3の旋回によって蓋部61が破損するおそれがある。しなしながら、本実施の形態の構成では、蓋部61が箱部60から離間して取り外されるため、上部旋回体3の旋回に干渉しないため破損のおそれがない。
(3−7)
本実施の形態の鉄道用作業機械1(作業車両の一例)では、箱部60は、突起605と、スナップ錠本体606(係止部の一例)とを有する。突起605は、後面602(第1側面の一例)に形成されている。スナップ錠本体606は、後面602に対向する前面601(第2側面の一例)に設けられている。蓋部61は、天板610と、後側縁部612(第1縁部の一例)と、前側縁部611(第2縁部の一例)とを有する。後側縁部612は、天板610の端から形成され、箱部60に取り付けられた際に箱部60の後面602の外側に配置される。前側縁部611は、天板610の端から形成され、箱部60に取り付けられた際に箱部60の前面601の外側に配置される。後側縁部612には、箱部60に取り付けられた際に突起605が挿入される貫通孔612aが形成されている。前側縁部611には、箱部60に取り付けられた際にスナップ錠本体606に係止されるフック部616(被係止部の一例)が設けられている、
これにより、箱部60の突起605が蓋部61の貫通孔612aを挿通するように蓋部61を箱部60に配置した後に、箱部60のスナップ錠本体606によって蓋部61のフック部616を係止することによって、箱部60に蓋部61を固定することができる。
(3−8)
本実施の形態の鉄道用作業機械1(作業車両の一例)では、後側油圧シリンダ5(油圧シリンダの一例)を更に備える。後側油圧シリンダ5は、車輪式走行部22を上下方向に揺動する。工具箱6は、箱部60と、蓋部61とを有する。箱部60は、車輪式走行部22に固定され、上面に開口60aを有する。蓋部61は、開口60aを覆う。後側油圧シリンダ5は、車輪式走行部22で走行する際に車輪式走行部22を下方の車輪走行位置に揺動する。箱部60の上端60eは、車輪式走行部22が車輪走行位置に配置されている状態において略水平である。
これによって、作業中に工具箱の工具を取りだしやすくなる。
(3−9)
本実施の形態の鉄道用作業機械1(作業車両の一例)は、上部旋回体3を更に備える。上部旋回体3は、作業機33を有し、下部車体20(車体の一例)の上側に旋回可能に取り付けられている。
これにより、旋回可能な作業機を用いて作業を行うことができる。
<4.他の実施の形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施の形態では、工具箱6は後フレーム部42に設置されているが、前フレーム部41に設置されていてもよい。
(B)
上記実施の形態では、工具箱6は後側油圧シリンダ5の左側に配置されているが、右側であってもよい。
(C)
上記実施の形態では、工具箱6は後フレーム部42のアンダーガード53と固定フレーム57に固定されているが、固定フレーム57をアンダーガード53に固定することによってアンダーガード53のみに固定されていてもよい。また、アンダーガード53に限らず、右車輪支持フレーム51または左車輪支持フレーム52等の後フレーム部42の他の部分に固定されていてもよい。
(D)
上記実施の形態では、スナップ錠(スナップ錠本体606およびフック部616)によって蓋部61を箱部60に固定しているが、スナップ錠に限られるものではない。
また、上記実施の形態では、南京錠7が設けられているが、南京錠7に限られるものではない。更に、南京錠7が設けられていなくてもよい。
(E)
上記実施の形態では、ブーム34、アーム35および掘削バケット36を有する作業機33を備えた鉄道用作業機械1を用いて説明したが、これに限られるものではなく、作業機33に代えてダンプトラックのベッセル等が設けられていてもよい。また、作業機33が設けられていなくてもよく、更に作業機33を有する上部旋回体3が設けられていなくてもよい。要するに履帯式走行部と車輪式走行部を有する作業車両であればよく、本発明を適用することができる。
本発明の作業車両は、工具箱を積載することが可能な効果を有し、軌道上を走行する鉄道用作業機械等として有用である。
1 :鉄道用作業機械
2 :下部走行体
3 :上部旋回体
6 :工具箱
20 :下部車体
21 :履帯式走行部
22 :車輪式走行部
33 :作業機

Claims (9)

  1. 車体と、前記車体に取り付けられた履帯式走行部と、前記車体に取り付けられた車輪式走行部と、を有する走行体と、
    前記車輪式走行部に設置された工具箱と、を備え
    前記工具箱は、
    前記車輪式走行部に固定され、上面に開口を有する箱部と、
    前記開口を覆う蓋部と、を有し、
    前記蓋部は、前記箱部から離間して取り外し可能であり、
    前記箱部は、
    第1側面に形成された突起と、
    前記第1側面に対向する第2側面に設けられた係止部と、を有し、
    前記蓋部は、
    前記箱部に取り付けられた際に前記開口を塞ぐ天板と、
    前記天板の端から形成され、前記箱部に取り付けられた際に前記箱部の前記第1側面の外側に配置される第1縁部と、
    前記天板の端から形成され、前記箱部に取り付けられた際に前記箱部の前記第2側面の外側に配置される第2縁部と、を有し、
    前記第1縁部には、前記箱部に取り付けられた際に前記突起が挿入される貫通孔が形成されており、
    前記第2縁部には、前記箱部に取り付けられた際に前記係止部に係止される被係止部が設けられている、
    作業車両。
  2. 車体と、前記車体に取り付けられた履帯式走行部と、前記車体に取り付けられた車輪式走行部と、を有する走行体と、
    前記車輪式走行部に設置された工具箱と、
    前記車輪式走行部を上下方向に揺動する油圧シリンダと、を備え、
    前記工具箱は、
    前記車輪式走行部に固定され、上面に開口を有する箱部と、
    前記開口を覆う蓋部と、を有し、
    前記油圧シリンダは、前記車輪式走行部で走行する際に前記車輪式走行部を下方の車輪走行位置に揺動し、
    前記箱部の上端は、前記車輪式走行部が前記車輪走行位置に配置されている状態において略水平である、
    業車両。
  3. 前記車輪式走行部は、
    前記車体に取り付けられたフレーム部と、
    前記フレーム部に取り付けられた車輪と、を有し、
    前記工具箱は、前記フレーム部に設置されている、
    請求項1または2に記載の作業車両。
  4. 前記フレーム部は、
    前記車体から前または後方向に延び前記車輪を支持する一対の車輪支持フレームと、
    前記一対の車輪支持フレームの間に設けられた底部と、を有し、
    前記工具箱は、前記底部の上に設置されている、
    請求項に記載の作業車両。
  5. 前記車輪式走行部は、
    前記車体に取り付けられたフレーム部と、
    前記フレーム部に取り付けられた車輪と、を有し、
    前記工具箱は、前記フレーム部に設置されており、
    前記フレーム部は、
    前記車体から前または後方向に延び前記車輪を支持する一対の車輪支持フレームと、
    前記一対の車輪支持フレームの間に設けられた底部と、を有し、
    前記工具箱は、前記底部の上に設置されており、
    前記一対の車輪支持フレームの間に配置され、前記フレーム部と前記車体に連結される油圧シリンダを更に備え、
    前記工具箱は、前記油圧シリンダの側方に配置されている、
    請求項に記載の作業車両。
  6. 前記車輪式走行部は、
    前記車体に取り付けられたフレーム部と、
    前記フレーム部に取り付けられた車輪と、を有し、
    前記工具箱は、前記フレーム部に設置されており、
    前記フレーム部は、
    前記車体から前または後方向に延び前記車輪を支持する一対の車輪支持フレームと、
    前記一対の車輪支持フレームの間に設けられた底部と、を有し、
    前記工具箱は、前記底部の上に設置されており、
    前記油圧シリンダは、前記一対の車輪支持フレームの間に配置され、前記フレーム部と前記車体に連結され、
    前記工具箱は、前記油圧シリンダの側方に配置されている、
    請求項2に記載の作業車両。
  7. 前記工具箱には、非常用ホースが収納されている、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の作業車両。
  8. 記蓋部は、前記箱部から離間して取り外し可能である、
    請求項に記載の作業車両。
  9. 作業機を有し、前記車体の上側に旋回可能に取り付けられた上部旋回体を更に備えた、請求項1〜8のいずれか1項に記載の作業車両。
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